JP3174210U - スプレー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】家庭等において手軽に取り扱うことができ、しかも強力な噴出力を得ることができるスプレー装置を提供する。
【解決手段】ペットボトル等の液体容器2における開口部に装着して使用するもので、液体容器2内の洗浄水等の液体を噴出する噴出口部7と、噴出口部7に装着されるブラシ付きノズル30と、液体容器2の開口部に気密状態で装着される容器装着部8と、液体容器2内の液体を噴出口部7へと流す液体流路15,16と、液体流路15を開閉する開閉弁38を含んでなる開閉操作機構とを設ける。さらに、液体容器2内に空気を手動操作にて圧入する逆流弁67付きの空気圧入機構52とを備える。
【選択図】図2

Description

本考案は、水等の液体を洗浄等の目的で噴出するスプレー装置に関するものである。
従来、例えばペットボトル等の液体容器の開口部にスプレーガンを取り付け、その引き金を引くことによって液体容器内の水等の液体を噴出するように構成されるスプレー装置が例えば特許文献1にて知られている。
特開2003−340324号公報
この特許文献1に係るスプレー装置は、ピストル式の引き金を引くと、内蔵した簡単な構造のポンプが作動して液体容器内から吸い上げた液体がノズル側へ圧送され、ノズルから噴出するようになっている。
しかしながら、上記の特許文献1に係るスプレー装置では、引き金を指で操作する力で内蔵する小型のポンプを作動させて噴出力を得る構成であるため、噴出力が弱く、例えば窓サッシの掃除等で、狭い隙間に強力に洗浄液を噴出しなければならないような用途には適さないという問題点がある。
なお、別途に設けた電動式エアコンプレッサーからの圧縮空気で液体を噴出させる構成のものも考えられるが、装置が大掛かりであり、家庭的な用途には適していない。
本考案は、前述のような問題点に鑑みてなされたもので、家庭等において手軽に取り扱うことができ、しかも強力な噴出力を得ることができるスプレー装置を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、本考案によるスプレー装置は、
液体を噴出する噴出口部と、
前記噴出口部に装着されるブラシ付きノズルと、
液体容器の開口部に気密状態で装着される容器装着部と、
液体容器内の液体を前記噴出口部へと流す液体流路と、
前記液体流路を開閉操作する開閉操作機構と、
液体容器内に空気を手動操作にて圧入する逆流防止機能付きの空気圧入機構と、
を備えることを特徴とするものである(第1考案)。
本考案において、前記空気圧入機構は、人の手で把持可能で空気が出入り可能な円筒状胴部を備え、この円筒状胴部が当該スプレー装置のグリップ部を構成するものとされるのが好ましい(第2考案)。
本考案のスプレー装置においては、空気圧入機構の手動操作によって液体容器内に空気が圧入される。これにより、液体容器内が高圧化され、液体容器内の液体が液体流路へ圧送される。そして、液体流路が開閉操作機構によって開かれると、噴出口部からブラシ付きノズルを介して液体が噴出される。なお、開閉操作機構によって液体流路が閉じられると、ブラシ付きノズルからの液体の噴出が止められる。
本考案のスプレー装置によれば、空気圧入機構の手動操作によって液体容器内が加圧され、高圧化された液体容器内の液体が噴出口からブラシ付きノズルを介して噴出されるので、強力な噴出力を得ることができる。しかも、液体容器内の加圧は、空気圧入機構の手動操作によって行われるので、別途に電動式エアコンプレッサー等の装置が不要であり、家庭等において手軽に取り扱うことができる。
本考案の一実施形態に係るスプレー装置の使用状態での側面図 本実施形態のスプレー装置の縦断面構造説明図 本実施形態のスプレー装置の分解図(a)、分流器の正面図(b)ピストンの正面図(c)および弁座体の正面図(d) 安全弁の作動説明図 空気圧入動作説明図(a)および液体噴出動作説明図(b) アダプタの使用説明図
次に、本考案によるスプレー装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
<スプレー装置の概略説明>
図1に示されるように、本実施形態のスプレー装置1は、例えばペットボトル等の液体容器2における開口部3に設けられた雄螺子4に螺着してその液体容器2内の洗浄水等の液体を洗浄等の目的で噴出するものであり、スプレー装置本体5と、グリップ部6とを備え、その殆どの部分が軽くて丈夫な樹脂製材料によって構成されている。
<スプレー装置本体の説明>
図3(a)に示されるように、スプレー装置本体5の前部には、液体を噴出する噴出口部7が形成され、この噴出口部7から前方に向かって液体を噴出することができるようになっている。
スプレー装置本体5の下部には、容器装着部8が形成されている。この容器装着部8は、液体容器2の開口部3に形成される雄螺子4に螺合可能な雌螺子9を有し、内蔵されるOリング10によって液体容器2の開口部3に気密状態で締結されるようになっている。
スプレー装置本体5の上部には、前後方向に延設される操作レバー11を収容可能な操作レバー取付部12が形成されている。この操作レバー取付部12は、操作レバー11の前端部に設けられた枢支軸13が嵌め込まれる軸受孔14を有し、この軸受孔14に嵌め込まれた枢支軸13を中心として操作レバー11を上下方向に揺動可能に支持することができるようになっている。
スプレー装置本体5の内部には、その前部側に第1液体通路15および第2液体通路16がそれぞれ形成されるとともに、その後部側に第1空気通路17、第2空気通路18、第3空気通路19および第4空気通路20がそれぞれ形成されている。
<第1,2液体通路の説明>
第1液体通路15は、比較的大径で上下方向に延びる円筒形状の第1液体シリンダ部21と、この第1液体シリンダ部21の上側に一体的に連設され、その第1液体シリンダ部21よりも小径で上下方向に延びる円筒形状の第2液体シリンダ部22と、この第2液体シリンダ部22の上側を塞ぐように設けられる天板部23とによって区画形成されている。
第2液体通路16は、第2液体シリンダ部22と噴出口部7とを連通状態で繋ぐ通路であり、第2液体シリンダ部22から噴出口部7に向かって進むにつれてその口径が広がるラッパ形状に形成されている。
<第1〜第4空気通路の説明>
第1空気通路17は、スプレー装置本体5の後端位置から前方に向かって真っ直ぐに延びる通路である。
第2空気通路18は、第1空気通路17から前方に向かって先細り形状で延びる通路である。
第3空気通路19は、第2空気通路18と連通状態で接続され、比較的小径で上下方向に延びる円筒形状の通路である。
第4空気通路20は、第3空気シリンダ19部の下側に一体的に連設され、前記容器装着部8も兼ねる通路である。
<分流器の説明>
図2に示されるように、噴出口部7の内周側には、Oリング24によって気密状態に分流器25が圧入・装着されている。
分流器25は、図3(a)に示されるように、噴出口部7の内周側に圧入状態で嵌合される胴部26と、この胴部26の前端側を塞ぐように設けられる前面板部27とにより構成されている。
前面板部27には、図3(b)に示されるように、径方向に所定間隔を存して一対の分流孔28,28が穿設され、これら分流孔28,28は、前面板部27の前側面中央に設けられた窪み部29で接続されている。
<ブラシ付きノズルの説明>
図2に示されるように、噴出口部7の外周側には、ブラシ付きノズル30が装着されている。このブラシ付きノズル30は、ノズル31とブラシ32とから構成されている。
ノズル31は、図3(a)に示されるように、噴出口部7の外周側に設けられた雄螺子33に螺合する雌螺子34を有する胴部35と、この胴部35の前端側を塞ぐように設けられる前面板部36とにより構成されている。
前面板部36の中心部には、分流器25の窪み部29に対応させてノズル孔37が設けられている。また、前面板部36の外周部には、密集状態で植設される所定本数のブラシ32を一単位のブラシユニットとして、複数のブラシユニットがノズル孔37を中心として周方向に所定ピッチで配置されている。
<分流器とブラシ付きノズルの関係の説明>
ブラシ付きノズル30は、ノズル31の前面板部36の後面が分流器25の前面板部27の前面に突き当たるまで噴出口部7の外周にねじ込まれる。この状態において、噴出口部7から液体が噴出されると、液体は、一旦、分流器25における一対の分流孔28,28によって分流された後、窪み部29で衝撃的に合流され、その後、ノズル31のノズル孔37を通して霧状に噴出される。
<開閉弁の説明>
図2に示されるように、第1液体通路15には、開閉弁38が設けられている。この開閉弁38は、図3(a)に示されるように、第2液体シリンダ部22の内部にその第2液体シリンダ部22の内周面に対し所定の隙間を存して挿入可能な円柱形状のスプール部39を有している。
スプール部39の上端側には、押し棒部40がスプール部39と軸線を一致させて一体的に連設されている。この押し棒部40は、天板部23に設けられた挿通孔41を通して操作レバー11の中間部下面に当接される(図2参照)。
スプール部39の下端側には、下方に向かって順にフランジ部42およびばね取付棒部43がそれぞれスプール部39と軸線を一致させて一体的に連設されている。ここで、フランジ部42は、第1液体シリンダ部21の内部にその第1液体シリンダ部21の内周面に対し所定の隙間を存して挿入可能で、第2液体シリンダ部22の内径よりも大きな外径とされ、ばね取付棒部43は、後述する圧縮コイルばね46の内周に嵌合可能な外径とされている。
押し棒部40には、第2液体シリンダ部22の内周面と天板部23の下面との交わりの角部に密着されるOリング44が装着されている。
スプール部39には、第1液体シリンダ部21と第2液体シリンダ部22との境界部分における段差部に密着されるOリング45が装着されている。
ばね取付棒部43には、開閉弁38を上方に向けて押し勝手に付勢する圧縮コイルばね46が装着されている。
<ばね押え兼パイプ取付具の説明>
第1液体シリンダ部21の下部には、ばね押え兼パイプ取付具47が装着されている。このばね押え兼パイプ取付具47は、同軸線上で一体的に連設されるばねホルダ部48、ストッパ部49およびパイプホルダ部50をそれぞれ有している。
ばねホルダ部48は、第1液体シリンダ部21の内周に圧入状態で嵌め込まれ、圧縮コイルばね46を下側から上方に向かって押え勝手で保持する役目をする。
ストッパ部49は、第1液体シリンダ部21の下端に当接されて、第1液体シリンダ部21に対するばねホルダ部48の挿入位置を規制する役目をする。
パイプホルダ部50は、液体容器2の底部から開口部3に亘って挿入される可撓性のパイプ51(図2参照)を保持する役目をする。
<開閉操作機構の説明>
なお、本実施形態においては、操作レバー11、開閉弁38、Oリング44,45、圧縮コイルばね46およびばね押え兼パイプ取付具47により、第1液体流路15を開閉する開閉操作機構が構成されている。
<空気圧入機構の構造説明>
図2に示されるように、スプレー装置本体5の後端側には、逆流防止機能付きの空気圧入機構52が設けられている。この空気圧入機構52は、図3(a)に示されるように、主として、円筒状胴部53、ピストン54、ピストンロッド55、把手56および蓋体57によって構成されている。
円筒状胴部53は、第1空気通路17と連続するように、スプレー装置本体5の後端から後方に向けて真っ直ぐに延設され、この円筒状胴部53内にはピストン54が往復可能に組み込まれている。
ピストン54の後端部には、ピストン54と軸線を一致させてピストンロッド55の一端部が固定され、このピストンロッド55の他端部には、把手56が取り付けられている。この把手56の押し操作によってピストン54が円筒状胴部53内で前進される一方、この把手56の引き操作によってピストン54が円筒状胴部53内で後進される。
蓋体57は、ピストンロッド55が所定の隙間を持って挿通される挿通孔58を有し、この挿通孔58にピストンロッド55が挿通された状態でピストン54と把手56との間に配され、円筒状胴部53の後端部に圧入されることによってピストン54の抜け止めストッパとして機能する。
ピストン54は、ピストン本体60を備えている。このピストン本体60は、円筒状胴部53の軸線に一致させて前側から後側に向けて順に配される前側大径部61、中間小径部62および後側大径部63が一体的に連設されて構成されている。
前側大径部61および後側大径部63は、それぞれ円筒状胴部53の内周面に対し所定の隙間を存して挿入可能な外径寸法に設定されている。中間小径部62は、前側大径部61および後側大径部63のいずれのものよりも小さい外径寸法に設定されている。
中間小径部62には、その中間小径部62の外周面に対し所定の隙間を存する一方で、円筒状胴部53の内周面に密着可能なOリング64が装着されている。
図3(c)に示されるように、前側大径部61の外周部には、径方向に対向配置で一対の切欠き部65,65が設けられている。各切欠き部65は、中間小径部62の外周面とOリング64との間の隙間66が、円筒状胴部53内における前側大径部61の前側の空間と連通するように、前側大径部61の中心部に向かって円弧状に切り欠かれた形状とされている。
さらに、図2に示されるように、空気圧入機構52は、第1空気通路17内に組み込まれる逆止弁67を備えている。この逆止弁67は、図3(a)に示されるように、弁座体68と弁体69とによって構成され、液体容器2内から第4空気通路20、第3空気通路19、第2空気通路18および第1空気通路17を経て円筒状胴部53内へと逆流しようとする高圧の空気を止める役目をする。
弁座体68は、第1空気通路17内に圧入状態で嵌め込まれる円筒状の胴部70と、この胴部70の前端側を塞ぐように設けられる弁座部71とにより構成されている。弁座部71には、図3(d)に示されるように、その中心部に挿通孔72が設けられるとともに、この挿通孔72の周りに等間隔で4つの通気孔73が設けられている。
弁体69は、弁座体68に設けられる4つの通気孔73を塞ぐことが可能な大きさの円板状の弁74に、弁座体68に設けられる挿通孔72に抜き差し可能な弁棒75が結合されて構成されている。
こうして、弁座体68の挿通孔72に弁体69の弁棒75を挿通させるようにして弁座体68と弁体69とを組み合わせることにより、弁座体68に対する弁体69の直線往復運動が挿通孔72に通された弁棒75によって案内され、弁座部71に対する弁74の開閉動作がスムーズに行われるようになっている。
<空気圧入機構による空気圧送・吸気工程の説明>
把手56の押し操作の際には、Oリング64が後側大径部63に押し当てられた状態でピストン本体60が円筒状胴部53内で前進される。このとき、円筒状胴部53の内周面とピストン本体60との間の隙間は、後側大径部63に押し当てられたOリング64によって完全に塞がれる。したがって、ピストン54の前進により、ピストン54の前側の空気を前方に圧送する空気圧送工程が実施される。この空気圧送工程の際、ピストン54の前進によって圧送される空気によって弁体69が前方に押し出される。これにより、図5(a)に示されるように、弁座部71に対して弁74が開かれ、ピストン54の前進によって圧送される空気は、弁座部71の4つの通気孔73を通って第1空気通路17から第2空気通路18、第3空気通路19および第4空気通路20を経て液体容器2内に流れる。
把手56の押し操作を止めると、液体容器2内から第4空気通路20、第3空気通路19、第2空気通路18および第1空気通路17を経て逆流しようとする高圧の空気によって弁74が弁座部71に押し付けられる(図5(b)参照)。これにより、弁座部71に対して弁74が閉じられ、液体容器2内からの高圧空気の円筒状胴部53内への逆流が阻止される。なお、把手56の引き操作のときにも同様の作用により、弁座部71に対して弁74が閉じられて、液体容器2内からの高圧空気の円筒状胴部53への逆流が阻止されるのは言うまでもない。
把手56の引き操作の際には、Oリング64が前側大径部61に押し当てられた状態でピストン本体60が円筒状胴部53内で後進される。このとき、円筒状胴部53内におけるピストン54の前側の空間と後側の空間とは、前側大径部61に設けられた一対の切欠き部65,65(図3(c)参照)を介して連通される。したがって、ピストン54の後進により、ピストン54の後側と蓋体57との間の空気をそれら切欠き部65,65を通してピストン54の前側に送り込む空気吸気工程が実施される。
<安全弁の説明>
図2に示されるように、操作レバー取付部12から第3空気通路19および第4空気通路20に亘る部分には、安全弁76が組み込まれている。
安全弁76は、図3(a)に示されるように、操作レバー11に設けられた挿通孔77、第3空気通路19の天井面を構成する天井壁部78に設けられた挿通孔79を通して第3空気通路19および第4空気通路20に至る部分に挿入される弁体80を備えている。
弁体80は、手指で摘むことが可能な鍔部81から鉛直軸線に沿って下側に順に配される大径軸部82と小径軸部83とが連設されて構成されている。
第3空気通路19の天井壁部78には、大径軸部82と小径軸部83との境界に設けられた段付き部で挟まれるようにOリング84が組み込まれている。このOリング84の内周と小径軸部83との間には若干の隙間が設けられている。
Oリング84を通して第3空気通路19の天井壁部78から第3空気通路19および第4空気通路20内に突入された小径軸部83には、圧縮コイルばね85が組み付けられるとともに、この圧縮コイルばね85を下側から押えるようにしてばね押えキャップ86が圧入状態で外嵌されている。
液体容器2内の高圧空気が所定圧力未満のときには、圧縮コイルばね85の弾性反発力によって弁体80における大径軸部82と小径軸部83との段付き部がOリング84に密着状態で押え付けられ、安全弁76が閉じた状態にある。
一方、液体容器2内の高圧空気が所定圧力以上のときには、ばね押えキャップ86の下面に作用する空気圧力(図4中記号Aで示される白抜き矢印)によって圧縮コイルばね85の弾性反発力に抗して弁体80が押し上げられ、安全弁76が開いた状態になる。
安全弁76が開かれると、液体容器2内の高圧空気は、図4中記号B矢印で示されるように、第4空気通路20から第3空気通路19、Oリング84と小径軸部83との間の隙間を通って外部に放出される。
こうして、液体容器2内の空気圧が所定圧力以上になるのを確実に防止することができる。
<グリップ部の説明>
図3(a)に示されるように、空気圧入機構52における円筒状胴部53は人の手で把持するのに適した大きさに設定されており、この円筒状胴部53の外側に、滑り止め突起付きのゴム製のグリップカバー87を装着することにより、スプレー装置1のグリップ部6が構成される。
こうして、空気圧入機構52においてエアシリンダとして用いられる円筒状胴部53を、スプレー装置1のグリップ部6の構成部品としても兼ねる構成を採用することにより、装置の簡素化を図ることができる。
<作用効果の説明>
以上に述べたように構成されるスプレー装置1においては、図1および図2に示されるように、ばね押え兼パイプ取付具47のパイプホルダ部50に装着されたパイプ51を、洗浄水の入った液体容器2の底部に沈みこませるようにして、スプレー装置本体5の容器装着部8を液体容器2の開口部3に合わせ、この開口部3の雄螺子4に容器装着部8の雌螺子9を螺合させてねじ込むことにより、液体容器2に締着される。
次いで、空気圧入機構52の手動操作、つまり把手56の押し引き操作によって空気圧送工程と空気吸気工程とを繰り返すことにより、ピストン54によって繰り返し押し出された空気が、図5(a)中記号C矢印で示されるように、第1空気通路17から第2空気通路18、第3空気通路19および第4空気通路20を経て液体容器2内に圧入される。これにより、液体容器2内が高圧化され、液体容器2内の洗浄水がパイプ51およびばね押え兼パイプ取付具47を介して第1液体通路15の第1液体シリンダ部21へと圧送される。
次いで、操作レバー11を手指によって押し込み操作すると、操作レバー11からの押込力(図5(b)中記号Dで示される白抜き矢印)が開閉弁38に作用して押し棒部40を介してスプール部39が圧縮コイルばね46の弾性反発力に抗して押し下げられ、第1液体シリンダ部21と第2液体シリンダ部22との段差部に密着されていたOリング45がスプール部39と共に押し下げられ、これら段差部とOリング45との間に隙間が生じて第1液体通路15が開かれる。これにより、図5(b)中記号E矢印で示されるように、液体容器2から第1液体シリンダ部21へと圧送された洗浄水は、第1液体シリンダ部21の内周面と開閉弁38のフランジ部42との間の隙間、および第2液体シリンダ部22の内周面と開閉弁38のスプール部39との間の隙間を通って第2液体通路16へと流れる。この第2液体通路16に流れ込んだ洗浄水は、図2中記号Q矢印で示されるように、噴出口部7から分流器25に流れ込み、この分流器25における一対の分流孔28,28(図3(b)参照)によって一旦2つの流れに分流された後、窪み部29で衝撃的に合流され、その後、ブラシ付きノズル30のノズル孔37から強い勢いで噴出される。
手指による操作レバー11の押し込み操作を止めると、圧縮コイルばね46の弾性反発力によってスプール部39が元の位置まで押し上げられ、スプール部39と共にOリング45が押し上げられて第1液体シリンダ部21と第2液体シリンダ部22との段差部に密着されることで第1液体通路15が閉じられる。これにより、第1液体通路15から第2液体通路16に向かう洗浄水の流れが止められて、噴出口部7、分流器25を経てブラシ付きノズル30から洗浄水が噴出されるのが止められる。
本実施形態のスプレー装置1によれば、空気圧入機構52の手動操作によって液体容器2内が加圧され、高圧化された液体容器2内の洗浄水が噴出口7からブラシ付きノズル30を介して噴出されるので、強力な噴出力を得ることができる。しかも、液体容器2内の加圧は、空気圧入機構52の手動操作によって行われるので、別途に電動式エアコンプレッサー等の装置が不要であり、家庭等において手軽に取り扱うことができる。
噴出口部7には、ブラシ付きノズル30が装着されているので、噴出口から強力に噴出された洗浄水をノズル孔37から霧状に噴射しつつブラシ32によって汚れをより効率良く落すことができる。
以上、本考案のスプレー装置について、一実施形態に基づいて説明したが、本考案は上記実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
例えば、図6に示されるように、上記の実施形態のスプレー装置1が装着された液体容器2とは開口部3の口径の大きさが異なる、あるいは開口部3の雄螺子4の螺子ピッチが異なる液体容器2´に適用させるために、アダプタ90を用いるようにしてもよい。
このアダプタ90は、スプレー装置本体5と液体容器2´との間に配される円筒状のアダプタ本体91を備え、このアダプタ本体91の上部に、スプレー装置本体5における容器装着部8の雌螺子9(図3(a)参照)に螺合する雄螺子92を設ける一方、このアダプタ本体91の下部に、液体容器2´の雄螺子4´に螺合可能な雌螺子93を設けてなるものである。
また、上記の実施形態においては、スプレー装置本体5の後側に真っ直ぐに延びるようにグリップ部6を設けるようにしたが、これに限定されるものではなく、例えばスプレー装置本体5の後側に斜め下方に向けてグリップ部6を延設するようにしてもよい。
本考案のスプレー装置は、家庭等において手軽に取り扱うことができ、しかも強力な噴出力を得ることができるという特性を有していることから、例えば窓サッシの掃除等で、狭い隙間に強力に洗浄液を噴出しなければならないような用途に好適に用いることができる。
1 スプレー装置
2 液体容器
3 開口部
6 グリップ部
7 噴出口部
8 容器装着部
11 操作レバー(開閉操作機構)
15 第1液体流路
16 第2液体流路
30 ブラシ付きノズル
31 ノズル
32 ブラシ
37 ノズル孔
38 開閉弁(開閉操作機構)
44,45 Oリング(開閉操作機構)
46 圧縮コイルばね(開閉操作機構)
47 ばね押え兼パイプ取付具(開閉操作機構)
52 空気圧入機構
53 円筒状胴部
67 逆止弁

Claims (2)

  1. 液体を噴出する噴出口部と、
    前記噴出口部に装着されるブラシ付きノズルと、
    液体容器の開口部に気密状態で装着される容器装着部と、
    液体容器内の液体を前記噴出口部へと流す液体流路と、
    前記液体流路を開閉操作する開閉操作機構と、
    液体容器内に空気を手動操作にて圧入する逆流防止機能付きの空気圧入機構と、
    を備えることを特徴とするスプレー装置。
  2. 前記空気圧入機構は、人の手で把持可能で空気が出入り可能な円筒状胴部を備え、この円筒状胴部が当該スプレー装置のグリップ部を構成するものとされる請求項1に記載のスプレー装置。
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