JP3172481U - 手術スケジュール決定装置 - Google Patents

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和史 杉浦
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医療法人明和会宮田眼科病院
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Abstract

【課題】手術のスケジュール作成を決定することができる手術スケジュール決定装置を提供する。
【解決手段】手術スケジュール決定装置は、インターフェーイス、ディスプレイ、操作部、メモリ、処理回路および作業メモリを有し、これらがバスを介して接続されている。各患者の手術の術者を決定する際に、その手術の術式が可能な術者候補を示す術者候補表示欄が自動的に画面表示され、術台候補表示欄の自動表示、術台の一部自動割り当てが行われる。
【選択図】図1

Description

本考案は、病院等における手術スケジュールの作成を支援する手術スケジュール支援装置に関するものである。
病院では、医院長等が、患者の手術の予定日等、手術の術式、その術式の手術が可能な医師のスケジュール等を見ながら手術のスケジューリングを行っている。
特開2010―3135号公報
ところで、このような手術スケジュールは、各手術の術式が可能な医師を探したり、また、各医師のスケジュール等を考慮する必要があり、非常に煩雑な作業になる。
そのため、手術スケジュールを行える人材が限られてしまうという問題がある。
本考案はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、手術のスケジュール作成を支援することができる手術スケジュール支援装置およびその方法を提供することを目的とする。
本考案の手術スケジュール決定装置は、上述した従来技術の問題を解決し、上述した目的を達成するために、術者の術者識別情報と、当該術者が行うことができる術式を示す術式識別情報とを対応付けて記憶する術者情報データベースと、前記患者の検査情報を記憶する検査情報データベースと通信を行うインターフェースと、患者の手術のスケジュールを決定する処理を行う処理手段とを有し、前記処理手段は、手術のスケジュールを決定する対象となる患者の各々について、当該患者の患者識別情報と、当該患者の手術を行う術者を示す術者識別情報と、当該患者の手術の術式を示す術式情報と、当該患者の手術の順番を示す術順情報とを対応付けて示す項目を規定した手術スケジュールデータを生成し、前記手術スケジュールデータを基に、手術のスケジュールを決定する対象となる複数の患者の各々について、前記患者識別情報と、前記術式識別情報と、前記術者識別情報と、前記術順情報と、前記手術のスケジュールを決定するために利用される参考情報とを対応付けて示す患者表示ブロックを表示する手術スケジュール決定画面データを生成し、手術スケジュール決定画面を表示する処理を行い、前記手術スケジュール決定画面上で前記患者表示ブロックが指定されると、当該指定された患者表示ブロックの前記患者識別情報を検索キーとして用いて前記手術スケジュールデータ内の当該指定された患者の前記術者識別情報にアクセスして、当該術者識別情報が未決定状であるいか否かを判断し、未決定状態であると判断した場合に、前記手術スケジュールデータから取得した当該患者の前記術式識別情報を検索キーとして用いて前記術者情報データベースにアクセスして、当該手術の術式を行うことできる術者識別情報を取得し、当該取得した術者識別情報の一覧を示す術者候補表示欄を表示し、当該術者候補表示欄上で指定操作された術者識別情報を前記手術スケジュールデータ内の当該患者の項目の前記術者識別情報として登録して表示し、前記手術スケジュールデータの前記術式情報に基づいて、当該術式情報によって予め規定された検査情報を、前記検査情報データベースから取得して前記参考情報として表示し、前記手術スケジュール決定画面上で前記複数の患者の前記患者表示ブロックを手術順に時系列に表示し、画面上でのユーザ操作に応じて指定された前記患者表示ブロックの画面上での移動操作があると、画面上での当該移動操作先の位置と、当該位置に対しての前記患者表示ブロックの表示位置との位置関係に基づいて、当該移動操作によって術順が変更になる前記患者表示ブロックを特定し、当該特定した患者表示ブロックに対応する前記術順情報を前記位置関係に基づいて更新する。
本考案に関連する手術スケジュール決定方法は、術者の術者識別情報と、当該術者が行うことができる術式を示す術式識別情報とを対応付けて記憶する術者情報データベースと、前記患者の検査情報を記憶する検査情報データベースと通信を行いながら、患者の手術のスケジュールをコンピュータが決定する手術スケジュール決定方法であって、手術のスケジュールを決定する対象となる患者の各々について、当該患者の患者識別情報と、当該患者の手術を行う術者を示す術者識別情報と、当該患者の手術の術式を示す術式情報と、当該患者の手術の順番を示す術順情報とを対応付けて示す項目を規定した手術スケジュールデータを生成する第1の工程と、前記手術スケジュールデータを基に、手術のスケジュールを決定する対象となる複数の患者の各々について、前記患者識別情報と、前記術式識別情報と、前記術者識別情報と、前記術順情報と、前記手術のスケジュールを決定するために利用される参考情報とを対応付けて示す患者表示ブロックを表示する手術スケジュール決定画面データを生成し、手術スケジュール決定画面を表示する処理を行う第2の工程と、前記手術スケジュール決定画面上で前記患者表示ブロックが指定されると、当該指定された患者表示ブロックの前記患者識別情報を検索キーとして用いて前記手術スケジュールデータ内の当該指定された患者の前記術者識別情報にアクセスして、当該術者識別情報が未決定状であるいか否かを判断し、未決定状態であると判断した場合に、前記手術スケジュールデータから取得した当該患者の前記術式識別情報を検索キーとして用いて前記術者情報データベースにアクセスして、当該手術の術式を行うことできる術者識別情報を取得し、当該取得した術者識別情報の一覧を示す術者候補表示欄を表示し、当該術者候補表示欄上で指定操作された術者識別情報を前記手術スケジュールデータ内の当該患者の項目の前記術者識別情報として登録して表示する第3の工程と、前記手術スケジュールデータの前記術式情報に基づいて、当該術式情報によって予め規定された検査情報を、前記検査情報データベースから取得して前記参考情報として表示し、前記手術スケジュール決定画面上で前記複数の患者の前記患者表示ブロックを手術順に時系列に表示し、画面上でのユーザ操作に応じて指定された前記患者表示ブロックの画面上での移動操作があると、画面上での当該移動操作先の位置と、当該位置に対しての前記患者表示ブロックの表示位置との位置関係に基づいて、当該移動操作によって術順が変更になる前記患者表示ブロックを特定し、当該特定した患者表示ブロックに対応する前記術順情報を前記位置関係に基づいて更新する第4の工程とをコンピュータが実行する。
本考案によれば、手術のスケジュール作成を支援することができる手術スケジュール支援装置およびその方法を提供することができる。
図1は、本考案の実施形態に係わる手術スケジュール支援装置の構成図である。 図2は、本考案の実施形態に係わる患者情報データデータを説明するための図である。 図3は、本考案の実施形態に係わる術者情報テーブルデータを説明するための図である。 図4は、本考案の実施形態に係わる手術スケジュールテーブルデータを説明するための図である。 図5は、本考案の実施形態の手術スケジュール決定画面の手術スケジュール対象の日を指定するための画面を説明するための図である。 図6は、本考案の実施形態の手術スケジュール決定画面の手術スケジュール対象の期間を指定するための画面を説明するための図である。 図7は、本考案の実施形態の手術スケジュール決定画面上で術者を指定るための画面を説明するための図である。 図8は、本考案の実施形態の手術スケジュール決定画面上で術者を指定するための画面を説明するための図である。 図9は、本考案の実施形態の手術スケジュール決定画面上で術者を指定するための画面を説明するための図である。 図10は、本考案の実施形態の手術スケジュール決定画面上で術者を指定するための画面を説明するための図である。 図11は、本考案の実施形態の手術スケジュール決定画面上で術者を指定するための画面を説明するための図である。 図12は、本考案の実施形態の手術スケジュール決定画面上で術者を指定するための画面を説明するための図である。 図13は、本考案の実施形態の手術スケジュール決定画面上で術順を指定するための画面を説明するための図である。 図14は、本考案の実施形態の手術スケジュール決定画面上で術順を指定するための画面を説明するための図である。 図15は、本考案の実施形態の手術スケジュール決定画面上で術順を指定するための画面を説明するための図である。 図16は、本考案の実施形態の手術スケジュール決定画面上で術順を指定するための画面を説明するための図である。 図17は、本考案の実施形態の手術スケジュール決定画面上で術順を指定するための画面を説明するための図である。 図18は、本考案の実施形態の手術スケジュール決定画面上で術順を指定するための画面を説明するための図である。 図19は、本考案の実施形態の手術スケジュール決定画面上で術順を変更操作するための画面を説明するための図である。 図20は、本考案の実施形態の手術スケジュール決定画面上で術順を変更操作するための画面を説明するための図である。 図21は、本考案の実施形態の手術スケジュール決定画面上で術順を変更操作するための画面を説明するための図である。 図22は、本考案の実施形態の手術スケジュール決定画面の支援情報欄の機能を説明するための図である。 図23は、本考案の実施形態の手術スケジュール決定画面の支援情報欄の機能を説明するための図である。 図24は、本考案の実施形態の手術スケジュール決定画面の支援情報欄の機能を説明するための図である。 図25は、本考案の実施形態の手術スケジュール決定画面の支援情報欄の機能を説明するための図である。 図26は、本考案の実施形態の手術スケジュール決定画面の支援情報欄の機能を説明するための図である。 図27は、本考案の実施形態の手術スケジュール決定画面の支援情報欄の機能を説明するための図である。 図28は、本考案の実施形態の手術スケジュール決定画面の支援情報欄の機能を説明するための図である。 図29は、手術スケジュール決定画面の初期画面を表示する処理を説明するためのフローチャートである。 図30は、手術スケジュール決定画面上での術者・術台の設定処理を説明するためのフローチャートである。 図31は、手術スケジュール決定画面上での術順の設定処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本考案の実施形態に係わる手術スケジュール支援装置について説明する。
<第1実施形態>
図1は、本考案の実施形態に係わる手術スケジュール支援装置1の構成図である。
図1に示すように、手術スケジュール支援装置1は、インタフェース21、ディスプレイ22、操作部23、メモリ24、処理回路25および作業メモリ27を有し、これらがバス20を介して接続されている。
インタフェース21は、例えば、他のコンピュータや各種データベース(DB)と通信を行うために用いられる。
ディスプレイ22は、処理回路25が実行するプログラムPRGが提供する様々な画面を表示する。ディスプレイ22は、タッチパネル機能を有している。
操作部23は、例えば、キーボードやマウス等の操作手段である。
メモリ24は、処理回路25が実行するプログラムPRG、処理回路25の処理に用いられるデータ記憶する。
処理回路25は、プログラムPRGを実行して、カウンセリング支援装置1の処理を統括的に制御する。
本実施形態で示される手術スケジュール支援装置1の処理は、プログラムPRGに記述されている。
作業メモリ27は、処理回路25で生成されたデータあるいは、利用されるデータを一時的に記憶する。
手術スケジュール支援装置1は、インタフェース21を介して、患者情報データベース3、検査情報データベース5、術者情報データベース7および術者スケジュールデータベース9と通信を行う。
患者情報データベース3は、図2に示す患者情報データデータ40を記憶する。
図2に示すように、患者情報データデータ40は、患者識別情報、患者基本情報、術式情報、担当医師識別情報、術日情報、手術希望時間帯情報、各種情報へのリンク情報を各患者毎に規定している。
検査情報データベース5は、患者識別情報と、その患者の検査情報とを対応付けて記憶する。
術者情報データベース7は、図3に示す術者情報テーブルデータ42を記憶する。
図3に示すように、術者情報テーブルデータ42は、術者識別情報、手術可能な術式情報、スキルレベル情報、実績情報、担当看護師情報、手術台情報、スケジュールリンク情報を各術者毎に規定している。
スケジュールリンク情報は、術者スケジュールデータベース9内の術者へのスケジュールデータへのリンクを示す。
術者スケジュールデータベース9は、各術者(医師)の術者識別情報と、手術可能日情報と、手術可能時間帯情報等とを対応付けて示すスケジュールデータを記憶する。
図1に示す手術スケジュール支援装置1の処理回路25は、後述する処理により、図4に示す手術スケジュールテーブルデータ44の作成および更新を行う。
図4に示すように、手術スケジュールテーブルデータ44は、患者識別情報、術式、術者、術台、手術難易度情報、術日情報、術台情報、術順情報、手術希望時間帯情報、参考情報を対応付けて示している。
例えば、手術のスケジュールを決定する管理者が、図1に示すディスプレイ22のタッチパネル機能や操作部23を操作して手術スケジュール対象日決定指示を入力すると、処理回路25は、図5に示す手術スケジュール対象日決定画面60をディスプレイ22に表示する。
図5に示すように、手術スケジュール対象日決定画面60には、カレンダー画像と、「OK」、「取消」のボタン画像が表示されている。
管理者は、手術スケジュール対象日決定画面60上で手術スケジュール対象日を指定した後に、「OK」ボタン画像を指定すると、処理回路25は、図2に示す患者情報データデータ40を検索して、当該指定した手術スケジュール対象日を術日情報が示す項目(患者)を特定する。そして、処理回路25は、当該特定した項目の患者識別情報、術式情報、手術希望時間帯情報、各種情報へのリンク情報を患者情報データデータ40から抽出し、これを基に、図4に示す手術スケジュールテーブルデータ44に当該患者の項目を追加する。
また、管理者は、手術スケジュール対象日決定画面60上で手術スケジュール第1の対象日を指定した後に第2の対象日を指定し、その後、「OK」ボタン画像を指定すると、処理回路25は、図2に示す患者情報データデータ40を検索して、当該指定した第1の対象日と第2の対象日の間の日を術日情報が示す項目(患者)を特定する。そして、処理回路25は、当該特定した項目の患者識別情報、術式情報、手術希望時間帯情報、各種情報へのリンク情報を患者情報データデータ40から抽出し、これを基に、図4に示す手術スケジュールテーブルデータ44に当該患者の項目を追加する。
図7は、図5の操作により、処理回路25がディスプレイ22に表示した手術スケジュール決定画面101を説明するための図である。
図7に示すように、手術スケジュール決定画面101は、支援情報欄110、患者名欄112、術式/術者/術台欄114、参考情報欄116を有する。
支援情報欄110は、画面内上方で画面左右方向に細長形状をした領域である。
支援情報欄110には、「手術歴」、「既往」、「内科」、「問診」、「環境」および「カルテ」のボタン画像が表示される。
これらのボタン画像が指定された場合の効果について後述する。
患者名欄112、術式/術者/術台欄114、参考情報欄116は、画面内で上下方向に延びる領域である。
処理回路25は、指定された術日の患者名を手術スケジュール決定画面101内の患者名欄112内に列方向に順に表示する。
また、処理回路25は、その患者の術式、術者、術台の情報を、患者名の右側の術式/術者/術台欄114内に表示する。
また、処理回路25は、その患者の参考情報を、術式/術者/術台欄114の右側の参考情報欄116に表示する。
このように、処理回路25は、手術スケジュール決定画面101内に、各患者の患者名と、その患者の術式、術者、術台の情報と、参考情報とを同一の行に表示する。
このとき、図4に示す手術スケジュールテーブルデータ44は、術式情報は設定されているが、術者情報、術台情報、術順情報は未設定状態である。そのため、図8に示す手術スケジュール決定画面101の術式/術者/術台欄114には、術式は表示されているが、術者、術台は未表示である。
以下の指定操作等の操作は、管理者がディスプレイ22の画面に指やペンで触れることによるタッチパネル機能や、操作部23を用いて行われる。
管理者が図8に示すように、手術スケジュール決定画面101上で指等で、所定の患者名の患者表示ブロック120を指定操作すると、処理回路25は、当該指定操作された患者表示ブロック120を指定確認用表示(例えば、外枠を太線で囲む表示)に変更すると共に、図9に示すように、術者候補表示欄122を表示する。
術者候補表示欄122には、上記指定された術日が手術可能な日である術者名が一列に表示される。
管理者は、参考情報欄116に表示された当該患者の参考情報等を参考にして、術者候補表示欄122から適切な術者を選択する。当該選択は、術者候補表示欄122内の術者候補名を指等で指定して行う。
処理回路25は、指等で指定操作された画面上の位置情報を基に、指定操作された術者を特定し、その指定操作された術者候補を指定確認用表示(例えば、その術者候補の枠を太線で囲む表示)に変更する。そして、管理者が、図10に示すように、画面上で、その術者候補の名前の位置から、患者表示ブロック120内の位置に指等を移動させると、処理回路25は、患者表示ブロック120に対応した患者の手術の術者として指定されたと判断し、図4に示す手術スケジュールテーブルデータ44の当該患者の術者の項目に、当該指定された術者候補の術者識別情報を設定する。
また、処理回路25は、手術スケジュール決定画面101の当該患者の患者表示ブロック120の術式/術者/術台欄114に、当該指定された術者名を表示する。
そして、管理者は、手術スケジュール決定画面101に表示された術者情報が未設定の全ての患者表示ブロック120に対して、図8,図9,図10を用いて上述した操作を行い、それに応じて処理回路25は、図4に示す手術スケジュールテーブルデータ44内の全ての患者の術者情報を設定する。そして、処理回路25は、全ての患者の術者情報が設定されると、図11に示すように、全ての患者表示ブロック120の術式/術者/術台欄114に術者名が表示される。
次に、手術スケジュール決定画面101を用いて術台を決定する処理を説明する。
図11に示すように全ての患者表示ブロック120の術者が決定すると、処理回路25は、決定された術者のうち予め使用する術台が割り当てられている術者に対して、術台を自動的に割り当てる処理を行う。これにより、手術スケジュール決定画面101は、図12に示すようになる。
具体的には、術者識別情報と術台情報とを対応付けて示す術台割り当て情報がメモリ24に予め記憶されている。処理回路25は、手術スケジュールテーブルデータ44内に設定された術者情報に予め割り当てられている術台情報を、上記術台割り当て情報から検索して取得する。そして、処理回路25は、当該取得した術台情報を手術スケジュールテーブルデータ44に設定すると共に、図12に示すように、手術スケジュール決定画面101に表示する。このとき、術台割り当て情報に規定されていない術者の術台情報は未設定状態となる。
次に、管理者が図13に示すように、手術スケジュール決定画面101上で指等で、所定の患者名の患者表示ブロック120を指定操作すると、処理回路25は、当該指定操作された患者表示ブロック120を指定確認用表示(例えば、外枠を太線で囲む表示)に変更すると共に、図14に示すように、術台候補表示欄132を表示する。
術台候補表示欄132には、使用可能な術台の番号が一列に表示される。
管理者は、術式/術者/術台欄114に表示された術式および術者と、参考情報欄116に表示された当該患者の参考情報等を参考にして、術台候補表示欄132から適切な術台を選択する。当該選択は、術台候補表示欄132内の術台候補番号を指等で指定して行う。
処理回路25は、指等で指定操作された画面上の位置情報を基に、指定操作された術台を特定し、その指定操作された術台候補を指定確認用表示(例えば、その術台候補の枠を太線で囲む表示)に変更する。そして、管理者が、図15に示すように、画面上で、その術台候補の番号の位置から、患者表示ブロック120内の位置に指等を移動させると、処理回路25は、患者表示ブロック120に対応した患者の手術の術台として指定されたと判断し、図4に示す手術スケジュールテーブルデータ44の当該患者の術台の項目に、当該指定された術台候補を示す術台情報を設定する。
また、処理回路25は、図16に示すように、手術スケジュール決定画面101の当該患者の患者表示ブロック120の術式/術者/術台欄114に、当該指定された術台の番号を表示する。そして、全ての患者表示ブロック120について術台情報が設定されると、処理回路25は図17に示す手術スケジュール決定画面101を表示する。
次に、手術スケジュール決定画面101を用いて術順を決定する処理を説明する。
図17に示すように全ての患者表示ブロック120の術者および術台が決定すると、処理回路25は、図18に示すように、患者表示ブロック120のソート処理を行う。
具体的には、処理回路25は、術台情報を1番目、術者を2番目、術式を3番目の優先順位としてソート処理を行う。このような優先順位でソート処理を行うことで、次の術順決定操作を管理者が行いやすくなる。
次に、管理者が図19に示すように、手術スケジュール決定画面101上で指等で、所定の患者名の患者表示ブロック120を指定して移動先に移動操作をすると、処理回路25は、当該指定操作された患者表示ブロック120を指定確認用表示(例えば、外枠を太線で囲む表示)に変更すると共に、確認画面152を表示する。
確認画面152には、上記移動操作による術順の変更を確認する文字情報と、変更を容認する「入替」のボタン画像と、「やり直」のボタン画像とが表示される。
上記文字情報は、例えば、指定した患者表示ブロック120が「植野 敏雄」であり、上記移動先が、「中島 一」の前の場合には、例えば、図20に示すように、「植野敏雄様の手術の順番を中島一様の前にしまうか?」という文字情報を表示する。
次に、管理者が確認画面152上で「入替」のボタン画像を指定操作すると、処理回路25は、上記移動操作後の上記指定操作された患者表示ブロック120の術順情報として、手術スケジュール決定画面101上の上記移動操作先の患者表示ブロック120の術順情報を設定する更新処理を図4に示す手術スケジュールテーブルデータ44に対して行う。
そして、処理回路25は、手術スケジュールテーブルデータ44を検索して、上記術順を更新処理を行った項目の術台情報を取得する。次に、処理回路25は、当該取得した術台情報と同じ術台情報を持つ項目を検索し、その検索した項目のなかで、術順が上記設定した術順以上の項目を特定し、当該特定した項目の術順に1を加算する。
処理回路25は、図21に示すように、上記ソート処理を再度行った手術スケジュール決定画面101を表示する。
以下、支援情報欄110の操作に応じて表示される画面を説明する。
図22に示すように、手術スケジュール決定画面101上で患者表示ブロック120を指定操作した状態で、さらに支援情報欄110の「手術歴」ボタン画像を指定操作すると、処理回路25は、指定操作された患者表示ブロック120の患者識別情報に対応付けられた手術歴情報を患者情報データベース3あるいは術者スケジュールデータベース9から取得してサブ画面160に表示する。
これにより、管理者は、患者の手術歴を見ながら、術者、術台、術順等を決定できる。
図23に示すように、手術スケジュール決定画面101上で患者表示ブロック120を指定操作した状態で、さらに支援情報欄110の「手術歴」ボタン画像および「内科」ボタン画像の双方を指定操作すると、処理回路25は、指定操作された患者表示ブロック120の患者識別情報に対応付けられた手術歴情報および内科情報を患者情報データベース3あるいは術者スケジュールデータベース9から取得してサブ画面160,162にそれぞれ表示する。
これにより、管理者は、患者の手術歴情報および内科情報を同時に見ながら、術者、術台、術順等を決定できる。
図24に示すように、手術スケジュール決定画面101上で患者表示ブロック120を指定操作した状態で、さらに支援情報欄110の「既往歴」ボタン画像を指定操作すると、処理回路25は、指定操作された患者表示ブロック120の患者識別情報に対応付けられた既往歴情報を患者情報データベース3あるいは術者スケジュールデータベース9から取得してサブ画面164に表示する。
これにより、管理者は、患者の既往歴を見ながら、術者、術台、術順等を決定できる。
図25に示すように、手術スケジュール決定画面101上で患者表示ブロック120を指定操作した状態で、さらに支援情報欄110の「内科診断書」ボタン画像を指定操作すると、処理回路25は、指定操作された患者表示ブロック120の患者識別情報に対応付けられた内科診断書情報を患者情報データベース3あるいは術者スケジュールデータベース9から取得してサブ画面166に表示する。
これにより、管理者は、患者の内科診断書を見ながら、術者、術台、術順等を決定できる。
図26に示すように、手術スケジュール決定画面101上で患者表示ブロック120を指定操作した状態で、さらに支援情報欄110の「外来問診、入院問診」ボタン画像を指定操作すると、処理回路25は、指定操作された患者表示ブロック120の患者識別情報に対応付けられた外来問診、入院問診情報を患者情報データベース3あるいは術者スケジュールデータベース9から取得してサブ画面168に表示する。
これにより、管理者は、患者の外来問診情報および入院問診情報を見ながら、術者、術台、術順等を決定できる。
図27に示すように、手術スケジュール決定画面101上で患者表示ブロック120を指定操作した状態で、さらに支援情報欄110の「患者の諸環境」ボタン画像を指定操作すると、処理回路25は、指定操作された患者表示ブロック120の患者識別情報に対応付けられた患者の諸環境情報を患者情報データベース3あるいは術者スケジュールデータベース9から取得してサブ画面170に表示する。
これにより、管理者は、患者の諸環境情報を見ながら、術者、術台、術順等を決定できる。
図28に示すように、手術スケジュール決定画面101上で患者表示ブロック120を指定操作した状態で、さらに支援情報欄110の「診療情報、検査情報」ボタン画像を指定操作すると、処理回路25は、指定操作された患者表示ブロック120の患者識別情報に対応付けられた患者の診療情報、検査情報を患者情報データベース3あるいは術者スケジュールデータベース9から取得してサブ画面172に表示する。
これにより、管理者は、患者の診療情報、検査情報を見ながら、術者、術台、術順等を決定できる。
以下、図1に示す手術スケジュール支援装置1の動作例を説明する。
<手術スケジュール決定画面101の初期画面の表示>
図29は、手術スケジュール決定画面101の初期画面を表示する処理を説明するためのフローチャートである。
ステップST11:
手術スケジュール支援装置1の処理回路25は、ディスプレイ22あるいは操作部23からの操作信号に基づいて、図5に示す手術スケジュール対象日決定画面60上で管理者の操作によって手術スケジュール対象日を指定されたと判断すると、ステップST12に進む。
ステップST12:
処理回路25は、図2に示す患者情報データデータ40を検索して、当該指定した手術スケジュール対象日を術日情報が示す項目(患者)を特定する。そして、処理回路25は、当該特定した項目の患者識別情報および術式情報を取得してメモリ24に書き込む。
ステップST13:
処理回路25は、処理回路25は、ステップST12で取得した術式情報に予め対応付けられている参考情報を、上記取得した患者識別情報を検索キーとして用いて患者情報データベース3および検査情報データベース5を検索して取得し、メモリ24に書き込む。
ステップST14:
処理回路25は、ステップST12,ST13で取得した情報に基づいて図4に示す手術スケジュールテーブルデータ44を作成する。
また、処理回路25は、手術スケジュールテーブルデータ44に基づいて、図7に示す手術スケジュール決定画面101をディスプレイ22に表示する。
<手術スケジュール決定画面101上での術者・術台の設定処理>
図30は、手術スケジュール決定画面101上での術者・術台の設定処理を説明するためのフローチャートである。
ステップST21:
管理者が図8に示すように、手術スケジュール決定画面101上で指等で、所定の患者名の患者表示ブロック120を指定操作すると、処理回路25は、当該指定操作された患者表示ブロック120を指定確認用表示(例えば、外枠を太線で囲む表示)に変更し、ステップST22に進む。
ステップST22:
処理回路25は、上記指定操作された患者表示ブロック120の患者識別情報を検索キーとして用いて図4に示す手術スケジュールテーブルデータ44を検索し、当該患者識別情報に対応した術者情報を取得する。そして、処理回路25は、当該取得した術者情報が未設定状態である場合にはステップST23に進み、設定状態である場合にはステップST24に進む。
ステップST23:
処理回路25は、図9に示すように、術者候補表示欄122を表示する。
このとき、処理回路25は、上記指定操作された術日情報を検索キーとして、術者スケジュールデータベース9を検索して、術日に手術可能な術者識別情報を取得する。
そして、当該取得した術者識別情報に対応する術者名を術者候補名として示す術者候補表示欄122を表示する。なお、このとき、術者候補表示欄122は、術者スケジュールデータベース9から当該術者の手術可能時間帯情報を取得し、術者候補表示欄122の術者候補名に対応付けて表示してもよい。
また、処理回路25は、術者候補表示欄122に表示する術者名の術者識別情報を検索キーとして術者情報データベース7にアクセスを行い、図3に示す術者情報テーブルデータ42のスキルレベル情報を取得する。そして、処理回路25は、当該取得したスキルレベル情報を基に術者候補名をソート処理して術者候補表示欄122に表示する。
管理者は、参考情報欄116に表示された当該患者の参考情報等を参考にして、術者候補表示欄122から適切な術者を選択する。当該選択は、術者候補表示欄122内の術者候補名を指等で指定して行う。
処理回路25は、指等で指定操作された画面上の位置情報を基に、指定操作された術者を特定し、その指定操作された術者候補を指定確認用表示(例えば、その術者候補の枠を太線で囲む表示)に変更する。そして、管理者が、図10に示すように、画面上で、その術者候補の名前の位置から、患者表示ブロック120内の位置に指等を移動させると、処理回路25は、患者表示ブロック120に対応した患者の手術の術者として指定されたと判断し、図4に示す手術スケジュールテーブルデータ44の当該患者の術者の項目に、当該指定された術者候補の術者識別情報を設定する。メモリ24には、ディスプレイ22に表示した画像の各画素の位置情報と、指定操作された画面上の位置情報とが記憶され、処理回路25は、これらの座標を比較処理することで、指定操作でどの画像が指定されたかの情報を生成する。
また、処理回路25は、手術スケジュール決定画面101の当該患者の患者表示ブロック120の術式/術者/術台欄114に、当該指定された術者名を表示する。
ステップST24:
処理回路25は、上記指定操作された患者表示ブロック120の患者識別情報を検索キーとして用いて図4に示す手術スケジュールテーブルデータ44を検索し、当該患者識別情報に対応した術台情報を取得する。そして、処理回路25は、当該取得した術台情報が未設定状態である場合にはステップST25に進み、設定状態である場合にはステップST21に戻る。
ステップST25:
処理回路25は、決定された術者のうち予め使用する術台が割り当てられている術者に対して、術台を自動的に割り当てる処理を行う。これにより、手術スケジュール決定画面101は、図12に示すようになる。
具体的には、術者識別情報と術台情報とを対応付けて示す術台割り当て情報がメモリ24に予め記憶されている。処理回路25は、手術スケジュールテーブルデータ44内に設定された術者情報に予め割り当てられている術台情報を、上記術台割り当て情報から検索して取得する。そして、処理回路25は、当該取得した術台情報を手術スケジュールテーブルデータ44に設定すると共に、図12に示すように、手術スケジュール決定画面101に表示する。このとき、術台割り当て情報に規定されていない術者の術台情報は未設定状態となる。
次に、管理者が図13に示すように、手術スケジュール決定画面101上で指等で、所定の患者名の患者表示ブロック120を指定操作すると、処理回路25は、当該指定操作された患者表示ブロック120を指定確認用表示(例えば、外枠を太線で囲む表示)に変更すると共に、図14に示すように、術台候補表示欄132を表示する。
術台候補表示欄132には、使用可能な術台の番号が一列に表示される。
管理者は、術式/術者/術台欄114に表示された術式および術者と、参考情報欄116に表示された当該患者の参考情報等を参考にして、術台候補表示欄132から適切な術台を選択する。当該選択は、術台候補表示欄132内の術台候補番号を指等で指定して行う。
処理回路25は、指等で指定操作された画面上の位置情報を基に、指定操作された術台を特定し、その指定操作された術台候補を指定確認用表示(例えば、その術台候補の枠を太線で囲む表示)に変更する。そして、管理者が、図15に示すように、画面上で、その術台候補の番号の位置から、患者表示ブロック120内の位置に指等を移動させると、処理回路25は、患者表示ブロック120に対応した患者の手術の術台として指定されたと判断し、図4に示す手術スケジュールテーブルデータ44の当該患者の術台の項目に、当該指定された術台候補を示す術台情報を設定する。
また、処理回路25は、図16に示すように、手術スケジュール決定画面101の当該患者の患者表示ブロック120の術式/術者/術台欄114に、当該指定された術台の番号を表示する。そして、全ての患者表示ブロック120について術台情報が設定されると、処理回路25は図17に示す手術スケジュール決定画面101を表示する。
<手術スケジュール決定画面101上での術順の設定処理>
図31は、手術スケジュール決定画面101上での術順の設定処理を説明するためのフローチャートである。
ステップST31:
図17に示すように全ての患者表示ブロック120の術者および術台が決定すると、処理回路25は、図18に示すように、患者表示ブロック120のソート処理を行う。
具体的には、処理回路25は、術台情報を1番目、術者を2番目、術式を3番目の優先順位としてソート処理を行う。このような優先順位でソート処理を行うことで、次の術順決定操作を管理者が行いやすくなる。
そして、管理者が図19に示すように、手術スケジュール決定画面101上で指等で、所定の患者名の患者表示ブロック120を指定した後に、その移動先を画面上で指定する移動操作を行うと、処理回路25はステップST32に進む。
メモリ24には、ディスプレイ22に表示した各患者表示ブロックの各画素の位置情報と、移動先の画面上の位置情報とが記憶され、処理回路25は、これらの位置情報(座標)を比較処理することで、移動先の患者表示ブロックの順位を示す情報を生成する。
ステップST32:
処理回路25は、当該指定操作された患者表示ブロック120を指定確認用表示(例えば、外枠を太線で囲む表示)に変更すると共に、確認画面152を表示する。
確認画面152には、上記移動操作による術順の変更を確認する文字情報と、変更を容認する「入替」のボタン画像と、「やり直」のボタン画像とが表示される。
上記文字情報は、例えば、指定した患者表示ブロック120が「植野 敏雄」であり、上記移動先が、「中島 一」の前の場合には、「植野敏雄様の手術の順番を中島一様の前にしまうか?」という文字情報を表示する。
ステップST33:
処理回路25は、管理者が確認画面152上で「入替」のボタン画像を指定操作したことを操作信号を基に検出すると、ステップST34に進む。
ステップST34:
処理回路25は、上記移動操作後の上記指定操作された患者表示ブロック120の術順情報として、手術スケジュール決定画面101上の上記移動操作先の患者表示ブロック120の術順情報を設定する更新処理を図4に示す手術スケジュールテーブルデータ44に対して行う。
そして、処理回路25は、手術スケジュールテーブルデータ44を検索して、上記術順を更新処理を行った項目の術台情報を取得する。次に、処理回路25は、当該取得した術台情報と同じ術台情報を持つ項目を検索し、その検索した項目のなかで、術順が上記設定した術順以上の項目を術順変更対象の項目として特定し、当該特定した項目の術順に1を加算する。なお、処理回路25は、上記術順変更対象の項目として特定したことを示す情報をメモリ24に書き込む。
ステップST35:
処理回路25は、図21に示すように、上記ソート処理を再度行った手術スケジュール決定画面101を表示する。
手術スケジュール支援装置1では、各患者の手術の術者を決定する際に、その手術の術式が可能な術者候補を示す術者候補表示欄122を自動的に表示し、これを用いて術者を指定できる。
また、手術スケジュール支援装置1では、術台候補表示欄132の自動表示、術台の一部自動割り当てを行うことができる。
さらに、手術スケジュール支援装置1では、画面上の簡単な移動操作で術順を変更できる。
そのため、手術スケジュール支援装置1によれば、手術スケジュール決定画面101を用いることで、手術の煩雑なスケジュールを簡単に行うことができる。
管理者は、例えば、術者のスキル情報を基にスキルレベルが所定以下の術者の手術を、スキルレベルが所定以上の術者の手術と同じ時間帯で行われるように、スケジュールすることができる。
<第2実施形態>
処理回路25は、図31を用いて前述した術順決定処理において、術順変更対象の項目として特定した術者識別情報をメモリ24から読み出し、当該術者識別情報を検索キーとして用いて図4に示す手術スケジュールテーブルデータ44を検索し、更新後の術順情報を取得する。
そして、処理回路25は、術順変更対象として特定した項目の術台情報を基に、その術台情報で示される術台の手術開始時刻情報と、上記特定した項目より術順が早い手術の術式情報に対応付けられた予測手術時間帯情報とをメモリ24から読み出し、これらの読み出した情報に基づいて、当該特定した項目の予測手術時間帯情報を生成する。
具体的には、処理回路25は、手術開始時刻情報に、上記特定した項目より術順が早い手術の予測手術時間帯情報の累積時間を加算して予測手術時間帯情報の開始時刻情報を算出し、それに当該特定した項目の術式情報に対応付けられた予測手術時間帯情報を加算して、予測手術時間帯情報の終了時刻情報を算出する。
本実施形態では、図4に示す手術スケジュールテーブルデータ44の項目として、予測手術時間帯情報が規定されている。
処理回路25は、上記算出したと予測手術時間帯情報の開始時刻情報と終了時刻情報とを用いて、図4に示す手術スケジュールテーブルデータ44の予測手術時間帯情報を更新する。
そして、処理回路25は、上記術順変更対象となった手術について、手術スケジュールテーブルデータ44を検索して術者情報を取得し、当該取得した術者情報を検索キーとして術者スケジュールデータベース9を検索し、当該術者情報に対応する手術可能時間帯情報を取得する。処理回路25は、当該取得した手術可能時間帯情報と、上記変更後の予測手術時間帯情報とを比較し、上記術者が上記変更後の術順で手術を行うことができるか否かを判断する。
処理回路25は、上記術者が上記変更後の術順で手術を行うことができないと判断すると、その旨をディスプレイ22に表示する処理を行う。
次に、処理回路25は、上記変更後の術順で行うことができないと判断した手術について、その術式情報を手術スケジュールテーブルデータ44から取得し、当該術式情報を検索キーとして用いて術者情報テーブルデータ42を検索して、当該手術の術式を行うことできる他の術者の術者識別情報を取得する。
また、処理回路25は、当該取得した術者識別情報を検索キーとして用いて術者スケジュールデータベース9にアクセスを行い、当該術者識別情報に対応付けられた手術可能時間帯情報を取得し、当該取得した手術可能時間帯情報と、上記変更後の予測手術時間帯情報とを比較して、上記変更後の予測手術時間帯で手術が可能な術者識別情報を特定する。
そ25は、当該特定した術者識別情報(術者名)の一覧を示す術者候補表示欄122を自動的にディスプレイ22に表示する。
管理者は、前述したように、術者候補表示欄122から適切な術者を選択する。当該選択は、術者候補表示欄122内の術者候補名を指等で指定して行う。これにより、手術スケジュールテーブルデータ44の術者識別情報が更新される。
本実施形態によれば、術者を適切な手術に効率的に割り当てる作業の負荷が軽減される。
<第3実施形態>
本実施形態では、図4に示す手術スケジュールテーブルデータ44の上記項目は、当該項目の術者識別情報に対応する術者スケジュールデータベース9の術者スケジュールデータへのリンク情報をさらに含んでいる。
処理回路25は、第2実施形態における術者スケジュールデータベース9へのアクセスの際に、術者識別情報を検索キーとして用いてアクセスして当該術者識別情報に対応付けられた上記リンク情報を取得する。そして、処理回路25は、当該リンク情報を基に術者スケジュールデータベース9の術者スケジュールデータにアクセスする。
また、術者スケジュールデータベース9へのアクセスに所定の認証処理が要求される場合において、手術スケジュール支援装置1の利用時に所定の認証を行い、上記リンク情報を基に術者スケジュールデータベース9へ自動的にアクセスを行う場合には、当該アクセス時には、手術スケジュールでテーブルデータ44の利用元(管理者)の上記認証は不要とする。このとき、手術スケジュール支援装置1は、その装置の権限に基づいて、術者スケジュールデータベース9との間で認証処理を行い、上記管理者の認証は不要とする。
これにより、手術スケジュール支援装置1の処理を効率的に行うことができる。
本考案は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、当業者は、本考案の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
例えば、上述した実施形態では、スケジュール対象の手術日を指定する場合を例示したが、期間を指定するようにしてもよい。
また、緊急の手術が入った場合に、予め決められたルールに従って手術を動的にスケジュールするようにしてもよい。
上述したシステムにおいて、処理回路25は、術者スケジュールデータベースに定期的にアクセスを行い、手術スケジュールデータ内にある前記患者識別情報に対応付けられている術者情報の手術可能日情報と、当該患者識別情報に対応付けられている術日情報とが一致しているか否かを判断するようにしてもよい。
そして、処理回路25は、上記判断において一致していないと判断した場合に、当該術者情報が対応付けられている項目について再スケジュールが必要である旨と、前記取得した術者情報とを画面表示する処理を行う。
本考案は、病院等において手術スケジュールの作成を行うシステムに適用可能である。
1…手術スケジュール支援装置
3…患者情報データベース
5…検査情報データベース
7…術者情報データベース
9…術者スケジュールデータベース
21…インタフェース
22…ディスプレイ
23…操作部
24…メモリ
25…処理回路
27…作業メモリ
40…患者情報データデータ
42…術者情報テーブルデータ
44…手術スケジュールテーブルデータ
101…手術スケジュール決定画面

Claims (9)

  1. 術者の術者識別情報と、当該術者が行うことができる術式を示す術式識別情報とを対応付けて記憶する術者情報データベースと、前記患者の検査情報を記憶する検査情報データベースと通信を行うインターフェースと、
    患者の手術のスケジュールを決定する処理を行う処理手段と
    を有し、
    前記処理手段は、
    手術のスケジュールを決定する対象となる患者の各々について、当該患者の患者識別情報と、当該患者の手術を行う術者を示す術者識別情報と、当該患者の手術の術式を示す術式情報と、当該患者の手術の順番を示す術順情報とを対応付けて示す項目を規定した手術スケジュールデータを生成し、
    前記手術スケジュールデータを基に、手術のスケジュールを決定する対象となる複数の患者の各々について、前記患者識別情報と、前記術式識別情報と、前記術者識別情報と、前記術順情報と、前記手術のスケジュールを決定するために利用される参考情報とを対応付けて示す患者表示ブロックを表示する手術スケジュール決定画面データを生成し、手術スケジュール決定画面を表示する処理を行い、
    前記手術スケジュール決定画面上で前記患者表示ブロックが指定されると、当該指定された患者表示ブロックの前記患者識別情報を検索キーとして用いて前記手術スケジュールデータ内の当該指定された患者の前記術者識別情報にアクセスして、当該術者識別情報が未決定状であるいか否かを判断し、未決定状態であると判断した場合に、前記手術スケジュールデータから取得した当該患者の前記術式識別情報を検索キーとして用いて前記術者情報データベースにアクセスして、当該手術の術式を行うことできる術者識別情報を取得し、当該取得した術者識別情報の一覧を示す術者候補表示欄を表示し、当該術者候補表示欄上で指定操作された術者識別情報を前記手術スケジュールデータ内の当該患者の項目の前記術者識別情報として登録して表示し、
    前記手術スケジュールデータの前記術式情報に基づいて、当該術式情報によって予め規定された検査情報を、前記検査情報データベースから取得して前記参考情報として表示し、
    前記手術スケジュール決定画面上で前記複数の患者の前記患者表示ブロックを手術順に時系列に表示し、画面上でのユーザ操作に応じて指定された前記患者表示ブロックの画面上での移動操作があると、画面上での当該移動操作先の位置と、当該位置に対しての前記患者表示ブロックの表示位置との位置関係に基づいて、当該移動操作によって術順が変更になる前記患者表示ブロックを特定し、当該特定した患者表示ブロックに対応する前記術順情報を前記位置関係に基づいて更新する
    手術スケジュール決定装置。
  2. 前記インターフェースは、前記術者の手術可能日のスケジュールを示す術者スケジュールデータベースとさらに通信を行い、
    前記手術スケジュールデータは、前記患者の術日情報を前記項目としてさらに有し、
    前記処理手段は、前記手術スケジュール決定画面上で患者が指定されると、前記手術スケジュールデータを基に当該指定された患者の前記術日情報が示す手術日を手術可能日として示している前記術者情報を前記術者スケジュールデータベースにアクセスして取得し、当該取得された術者情報のなかから、前記術者候補表示欄に示す術師識別情報を選択する
    請求項1に記載の手術スケジュール決定装置。
  3. 前記術者情報データベースは、前記術者の術式へのスキルレベル情報をさらに対応付けて示し、
    前記処理手段は、前記術者候補表示欄に表示する前記術者識別情報を検索キーとして前記術者情報データベースを検索して前記スキルレベル情報を取得し、当該取得したスキルレベル情報を基に前記術者識別情報をソートして前記術者候補表示欄に表示する
    請求項2に記載の手術スケジュール決定装置。
  4. 前記処理手段は、前記特定した変更になる前記患者表示ブロックの前記術者識別情報を検索キーとして前記術者スケジュールデータベースにアクセスし、当該術者識別情報で示される術者が、変更後の術順で前記手術を行うことができるか否かを判断し、変更後の術順で手術を行えない場合に、その旨を示す情報を表示する
    請求項2に記載の手術スケジュール決定装置。
  5. 前記処理手段は、前記手術を行うことできないと判断した前記患者表示ブロックの前記術式識別情報を検索キーとして用いて前記術者情報データベースにアクセスして、当該手術の術式を行うことできる他の術者識別情報を取得し、当該取得した術者識別情報の一覧を示す術者候補表示欄を表示し、当該術者候補表示欄上で指定操作された術者識別情報を前記手術スケジュールデータ内の当該患者の項目の前記術者識別情報として更新登録すると共に、前記患者表示ブロック内に表示する
    請求項4または請求項5に記載の手術スケジュール決定装置。
  6. 前記処理手段は、予めメモリに記憶された前記術式情報と、当該術式の手術の予測術時間情報とを示すデータに基づいて、前記患者表示ブロックの各々の予測手術時間帯情報を生成し、当該予測手術時間帯情報に基づいて、前記変更後の術順で手術を行うことができるか否かを判断する
    請求項4または請求項5に記載の手術スケジュール決定装置。
  7. 前記手術スケジュールデータの前記項目は、当該項目の術者識別情報に対応する前記術者スケジュールデータへのリンク情報をさらに含み、
    前記処理手段は、前記術者識別情報を検索キーとして用いて前記手術スケジュールデータにアクセスして当該術者識別情報に対応付けられた前記リンク情報を取得し、当該リンク情報を基に前記手術スケジュールデータにアクセスする
    請求項4〜6のいずれかに記載の手術スケジュール決定装置。
  8. 前記術者スケジュールデータベースは、アクセス元が所定の権限を有しているかを認証した後にアクセスを許可し、
    前記処理手段は、所定の認証処理を経たことを条件に前記手術スケジュールデータへのアクセスを許可し、前記当該リンク情報を基に前記手術スケジュールデータにアクセスする場合には、当該処理手段の前記権限に基づいて前記手術スケジュールデータベースと認証を行う
    請求項7に記載の手術スケジュール決定装置。
  9. 前記処理手段は、前記術者スケジュールデータベースに定期的にアクセスを行い、前記手術スケジュールデータ内にある前記患者識別情報に対応付けられている術者情報の手術可能日情報と、当該患者識別情報に対応付けられている術日情報とが一致しているか否かを判断し、一致していないと判断した場合に、当該術者情報が対応付けられている項目について再スケジュールが必要である旨と、前記取得した術者情報とを画面表示する処理を行う
    請求項8に記載の手術スケジュール決定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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