JP3174533U - モノレール用電気自動車を利用したモノレール輸送システム - Google Patents
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Abstract
【課題】二駅間を運行する一般的な交通機関としてモノレールを考えた場合に、既存の商業モノレールの運行形態では採算性が合わないということである。そこで、利用者の利便性と時間短縮を図るほか、建設費の削減を図るとともに経費削減と経済効果を高めた新モノレールシステムを提供する。
【解決手段】新モノレールシステムは、モノレールの車両を数人乗りの電気自動車3にして、距離が限定された駅Aと駅Bの二駅間を絶え間なく且つ循環して走らせることにより、乗客が必要な時にいつでも乗車できるようにしたタクシー方式のシステムにしたことである。乗客が多い時には、連続して発着させることにより、待ち時間が無く速やかに目的地に到着できる。逆に、乗客が少ない時には、駅に車両をプールしておき、乗客が来た時に運用することにより、空運転を抑制し経費の節約を図ることができる。
【選択図】図1
【解決手段】新モノレールシステムは、モノレールの車両を数人乗りの電気自動車3にして、距離が限定された駅Aと駅Bの二駅間を絶え間なく且つ循環して走らせることにより、乗客が必要な時にいつでも乗車できるようにしたタクシー方式のシステムにしたことである。乗客が多い時には、連続して発着させることにより、待ち時間が無く速やかに目的地に到着できる。逆に、乗客が少ない時には、駅に車両をプールしておき、乗客が来た時に運用することにより、空運転を抑制し経費の節約を図ることができる。
【選択図】図1
Description
現在の商業モノレールは、多数の人が利用する場合を想定し、大都市又は観光地に建設される場合がほとんどであり、一度に多数の乗客を輸送するため、大型客車を何台か連結して定時に発着する方式を採用している。しかし、地方都市においては、常時多数の利用者が見込めないため、現行の輸送方式では費用の割に利益を確保することが困難であり、建設されてこなかったのが実情である。そこで、距離が限定された二駅間を往復する場合には、車両を数人乗りの小型車両にして、多数の車両を絶え間なく且つ循環して走らせることにより、乗客が必要な時にいつでも乗車できるようにしたタクシー方式の新モノレールシステムを提供するものである。乗客が少ない時には、利用車両だけの運用にし、乗客が多い時には、連続運用させるほか、状況によっては車両を連結することにより、乗客の待ち時間を無くし乗客を速やかに目的地に到着させることができる。乗客が少ない時には、駅に車両をプールしておき、乗客が来た時に運用することにより、空運転を抑制し経費の節約を図ることができる。また、車両が小型軽量となるため、コンクリート製の大型の橋脚は必要なく、小型の橋脚もしくは鉄骨製の橋脚で対応でき、さらに、建設用地の取得が少なくて済むため、建設費削減のメリットが見込める。管制室を置き、車両の自動発着方式を主体にした自動制御システムに加え、管制室において車両の運用を随時コントロールできるシステムにすることで、出発駅と到着駅に最低限必要な人員を配置するだけでよく、人件費の大幅な節減も見込めるものである。
本考案の新モノレールシステムは、2027年までに、リニア新幹線により東京都品川駅と愛知県名古屋駅が結ばれ、営業運転が開始されるという時代背景の中で、地方都市におけるリニア駅と既存の鉄道駅とのアクセスを考えた場合、重要な交通手段となるシステムである。現在運行されている形態の商業モノレールは、採算性の問題から建設が困難であるため普及が遅れ、一般的な交通機関としてはほど遠い状況にある。現状は、都市への車両乗り入れが増加しているため、渋滞が発生して排気ガス公害が問題となっているほか、渋滞による時間的、エネルギー的ロスによる経済的損失が計り知れない。将来は、都市交通に新モノレールシステムを導入することにより、本システムが、乗客に随時利用できる利便性と時間短縮を提供できるほか、環境負荷の軽減のみならず、都市での渋滞の緩和や経済的損失の削減に資することになる。さらに、リニア駅と鉄道駅のアクセスのみならず、買い物、通勤通学等の一般的交通機関として利用されることにより、都市中心部と郊外との人の流れが多くなり、空洞化した都市中心部の活性化についても期待できるものである。
解決しようとする課題は、二駅間を運行する一般的な交通機関としてモノレールを考えた場合に、既存の商業モノレールの運行形態では採算性が合わないということである。そこで、利用者の利便性と時間短縮を図るほか、建設費の削減を図るとともに経費削減と経済効果を高めた新モノレールシステムを提供することである。
本考案の新モノレールシステムは、モノレールの車両を数人乗りの電気自動車にして、距離が限定された二駅間を絶え間なく且つ循環して走らせることにより、乗客が必要な時いつでも乗車できるようにしたタクシー方式のシステムである。乗客が多い時には、連続して発着させることにより、待ち時間が無く速やかに目的地に到着できる。逆に、乗客が少ない時には、駅に車両をプールしておき、乗客が来た時に運用することにより、空運転を抑制し経費の節約を図ることができる。
特許公表2002―529301
本考案の新モノレールシステムは、利用者に利便性と時間短縮を提供するほか、車両が小型軽量となるため、コンクリート製の大型の橋脚は必要なく、小型の橋脚もしくは鉄骨製の橋脚で対応でき、さらに、建設用地の取得が少なくて済むため、建設費の大幅削減のメリットが見込める。管制室を置き、車両の自動発着方式を主体にした自動制御システムに加え、管制室において車両の運用を随時コントロールできるシステムにすることで、出発駅と到着駅に必要最低限の人員を配置するだけでよく、人件費の大幅な節減も見込めるものである。
本考案の新モノレールシステムは、ガイドウェイ1に数人乗りの電気自動車3をガイドウェイ支持部2により支持し、動力源は軌道に敷設した架線から得ることで電気自動車3を走らせる。モノレールの電気自動車3は、一般道を走る電気自動車と同様な静かな走りと、シンプルで快適性を持たせたものである。また、ガイドウェイ1で走るためハンドルが不要である他、電気を架線から得ているためバッテリーの搭載は不要となり、一般道を走る電気自動車に比べ部品の大幅な削減により、車両の軽量化ができる。新モノレールシステムは、小型車両を運用するため、多数の車両を絶え間なく且つ循環して走らせる必要があり、乗客が必要な時にいつでも乗車できるようにしたタクシー方式にしたことである。
このため、車両の自動発着方式を主体にした自動制御システムに加え、管制室において車両の運用を随時コントロールできるシステムにすることで、車両を絶え間なく発着させることを可能にするものである。さらに、乗客が少ない時には、車両を駅のホームにプールして乗客の利用する分だけ運用するようにし、乗客が多い時には、連続して走らせるか又は連結して運用することが可能である。また、車両を二駅間で循環させるため、双方の駅に、到着した車両を他方の駅に送る方向変換のための自動切り替え部を設置する。電気自動車は、駆動力と重量を主に4本のタイヤ4で支え、ガイドウェイの車両支持部により支持された状態において、平均時速60キロの速度で走行する車両を実現する。
このため、車両の自動発着方式を主体にした自動制御システムに加え、管制室において車両の運用を随時コントロールできるシステムにすることで、車両を絶え間なく発着させることを可能にするものである。さらに、乗客が少ない時には、車両を駅のホームにプールして乗客の利用する分だけ運用するようにし、乗客が多い時には、連続して走らせるか又は連結して運用することが可能である。また、車両を二駅間で循環させるため、双方の駅に、到着した車両を他方の駅に送る方向変換のための自動切り替え部を設置する。電気自動車は、駆動力と重量を主に4本のタイヤ4で支え、ガイドウェイの車両支持部により支持された状態において、平均時速60キロの速度で走行する車両を実現する。
1 ガイドウェイ
2 ガイドウェイ支持部
3 電気自動車
4 タイヤ
5 両開きドア
6 タイヤの走行面
A 駅
B 駅
2 ガイドウェイ支持部
3 電気自動車
4 タイヤ
5 両開きドア
6 タイヤの走行面
A 駅
B 駅
現在の商業モノレールは、多数の人が利用する場合を想定し、大都市又は観光地に建設される場合がほとんどであり、一度に多数の乗客を輸送するため、大型客車を何台か連結して定時に発着する方式を採用している。しかし、地方都市においては、常時多数の利用者が見込めないため、現行の輸送方式では費用の割に利益を確保することが困難であり、建設されてこなかったのが実情である。そこで、距離が限定された二駅間を往復する場合には、車両を数人乗りのモノレール用電気自動車にして、多数の車両を絶え間なく且つ循環して走らせることにより、乗客が必要な時にいつでも乗車できるようにしたタクシー方式のモノレール輸送システムを提供するものである。乗客が少ない時には、利用車両だけの運用にし、乗客が多い時には、連続運用させるほか、状況によっては車両を連結することにより、乗客の待ち時間を無くし乗客を速やかに目的地に到着させることができる。乗客が少ない時には、駅に車両をプールしておき、乗客が来た時に運用することにより、空運転を抑制し経費の節約を図ることができる。また、車両が小型軽量となるため、コンクリート製の大型の橋脚は必要なく、小型の橋脚もしくは鉄骨製の橋脚で対応でき、さらに、建設用地の取得が少なくて済むため、建設費削減のメリットが見込める。管制室を置き、車両の自動発着方式を主体にした自動制御システムに加え、管制室において車両の運用を随時コントロールできるシステムにすることで、出発駅と到着駅に最低限必要な人員を配置するだけでよく、人件費の大幅な節減も見込めるものである。
本考案のモノレール輸送システムは、2027年までに、リニア新幹線により東京都品川駅と愛知県名古屋駅が結ばれ、営業運転が開始されるという時代背景の中で、地方都市におけるリニア駅と既存の鉄道駅とのアクセスを考えた場合、重要な交通手段となるシステムである。現在運行されている形態の商業モノレールは、採算性の問題から建設が困難であるため普及が遅れ、一般的な交通機関としてはほど遠い状況にある。現状は、都市への車両乗り入れが増加しているため、渋滞が発生して排気ガス公害が問題となっているほか、渋滞による時間的、エネルギー的ロスによる経済的損失が計り知れない。将来は、都市交通に本考案のモノレール輸送システムを導入することにより、モノレールが、乗客に随時利用できる利便性と時間短縮を提供できるほか、環境負荷の軽減のみならず、都市での渋滞の緩和や経済的損失の削減に資することになる。さらに、リニア駅と鉄道駅のアクセスのみならず、買い物、通勤通学等の一般的交通機関として利用されることにより、都市中心部と郊外との人の流れが多くなり、空洞化した都市中心部の活性化についても期待できるものである。
解決しようとする課題は、二駅間を運行する一般的な交通機関としてモノレールを考えた場合に、既存の商業モノレールの運行形態では採算性が合わないということである。そこで、利用者の利便性と時間短縮を図るほか、建設費の削減を図るとともに経費削減と経済効果を高めたモノレール用電気自動車を利用したモノレール輸送システムを提供することである。
本考案のモノレール輸送システムは、モノレールの車両を数人乗りの電気自動車にして、距離が限定された二駅間を絶え間なく且つ循環して走らせることにより、乗客が必要な時いつでも乗車できるようにしたタクシー方式のシステムである。乗客が多い時には、連続して発着させることにより、待ち時間が無く速やかに目的地に到着できる。逆に、乗客が少ない時には、駅に車両をプールしておき、乗客が来た時に運用することにより、空運転を抑制し経費の節約を図ることができる。
特許公表2002―529301
本考案のモノレール輸送システムは、利用者に利便性と時間短縮を提供するほか、車両が小型軽量となるため、コンクリート製の大型の橋脚は必要なく、小型の橋脚もしくは鉄骨製の橋脚で対応でき、さらに、建設用地の取得が少なくて済むため、建設費の大幅削減のメリットが見込める。管制室を置き、車両の自動発着方式を主体にした自動制御システムに加え、管制室において車両の運用を随時コントロールできるシステムにすることで、出発駅と到着駅に必要最低限の人員を配置するだけでよく、人件費の大幅な節減も見込めるものである。
本考案のモノレール輸送システムは、ガイドレール1に数人乗りのモノレール用電気自動車3をガイドレール支持部2により支持し、動力源は軌道に敷設した架線から得ることでモノレール用電気自動車3を走らせる。モノレール用電気自動車3は、一般道を走る電気自動車と同様な静かな走りと、シンプルで快適性を持たせたものである。また、ガイドレール1で走るためハンドルが不要である他、電気を架線から得ているためバッテリーの搭載は不要となり、一般道を走る電気自動車に比べ部品の大幅な削減により、車両の軽量化ができる。モノレール輸送システムは、小型車両を運用するため、多数の車両を絶え間なく且つ循環して走らせる必要があり、乗客が必要な時にいつでも乗車できるようにしたタクシー方式にしたことである。このため、車両の自動発着方式を主体にした自動制御システムに加え、管制室において車両の運用を随時コントロールできるシステムにすることで、車両を絶え間なく発着させることを可能にするものである。さらに、乗客が少ない時には、車両を駅のホームにプールして乗客の利用する分だけ運用するようにし、乗客が多い時には、連続して走らせるか又は連結して運用することも可能である。また、車両を二駅間で循環させるため、双方の駅に、到着した車両を他方の駅に送る方向変換のための自動切り替え部を設置する。モノレール用電気自動車は、駆動力と重量を主に4本のタイヤ4で支え、ガイドレールの車両支持部により支持された状態において、平均時速60キロの速度で走行する車両を実現する。
1 ガイドレール
2 ガイドレール支持部
3 モノレール用電気自動車
4 タイヤ
5 両開きドア
6 タイヤの走行面
A 駅
B 駅
2 ガイドレール支持部
3 モノレール用電気自動車
4 タイヤ
5 両開きドア
6 タイヤの走行面
A 駅
B 駅
Claims (1)
- 数人乗りの小型車両を絶え間なく走らせることにより、乗客の求めに応じていつでも乗車することを可能にしたモノレールの新輸送システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011006845U JP3174533U (ja) | 2011-11-19 | 2011-11-19 | モノレール用電気自動車を利用したモノレール輸送システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011006845U JP3174533U (ja) | 2011-11-19 | 2011-11-19 | モノレール用電気自動車を利用したモノレール輸送システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3174533U true JP3174533U (ja) | 2012-03-29 |
Family
ID=48001673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011006845U Expired - Lifetime JP3174533U (ja) | 2011-11-19 | 2011-11-19 | モノレール用電気自動車を利用したモノレール輸送システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3174533U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114228756A (zh) * | 2021-11-19 | 2022-03-25 | 深圳华侨城卡乐技术有限公司 | 一种自动行驶有轨车辆的控制方法及其控制系统 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4880210U (ja) * | 1971-12-29 | 1973-10-02 | ||
JPS5097112U (ja) * | 1973-12-30 | 1975-08-13 | ||
JPH01186457A (ja) * | 1988-01-22 | 1989-07-25 | Nkk Corp | 循環式人員輸送装置 |
-
2011
- 2011-11-19 JP JP2011006845U patent/JP3174533U/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4880210U (ja) * | 1971-12-29 | 1973-10-02 | ||
JPS5097112U (ja) * | 1973-12-30 | 1975-08-13 | ||
JPH01186457A (ja) * | 1988-01-22 | 1989-07-25 | Nkk Corp | 循環式人員輸送装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114228756A (zh) * | 2021-11-19 | 2022-03-25 | 深圳华侨城卡乐技术有限公司 | 一种自动行驶有轨车辆的控制方法及其控制系统 |
CN114228756B (zh) * | 2021-11-19 | 2023-10-31 | 深圳华侨城卡乐技术有限公司 | 一种自动行驶有轨车辆的控制方法及其控制系统 |
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