JP3171647B2 - 人工網膜及び人工視覚装置 - Google Patents

人工網膜及び人工視覚装置

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JP3171647B2 JP09775792A JP9775792A JP3171647B2 JP 3171647 B2 JP3171647 B2 JP 3171647B2 JP 09775792 A JP09775792 A JP 09775792A JP 9775792 A JP9775792 A JP 9775792A JP 3171647 B2 JP3171647 B2 JP 3171647B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の認識対象物体を
含む画像からそれらを認識すために有効な人工網膜及び
人工視覚装置に関する。
【0002】
【従来の技術】我々が日々目にする光景、いわゆる自然
画像には、認識すべき対象物体が数多く含まれており、
我々は無意識の中にそれらを認識した上で思考したり、
判断したり、行動したりしている。そして、その認識処
理では、初期視覚機構により画像中のコントラストの急
変する位置、つまり、明暗の境界部分が検出され、この
情報が後段の脳へと送られ、物体の認識が行われている
と言われている。この初期視覚機構は、図10に示すよ
うに、視細胞111、水平細胞112及び双極細胞11
3より構成されている。その仕組みを簡単に説明する
と、まず始めに、視細胞111が画像から光を受け、光
を受けた部分の視細胞111だけが興奮する。この興奮
は、下層の水平細胞112に伝えられるが、水平細胞1
12は隣接する約6個の水平細胞112と平面的に結合
しており、この結合を通した伝達のため、周囲の水平細
胞112の興奮は、ネットワークを伝わるようになだら
かに変化する。さらに、双極細胞113は、視細胞11
1、水平細胞112の2つと結合しており、2つの細胞
111、112の興奮強度の差に対応して興奮する。こ
の興奮は更に下層に伝えられ、最終的には脳に到達し、
物体の認識や特徴量の抽出が行われる。
【0003】実際、画像として物体の輪郭のような明暗
の境界部分を考えると、この初期視覚機構では、まず、
図11(a)に曲線Aで示すように、視細胞111の興
奮強度が急激に変化する。一方、水平細胞112の興奮
強度は、曲線Bに示すようになだらかに変化する。した
がって、双極細胞113では、この2つの細胞111、
112の興奮強度の差に対応して、同図(b)に曲線C
に示すように、丁度明暗境界の部分だけが興奮し、この
明暗境界の情報が脳へと伝わり、そこで認識処理が行わ
れる。
【0004】この明暗境界検出の機能を持つ初期視覚機
構を具体的に電気回路で構成し、チップとして試作した
のが、カルフォルニア工科大学のC.A.Mead氏ら
である(C.A.Mead and M.A.Maho
wald,“A Silicon Model of
Early Visual Processing”,
Neural Networks,vol.1,pp.
91−97(1988)参照)。彼らの素子は、図12
の一部を拡大した回路図に示すように、視細胞をフォト
ダイオード201で、水平細胞を六角形の中心と頂点を
結ぶ6本の抵抗ネットワーク202で、双極細胞をアン
フ203で構成した。画像の明暗部分では、フォトダイ
オード201の電圧がステップ状に変化する。一方、抵
抗ネットワーク202のノードの電圧はなだらかに変化
する。この電圧差をとることにより、明暗境界の部分だ
けでアンプ203の電圧が変化する。これらの素子の電
圧変化は、図11に示した各細胞の興奮強度の変化に類
似しており、人間の初期視覚と同様に、明暗境界つまり
物体の輪郭を検出することができる。
【0005】また、直接初期視覚機構を意識したもので
はないが、光学的に明暗境界を検出する手法もK.G.
Birch氏によって提案されている(K.G.Bir
ch,“A Spatial Frequency F
ilter to Remove Zero Frea
quency”,OPTICA ACTA,vol.1
5,No.2,pp.113−127(1968)参
照)。
【0006】この方法は、空間周波数領域で0次光部分
をカットすることにより、画像中の明暗境界を検出する
方法である。彼らの方法を初期視覚機構を意識して解釈
すると、以下のようになる。簡単のため図13において
1次元方向だけを考える。画像中の明暗情報をφ(x)
とし(図13(a))、これをフーリエ変換し、0次部
分をカットするフィルター{1−rect(ξ/b)}
をかけると、 F{φ(x)}・{1−rect(ξ/b)} ・・・(1) のように表わせる(図13(b))、ただしF{ }は
フーリエ変換を表わし、rect(x)は、 rect(x)=1 (|x|≦1/2) =0 (1/2<|x|) で定義され、rect(ξ/b)のbは回折パターンの
0次ピークを{1−rect(ξ/b)}がほぼカット
するように決められる。さらに、式(1)を逆フーリエ
変換し、これをf(x)とおくと、f(x)は、 f(x)=φ(x)−φ(x)*sinc(x/b) ・・・(2) と表わせる。ただし、*はコンボリューションを表わ
し、sinc(x)は、 sinc(x)=sin(x/2)/(x/2) である。このf(x)は、図13(c)に示すように、
明暗情報φ(x)からコンボリューションによりなまっ
たφ(x)*sinc(x/b)を引くことにより求め
られ、これを図11と比較すれば、式(2)の第1項の
φ(x)は視細胞のレスポンスに、式(2)の第2項の
φ(x)*sinc(x/b)は水平細胞のレスポンス
にそれぞれ類似しており、さらに、f(x)が双極細胞
のレスポンスと類似していることが分かる。以上から、
彼らの方法は、人間の初期視覚機構の1つの表現方法で
あると言える。また、実際には、光学的処理は強度を扱
うものであるから、図13(d)に示すように、処理後
の画像は|f(x)|2 と表され、明るい二重線に挟ま
れた暗い線として明暗部分が得られる。
【0007】したがって、上記Mead氏やBirch
氏によって提案された素子及び方法で物体の明暗境界の
情報を検出し、これを人間の脳の情報処理機能をまねた
いわゆるニューラルネットワークに入力し処理するよう
にすれば、物体の認識機構が構成できるであろうと考え
ることは当然であり、これは誰もが考え得ることであろ
う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来例による
明暗境界検出のための素子及び方法、そして、それらを
用いた認識機構は、人間の初期視覚機構をうまく利用
し、確かに画像中の物体の認識を実現し得るものではあ
るが、認識対象物体が複数含まれている画像の認識は苦
手である。なぜなら、入力画像中に複数の物体の明暗境
界情報があった場合、そらを各々の物体毎の情報に分離
した上で認識しなければならないからである。認識対象
物体が1つに限定されている場合の認識は、ニューラル
ネットワーク上での簡単な連想記憶等で実現できるが、
この物体毎の情報の分離には、かなり高度で複雑な処理
を必要とし、その実現は、いくらニューラルネットワー
クと言え、容易ではない。そこで、何らかの新たな工夫
が必要となる。
【0009】また、従来例に示した明暗境界検出のため
の素子及び方法にも、それぞれ以下のようなな欠点があ
る。前者のMead氏らの素子は、現在のLSI製造技
術を活かした集積化、小型化に適したものではあるが、
構成要素の電気的遅延は避けられず、処理速度は比較的
遅い。また、後者のBirch氏の方法は、光学的な構
成のため、光の生得の高速化、並列性を生かした優れた
方法ではあるが、実際には、構成要素間のアライメント
の困難さや、温度、振動等に対する信頼性の低さ等によ
り、簡単に実現できるとは言い難い。
【0010】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、複数の認識対象物体を含む画
像からそれらを簡単かつ高速に認識するために必要な人
工網膜及びそれを用いた人工視覚装置を提供することで
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述のように、画像中に
含まれる物体の認識をする場合には、人間の初期視覚の
情報処理原理を応用し、その明暗境界情報を利用するこ
とが適当であることは明らかであるので、本発明の場合
も、この明暗境界情報を認識処理に利用することにして
いる。具体的には、まず、以下のような人工網膜細胞を
用いる。これは、図1に示すように、一方のレンズ端面
である入力面9に結像された情報を反対側の略平面な端
面にフーリエ変換するフーリエ変換レンズ10、フーリ
エ変換レンズ10の入力面9の端面とは反対側の略平面
な端面に密着形成されたフィルター11、さらに、略平
面な一方の端面をこのフィルター11に密着させ、この
フィルタリングされた情報を逆フーリエ変換し、他方の
端面である出力面12に実空間情報として再び結像する
逆フーリエ変換レンズ13より構成するものである。
【0012】このような人工網膜細胞の構成中、フィル
ター11としてフーリエ変換された回折光の0次光をカ
ットする空間周波数フィルターを用いれば、従来例のB
irch氏の方法と同一のフィルタリング手法となり、
画像中の物体の認識のために必要な明暗境界検出を並列
かつ高速に行うことができる。また、本発明の場合、フ
ーリエ変換レンズ10、逆フーリエ変換レンズ13とし
て、例えば屈折率分布型レンズのように略平面な端面を
持つレンズを用いているために、レンズ端面を基準とし
た各構成要素間のアライメントが可能となる上、アオリ
と光軸方向のアライメントも不要になる。また、さら
に、このフィルター11の0次光カット部分11aを、
フーリエ変換レンズ10の入力面9の端面と反対側の略
平面な端面にフォトレジスト、銀塩乳剤等の感光剤を塗
布し、入力面9に垂直に実際の光束を平行光束として照
射し、0次光部分のエネルギーが他の部分に比べて極端
に高いことを利用して、その部分のみを感光させること
により直接形成すれば、明暗部分の検出に直接影響し、
最もアライメント精度のきついこの部分11aの光軸に
鉛直な方向(図1中のξ軸、η軸方向)のアライメント
をする必要もなくなる。
【0013】以上のように、上記の人工網膜細胞の構成
により、従来例のBirch氏の方法が抱えていたアラ
イメント精度や温度、振動等に対する信頼性の低さ等の
問題も解決され、物体の認識のための前処理機能として
十分な精度の明暗境界検出ができる人工網膜細胞を簡単
に得られることが分る。
【0014】さらに、本発明に係る人工網膜は、図2に
示すように、上記の人工網膜細胞を複数個並列して配列
し、人工網膜細胞の背後の出力面12(図1)に結像さ
れた情報を検出するための検出手段8を設けて構成する
が、先に述べたように、全ての人工網膜細胞のフィルタ
ーとして0次光カットの空間周波数フィルターを用いて
明暗境界情報を得ても、認識対象物体が複数含まれる画
像については、簡単にそれらを区別して認識することは
困難になるので、以下のような工夫を行う。
【0015】すなわち、この人工網膜の中心付近を中心
視野1aとして、中心視野1aに配される人工網膜細胞
を中心視野細胞6として、そのフィルターを0次光カッ
トの空間周波数フィルターで構成し、入力された画像の
明暗境界を検出し、この情報を後段のニューラルネット
ワークに送り物体の認識をするようにする(図4、7参
照)。なお、この中心視野細胞6の範囲、つまり、中心
視野1aは、人工網膜上で比較的小さな領域に限定し、
それが対応する画像中の領域内では、ほぼ1つの物体の
認識をするようするので、前述のように、簡単なニュー
ラルネットワークによって認識機能を実現することがで
きる。
【0016】しかし、このままでは、たまたま中心視野
1a内に入っていた物体情報の1つが認識できるだけで
あり、本発明の目的である認識対象物体が複数含まれる
画像中の複数物体の認識ができるわけではない。ここ
で、さらに考えられるのは、中心視野1aを何らかの方
法で他の認識対象の情報の位置まで移動させるようにす
ることである。そのためには、まず、中心視野1a外に
ある物体の位置を判断することが必要である。したがっ
て、本発明に係る人工網膜は、図2に示すように、上記
中心視野1aの外側を周辺視野1bとして、そこに含ま
れる人工網膜細胞を周辺視野細胞7とし、この周辺視野
細胞7を、図3に示すように、中心視野細胞6と同様、
一方のレンズ端面である入力面9に結像された情報を反
対側の略平面な端面にフーリエ変換するフーリエ変換レ
ンズ10、フーリエ変換レンズ10の入力面9の端面と
は反対側の略平面な端面に密着形成されたフィルター1
1、略平面な一方の端面をこのフィルター11に密着さ
せ、このフィルタリングされた情報を逆フーリエ変換
し、他方の端面である出力面12に実空間情報として再
び結像する逆フーリエ変換レンズ13より構成し、その
フィルター11を高次光カット部分11cからなる高次
光カット空間周波数フィルターで構成し、画像中の低周
波数成分のみ、つまり、物体の大まかな形状を検出し、
これを用いて周辺視野1b内の物体の位置を検出するよ
うにする。
【0017】次に、この周辺視野細胞7からの情報を用
いて、次の認識対象へ中心視野1aを移動させる必要が
ある。そこで、図4に示すように、図2に示したような
人工網膜1と、認識対象である画像中の物体を含む情報
をこの人工網膜1へ伝達させるための結像手段2とで人
工眼球3を構成し、周辺視野細胞7で検出された前述の
情報から次に認識する物体の位置を決定し、その認識対
象まで中心視野1aを移動させるための人工眼球移動手
段5により、上記人工眼球3を移動させるようにする。
【0018】以上を再び図4を参照にしてまとめると、
本発明の人工視覚装置は、複数の認識対象物体を含む画
像情報を結像手段2により人工網膜1上に伝達させ、そ
の中からほぼ1つの物体を人工網膜中の中心視野1a内
に取り込み、その明暗境界情報を検出し、この情報を後
段のニューラルネットワーク4に送り、そこで物体の認
識を行う(図中では、画像の中の三角形の部分の明暗境
界が検出されている。)。同時に、この人工網膜中の周
辺視野1b内では、現在認識されている物体以外の物体
の大まかな形状が検出されるが、さらに、人工眼球移動
手段5により次に認識すべき物体の位置が決定され、現
在認識されている物体の認識が終了すれば、その位置ま
で中心視野1aが移動され、そこで次の物体の認識をす
るものである。図4中では、例えば四角形の部分が次に
認識すべき対象として選ばれ、図5に示すように、中心
視野1aがこの画像に対して移動される。上記操作は繰
り返し行われるが、丁度人間が目玉をキョロキョロ動か
しながら物体を認識する動作と似た振る舞いをする。
【0019】以上の説明から明らかなように、本発明の
第1の人工網膜は、所定の面に結像された画像を入力す
るための人工網膜において、前記画像の中心部の低周波
成分を除去する低周波除去手段と、前記画像の周辺部の
高周波成分を除去する高周波除去手段と、前記低周波除
去手段および前記高周波除去手段を経た像を光電変換す
る光電変換素子とを有することを特徴とするものであ
る。
【0020】本発明の第2の人工網膜は第1の人工網膜
においてさらに、前記低周波除去手段は、フーリエ変換
レンズと、前記フーリエ変換レンズのフーリエ面に配置
され、0次光成分を除去するフィルターと、前記フィル
ターからの光束を逆フーリエ変換するための逆フーリエ
変換レンズとを有する。 本発明の第3の人工網膜は第1
または第2の人工網膜においてさらに、前記高周波除去
手段は、フーリエ変換レンズと、前記フーリエ変換レン
ズのフーリエ面に配置され、高周波成分を除去するフィ
ルターと、前記フィルターからの光束を逆フーリエ変換
するための逆フーリエ変換レンズとを有する。 本発明の
第4の人工網膜は、第2または第3の人工網膜において
さらに、前記フーリエ変換レンズの像入力面および前記
逆フーリエ変換レンズの像出力面が略平面に構成されて
いる。 本発明の第5の人工網膜は、第2ないし第4の人
工網膜においてさらに、前記フーリエ変換レンズの像出
力面および前記逆フーリエ変換レンズの像入力面が略平
面に構成されており、前記フィルターは前記フーリエ変
換レンズおよび逆フーリエ変換レンズに密着して挟持さ
れている。 本発明の第6の人工網膜は、画像を入力する
ための人工網膜において、前記画像を所定の面に結像す
るための結像手段と、前記結像手段によって結像された
像の中心部の低周波成分を除去する低周波除去手段と、
前記結像手段によって結像された像の周辺部の高周波成
分を除去する高周波除去手段と、前記低周波除去手段お
よび前記高周波除去手段を経た像を光電変換する光電変
換素子とを有することを特徴とする。 本発明の第7の人
工網膜は、第6の人工網膜において、前記低周波除去手
段は、第1のフーリエ変換レンズと、前記第1のフーリ
エ変換レンズのフーリエ面に配置され、0次光成分を除
去する低周波除去フィルターと、前記低周波除去フィル
ターからの光束を逆フーリエ変換するための第1の逆フ
ーリエ変換レンズとを有し、前記高周波除去手段は、第
2のフーリエ変換レンズと、前記第2のフーリエ変換レ
ンズのフーリエ面に配置され、高周波成分を除去する高
周波除去フィルターと、前記高周波除去フィルターから
の光束を逆フーリエ変換するための第2の逆フーリエ変
換レンズとを有することを特徴とする。 本発明の第8の
人工網膜は、第7の人工網膜において、前記第1および
第2のフーリエ変換レンズの像入力面ならびに前記第1
および第2の逆フーリエ変換レンズの像出力面が略平面
に構成されていることを特徴とする。 本発明の第9の人
工網膜は、第7または第8の人工網膜において、前記第
1および第2のフーリエ変換レンズの像出力面ならびに
前記第1および第2の逆フーリエ変換レンズの像入力面
が略平面に構成されており、前記低周波除去フィルター
は前記第1のフーリエ変換レンズと第1の逆フーリエ変
換レンズに、前記高周波除去フィルターは前記第2のフ
ーリエ変換レンズと前記第2の逆フーリエ変換レンズに
それぞれ密着して挟持されていることを特徴とする。
【0021】また、本発明の第1の人工視覚装置は、所
定の面に結像された画像を処理するための人工視覚装置
において、前記画像の中心部の低周波成分を除去する低
周波除去手段と、前記画像の周辺部の高周波成分を除去
する高周波除去手段と、前記低周波除去手段および前記
高周波除去手段を経た像を光電変換する光電変換素子と
を有する人工網膜と、前記光電変換素子からの出力のう
ち前記低周波除去手段を経た情報について処理を行なう
ニューラルネットワークと、前記光電変換素子からの出
力のうち前記高周波除去手段を経た像に基づいて、次に
処理すべき像を決定する手段と、前記決定手段の出力に
基づいて前記人工網膜を移動するための移動手段とを有
することを特徴とする。 本発明の第2の人工視覚装置
は、第1の人工視覚装置において、前記低周波除去手段
は、第1のフーリエ変換レンズと、前記第1のフーリエ
変換レンズのフーリエ面に配置され、0次光成分を除去
する低周波除去フィルターと、前記低周波除去フィルタ
ーからの光束を逆フーリエ変換するための第1の逆フー
リエ変換レンズとを有し、前記高周波除去手段は、第2
のフーリエ変換レンズと、前記第2のフーリエ変換レン
ズのフーリエ面に配置され、高周波成分を除去する高周
波除去フィルターと、前記高周波除去フィルターからの
光束を逆フーリエ変換するための第2の逆フーリエ変換
レンズとを有することを特徴とする。
【0022】
【作用】本発明においては、人工網膜を、1つの物体情
報を認識できる第1種の人工網膜細胞と、複数物体を分
離してその位置を検出できる第2種の人工網膜細胞から
構成したので、複数の認識対象物体を含む画像の中から
簡単かつ高速に特定のものを選んで容易に認識すること
ができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の人工網膜及び人工視覚装置の
好適な実施例について説明する。 第1実施例 本実施例は、本発明の中の人工網膜に関するものであ
る。これは、図1に示すように、人工網膜を構成するた
めの中心視野細胞のフーリエ変換レンズ10及び逆フー
リエ変換レンズ13として、直径1mm、1ピッチ長1
2.8mm、開口数0.38、中心屈折率1.557の
屈折率分布型ロッドレンズを、0.25ピッチの長さで
それぞれ用いた。屈折率分布型ロッドレンズの1ピッチ
の長さとは、入射端面の像を中間に1回の倒立像として
結像し、射出端面に正立像として結像する長さである。
そして、フーリエ変換レンズ10の屈折率分布型ロッド
レンズの入力面9と反対側のほぼ平坦な面の直径約2μ
m以下の部分に、明暗境界検出のための0次光カット部
分(図1の11a)として、前述した実際の光線を通し
てフィルターを作成する方法により、アルミニウム膜を
形成し、さらに、直径約50μm以上の部分にノイズ等
の除去のための高次光カット部分(図1の11b。本実
施例の場合、約30次以上をカット)として、通常のマ
スクパターンニング工程により、アルミニウム膜を形成
し、フィルター11とした。次に、このフィルター11
が形成されているフーリエ変換レンズ10の屈折率分布
型ロッドレンズと逆フーリエ変換レンズ13の屈折率分
布型ロッドレンズを接着して、中心視野細胞6を構成し
た。さらに、周辺視野細胞7として、フィルター11以
外は中心視野細胞6と同一のものを用い、フィルター1
1としては、直径約17μm以上の部分に高次光カット
部分(図3の11c。本実施例の場合、約10次以上を
カット)として、通常のマスクパターンニング工程によ
り、アルミニウム膜を形成した。また、検出手段8(図
2)としては、2/3インチの38万画素のCCD(縦
約6.6mm、横約8.8mm)を用い、そのほぼ中心
に中心視野細胞6を1個、残りの部分に周辺視野細胞7
を縦7個横9個の割合で62個並べた。
【0024】この人工網膜に、1例として、図6(a)
に示すような画像(黒色で示した部分が明るく、白色で
示した部分が暗い。)を入力した場合、検出手段である
CCDからは、図6(b)に示すように、中央部分に二
重線の三角形が得られ(二重線の間が明暗境界部分)、
周辺部分に他の物体の大まかな情報を示す画像情報が得
られる。
【0025】なお、本実施例では、中心視野細胞6のフ
ィルター11として高次光カット部分11bも形成した
が、これは、画像中のノイズ等の除去のためであり、本
質的には0次光部分11aのカットのみでよい。また、
図1ないし図3では、使用されるレンズの両端面を平面
で示したが、これは装置のアライメントの簡素化のため
にそうしたのであって、フーリエ変換レンズ10及び逆
フーリエ変換レンズ13のフィルター11側の面は略平
面である必要はあるが、反対側の面はその必要は必ずし
もない。また、入力面9と出力面12も、同様の理由に
よりレンズ端面に設定したが、アライメントの簡易さを
若干犠牲にすれば、その必要もない。さらに、屈折率分
布型ロッドレンズの代わりに、屈折率分布型の平板マイ
クロレンズ等を用いても同一の効果を持つ人工網膜が得
られることは明らかである。
【0026】第2実施例 本実施例は、第1実施例の人工網膜を応用した人工視覚
装置に関するものである。図7にその構成を示すが、図
7でおいて、21はズームレンズ、22は人工網膜、2
3はCCDイメージセンサで、これらを1つのハウジン
グに収納して人工眼球24を構成する。人工眼球24
は、物体に対して視野を変更できるように移動可能に設
けられている。物体像はズームレンズ21により人工網
膜22の入射面に形成され、CCDイメージセンサ23
は、人工網膜22を介して物体像を受け、そのパターン
を電気信号に変換する。CCDイメージセンサ23は、
図8に示すように、ほぼ横770、縦490の画素を備
えており、画面全体が横を9分割、縦を7分割の63個
の領域に分割されており、中央の領域に相当する部分の
人工網膜細胞は図1に示した中心視野細胞6であり、そ
れ以外の人工網膜細胞は図3に示した周辺視野細胞7に
なっている。CCDイメージセンサ23からの出力信号
はA/D変換器25でデジタル信号に変換された後、コ
ンピュータ26に取り込まれる。取り込まれた画像情報
の中、中央部分の情報は、パターン認識のためにニュー
ラルネットワーク27に入力され、他の情報は周辺情報
検出のために使用される。
【0027】ニューラルネットワーク27は、図9に示
すように、入力層80、中間層90、及び、出力層10
0を備えている。前述の中心視野細胞6に対応するCC
Dイメージセンサ23の中央領域の85×70個の画像
情報は、各々ニューラルネットワーク27の入力ユニッ
ト81、82、…に供給される。これらの情報は、中間
ユニット91、92、…を介して、出力ユニット10
1、102、…に物体のパターンを表す信号を出力す
る。ニューラルネットワーク27は、認識すべき物体を
中心視野1aに提示し、予め逆伝搬学習(バックプロパ
ゲーション)則に従って学習させてあるので、ニューラ
ルネットワーク27からの出力信号により物体の形状を
判別できる。物体の形状を表す信号は次のステップ28
に供給され、さらに必要な情報処理が行われる。
【0028】中央領域に物体像がない場合、あるいは、
中央領域の物体を認識した後、他の物体の判別に移る場
合には、周辺情報を利用する。周辺情報は、積算・判定
手段29で各領域ごとに明るさが積算され、積算値が所
定の閾値と比較されて、この閾値を越えた領域には物体
が存在するものと判定する。この判定情報は物体選択手
段30に供給される。物体選択手段30では、乱数発生
手段31で発生される乱数に基づいて、物体が存在する
と判定された領域の中からランダムに1つの領域を選
ぶ。選ばれた領域を表す信号は、人工眼球駆動手段32
に供給され、選ばれた物体が視野中央にくるように人工
眼球24の向きを変える。
【0029】以上のようにして、複数の認識対象物体を
含む画像から認識すべき物体を次々に選び出してそれぞ
れを区別し、認識をすることができる。
【0030】また、ニューラルネットワーク27で認識
できなかった場合は、ズームレンズ21の倍率を変化さ
せ、視野内に捕らえられる画像の大きさを変化させ、あ
らためて認識するようにすれば、中心視野内に物体が収
まらなかったり、小さすぎたり、他の物体が認識の邪魔
をしている場合等にも対応できる。
【0031】また、このニューラルネットワーク27の
情報と周辺視野細胞による物体の位置情報とを合わせれ
ば、画像上の2次元マップを描くことができることは明
らかであり、さらに、この装置を2つ用いれば、立体画
像の認識にも応用できる。なお、もちろん、このニュー
ラルネットワーク27は、本実施例であげた層状のもの
で逆伝搬学習則を用いるタイプのものである必要はな
く、ホップフィールドモデル、アソシアトロン等連想記
憶的に用いることのできる全てのモデルのものを用いる
ことができるし、図中に示したが、このニューラルネッ
トワーク27の情報をさらに後段の処理に伝達すれば、
さらに高度な処理もできることは言うまでもない。
【0032】以上のように、本発明の人工網膜は、構成
要素である人工網膜細胞を光学要素で構成したので、並
列かつ高速で物体情報の認識及びその分離、位置検出処
理ができる。また、略平面な端面を持つレンズを用いる
ため、レンズ端面を基準とした各構成要素のアライメン
トが可能となり、それらのアオリと光軸方向のアライメ
ントが不要になる。さらに、明暗境界の検出機能に直接
影響し、最もアライメント精度がきつく、装置簡素化の
ためのネックとなっているフィルターの0次光カット部
分を、実際の光束を使用して作成する方法をとっている
ので、この精度も大幅に改善させることができ、装置を
簡単に実現できる。
【0033】また、さらに、本発明の人工視覚装置は、
上述のように、人工網膜を2つの機能の部分に分け、そ
の中心視野部分で認識すべき物体をほぼ1つにして認識
するうにしたから、認識処理をするニューラルネットワ
ークを非常に簡単に構成することができる。また、その
周辺視野部分の情報から次に認識する部分を判断して、
人工眼球移動機構により中心視野をその部分に合わせる
ようにしたから、上記ニューラルネットワークが簡単な
構成のまま、画像中の複数の物体を認識することができ
るようになる。
【0034】以上、本発明の人工網膜及び人工視覚装置
を実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実
施例に限定されず種々の変形が可能である。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の人工網膜及び人工視覚装置によると、人工網膜を、1
つの物体情報を認識できる第1種の人工網膜細胞と、複
数物体を分離してその位置を検出できる第2種の人工網
膜細胞から構成したので、複数の認識対象物体を含む画
像の中から簡単かつ高速に特定のものを選んで容易に認
識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の人工網膜を構成する中心網膜細胞の構
成を示す図である。
【図2】本発明による人工網膜の概略の構成を示す図で
ある。
【図3】本発明の人工網膜を構成する周辺網膜細胞の構
成を示す図である。
【図4】本発明による人工視覚装置の概略の構成と作用
を説明するための図である。
【図5】人工視覚装置の視野の移動を説明するための図
である。
【図6】人工網膜に対する入力画像とその出力画像の例
を示す図である。
【図7】第2実施例の人工視覚装置の構成を示す図であ
る。
【図8】CCDイメージセンサの画素配列と画面分割例
を説明するための図である。
【図9】ニューラルネットワークの構成と作用を説明す
るための図である。
【図10】人間の初期視覚機構を説明するための図であ
る。
【図11】人間の視覚の各細胞の興奮強度を示す図であ
る。
【図12】従来の初期視覚機構の1例の回路図である。
【図13】従来の光学的に明暗境界を検出する方法を説
明するための図である。
【符号の説明】
1…人工網膜 1a…中心視野 1b…周辺視野 2…結像手段 3…人工眼球 4…ニューラルネットワーク 5…人工眼球移動手段 6…中心視野細胞 7…周辺視野細胞 8…検出手段 9…入力面 10…フーリエ変換レンズ10 11…フィルター 11a…0次光カット部分 11b…高次光カット部分 11c…高次光カット部分 12…出力面 13…逆フーリエ変換レンズ 21…ズームレンズ 22…人工網膜 23…CCDイメージセンサ 24…人工眼球 25…A/D変換器 26…コンピュータ 27…ニューラルネットワーク 28…次のステップ 80…入力層 81、82、・・…入力ユニット 90…中間層 91、92、・・…中間ユニット 100…出力層 101、102、・・…出力ユニット 29…積算・判定手段 30…物体選択手段 31…乱数発生手段 32…人工眼球駆動手段

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の面に結像された画像を入力するた
    めの人工網膜において、 前記画像の中心部の低周波成分を除去する低周波除去手
    段と、 前記画像の周辺部の高周波成分を除去する高周波除去手
    段と、 前記低周波除去手段および前記高周波除去手段を経た像
    を光電変換する光電変換素子とを有することを特徴とす
    る人工網膜。
  2. 【請求項2】 前記低周波除去手段は、 フーリエ変換レンズと、 前記フーリエ変換レンズのフーリエ面に配置され、0次
    光成分を除去するフィルターと、 前記フィルターからの光束を逆フーリエ変換するための
    逆フーリエ変換レンズと、 を有することを特徴とする請求項1に記載の人工網膜
  3. 【請求項3】 前記高周波除去手段は、 フーリエ変換レンズと、 前記フーリエ変換レンズのフーリエ面に配置され、高周
    波成分を除去するフィルターと、 前記フィルターからの光束を逆フーリエ変換するための
    逆フーリエ変換レンズと、 を有することを特徴とする請求項1または請求項2のい
    ずれか1項に記載の人工網膜。
  4. 【請求項4】 前記フーリエ変換レンズの像入力面およ
    び前記逆フーリエ変換レンズの像出力面が略平面に構成
    されていることを特徴とする請求項2または請求項3の
    いずれか1項に記載の人工網膜。
  5. 【請求項5】 前記フーリエ変換レンズの像出力面およ
    び前記逆フーリエ変換レンズの像入力面が略平面に構成
    されており、前記フィルターは前記フーリエ変換レンズ
    および逆フーリエ変換レンズに密着して挟持されている
    ことを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか1
    項に記載の人工網膜。
  6. 【請求項6】 画像を入力するための人工網膜におい
    て、 前記画像を所定の面に結像するための結像手段と、 前記結像手段によって結像された像の中心部の低周波成
    分を除去する低周波除去手段と、 前記結像手段によって結像された像の周辺部の高周波成
    分を除去する高周波除去手段と、 前記低周波除去手段および前記高周波除去手段を経た像
    を光電変換する光電変換素子とを有することを特徴とす
    る人工網膜。
  7. 【請求項7】 前記低周波除去手段は、第1のフーリエ
    変換レンズと、前記第1のフーリエ変換レンズのフーリ
    エ面に配置され、0次光成分を除去する低周波除去フィ
    ルターと、前記低周波除去フィルターからの光束を逆フ
    ーリエ変換するための第1の逆フーリエ変換レンズとを
    有し、 前記高周波除去手段は、第2のフーリエ変換レンズと、
    前記第2のフーリエ変換レンズのフーリエ面に配置さ
    れ、高周波成分を除去する高周波除去フィルターと、前
    記高周波除去フィルターからの光束を逆フーリエ変換す
    るための第2の逆フーリエ変換レンズとを有することを
    特徴とする請求項6に記載の人工網膜。
  8. 【請求項8】 前記第1および第2のフーリエ変換レン
    ズの像入力面ならびに前記第1および第2の逆フーリエ
    変換レンズの像出力面が略平面に構成されていることを
    特徴とする請求項7に記載の人工網膜。
  9. 【請求項9】 前記第1および第2のフーリエ変換レン
    ズの像出力面ならびに前記第1および第2の逆フーリエ
    変換レンズの像入力面が略平面に構成されており、 前記低周波除去フィルターは前記第1のフーリエ変換レ
    ンズと第1の逆フーリエ変換レンズに、前記高周波除去
    フィルターは前記第2のフーリエ変換レンズと前記第2
    の逆フーリエ変換レンズにそれぞれ密着して挟持されて
    いることを特徴とする請求項7または請求項8のいずれ
    か1項に記載の人工網膜。
  10. 【請求項10】 所定の面に結像された画像を処理する
    ための人工視覚装置において、 前記画像の中心部の低周波成分を除去する低周波除去手
    段と、前記画像の周辺部の高周波成分を除去する高周波
    除去手段と、前記低周波除去手段および前記高 周波除去
    手段を経た像を光電変換する光電変換素子とを有する人
    工網膜と、 前記光電変換素子からの出力のうち前記低周波除去手段
    を経た情報について処理を行なうニューラルネットワー
    クと、 前記光電変換素子からの出力のうち前記高周波除去手段
    を経た像に基づいて、次に処理すべき像を決定する手段
    と、 前記決定手段の出力に基づいて前記人工網膜を移動する
    ための移動手段と を有することを特徴とする人工視覚装
    置。
  11. 【請求項11】 前記低周波除去手段は、第1のフーリ
    エ変換レンズと、前記第1のフーリエ変換レンズのフー
    リエ面に配置され、0次光成分を除去する低周波除去フ
    ィルターと、前記低周波除去フィルターからの光束を逆
    フーリエ変換するための第1の逆フーリエ変換レンズと
    を有し、 前記高周波除去手段は、第2のフーリエ変換レンズと、
    前記第2のフーリエ変換レンズのフーリエ面に配置さ
    れ、高周波成分を除去する高周波除去フィルターと、前
    記高周波除去フィルターからの光束を逆フーリエ変換す
    るための第2の逆フーリエ変換レンズとを有することを
    特徴とする請求項10に記載の人工視覚装置。
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