JP3172638B2 - 四角鉄塔の建方工法 - Google Patents

四角鉄塔の建方工法

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JP3172638B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、送電用鉄塔を現場溶
接して建設する場合に適用される四角鉄塔の建方工法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】送電用鉄塔の建設には、主柱材が鋼管の
場合、鋼管端部に予めフランジ継手を溶接接合してお
き、このフランジ継手同士を現地においてボルト接合す
る方法か、あるいはフランジ継手を用いることなく鋼管
端部同士を建設現場で現場溶接する方法が採用されてい
るが、鉄塔が大型化してきた近年においては、製作コス
ト・建設コストが増大するフランジ継手方式に代えて鉄
塔主柱材を現場溶接する方式を採用することが検討され
ている。
【0003】送電用鉄塔の現場溶接による建設は、通
常、クレーン等の揚重機を用いて最下節の鉄塔主柱材か
ら順次上方へと組み立て、上下主柱材の端部同士はエレ
クションピースとこれを挟持連結するスプライスプレー
トで仮接合し、その後は継手部分に次に示すような溶接
作業・後処理作業を行って、鉄塔を構築している。
【0004】 溶接・後処理作業のための足場を主柱
材に取り付ける足場段取りを行い、 主柱材の継手部
に全周の1/2程度の現場部分溶接を行い、 エレク
ションピースをスプライスプレートと共に切断除去し、
継手部の残り部分の現場完全溶接を行い、 溶接
部を超音波探傷検査し、 溶接部近傍のブラスト処理
を行い、 ブラスト面の金属(主に亜鉛,アルミ合
金)溶射を行い、 溶射面の封孔塗装処理を行ってい
る。
【0005】これら溶接および後処理作業は、従来、図
3に示すように、仮接合した鉄塔を最下節から上方に向
かって幾つかのブロックに分け、各ブロックにおいて上
下で同時に作業が行われないように作業の順番を決め、
一つの継手部に対して前述した足場の取付けから封孔塗
装処理までの作業を適宜行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような従来のブロック作業では、1ブロック全ての継手
部の溶接から後処理作業が終わるまで、次のブロックへ
の溶接作業などに移れないため、各作業の手待ち時間が
生じ、能率が悪いなどの問題点があった。
【0007】この発明は、前述のような問題点を解消す
べくなされたもので、その目的は、現場溶接および後処
理作業を鉄塔の下部から上部に向かって連続的に行うこ
とができ、手待ち時間を無くして能率の向上を図れる現
場溶接作業による四角鉄塔の建方工法を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、基礎上に構築
される四本柱で構成された送電用鉄塔を現場溶接で建設
する建方工法において、四本柱の最下端節の継手部から
順次上方へ溶接作業を進めるに際し、先ず、四本柱の最
下端節の第1継手部に対して、一方の対角位置で第1の
足場段取りとロボット溶接および第2の足場段取りとロ
ボット溶接を行い、次に他方の対角位置で第3の足場段
取りとロボット溶接および第4の足場段取りとロボット
溶接を行い、この第3および第4の足場上でのロボット
溶接時には、前記同じ段の第1および第2の足場上では
少なくとも超音波探傷検査が行われており、次いで第3
および第4の足場上でのロボット溶接が完了した後は、
前記第1継手部の上段の第2継手部に対して、第1およ
び第2の足場に対応する対角位置で第5の足場段取りと
ロボット溶接および第6の足場段取りとロボット溶接を
行い、この第5および第6の足場上でのロボット溶接時
には、前記下段の第3および第4の足場上では少なくと
も超音波探傷検査が行われており、以後、前述の作業を
上方へ向けて順次繰り返すようにしたものである。
【0009】
【作用】以上のような構成において、ロボット溶接が第
1継手部の一方の対角位置、第1継手部の他方の対角位
置、第2継手部の一方の対角位置、第2継手部の他方の
対角位置へと上方に向かって交互に行われ、さらに一方
の対角位置でのロボット溶接時には、これと同じ段ある
いは下段におけるロボット溶接の終了した他方の対角位
置で超音波探傷検査などの後処理が行われ、交互の対角
位置でのロボット溶接を追いかけるように後処理作業が
交互に対角位置で行われ、ロボット溶接作業および後処
理作業が連続して行われる。
【0010】ロボット溶接作業は、対角位置で交互に行
われるため、上下で同時に溶接作業が行われることがな
く、さらに下段の対角位置での表面処理作業が終了した
のち、対応する上段の対角位置でロボット溶接が行われ
るようにすることで、上下で同時に溶接作業と表面処理
作業が行われることがなく、安全な作業が可能となる。
また、対角位置で同時溶接することは、溶接収縮による
建方精度への悪影響を最小限に抑える効果を併せて有し
ている。
【0011】
【実施例】以下、この発明を図示する一実施例に基づい
て説明する。これは、本発明者らが開発した溶接ロボッ
トによる自動溶接と、溶接後の後処理を連続して自動的
に行う後処理システム装置を使用した例である。図1は
本発明に係る建方工法の手順を示す概略平面図であり、
図2は溶接ロボットと溶接後の後処理を行う各種の自動
後処理装置を示す概略側面図である。
【0012】図2に示すように、鉄塔の主柱材1同士
は、エレクションピース2とスプライスプレート3によ
り仮接合されており、その継手部4の下部に足場5が取
付けられ、継手部4の上方外周に走行レール6が継手部
4と平行に取付けられる。走行レール6は二つ割りリン
グ状であり、マグネット式レール取付治具8により主柱
材1に取付けられ、主柱材1に簡単に着脱できるように
されている。また、この走行レール6には、走行台車7
が走行車輪により主柱材1の周方向に走行可能に取付け
られている。
【0013】このような足場5,走行レール6および走
行台車7を使用して、溶接ロボット10により継手部4
の自動溶接を行い、さらに自動ガス切断装置11,自動
超音波探傷装置12,自動ブラスト処理装置13および
自動溶射・塗装装置14により各種の後処理を自動的に
行う。
【0014】溶接ロボット10は、走行台車7に着脱可
能に取付けられるロボット本体10aと、継手部4の開
先に炭酸ガスアーク溶接で溶接を行う溶接トーチ10b
などから構成されている。ロボット本体10aは走行レ
ール6の下端に設けられたラックと、ロボット本体10
aに設けられたピニオン・モータとにより、自動走行可
能とされている。なお、ロボット本体10aと走行台車
7とは、ロボット本体10aに設けた係合突起と、走行
台車7に設けた係合ピンにより、簡単に着脱できるよう
にされ、また、調整ねじによりロボット本体10aを走
行台車7に固定できるようにされている。
【0015】自動ガス切断装置11は、エレクションピ
ース2をスプライスプレート3が連結されたままの状態
で自動切断する装置であり、切断トーチ11aが搭載さ
れた切断機本体11bと、この切断機本体11bを主柱
材1の軸方向に移動自在に案内支持する縦レール部材1
1cなどから構成されている。縦レール部材11cは、
上端部内面を走行台車7の外面に着脱自在に取付け、下
端部を走行方向に一対の水平マグネットローラ11dあ
るいはガイドレールとガイドローラにより案内支持し、
主柱材1の表面から所定の距離をおいた状態で主柱材1
の円周方向に走行可能としている。
【0016】また、切断機本体11bの縦移動は、縦レ
ール部材11cに設けたラックと、切断機本体11bに
設けたピニオンによる方式とされている。なお、縦レー
ル部材11cの走行は、溶接ロボット10と同様のラッ
クとピニオン方式とし、また、走行台車7と縦レール部
材11cの取付けも、係合突起と係合ピンによる簡易着
脱方式とし、調整ねじによる固定方式としている。
【0017】このような自動ガス切断装置11におい
て、継手部4の全周の1/2程度の長さの溶接が終了し
て主柱材1同士が強固に接合された後、自動ガス切断装
置11を走行台車7にセットし、切断機本体11bを水
平方向に移動させ、エレクションピース2の位置で上下
方向に縦移動させてエレクションピース2の根元を自動
的にガス切断する。ここで、エレクションピース2は主
柱材1の表面から5〜10mm残るように切断し、母材
への損傷、切断面の欠陥を防ぎ、仕上げを容易に行える
ようにしている。
【0018】自動超音波探傷装置12は、走査機構部と
しての探傷装置本体12aと、この探傷装置本体12a
内を貫通して主柱材1の軸方向に移動可能に取付けられ
た縦レール部材12bと、この縦レール部材12bの下
端側に取付けられた2台の探触子12cなどから構成さ
れている。
【0019】探傷装置本体12aは、溶接ロボット10
と同様に、走行台車7に係合突起・係合ピン・調整ねじ
により容易に着脱可能とされ、またラックとピニオンに
より主柱材1の円周方向に移動可能とされている。縦レ
ール部材12bはラックとピニオン方式などにより上下
方向に縦移動可能に支持されている。
【0020】探傷装置本体12aと縦レール部材12b
は、自動走行制御装置によりそれぞれX軸,Y軸方向に
移動制御され、2台の探触子12cが全周にわたって所
定のパターンで自動的に走査される。2台の探触子12
cより溶接部の上下両側から反射法で欠陥が全周にわた
って自動検出される。探傷結果は、2チャンネル超音波
探傷装置のデータ収録装置の記憶媒体に自動的に記録さ
れ、プリンターあるいはディスプレイにより表示され
る。
【0021】溶接面、エレクションピース切断部分およ
びこれらの近傍の溶融亜鉛めっき処理が施されていない
不めっき部分には、後工程において金属溶射した場合の
溶射金属が付着し易いように、自動ブラスト処理装置1
3を使用し、鋼球をエアで吹き付けて表面を荒らすと同
時に鉄素地を現すブラスト処理を行う。
【0022】この自動ブラスト処理装置13は、走行台
車7に着脱可能に取付けられるX軸駆動装置13aと、
このX軸駆動装置13aから垂下する縦レール部材13
bと、この縦レール部材13bに沿ってY軸方向に移動
自在の可動ヘッド13cと、この可動ヘッド13cに取
付けられたブラストノズル13dなどから構成されてい
る。
【0023】X軸駆動装置13aは、溶接ロボット10
と同様に、係合突起・係合ピンにより簡単に着脱でき、
また調整ねじにより走行台車7に固定できる構成とさ
れ、さらにラック・ピニオン方式によりX軸方向に移動
可能とされている。縦レール部材12bの下端部は、一
対の水平マグネットローラ13eあるいはガイドレール
とガイドローラにより案内支持されている。可動ヘッド
13cは電動シリンダ等により縦レール部材13bに沿
って移動可能とされている。
【0024】このような自動ブラスト処理装置13にお
いて、X軸・Y軸駆動操作盤によりX軸駆動装置13a
とY軸用電動シリンダが制御され、ブラストノズル13
dがY軸方向に往復移動しつつX軸方向に移動し、鋼球
とエアがブラストノズル13dから吹き出され、溶接部
を挟んだ所定範囲が全周にわたって自動的にブラスト処
理される。
【0025】自動溶射・塗装装置14は、ブラスト処理
が終了すると、ブラスト面に亜鉛,アルミ合金等の溶射
を行い、さらに、この亜鉛,アルミ合金溶射面はミクロ
的にみて空隙が非常に多く存在しているため、この溶射
面にエポキシ系等の塗料を吹き付け、溶射面の空隙を塞
ぐ封孔処理を施し、溶射面の耐候性(耐腐食性)を向上
させるものである。
【0026】この自動溶射・塗装装置14は、走査機構
部としての装置本体14aと、この装置本体14a内を
貫通して主柱材1の軸方向に移動可能に取付けられた縦
レール部材14bと、この縦レール部材14bの下端に
着脱可能に取付けられる溶射ガン14cおよび塗装ガン
14dから構成されている。
【0027】装置本体14aは、溶接ロボット10と同
様に、走行台車7に係合突起・係合ピン・調整ねじによ
り容易に着脱可能とされ、またラックとピニオンにより
主柱材1の円周方向に移動可能とされている。縦レール
部材14bはラックとピニオン方式などにより上下方向
に移動可能に支持されている。
【0028】装置本体14aと縦レール部材14bは、
自動走行制御装置によりそれぞれX軸,Y軸方向に移動
制御され、アーク溶射装置と溶射ガン14cによりブラ
スト処理面に全周にわたって亜鉛等が自動的に溶射さ
れ、次いでコンプレッサー付きのエア・塗装ユニットと
塗装ガン14dにより溶射面が全周にわたって自動的に
封孔処理される。
【0029】以上のような構成において、次のような手
順で主柱材の現場溶接作業と後処理作業が行われる(図
1参照)。なお、以下において現場ロボット溶接W1
2は、溶接ロボット10による1/2溶接,自動ガス
切断装置11によるエレクションピース切断,溶接ロボ
ット10による残り1/2溶接の一連の作業工程であ
り、表面処理Sはブラスト処理,溶射・塗装処理の作業
工程である。
【0030】(1) 鉄塔四本柱の最下節における第1継手
部に対して、一方の対角位置で第1の足場の段取りP1
と現場ロボット溶接W1 および第2の足場の段取りP2
と現場ロボット溶接W2 を行う。
【0031】(2) 前記一方の対角位置での第1および第
2の溶接が終了すると、同じく第1継手部に対して、他
方の対角位置で第3足場の段取りP1 と現場ロボット溶
接W1および第4の足場の段取りP2 と現場ロボット溶
接W2 を行う。これと同時に、全周溶接の終了している
第1および第2の足場上では、超音波探傷Uおよび表面
処理Sを行う。
【0032】(3) 前記他方の対角位置での第3および第
4の溶接が終了すると、上段の第2継手部に対して、一
方の対角位置、即ち第1および第2の継手部の上で、第
5の段取りP1 と現場ロボット溶接W1 および第6の足
場の段取りP2 と現場ロボット溶接W2 を行う。これと
同時に、全周溶接の終了している下段の第3および第4
の足場上では、超音波探傷Uおよび表面処理Sを行う。
【0033】なお、第2継手部における第5の段取りP
1 と現場ロボット溶接W1 および第6の足場の段取りP
2 と現場ロボット溶接W2 は、その下段の第1継手部に
おける第1および第2の足場上での超音波探傷Uおよび
表面処理Sが終了してから行うようにし、上下で同時作
業が行われないようにする。
【0034】(4) 前記一方の対角位置での第5および第
6の溶接が終了すると、同じく第2継手部に対して、他
方の対角位置で第7の足場の段取りP1 と現場ロボット
溶接W1 および第8の足場の段取りP2 と現場ロボット
溶接W2 を行う。これと同時に、全周溶接の終了してい
る同じ段の第5および第6の足場上では、超音波探傷U
および表面処理Sを行う。
【0035】なお、ここでも第7および第8の足場での
溶接作業と、その下段の第1継手部での第3および第4
の足場での後処理作業が同時に行われないようにする。
【0036】(5) 第3継手以降についても、同様の作業
を繰り返す。なお、足場5は、現場ロボット溶接Wが終
了しても取り外さず、続いて行われる超音波探傷Uおよ
び表面処理Sが完了した後に取り外すようにすることは
いうまでもない。
【0037】これにより、継手部1/2のロボット溶接
作業,エレクションピースの切断,残り部分の溶接作業
からなる現場ロボット溶接Wが同じ段の一方の対角位置
から他方の対角位置、この他方の対角位置から上段の一
方の対角位置へと交互に行われる。さらに、超音波探傷
検査Uとブラスト処理,溶射・封孔処理からなる表面処
理Sは、一方の対角位置でのロボット溶接時に、これと
同じ段あるいは下段におけるロボット溶接の終了した他
方の対角位置で行われ、交互の対角位置での現場ロボッ
ト溶接Wを追いかけるように後処理作業が交互に対角位
置で行われ、ロボット溶接作業および後処理作業が手待
ち時間を生じることなく連続して行われる。
【0038】現場ロボット溶接Wは、対角位置で交互に
行われるため、上下で同時に溶接作業が行われることが
なく、また下段の対角位置での表面処理作業が終了した
のち、対応する上段の対角位置でロボット溶接が行われ
るので、上下で同時に溶接作業と表面処理作業が行われ
ることがなく、安全な作業が可能となる。
【0039】
【発明の効果】前述の通り、この発明に係る四角鉄塔の
建方工法は以上のような構成からなるので、ロボット溶
接作業および後処理作業を鉄塔の下部から上部に向かっ
て連続して行うことができ、作業待ちを解消することが
でき、作業能率を大幅に向上させることができ、作業能
率の向上による工期短縮およびコストの低減を図ること
ができる。しかも、上下での同時作業がなく、安全な作
業が可能となる。また、対角位置で同時溶接すること
は、溶接収縮による建方精度への悪影響を最小限に抑え
る効果を併せて有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る四角鉄塔の建方工法の手順を示
す概略平面図である。
【図2】この発明に係る溶接ロボットおよび各種の自動
後処理装置を示す概略側面図である。
【図3】従来の鉄塔の建方工法であり、(a)は鉄塔の
概略側面図,(b)は溶接作業と後処理作業を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 ,P2 …足場の段取り W1 ,W2 …現場ロボット溶接 U…超音波探傷検査 S…表面処理 1…主柱材 2…エレクションピース 3…スライスプレート 4…継手部 5…足場 6…走行レール 7…走行台車 8…マグネット式レール取付治具 10…溶接ロボット 11…自動ガス切断装置 12…自動超音波探傷装置 13…自動ブラスト処理装置 14…自動溶射・塗装装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 12/10 E04G 21/14 - 21/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎上に構築される四本柱で構成された
    送電用鉄塔を現場溶接で建設する建方工法において、四
    本柱の最下端節の継手部から順次上方へ溶接作業を進め
    るに際し、先ず、四本柱の最下端節の第1継手部に対し
    て、一方の対角位置で第1の足場段取りとロボット溶接
    および第2の足場段取りとロボット溶接を行い、次に他
    方の対角位置で第3の足場段取りとロボット溶接および
    第4の足場段取りとロボット溶接を行い、この第3およ
    び第4の足場上でのロボット溶接時には、前記同じ段の
    第1および第2の足場上では少なくとも超音波探傷検査
    が行われており、次いで第3および第4の足場上でのロ
    ボット溶接が完了した後は、前記第1継手部の上段の第
    2継手部に対して、第1および第2の足場に対応する対
    角位置で第5の足場段取りとロボット溶接および第6の
    足場段取りとロボット溶接を行い、この第5および第6
    の足場上でのロボット溶接時には、前記下段の第3およ
    び第4の足場上では少なくとも超音波探傷検査が行われ
    ており、以後、前述の作業が上方へ向けて順次繰り返さ
    れることを特徴とする四角鉄塔の建方工法。
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