JP3172654U - 直列式ファン組み合わせ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】振動、緩みを生じない直列式ファン組み合わせ構造を提供する。
【解決手段】2つのファンの第1本体1、第2本体2とから構成し、該第1本体の第2本体に組み合わされる側の四隅の相対する2隅にそれぞれ同じ方向に向けて開口を有する第1受け溝121及び突出した第1ラッチ体122を設け、また、他の相対する2隅にそれぞれこれらと同じ方向に向けて開口を有する第1受け部123及び第2受け部124を設ける。該第2本体には上記第1本体に組合される側の4隅にそれぞれ上記第1ラッチ体、第1受け溝、第1受け部、第2受け部に対応して、第2受け溝211、第2ラッチ体212、第1凸体213及び第2凸体214を設ける。さらに、第1本体と第2本体とを相対して上記第1ラッチ体に第2受け溝、第1受け溝に第2ラッチ体、第1受け部、第2受け部に対してそれぞれ第1凸体及び第2凸体を上記開口の方向から嵌合し、固定する。
【選択図】図1

Description

本考案は、直列式ファン組み合わせ構造に関し、特に、ラッチ及びはめ込みの構造を介して直列式ファンを迅速に結合及び定位し、同時に震動を防止することができる直列式ファン組み合わせ構造に関する。
科学技術の進歩に伴い、人々の各種電子設備に対する信頼性も向上している。しかしながら、動作時、電子製品(例えば、パソコン、ノートパソコン)内部の部材は、高熱量を発生し、熱量を随時電子製品外に導出することができなければ、過熱の問題を容易に発生するので、大部分の電子製品は、その内部に常にファンを使用し、電子製品を一定の動作温度範囲下で動作する条件を維持できるようにしているが、単一のファンから供給できる送風量が不十分である時があり、従って、しばしば2つ以上のファンを直列設置して併用し、十分な送風量を供給可能にしている。
中華民国専利公報公告第481434の「CPU用の冷却装置」の実用新案中に開示する技術は、CPU用の冷却装置であり、該冷却装置は、ヒートシンク片及び少なくとも2つ以上のファンを具え、これらの少なくとも2つの第1ファン及び第2ファンは、直列式で突き合わせ結合されて、2つのファンの間に複数の連結柱が間隔を置いて形成され、ヒートシンク片がCPUの高熱量を吸収する時、2つの直列式ファンが増圧された大きな吸引風量を有し、冷却、降温効果及び速度を向上するものである。
上記考案を更に説明すると、2つのファンのフレームの四隅に貫通孔を設け、第1ファンを第2ファンに直列に配置する時、螺子で2つのファンの貫通孔を貫通し、それをヒートシンク片上に結合、固定する。
但し、この種の螺子のみに頼って2つのファンの結合させるものは、実用上、問題が存在し、2つのファンが螺子の締結力を受ける点が1組のファンの一方側にあり、2つのファンの接合面にあるのではないので、直列の結合において、接合力が不足し、接合面が不完全になる現象を起こし、ファンを回転させる時、二者の接合不完全の要因によりぶれたり、がたついて、騒音や震動を発生し易く、同時に送風も接合面の隙間から漏れ、ヒートシンクに作用する風量に影響を及ぼし、放熱性能を低下させる。
更に、もう1つの周知の直列式の放熱ファンの組み合わせ方式は、直列して組み合わせようとする2つのファンのうち1つのファンの四隅に複数の貫通孔を設置し、もう1つのファンの前記貫通孔に相対する箇所に少なくとも1つの凸体を設置し、該凸体を前記貫通孔に嵌め込んでファンを直列に固定する方式であるが、この固定方式は、2つのファンを直列に固定することができるが、結合後に緊密度が良好でなく、震動、騒音を発生するので、最適ではない。従って、従来技術は、以下の欠点を有する:
1.
緊密度が良好でない;
2.
震動及び騒音を発生する;
3.
組み立てが不便である。
特開2004−179186号公報
そこで、上記の従来技術の欠点を解決する為、本考案の目的は、直列式ファンの組み立て時に迅速に定位し、組み合わせることができる直列式ファン組み合わせ構造を提供することである。
上記の目的を達成する為、本考案が提供する直列式ファン組み合わせ構造は、第1本体と、第2本体と、を含み、
前記第1本体は、第1開口端、第2開口端及び第1流路を有し、該第1、第2開口端は、前記第1流路を連通し、該第2開口端の四隅に第1受け溝、第1ラッチ体、第1受け部、第2受け部を設ける。
前記第2本体は、第3開口端、第4開口端、第2流路を有し、該第3、第4開口端は、前記第2流路に連通し、該第4開口端の四隅は、第2受け溝、第2ラッチ体、第1凸体及び第2凸体を設け、前記第1、第2ラッチ体及び該第1、第2凸体は、前記第1、第2受け溝及び第1、第2受け部と対応してラッチ結合する。
本考案の直列式ファン組み合わせ構造は、該直列式ファンを組み立て配置する時に別途固定部材を組み合わせる必要がなく、固定することができ、迅速な定位、組み合わせを行うことができるだけでなく、更に、ファンとファンの間の緊密性を強化し、直列式ファンの回転時に震動、騒音を発生せず、使用寿命を向上することができる。
本考案の直列式ファン組み合わせ構造の第1実施例の立体分解図である。 本考案の直列式ファン組み合わせ構造の第1実施例の立体組み合わせ図である。 本考案の直列式ファン組み合わせ構造の第2実施例の立体組み合わせ図である。 本考案の直列式ファン組み合わせ構造の第1本体の立体図である。 本考案の直列式ファン組み合わせ構造の第1本体の他の角度の立体図である。 本考案の直列式ファン組み合わせ構造の第2本体の立体図である。 本考案の直列式ファン組み合わせ構造の第2本体の他の角度の立体図である。
本考案の上記目的及びその構造及び機能上の特性について、図面に基づく好適実施例を挙げ、説明する。
図1、図2を参照する。 本考案の直列式ファン組み合わせ構造の第1実施例の立体分解図及び立体組み合わせ図であり、図に示すように、前記直列式ファン組み合わせ構造は、第1本体1と、第2本体2と、から構成する。
前記第1本体は、第1開口端11、第2開口端12及び第1流路13を有し、該第1、第2開口端11,12は、前記第1流路13を連通し、該第2開口端12の四隅に第1受け溝121、第1ラッチ体122、第1受け部123、第2受け部124を設ける。
前記第2本体2は、第3開口端21、第4開口端22、第2流路23を有し、該第3、第4開口端21,22は、前記第2流路23に連通し、該第4開口端21の四隅は、第2受け溝211、第2ラッチ体212、第1凸体213及び第2凸体214を設け、前記第1、第2ラッチ体122,212及び該第1、第2凸体213,214は、前記第1、第2受け溝121,211及び第1、第2受け部123,124と対応してラッチ結合する。
前記第2開口端12は、第1軸筒ソケット14及び複数の接続体15を有し、該接続体15の両端は、それぞれ該第2開口端12及び該第1軸筒ソケット14に接続し、前記第4開口端22は、第2軸筒ソケット24及び複数の接続体25を有し、該接続体25の両端は、それぞれ該第4開口端22及び該第2軸筒ソケット24に接続し、該第1軸筒ソケット14の一端は、該第2軸筒ソケット24と突き合わせ接合する。
前記第1受け溝121は、第1開放側1211及び第1密閉側1212を有し、前記第2受け溝211は、第2開放側2111及び第2密閉側2112を有し、前記第1ラッチ体122は、第1ラッチ端1221を有し、該第2ラッチ体212は、第2ラッチ端2121を有し、該第1、第2ラッチ端1221,2121は、それぞれ前記第1、第2開放側2111,1211に係合する。
前記第1凸体213は、第1凸端2131及び第1溝部2132を有し、該第1溝部2132は、軸方向に該第2凸端2141箇所に凹設され、第1、第2凸体213,214は、該第4開口端22と相反する方向に延伸して構成され、前記第1、第2流路12,23は、第1本体1及び第2本体2が組み合わされて相互に連通する。
本実施例の第1本体1及び第2本体2の組み合わせを行う時、該第2本体2に設置した第2ラッチ体212及び第2受け溝211を介し、該第1本体1の第1受け溝121及び第1ラッチ体122に対応し、その後、第1、第2ラッチ体122,212は、それぞれ該第1、第2受け部123,124に対応して嵌め込まれ、その後、第2本体2に設けた第1凸体213及び第2凸体214が該第1本体1の第1受け部123及び第2受け部124と対応し、ラッチ接合する。
図3を参照する。本考案の直列式ファン組み合わせ構造の第2実施例の立体組み合わせ図であり、図に示すように、本実施例及び前記第1実施の一部構造及び接続関係は、同一であるので、ここでは再度記載しないが、本実施例と前記第1実施例の異なる箇所は、前記第1本体1の第1開口端11の四隅に少なくとも1つの孔111を設け、同様に前記第1本体2の第3開口端21の四隅にも少なくとも1つの孔215を設ける。
図4、図5、図6、図7を参照する。本考案の直列式ファン組み合わせ構造の第3実施例の第1本体及び第2本体の立体図であり、図に示すように、本実施例及び前記第1実施の一部構造及び接続関係は、同一であるので、ここでは再度記載しないが、本実施例と前記第1実施例の異なる箇所は、前記第1受け溝121は、更に、第1定位溝1213を有し、前記第2受け溝211は、第2定位溝2113を有し、前記第1ラッチ体122の前記第2定位溝2113に相対する箇所に第1定位体1222を有し、相対する他側に第1締結部1223を有し、前記第2ラッチ体212の前記第1定位溝1213に相対する箇所に第2定位体2122を有し、相反する他側に第2締結部2123を有し、前記第1定位体1222は、前記第2定位溝2113に対応して嵌め込まれ、前記第2定位体2123は、前記第1定位溝1213に対応して嵌め込まれる。
1 第1本体
11 第1開口端
111 孔
12 第2開口端
121 第1受け溝
1211 第1開放側
1212 第1密閉側
1213 第1定位溝
122 第1ラッチ体
1221 第1ラッチ端
1222 第1定位体
1223 第1締結部
123 第1受け部
124 第2受け部
13 第1流路
14 第1軸筒ソケット
15 接続体
2 第2本体
21 第3開口端
211 第2受け溝
2111 第2開放側
2112 第2密閉側
2113 第2定位溝
212 第2ラッチ体
2121 第2ラッチ端
2123 第2締結部
213 第1凸体
2131 第1凸端
2132 第1溝部
214 第2凸体
2141 第2凸端
2142 第2溝部
215 孔
22 第4開口端
23 第2流路
24 第2軸筒ソケット

Claims (8)

  1. 組合わされるファンの第1本体と第2本体とにおいて、
    上記第1本体は、第2本体に相対する側の第2開口端から他方側の第1開口端に連通する第1流路を有し、
    該第2開口端の四隅の相対する2隅に同じ方向に向けて開口を形成する第1受け溝及び受け溝に嵌合する第1ラッチ体を設けると共に、他の相対する2隅の同じ方向に向けて開口する第1受け部、第2受け部を設け
    上記第2本体は、第1本体に相対する側の第4開口端から他方側の第3開口端に流通する第2流路を有し、
    該第4開口端の四隅の相対する2隅にそれぞれ前記第1本体の第1受け溝及び受け溝に嵌合する第1ラッチ体、第1受け部、第2受け部にそれぞれ対応して第2ラッチ体、第2受け溝、第1凸体及び第2凸体を設け、
    第1本体と第2本体とを相対して上記第1ラッチ体に第2受け溝、第1受け溝に第2ラッチ体、第1受け部、第2受け部に対してそれぞれ第1凸体及び第2凸体を上記開口の方向から嵌合し、ラッチ結合して固定する直列式ファン組み合わせ構造。
  2. 前記第1開口端の四隅にそれぞれ少なくとも1つの孔を設け、前記第3開口端の四隅に少なくとも1つの孔を設ける請求項1に記載の直列式ファン組み合わせ構造。
  3. 前記第2開口端に第1軸筒ソケットを有して複数の接続体により開口端と該第1軸筒ソケットを接続し、
    前記第4開口端に第2軸筒ソケットを有して複数の接続体により開口端と該第2軸筒ソケットを接続し、
    該第1軸筒ソケットと該第2軸筒ソケットとを突き合わせ接合した請求項1記載の直列式ファン組み合わせ構造。
  4. 前記第1受け溝は、開口を形成する第1開放側及び底を形成する第1密閉側によって溝を形成し、前記第2受け溝は、同じく開口を形成する第2開放側及び底を形成する第2密閉側によって溝を形成し、
    前記第1ラッチ体は、前記第2開放側に係合する第1ラッチ端を有し、該第2ラッチ体は、前記第1開放側に係合する第2ラッチ端を有してそれぞれ係合する請求項1に記載の直列式ファン組み合わせ構造。
  5. 前記第1凸体は、第1凸端及び第1溝部を有し、該第1溝部は、軸方向に該第1凸端箇所に凹設され、第2凸体は、第2凸端及び第2溝部を有し、該第2溝部は、軸方向に該第2凸端箇所に凹設される請求項1に記載の直列式ファン組み合わせ構造。
  6. 前記第1、第2凸体は、該第4開口端から突出して延伸して形成される請求項1に記載の直列式ファン組み合わせ構造。
  7. 前記第1、第2凸体は、前記第1、第2受け部に挿通するしてラッチ結合する請求項1に記載の直列式ファン組み合わせ構造。
  8. 前記第1受け溝は、更に、第1定位溝を有し、前記第2受け溝は、第2定位溝を有し、前記第1ラッチ体の前記第2定位溝に相対する箇所に第2定位体を有し、相反する他側に第2締結部を有し、前記第1定位体は、前記第2定位溝に対応して嵌め込まれ、前記第2定位体は、前記第1定位溝に対応して嵌め込まれる請求項1に記載の直列式ファン組み合わせ構造。
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