JP3172462B2 - 商品吊支具 - Google Patents
商品吊支具Info
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- JP3172462B2 JP3172462B2 JP35406296A JP35406296A JP3172462B2 JP 3172462 B2 JP3172462 B2 JP 3172462B2 JP 35406296 A JP35406296 A JP 35406296A JP 35406296 A JP35406296 A JP 35406296A JP 3172462 B2 JP3172462 B2 JP 3172462B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、商品を吊り下げて陳列
する商品吊支具に関するものである。
する商品吊支具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、小物の商品を吊り下げ陳列する場
合は、金属製ネットパネル等からなる陳列棚の横桟部材
に吊支具を係止して、この吊支具に商品を吊り下げ支持
させる方式が採用されている。この吊支具には、例えば
図9に示すように、陳列棚の横桟部材Aに係止させる垂
直支持部11の前面に前方に向かって商品吊支杆部12を突
設させるとともに、垂直支持部11の上端部後方に先端部
を下向き開口に形成したフック体13を一体に設け、該フ
ック体13を横桟部材Aに係止させることにより上記商品
吊支杆部12を横桟部材Aから前方に突出、支持させるよ
うに構成した商品吊支具が用いられている。
合は、金属製ネットパネル等からなる陳列棚の横桟部材
に吊支具を係止して、この吊支具に商品を吊り下げ支持
させる方式が採用されている。この吊支具には、例えば
図9に示すように、陳列棚の横桟部材Aに係止させる垂
直支持部11の前面に前方に向かって商品吊支杆部12を突
設させるとともに、垂直支持部11の上端部後方に先端部
を下向き開口に形成したフック体13を一体に設け、該フ
ック体13を横桟部材Aに係止させることにより上記商品
吊支杆部12を横桟部材Aから前方に突出、支持させるよ
うに構成した商品吊支具が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、商品吊
支具は、垂直支持部11の後方に設けられたフック体13が
横桟部材Aに単に係止することで固定されているだけで
あるので、垂直支持部11を上方に持ち上げることによっ
てフック体13が簡単に取り外しできる反面、地震等の振
動によって簡単に抜け落ちることが多く、地震などの振
動で商品が散在してしまうことがあり、また、商品を吊
り下げて陳列させる際にも商品吊支具が安定し難いとい
う問題があった。さらに、商品吊支具が簡単に抜き取り
できるため、万引きや盗難などで商品を商品吊支具ごと
全て持ち去られてしまうなど防犯面でも安心感を欠くも
のであった。
支具は、垂直支持部11の後方に設けられたフック体13が
横桟部材Aに単に係止することで固定されているだけで
あるので、垂直支持部11を上方に持ち上げることによっ
てフック体13が簡単に取り外しできる反面、地震等の振
動によって簡単に抜け落ちることが多く、地震などの振
動で商品が散在してしまうことがあり、また、商品を吊
り下げて陳列させる際にも商品吊支具が安定し難いとい
う問題があった。さらに、商品吊支具が簡単に抜き取り
できるため、万引きや盗難などで商品を商品吊支具ごと
全て持ち去られてしまうなど防犯面でも安心感を欠くも
のであった。
【0004】また、商品吊支具が陳列棚の横桟部材Aか
ら抜けやすくなっているため、商品を陳列させたまま陳
列棚ごと移動させる場合には、振動などで抜け落ちてし
まうため、移動時には商品吊支具を取り外して移動させ
なければならないという問題があった。
ら抜けやすくなっているため、商品を陳列させたまま陳
列棚ごと移動させる場合には、振動などで抜け落ちてし
まうため、移動時には商品吊支具を取り外して移動させ
なければならないという問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、商品吊支具を陳列棚の横桟部材に安定
して固定させることができ、簡単に抜け落ちることがな
い商品吊支具を提供するものである。
れたものであり、商品吊支具を陳列棚の横桟部材に安定
して固定させることができ、簡単に抜け落ちることがな
い商品吊支具を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の商品吊支具は、垂直支持部に前方
に向かって突設した商品吊支杆部と先端部を後方に向け
た下向き開口のフック体とを一体に設けて該フック体を
横桟部材に係止させることにより上記商品吊支杆部を横
桟部材から前方に突出、支持させるように構成した商品
吊支具において、上記フック体の先端部下端に抜け止め
片の下端部を前後回動自在に枢着し、この抜け止め片を
その下端部から上端に向かって斜め前方に傾斜させてそ
の上端をフック体の基端部後面に当接、支持させ、上記
フック体を上記横桟部材に係止させる時に、この横桟部
材の挿入力によって上記抜け止め片を押し上げてフック
体の開口端を開放させ、係止後に自重により開口部を閉
止するように構成していることを特徴とする。
に、請求項1に記載の商品吊支具は、垂直支持部に前方
に向かって突設した商品吊支杆部と先端部を後方に向け
た下向き開口のフック体とを一体に設けて該フック体を
横桟部材に係止させることにより上記商品吊支杆部を横
桟部材から前方に突出、支持させるように構成した商品
吊支具において、上記フック体の先端部下端に抜け止め
片の下端部を前後回動自在に枢着し、この抜け止め片を
その下端部から上端に向かって斜め前方に傾斜させてそ
の上端をフック体の基端部後面に当接、支持させ、上記
フック体を上記横桟部材に係止させる時に、この横桟部
材の挿入力によって上記抜け止め片を押し上げてフック
体の開口端を開放させ、係止後に自重により開口部を閉
止するように構成していることを特徴とする。
【0007】そして、請求項2に記載の商品吊支具は、
垂直支持部に前方に向かって突設した商品吊支杆部と先
端部を後方に向けた下向き開口のフック体とを一体に設
けて該フック体を横桟部材に係止させることにより上記
商品吊支杆部を横桟部材から前方に突出、支持させるよ
うに構成した商品吊支具において、上記フック体の基端
部に抜け止め片の下端を前後回動自在に枢着し、この抜
け止め片をその下端部から上端に向かって斜め後方に傾
斜させてその上端をフック体の先端部前面に当接、支持
させ、上記フック体を上記横桟部材に係止させる時に、
この横桟部材の挿入力によって上記抜け止め片を押し上
げてフック体の開口端を開放させ、係止 後に自重により
開口部を閉止する抜け止め片を回動自在に枢着してなる
ことを特徴とする。
垂直支持部に前方に向かって突設した商品吊支杆部と先
端部を後方に向けた下向き開口のフック体とを一体に設
けて該フック体を横桟部材に係止させることにより上記
商品吊支杆部を横桟部材から前方に突出、支持させるよ
うに構成した商品吊支具において、上記フック体の基端
部に抜け止め片の下端を前後回動自在に枢着し、この抜
け止め片をその下端部から上端に向かって斜め後方に傾
斜させてその上端をフック体の先端部前面に当接、支持
させ、上記フック体を上記横桟部材に係止させる時に、
この横桟部材の挿入力によって上記抜け止め片を押し上
げてフック体の開口端を開放させ、係止 後に自重により
開口部を閉止する抜け止め片を回動自在に枢着してなる
ことを特徴とする。
【0008】更に、請求項3に記載の商品吊支具は、垂
直支持部に前方に向かって突設した商品吊支杆部と先端
部を後方に向けた下向き開口のフック体とを一体に設け
て該フック体を横桟部材に係止させることにより上記商
品吊支杆部を横桟部材から前方に突出、支持させるよう
に構成した商品吊支具において、上記商品吊支杆部の垂
直杆部の両側に連結横杆を介して左右垂直杆部を一体に
設け、これらの左右垂直杆部の上端部にそれぞれ上記フ
ック体を屈曲形成すると共に両フック体の先端部下端を
水平方向に屈折させて軸受片に形成し、さらに、上記両
フック体の開口部内にそれぞれ配設した抜け止め片を一
体に連設すると共にこれらの抜け止め片の下端部を上記
軸受片にそれぞれ回転自在に枢着し、上記フック体を上
記横桟部材に係止させる時に、この横桟部材の挿入力に
よって上記抜け止め片を押し上げてフック体の開口端を
開放させ、係止後に自重により開口部を閉止するように
構成していることを特徴とする。
直支持部に前方に向かって突設した商品吊支杆部と先端
部を後方に向けた下向き開口のフック体とを一体に設け
て該フック体を横桟部材に係止させることにより上記商
品吊支杆部を横桟部材から前方に突出、支持させるよう
に構成した商品吊支具において、上記商品吊支杆部の垂
直杆部の両側に連結横杆を介して左右垂直杆部を一体に
設け、これらの左右垂直杆部の上端部にそれぞれ上記フ
ック体を屈曲形成すると共に両フック体の先端部下端を
水平方向に屈折させて軸受片に形成し、さらに、上記両
フック体の開口部内にそれぞれ配設した抜け止め片を一
体に連設すると共にこれらの抜け止め片の下端部を上記
軸受片にそれぞれ回転自在に枢着し、上記フック体を上
記横桟部材に係止させる時に、この横桟部材の挿入力に
よって上記抜け止め片を押し上げてフック体の開口端を
開放させ、係止後に自重により開口部を閉止するように
構成していることを特徴とする。
【0009】
【作用】従って、本発明の商品吊支具は、フック体を横
桟部材に係止させる時に、この横桟部材の挿入力によっ
てフック体の開口端を開放させ、係止後は自重により傾
倒し開口部を閉止する抜け止め片を回動自在に枢着して
いるので、フック体を陳列棚の横桟部材に係止させる時
には、この横桟部材の上周部が抜け止め片の傾斜下面に
当接した後、フック体の下動に従ってこの抜け止め片を
押し上げることにより該抜け止め片が上方に回動してフ
ック体の開口端が開放され、この開放により該フック体
が陳列棚の横桟部材に係止されるようになる。又、該フ
ック体を係止させた後には、上記抜け止め片が自重によ
り回動してフック体の開口部を閉止するので、フック体
が陳列棚の横桟部材から抜け落ちるのを防止する。又、
上記垂直杆部がフック体が係止する横桟部材の下部に設
けられた横桟部材や横桟部材の背面に存する壁面に当接
するので、商品吊支杆部に商品が吊支され下向きの押力
が加えられた場合にあっても、商品吊支杆部は略水平に
保持される。
桟部材に係止させる時に、この横桟部材の挿入力によっ
てフック体の開口端を開放させ、係止後は自重により傾
倒し開口部を閉止する抜け止め片を回動自在に枢着して
いるので、フック体を陳列棚の横桟部材に係止させる時
には、この横桟部材の上周部が抜け止め片の傾斜下面に
当接した後、フック体の下動に従ってこの抜け止め片を
押し上げることにより該抜け止め片が上方に回動してフ
ック体の開口端が開放され、この開放により該フック体
が陳列棚の横桟部材に係止されるようになる。又、該フ
ック体を係止させた後には、上記抜け止め片が自重によ
り回動してフック体の開口部を閉止するので、フック体
が陳列棚の横桟部材から抜け落ちるのを防止する。又、
上記垂直杆部がフック体が係止する横桟部材の下部に設
けられた横桟部材や横桟部材の背面に存する壁面に当接
するので、商品吊支杆部に商品が吊支され下向きの押力
が加えられた場合にあっても、商品吊支杆部は略水平に
保持される。
【0010】詳細には、請求項1に記載の商品吊支具
は、上記抜け止め片を、その下端部をフック体の先端部
下端に前後回動自在に枢着し、該下端部から上端に向か
って斜め前方に傾斜させてその上端をフック体の基端部
後面に自重により当接、支持させているので、横桟部材
に引っ掛ける時に横桟部材の押し上げ力によって抜け止
め片を後ろ方向に回動させながらフック体の開口部を開
放させてフック体を横桟部材に係止させることができ
る。
は、上記抜け止め片を、その下端部をフック体の先端部
下端に前後回動自在に枢着し、該下端部から上端に向か
って斜め前方に傾斜させてその上端をフック体の基端部
後面に自重により当接、支持させているので、横桟部材
に引っ掛ける時に横桟部材の押し上げ力によって抜け止
め片を後ろ方向に回動させながらフック体の開口部を開
放させてフック体を横桟部材に係止させることができ
る。
【0011】更に、請求項2に記載の商品吊支具は、上
記抜け止め片を、その下端部をフック体の基端部に前後
回動自在に枢着し、該下端部から上端に向かって斜め後
方に傾斜させてその上端をフック体の先端部前面に自重
により当接、支持させているので、横桟部材に引っ掛け
る時に横桟部材の押し上げ力によって抜け止め片を手前
方向に回動させながらフック体の開口部を開放させてフ
ック体を横桟部材に係止させることができる。
記抜け止め片を、その下端部をフック体の基端部に前後
回動自在に枢着し、該下端部から上端に向かって斜め後
方に傾斜させてその上端をフック体の先端部前面に自重
により当接、支持させているので、横桟部材に引っ掛け
る時に横桟部材の押し上げ力によって抜け止め片を手前
方向に回動させながらフック体の開口部を開放させてフ
ック体を横桟部材に係止させることができる。
【0012】最後に、請求項3に記載の商品吊支具は、
上記商品吊支具における垂直杆部の両側に連結横杆を介
して左右垂直杆部を一体に設け、これらの左右垂直杆部
の上端部にそれぞれ上記フック体を屈曲形成しているの
で、垂直杆部の両側がフック体によって安定して支持さ
れるものであり、又、上記両フック体の先端部下端を水
平方向に屈折させて軸受片に形成し、さらに、上記両フ
ック体の開口部内にそれぞれ配設した抜け止め片を一体
に連設すると共にこれらの抜け止め片の下端部を上記軸
受片にそれぞれ回動自在に枢着しているので、両フック
体を横桟部材に係止する際、フック体の開口部を横桟部
材に押し当てるだけで容易に抜け止め片が回動しフック
体の開口部が開放され、更に横桟部材を挿嵌させて抜け
止め片を通過させると、横桟部材によって後方へ回動し
ていた抜け止め片が自重でフック体に傾倒し開口部を閉
止するので、安定的にしかも簡単に横桟部材に装着する
ことができる。しかも、垂直杆部の他に左右垂直杆部を
設けているので、3つの垂直杆部によって面接触的にフ
ック体が係止する横桟部材の下部に設けられた横桟部材
や横桟部材の背面に存する壁面に当接するので、商品吊
支杆部に商品が吊支され下向きの押力が加えられた場合
にあっても、商品吊支杆部はより安定的に略水平に保持
される。
上記商品吊支具における垂直杆部の両側に連結横杆を介
して左右垂直杆部を一体に設け、これらの左右垂直杆部
の上端部にそれぞれ上記フック体を屈曲形成しているの
で、垂直杆部の両側がフック体によって安定して支持さ
れるものであり、又、上記両フック体の先端部下端を水
平方向に屈折させて軸受片に形成し、さらに、上記両フ
ック体の開口部内にそれぞれ配設した抜け止め片を一体
に連設すると共にこれらの抜け止め片の下端部を上記軸
受片にそれぞれ回動自在に枢着しているので、両フック
体を横桟部材に係止する際、フック体の開口部を横桟部
材に押し当てるだけで容易に抜け止め片が回動しフック
体の開口部が開放され、更に横桟部材を挿嵌させて抜け
止め片を通過させると、横桟部材によって後方へ回動し
ていた抜け止め片が自重でフック体に傾倒し開口部を閉
止するので、安定的にしかも簡単に横桟部材に装着する
ことができる。しかも、垂直杆部の他に左右垂直杆部を
設けているので、3つの垂直杆部によって面接触的にフ
ック体が係止する横桟部材の下部に設けられた横桟部材
や横桟部材の背面に存する壁面に当接するので、商品吊
支杆部に商品が吊支され下向きの押力が加えられた場合
にあっても、商品吊支杆部はより安定的に略水平に保持
される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1において、1は、金属製の杆材を屈曲成
形して形成された垂直支持部であり、横杆部1aの両側端
部に上方へ向かう左右垂直杆部1b,1c が延設されて、更
に該左右垂直杆部1b,1c の上端部を後方に屈曲して下向
き開口のフック体2,2を一体に形成してある。又、左
右垂直杆部1b,1c は連結横杆3を介して連結されてい
る。
説明する。図1において、1は、金属製の杆材を屈曲成
形して形成された垂直支持部であり、横杆部1aの両側端
部に上方へ向かう左右垂直杆部1b,1c が延設されて、更
に該左右垂直杆部1b,1c の上端部を後方に屈曲して下向
き開口のフック体2,2を一体に形成してある。又、左
右垂直杆部1b,1c は連結横杆3を介して連結されてい
る。
【0014】左右垂直杆部1b,1c 間には、前方に向かっ
て突設した商品吊支杆部5が上端に突設された垂直杆部
4が、左右垂直杆部1b,1c に平行して一体的に設けられ
ている。なお、該商品吊支杆部5の先端部は、若干上方
に屈曲させて、吊支された商品が抜け落ちにくいように
されている。
て突設した商品吊支杆部5が上端に突設された垂直杆部
4が、左右垂直杆部1b,1c に平行して一体的に設けられ
ている。なお、該商品吊支杆部5の先端部は、若干上方
に屈曲させて、吊支された商品が抜け落ちにくいように
されている。
【0015】上記左右垂直杆部1b,1c の上端部は後方に
屈曲されて側面逆U字状のフック体2,2が形成されて
いるとともに、フック体2,2の先端部を内側に水平方
向へ屈曲させて、抜け止め片8を回動自在に軸着させる
軸受片6が形成されている。
屈曲されて側面逆U字状のフック体2,2が形成されて
いるとともに、フック体2,2の先端部を内側に水平方
向へ屈曲させて、抜け止め片8を回動自在に軸着させる
軸受片6が形成されている。
【0016】抜け止め片8は金属板や合成樹脂等の成形
部材によって形成され、左右の平面矩形状の閉止片8a,8
a と該閉止片8a,8a を連結する連結部材8bとからなると
ともに、該閉止片8a,8a の下端部には上記軸受片6,6
に軸着するための貫通孔8c,8c が一体に形成されてい
る。そして、該抜け止め片8は、貫通孔8c,8c に上記軸
受片6,6を挿通することで、左右のフック体2,2の
開口部7,7内に前後回動自在に軸着されている。該抜
け止め片8は、その先端部がフック体2の基端部後面に
当接可能な長さに形成されており、その先端部が自重に
よって傾斜した状態でフック体2の基端部後面に当接し
てフック体2の開口部7を閉止している。
部材によって形成され、左右の平面矩形状の閉止片8a,8
a と該閉止片8a,8a を連結する連結部材8bとからなると
ともに、該閉止片8a,8a の下端部には上記軸受片6,6
に軸着するための貫通孔8c,8c が一体に形成されてい
る。そして、該抜け止め片8は、貫通孔8c,8c に上記軸
受片6,6を挿通することで、左右のフック体2,2の
開口部7,7内に前後回動自在に軸着されている。該抜
け止め片8は、その先端部がフック体2の基端部後面に
当接可能な長さに形成されており、その先端部が自重に
よって傾斜した状態でフック体2の基端部後面に当接し
てフック体2の開口部7を閉止している。
【0017】次に、上記商品吊支具の使用方法について
説明する。まず、商品の陳列棚に使用される金属製格子
体などの横桟部材Aに、商品吊支具のフック体2を、開
口部7,7内に該横桟部材Aが入り込むようにして係止
させる。
説明する。まず、商品の陳列棚に使用される金属製格子
体などの横桟部材Aに、商品吊支具のフック体2を、開
口部7,7内に該横桟部材Aが入り込むようにして係止
させる。
【0018】この時、商品吊支具のフック体2,2に一
体に設けられた抜け止め片8が横桟部材Aによって押し
上げられて後方へ回動し、フック体2,2の開口部7,
7が開いて横桟部材Aが更にフック体2内に入り込むよ
うになる(図2参照)。更に、続けてフック体2を横桟
部材Aに深く係合させると、抜け止め片8が更に押し上
げられて横桟部材Aが抜け止め片8を通過した時点で該
抜け止め片8が自重で前方へ回動して、その先端部がフ
ック体2,2の基端部後面に当接するようにして傾倒
し、フック体2の開口部7を閉止する(図3参照)。
体に設けられた抜け止め片8が横桟部材Aによって押し
上げられて後方へ回動し、フック体2,2の開口部7,
7が開いて横桟部材Aが更にフック体2内に入り込むよ
うになる(図2参照)。更に、続けてフック体2を横桟
部材Aに深く係合させると、抜け止め片8が更に押し上
げられて横桟部材Aが抜け止め片8を通過した時点で該
抜け止め片8が自重で前方へ回動して、その先端部がフ
ック体2,2の基端部後面に当接するようにして傾倒
し、フック体2の開口部7を閉止する(図3参照)。
【0019】この抜け止め片8の前方への回動によって
横桟部材Aがフック体2,2の開口部7,7内部に閉じ
込められるものであり、この状態で商品吊支具を持ち上
げて横桟部材Aから外そうとしても、横桟部材Aがフッ
ク体2,2の開口部7,7を閉止する上記抜け止め片8
によって阻害され、商品吊支具がこれ以上持ち上がらな
くなり、商品吊支具は横桟部材Aから外れなくなる。
横桟部材Aがフック体2,2の開口部7,7内部に閉じ
込められるものであり、この状態で商品吊支具を持ち上
げて横桟部材Aから外そうとしても、横桟部材Aがフッ
ク体2,2の開口部7,7を閉止する上記抜け止め片8
によって阻害され、商品吊支具がこれ以上持ち上がらな
くなり、商品吊支具は横桟部材Aから外れなくなる。
【0020】このように商品吊支具は、陳列棚の横桟部
材Aに係合された後、商品を商品吊支具の商品吊支杆部
5に吊り下げて展示して使用される。又、商品吊支具を
横桟部材Aから取り外す場合には、フック体2を係止さ
せた状態のまま抜け止め片8の一側端部を指先により前
方に回動させて図2に示すようにフック体2の開口部7
を開くことでフック体2の開口部7に横桟部材Aが通過
可能な空間を開けておき、この状態で商品吊支具を持ち
上げて横桟部材Aとフック体2の係合を解除するもので
ある(図3)。この際、上記指先による抜け止め片8の
開放操作を容易に行わせるために、抜け止め片8の少な
くとも一側端部に外側に突出する指先係止片8eを設けて
おけばよい。
材Aに係合された後、商品を商品吊支具の商品吊支杆部
5に吊り下げて展示して使用される。又、商品吊支具を
横桟部材Aから取り外す場合には、フック体2を係止さ
せた状態のまま抜け止め片8の一側端部を指先により前
方に回動させて図2に示すようにフック体2の開口部7
を開くことでフック体2の開口部7に横桟部材Aが通過
可能な空間を開けておき、この状態で商品吊支具を持ち
上げて横桟部材Aとフック体2の係合を解除するもので
ある(図3)。この際、上記指先による抜け止め片8の
開放操作を容易に行わせるために、抜け止め片8の少な
くとも一側端部に外側に突出する指先係止片8eを設けて
おけばよい。
【0021】つぎに、商品吊支具の他の実施例を上記図
1乃至図3に示した商品吊支具と異なる構成についての
み説明する。即ち、図4は、抜け止め片8,8を各フッ
ク体2,2に別々に設けた場合の実施例であり、先の実
施例では左右閉止片8a,8a が連結部材8bを介して連結さ
れて一体に形成された一つの抜け止め片8を用いていた
のに対し、図4に示す商品吊支具では、連結部材8bを形
成せず、閉止片8a及び閉止片8aの下端部に形成された貫
通孔8cからなる抜け止め片8を2つ用い、それぞれを別
々に左右のフック体2,2の先端に形成された軸受片
6,6に回動自在に枢着してなる。なお、軸受片6,6
の先端部は抜け止め片8,8が先端側から抜け落ちない
ように上部へ屈曲されている。そして、該抜け止め片8
は傾倒状態において、その先端部をフック体2の基端部
後面に当接させている。
1乃至図3に示した商品吊支具と異なる構成についての
み説明する。即ち、図4は、抜け止め片8,8を各フッ
ク体2,2に別々に設けた場合の実施例であり、先の実
施例では左右閉止片8a,8a が連結部材8bを介して連結さ
れて一体に形成された一つの抜け止め片8を用いていた
のに対し、図4に示す商品吊支具では、連結部材8bを形
成せず、閉止片8a及び閉止片8aの下端部に形成された貫
通孔8cからなる抜け止め片8を2つ用い、それぞれを別
々に左右のフック体2,2の先端に形成された軸受片
6,6に回動自在に枢着してなる。なお、軸受片6,6
の先端部は抜け止め片8,8が先端側から抜け落ちない
ように上部へ屈曲されている。そして、該抜け止め片8
は傾倒状態において、その先端部をフック体2の基端部
後面に当接させている。
【0022】次に、図5は更に異なった実施例を示した
ものであり、上記抜け止め片8の取付けをフック体2の
基端部に行った場合の実施例であり、図1に示す上記実
施例では、抜け止め片8をフック体2の先端部に回動自
在に取り付けているのに対し、この実施例では抜け止め
片8の回動の軸部分をフック体2の基端部に設けて、抜
け止め片8の先端部が、フック体2の先端部前面に当接
するように形成したものである。具体的に説明すると、
上記抜け止め片8は、横長矩形状の連結部材8bの両側端
部に縦長矩形状の閉止片8aが延設されているととも
に、連結部材8bの両側下角部には凸片8d,8d が突設され
てなる。一方、フック体2の基端部内側には凸片8d,8d
が挿嵌可能な凹部2a,2a が形成されており、該凹部2a,2
a に上記抜け止め片8の凸片8d,8d を挿嵌させること
で、抜け止め片8はフック体2の基端部に回動自在に枢
着されている。そして、抜け止め片8は傾倒状態におい
て、その先端部をフック体2の先端部前面に当接させて
いる。
ものであり、上記抜け止め片8の取付けをフック体2の
基端部に行った場合の実施例であり、図1に示す上記実
施例では、抜け止め片8をフック体2の先端部に回動自
在に取り付けているのに対し、この実施例では抜け止め
片8の回動の軸部分をフック体2の基端部に設けて、抜
け止め片8の先端部が、フック体2の先端部前面に当接
するように形成したものである。具体的に説明すると、
上記抜け止め片8は、横長矩形状の連結部材8bの両側端
部に縦長矩形状の閉止片8aが延設されているととも
に、連結部材8bの両側下角部には凸片8d,8d が突設され
てなる。一方、フック体2の基端部内側には凸片8d,8d
が挿嵌可能な凹部2a,2a が形成されており、該凹部2a,2
a に上記抜け止め片8の凸片8d,8d を挿嵌させること
で、抜け止め片8はフック体2の基端部に回動自在に枢
着されている。そして、抜け止め片8は傾倒状態におい
て、その先端部をフック体2の先端部前面に当接させて
いる。
【0023】又、図6に示す商品吊支具は、図5と同様
に抜け止め片8の回動の軸部分をフック体2の基端部に
設けて、抜け止め片8の先端部が、フック体2の先端部
前面に当接するように形成したものであるが、図6に示
す商品吊支具においては抜け止め片8,8を各フック体
2,2に別々に設けた場合を示したものである。即ち、
図4に示す商品吊支具と同様に、閉止片8a及び閉止片8a
の下端部に形成された貫通孔8cからなる抜け止め片8,
8を2つ用い、抜け止め片8,8のそれぞれに形成され
た貫通孔8cに連結横杆3を挿通し、抜け止め片8,8を
回動自在に枢着してなる。そして、該抜け止め片8,8
は傾倒状態において、その先端部をフック体2の先端部
前面に当接させている。なお、図6に示す商品吊支具に
おいては、連結横杆3を図1に示す商品吊支具の場合よ
りもやや上部に設けてもよい。
に抜け止め片8の回動の軸部分をフック体2の基端部に
設けて、抜け止め片8の先端部が、フック体2の先端部
前面に当接するように形成したものであるが、図6に示
す商品吊支具においては抜け止め片8,8を各フック体
2,2に別々に設けた場合を示したものである。即ち、
図4に示す商品吊支具と同様に、閉止片8a及び閉止片8a
の下端部に形成された貫通孔8cからなる抜け止め片8,
8を2つ用い、抜け止め片8,8のそれぞれに形成され
た貫通孔8cに連結横杆3を挿通し、抜け止め片8,8を
回動自在に枢着してなる。そして、該抜け止め片8,8
は傾倒状態において、その先端部をフック体2の先端部
前面に当接させている。なお、図6に示す商品吊支具に
おいては、連結横杆3を図1に示す商品吊支具の場合よ
りもやや上部に設けてもよい。
【0024】そして、図7は、商品吊支具の垂直支持部
を、板状体によって形成した場合の実施例を示すもので
あり、これまでの上記実施例が垂直支持部を杆材の屈曲
成形によって形成しているのに対し、図7に示す実施例
では金属板などからなる板状体によって形成したもので
ある。即ち、上記垂直支持部は矩形状体の下端部に逆台
形状体が延設されてなる垂直支持板部1d及び該矩形状体
の両側上端部に先端部を後方に向けた下向き開口のフッ
ク体2,2が一体に形成されてなるものである。そし
て、フック体2,2の先端部には、先端部を内側に巻回
し貫通孔2aが形成されている。一方、抜け止め片8,8
は矩形状の枠体からなり、その一辺を貫通孔2aに挿通さ
せることで、フック体2の開口部7に回動自在に枢着さ
れている。そして、抜け止め片8は傾倒状態において、
その先端部をフック体2の基端部後面に当接させてい
る。
を、板状体によって形成した場合の実施例を示すもので
あり、これまでの上記実施例が垂直支持部を杆材の屈曲
成形によって形成しているのに対し、図7に示す実施例
では金属板などからなる板状体によって形成したもので
ある。即ち、上記垂直支持部は矩形状体の下端部に逆台
形状体が延設されてなる垂直支持板部1d及び該矩形状体
の両側上端部に先端部を後方に向けた下向き開口のフッ
ク体2,2が一体に形成されてなるものである。そし
て、フック体2,2の先端部には、先端部を内側に巻回
し貫通孔2aが形成されている。一方、抜け止め片8,8
は矩形状の枠体からなり、その一辺を貫通孔2aに挿通さ
せることで、フック体2の開口部7に回動自在に枢着さ
れている。そして、抜け止め片8は傾倒状態において、
その先端部をフック体2の基端部後面に当接させてい
る。
【0025】最後に、図8に示す商品吊支具は、図7と
同様に垂直支持部を板状体によって形成した場合の他の
実施例を示すものである。図8に示す商品吊支具では、
抜け止め片8は、水平線材8fとその両側端部を直角に屈
曲させて形成された垂直線材8gとからなる。一方、垂直
支持部のフック体2,2の基端部近傍には、板状体を切
り起こすとともに該切り起こし片を凸円弧状に湾曲させ
ることで板状体の後面に左右に貫通した貫通孔を形成
し、該貫通孔に抜け止め片8の水平線材8fを挿通させ
て、抜け止め片8を回動自在に枢着させている。そし
て、抜け止め片8は傾倒状態において、その先端部をフ
ック体2の先端部前面に当接させている。なお、垂直支
持部は図7に示す商品吊支具と同様に形成されている。
同様に垂直支持部を板状体によって形成した場合の他の
実施例を示すものである。図8に示す商品吊支具では、
抜け止め片8は、水平線材8fとその両側端部を直角に屈
曲させて形成された垂直線材8gとからなる。一方、垂直
支持部のフック体2,2の基端部近傍には、板状体を切
り起こすとともに該切り起こし片を凸円弧状に湾曲させ
ることで板状体の後面に左右に貫通した貫通孔を形成
し、該貫通孔に抜け止め片8の水平線材8fを挿通させ
て、抜け止め片8を回動自在に枢着させている。そし
て、抜け止め片8は傾倒状態において、その先端部をフ
ック体2の先端部前面に当接させている。なお、垂直支
持部は図7に示す商品吊支具と同様に形成されている。
【0026】なお、上記図1乃至図8に示した実施例に
おいて抜け止め片8は、軸着あるいは孔との係合などに
よって回動自在に枢着させて設けておけばよく、抜け止
め片8の回動が自重で円滑に行われる機構になっていれ
ば取り付け方については特に限定されるものではない。
おいて抜け止め片8は、軸着あるいは孔との係合などに
よって回動自在に枢着させて設けておけばよく、抜け止
め片8の回動が自重で円滑に行われる機構になっていれ
ば取り付け方については特に限定されるものではない。
【0027】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の商品吊支具
は、垂直支持部に前方に向かって突設した商品吊支杆部
と先端部を後方に向けた下向き開口のフック体とを一体
に設けて該フック体を横桟部材に係止させることにより
上記商品吊支杆部を横桟部材から前方に突出、支持させ
るように構成した商品吊支具において、上記フック体の
開口部に該フック体を上記横桟部材に係止させる時に、
この横桟部材の挿入力によってフック体の開口端を開放
させ、係止後に自重により開口部を閉止する抜け止め片
を回動自在に枢着していることを特徴とするので、商品
吊支具を陳列棚の横桟部材に装着させた後は、簡単には
抜け落ちることがなく、地震や移動時の振動によって商
品吊支具自体が陳列棚の横桟部材から抜け落ちてしまう
という心配がなく安定して商品の吊り下げ展示が行える
という効果を有するものである。又、上記垂直杆部がフ
ック体が係止する横桟部材の下部に設けられた横桟部材
や横桟部材の背面に存する壁面に当接するので、商品吊
支杆部に商品が吊支され下向きの押力が加えられた場合
にあっても、商品吊支杆部は略水平に保持される。
は、垂直支持部に前方に向かって突設した商品吊支杆部
と先端部を後方に向けた下向き開口のフック体とを一体
に設けて該フック体を横桟部材に係止させることにより
上記商品吊支杆部を横桟部材から前方に突出、支持させ
るように構成した商品吊支具において、上記フック体の
開口部に該フック体を上記横桟部材に係止させる時に、
この横桟部材の挿入力によってフック体の開口端を開放
させ、係止後に自重により開口部を閉止する抜け止め片
を回動自在に枢着していることを特徴とするので、商品
吊支具を陳列棚の横桟部材に装着させた後は、簡単には
抜け落ちることがなく、地震や移動時の振動によって商
品吊支具自体が陳列棚の横桟部材から抜け落ちてしまう
という心配がなく安定して商品の吊り下げ展示が行える
という効果を有するものである。又、上記垂直杆部がフ
ック体が係止する横桟部材の下部に設けられた横桟部材
や横桟部材の背面に存する壁面に当接するので、商品吊
支杆部に商品が吊支され下向きの押力が加えられた場合
にあっても、商品吊支杆部は略水平に保持される。
【0028】又、商品吊支具が簡単に抜けない機構であ
るので盗難に際しても、商品吊支具ごと商品を盗まれる
ことがなく盗難防止にも優れた効果を発揮できるもので
ある。
るので盗難に際しても、商品吊支具ごと商品を盗まれる
ことがなく盗難防止にも優れた効果を発揮できるもので
ある。
【0029】詳細には、請求項1に記載の商品吊支具
は、垂直支持部に前方に向かって突設した商品吊支杆部
と先端部を後方に向けた下向き開口のフック体とを一体
に設けて該フック体を横桟部材に係止させることにより
上記商品吊支杆部を横桟部材から前方に突出、支持させ
るように構成した商品吊支具において、上記フック体の
先端部下端に抜け止め片の下端部を前後回動自在に枢着
し、この抜け止め片をその下端部から上端に向かって斜
め前方に傾斜させてその上端をフック体の基端部後面に
当接、支持させ、上記フック体を上記横桟部材に係止さ
せる時に、この横桟部材の挿入力によって上記抜け止め
片を押し上げてフック体の開口端を開放さ せ、係止後に
自重により開口部を閉止するように構成していることを
特徴とするので、抜け止め片をフック体の先端部に一体
的に形成しておいて、フック体に上記抜け止めの機能を
一体に形成させておくことができ、抜け止め片が不用意
に紛失する恐れがないものである。
は、垂直支持部に前方に向かって突設した商品吊支杆部
と先端部を後方に向けた下向き開口のフック体とを一体
に設けて該フック体を横桟部材に係止させることにより
上記商品吊支杆部を横桟部材から前方に突出、支持させ
るように構成した商品吊支具において、上記フック体の
先端部下端に抜け止め片の下端部を前後回動自在に枢着
し、この抜け止め片をその下端部から上端に向かって斜
め前方に傾斜させてその上端をフック体の基端部後面に
当接、支持させ、上記フック体を上記横桟部材に係止さ
せる時に、この横桟部材の挿入力によって上記抜け止め
片を押し上げてフック体の開口端を開放さ せ、係止後に
自重により開口部を閉止するように構成していることを
特徴とするので、抜け止め片をフック体の先端部に一体
的に形成しておいて、フック体に上記抜け止めの機能を
一体に形成させておくことができ、抜け止め片が不用意
に紛失する恐れがないものである。
【0030】更に、請求項2に記載の商品吊支具は、垂
直支持部に前方に向かって突設した商品吊支杆部と先端
部を後方に向けた下向き開口のフック体とを一体に設け
て該フック体を横桟部材に係止させることにより上記商
品吊支杆部を横桟部材から前方に突出、支持させるよう
に構成した商品吊支具において、上記フック体の基端部
に抜け止め片の下端を前後回動自在に枢着し、この抜け
止め片をその下端部から上端に向かって斜め後方に傾斜
させてその上端をフック体の先端部前面に当接、支持さ
せ、上記フック体を上記横桟部材に係止させる時に、こ
の横桟部材の挿入力によって上記抜け止め片を押し上げ
てフック体の開口端を開放させ、係止後に自重により開
口部を閉止する抜け止め片を回動自在に枢着してなるこ
とを特徴とするので、抜け止め片を各フック体の基端部
に一体的に形成しておいて、フック体に上記抜け止めの
機能を一体に形成させておくことができ、上記同様抜け
止め片が不用意に紛失する恐れがないものである。
直支持部に前方に向かって突設した商品吊支杆部と先端
部を後方に向けた下向き開口のフック体とを一体に設け
て該フック体を横桟部材に係止させることにより上記商
品吊支杆部を横桟部材から前方に突出、支持させるよう
に構成した商品吊支具において、上記フック体の基端部
に抜け止め片の下端を前後回動自在に枢着し、この抜け
止め片をその下端部から上端に向かって斜め後方に傾斜
させてその上端をフック体の先端部前面に当接、支持さ
せ、上記フック体を上記横桟部材に係止させる時に、こ
の横桟部材の挿入力によって上記抜け止め片を押し上げ
てフック体の開口端を開放させ、係止後に自重により開
口部を閉止する抜け止め片を回動自在に枢着してなるこ
とを特徴とするので、抜け止め片を各フック体の基端部
に一体的に形成しておいて、フック体に上記抜け止めの
機能を一体に形成させておくことができ、上記同様抜け
止め片が不用意に紛失する恐れがないものである。
【0031】最後に、請求項3に記載の商品吊支具は、
垂直支持部に前方に向かって突設した商品吊支杆部と先
端部を後方に向けた下向き開口のフック体とを一体に設
けて該フック体を横桟部材に係止させることにより上記
商品吊支杆部を横桟部材から前方に突出、支持させるよ
うに構成した商品吊支具において、上記商品吊支杆部の
垂直杆部の両側に連結横杆を介して左右垂直杆部を一体
に設け、これらの左右垂直杆部の上端部にそれぞれ上記
フック体を屈曲形成すると共に両フック体の先端部下端
を水平方向に屈折させて軸受片に形成し、さらに、上記
両フック体の開口部内にそれぞれ配設した抜け止め片を
一体に連設すると共にこれらの抜け止め片の下端部を上
記軸受片にそれぞれ回転自在に枢着し、上記フック体を
上記横桟部材に係止させる時に、この横桟部材の挿入力
によって上記抜け止め片を押し上げてフック体の開口端
を開放させ、係止後に自重により開口部を閉止するよう
に 構成していることを特徴とするので、安定的にしかも
簡単に横桟部材に装着することができる。しかも、3つ
の垂直杆部によって面接触的にフック体が係止する横桟
部材の下部に設けられた横桟部材や横桟部材の背面に存
する壁面に当接するので、商品吊支杆部に商品が吊支さ
れ下向きの押力が加えられた場合にあっても、商品吊支
杆部はより安定的に略水平に保持される。
垂直支持部に前方に向かって突設した商品吊支杆部と先
端部を後方に向けた下向き開口のフック体とを一体に設
けて該フック体を横桟部材に係止させることにより上記
商品吊支杆部を横桟部材から前方に突出、支持させるよ
うに構成した商品吊支具において、上記商品吊支杆部の
垂直杆部の両側に連結横杆を介して左右垂直杆部を一体
に設け、これらの左右垂直杆部の上端部にそれぞれ上記
フック体を屈曲形成すると共に両フック体の先端部下端
を水平方向に屈折させて軸受片に形成し、さらに、上記
両フック体の開口部内にそれぞれ配設した抜け止め片を
一体に連設すると共にこれらの抜け止め片の下端部を上
記軸受片にそれぞれ回転自在に枢着し、上記フック体を
上記横桟部材に係止させる時に、この横桟部材の挿入力
によって上記抜け止め片を押し上げてフック体の開口端
を開放させ、係止後に自重により開口部を閉止するよう
に 構成していることを特徴とするので、安定的にしかも
簡単に横桟部材に装着することができる。しかも、3つ
の垂直杆部によって面接触的にフック体が係止する横桟
部材の下部に設けられた横桟部材や横桟部材の背面に存
する壁面に当接するので、商品吊支杆部に商品が吊支さ
れ下向きの押力が加えられた場合にあっても、商品吊支
杆部はより安定的に略水平に保持される。
【図1】本発明の商品吊支具の斜視図。
【図2】図1の商品吊支具を陳列棚の横桟部材に係合さ
せる途中状態を説明する部分拡大側面図。
せる途中状態を説明する部分拡大側面図。
【図3】図1の商品吊支具を陳列棚の横桟部材に係合さ
せ終わった後の固定状態を説明する部分拡大側面図。
せ終わった後の固定状態を説明する部分拡大側面図。
【図4】本発明の商品吊支具における抜け止め片を各フ
ック体にそれぞれ設けた場合の実施例を示す斜視図。
ック体にそれぞれ設けた場合の実施例を示す斜視図。
【図5】本発明の商品吊支具における抜け止め片をフッ
ク体の基端部に設けた場合の実施例を示す斜視図。
ク体の基端部に設けた場合の実施例を示す斜視図。
【図6】本発明の商品吊支具における抜け止め片をフッ
ク体の基端部に設けた場合の実施例を示す斜視図。
ク体の基端部に設けた場合の実施例を示す斜視図。
【図7】本発明の商品吊支具における垂直支持部を板状
体にして形成した場合の実施例を示す斜視図。
体にして形成した場合の実施例を示す斜視図。
【図8】本発明の商品吊支具における垂直支持部を板状
体にして形成した場合の実施例を示す斜視図。
体にして形成した場合の実施例を示す斜視図。
【図9】商品吊支具の従来例を示す斜視図。
1 垂直支持部 1b,1c 左右垂直支持部 2 フック体 3 連結横杆 4 垂直杆部 5 商品吊支杆部 6 軸受片 7 開口部 8 抜け止め片
Claims (3)
- 【請求項1】 垂直支持部に前方に向かって突設した商
品吊支杆部と先端部を後方に向けた下向き開口のフック
体とを一体に設けて該フック体を横桟部材に係止させる
ことにより上記商品吊支杆部を横桟部材から前方に突
出、支持させるように構成した商品吊支具において、上
記フック体の先端部下端に抜け止め片の下端部を前後回
動自在に枢着し、この抜け止め片をその下端部から上端
に向かって斜め前方に傾斜させてその上端をフック体の
基端部後面に当接、支持させ、上記フック体を上記横桟
部材に係止させる時に、この横桟部材の挿入力によって
上記抜け止め片を押し上げてフック体の開口端を開放さ
せ、係止後に自重により開口部を閉止するように構成し
ていることを特徴とする商品吊支具。 - 【請求項2】 垂直支持部に前方に向かって突設した商
品吊支杆部と先端部を後方に向けた下向き開口のフック
体とを一体に設けて該フック体を横桟部材に係止させる
ことにより上記商品吊支杆部を横桟部材から前方に突
出、支持させるように構成した商品吊支具において、上
記フック体の基端部に抜け止め片の下端を前後回動自在
に枢着し、この抜け止め片をその下端部から上端に向か
って斜め後方に傾斜させてその上端をフック体の先端部
前面に当接、支持させ、上記フック体を上記横桟部材に
係止させる時に、この横桟部材の挿入力によって上記抜
け止め片を押し上げてフック体の開口端を開放させ、係
止後に自重により開口部を閉止する抜け止め片を回動自
在に枢着してなることを特徴とする商品吊支具。 - 【請求項3】 垂直支持部に前方に向かって突設した商
品吊支杆部と先端部を後方に向けた下向き開口のフック
体とを一体に設けて該フック体を横桟部材に係止させる
ことにより上記商品吊支杆部を横桟部材から前方に突
出、支持させるように構成した商品吊支具において、上
記商品吊支杆部の垂直杆部の両側に連結横杆を介して左
右垂直杆部を一体に設け、これらの左右垂直杆部の上端
部にそれぞれ上記フック体を屈曲形成すると共に両フッ
ク体の先端部下端を水平方向に屈折させて軸受片に形成
し、さらに、上記両フック体の開口部内にそれぞれ配設
した抜け止め片を一体に連設すると共にこれらの抜け止
め片の下端部を上記軸受片 にそれぞれ回転自在に枢着
し、上記フック体を上記横桟部材に係止させる時に、こ
の横桟部材の挿入力によって上記抜け止め片を押し上げ
てフック体の開口端を開放させ、係止後に自重により開
口部を閉止するように構成していることを特徴とする商
品吊支具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35406296A JP3172462B2 (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 商品吊支具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35406296A JP3172462B2 (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 商品吊支具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10174639A JPH10174639A (ja) | 1998-06-30 |
JP3172462B2 true JP3172462B2 (ja) | 2001-06-04 |
Family
ID=18435045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35406296A Expired - Fee Related JP3172462B2 (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 商品吊支具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3172462B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108147303A (zh) * | 2017-12-13 | 2018-06-12 | 国网湖北省电力公司宜昌供电公司 | 一种定滑轮 |
-
1996
- 1996-12-17 JP JP35406296A patent/JP3172462B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10174639A (ja) | 1998-06-30 |
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