JP3171896B2 - 生体適合性に優れた透過膜 - Google Patents

生体適合性に優れた透過膜

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は透過膜に関するものであ
る。詳しく述べると本発明は生体適合性に優れかつ安全
性の高い透過膜に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、医療分野において透過膜の応用が
重要な役割を果たしている代表的な例として血液透析が
ある。腎機能を失った腎臓病患者は血液透析によって本
来腎臓が排泄するはずの代謝産物と余剰の水分を除去
し、体液中の電解質の濃度を一定に保ち、酸−塩基平衡
を維持している。従って、血液透析は、現在いわゆる人
工腎臓の代名詞となっているが、それだけにとどまら
ず、睡眠薬や農薬による薬物中毒の患者の血液中から薬
物を除去したり、人工肝臓として肝毒素の除去にも用い
られる重要な技術となっている。
【0003】従来、このような血液透析には、再生セル
ロース膜、セルロースアセテート膜等のセルロース系膜
が広く使用されている。これらのセルロース系膜は、低
分子量物質のクリアランスに関しては優れたものを有す
るが、中、高分子量物質のクリアランスは十分なものと
は言えず、また補体の活性化や一過性白血球減少等の免
疫学的異変が生じる恐れが大きく、さらに血液との接触
において血液の凝固が生じ、これを防止するために多量
の抗凝固剤を必要とするものであった。
【0004】さらに、これらのセルロース系膜の欠点を
解消することを目的として、各種の合成高分子からなる
透過膜、例えば、ポリビニルアルコール、ポリアクリロ
ニトリル、ポリスルフォン、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリアミド等の親水性および疎水性高分子からなる
ものが提唱され、開発されている。
【0005】これらの合成高分子からなる透過膜は、透
過性能の面においてはセルロース系のものよりも優れた
ものが多いものの、親水性高分子からなるものにおいて
はその機械的強度が十分なものとはならず、また疎水性
高分子からなるものにおいては使用時に親水化処理を必
要とするといった繁雑さを有しており、また、いずれに
おいてもその生体適合性といった面からは十分なもので
はなかった。
【0006】さらに、親水性セグメントと疎水性セグメ
ントとを有する共重合体、例えばアクリロニトリル−メ
タクリルスルフォン酸ナトリウム共重合体、ポリカーボ
ネート−ポリエーテルブロック共重合体、エチレン−ビ
ニルアルコール共重合体等(例えば、化学増刊84 バ
イオメディカルポリマー 化学同人社、第142〜14
5頁、膜利用技術ハンドブック 幸書房、第663〜7
13頁、特開昭59−193102号等参照のこと。)
からなる透過膜も開発されている。これらの親水性セグ
メントと疎水性セグメントとを有する共重合体からなる
透過膜は、一般的にその生体適合性においてもかなり優
れた特性を有するものであるが、未だ十分なものとは言
えず、かつ安全性、熱的安定性、機械的強度等の面ある
いは透水性、物質透過性等血液透過膜として本質的に必
要とされる特性等の面においても改善の余地の残るもの
であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明は
新規な透過膜を提供することを目的とする。本発明はま
た、生体適合性に優れかつ安全性の高い透過膜を提供す
ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記諸目的は、1分子中
にポリエーテル成分としてポリエーテルジアミンまたは
ポリエーテルジカルボン酸を、ポリアミド成分としてナ
イロン6、ナイロン11およびナイロン12よりなる群
から選ばれた少なくとも一種のナイロンを含み、さらに
炭素数24〜48のダイマー酸またはダイマージアミン
を共重合成分として含むことを特徴とする分子量2,0
00〜100,000の末端未変性ポリエーテルアミド
から成る生体適合性に優れた透過膜によって達成され
る。
【0009】本発明は、全成分に対するポリアミド成分
の含有量が10〜90重量%であるポリエーテルアミド
から成る透過膜である。
【0010】また、本発明は、共重合成分として、全成
分に対して、0〜60重量%の芳香族ジアミンまたは芳
香族ジカルボン酸を含むポリエーテルアミドから成る透
過膜である。
【0011】本発明はまた、湿式製膜の際に用いられる
上記ポリエーテルアミドの溶媒がリン酸またはギ酸、ト
ルフルオロ酢酸、ヘキサフルオロイソプロパノール、ペ
ンタフルオロイソプロパノール、メタノール(MeOH)、エ
タノール、アセトン、N−メチルピロリドン(NMP) 、ジ
メチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、フェノール、1,3−ジメチル−2−イ
ミダゾリジノン(DMI)等の有機溶媒、ならびにこれらの
溶媒に対して25重量%未満の量の水および/または金
属塩を添加してなるものの少なくともいずれか1つであ
り、また凝固液が水、グリコール類、グリセリンならび
にこれらの混合物、または上記したような溶媒の内の1
つおよび/または2つ以上の混合物および/またはそれ
らに金属塩を添加してなるものである透過膜を示すもの
である。
【0012】さらに本発明は、該ポリエーテルアミドが
球晶構造を有することにより生体適合性を有する透過膜
である。
【0013】
【作用】以下、本発明を実施態様に基づきより詳細に説
明する。
【0014】本発明において用いられるポリエーテルア
ミドにおいて、ポリエーテルセグメントの含有量は、1
0〜90重量%、好ましくは10〜60重量%が、得ら
れる製品における生体適合性を良好なものとし、かつ機
械的強度および柔軟性のバランスをもたらせるという点
から好適である。
【0015】本発明において用いられるポリエーテルア
ミドは、分子末端未変性のものである。
【0016】また本発明において用いられるポリエーテ
ルアミドの平均分子量Mnは、2,000〜100,0
00、より好ましくは5,000〜80,000程度の
ものである。
【0017】さらに、本発明において用いられるポリエ
ーテルアミドには、必要に応じて、結晶核形成剤、可塑
剤、耐熱剤、酸化防止剤、他の重合体等が添加されてい
てもよい。
【0018】この末端が変性されていないポリエーテル
アミドは、例えば末端にアミノ基またはカルボキシル基
を有するポリエーテルと末端にカルボキシル基またはア
ミノ基を有するポリアミドとを常法に基づき縮合反応さ
せアミド結合させたものでよい。
【0019】末端にアミノ基またはカルボキシル基を有
するポリエーテルは、例えば、エチレンオキシド、プロ
ピレンオキシド等のアルキレンオキシドやテトラヒドロ
フランを開環重合する等して、ポリエチレンオキシド、
ポリプロピレンオキシド、ポリテトラメチレンオキシド
等のポリエーテルを得、これの末端ヒドロキシル基をア
ミノ基および/またはカルボキシル基に置換することに
より容易に得られる。上記アミノ基置換方法としては、
ヒドロキシル基の直接アミノ化またはシアノエチル化し
た後、還元アミノ化する方法が挙げられ、カルボキシル
基置換方法としては酸化カルボニル化による方法が挙げ
られる。
【0020】また末端にカルボキシル基およびアミノ基
を有するポリアミドは、3員環以上のラクタムの開環重
合、重合可能なアミノカルボン酸の重縮合またはジカル
ボン酸とジアミンの重縮合によって直接得ることができ
る。
【0021】また、本発明で用いられるダイマー酸とし
ては、炭素数24以上のもので、より好ましくは炭素数
27〜48のものであればよく、カップリング反応によ
り種々の化合物が得られるため、とくに限定されるもの
ではない本発明の透過膜は、末端が変性されていないポ
リエーテルアミドを、良溶媒に溶解し、得られたポリエ
ーテルアミド溶液を、例えば、基板上等に流延するなど
して所望形状と成し、これを非溶媒、ないしは貧溶媒か
らなる凝固液に接触させ、良溶媒を抽出除去することに
より凝固させて得られる。
【0022】該ポリエーテルアミドに対する良溶媒とし
ては、例えば、リン酸、ギ酸、トリフルオロ酢酸、ジク
ロル酢酸、ヘキサフルオロイソプロパノール、ペンタフ
ルオロイソプロパノール、メタノール、エタノール、ア
セトン、N−メチルピロリドン、ジメチルアセトアミ
ド、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、フ
ェノール、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等
が用いられるが、このうち好ましくはギ酸である。な
お、これらの有機溶媒に対して25重量%未満の量の水
および/または金属塩を添加してなるものを良溶媒とし
て用いることも可能である。なお、金属塩としては塩化
カルシウム、塩化亜鉛、塩化リチウム、炭酸ナトリウ
ム、硫酸銅等が用いられる。
【0023】また、このような良溶媒に該ポリエーテル
アミドを溶解してなる溶液におけるポリマー濃度として
は、5〜35重量%、より好ましくは10〜30重量%
程度とされる。
【0024】一方、凝固液として用いられる該ポリエー
テルアミドに対する非溶媒ないしは貧溶媒としては、例
えば、水、グリコール類、グリセリンならびにこれらの
混合物等、該良溶媒の1つ以上の混合物および/または
塩化カルシウム、塩化亜鉛、塩化リチウム、炭酸ナトリ
ウム、硫酸銅等が用いられる。
【0025】さらに流延されたポリマードープをこのよ
うな凝固液に接触させて凝固させる際における凝固液の
温度としては、凝固液の組成によっても左右されるが、
一般に−10〜100℃、好ましくは3〜35℃とする
ことが望ましい。
【0026】また、本発明の透過膜は、上記のように基
板上に流延して膜状に成形するかわりに、該ポリエーテ
ルアミドを、例えば、中空糸成形ノズル等を用いて上記
凝固液中または空気中等に押し出し成形することにより
中空糸として用いることも可能である。
【0027】このようにして得られる本発明の透過膜
は、膜表面から膜裏面に至り微細な連通孔が多数形成さ
れている。なお、本発明の透過膜が優れた抗血栓性等の
生体適合性を示す明確な機序は明らかではないが、恐ら
くはそのマトリックスがポリエーテルアミドから構成さ
れるために、疎水性のポリアミドセグメントと親水性の
ポリエーテルセグメントとからなるミクロ相分離構造が
形成され、このミクロ相分離構造が良好な抗血栓性を発
揮しているものと考えられる。
【0028】すなわち、本発明において重要なことは、
ポリエーテルアミドの層の表面(血液接触面)を球晶
(球状結晶)とすることである。これにより優れた抗血
栓性が発揮される。
【0029】ここで、球晶とは、核を中心としてフィブ
リルを成長させ、一つの球状に結晶化した高分子の形態
をいい、走査型電子顕微鏡(SEM)での観察により、
半球状またはそれに類似した形状の突起として現れる。
【0030】球晶とすることにより優れた抗血栓性が得
られる原理は明らかではないが、結晶部分と非結晶部分
の配列を整え、ミクロ相分離構造を明瞭にした状態とな
るからであると推定される。
【0031】本発明の透過膜の特性としては、特に限定
されるものではないが、代表的には透水量1〜400m
l/m・hr・mmHg、好ましくは4〜70ml/
・hr・mmHg、低分子量物質としての尿素(分
子量60)の透過性が2.00×10-5cm/mi
n.以上、好ましくは2.50×10-5cm/mi
n.以上、また中分子量物質としてのビタミンB12(分
子量1355)の透過性が0.60×10-5cm/m
in.以上、好ましくは0.70×10-5cm/mi
n.以上となるものである。
【0032】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明する。
【0033】実施例1 ポリエーテル部がポリオキシプロピレンアミン、ポリア
ミド部がナイロン12とダイマー酸から成るブロック共
重合体70gをギ酸(99W/V%) 280gに加熱溶解し、
ポリマー濃度20重量%の溶液を得た。これを30℃に
て2時間静置して脱泡した。これを気相中にて基板上に
一定の厚さに流延し直ちにNMP/MeOH(重量比7
/3)から成る25℃に温調した凝固相に5分間浸漬し
て凝固させ、続いて凝固膜に残留するギ酸および凝固液
を流水にて除去して試料を得た。得られた膜の透水量を
後述する透水量の測定1の方法により調べたところ10
62ml/m・hr・mmHgであった。さらに、後
述する方法により血小板拡張能試験を行った。結果を表
1に示す。
【0034】実施例2 溶媒をヘキサフルオロイソプロパノール、ポリマー濃度
を15重量%、凝固相組成をNMP/MeOH(重量比
3/7)とした以外は実施例1と同様にして成膜した。
得られた膜の透水量を後述する透水量の測定1の方法に
より調べたところ159ml/m・hr・mmHgで
あった。
【0035】実施例3 実施例1と同様のポリマー77gをNMP273gに加
熱溶解し、ポリマー濃度22重量%の溶液を得た。これ
を150℃にて1時間静置して脱泡した。これを気相中
にて基板上に一定の厚さに流延し直ちにNMP/グリセ
リン(重量比5/5)から成る60℃に温調した凝固相
に5分間浸漬して凝固させ、続いて凝固膜に残留するN
MPおよび凝固液を流水にて除去して試料を得た。得ら
れた膜の透水量を後述する透水量の測定1の方法により
調べたところ10ml/m・hr・mmHgであっ
た。
【0036】実施例4 凝固相組成をDMI/グリセリン(重量比5/5)とし
た以外は実施例3と同様にして成膜した。得られた膜の
透水量を後述する透水量の測定1の方法により調べたと
ころ31ml/m・hr・mmHgであった。
【0037】実施例5 ポリエーテル部がポリオキシプロピレンアミン、ポリア
ミド部がナイロン6とダイマー酸から成るブロック共重
合体72gをギ酸(99W/V%) 328gに加熱溶解し、ポ
リマー濃度18重量%の溶液を得た。これを30℃にて
2時間静置して脱泡した。これを気相中にて基板上に一
定の厚さに流延し直ちにアセトン/水(重量比6/4)
から成る25℃に温調した凝固相に5分間浸漬して凝固
させ、続いて凝固膜に残留するギ酸および凝固液を流水
にて除去して試料を得た。得られた膜の透水量を後述す
る透水量の測定1の方法により調べたところ335ml
/m・hr・mmHgであった。さらに、後述する方
法により血小板拡張能試験を行った。結果を表1に示
す。
【0038】実施例6 凝固相組成をMeOH/水(重量比7/8)とした以外
は実施例5と同様にして成膜した。得られた膜の透水量
を後述する透水量の測定1の方法により調べたところ9
ml/m・hr・mmHgであった。
【0039】実施例7 凝固相組成をNMP/水(重量比3/2)とした以外は
実施例5と同様にして成膜した。得られた膜の透水量を
後述する透水量の測定1の方法により調べたところ14
7ml/m・hr・mmHgであった。
【0040】実施例8 実施例5と同様のポリマー72gをCaCl2 /MeO
H(重量比5/95)から成る溶液328gに加熱溶解
し、ポリマー濃度18重量%の溶液を得た。これを30
℃にて2時間静置して脱泡した。これを気相中にて基板
上に一定の厚さに流延し直ちにアセトン/水(重量比7
/3)から成る25℃に温調した凝固相に5分間浸漬し
て凝固させ、続いて凝固膜に残留するCaCl2 /Me
OHおよび凝固液を流水にて除去して試料を得た。得ら
れた膜の透水量を後述する透水量の測定1の方法により
調べたところ563ml/m・hr・mmHgであっ
た。
【0041】実施例9 凝固相組成をアセトン/水(重量比5/5)とした以外
は実施例5と同様にして成膜した。得られた膜の透水量
を後述する透水量の測定1の方法により調べたところ7
09ml/m・hr・mmHgであった。
【0042】実施例10 凝固相組成をアセトン/水(重量比3/7)とした以外
は実施例5と同様にして成膜した。得られた膜の透水量
を後述する透水量の測定1の方法により調べたところ2
4ml/m・hr・mmHgであった。
【0043】実施例11 実施例5と同様のポリマー77gをNMP273gに加
熱溶解し、ポリマー濃度22重量%の溶液を得た。これ
を165℃にて1時間静置して脱泡した。これを気相中
にて基板上に一定の厚さに流延し直ちにNMP/グリセ
リン水(重量比5/5)から成る60℃に温調した凝固
相に5分間浸漬して凝固させ、続いて凝固膜に残留する
NMPおよび凝固液を流水にて除去して試料を得た。得
られた膜の透水量を後述する透水量の測定1の方法によ
り調べたところ210ml/m・hr・mmHgであ
った。
【0044】実施例12 凝固相組成をDMI/グリセリン(重量比5/5)とし
た以外は実施例11と同様にして成膜した。得られた膜
の透水量を後述する透水量の測定1の方法により調べた
ところ116ml/m・hr・mmHgであった。
【0045】実施例13 凝固相組成をCaCl2 /NMP/グリセリン(重量比
0.005/5/5)とした以外は実施例11と同様に
して成膜した。得られた膜の透水量を後述する透水量の
測定1の方法により調べたところ473ml/m・h
r・mmHgであった。
【0046】実施例14 ポリエーテル部がポリプロピレンオキシド、ポリアミド
部がナイロン12とダイマー酸およびメタキシリレンジ
アミンから成るブロック共重合体90gをギ酸(99W/V%)
410gに加熱溶解し、ポリマー濃度15重量%の溶液
を得た。これを30℃にて2時間静置して脱泡した。こ
の時の溶液の粘度は37ポイズ(P),(30℃)であ
った。これを気相中にて基板上に一定の厚さに流延し直
ちにMeOH/水(重量比8/2)から成る25℃に温
調した凝固相に5分間浸漬して凝固させ、続いて凝固膜
に残留するギ酸および凝固液を流水にて除去して試料を
得た。得られた膜の透水量を後述する透水量の測定1の
方法により調べたところ70ml/m・hr・mmH
gであった。さらに、後述する方法により血小板拡張能
試験を行った。結果を表1に示す。
【0047】実施例15 凝固相組成をMeOHとした以外は実施例14と同様に
して成膜した。なお、この時の溶液の粘度は37P(3
0℃)であった。得られた膜の透水量を後述する透水量
の測定1の方法により調べたところ86ml/m・h
r・mmHgであった。
【0048】実施例16 ポリマー濃度を18重量%、凝固相組成をMeOH/水
(重量比7/3)とした以外は実施例14と同様にして
成膜した。なお、この時の溶液の粘度は50P(30
℃)であった。得られた膜の透水量を後述する透水量の
測定1の方法により調べたところ28ml/m・hr
・mmHgであった。得られた膜を走査型電子顕微鏡
(SEM)で観察したところ膜表面は球晶構造を有して
いた。なお、図1にこの膜の表面SEM写真を示す。
【0049】実施例17 ポリマー濃度を18重量%、凝固相組成をCaCl2
MeOH/水(重量比2/7/3)とした以外は実施例
14と同様にして成膜した。なお、この時の溶液の粘度
は50P(30℃)であった。得られた膜の透水量を後
述する透水量の測定1の方法により調べたところ33m
l/m・hr・mmHgであった。
【0050】実施例18 実施例14と同様のポリマー500gをNMP1500
gに加熱溶解し、ポリマー濃度25重量%の溶液を得
た。これを中空糸成形ノズルを用い、ポリエチレングリ
コール(PEG)を内部液として水から成る凝固相中に
押し出して凝固させた後、ボビンに巻き取り中空糸を得
た。得られた中空糸は直ちに流水洗浄を行い、孔径維持
のため60重量%、25℃のグリセリン水溶液に10分
間浸漬した後、45℃オーブンにて乾燥を行った。中空
糸末端をウレタン樹脂にて集束し、末端を切断して作製
したミニモジュールは内径200μ、膜厚30μであ
り、これを後述する透水量の測定2により透水量を測定
したところ、8ml/m・hr・mmHgであった。
【0051】実施例19 実施例14と同様のポリマー900gをギ酸4100g
に加熱溶解し、ポリマー濃度18重量%の溶液を得た。
フィルターを用いて異物を取り除いた後、減圧、静置
(30℃)し脱泡した。これを中空糸成形ノズルを用
い、MeOH/水(重量比6/4)を内部液としてMe
OH/水(重量比7/3)から成る凝固相中に押し出し
て凝固させた後、ボビンに巻き取り中空糸を得た。得ら
れた中空糸は直ちに流水洗浄を行い、孔径維持のため5
5℃水中にて10分間予備加熱の後、50重量%、55
℃のグリセリン水溶液に10分間浸漬した後、55℃オ
ーブンにて一次乾燥を行った。続いて中空糸内部を洗浄
し、110℃オーブンにて10分間二次乾燥を行った。
中空糸末端をウレタン樹脂にて集束し、末端を切断して
作製したミニモジュールは内径210μ、膜厚28μで
あり、これを後述する透水量の測定2により透水量を測
定したところ、8ml/m・hr・mmHgであっ
た。得られた中空糸の断面を走査型電子顕微鏡(SE
M)で観察した。図2にこの中空糸の断面SEM写真を
示す。また、後述の方法により牛血系にてアルブミンの
ふるい係数(SC)を測定したところSC=0であっ
た。さらに、後述の方法により家兎体外循環試験を行い
白血球数、血小板数の変化を測定した。結果を図3に示
す。
【0052】比較例1 市販のポリプロピレンフィルム(FOP#60、二村化
学(株)製)を用いて、実施例1と同様に後述する方法
にて血小板拡張能試験を行なった。結果を表1に示す。
【0053】比較例2 エチレンビニールアルコール(EVAL)から成る中空
糸(クラレ(株)製透析器:KF101−15C)を用
い、後述の方法により家兎体外循環試験を行い白血球
数、血小板数の変化を測定した。結果を図3に示す。
【0054】比較例3 ポリアクリロニトリル(PAN)中空糸(旭化成(株)
製透析器:PAN−13DX)を用い、後述の方法によ
り家兎体外循環試験を行い白血球数、血小板数の変化を
測定した。結果を図3に示す。
【0055】
【表1】 粘着血小板形態 ポリマー 1a型 1b型 2型 実施例 1 PEA 0 0 78 実施例 5 PEA 0 6 18 実施例14 PEA 0 0 4 比較例 1 PP 0 0 522 ただし、表中、 PEA:末端未変性ポリエーテルアミド PP:ポリプロピレン である。
【0056】透水量の測定1 直径43mmに打抜いた平膜を図4に示すようなセルに
セットする。そして37±1℃に調整した蒸溜水を用
い、37±1℃の雰囲気下で100mmHg(変動率1
0%以内)の空気圧をかける。この状態で30分間定常
待ちを行なった後、流出蒸溜水量と時間との関係を求め
これより透水量を換算する。
【0057】透水量の測定2 図5に示すように、ロータリーポンプ14を備えたチュ
ーブ17、18にミニモジュール16を接続し、その両
端部付近に圧力計15a、15bを取り付けた。37℃
±1℃に温調した生理食塩水13を収容した容器12を
恒温槽11に浸漬し、該生理食塩水13中にチューブ1
7の先端を挿入し、一方、チューブ18の一端を容器1
2に接続して回路を形成した。入口側流量10ml/m
in.、ミニモジュール間圧力差100mmHgに設定
して生理食塩水を回路内に流通させ、そのまま定常待ち
をした後、流出生理食塩水を容器19にとり、生理食塩
水量と時間との関係を求め膜面積で換算した。
【0058】アルブミンのふるい係数(SC)の測定 透水量の測定2と同様の回路を用い、図5の回路におい
てチューブ18の出口を再還流しないようにシングルパ
スに変更して、出口に容器を置き、ロータリーポンプ1
4を備えたチューブ17、18にミニモジュール16を
接続し、その両端部付近に圧力計15a、15bを取り
付けた。37℃±1℃に温調したヘマトクリット30
%、総蛋白質約6.0g/dlに調節した牛血13を収
容した容器12を恒温槽11に浸漬し、該牛血13中に
チューブ17の先端を挿入し、一方、チューブ18の一
端を出口容器に接続して回路を形成した。入口側流量1
0ml/min.、ミニモジュール間圧力差100mm
Hgに設定して該牛血を回路内に流通させ、そのまま定
常待ちをした後、入口、出口および容器19の液を採取
して、各液の濃度(BCG法)から次式によりSCを求
めた。 SC=CF /{(CBi+CBo)/2} ここで CF :濾液濃度 CBi:入口側液濃度 CBo:出口側液濃度 である。
【0059】血小板拡張能試験 3.8w/v %クエン酸ナトリウムを1/9容量となるよ
うに添加して、ヒト肘静脈より採血する。得られたクエ
ン酸ナトリウム加血液を、800r.p.m.にて5分間遠心
分離してPRP(多血小板血漿)を分離する。このPR
P中の血漿板数は、多項目血液検査装置(Sysmex
NE−6000、東亜医用電子(株)製)にて測定す
る。PRPを分離後さらに3000r.p.m.で10分間遠
心分離して、PPP(貧血小板血漿)を採取する。得ら
れたPPPで上記PRPを希釈し、血小板数を105
/μlに調整する。
【0060】透過膜試料を8mm四方に切り、SEM試
料台に貼り、上記のごとく血小板数を調整された希釈P
RP200μlを試料片上に滴下する。そしてPRP層
の厚さが2mmとなるように上からシャーレ(ポリスチ
レン製)の蓋で押える。そして、そのまま室温(25±
2℃)にて30分間放置する。その後、試験片を0.0
1Mリン酸緩衝食塩水、pH7.0(PBS)/3.8
w/v %クエン酸ナトリウム混液(重量比9/1)により
軽く洗浄し、次いで、グルタルアルデヒドの1w/v %P
BS溶液中で4℃(2〜8℃)にて一昼夜かけて固定す
る。固定化された試料片をPBSで洗浄後、さらに蒸溜
水で洗浄し、凍結乾燥する。そして、試料片にイオンス
パッタリング(12kV、6分間)を行なった後、SE
Mを用いて5視野において写真撮影する。得られた写真
から、以下の基準に基づき粘着した血小板の形態分類
と、粘着数の算定を行なう。
【0061】形態分類 1型:非活性的粘着 a:正常状態である円盤状。 b:球状化しているが偽足を出すところまで変形してい
ないもの。 2型:活性的粘着 偽足を伸ばして粘着しているもの。
【0062】家兎体外循環試験 (1)体外循環用モジュールの作製 図6にダイアライザーの体外循環用モジュールを示し具
体的に説明する。ダイアライザー101は、中空糸束1
02を円筒状本体103に挿入し、両端をポリウレタン
系ポッティング剤104、105で固定し、さらに両端
にヘッダー106、107を取り付け、キャップ10
8、109により固定して作製した。なお、図6中11
0は透析液用入口管、111は出口管である。膜面積は
260〜300cm間の適当な値とした。
【0063】(2)体外循環試験 兎を北島式固定台に背位固定した。次いで、電動バリカ
ンで術野の毛を刈り取り酒精綿で清拭した。鋏で顎下か
ら鎖骨にはいるまで正中線に沿って切開し、さらに腹膜
を開き神経、分岐血管および周囲の組織を損傷しないよ
うに注意しながら右(左)総頚動脈を剥離した。次い
で、左(右)顔面静脈を同様に注意しながら深く剥離
し、1IU/mlのヘパリン加生食水を満たした混注用
ゴムキャップを付けたテルモ株式会社製サーフロー留置
カテーテルを挿入し、結紮固定した。同様に、前記動脈
にもカテーテルを挿入し結紮固定した。
【0064】この様にして準備した兎4羽について、前
記ダイアライザーを用いて実験回路を準備した。すなわ
ち、図7に示すように兎120の動脈に連結されたカテ
ーテル121をポンプ122に連結し、さらに、チャン
バー123と兎120の静脈とをカテーテル125で連
結した。ポンプ122とダイアライザー101はチュー
ブ126で連結し、該チューブ126はマノメーターの
イン127側に連通している。さらに、ダイアライザー
101とマノマーターのアウト124側に連通したチャ
ンバー123とはチューブ128で連通した。一方、ダ
イアライザー101の透析液出入口はチューブ129で
連結し、該チューブ129にはポンプ130を設置する
と共に37℃の水浴に浸漬した。
【0065】体外循環は、血流量10ml/min.に
設定して行った。この時抗凝固剤は使用しなかった。循
環開始後5分、10分、15分、20分、25分、30
分、45分、60分、120分後にそれぞれ1ml採血
し1.5%EDTA−2Na生理食塩水にて抗凝固処理
した後、多項目血液検査装置(Sysmex NE−6
000、東亜医用電子(株)製)にて血球数を算定し
た。なお、白血球数、血小板数は次式を用いてヘマトク
リット(Ht)補正を行い、循環開始前のHt値での値
とした。 Cx =C0 ×(Htx /Ht0 ) ここで、 Cx :補正値、 C0 :実測算定値、 Htx :補正基準Ht値(初期値)、 Ht0 :C0 値を得たときのHt値、 である。
【0066】
【発明の効果】以上述べたように本発明の透過膜は、分
子量2,000〜100,000の末端未変性ポリエー
テルアミドから成り、抗血栓性等の生体適合性に優れた
ものであり、かつその透水量も十分であり、さらに熱安
定性が高くポリマー製造工程あるいは加熱滅菌処理に起
因する有害な低分子化合物の発生も極めて少ないことか
ら、血液透析等の用途において好適に用いられるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の透過膜の一実施例の膜表面
の微細構造を示す走査型電子顕微鏡写真である。
【図2】 図2は、本発明の透過膜を用いた中空糸の一
実施例の中空糸断面の微細構造を示す走査型電子顕微鏡
写真である。
【図3】 図3は、家兎体外循環試験による白血球数お
よび血小板数の変化を表す図面である。
【図4】 図4は、透水量の測定1を測定するための装
置構成を示す斜視図である。
【図5】 図5は、透水量の測定2を測定するための装
置構成を示す概略図である。
【図6】 図6は、ダイアライザーの体外循環用モジュ
ールを示す斜視図である。
【図7】 図7は、家兎体外循環試験をするための装置
構成を示す概略図である。
【符号の簡単な説明】
1,1´…透水量評価用セル、 2…Oリング、 3…
平膜、4…支持用ガラスフィルター、 14…ロータリ
ーポンプ、15a,15b…圧力計、 16…ミニモジ
ュール、 17,18…チューブ、101…ダイアライ
ザー、 102…中空糸、 103…筒状本体、10
4,105…ポティング剤、 106,107…ヘッダ
ー、108,109…キャップ、 110…入口管、
111…出口管、120…兎、 121…カテーテル、
122…ポンプ、123…チャンバー、 124…マ
ノメーター・アウト、125…カテーテル、 126…
チューブ、 127…マノメーター・イン、128…チ
ューブ、 129…チューブ、 130…ポンプ、 1
31…水浴。
フロントページの続き (72)発明者 中川 満英 神奈川県足柄上郡中井町井ノ口1500番地 テルモ株式会社内 (72)発明者 永木 昭市 神奈川県足柄上郡中井町井ノ口1500番地 テルモ株式会社内 (72)発明者 炊江 和幸 神奈川県足柄上郡中井町井ノ口1500番地 テルモ株式会社内 (72)発明者 中島 俊夫 神奈川県足柄上郡中井町井ノ口1500番地 テルモ株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−123552(JP,A) 特開 平5−123551(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 71/56

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1分子中にポリエーテル成分としてポリ
    エーテルジアミンまたはポリエーテルジカルボン酸を、
    ポリアミド成分としてナイロン6、ナイロン11および
    ナイロン12よりなる群から選ばれた少なくとも一種の
    ナイロンを含み、さらに炭素数24〜48のダイマー酸
    またはダイマージアミンを共重合成分として含むことを
    特徴とする分子量2,000〜100,000の末端未
    変性ポリエーテルアミドから成る生体適合性に優れた透
    過膜。
  2. 【請求項2】 該ポリエーテルアミドが球晶構造を有す
    ることにより生体適合性を有する請求項1に記載の透過
    膜。
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