JP3173570U - 直管楽器用ストラップの係止具 - Google Patents

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Abstract

【課題】直管楽器のサムレストに係止させるためにストラップの下端に取付ける係止具において、親指との接触部分を小さくしても楽器との係止状態を安定させられる直管楽器用ストラップの係止具を提供する。
【解決手段】外周面に凹溝23を形成した板部材21の上部にストラップとの取付け部を、下部に切欠き凹部24を設け、凹溝内に糸を取付けて切欠き凹部24の下端側で糸26を露出させ、糸の露出部を直管楽器のサムレストとの係止部とする。
【選択図】図3

Description

本考案は、直管楽器のサムレストに係止させるためにストラップの下端に取付ける係止具に関するもので、ソプラノクラリネット、ソプラノサックス、オーボエなどの比較的軽量の直管楽器をストラップに吊す際に使用される。
直管楽器、例えばソプラノクラリネット1を演奏する場合には、楽器の背面側から突出させた舌片状のサムレスト2の下に右手親指をあてがって楽器を支え、マウスピース3を口にくわえて指で操作を行う(図1参照)。演奏中は、右手親指と操作する指とで楽器を扱うため、右手親指は楽器の重量を直接受けることになる。そのため、この親指に掛かる負担が極めて大きくなり、多くの演奏家は親指のCM関節を傷めて関節炎との闘いを余儀なくされることがある。
そのため、演奏時間が長くなる場合には、ストラップを使用して楽器を首から吊り下げて演奏されることが多くなり、特許文献1に示した金属製のフックを係止具としてサムレストに係止させている。
しかしながら、これらの係止具のフックは演奏時の動きにも耐えられるように比較的太い素材で形成されているから、係止具を引っ掛けたサムレストの下に右手親指をあてがうと、親指が係止具に接触することになる。係止具が外れないようにサムレストに細幅部を設けてここに係止具を係止させるタイプも存在しているが、サムレストの舌片自体が大きいものではないから親指が係止具と接触することになる。そのため、演奏者が違和感を覚え演奏に対する集中力が削がれるばかりではなく、往々にして指先を痛めてしまうことがあった。
実公昭49−18018号公報
本考案は、直管楽器のサムレストに係止させるためにストラップの下端に取付ける係止具において、親指との接触部分を小さくしても楽器との係止状態を安定させられるようにすることを課題としたものである。
この技術的課題を解決するための第一の技術的手段は、イ)外周面に凹溝を形成した板部材の上部にストラップとの取付け部を設け、ロ)板部材の下部に切欠き凹部を設け、ハ)凹溝内に糸を取付けて切欠き凹部の下端側で糸を露出させ、ニ)糸の露出部を直管楽器のサムレストとの係止部としたこと、である。
第二の技術的手段は、上記ストラップにおいて、切欠き凹部の上部側の幅をサムレストの幅より大きく形成したことである。
本考案に係る係止具は板部材で形成されていて、その上部にストラップとの取付け部を、下部に切欠き凹部を設けているから、ストラップに係止具を取付けると、切欠き凹部は下向きに開放された形態となる。
板部材には外周面に凹溝が形成されているから、凹溝内に糸を取付けると切欠き凹部の下端側では糸が露出することになる。糸の上方に位置する切欠き凹部の空間を利用してサムレストの舌片を進入させると、露出した糸を直管楽器のサムレストに係止させることができる。
切欠き凹部で露出している糸は適度の張力を備えていて、楽器を吊り下げるとサムレストの下面に臨ませた糸に若干の撓みが生じ、これによって楽器との係止状態を安定させることができる。また、糸自体は細いものであるから、サムレストにあてがう親指との接触部分を小さくすることができる。
サムレストがその細幅部を備えていてそこに係止具を係止させるタイプの場合には、切欠き凹部の上部側の幅をサムレストの幅より大きく形成しておくと、幅広となっているサムレストの先端側を円滑に切欠き凹部内へ導くことが可能となり、細幅の係止部に対応して糸の短い露出部で楽器を係止して楽器との係止状態を安定させることができる。
板部材としては、木、合成樹脂、金属あるいはセラミックを素材としたものを好適に使用することができる。板部材の大きさは、ストラップに取付けて楽器を吊るすに適したものであればよく、その形状も丸形、方形、馬蹄形、竪琴形など、好みに応じて選択すればよい。
また、板部材の凹溝に取付ける糸としては、直管楽器を吊して行う演奏に耐えられるものであればよく、ナイロンやレーヨン等の合成樹脂製の糸の他、三味線糸などの天然繊維からなる糸を好適に使用することができる。
親指との接触部分を小さくしても楽器との係止状態を安定させられる結果、右手親指に特別の違和感や緊張感が生れることもなく、快適な演奏を楽しむことができる。
また、張設された糸を利用した係止具は、楽器の種類やメーカーを問わずに係止させられる利点がある。
さらに、係止具を金属製等の硬い素材で形成した場合には、演奏中の動きによって楽器との接触音を発生することがあったが、本考案では糸で楽器を係止するために、異音が発生することはない。
ソプラノクラリネットの正面図 ソプラノクラリネットの要部背面図 ストラップの斜視図 係止具の形態を示す正面図
図3は、本考案に係る係止具を取付けたストラップを示したものである。
ストラップの上部の首に掛かる部分は帯体10で形成されている。帯体10の一方の端部にはその長さを調整できるように、帯体の折り返し部13とバックル12とからなる調整部11を設けている。
帯体10の他方の端部と折り返し部13には連結環14、15を介して紐16、16を取付けている。
この実施例では、スライド片17、17を紐16、16の外側に挿通させていて、上段のスライド片17を帯体11側に移動させ、下段のスライド片17を後述する板部材21側に移動させると、紐16、16を並行状態に維持することができる。
係止具20を構成する板部材21は、本実施例では円形のもの使用している。
板部材20の上部には紐16、16を取付ける孔22、22が形成してあり、その下に切欠き凹部24を設けている。この凹部24の上部25(板部材の中心部側)の幅は下部(凹部の開放側)の幅よりも大きく構成して、サムレスト2の挿脱を容易に行えるようにしている。
なお、紐16との取付け構造は、本実施例のように孔を用いる他適宜公知の取付け構造を採用することができる。
板部材21の周面には溝23が形成してあって、その中にナイロン糸26を取付けている。糸26は切欠き凹部24の下端開放部を横断して露出状態となっている。
この実施例では、板部材21の上端部にも小さな切欠き凹部27を形成してあって、この凹部を利用して凹溝13内に取付けた糸26の端部同士を結び合わせている。
図4は板部材21の形態例を示したのもで、aは図3に示した丸形の板部材である。bは馬蹄形、cは竪琴形の板部材である
bの板部材においては、左右の外周傾斜部の内側に沿って孔31、31が穿設してあり、これらの孔はその上部の凹溝32に連続する構成となっている。また、cの板部材では、左右の外周部の下部で斜め方向に孔33、33を穿設し、その上部の凹溝34に連続する構成となっている。凹溝32、34に取り付けられる糸26を孔31、33へ挿通することによって、糸26の取付け状態を一層安定させられる。
1ソプラノクラリネット、 2サムレスト、 3マウスピース、 5レジスターキー、 6ホール、 11ストラップ上部を構成する帯体、 12バックル、 14、15連結環、 16、16紐、 17スライド片、 20係止具、 21板部材、 22紐取付け用の孔、 23板部材周面の凹溝、 24切欠き凹部、 26ナイロン糸、 27小さい切欠き凹部

Claims (3)

  1. 直管楽器のサムレストに係止させるためにストラップの下端に取付ける係止具において、外周面に凹溝を形成した板部材の上部にストラップとの取付け部を下部に切欠き凹部を設け、凹溝内に糸を取付けて切欠き凹部の下端側で糸を露出させ、糸の露出部を直管楽器のサムレストとの係止部とした係止具。
  2. 切欠き凹部の上部側の幅をサムレストの幅より大きく形成した請求項1に記載の係止具。
  3. 凹溝の一部を板部材の外周部の内側に穿設した孔に代えて糸の取付け部とした請求項1又は2に記載の係止具。
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