JP3173318U - 洗浄用プラグ - Google Patents

洗浄用プラグ Download PDF

Info

Publication number
JP3173318U
JP3173318U JP2011006786U JP2011006786U JP3173318U JP 3173318 U JP3173318 U JP 3173318U JP 2011006786 U JP2011006786 U JP 2011006786U JP 2011006786 U JP2011006786 U JP 2011006786U JP 3173318 U JP3173318 U JP 3173318U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plug
socket
cleaning
seal member
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011006786U
Other languages
English (en)
Inventor
悟史 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Joplax Co Ltd
Original Assignee
Joplax Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Joplax Co Ltd filed Critical Joplax Co Ltd
Priority to JP2011006786U priority Critical patent/JP3173318U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3173318U publication Critical patent/JP3173318U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lift Valve (AREA)

Abstract

【課題】ソケットに設けられた流体の漏れを抑制するシール部材を重点的に洗浄するプラグを提供する。
【解決手段】内部に第1シール部材26が設けられたソケット20の洗浄用プラグ10において、プラグ本体11は、開口部12と、他方がソケット20に挿入される先端部14と、開口部12と連通される流通路16とを設けて形成する。プラグ本体11の外周のソケット20にプラグ本体11が装着したときにソケット20の内部に位置する部分には第2シール部材19を設け、プラグ本体11の第2シール部材19から先端部14の範囲には、流通路16と連通された複数の貫通孔13が形成する。また、貫通孔13は、プラグ本体11がソケット20に接続されたとき、貫通孔13の出口の向きの延長線上が第1シール部材26と対応する位置に形成する。
【選択図】図4

Description

本考案は、ソケットに接続されて用いられる洗浄用プラグに関し、詳しくは、ソケット内に装着されたOリング等のシール部材を重点的に洗浄するための構造を有する洗浄用プラグに関する。
従来、配管やパイプ等に用いられるプラグ及びソケットを備えた継手には、配管等を流れる液体や気体の流体が漏れ出すのを抑制するため、液密ないし気密に接続されるようにするため、Oリングやパッキン等のシール部材がプラグ及びソケットの互いに接する部分に設けられている。例えば、下記特許文献1に開示されている管継手では、図8Aに示すように、ソケット40とプラグ41との間をシールするOリング42が設けられており、また、下記特許文献2に開示された管継手では、図8Bに示すように、ソケット50に挿入したプラグ51の外周面に圧接してシールするOリング52が設けられている。
特開平07−098087号公報 特開2001−041381号公報
ここで、上記特許文献1及び2に記載された管継手のソケット側に設けられたOリング42、52は、液漏れないし気体漏れを抑制するために常に管継手内を流れる流体に接しているため、このOリングに汚れが付着していると、汚れが管路内に流れ出すおそれがあるので、特に飲用される液体用に供されるOリングを含む管継手の内部は、衛生面を考えると、定期的に洗浄が行えることが望まれる。
しかし、このソケットに設けられたOリングは、管継手の液漏れないし気体漏れを抑制するため常にプラグと接しているので、管継手内を洗浄する際に良好に洗浄され難い部分となっている。また、Oリングは管路内から一部が突出した形状をしており、洗浄用の液体を通過させただけでは洗浄しきれない部分が存在するおそれがある。さらに、液漏れないし気体漏れを抑制するシール部材としては、Oリングのみならず様々な形状や材質で形成されたものが使用されており、より洗浄し難いものも使用されている。
また、Oリングの洗浄の手段としてはソケットを解体して行うことも考えられるが、作業に時間や手間がかかってしまうという問題点が存在する。また、ソケットが使用されている場所や、ソケットの構造により、ソケットが解体し難いものもある。
一方、現在、ソケットの内部にプラグとの接続を解除したとき、流体の逆流を抑制するためのバルブが設けられたソケットも広く使用されているが、このバルブの有無に関わらず同じ洗浄器具等を用いてソケットの洗浄を行うことができれば、作業効率がよくなり洗浄器具を揃える費用も抑えることができる。
本考案者は、このような従来技術に鑑み、このOリングの洗浄を重点的に簡単な作業で行うことができるようにするための構成について種々検討を重ねた結果、ソケットに装着されるプラグと同様の構成を有し、このプラグにOリングの洗浄を重点的に行なわさせることができる構造を備えるようにすることで、ソケットにこのプラグを装着するだけでOリングの洗浄を効果的に行わさせることができることを見出し、本考案を完成するに至ったのである。
すなわち、本考案の目的は、ソケットの内部に装着されたOリングの洗浄を重点的に簡単な作業で行え、且つ、ソケットの内部にバルブが設けられているか否かに関係なく使用できる構造を有する洗浄用プラグを提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案の第1の態様の洗浄用プラグは、ソケットに接続されるプラグ本体を有する内部に第1シール部材が設けられた前記ソケットの洗浄用プラグにおいて、
前記プラグ本体は、一方が開口され流体が流入される開口部と、他方が前記ソケットに挿入される先端部と、内部に前記開口部と連通される流通路とが設けられた筒状体で形成され、
前記プラグ本体の外周の前記ソケットに前記プラグ本体が装着されたときに、前記ソケットの内部に位置する部分には少なくとも一つの第2シール部材が設けられ、
前記プラグ本体の前記第2シール部材が設けられた部分から前記先端部の範囲には、前記流通路と連通された複数の貫通孔が形成され、
前記複数の貫通孔は、前記プラグ本体が前記ソケットに接続されたとき、前記貫通孔の出口の向きの延長線上が前記第1シール部材と対応する位置に形成されていることを特徴とする。
また、本考案の第2の態様の洗浄用プラグは、前記複数の貫通孔は、前記プラグ本体の前記先端部側の側面に形成され、
前記プラグ本体は、前記複数の貫通孔が形成された部分から前記先端部にわたる部分の径が前記第1シール部材の径よりも小さく形成されていることを特徴とする。
また、本考案の第3の態様の洗浄用プラグは、前記複数の貫通孔は、前記プラグ本体の前記先端部に形成され、
前記プラグ本体は、前記先端部が前記第1シール部材より前記開口部側に配置されるように形成されていることを特徴とする。
また、本考案の第4の態様の洗浄用プラグは、前記プラグ本体の前記先端部には、前記プラグ本体の前記開口部とは反対側に突出した軸が形成され、
前記軸は、棒状、板状又は筒状のいずれかの形状であることを特徴とする。
また、本考案の第5の態様の洗浄用プラグは、前記貫通孔の径は、前記ソケットに装着された第1シール部材の幅と同じ大きさの径か、又は、やや小さい径であることを特徴とする。
また、本考案の第6の態様の洗浄用プラグは、前記プラグ本体には、前記ソケットに設けられた係止部と嵌め合わされる係合部が形成されていることを特徴とする。
本考案は、上記構成を備えることにより、以下の優れた効果を奏する。すなわち、本考案の第1の態様の洗浄用プラグによれば、ソケットの内側に装着されたOリングやパッキン等の第1シール部材は、本考案の洗浄用プラグをソケットに接続することで、プラグ本体に形成された複数の貫通孔からソケットの第1シール部材に向けて洗浄用の液体が噴出されることで、第1シール部材に洗浄液を当てることができ効率よく重点的に洗浄することができる。また、ソケットに本考案の洗浄用プラグを接続したとき、プラグ本体の外周にソケットの内側に液密に接する少なくとも一つの第2シール部材が設けられているので、洗浄中の液漏れを抑制することができる。なお、この第2シール部材は、例えば、Oリングやパッキン等を用いることができる。
また、本考案の第2の態様の洗浄用プラグによれば、プラグ本体の貫通孔が形成された部分から先端部にわたる部分の径の大きさが、第1シール部材の径よりも小さく形成されているので、貫通孔から噴出された洗浄用の液体は、ソケット側に向かって流れて排出させることができるので、衛生的に洗浄を行うことができるようになる。
また、本考案の第3の態様の洗浄用プラグによれば、プラグ本体の貫通孔が形成された先端部はソケットに設けられた第1シール部材の開口部側の手前に配置され、この先端部に複数の貫通孔が形成されているので、貫通孔から噴出された洗浄用の液体は、第1シール部材を洗浄した後ソケット側に向かって流れて排出させることができるので、衛生的に洗浄を行うことができるようになる。
また、ソケットには、プラグとソケットの接続を解除させたとき、ソケット側からの流体の逆流を抑制するために、ソケットの内部にバルブが設けられているものがある。このバルブは概ねバネ体と連結されており、このバネ体の弾性力によりバルブが閉じられ、また、プラグが接続されるときは、プラグの押圧力によりバネ体が縮み、バルブが開成され、流体の流れる流路が形成されるようになる。そのため、本考案の第4の態様の洗浄用プラグによれば、プラグ本体の先端部に棒状体の軸が形成されているので、ソケットに本考案の洗浄用プラグを接続したとき、この軸によりソケットに設けられたバルブを開成させることができるので、バルブが設けられたソケットについても、洗浄することができるようになる。なお、バルブが設けられていないソケットは、ソケットの流路は中空となっているので、軸が形成された本考案の洗浄用プラグを、バルブが設けられていないソケットも使用することができるので、多くの種類のソケットに使用することができるようになる。
また、本考案の第5の態様の洗浄用プラグによれば、プラグ本体に形成された貫通孔の径は、ソケットの内部に装着された第1シール部材の幅と同じ大きさの径か又はやや小さい径で形成されているので、貫通孔から噴出される洗浄用の液体は高速及び高圧となるため、ソケットの第1シール部材の汚れの洗浄の効率をより高くすることができる。
また、本考案の第6の態様の洗浄用プラグによれば、洗浄用プラグをソケットに装着したときソケットの係止部と洗浄用プラグのプラグ本体の係合部とを嵌め合わせることで、洗浄用プラグが水圧で抜けるのを抑制することができる。
図1Aは本考案の実施形態に係る洗浄用プラグと接続されるソケットを示す斜視図であり、図1Bは図1Aの洗浄用プラグとソケットの接続した状態を示す斜視図である。 図2Aは本考案の実施形態に係る洗浄用プラグの側面図であり、図2Bは図2AのIIB−IIB線での断面図である。 図3Aは図1AのIIIA−IIIA線での断面図であり、図3Bは図3Aに続く接続過程を示す断面図である。 図1BのIV−IV線での断面図であり、洗浄過程を示す図である。 図5Aは実施形態に係る洗浄用プラグをバルブの無いソケットに使用した場合に係る図3Aに対応する断面図であり、図5Bは図3Bに対応する断面図である。 図6Aは変形例1の洗浄用プラグを示す斜視図であり、図6Bは図6AのVIB−VIB線での断面図であり、図6Cは図3Bに対応する断面図である。 図7Aは変形例2の洗浄用プラグを示す斜視図であり、図7Bは図7AのVIIB−VIIB線での断面図であり、図7Cは図4に対応する断面図である。 図8Aは従来例を示す断面図であり、図8Bは他の従来例を示す断面図である。
以下、図面を参照して本考案の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本考案の技術思想を具体化するための洗浄用プラグを例示するものであって、本考案をこの洗浄用プラグに特定することを意図するものではなく、実用新案登録請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適応し得るものである。
[実施形態]
以下、図1〜図4を参照して実施形態の洗浄用プラグ10を説明する。本実施形態に係る洗浄用プラグ10は、図1Aに示すように、一方から流体が流入され、他方がソケット20の内部に挿入され、ソケット20と接続され使用されるものである。なお、実施形態で用いられるソケットは特別な構成を有するものではなく、一般に使用されているものである。そのため、洗浄用プラグ10のソケット20の内部に挿入され接続される部分の形状は、一般に使用されている配管等を接続するために用いられる継手を構成するソケットに接続できるようなプラグの形状と同様に形成されている。そして、洗浄用プラグは図1Bに示すように、ソケットと接続されて使用されるものである。
また、図示は省略するが、洗浄用プラグ10の流体が流入される開口部12側には、洗浄用の液体が供給される配管等が接続され、ソケット20の洗浄用プラグ10が挿入される側とは反対側の排出口27側には、洗浄用プラグからの洗浄用の液体が流れるように配管等が接続される。
ここで、まず、実施形態の洗浄用プラグ10が接続されるソケット20の構成について説明する。図1及び図3に示すように、ソケット20は上述したように、一般的に使用されているソケットであり、特別な構成を有したものではなく、水等を流通させるプラグが接続され使用されるものである。
ソケット20は、一方にプラグが挿入されるプラグ挿入口25が形成され、他方に流入された流体を排出する排出口27が形成され中空の流路21が設けられた筒状体で形成されている。なお、ソケット20の流路21には、プラグとソケット20の接続を解除させたとき、流体の逆流を抑制するためのバルブ22(図3参照)が設けられている。このバルブ22はバネ体23と連結されており、バネ体23の弾性力によりバルブ22が閉成され、また、プラグが接続されるときは、プラグを挿入する押圧力によりバネ体23が縮みバルブ22が開成され、流体の流れる流路21が設けられるように構成されている。さらにまた、流路21のバルブ22で塞がれる部分に液漏れを抑制するパッキン24が設けられている。また、バルブ22には、プラグがソケット20に接続された際に、バルブ22を開成させるために、プラグの挿入される側の端部によって押動される中空の筒状体で形成された作動部材29が取り付けられている。この作動部材29は一部が延設されてバルブ22に取り付けられており、ソケット20の流路が塞がれないような空洞を有するように構成されている。
一方、ソケット20のプラグ挿入口25側には、プラグが接続されたときにプラグとソケットがロックされる係止部としての係止ボール28が複数個備えられている。また、ソケット20の係止ボール28より奥側に第1シール部材としての第1Oリング26が設けられている。この第1Oリング26は、プラグとソケット20が接続されたとき、プラグとソケット20の隙間からの液漏れを抑制するためのものである。なお、実施形態のソケット20は従来技術に属するものであって公知であるので、他の構成の詳細な説明は省略する。
次に、実施形態にかかる洗浄用プラグ10について説明する。図2に示すように、洗浄用プラグ10は、一方が開口した開口部12と、他方がソケット20の内部に挿入される先端部14とを有し中空の流通路16を有する円筒体で形成されたプラグ本体11を有し、このプラグ本体11の先端部14側の側面には、流通路16と連通した複数個、たとえば4個の貫通孔13が形成されている。また、各貫通孔の出口の向きは、その延長線上にソケットに設けられた第1Oリングと対応するように形成されている。なお、実施形態では、各貫通孔の出口の向きはソケットの第1Oリングに対応するように、プラグ本体11の軸線に対し直角方向に形成されている。そして、プラグ本体11の貫通孔13が形成された部分から先端部14にわたる部分11aの径は、ソケット20に設けられた第1Oリング26の直径よりも小さく形成されている。なお、貫通孔13は、洗浄用プラグ10がソケット20に接続されたとき、貫通孔13がソケット20に装着された第1Oリング26と対応する位置となるように形成されている。また、この貫通孔13の径の大きさは、第1Oリング26の幅よりやや小さい径で形成されている。また、実施形態の洗浄用プラグ10では、貫通孔は4個形成された場合を説明するが、これに限らず、洗浄用プラグの使用態様に合わせ5個以上としてもよく、また、3個以下としてもよい。
プラグ本体11の先端部14には、棒状の軸15が先端部14の略中央からソケット20に挿入される方向に突出して形成されている。また、プラグ本体11の開口部12側の側面にはソケット20に設けられた係止ボール28と係合する係合部としての係合溝17が環状に形成されている。なお、軸の形状は棒状に限らず、板状や筒状としてもよい。
さらに、プラグ本体11の外周にはプラグ本体11の貫通孔13が形成された位置よりも開口部12側であって、プラグ本体11をソケット20に装着したときソケット20の内部に位置する部分に環状の溝18が形成され、この環状の溝18には第2シール部材としての第2Oリング19が装着されている。この第2Oリング19は、洗浄用プラグ10がソケット20に接続されたとき、ソケット20のプラグ挿入口25の内周と液密に接触し液漏れを抑制するためのものである。なお、実施形態では、第2シール部材としての第2Oリング19をプラグ本体11に環状の溝18を形成して装着するようにしたが、これに限らず、環状の溝を設けずに取り付けられる専用のパッキン等を用いるようにしてもよい。さらにまた、第2シール部材としては、ソケットと液密に接する環状の突起をプラグ本体と一体に形成するようにしてもよい。
次に、図3及び図4を参照して実施形態の洗浄用プラグ10のソケット20への装着について説明する。洗浄用プラグ10のソケットへ20の接続は、通常のプラグをソケットに接続するのと同様の手順で行うことができる。すなわち、図3Aに示すように、洗浄用プラグ10とソケット20を用意し、次に、図3Bに示すように、ソケット20のプラグ挿入口25から洗浄用プラグ10の先端部14が形成された側のプラグ本体11を挿入させる。そして、洗浄用プラグ10の外周に形成された係合溝17とソケット20に設けられた係止ボール28とが係合するまで押し進め、係合溝17と係止ボール28とが係合されたら洗浄用プラグ10とソケット20との接続が完了する。なお、洗浄用プラグ10の先端部14には棒状の軸15が形成されているので、ソケット内に設けられたバルブ22をこの軸15で押動させ、バネ体23を押し縮めることでバルブ22を開成させ、ソケット20の流路21を設けることができる(図4参照)。
なお、プラグ本体11の貫通孔13が形成された部分から先端部14にわたる部分11aの径は、ソケット20に設けられた第1Oリング26の直径よりも小さく形成されているので、貫通孔13が形成される小径の部分11aとソケット20の第1Oリング26との間に隙間ができるようになる。洗浄用プラグ10とソケット20が接続されたとき、洗浄用プラグ10のプラグ本体11の外周に形成された貫通孔13は、ソケット20に設けられた第1Oリング26と対応する位置に配置されるようになっている。さらに、洗浄用プラグ10のプラグ本体11の外周に設けられた第2Oリング19は、ソケット20のプラグ挿入口25の内周面30に液密に接触されている。
次に、図4を参照して、ソケット20に設けられた第1Oリング26の洗浄について説明する。洗浄用プラグ10とソケット20が接続されたら、洗浄用プラグ10に洗浄用の液体(以下、洗浄液という。図4では矢印で示している。)を供給する。この洗浄液は、洗浄用の薬品や浄水でもいいし、水道水でもよい。
洗浄用プラグ10の開口部12から供給された洗浄液は、プラグ本体11の流通路16を通り、先端部14の手前の貫通孔13から噴出される。このとき、貫通孔13は、ソケット20の第1Oリング26と対応する位置に形成されているので、貫通孔13から噴射された洗浄液は、第1Oリング26に直接当たることで、第1Oリング26を重点的に洗浄することができる。このとき、貫通孔13の径は、第1Oリング26の幅よりやや小さい径で形成されている。このようにすることで、貫通孔13から噴出される洗浄液の勢いを強めることができるので、第1Oリング26にこびりついた汚れを効率よく落とすことができる。なお、貫通孔13の径の大きさは、第1Oリング26の幅と同じ大きさの径で形成してもよい。このようにすることで、第1Oリング26を満遍なく洗浄することができる。
また、洗浄用プラグ10の外周には、ソケット20のプラグ挿入口25の内周面30と液密に接触されている第2Oリング19が設けられているので、洗浄中に洗浄液が洗浄用プラグ10とソケット20の間から漏れ出すことが抑制されている。このため、通常、液漏れを抑制しているソケットの第1Oリング26を効率よく洗浄することができるようになる。次に、第1Oリング26の洗浄を終えた洗浄液は、開成されたバルブ22を抜けソケット20の流路21を通り、排出口27から排出される。このとき、洗浄液はソケットの流路の洗浄を行うことができる。
洗浄が終了した後、ソケット20から洗浄用プラグ10を取り外す。この取り外し方は通常のプラグとソケットの外し方と同様であり、ソケット20の係止ボール28が洗浄用プラグ10の係合溝17から外れるように操作することで行われる。このとき、ソケット内にバルブ22が設けられていることで、ソケットからの液漏れを抑制することができる。以上で、ソケット20の第1Oリング26の洗浄が終了する。
なお、実施形態では、洗浄用プラグ10に接続されるソケット20は、ソケット20の内部にバルブ22が設けられたものについて説明したが、これに限らず、バルブが設けられていないソケット20Aについても同様に使用することができる。また、本実施形態の洗浄用プラグ10には、ソケット20Aに設けられたバルブを開成するための軸15が設けられているが、そのままでバルブが設けられていないソケット20Aに対しても使用することができる。すなわち、図5A、図5Bに示すように、バルブが設けられていないソケット20Aは、流路21Aを塞ぐ物がないため洗浄用プラグ10の軸15がソケット20Aの流路21Aに収まるようになる。そのため、本実施形態の洗浄用プラグ10は、ソケット20A内にバルブが設けられていても、設けられていなくても、構造を変えることなく使用することができるので、一つの洗浄用プラグで様々なソケットに使用することができるようになる。なお、他の構成は実施形態と同様であるので詳細な説明は省略する。
また、実施形態の貫通孔は、プラグ本体の軸線に対し直角に形成された場合を説明したが、これに限らず、プラグ本体の軸線に対し、円周方向にやや傾けて形成されていてもよい。このようにすることで、貫通孔を通過する洗浄用の液体は、ソケットの第1Oリングに対して、第1Oリングの周上に沿って噴出させることができるので、第1Oリングの汚れをより効率よく落とすことができるようになる。
[変形例1]
上記実施形態の洗浄用プラグ10では、プラグ本体11の先端部14から突出した軸15が形成されている場合を説明したが、これに限らず、軸が形成されていなくてもよい。すなわち、上述したソケット20Aのように、内部にバルブが設けられていないものに使用するものであれば、軸の形成を省略することができる。
変形例1の洗浄用プラグ10Bは図6A〜図6Cに示すように、プラグ本体11Bの先端部14Bには軸が形成されておらず、実施形態の洗浄用プラグ10の先端部14に形成された軸15を省略した構成となっている。なお、他の形状は実施形態の洗浄用プラグ10と同じであるので、同一の構成については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
このようにすることで、バルブが設けられていないソケットについては、変形例1の洗浄用プラグ10Bを用いることで、実施形態の洗浄用プラグ10と同様にソケットの内部の第1Oリング26を重点的に洗浄することができると共に、軸の形成を省略できるので製造コストを抑えることができる。
[変形例2]
変形例1の洗浄用プラグ10Bは、実施形態の洗浄用プラグ10と同様の構成を有し各貫通孔はプラグ本体の側面に形成されたものについて先端部14Bに形成される軸を省略したものを説明したが、変形例2の洗浄用プラグ10Cは、複数の貫通孔13Cがプラグ本体11Cの先端部14Cに形成されている場合を説明する。なお、他の構成は、実施形態の洗浄用プラグ10若しくは変形例1の洗浄用プラグ10Bと同じであるので、同様の構成には同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
図7A〜図7Cに示すように、変形例2の洗浄用プラグ10Cは、プラグ本体11Cの先端部14Cに複数の例えば4個の貫通孔13Cが形成されている。この各貫通孔13Cは、実施形態の洗浄用プラグ10と同様に、プラグ本体11Cの流通路16Cと連通されている。また、プラグ本体11Cの先端部14Cはソケット20Aに設けられた第1Oリング26より開口部12側になるように形成されている。そして、各貫通孔13Cの出口は、その延長線上にソケット20Aの第1Oリング26と対応するような方向及び角度で形成されている。
このようにすることで、プラグ本体11Cの先端部14Cに形成された各貫通孔13Cから、流通路16Cを流れる洗浄用の液体を第1Oリング26に向けて噴出させることができるようになり、第1Oリング26を洗浄することができる。この変形例2の洗浄用プラグ10Cは、実施形態の洗浄用プラグ10や変形例1の洗浄用プラグ10Bようにプラグ本体11、11Aの側面に形成した貫通孔の部分を第1Oリングより小径に形成し難い、例えば小型のソケットの第1Oリングを洗浄するような場合に用いることができる。
なお、変形例2の洗浄用プラグ10Cは、先端部に軸が形成されていない場合を説明したが、これに限らず、先端部に軸を形成するようにしてもよい。このようにすることで、実施形態の洗浄用プラグ10と同様にバルブが設けられたソケット20内の第1Oリング26を洗浄することができるようになる。
10,10B,10C:洗浄用プラグ
11,11B,11C:プラグ本体
12:開口部
13,13C:貫通孔
14,14B,14C:先端部
15:軸
16,16C:流通路
17:係合溝(係合部)
18:環状の溝
19:第2Oリング(第2シール部材)
20,20A:ソケット
21,21A:流路
22:バルブ
23:バネ体
24:パッキン
25:プラグ挿入口
26:第1Oリング(第1シール部材)
27:排出口
28:係止ボール(係止部)
29:作動部材
30:内周面

Claims (6)

  1. ソケットに接続されるプラグ本体を有する内部に第1シール部材が設けられた前記ソケットの洗浄用プラグにおいて、
    前記プラグ本体は、一方が開口され流体が流入される開口部と、他方が前記ソケットに挿入される先端部と、内部に前記開口部と連通される流通路とが設けられた筒状体で形成され、
    前記プラグ本体の外周の前記ソケットに前記プラグ本体が装着されたときに前記ソケットの内部に位置する部分には少なくとも一つの第2シール部材が設けられ、
    前記プラグ本体の前記第2シール部材が設けられた部分から前記先端部の範囲には、前記流通路と連通された複数の貫通孔が形成され、
    前記複数の貫通孔は、前記プラグ本体が前記ソケットに接続されたとき、前記貫通孔の出口の向きの延長線上が前記第1シール部材と対応する位置に形成されていることを特徴とする洗浄用プラグ。
  2. 前記複数の貫通孔は、前記プラグ本体の前記先端部側の側面に形成され、
    前記プラグ本体は、前記複数の貫通孔が形成された部分から前記先端部にわたる部分の径が前記第1シール部材の径よりも小さく形成されていることを特徴とする請求項1に記載の洗浄用プラグ。
  3. 前記複数の貫通孔は、前記プラグ本体の前記先端部に形成され、
    前記プラグ本体は、前記先端部が前記第1シール部材より前記開口部側に配置されるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の洗浄用プラグ。
  4. 前記プラグ本体の前記先端部には、前記プラグ本体の前記開口部とは反対側に突出した軸が形成され、
    前記軸は、棒状、板状又は筒状のいずれかの形状であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の洗浄用プラグ。
  5. 前記貫通孔の径は、前記ソケットに装着された第1シール部材の幅と同じ大きさの径か、又は、やや小さい径であることを特徴とする請求項1に記載の洗浄用プラグ。
  6. 前記プラグ本体には、前記ソケットに設けられた係止部と嵌め合わされる係合部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の洗浄用プラグ。
JP2011006786U 2011-11-17 2011-11-17 洗浄用プラグ Expired - Fee Related JP3173318U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011006786U JP3173318U (ja) 2011-11-17 2011-11-17 洗浄用プラグ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011006786U JP3173318U (ja) 2011-11-17 2011-11-17 洗浄用プラグ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3173318U true JP3173318U (ja) 2012-02-02

Family

ID=48000579

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011006786U Expired - Fee Related JP3173318U (ja) 2011-11-17 2011-11-17 洗浄用プラグ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3173318U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016109208A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 関東化學株式会社 栓体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016109208A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 関東化學株式会社 栓体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011106596A5 (ja)
JP3173318U (ja) 洗浄用プラグ
JP2010078027A (ja) 配管用継手
KR101094800B1 (ko) 드레인 밸브
JP2017509815A (ja) ビデのノズルキャップとノズル本体との間の嵌め合い構造
JP5286428B2 (ja) 金型用冷却パイプ
JP3181556U (ja) 清掃用スプレー装置
TWM528216U (zh) 氣動清洗槍
CN107335339A (zh) 滤芯清洗结构及具有其的净水机滤芯
JP2011020142A (ja) 金型用冷却パイプ
JP4924465B2 (ja) ドレン機構及びこれを備える流体フィルタ
JP2008164039A (ja) 管継手
CN207085694U (zh) 滤芯清洗结构及具有其的净水机滤芯
KR100324547B1 (ko) 퀵타입 커플링
JP5988640B2 (ja) 管継手
KR100649486B1 (ko) 호스연결구
CN204551620U (zh) 一种易清洗起泡器和水龙头
JP3700830B2 (ja) 電解水給水用フレキシブル管
KR20120004704U (ko) 녹물 제거 필터용 이중 연결 너트의 니플 구조
CN214857700U (zh) 一种多功能洗牙器喷头结构及其组成的洗牙器
CN220045186U (zh) 一种组合式管刷
JP4832932B2 (ja) ドレントラップ
CN107913808B (zh) 一种防滴漏高低压组合喷嘴及高压清洗设备
JP4106742B2 (ja) 給水栓
JP2010246631A (ja) 電気掃除機用吸込み具及びそれを用いた電気掃除機

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3173318

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150111

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees