JP3171575U - 金属片吸塵経路付エアースポットドリル - Google Patents

金属片吸塵経路付エアースポットドリル Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成で、金属片の残留を解消させ、良好な作業環境、安全性、残留弊害などをなくす吸塵経路付エアー式スポットドリルを提供する。【解決手段】板金を重ねてスポット溶接された自動車の接合部分のスポット溶接部を削り取るエアー式スポットドリルにおいて、ドリル刃の先から飛散する金属片を吸引するための、ドリル刃とドリルチャックを被うダクトを設ける。スポット溶接を削り取る刃先ドリルを被うダクトは、ドリルの直径の2倍から3.5倍までの径とする。ダクトは、ドリルチャック部分より吸引経路を有し着脱式とする。【選択図】図1

Description

本考案は、金属片吸塵経路を備えたエアースポットドリルと、金属片吸塵機能を持たないエアースポットドリル工具に使用されるエアー金属片吸塵装置経路に関する。
スポット溶接は自動車の車体の構成に広く通常使用され、フェンダー・クオーターパネルまたは他の車体部分を構造部材へ固定する手法が一般的である。
自動車の事故後の取替えのためのパネルの取り外しに加えて、補修されている。自動車から損傷パネルを取り外す必要があることも多い。そのためスポット溶接部を剥離する専用のスポットドリル、又は専用ドリル工具が数多く市販されている。特許文献1では該溶接部の除去は一文字ドリルと云われるドリル工具を用いることが一般的であり、扁平穴を形成することによって損傷以外のパネルはそのまま残し、損傷部分だけを、取り除くことができるからである。
また近年衝突安全ボディの採用により、極めて硬い鋼板が車体に用いられ、従来の板金打ち出し修正が困難となり、ますます取り替えの重要性が増してきている。しかしドリルにおいては様々なスポットの改良が見られるが、削り取られ飛散した金属片は、スポットドリルの約半径分の金属片となり、自動車内部へ残った場合雨水等で錆びやすく、又作業者の衣服にも付着しやすく、鋭利な金属片では傷を負うなど、修理環境、作業者の安全面は見落とされていた。
また吸塵機能を持たせたドリル工具が見られるが何れもその多くが粉塵であり、金属片までは吸引する構造には至らず、不向きである。またその多くが小型軽量を謳いつつも電動工具であり、エアー工具の具体的支持がなされておらず、エアー式ドリルの具体的な工具が見られない。
特開平08−118316 特開2007−083345
上記のように飛散する鋭利な金属片は、約ドリル半径分の金属片となり、修理自動車、工場、作業者の衣服へと、残ってしまう問題があった。
また電動タイプのもの、あるいはエアー式工具の多くが、微粉を吸引すると延べ、金属片吸塵式の物が見落とされていた。そこで、本考案は、簡単な構成で、金属片の残留を解消させ、良好な作業環境、安全性、残留弊害などをなくす吸塵機能経路付エアー工具、及びエアー式工具経路吸塵装置ドリルの提供を目的としたものである。
それらの課題を解決するべく、考案されたものが以下のものである。
刃先ドリルとチャック部分の回転体と、回転体を保持する本体部分を被うダクトケースを留め置き、側面へ伸びるダクトホースを儲け、吸塵機により吸引させる経路を提供するものである。
本発明はこれらの問題を解決するため、ドリルの先端から飛散する金属片を吸引するダクトを設置すると共にダクトケースの一端からホースを取り付け、集塵機に収集する事ができる吸引経路を有する。
また手工具としての軽量化操作性のため、止め金具等による固定は行わず、ただ単に留め置く程度とする。
本発明は、ドリルとチャック部分の回転体と回転体を保持する本体部分を被うダクトを留め置き、側面へ伸びるホースを儲け、吸塵機により吸引させることにより、小型かつ簡単な構造で金属片を収集する事が可能になった。
またドリル刃先を交換する場合、ドリル本体へ差し込まれた本考案ダクトは、一時的に留め置かれたダクトの為、引き抜くだけで着脱可能となり、時間と手間の無駄が省ける。
本発明のダクトケース概略説明図である。 本発明のダクトケース例である。 本発明の他の概略説明図である。
次に、本発明の実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。以下説明する図1実施形態では、エアー式金属片吸引経路付工具の一例として例示する。
図2では、吸引経路ダクト図である。吸引経路を持たないドリルにおいては、図に示すダクトケースをドリル刃先端から、吸引ダクト5側より装着させ、吸引ダクト4の多端に吸引機を取り付け、使用する。
ドリル刃7を覆うダクト2と3はドリルの直径の2倍から3.5倍までのダクトとする事が望ましく、また刃先7、チャック8部分の回転体と回転体を保持するドリル本体6の部分を被うダクトは自由度を持たせるため、プラスチック素材の蛇腹のダクトが望ましい。
またドリルの先端はドリルの長さにより、スライドさせることができる様に、先端部分3は蛇腹ホースであり、蛇腹部分を保持するホースは平滑な円筒2を設ける。さらにドリル本体部分6へ、留め置く部分をドリル本体直径よりやや狭くすることで、プラスチック素材であるため、多少の伸び縮みが効き、留置く効果が生まれる。
またドリル本体6と、吸引経路本体1を留め置く支持部分内側5部分は、スポンジ形状でも良い。さらにスポットドリル本体と吸引本体との隙間が無くなる。
ドリル先端部分より吸込まれた金属片はドリル側部を通り、ドリル本体チャック部分側面より伸びる吸引ダクト側4へさらに吸込まれ、吸引される。吸引機は家庭用掃除機でも代用することができる。
本発明は、自動車の車体のスポット溶接部の剥離する際に、好適に用いられる。
1:吸引経路本体
2:刃先平筒
3:蛇腹刃先ダクト
4:吸引経路ホース
5:留置き支持部
6:ドリル本体
7;ドリル刃
8:ドリルチャック

Claims (3)

  1. 板金を重ねてスポット溶接された自動車の接合部分のスポット溶接部を削り取るエアー式スポットドリルの刃先から飛散する金属片をスポットドリルとドリルチャックを被うダクトを設けた、金属片吸塵ダクト装置付ドリル。
  2. スポット溶接部を削り取る刃先ドリルを被うダクトはドリルの直径の2倍から3.5倍までの径を設けた、請求項1記載の金属片吸塵ダクト装置付ドリル。
  3. 金属片吸塵機能を持たないエアースポットドリル工具に金属片吸塵装置経路を形成する、金属片吸引経路を設けた、請求項1記載のエアー式スポットドリル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019048376A (ja) * 2017-09-08 2019-03-28 日本ニューマチック工業株式会社 集塵器および真空式ダスト除去装置

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