JP3174318U - 載置テレビの転倒防止装置(2) - Google Patents

載置テレビの転倒防止装置(2) Download PDF

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Abstract

【課題】簡単堅牢で安価な構造により地震、外部振動等による振動をある程度吸収緩衝して、テレビ本体が転倒するのを防止する載置テレビ転倒防止装置を提供する。
【解決手段】スタンド基部100に下部を着脱可能に且つ回転可能に装着し本体を薄型テレビ本体TVの後面中央部に沿って立てるスタンドポール200と、該スタンドポール200に上下移動可能に装着した高さ調節ブロック300と、該高さ調節ブロック300の左右各々に一端部を着脱可能に連結し他方部を薄型テレビ本体TVの後面の左右支持側に延在させたTV支持アーム400と、該TV支持アーム400の各々に位置調節可能に装着し薄型テレビ本体TVの後面の左右の当該支持連結部TV1、TV2に螺合接続可能にしたTV連結具500とから構成した。載置台600へのスタンド基部100の装着手段を、弾性吸盤、回転円座、磁石座、両面接着テープのいずれかひとつ又は二つ以上の組み合わせとしたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、机、専用ラック、棚等の載置台の上に載置した薄型テレビ用に開発した、組み立て解体および組み立て前のセット揃えが誰でも簡単容易にできしかも堅牢安価な転倒防止装置に関するものである。
最近の薄型テレビは、インテリアディスプレイとして視覚的及び聴覚的に優れた機能を付加して次のような仕様の趨勢にある。
1.テレビ画面の薄型化に伴う大型の液晶表示画面化。
2.テレビ画面以外の構成部:チューナ、レコーダ等は裏面側に薄く一体的にコンパクト収容。
3.前記1と2によりテレビ本体の重量増加。
4.スタンド脚部は上部を細くし薄型テレビの中央部に位置させ底部を末広がりにした目立たない不安定型。
5.テレビ画面部を含むテレビ本体と、支持脚との形状及び重量の不均衡状態化。
6.設置施設、部屋の種類や設置位置などに応じた多種多様のサイズ構成。
このような趨勢から薄型テレビ本体を机、専用ラック、棚等の載置台の上に載置する際は、特に地震等による大きな振動を受けたり、児童やお年寄りがうっかり接触しても転倒しないように転倒防止装置(器具)を付設している。
従来の薄型テレビ用の転倒防止装置(器具)は、次のようなものが公知である。
1)、スタンド脚部を載置台にアンカーネジで連結固定し、テレビ本体の上部と載置台の後部をワイヤー連結して前面倒壊を防止する方法。
2)、載置台とテレビ本体に亘る多数本の縦・横チャンネルで組み立て構成した大型で重量のある堅牢な耐震用ラック取り付け金具。
3)、スタンド脚部の両側部を伸縮ベルトで載置台に連結支持する方法。
これ等は何れも、インテリアディスプレイとして視覚的に見栄えが悪く、また、テレビを移動設置する際、その都度、繁雑で面倒な解体・組み立て作業を必要とする。
また、いずれにおいても載置台に固定された専用の構成なので、テレビの多種多様な形状仕様の変化に対処できない不便さがある。
更に、テレビ画面の方向変更は、載置台と共に位置変更しなければならない不便さがある。
本考案は、○簡単堅牢で安価な構造により地震、外部振動等による振動をある程度吸収緩衝して、薄型テレビ本体が転倒するのを確実に防止するものであり、○しかもインテリアディスプレイとして視覚的に見栄えが良く、○またテレビ本体を移動設置する際は、その都度、容易に解体・組み立て作業ができ、○またテレビの多種多様な形状仕様の変化に対処できる汎用性と簡便さを有し、○更にテレビ画面の方向の変更は容易に実施できる等の優れた機能を有する載置テレビ転倒防止装置を提供する。
本考案は上記の課題を満足するものでありその特徴とするところは図1〜図7に示すように、次の(1)〜(2)の通りである。
(1)、載置台600に薄型テレビ本体TVを載置支持する際に用いる装置であって、前記載置台600の薄型テレビ本体TVの載置支持部600Sの後方中央部近傍に装着するスタンド基部100と、前記スタンド基部100に下部を着脱可能に且つ回転可能に装着し本体を薄型テレビ本体TVの後面中央部に沿って立てるスタンドポール200と、前記スタンドポール200に上下移動可能に装着した高さ調節ブロック300と、前記高さ調節ブロック300の左右各々に一端部を着脱可能に連結し他方部を薄型テレビ本体TVの後面の左右支持側に延在させたTV支持アーム400と、前記TV支持アーム400の各々に位置調節可能に装着し薄型テレビ本体TVの後面の左右の当該支持連結部TV1、TV2に螺合接続可能にしたTV連結具500とから構成した載置テレビ転倒防止装置。
(2)、載置台600へのスタンド基部100の装着手段を、弾性吸盤、回転円座、磁石座、クイックジョイント、両面接着テープのいずれかひとつ又は二つ以上の組み合わせとしたことを特徴とする前記(1)に記載の載置テレビ転倒防止装置。
本考案の載置テレビ転倒防止装置は、前記(1)と(2)に記載の構成にした簡単で軽量堅牢な構造により地震、外部振動等による振動をある程度吸収緩衝して、テレビ本体が転倒するのを確実に防止し、しかもインテリアディスプレイとして視覚的に優れ、またテレビ本体を移動設置する際は、その都度、テレビと共に容易に取り外し・取り付け作業ができ、またテレビの多種多様な形状仕様の変化に対処できる汎用性と簡便さを有し、更にテレビ画面の方向の変更は載置台を動かさずに、スタンドポールを回転させるのみで変更することができる他にスタンド基部100を載置台600上で回転させて変更することができる等の優れた機能を有するものである。
本考案の実施例1であり、載置台600に載置支持した薄型テレビ本体TVの裏側に適用配置した全体組立の正面説明図(1)と、その正面説明図(1)の矢視A−Aから見た側断面説明図(2)である。 図1に示すスタンド基部100の縦断面図(1)と横断面図(2)の説明図である。 図1に示す高さ調節ブロック300の側断面図(1)と、図3(1)の矢視B−Bからの平面図(2)と鳥瞰図(3)と図3(2)の矢視C−Cからの正面図(4)と図3(2)の矢視D−Dからの裏面図(5)である。 図1に示すTV支持アーム400の全長正面図である。 図1に示すTV連結具500の正面図(1)と平面図(2)の説明図である。
本考案を実施するための一形態を後述の実施例により詳細に説明する。
載置台600に薄型テレビ本体TVを載置支持する際に用いる本例の載置テレビ転倒防止装置は、スタンド基部100とスタンドポール200と高さ調節ブロック300とTV支持アーム400とTV連結具500とから構成してなり、これら構成部の材質は金属製或いは樹脂製又はこれらの材質を適宜組み合わせたものであり、スタンドポール200とTV支持アーム400の成形形状は棒状、パイプ状、ピアノ線状、バネ板状のものでよい。
スタンド基部100は、前記載置台600の薄型テレビ本体TVの載置支持部600Sの後方中央部近傍に装着する。スタンド基部100の中央部には、図2に横断面図(1)と縦断面図(2)を示すようにスタンドポール挿入支持部101を設け、スタンドポール挿入支持部101には、傾斜角度10度にした上方挿入穴102を成形してある。上方挿入穴102には止めネジ103を設け上方挿入穴102に挿入したスタンドポール200の下部の挿脱と回転を止めネジ103により固定する。
載置台600へのスタンド基部100の装着手段は後述で紹介する。
スタンドポール200は、前記スタンド基部100の上方挿入穴102に下部を着脱可能に且つ回転可能に挿入して止めネジ103により回転位置を固定支持して、本体を薄型テレビ本体TVの後面中央部に沿って前方傾斜角度を10度にして立てる。
高さ調節ブロック300は、図3の(1)〜(5)に示し、正面中央部に止めネジ301を有する挿入穴302を設け、その左右に止めネジ303を有する挿入穴304を設け、中心部にスタンドポール挿入穴305を設けてある。
高さ調節ブロック300は、図1には誇張して大きく表示してあるが、スタンドポール挿入穴305に前記スタンドポール200を挿入し、スタンドポール200に上下移動と回転自在に装着して止めネジ301により高さ調節位置を固定支持するが、TV支持アーム400と支持連結部TV1、TV2との連結位置に応じて任意に高さ調節する。
TV支持アーム400は、図4に全長を示し、一対設け各々の一端部に鉤型部401を設け、これら鉤型部401を前記高さ調節ブロック300の左右の挿入穴304に挿入し止めネジ303により連結固定し、他方部402にTV連結具500を装着すると共に薄型テレビ本体TVの後面の左右の被螺合である任意の位置にある支持連結部TV1、TV2側に延在させる。
TV連結具500は、図5の正面図(1)と縦断面図(2)を示し、止めネジ501を有し側部を開口502したアーム挿通孔部503と、止めネジ504を有するTV螺合部505とを設け、前記アーム挿通孔部503にTV支持アーム400を開口502から嵌めて挿通状態にしTV螺合部505の止めネジ504とTV螺合部504を、薄型テレビ本体TVの後面の左右の任意の位置の支持連結部(被螺合部)TV1、TV2との位置調節をして後、止めネジ501でTV支持アーム400を挟み締めて位置固定すると共に当該支持連結部TV1、TV2に止めネジ504を螺合接続固定する。
尚、止めネジ504の近傍には他の直径サイズの止めネジ用の穴を併設して有る。
載置台600へのスタンド基部100の装着手段は、次の例を適宜採用すれば、転倒防止機能を損なうことなく、テレビ本体を同時に旋回させて、その画面の方向変更を簡便容易にすることができる。
1.弾性吸盤タイプ。
弾性吸盤タイプは、弾性吸盤の基部をスタンド基部100の下面四隅に装着し、吸盤を載置台600の上面に吸引吸着させるものであれば良い。この弾性吸盤タイプは、載置台600から震動や振動を受けると吸盤の内部空気を小出しに排出し吸着力を益々増強して長期間のテレビ保持力を安定維持することができる。
2.回転円座タイプ。
回転円座タイプは、図1の(2)と図2の(2)に示す回転テーブル100Sのようにスタンド基部100の下面と載置台600の上面の中心部を回転軸で連結し回転角度位置を適宜な止めネジ等により調節固定するものなどでよい。
3.磁石座タイプ。
磁石座タイプはスタンド基部100の下面および載置台600の上面の一方に円形等の磁石を固定装着し他方に鉄などの磁性材円盤を固定装着したものであればよい。
4.両面接着テープタイプ。
両面接着テープタイプはスタンド基部100下面四隅又は全面に両面接着テープの上面を貼着し、両面接着テープの下面を載置台600の上面に貼着するものであればよい。
以上の実施例で紹介した載置テレビ転倒防止装置は、スタンド基部100に立設したスタンドポール200と、このスタンドポール200から高さ調節ブロック300を介して左右均等に分岐したTV支持アーム400との三リンク機構にした簡単堅牢で安価な構造により、薄型テレビ本体TVの後部を連結支承するため、薄型テレビ本体TVが前後・上下・左右に振動しても、柔軟にこれを変位吸収して薄型テレビ本体TVの転倒防止及び破損防止は勿論のこと、載置テレビ転倒防止装置自体の破損も確実に防止するものである。
また載置テレビ転倒防止装置は、視覚的に薄型テレビ本体TVの背部にすっぽりスマートに隠れ収まり正面からは見られず、しかも側部からでもスタンドポール200が目立たずにひそかに見えるだけでディスプレイとしてのスマートさを維持するものである。
更に、載置テレビ転倒防止装置は、高さ調節ブロック300によるTV支持アーム400の高さ位置調整と、TV支持アーム400に設けたTV連結具500の位置調節とにより、薄型テレビ本体TVの多種多様な形状仕様の変化に柔軟に対処することができる優れた作用効果を呈するものである。
本考案は地震災害に対して前述の優れた効果を有するため、テレビ産業界の生産者は勿論、使用するユーザーにも安心安全を保障するなど多大な貢献をもたらすものである。
TV:薄型テレビ本体
TV1、TV2:支持連結部
100:スタンド基部
101:スタンドポール挿入支持部
102:傾斜角度10度にした上方挿入穴
103、:止めネジ
200:スタンドポール
300:高さ調節ブロック
301:止めネジ
305:スタンドポール挿入穴
400:TV支持アーム
401:鉤型部
500:TV連結具
502:開口
503:アーム挿通孔部
505:TV螺合部
600:載置台
600S:載置支持部

Claims (2)

  1. (1)、載置台600に薄型テレビ本体TVを載置支持する際に用いる装置であって、前記載置台600の薄型テレビ本体TVの載置支持部600Sの後方中央部近傍に装着するスタンド基部100と、前記スタンド基部100に下部を着脱可能に且つ回転可能に装着し本体を薄型テレビ本体TVの後面中央部に沿って立てるスタンドポール200と、前記スタンドポール200に上下移動可能に装着した高さ調節ブロック300と、前記高さ調節ブロック300の左右各々に一端部を着脱可能に連結し他方部を薄型テレビ本体TVの後面の左右支持側に延在させるTV支持アーム400と、前記TV支持アーム400の各々に位置調節可能に装着し薄型テレビ本体TVの後面の左右の当該支持連結部TV1、TV2に螺合接続可能にしたTV連結具500とから構成した載置テレビ転倒防止装置。
  2. 載置台600へのスタンド基部100の装着手段を、弾性吸盤、回転円座、磁石座、クイックジョイント、両面接着テープのいずれかひとつ又は二つ以上の組み合わせとしたことを特徴とする請求項1に記載の載置テレビ転倒防止裝置。
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KR102031677B1 (ko) 2019-02-27 2019-10-14 조성준 전도 방지 장치

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