JP3172985U - ペール缶用掃除機をドラム缶に取り付けるためのアタッチメントとペール缶用掃除機を用いたドラム缶廃液回収システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 ペール缶用掃除機を蓋体のないドラム缶に簡単に装着でき、速く容易に廃液をドラム缶に回収できるペール缶用掃除機をドラム缶に取り付けるためのアタッチメントと、アタッチメントを使用したドラム缶用掃除機システムを提供する。
【解決手段】 ペール缶用掃除機をドラム缶に取り付けるためのアタッチメント100は、ドラム缶3の開口部に取り付け可能であって周縁部がドラム缶3と密着して気密性を保持するようにした蓋体3Aと、上記蓋体3Aにあけられた孔部3Bに取り付けられ上部にペール缶開口部1Aを有する筒体1と、を具備したものである。
【選択図】 図1
【解決手段】 ペール缶用掃除機をドラム缶に取り付けるためのアタッチメント100は、ドラム缶3の開口部に取り付け可能であって周縁部がドラム缶3と密着して気密性を保持するようにした蓋体3Aと、上記蓋体3Aにあけられた孔部3Bに取り付けられ上部にペール缶開口部1Aを有する筒体1と、を具備したものである。
【選択図】 図1
Description
本考案は、工作機械のクーラント液等の廃液を回収するための回収システムに係り、特に、ペール缶用掃除機をドラム缶に取り付けるためのアタッチメントとペール缶用掃除機を用いたドラム缶廃液回収システムに関する。
従来、工場内で発生する工作機械のクーラント液等の廃液の処理には、オープンぺール缶とこれに取り付け可能な掃除機からなるペール缶用掃除機が使用されている。その使用方法は、まず、ペール缶の開口部に掃除機を取り付け、掃除機の吸い口を廃液の溜まったタンクに差し込んで吸引する。掃除機はフロートにより14.5リットル程度入ったところで自動停止する。次にペール缶から掃除機を取り外し、14.5リットル程度入ったペール缶を持ち上げ廃液等をドラム缶に空ける。そして、再びぺール缶の開口部に掃除機を取り付け、上記作業を繰り返す。180リットルの廃液処理であると、この作業を12〜13回繰り返し20分程度の時間がかかる。回収した廃液はドラム缶に蓄積しておき、一定期間毎に業者が来て吸引・回収するようになっている。
尚、廃物となったペール缶、ドラム缶などをダストボックスとした真空掃除器が提供されている。その構成は、フィルタとこのフィルタを叩いて塵埃を払い落す塵落とし具及び塵埃吸込口を具えた吸込室上に、ファンモータを内蔵せるファンモータ室を載架した真空掃除器において、吸込室の下部周縁を段形に屈曲して拡径部を形成し、硬質ゴム材製の環体の外周に軟質の吸着片を斜下向きに突設して形成したパッキンの環体を拡径部に嵌着し、ペール缶またはドラム缶の鏡板を切除して環体の外径よりも僅大径の開口を設け、ペール缶またはドラム缶の上部に残置した縁部に吸着片を載架すると共に環体の下部を開口に緩挿し、塵埃の吸込時に吸着片を縁部に密着させて気密を保持するものである。(例えば特許文献1参照。)。
上記従来の構成によると次のような問題があった。
まず、ペール缶用掃除機を用いた場合は、作業者がペール缶から掃除機を取り外し、重いペール缶を持ち上げて廃液等をドラム缶に空け、再びペール缶に掃除機を取り付けるという作業を繰り返し行うため、作業が煩雑且つ面倒で時間がかかり、重量物を運ぶため女性にはきつい作業で腰を痛めたりするおそれがあり、汚れる作業で敬遠される等の問題があった。
まず、ペール缶用掃除機を用いた場合は、作業者がペール缶から掃除機を取り外し、重いペール缶を持ち上げて廃液等をドラム缶に空け、再びペール缶に掃除機を取り付けるという作業を繰り返し行うため、作業が煩雑且つ面倒で時間がかかり、重量物を運ぶため女性にはきつい作業で腰を痛めたりするおそれがあり、汚れる作業で敬遠される等の問題があった。
また、ドラム缶に廃液等を回収するドラム缶用掃除機も提供されているが、掃除機が大型となり高価であるという問題があった。
本考案はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、ペール缶用掃除機を蓋体のないドラム缶に簡単に装着でき、素早く容易に廃液をドラム缶に回収できるペール缶用掃除機をドラム缶に取り付けるためのアタッチメントとペール缶用掃除機を用いたドラム缶廃液回収システムを提供することにある。
上記目的を達成するべく本考案の請求項1によるペール缶用掃除機をドラム缶に取り付けるためのアタッチメントは、ドラム缶の開口部に取り付け可能であって周縁部がドラム缶と密着して気密性を保持するようにした蓋体と、上記蓋体にあけられた孔部に取り付けられ上部にペール缶開口部を有する筒体と、を具備したことを特徴とするものである。
また、請求項2によるペール缶用掃除機をドラム缶に取り付けるためのアタッチメントは、請求項1記載のペール缶用掃除機をドラム缶に取り付けるためのアタッチメントにおいて、蓋体の周縁部にドラム缶と密着して気密性を保持するパッキンを備えたことを特徴とするものである。
また、請求項3によるペール缶用掃除機をドラム缶に取り付けるためのアタッチメントは、請求項1または2記載のペール缶用掃除機をドラム缶に取り付けるためのアタッチメントにおいて、筒体は底板を取り除いて短寸としたペール缶であり、これを蓋体の中央位置に開けた孔部に挿入・接合したものであることを特徴とするものである。
また、請求項4によるペール缶用掃除機を用いたドラム缶廃液回収システムは、上記請求項1〜3のいずれかに記載のペール缶用掃除機をドラム缶に取り付けるためのアタッチメントと、天板のないオープンドラム缶と、上記アタッチメントの開口部にフランジ部を連結して気密に取り付けられるペール缶用掃除機と、を具備したことを特徴とするものである。
以上述べたように、本考案のペール缶用掃除機をドラム缶に取り付けるためのアタッチメントによると、ドラム缶の開口部に取り付け可能であって周縁部がドラム缶と密着して気密性を保持するようにした蓋体と、上記蓋体にあけられた孔部に取り付けられ上部にペール缶開口部を有する筒体と、を具備したことを特徴としているので、ペール缶から外したペール缶用掃除機を本アタッチメントに取り付け、これをドラム缶の上に載せるだけで、吸引をはじめて5分程度でドラム缶一杯まで廃液を回収することができる。
しかも、この作業は簡単で女性でも容易にできるし、汚れるおそれも全くない。
しかも、この作業は簡単で女性でも容易にできるし、汚れるおそれも全くない。
また、請求項2によるペール缶用掃除機をドラム缶に取り付けるためのアタッチメントによると、請求項1記載のペール缶用掃除機をドラム缶に取り付けるためのアタッチメントにおいて、蓋体の周縁部にドラム缶と密着して気密性を保持するパッキンを備えたものであるので、本アタッチメントをドラム缶の開口部により密着させることができ、真空状態を維持することができる。
また、請求項3のペール缶用掃除機をドラム缶に取り付けるためのアタッチメントによると、請求項1または2記載のペール缶用掃除機をドラム缶に取り付けるためのアタッチメントにおいて、上記筒体は底板を取り除いて短寸としたペール缶であり、これを上記蓋体の中央位置に開けた孔部に挿入・接合したものであるので、市販のペール缶やオープンドラム缶用の蓋を利用した製品の製造が容易にでき、安価に提供することができる。
また、請求項4によるペール缶用掃除機を用いたドラム缶廃液回収システムによると、上記請求項1〜3のいずれかに記載のペール缶用掃除機をドラム缶に取り付けるためのアタッチメントと、天板のないオープンドラム缶と、上記アタッチメントの開口部にフランジ部を連結して気密に取り付けられるペール缶用掃除機と、を具備したことを特徴としているので、大型のドラム缶用掃除機を不要とし、安価なペール缶用掃除機でドラム缶への廃液の回収が可能となり、省力化と経費の節減を図ることができる。
以下、図10〜図8を参照して本考案の一実施の形態であるペール缶用掃除機をドラム缶に取り付けるためのアタッチメント5とペール缶用掃除機を用いたドラム缶廃液回収システム100を説明する。
本発明のペール缶用掃除機をドラム缶に取り付けるためのアタッチメント5は、ドラム缶3の開口部に取り付け可能であって周縁部がドラム缶3と密着して気密性を保持するようにした蓋体3Aと、上記蓋体3Aにあけられた孔部3Bに取り付けられ上部にペール缶開口部1Aを有する筒体1と、を具備することにより基本的に構成されている。
本発明のペール缶用掃除機をドラム缶に取り付けるためのアタッチメント5は、ドラム缶3の開口部に取り付け可能であって周縁部がドラム缶3と密着して気密性を保持するようにした蓋体3Aと、上記蓋体3Aにあけられた孔部3Bに取り付けられ上部にペール缶開口部1Aを有する筒体1と、を具備することにより基本的に構成されている。
本アタッチメント5において、筒体1は市販のペール缶の底板側を切断して短寸に加工した形状で、筒体1の中腹1Bを蓋体3Aの中央位置に開けた孔3Bに挿入し、両者の接続部分を接合させた形状となっている。蓋体3Aはドラム缶3に丁度被せられる大きさの蓋形状をなすものであり、市販のオープンドラム缶用の蓋と同じ形状である。
したがって、上記筒体1における開口部1Aに、真空吸引式のペール缶用掃除機10のフランジ部10Aを取り付けることができ、また、上記蓋体3Aはドラム缶3の開口部に載せることができるようになっている。
尚、上記ペール缶用掃除機10については、市販されている製品を利用でき、フランジ部10AにはパッキンP1が取り付けられていて、ペール缶の開口部と密着するようになっており、さらに、側部の2箇所に対向して設けられたカム付ハンドル9によりペール缶の開口部に強固に連結される構成になっている。
したがって、上記筒体1における開口部1Aに、真空吸引式のペール缶用掃除機10のフランジ部10Aを取り付けることができ、また、上記蓋体3Aはドラム缶3の開口部に載せることができるようになっている。
尚、上記ペール缶用掃除機10については、市販されている製品を利用でき、フランジ部10AにはパッキンP1が取り付けられていて、ペール缶の開口部と密着するようになっており、さらに、側部の2箇所に対向して設けられたカム付ハンドル9によりペール缶の開口部に強固に連結される構成になっている。
上記アタッチメント5の具体的構成をさらに詳細に説明する。
まず、ペール缶の底側を切断して短寸に加工し、筒体1とする。筒体1は、この外周中腹1Bを蓋体3Aの中央位置に開けた孔部3Bにその略1/3位置まで挿入して一体接合させる。筒体1は鉄製であり、蓋体3Aはステンレス鋼製である。この場合には筒体1の外周と蓋体3Aの孔部3Bとの接合部は、コ―キング材7により接合されている。
尚、筒体1と蓋体3Aとは、鉄製、ステンレス鋼製、アルミニウム合金製のいずれとしてもよく、この場合には溶接により接合しても良い。また、必要に応じて一体成形しても良い。
まず、ペール缶の底側を切断して短寸に加工し、筒体1とする。筒体1は、この外周中腹1Bを蓋体3Aの中央位置に開けた孔部3Bにその略1/3位置まで挿入して一体接合させる。筒体1は鉄製であり、蓋体3Aはステンレス鋼製である。この場合には筒体1の外周と蓋体3Aの孔部3Bとの接合部は、コ―キング材7により接合されている。
尚、筒体1と蓋体3Aとは、鉄製、ステンレス鋼製、アルミニウム合金製のいずれとしてもよく、この場合には溶接により接合しても良い。また、必要に応じて一体成形しても良い。
また、図3と図4に示すように、蓋体3Aの周縁部5A下面の凹溝部Bには、リング状の合成樹脂製叉はゴム製のパッキンPが嵌め込まれている。これは、ドラム缶3の頂部外周縁部3Cと蓋体3Aの周縁部5A下面との間に多少隙間があるような場合でも、本アタッチメントをドラム缶に密着させることができ、真空状態を維持することができるようにするためのものである。尚、変形等のない蓋体3Aであれば、パッキンPはなくても良く、真空引きによって内部を真空状態とすることができる。
また、図3と図4に示すように、筒体の下端周縁部1Cには、合成樹脂製叉はゴム製の保護リングRが片側を切開して嵌め込まれている。これは、本アタッチメント5を取り付けたり外したりする際に、作業者が触れて手を切ったりするおそれをなくすためのものである。
また、図3と図4に示すように、筒体の下端周縁部1Cには、合成樹脂製叉はゴム製の保護リングRが片側を切開して嵌め込まれている。これは、本アタッチメント5を取り付けたり外したりする際に、作業者が触れて手を切ったりするおそれをなくすためのものである。
次に、図5〜図7を参照して真空式のペール缶用掃除機10を説明する。ペール缶用掃除機10は、図6に示すように、フランジ部10Aと、このフランジ部10Aの上に載置した吸込室13と、この吸込室13の上に連結したファンモータMと、このカバー15と、吸引口17に接続した吸引ホース12と、上記フランジ部10Aの外周対向位置に設置したカム付ハンドル9を備えている。また、上記フランジ部10Aの外周下面には、ペール缶1の開口頂部1Dとの接合環にゴムパッキンP1が嵌め込まれている。上記フランジ部10Aの下部には、排出口19A付近に枠体19が取り付けられており、この内部にフロートFを備え、ドラム缶に廃液Hが満杯になる手前で、排出口19Aを塞いで吸引を停止するようになっている。上記カム付ハンドル9の詳細構成は、上記フランジ部10Aの外周対向位置に付設した垂直姿勢の軸受体23,25に、ハンドル9Aの軸棒9Bを上方から挿入し、軸受体23,25の下面から突出する軸端に偏心カム9Cが取り付けられている。
これにより、図7に示すように、ハンドル9Aで偏心カム9Cの軸芯Oからカム面までの半径が極小の時は、偏心カム9Cがペール缶1の開口筒部の外周面から離反して着脱自在なアンクランプ状態となる。また、ハンドル9Aで偏心カム9Cの軸芯Oからカム面までの半径が極大の時は、偏心カム9Cがペール缶1の開口筒部の外周面に密着且つ押圧してクランプ状態となる。この状態で、図5と図8に示すように、上記アタッチメント5の周縁部5A下面の凹溝部Bをドラム缶3の頂部外周3Cに載せ、ペール缶用掃除機10により真空状態とすることにより気密に接合される。そして、廃液Hを真空引きしてドラム缶3内に回収する。
本考案のペール缶用掃除機をドラム缶に取り付けるためのアタッチメント5とペール缶用掃除機を用いたドラム缶廃液回収システム100は、上記のように構成されており、次のように作動させてドラム缶への廃液H回収を実施する。
先ず、図6に示すように、ペール缶用掃除機10において、二つのカム付ハンドル9のハンドル9Aによる操作で、偏心カム9Cの軸芯Oからカム面までの半径が極小側をペール缶1の開口筒部の外周面側とする。これで、偏心カム9Cが開口筒部の外周面から離反したアンクランプ状態とする。続いて、図5と図7に示すように、ペール缶用掃除機10をアタッチメント5上に載せる。
先ず、図6に示すように、ペール缶用掃除機10において、二つのカム付ハンドル9のハンドル9Aによる操作で、偏心カム9Cの軸芯Oからカム面までの半径が極小側をペール缶1の開口筒部の外周面側とする。これで、偏心カム9Cが開口筒部の外周面から離反したアンクランプ状態とする。続いて、図5と図7に示すように、ペール缶用掃除機10をアタッチメント5上に載せる。
次に、図7から図8に示すように、カム付ハンドル9を1/2回転近く操作して偏心カム9Cの軸芯Oからカム面までの半径の極大側をペール缶1の開口筒部の外周面に密着させ押圧してクランプ状態とする。この状態で、図8に示すように、ペール缶用掃除機10を搭載したアタッチメント5は、その周縁部5A下面の凹溝部Bをドラム缶の頂部周縁部3Cに載せる。これにより、筒体の外周縁5A下面の凹溝部Bに嵌め込まれたリング状のパッキンPがドラム缶の頂部周縁部3Cに密着し気密に接合される。この後、ペール缶用掃除機10のファンモータMを起動してドラム缶内を負圧Eとなるように真空引きする。これで、工作機械等のクーラントタンク内の廃液Hは、吸引ホース12を介して排出口19Aからドラム缶3内に回収される。
次に、ドラム缶内に約200リットルの廃液Hが溜められると、フロートFが上昇して排出口19Aを塞いで吸引が停止する。
そして、満タン状態のドラム缶は搬送用のキャリヤやクレーン、フォークリフト等により、工場内の廃液貯蔵庫に運搬される。その後は、ペール缶用掃除機10をペール缶に戻して取り付けても良いし、別の空のドラム缶に載せてキャリヤ等により、再び廃液の回収現場へ搬送しても良い。
そして、満タン状態のドラム缶は搬送用のキャリヤやクレーン、フォークリフト等により、工場内の廃液貯蔵庫に運搬される。その後は、ペール缶用掃除機10をペール缶に戻して取り付けても良いし、別の空のドラム缶に載せてキャリヤ等により、再び廃液の回収現場へ搬送しても良い。
以上、本実施の形態によると次のような効果を奏することができる。
まず、本アタッチメント5によると、ドラム缶の開口部に取り付け可能であって周縁部がドラム缶と密着して気密性を保持するようにした蓋体と、上記蓋体にあけられた孔部に取り付けられ上部にペール缶開口部を有する筒体と、を具備したことを特徴としているので、ペール缶から外したペール缶用掃除機を本アタッチメントに取り付け、これをドラム缶の上に載せるだけで、吸引をはじめて5分程度の短時間で、ドラム缶一杯まで200リットル程度の廃液を一挙に回収することができる。ドラム缶が満杯になると吸引を自動停止するので回収作業をより簡単且つ容易にすることができる。
しかも、この作業は簡単で女性でも容易にできるし、汚れるおそれも全くない。
まず、本アタッチメント5によると、ドラム缶の開口部に取り付け可能であって周縁部がドラム缶と密着して気密性を保持するようにした蓋体と、上記蓋体にあけられた孔部に取り付けられ上部にペール缶開口部を有する筒体と、を具備したことを特徴としているので、ペール缶から外したペール缶用掃除機を本アタッチメントに取り付け、これをドラム缶の上に載せるだけで、吸引をはじめて5分程度の短時間で、ドラム缶一杯まで200リットル程度の廃液を一挙に回収することができる。ドラム缶が満杯になると吸引を自動停止するので回収作業をより簡単且つ容易にすることができる。
しかも、この作業は簡単で女性でも容易にできるし、汚れるおそれも全くない。
また、蓋体の周縁部にドラム缶と密着して気密性を保持するパッキンを備えたものである場合には、蓋体とドラム缶の開口部との間に多少隙間があるような場合でも、本アタッチメントをドラム缶により密着させることができ、真空状態を維持することができる。
また、上記筒体は底板を取り除いて短寸としたペール缶であり、これを上記蓋体の天板の中央位置に開けた開口部に挿入・接合したものである場合には、市販のペール缶やオープンドラム缶用の蓋を利用した製品の製造が容易にでき、安価に提供することができる。
また、上記筒体は底板を取り除いて短寸としたペール缶であり、これを上記蓋体の天板の中央位置に開けた開口部に挿入・接合したものである場合には、市販のペール缶やオープンドラム缶用の蓋を利用した製品の製造が容易にでき、安価に提供することができる。
また、ペール缶用掃除機を用いたドラム缶廃液回収システム100を、本アタッチメント5と、天板のないオープンドラム缶3と、上記アタッチメントの開口部にフランジ部を連結して気密に取り付けられるペール缶用掃除機10と、で構成した場合には、大型のドラム缶用掃除機が不要となり、小型で安価なペール缶用掃除機でドラム缶への廃液の回収が可能となり、省力化と経費の節減を図ることができる。
尚、本考案は前記一実施の形態に限定されるものではなく、考案の要旨内での設計変更が可能である。
まず、ペール缶掃除機10は、電動式のものを図示したが、コンプレッサーからのエアーを駆動源としてエゼクターで吸引する圧縮エアー式のものを使用しても良い。
また、本アタッチメント5の製造方法は上記の実施の形態のものに限られず、種々の方法を採り得るものであり、例えばプレス成形や絞り成形により一体成形したものでも良い。また、筒体1と蓋体3Aとの接合方法も、コーキングや溶接に限らず、例えば接着等によっても良い。
また、ドラム缶3との接合部に気密性を持たせる方法としては、パッキンに代えて、爪によって胴体に締め付けたり、バンドによって胴体に締め付けたりするものを採用することも可能である。
まず、ペール缶掃除機10は、電動式のものを図示したが、コンプレッサーからのエアーを駆動源としてエゼクターで吸引する圧縮エアー式のものを使用しても良い。
また、本アタッチメント5の製造方法は上記の実施の形態のものに限られず、種々の方法を採り得るものであり、例えばプレス成形や絞り成形により一体成形したものでも良い。また、筒体1と蓋体3Aとの接合方法も、コーキングや溶接に限らず、例えば接着等によっても良い。
また、ドラム缶3との接合部に気密性を持たせる方法としては、パッキンに代えて、爪によって胴体に締め付けたり、バンドによって胴体に締め付けたりするものを採用することも可能である。
本考案は、ペール缶用掃除機をドラム缶に取り付けるためのアタッチメントとペール缶用掃除機を用いたドラム缶廃液回収システムに係り、特に、工作機械のクーラント液の回収に使用されるものであるが、これに限られず、各種製品を製造する工場内やその他の自然環境下で発生する各種廃液の回収にも広く適用できる。
1 筒体(ペール缶)
1A 開口部
1B 中腹部
1C 下端周縁部
3 ドラム缶
3A 蓋体
3B 孔部
3C 頂部周縁部
5 アタッチメント
5A 周縁部
7 コ―キング材
9 カム付ハンドル
9A ハンドル
9B 軸棒
9C 偏心カム
10 ペール缶用掃除機
10A フランジ部
12 吸引ホース
13 吸込室
15 カバー
17 吸引口
19 枠体
19A 排出口
23,25 軸受体
100 ドラム缶廃液回収システム
B 凹溝部
E 負圧
F フロート
H 廃液
M ファンモータ
O 軸芯
P パッキン
P1 パッキン
R 保護リング
1A 開口部
1B 中腹部
1C 下端周縁部
3 ドラム缶
3A 蓋体
3B 孔部
3C 頂部周縁部
5 アタッチメント
5A 周縁部
7 コ―キング材
9 カム付ハンドル
9A ハンドル
9B 軸棒
9C 偏心カム
10 ペール缶用掃除機
10A フランジ部
12 吸引ホース
13 吸込室
15 カバー
17 吸引口
19 枠体
19A 排出口
23,25 軸受体
100 ドラム缶廃液回収システム
B 凹溝部
E 負圧
F フロート
H 廃液
M ファンモータ
O 軸芯
P パッキン
P1 パッキン
R 保護リング
本アタッチメント5において、筒体1は市販のペール缶の底板側を切断して短寸に加工した形状で、筒体1の中腹部1Bを蓋体3Aの中央位置に開けた孔部3Bに挿入し、両者の接続部分を接合させた形状となっている。蓋体3Aはドラム缶3に丁度被せられる大きさの蓋形状をなすものであり、市販のオープンドラム缶用の蓋と同じ形状である。
したがって、上記筒体1における開口部1Aに、真空吸引式のペール缶用掃除機10のフランジ部10Aを取り付けることができ、また、上記蓋体3Aはドラム缶3の開口部に載せることができるようになっている。
尚、上記ペール缶用掃除機10については、市販されている製品を利用でき、フランジ部10AにはパッキンP1が取り付けられていて、ペール缶の開口部と密着するようになっており、さらに、側部の2箇所に対向して設けられたカム付ハンドル9によりペール缶の開口部に強固に連結される構成になっている。
したがって、上記筒体1における開口部1Aに、真空吸引式のペール缶用掃除機10のフランジ部10Aを取り付けることができ、また、上記蓋体3Aはドラム缶3の開口部に載せることができるようになっている。
尚、上記ペール缶用掃除機10については、市販されている製品を利用でき、フランジ部10AにはパッキンP1が取り付けられていて、ペール缶の開口部と密着するようになっており、さらに、側部の2箇所に対向して設けられたカム付ハンドル9によりペール缶の開口部に強固に連結される構成になっている。
次に、図5〜図7を参照して真空式のペール缶用掃除機10を説明する。ペール缶用掃除機10は、図6に示すように、フランジ部10Aと、このフランジ部10Aの上に載置した吸込室13と、この吸込室13の上に連結したファンモータMと、このカバー15と、吸引口17に接続した吸引ホース12と、上記フランジ部10Aの外周対向位置に設置したカム付ハンドル9を備えている。また、上記フランジ部10Aの外周下面には、ペール缶1の開口部1Aとの接合環にゴムパッキンP1が嵌め込まれている。上記フランジ部10Aの下部には、排出口19A付近に枠体19が取り付けられており、この内部にフロートFを備え、ドラム缶に廃液Hが満杯になる手前で、排出口19Aを塞いで吸引を停止するようになっている。上記カム付ハンドル9の詳細構成は、上記フランジ部10Aの外周対向位置に付設した垂直姿勢の軸受体23,25に、ハンドル9Aの軸棒9Bを上方から挿入し、軸受体23,25の下面から突出する軸端に偏心カム9Cが取り付けられている。
Claims (4)
- ドラム缶の開口部に取り付け可能であって周縁部がドラム缶と密着して気密性を保持するようにした蓋体と、上記蓋体にあけられた孔部に取り付けられ上部にペール缶開口部を有する筒体と、を具備したことを特徴とするペール缶用掃除機をドラム缶に取り付けるためのアタッチメント。
- 蓋体の周縁部にドラム缶と密着して気密性を保持するパッキンを備えたことを特徴とする請求項1記載のペール缶用掃除機をドラム缶に取り付けるためのアタッチメント。
- 筒体は底板を取り除いて短寸としたペール缶であり、これを蓋体の中央位置に開けた孔部に挿入・接合したものであることを特徴とする請求項1または2記載のペール缶用掃除機をドラム缶に取り付けるためのアタッチメント。
- 上記請求項1〜3のいずれかに記載のペール缶用掃除機をドラム缶に取り付けるためのアタッチメントと、
天板のないオープンドラム缶と、
上記アタッチメントの開口部にフランジ部を連結して気密に取り付けられるペール缶用掃除機と、
を具備したことを特徴とするペール缶用掃除機を用いたドラム缶廃液回収システム。
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2011
- 2011-10-29 JP JP2011006403U patent/JP3172985U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
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