JP3173972U - 循環式トイレ - Google Patents
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Abstract
【課題】トイレからの汚水を浄化処理して再利用できる処理施設を備え、長期間に亘ってメンテナンスの必要がない循環式トイレであって、移動及び設置コストを低く抑えることができるとともに、省スペースでコンパクトな循環式トイレを提供することを課題としている。
【解決手段】汚水槽12と、曝気処理槽9と、チップが充填された反応槽11と、浄化処理した処理水を貯留する浄水槽17とをボックス状の収容部1内に備え、収容部1が移動可能に構成された循環式トイレにおいて、上記収容部1内を床部材5によって上部処理室2と下部処理室3に仕切り、上部処理室2に、曝気処理槽9と、反応槽11と、便器6が設けられるトイレルーム8とを配置するとともに、下部処理室3に、汚水槽12と、浄水槽17と、曝気処理槽13及び反応槽11から吐出される処理水を一時的に貯留する複数の貯水槽13,14とを設け、これらを単一の収容部1内に収容する。
【選択図】図2
【解決手段】汚水槽12と、曝気処理槽9と、チップが充填された反応槽11と、浄化処理した処理水を貯留する浄水槽17とをボックス状の収容部1内に備え、収容部1が移動可能に構成された循環式トイレにおいて、上記収容部1内を床部材5によって上部処理室2と下部処理室3に仕切り、上部処理室2に、曝気処理槽9と、反応槽11と、便器6が設けられるトイレルーム8とを配置するとともに、下部処理室3に、汚水槽12と、浄水槽17と、曝気処理槽13及び反応槽11から吐出される処理水を一時的に貯留する複数の貯水槽13,14とを設け、これらを単一の収容部1内に収容する。
【選択図】図2
Description
本考案は、汚水を浄化処理して再利用できる処理施設をコンテナに収容して移動可能に構成した循環式トイレに関する。
従来、汚水を貯留する汚水槽と、曝気処理を行う曝気処理槽と、菌床材となるチップが充填され、曝気処理槽から排出された処理水を浄化処理する反応槽と、上記曝気処理槽と反応槽により浄化処理した処理水を貯留する浄水槽とをボックス状の複数のコンテナ内に備え、該コンテナを移動可能に構成した特許文献1に示す循環式トイレが従来公知である。
上記文献の循環式トイレは、第1コンテナ内に汚水を浄化する汚水浄化槽を設置し、第2コンテナ内に便器等が配置されたトイレルームを設置することにより、2つのコンテナを同時に移動・設置する必要があるため、コストがかかるとともに、第1コンテナと第2コンテナの設置スペースを別途近くに設けなければならず、設置するための大きなスペースが必要となるため、設置場所が限られるという問題があった。
本考案は、トイレからの汚水を浄化処理して再利用できる処理施設を備え、長期間に亘ってメンテナンスの必要がない循環式トイレであって、移動及び設置コストを低く抑えることができるとともに、省スペースでコンパクトな循環式トイレを提供することを課題としている。
上記課題を解決するために本考案では、第1に、汚水を貯留する汚水槽12と、曝気処理を行う曝気処理槽9と、菌床材となるチップが充填され、曝気処理槽9から排出された処理水を浄化処理する反応槽11と、上記曝気処理槽9と反応槽11により浄化処理した処理水を貯留する浄水槽17とをボックス状の収容部1内に備え、収容部1が移動可能に構成された循環式トイレにおいて、上記収容部1内を床部材5によって上部処理室2と下部処理室3に仕切り、上部処理室2に、曝気処理槽9と、反応槽11と、便器6が設けられるトイレルーム8とを配置するとともに、下部処理室3に、汚水槽12と、浄水槽17と、曝気処理槽13及び反応槽11から吐出される処理水を一時的に貯留する複数の貯水槽13,14とを設け、これらを単一の収容部1内に収容することを特徴としている。
第2に、前記収容部1を単一のコンテナにより形成したことを特徴としている。
第3に、前記上部処理室2側は、コンテナ1の長手方向の一端側にトイレルーム8が配置され、該トイレルーム8の隣に曝気処理槽9が設けられ、コンテナ1の他端側に反応槽11が配置されることを特徴としている。
第4に、前記上記処理室2は、曝気処理槽9と反応槽11とが収容されるコンテナ10と、複数のトイレルーム8が配置されるトイレボックス20とで構成され、前記下部処理室3は、上面側にコンテナ10及びトイレボックス20が載置される床部材5を備えたベース部25で構成されることを特徴としている。
第5に、前記貯水槽13,14は、曝気処理槽9の下方側に配置されて曝気処理槽9からの処理水が供給される曝気貯水槽13と、反応槽11の下方側に配置されて反応槽11から処理水が供給される反応貯水槽14とを備え、前記トイレルーム8の下方側に汚水槽12及び浄水槽17が配置されることを特徴としている。
第6に、前記曝気処理槽9は、汚水槽12から供給された汚水を好気性処理する第1好気処理室21と、第1好気処理室21から供給された処理水を嫌気性処理する第1嫌気処理室22と、第1嫌気処理室22から供給された処理水を再び好気性処理する第2好気処理室23とを一体的に備えることを特徴としている。
第7に、前記曝気処理槽9で処理された後に曝気貯水槽13に貯留された処理水の一部は、再び曝気処理槽9へと供給されて再び曝気処理が行われることを特徴としている。
第8に、前記反応槽11は、曝気処理槽9で処理された処理水が投入される第1反応槽11Aと、該第1反応槽11Aで処理された処理水が投入される第2反応槽11Bとを備えて構成されることを特徴としている。
第9に、曝気処理槽9及び反応槽11により浄化処理された処理水の着色処理を行う着色処理部16を設けたことを特徴としている。
第10に、曝気処理槽9及び反応槽11により浄化処理された処理水の脱色処理を行う脱色処理部を設けたことを特徴としている。
第11に、トイレの使用状況を表示パネル36に表示するとともに、操作スイッチ37により浄化処理中の処理水の流量を調整できる制御部35を備えたことを特徴としている。
第12に、前記制御部35は、曝気処理槽9,反応槽11又は浄水槽17へ処理水を供給するポンプに異常がある場合に、表示パネル36を介して管理者に通知する報知手段を備えたことを特徴としている。
曝気処理槽、反応槽、トイレルームをコンテナの上部側に配置するとともに、原水槽、浄水槽、貯水槽とをコンテナの下部側に配置することにより、単一の収容部内に十分な量の汚水を浄化処理できる処理施設とトイレルームとを収容することができるため、長期間に亘ってメンテナンスの必要ない循環式トイレの移動・設置コストを低く抑えることができるとともに、省スペースでコンパクトな循環式トイレを配置できる。
また、前記収容部を単一のコンテナにより形成したことにより、運搬・設置作業がより簡易化されてコストを抑えることができる。
また、前記上部処理室は、コンテナの長手方向の一端側にトイレルームを配置し、該トイレルームの隣に曝気処理槽が設け、コンテナの他端側に反応槽11を配置することにより、曝気処理槽及び反応槽がトイレルーム側から汚水が循環する流れに沿って配置されるため、上部処理室のスペースをより効率的に利用することができる。
なお、前記上記処理室は、曝気処理槽と反応槽とが収容されるコンテナと、複数のトイレルームが配置されるトイレボックスとで構成され、前記下部処理室は、上面側にコンテナ及びトイレボックスが載置される床部材を備えたベース部で構成することにより、循環型トイレを省スペースで設置しつつ、汚水を処理する曝気処理槽と反応槽の設置スペースを広くとることができる。
また、貯水槽は、曝気処理槽の下方側に配置されて曝気処理槽からの処理水が供給される曝気貯水槽と、反応槽の下方側に配置されて反応槽から処理水が供給される反応貯水槽とを備え、前記トイレルームの下方側に汚水槽及び浄水槽が配置されることにより、トイレルーム、曝気処理槽、及び反応槽から下方側へ吐出される汚水や処理水を効率的に汚水槽及び貯水槽側に供給できる。
なお、前記曝気処理槽は、汚水槽から供給された汚水を好気性処理する第1好気処理室と、第1好気処理室から供給された処理水を嫌気性処理する第1嫌気処理室と、第1嫌気処理室から供給された処理水を再び好気性処理する第2好気処理室とを一体的に備えることにより、別途に処理槽を分けて構成する場合と比較して部品点数が削減されてコストを抑えることができる。
また、前記曝気処理槽で処理された後に曝気貯水槽に貯留された処理水の一部は、再び曝気処理室へと供給されて再び曝気処理が行うことにより、処理水内の有機性汚泥をより確実に分解処理することができる。
また、前記反応槽は、曝気処理槽で処理された処理水が投入される第1反応槽と、該第1反応槽で処理された処理水が投入される第2反応槽とを備えることにより、省スペースであっても処理水が反応槽内をろ過する距離を十分確保できる。
なお、曝気処理槽及び反応槽により浄化処理された処理水の着色処理を行う着色処理部若しくは脱色処理を行う脱色処理部を設けることにより、浄化処理された処理水に汚泥等の色が残っている場合であっても、トイレに使用される水は、清潔感を保つことができる。
また、トイレの使用状況を表示パネルに表示するとともに、操作スイッチにより浄化処理中の処理水の流量を調整できる制御部を備えたことにより、汚水を浄化処理する処理施設の処理状況を容易に確認することができるとともに、処理施設にかかる負荷を調整することができる。
また、前記制御部35は、曝気処理槽9,反応槽11又は浄水槽17へ処理水を供給するポンプに異常がある場合に、表示パネル36を介して管理者に通知する報知手段を備えたことにより、処理施設に異常がある場合に迅速に対応できるとともに、原因の特定も容易になる。
以下、図示する例に基づき本考案の実施形態について説明する。
図1は、本考案の循環式トイレを適用したコンテナの設置状態を示す全体斜視図であり、図2及び図3は、コンテナの内部構造を示す側断面図及び平断面図であり、図4は、浄水処理の過程を示すフロー図である。図示する循環式トイレが適用された収容部1であるコンテナ(以下、コンテナ1)は、搬送用車両、船舶又は鉄道等による搬送を容易に行うことができるように、その大きさ・形状が規格化され、かつ鋼板材もしくはアルミニウム合金材により形成された箱状体からなるコンテナ1であって、本実施例においては一般的な20フィートコンテナ又は40フィートコンテナが用いられている。
図1は、本考案の循環式トイレを適用したコンテナの設置状態を示す全体斜視図であり、図2及び図3は、コンテナの内部構造を示す側断面図及び平断面図であり、図4は、浄水処理の過程を示すフロー図である。図示する循環式トイレが適用された収容部1であるコンテナ(以下、コンテナ1)は、搬送用車両、船舶又は鉄道等による搬送を容易に行うことができるように、その大きさ・形状が規格化され、かつ鋼板材もしくはアルミニウム合金材により形成された箱状体からなるコンテナ1であって、本実施例においては一般的な20フィートコンテナ又は40フィートコンテナが用いられている。
前記コンテナ1は、底面を形成する底部材15と、天板と四方を囲う周壁によってボックス状に形成されている。また、該コンテナ1内は、底部材15の上方側に形成された床板5(床部材)によってコンテナ上部側の上部処理室2とコンテナ下部側の下部処理室3とに区切られており、単一のコンテナ1の中にトイレと、汚水を浄化処理して再利用するための循環系である処理施設4とが設置されている。
前記上部処理室2側には、上記床板5の上に、便器6や洗浄水タンク7、洗面台等が設けられた複数(図示する例では4つ)のトイレルーム8が設置されるとともに、処理施設4として、トイレルーム8から排泄された汚水を曝気処理する曝気処理槽9と、曝気処理後の処理水中に残留した有機物を分解させながらろ過する反応槽11とが設置されている。
また、上部処理室2側は、コンテナ1の長手方向の一端側にトイレルーム8が配置され、該トイレルーム8の隣である中央側に曝気処理槽9が配置され、該曝気処理槽9の隣であってコンテナ1の長手方向の他端側に反応槽11が配置されている。
前記下部処理室3側には、処理施設4として、トイレルーム8の便器6等から排出された汚水を一時的に貯める汚水槽12と、曝気処理槽9で処理された処理水を貯水する中間処理槽13(曝気貯水槽)と、反応槽で処理された処理水を貯水する反応貯水槽14と、浄化処理された処理水を着色する着色処理部16と、汚水を浄化処理して得られた浄化処理水を貯水する浄水槽17とが、コンテナ1の底面を形成する底部材15に設置されている。
また、下部処理室3側は、トイレルーム8の下方に汚水槽12を設け、曝気処理槽9の下方に中間処理槽13を設け、反応槽11の下方に反応貯水槽14を設けている。また、反応貯水槽14と汚水槽12との間であって、反応貯水槽14側に着色処理部16を配置し、汚水槽12側であるトイレルーム8の下方近傍に浄水槽17を配置している。
これにより、曝気処理槽9から排出される処理水は、真下側に配置された中間処理槽13に位置エネルギーを利用して排出され、反応槽11から排出される処理水は、真下側に配置された反応貯水槽14に位置エネルギーを利用して排出されるため、より簡易な構成でコンパクトに配置することができる。上記構成により、トイレルーム8と汚水を浄化処理する処理施設4とを単一のコンテナ1内に設けることができる。
当該構成によって前記処理施設4は、トイレルーム8の便器6等から排泄された汚水を、汚水槽12、曝気処理槽9、中間処理槽13、反応槽11、反応貯水槽14、着色処理部16、浄水槽17の順に流して浄化処理を行う。浄化処理された浄化処理水は浄水槽17に貯水されて再びトイレルーム8の洗浄水タンク7内に送られて洗浄水として使用できる。
次に、図2乃至図4に基づいて処理施設4の各部の構成について説明する。
前記汚水槽12は、図示しない撹拌機が設けられており、便器側から送られた汚水(し尿原水)を撹拌し、汚水が生物処理され易い状態にする。撹拌処理がされた汚水は、汚水供給ポンプ44を用いて曝気処理槽9へと送られる。
前記汚水槽12は、図示しない撹拌機が設けられており、便器側から送られた汚水(し尿原水)を撹拌し、汚水が生物処理され易い状態にする。撹拌処理がされた汚水は、汚水供給ポンプ44を用いて曝気処理槽9へと送られる。
前記曝気処理槽9は、第1好気処理室21と、第1嫌気処理室22と、第2好気処理室23とがそれぞれ一体的に形成されている。一個の曝気処理槽9内に複数の処理室が形成されているため、それぞれの処理室を別体のタンクで形成する場合と比較して少ない設置スペースで配置できる。
第1好気処理室21は、汚水槽12内の汚水が供給される汚水供給管24が接続されており、汚水供給ポンプ44を用いて汚水槽12側から汚水が供給される。底部側には、図示しないエア供給管が配設されており、該エア供給管から噴出されるエアにより第1好気処理室21内の汚水は、撹拌処理されるとともに、随時酸素が供給される。さらに、第1好気処理室21内には、好気性細菌を定着させる菌床材となる木材チップが容積の10〜15%程投入されており、エアにより木材チップを撹拌させている。
第1嫌気処理室22は、第1好気処理室21において活性汚泥法による好気性処理がされた処理水を沈殿処理し、処理水中に溶存酸素が存在しない状態とするように構成されている。
第2好気処理室23は、第1好気処理室21と同様に、底部側にエア供給管が配設されている。該エア供給管から噴出されるエアにより、第2好気処理室内23の処理水は、撹拌処理されるとともに、処理水に随時酸素が供給される。また、第2好気処理室23にも木材チップが所定量投入されている。さらに、第2好気処理室23は、第2好気処理室23で好気性処理された処理水を中間処理槽13へ排出するための曝気処理水排出管26が接続されている。
また、各処理室21,22,23の上部側には、それぞれ円筒状の開口部21a,22a,23aが形成されており、各開口部21a,22a,23aに開閉自在な開閉蓋が設けられている。これにより、曝気処理槽9の上側から第1好気処理室21、第1嫌気処理室22及び第2好気処理室23内部の点検等のメンテナンスを容易に行うことができる。
上記構成により、汚水槽12から曝気処理槽9側に供給された汚水は、まず、第1好気処理槽21に供給され、エア供給管から噴出されたエアにより木材チップとともに撹拌して曝気処理され、好気性細菌による有機汚濁物質の分解が促進される。第1好気処理室21で好気性処理された処理水は、第1嫌気処理室22へ供給される。
該第1嫌気処理室22に供給された処理水は、酸素が供給されない環境下である第1嫌気処理室22内で一定時間滞留される。これにより、無酸素の状態で活性化する嫌気性細菌による有機汚濁物質の分解を促進できる。第1嫌気処理室22で嫌気性処理された処理水は、第2好気処理室23へ供給される。
第2好気処理室23に供給された処理水は、再び底部側から供給されるエアにより撹拌されて曝気処理される。これにより、好気性細菌が酸素欠乏状態から好気性状態に戻されると細胞内にリンを蓄積する現象により、特にリンを分離できる(嫌気‐好気活性汚泥法)とともに、さらにその他の有機汚濁物質の分解を進めることができる。また、第2好気処理室23で好気性処理された処理水は、曝気処理水排出管26を介して下部処理室3側に配置される中間処理槽13へ排出される。
前記中間処理槽13に貯められた処理水は、後述する第1反応槽供給ポンプ47を用いて反応槽11側へと供給される。また、該中間処理槽13には、戻し管27及び戻しポンプ46が設けられ、曝気処理槽9に貯水された処理水の一部を再び曝気処理槽9の第1好気処理室21側へ戻すことができるように構成されており、曝気処理槽9内での有機汚濁物質の分解が十分でなかった場合等には、処理水の一部が曝気処理槽9の第1好気処理室21へと戻される。
前記反応槽11は、筒状に形成された第1反応槽11Aと、該第1反応槽11Aより直径方向が一回り小さい筒状に形成された第2反応槽11Bとが別体で設けられている。各反応槽11A,11Bの内部には、木材チップが充填されて図示しないチップ層が形成されている。投入される木材チップは、逐次踏み固められながら全体が均一な密度となるように充填される。該木材チップは、1gあたり30平方メートル以上の表面積を有しており、反応槽に敷き詰められたチップ層を形成する木材チップには、好気性、嫌気性の両面性を有する菌体が棲息する。
上記構成のように反応槽11を第1反応槽11Aと第2反応槽11Bで分けたことにより、処理水がチップ層をろ過する距離を長くすることができるため、省スペースであっても十分な浄化処理を行うことができる。
前記反応貯水槽14は、第1反応槽11A内をろ過して排出される処理水を貯水する第1貯水槽14Aと、第2反応槽11B内をろ過して排出される処理水を貯水する第2貯水槽14Bとから構成されている。すなわち、中間処理槽13から供給された処理水は、第1反応槽供給ポンプ47により第1供給管28を経由して第1反応槽11Aのチップ層の表層に散水され、第1反応槽11Aでろ過された処理水が第1排出管29から第1貯水槽14Aに排出される。該第1貯水槽14Aに貯水された処理水は、第2反応槽供給ポンプ48により第2供給管31を経由して第2反応槽11Bのチップ層の表層に散水され、第2反応槽11Bでろ過された処理水が第2排出管32から第2貯水槽14Bに排出されるように構成されている。
上記構成により、中間処理槽13から第1反応槽11Aに供給されたチップ層の表面に散水供給された処理水は、まずチップ内に空気のある好気性処理層に生息する好気性細菌によって好気性処理が行われる。さらに、下方側にろ過されるに従って酸素の供給量の少なくなり、好気性細菌と嫌気性細菌が混在する好気性嫌気性処理層で分解処理される。また、下端側に近付くに従って嫌気性細菌が増殖する。第1反応槽11Aでろ過された処理水は、第1貯水槽14Aへ排出される。
第1貯水槽14Aに貯められた処理水は、第2反応槽11Bへと供給されて、第1反応槽11Aと同様の処理が行われる。第2反応槽11でろ過された処理水は、第2貯水槽14Bへ排出される。第2貯水槽14Bに貯められた処理水は、前記着色処理部16側へと供給される。
これにより、各反応槽11A,11Bでは、両性菌による有機汚濁物質の分解処理が行われるため、効率の良い浄水処理ができる。さらに、この両性菌は汚泥源をすべて分解するため、汚泥が発生せずチップ層内において目詰まりを起こさない。
前記着色処理部16は、曝気処理槽9及び反応槽11を介して浄化処理する過程で汚泥等の色が若干残った処理水を、青色等に着色できる。また、処理水に着色処理する際に、処理水に香料を添加するとともに、界面活性剤を添加することもできる。これにより、利用者がより快適に浄化処理水をトイレの先浄水として使用できる。また、処理水に界面活性剤を加えることで、便器の洗浄水として利用された際に、便器に付着した汚れを落とし易くするとともに、便器に汚れを付着し難くすることができる。当該構成により着色処理された処理水は、浄水槽供給ポンプ49を用いて浄水槽17へと供給される。
なお、上記の着色処理部16に変えて図示しない脱色処理部を設ける構成としても良い。該脱色処理部は、多孔質性の活性炭による脱色作用を利用したものや、オゾンによる脱色作用を利用したものを使用することができる。これにより、浄水処理された処理水に残った色が脱色されて無色透明の浄化処理水が得られる。
前記浄水槽17は、曝気処理槽9及び反応槽11を介して浄化処理され、着色処理部16で着色処理された浄化処理水が貯水される。浄水槽17に貯水された水は、トイレルーム8の洗浄水タンク7内に所定量の洗浄水が満たされるように随時供給され、便器6の洗浄水として再利用される。
上述の構成により、20フィートコンテナ内に収容された処理施設4により、トイレルーム8の便器6等から排出された汚水は、曝気処理槽9,反応槽11及び着色処理部16によって浄水処理されて浄化槽17に貯水され、該浄化層17に貯水された浄化処理水が再び洗浄水タンク7に送られてトイレの洗浄水として再利用される。このため、本実施例の循環式トイレによれば、定期的に洗浄水を継足すことなく、長期間(半年程度)継続して使用することができる。
なお、コンテナ1には、図1に示されるように、上部処理室2に配置されたトイレルーム8内に出入りするための開閉扉45が地面から所定高さ位置に設けられており、トイレの利用者が該開閉扉45の前へ行くためのステップ30がコンテナ1外面側の周壁に沿って設置されている。当該構成により、北陸地方等の積雪のある場所で利用する場合においても、トイレルーム8は設置された地面よりも高い位置にあるため、積雪のために開閉扉45が開けられないという事態を回避できる。
上述の循環式トイレが設置されたコンテナ1には、処理施設4の稼働状況を確認できる表示パネル36を備えた図示しない操作パネルが設けられている。さらに、該操作パネルには、メンテナンスのために各部に設けたポンプの稼働の入切を操作する入力装置である操作スイッチ37が配置されており、該操作スイッチ37を操作することにより制御部35を介してポンプの稼動状況を調整することができる。
次に、制御部35の構成を説明する。
図5は、制御部の構成を示すブロック図である。制御部35の入力側には、前記操作パネルに設けた操作スイッチ37と、汚水槽12内の水位を検出する汚水槽水位センサ38と、前記中間処理槽13内の水位を検出する中間処理槽水位センサ39と、前記第1貯水槽内14Aの水位を検出する第1貯水槽水位センサ41と、前記第2貯水槽内14Bの水位を検出する第2貯水槽水位センサ42と、前記浄水槽17内の水位を検出する浄水槽水位センサ43とが接続されている。
図5は、制御部の構成を示すブロック図である。制御部35の入力側には、前記操作パネルに設けた操作スイッチ37と、汚水槽12内の水位を検出する汚水槽水位センサ38と、前記中間処理槽13内の水位を検出する中間処理槽水位センサ39と、前記第1貯水槽内14Aの水位を検出する第1貯水槽水位センサ41と、前記第2貯水槽内14Bの水位を検出する第2貯水槽水位センサ42と、前記浄水槽17内の水位を検出する浄水槽水位センサ43とが接続されている。
一方、制御部35の出力側には、前記汚水供給ポンプ44と、前記戻しポンプ46と、前記第1反応槽供給ポンプ47と、前記第2反応槽供給ポンプ48と、浄水槽供給ポンプ49と、各貯水槽12,13,14,17内の水位や各ポンプ44,46,47,48,49の稼動状況を視認できる表示パネル36と、操作パネルに各貯水槽での水位が所定値を超えたことを報知する報知ランプ51(報知手段)とが接続されている。
制御部35は、各貯水槽12,13,14,17内の汚水及び浄化処理中の処理水の水位をリアルタイムで表示パネル36に表示させることができる。また、各ポンプ44,46,47,48,49の何れかが故障して貯水槽12,13,14,17の水位が所定値を超えた場合、報知ランプ51を発光させて管理者に報知する。さらに、操作パネルの操作スイッチ37を介して各ポンプ44,46,47,48,49の駆動を停止させることもできる。なお、前記報知ランプ51による報知は、警報ブザーによる警報や、管理者の携帯電話にメール等で異常を知らせる手段に変更する他、これら報知手段を兼用させても良い。
このため、該コンテナ1の管理者は、処理施設4の異常を早急に発見することができるとともに、操作パネルを介して処理施設4の駆動を停止できるため、迅速にメンテナンスを行うことができる。
次に、図6及び図7に基づき、本考案の別実施例1について、上述の例と異なる点を説明する。
図6は、本考案を適用した循環式トイレの別実施例1を示した全体斜視図であり、図7は、本考案を適用した循環式トイレの内部構造を示す側断面図である。図より、収容部1を構成する上部処理室2及び下部処理室3について、前記上部処理室2は、コンテナ10とトイレボックス20とから構成され、前記下部処理室3は、コンテナ10及びトイレボックス20が載置される床部5を備えた設置台25(ベース部)により形成されている。
図6は、本考案を適用した循環式トイレの別実施例1を示した全体斜視図であり、図7は、本考案を適用した循環式トイレの内部構造を示す側断面図である。図より、収容部1を構成する上部処理室2及び下部処理室3について、前記上部処理室2は、コンテナ10とトイレボックス20とから構成され、前記下部処理室3は、コンテナ10及びトイレボックス20が載置される床部5を備えた設置台25(ベース部)により形成されている。
前記コンテナ10内には、前記処理施設4を構成する曝気処理槽9及び反応槽11のみが収容されており、該コンテナ10の長手方向に併設された前記トイレボックス20内には、複数のトイレルーム8が形成されている。
前記設置台25は、上面側に形成された床部5の上には、コンテナ10及びトイレボックス20が載置・固定されるように形成されており、床部5の下方側(設置台25の内部側)であって且つ、底部を形成する底部材15の上には、汚水槽12と、浄水槽17と、中間処理槽13と、第1貯水槽14Aと、第2貯水槽14Bとが配置されている。
当該構成により、上部処理室2を曝気処理槽9と反応槽11のみ収容されるコンテナ10及びトイレボックス20で構成するとともに、設置台25の内側(床部5の下側)を下部処理室3として利用したことにより、曝気処理槽9と反応槽11による汚水の浄化能力を十分に確保できるとともに、循環式トイレを一箇所にまとめて且つ各部材が効率的に配置されるため、循環式トイレの設置スペース極力小さくすることができる。
1 収容部
2 上部処理室
3 下部処理室
5 床板(床部材)
6 便器
8 トイレルーム
9 曝気処理槽
11 反応槽
11A 第1反応槽
11B 第2反応槽
12 汚水槽
13 中間処理槽(曝気貯水槽)
14 反応貯水槽
16 着色処理部
17 浄水槽
21 第1好気処理室
22 第1嫌気処理室
23 第2好気処理室
35 制御部
36 表示パネル
37 操作スイッチ
51 報知ランプ(報知手段)
2 上部処理室
3 下部処理室
5 床板(床部材)
6 便器
8 トイレルーム
9 曝気処理槽
11 反応槽
11A 第1反応槽
11B 第2反応槽
12 汚水槽
13 中間処理槽(曝気貯水槽)
14 反応貯水槽
16 着色処理部
17 浄水槽
21 第1好気処理室
22 第1嫌気処理室
23 第2好気処理室
35 制御部
36 表示パネル
37 操作スイッチ
51 報知ランプ(報知手段)
Claims (12)
- 汚水を貯留する汚水槽(12)と、曝気処理を行う曝気処理槽(9)と、菌床材となるチップが充填され、曝気処理槽(9)から排出された処理水を浄化処理する反応槽(11)と、上記曝気処理槽(9)と反応槽(11)により浄化処理した処理水を貯留する浄水槽(17)とをボックス状の収容部(1)内に備え、収容部(1)が移動可能に構成された循環式トイレにおいて、上記収容部(1)内を床部材(5)によって上部処理室(2)と下部処理室(3)に仕切り、上部処理室(2)に、曝気処理槽(9)と、反応槽(11)と、便器(6)が設けられるトイレルーム(8)とを配置するとともに、下部処理室(3)に、汚水槽(12)と、浄水槽(17)と、曝気処理槽(13)及び反応槽(11)から吐出される処理水を一時的に貯留する複数の貯水槽(13,14)とを設け、これらを単一の収容部(1)内に収容した循環式トイレ。
- 前記収容部(1)を単一のコンテナにより形成した請求項1に記載の循環式トイレ。
- 前記上部処理室(2)側は、コンテナ(1)の長手方向の一端側にトイレルーム(8)が配置され、該トイレルーム(8)の隣に曝気処理槽(9)が設けられ、コンテナ(1)の他端側に反応槽(11)が配置される請求項2に記載の循環式トイレ。
- 前記上記処理室(2)は、曝気処理槽(9)と反応槽(11)とが収容されるコンテナ(10)と、複数のトイレルーム(8)が配置されるトイレボックス(20)とで構成され、前記下部処理室(3)は、上面側にコンテナ(10)及びトイレボックス(20)が載置される床部材(5)を備えたベース部(25)で構成される請求項1に記載の循環式トイレ。
- 前記貯水槽(13,14)は、曝気処理槽(9)の下方側に配置されて曝気処理槽(9)からの処理水が供給される曝気貯水槽(13)と、反応槽(11)の下方側に配置されて反応槽(11)から処理水が供給される反応貯水槽(14)とを備え、前記トイレルーム(8)の下方側に汚水槽(12)及び浄水槽(17)が配置される請求項1乃至4の何れかに記載の循環式トイレ。
- 前記曝気処理槽(9)は、汚水槽(12)から供給された汚水を好気性処理する第1好気処理室(21)と、第1好気処理室(21)から供給された処理水を嫌気性処理する第1嫌気処理室(22)と、第1嫌気処理室(22)から供給された処理水を再び好気性処理する第2好気処理室(23)とを一体的に備える請求項1乃至5の何れかに記載の循環式トイレ。
- 前記曝気処理槽(9)で処理された後に曝気貯水槽(13)に貯留された処理水の一部は、再び曝気処理槽(9)へと供給されて再び曝気処理が行われる請求項5又は6の何れかに記載の循環式トイレ。
- 前記反応槽(11)は、曝気処理槽(9)で処理された処理水が投入される第1反応槽(11A)と、該第1反応槽(11A)で処理された処理水が投入される第2反応槽(11B)とを備えて構成される請求項1乃至7の何れかに記載の循環式トイレ。
- 曝気処理槽(9)及び反応槽(11)により浄化処理された処理水の着色処理を行う着色処理部(16)を設けた請求項1乃至8の何れかに記載の循環式トイレ。
- 曝気処理槽(9)及び反応槽(11)により浄化処理された処理水の脱色処理を行う脱色処理部を設けた請求項1乃至8の何れかに記載の循環式トイレ。
- トイレの使用状況を表示パネル(36)に表示するとともに、操作スイッチ(37)により浄化処理中の処理水の流量を調整できる制御部(35)を備えた請求項1乃至10の何れかに記載の循環式トイレ。
- 前記制御部(35)は、曝気処理槽(9),反応槽(11)又は浄水槽(17)へ処理水を供給するポンプに異常がある場合に、表示パネル(36)を介して管理者に通知する報知手段(51)を備えた請求項11に記載の循環式トイレ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011007459U JP3173972U (ja) | 2011-12-19 | 2011-12-19 | 循環式トイレ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011007459U JP3173972U (ja) | 2011-12-19 | 2011-12-19 | 循環式トイレ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3173972U true JP3173972U (ja) | 2012-03-01 |
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ID=48001167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011007459U Expired - Fee Related JP3173972U (ja) | 2011-12-19 | 2011-12-19 | 循環式トイレ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3173972U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013169536A (ja) * | 2012-02-22 | 2013-09-02 | Haitekkusu:Kk | 水洗式の簡易トイレシステム |
KR101720287B1 (ko) * | 2016-11-08 | 2017-03-27 | (주)애플비세라믹 | 세면대 일체형 변기의 절수장치 |
JP2018150776A (ja) * | 2017-03-15 | 2018-09-27 | アルコ株式会社 | トイレの循環型簡易リフォームが可能な移動できる水洗トイレ |
EP3702545A4 (en) * | 2017-12-28 | 2021-09-01 | Nishimu Electronics Industries Co., Ltd. | PURIFICATION SYSTEM |
-
2011
- 2011-12-19 JP JP2011007459U patent/JP3173972U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
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JP2018150776A (ja) * | 2017-03-15 | 2018-09-27 | アルコ株式会社 | トイレの循環型簡易リフォームが可能な移動できる水洗トイレ |
JP7023606B2 (ja) | 2017-03-15 | 2022-02-22 | アルコ株式会社 | トイレの循環型簡易リフォームが可能な移動できる水洗トイレ |
EP3702545A4 (en) * | 2017-12-28 | 2021-09-01 | Nishimu Electronics Industries Co., Ltd. | PURIFICATION SYSTEM |
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