JP3172816B2 - 筒状小便器 - Google Patents

筒状小便器

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幹三 白井
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有限会社メスキート
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全く新規な形態の男子
用の筒状小便器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一人用の男子用小便器は、一般的
なものとして朝顔形の陶器製のものの他ストール形のも
のがほとんどで、これらは通常人の眼にふれない場所に
設置されるのが普通である。これは小便器自体開放型で
あるため見た眼に良い印象を与えないことに起因するも
のと考えられる。又、小便器の幅も比較的広いことから
大きなスペースを必要としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来品と
は形態の全く異る筒状の小便器を提供するもので、構造
的にも新規であり、通常は小便器のイメージを全く感じ
させず、極めて小さいスペースに設置可能なものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、小便器全体の
形状をスリムな筒形とすると共に、前面に上下動可能な
シャッターを設け、必要時に最上部のシャッターを外方
(前方)へ開き、シャッター内面に設置されている筒状
カップ内に陰茎(以下「局部」という)を挿入して放尿
するようにしたことを特徴とするものである。
【0005】すなわち、本発明は、筒状本体の前面に上
端部が外方に開閉可能である上下摺動可能なシャッター
を設け、このシャッターの内面に下端に排尿ホースを備
えた筒状カップを着脱自在に装着し、前記筒状カップ上
方の筒状本体内に洗浄シャワー、ドライヤー、殺菌ラン
プ等を設け、手動又は電動手段にて前記シャッターを上
下動させ所要の位置にてシャッター上端部を外方に開い
て筒状カップ内に放尿できるようにしたことを特徴とす
る筒状小便器であり、電動の場合には、上記シャッター
の上下摺動を、光電センサーによる信号によってモータ
を駆動し、このモータの回転をピニオンとラックにより
直線運動に変換することにより行なうと共に、シャッタ
ー上端部の外方への開閉を、ソレノイドによる開閉アー
ムにより行なうようにしたものである。
【0006】
【作用】本発明に係る小便器においては、使用者が小便
器の前に立って、筒状カップを内面に備えた最上部のシ
ャッターを自分の局部の位置まで降ろした後、シャッタ
ーを外方へ開くと筒状カップが斜め前方に向いた形態で
現れるので、この筒状カップに局部の先端部を挿入して
放尿すれば、小便は飛散することなく、筒状カップ下端
の排尿ホースを経て排尿される。放尿後は、シャッター
を閉じて元の位置迄上昇させれば、筒状カップはシャワ
ーにより洗浄の後ドライヤーにて乾燥され、その後殺菌
ランプにより殺菌消毒されるので、衛生的である。
【0007】これらの一連の作動は手動で行なうことも
できるが、モータやソレノイド等を利用し、制御駆動を
行なうようにすれば、最上部のシャッターを使用者の局
部の位置迄スイッチ操作で行なうだけで、その後の開閉
及び上昇はもとより洗浄、乾燥、殺菌等を自動的に行な
うことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基き説明す
る。図中1は、小便器を構成する直径約15cm、高さ1
mの筒状本体で、前面は複数枚の引掛上げ式の上下摺動
可能なシャッター2により伸縮開閉可能になっており、
最上部のシャッターは、下部のスライド基板3と、これ
に対し上端部が外方へ開閉可能な上部の開閉板4が支持
ピン5により軸支されている。
【0009】このシャッター2は、平面から見て図2、
図3に示すように円弧状の両端縁が直線状の張り出し部
6になっており、この両張り出し部6,6が、筒状本体
1の前面開口の両端縁に形成されたスリット状の案内溝
7,7に嵌って上下に摺動するようになっている。
【0010】8は、スライド基板3の内面に支持板9を
介して設けられたソレノイドで、このソレノイドから伸
びる開閉アーム10の先端が上部の開閉板4の内面に軸
支されており、このソレノイドの作動により開閉アーム
10を介して開閉板4の上端部が図1の二点鎖線にて示
すように一定角度外方へ開くようになっている。
【0011】11は、開閉板4の内面に設けられた二又
状のカップ受で、図2にも示すように筒状本体1の中央
部まで張り出しており、先端の円弧部12にて後記する
筒状カップ22を支持するものである。
【0012】13は、スライド基板3の内面下部に図3
にも示すように平面凹型のブラッケット14を介して固
定されたモータで、このモータ13の回転はモータ軸に
設けた小歯車15から、両端部にピニオン17を有する
駆動軸18の大歯車16に伝えて減速し、前記両ピニオ
ン17,17が筒状本体1の内面に垂直状に固定したラ
ック19,19と噛み合わされている。従って、モータ
13が回転するとスライド基板3と開閉板4からなる最
上部のシャッター2はモータ13と共に全体が上下に摺
動することになる。
【0013】20は、スライド基板3の内面に外周上部
が固定された漏斗状の受け皿で、この受け皿の中心は筒
状本体1の中心と一致しており、その中心下部は複数の
引掛上げ式の伸縮排水管21と連結されている。そし
て、この伸縮排水管21の下端は下水本管(図示せず)
と連通するようになっている。
【0014】22は、下端に可撓性を有する排尿ホース
23を備えた筒状カップで、局部が余裕をもって挿入で
きる約5〜6cmの内径を有しており、その外周部にはリ
ング状の鍔24を備えている。排尿ホース23は前記漏
斗状の受け皿20の中心に摺動可能に挿入され、鍔24
は筒状カップ22を前記カップ受11に上方から装着し
た際、カップ受の上端部に当接してストッパーの役割を
果すものである。
【0015】26は、筒状カップ22上方の筒状本体内
に通水パイプ27と電磁弁28を介して設けられた洗浄
シヤワー、29は同じくドライヤー、30は同じく殺菌
ランプであって、これらは筒状本体の内壁又は上部に設
けた支持アーム31を利用して取り付けられる。
【0016】32は、筒状本体の上部前面に向けて設け
られた光電センサー、33は、制御ボックス、34は、
シャワー用のガイド板である。35は、最上部のシャッ
ター上方の筒状本体内に設けられたリミットスイッチ
で、シャッターの上昇を停止させると同時に前記シャワ
ー作動の信号の役割を果すものである。36は、筒状本
体の上面に設けられた点検用の開閉上蓋である。
【0017】
【作動説明】
(1)使用者が小便器の前に立つと光電センサー32が
人体を検知し、最上部のシャッター2を少し下げる。 (2)シャッター上方の開閉板4がソレノイド8の作用
により外方へ二点鎖線のように開く。 (3) (2)の状態で局部が筒状カップ22に挿入可能な
者はそこで用を足す。 (4)高さ調節の必要な者は上下スイッチ37を操作し
てモータ13を駆動し、自分が用を足せる高さまで最上
部のシャッター、すなわち筒状カップ22を下げて用を
足す。 (5)使用後は小便器から離れるとソレノイド8が作用
して開閉板4を閉じ、その後モータ13が駆動されてシ
ャッターは上昇する。 (6)最上部のシャッターがリミットスイッチ35に当
接すると、モータ13が停止してシャッターを止めると
同時に洗浄シャワー26から水が一定時間噴射され、筒
状カップ22が洗浄される。 (7)次いでドライヤー29により熱風を吹きつけて乾
燥し、その後殺菌ランプ30を点灯し、筒状カップ20
を殺菌消毒する。 上記(5)から(7)までの作動は予め定められたシー
ケンス制御により自動的に行なわれ、以後(1)から
(7)が繰り返される。
【0018】なお、上記の説明は、シャッター上部の開
閉板4の内部に設けたカップ受11に筒状カップ22が
装着されている状態で、局部を筒状カップ内に挿入して
使用する場合であるが、この筒状カップ22は手で容易
に外して外部へ引き出せるため、筒状カップを自分の局
部の位置より下方まで下げた後、筒状カップを外して局
部に挿入し放尿してもよい。
【0019】上記の説明はモータ13やソレノイド8を
利用してシャッター2の上下や開閉を自動的に行なうも
のであるが、これらの操作を手動により行ってもよい。
すなわち、最上部のシャッター2の前面に把手(図示せ
ず)を設け、この把手を持って使用可能な位置までシャ
ッターを下ろした後前方に引いて開閉板4を開いてもよ
い。そして、使用後は再び把手を持って開閉板を閉じ、
上に引き上げてシャッターを閉じればよい。しかし、こ
の手動の場合でも洗浄シャワー、ドライヤー、殺菌ラン
プ等の作動については自動的に行なうようにしておく必
要がある。
【0020】本発明を実施するに当たって、1つの筒状
本体内に2〜3個の筒状カップを平面的にみてロータリ
ー式に設け、1つの筒状カップを使用している間に他の
筒状カップを筒状本体内で洗浄、乾燥、殺菌処理するよ
うにしておけば、続いて使用する者が洗浄から殺菌まで
の時間を待たずにすぐに利用できるものとなる。なお、
上記の各形態において、適宜なカップ交換手段を用いて
筒状カップを使い捨て形式のものとすれば、不潔感が全
くなくなり有用性が大幅に向上する。
【0021】
【発明の効果】本発明は上記の通り、全く新規な形態・
構造で、放尿する筒状カップが常時は筒状本体の内部に
装着され外部からは全く見えないため設置場所が自由に
選べる。局部を筒状カップに挿入して放尿する形態のた
め、尿の飛散がなく衛生的であり、又、尿の付着した部
分が外部に露出せずに本体内において洗浄、乾燥、殺菌
処理されるので悪臭が防止できる。
【0022】筒状カップの高さが任意に調節でき、か
つ、外部へ引き出して使用できるので大人から子供まで
利用できることはもちろん、車椅子に座った状態での使
用も容易である。筒状本体の直径は細くてよいため設置
スペースも少なくてよく、航空機やバス内に設置する小
便器としても好適であり、外観を自由にデザインするこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る筒状小便器の縦断側面図
【図2】図1のA−A断面図
【図3】図1のB−B断面図
【図4】本発明に係る筒状小便器の斜視図
【符号の説明】
1.筒状本体 2.シャッター 3.ス
ライド基板 4.開閉板 5.支持ピン 7.案
内溝 8.ソレノイド 9.支持板 10.開
閉アーム 11.カップ受 13.モータ 14. ブ
ラケット 15. 小歯車 16. 大歯車 17.ピ
ニオン 18. 駆動軸 19.ラック 20.受
け皿 21.伸縮排水管 22.筒状カップ 23.排
尿ホース 24. 鍔 26.洗浄シャワー 27. 通
水パイプ 28. 電磁弁 29.ドライヤー 30.殺
菌ランプ 31. 支持アーム 32.光電センサー 33. 制
御ボックス 34. ガイド板 35.リミットスイッチ 36. 開
閉上蓋
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03D 13/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状本体の前面に上端部が外方に開閉可
    能である上下摺動可能なシャッターを設け、このシャッ
    ターの内面に下端に排尿ホースを備えた筒状カップを着
    脱自在に装着し、前記筒状カップ上方の筒状本体内に洗
    浄シャワー、ドライヤー、殺菌ランプ等を設け、手動又
    は電動手段にて前記シャッターを上下動させ所要の位置
    にてシャッター上端部を外方に開いて筒状カップ内に放
    尿できるようにしたことを特徴とする筒状小便器。
  2. 【請求項2】 シャッターの上下摺動を、光電センサー
    による信号によってモータを駆動し、このモータの回転
    をピニオンとラックにより直線運動に変換することによ
    り行なうと共に、シャッター上端部の外方への開閉をソ
    レノイドによる開閉アームにより行なうようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の筒状小便器。
  3. 【請求項3】 筒状本体の前面を複数枚の引掛上げ式の
    シャッターにより伸縮開閉可能となし、最上部のシャッ
    ターを、下部のスライド基板と、これに対しソレノイド
    の作動により上端部が外方へ開閉可能な上部の開閉板と
    の結合体とし、上部の開閉板の内面にカップ受を設け、
    下方のスライド基板の内面にモータを固定し、このモー
    タの回転を減速してピニオンに伝えると共に、このピニ
    オンを本体の内壁に垂直状に固定したラックと噛み合
    せ、このスライド基板の内面には漏斗状の受け皿の上部
    を固定すると共に、この受け皿の中心下部は複数の引掛
    上げ式の伸縮排水管と連結し、下端に排尿ホースを備え
    た筒状カップを前記カップ受に着脱自在に装着すると共
    に、下端の排尿ホースを伸縮排水管の中心部に摺動可能
    に挿入し、前記筒状カップ上方の筒状本体内には洗浄シ
    ャワー、ドライヤーおよび殺菌ランプ等を備えたことを
    特徴とする筒状小便器。
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KR102537822B1 (ko) * 2022-11-29 2023-05-26 경북대학교 산학협력단 변기 주변 오염을 방지하기 위한 위생 칸막이 장치

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