JP3171353U - 簡易組立式送風型衣類乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【課題】洗濯後衣類乾燥機として、吊下した洗濯物の表面を上部から下部に強制送風し、シワのない衣類の乾燥を可能とし、また組立設置が簡単にできる乾燥機を提供する。【解決手段】本簡易組立式送風型衣類乾燥機は、大略、継手管及び直管によりパイプ組みされたパイプケース本体、ケース本体1に被冠する通気性カバー2、ケース本体天井に搭載し下方に強制送風するモーター・ファン3、ケース本体下端に装着のキャスター4及びファン駆動をする操作盤5から構成する。【選択図】図2
Description
本考案は、衣類乾燥機に関し、特に、一般家庭の手狭な住居内部屋にても簡単に組立・分解ないし移動可能とした簡易組立式送風型衣類乾燥機に関する。
洗濯物の乾燥は従来から太陽熱と自然風による天日干しが理想である。しかし、共働き世帯や高層マンション住いの家庭では、時間的、空間的に制約されることが多く、日中の天日干しを利用しやすい環境とはいえない。東日本大災害による原発事故の影響、各種樹木の花粉、ほこり、火山灰等による粉塵、黄砂等の季節、災害時に発生する飛散物質からそれらの付着を回避するため、却って天日干しを避けることを考慮しなければならない。さらに、日本家屋では概して狭い部屋が多く、天日干しができない家庭が大半である。このため、家中に洗濯物や布団を干す環境を確保することが困難であるというのが現状である。
以上の状況下において、外部環境からの保護と家屋内の狭い空間での洗濯物等の乾燥を簡単に行うことのできる乾燥装置の開発が早急に要望されている。
以上の状況下において、外部環境からの保護と家屋内の狭い空間での洗濯物等の乾燥を簡単に行うことのできる乾燥装置の開発が早急に要望されている。
特に、今度の福島原発、浜岡原発その他の原発等の運転停止により、この夏15%以上の節電により、夏場の需要を賄うべく、電力不足を乗り切っていかなければならないという制約条件が課せられようとしている。
斯かる状況下にあって、これまで洗濯物の乾燥装置を付設した各種全自動洗濯機等が普及している。しかし、全自動洗濯機の温風乾燥モードにて使用する場合、消費電力が800〜1300W前後の高いものであった。また、これらの装置にあっては、洗濯物がドラム回転時に布地を傷めるなどの課題が残されており、また電気料金も時間当たり25円〜30円前後と高価なものであった。
斯かる状況下にあって、これまで洗濯物の乾燥装置を付設した各種全自動洗濯機等が普及している。しかし、全自動洗濯機の温風乾燥モードにて使用する場合、消費電力が800〜1300W前後の高いものであった。また、これらの装置にあっては、洗濯物がドラム回転時に布地を傷めるなどの課題が残されており、また電気料金も時間当たり25円〜30円前後と高価なものであった。
本考案は、家屋内の狭い空間での洗濯物等の乾燥が簡単にでき、容易に分解・組立が可能で、衣類のシワを生じない乾燥を可能とし、省エネ効果を有する衣類乾燥機を提供するものである。
本考案は、上記の状況に鑑みこれを解決するためになされたものであって、相互に着脱自在な継手管及び直管を使用して、少なくとも1組の4本組支柱部11及びその上部に接続される天井フレーム部12及びその底部に接続される底フレーム部13を含んで六面体の稜線を形成するパイプ材組立の箱型ケースフレーム10と、当該箱型ケースフレーム10の天井フレーム部12に、これと同一平面内に継手管及び直管を使用して梯子状に接続されるモーター・ファン搭載フレーム14と、当該箱型ケースフレームの底部フレーム部内に継手管及び直管を使用して並列状に接続される底補強フレーム16と、前記箱型ケースフレーム10の前記天井フレーム部12及び底フレーム部13の間の4本の支柱部に継手管及び直管を使用して水平面状に接続され、中央部長手方向にハンガーパイプを有してパイプ材組立により付設される、少なくとも一組のハンガーフレーム15とからなるパイプケース本体1と、上記パイプケース本体1全体を、底部フレーム部を除いて上部から被冠して覆い、上部にモーター・ファン挿通口21を有すると共にその前面に開閉可能な垂れ幕状の開閉カバー22備えた通気性カバー本体2と、前記モーター・ファン搭載フレーム14に、カバー本体2の挿通口21を挿通して搭載設置されるモーター・ファン3と、前記パイプケース本体1の下端にキャスター継手を介して組立てられるキャスター4と、前記支柱部の任意の1つにモーター・ファンを作動する操作盤5とを備え、天井フレーム部12に接続されたモーター・ファン搭載フレームに搭載のモーター・ファンから底移フレームを通じて下方に送風し、前記通気性カバー本体2の下端と床面との間に形成した排風空隙を通じて排風可能とし、これによりハンガーフレームに懸架しカーテンを閉じカバー本体内に収容した洗濯物を下方への加圧した風流により通気性カバー本体の側面から送風排出可能とすると共に、主として下部四方の排風空間を通じて排出し、収容した洗濯物を乾燥するようにした簡易組立式送風型衣類乾燥機を提供する。
また本考案は、上記した簡易組立式送風型衣類乾燥機において、前記キャスター4は直交する3方向継手管を含むキャスター継手部材40の下端にキャスター部材43を取外し自在に接続したキャスターであって、キャスター部材43の取付板44を、キャスター継手部材40のコーナー基盤41の4隅に形成した台座を介して接続可能とし、コーナー基盤41における3方向継手基部のみの1穴台座とし残りの3隅を2穴の台座とし、キャスター部材43の取付け位置を直角に変更可能とした簡易組立式送風型衣類乾燥機を提供する。
さらに本考案は、上記した簡易組立式送風型衣類乾燥機において、前記キャスター4は直交する3方向継手管を含むキャスター継手部材の下端にキャスター部材43を取外し自在に接続したキャスターであって、当該キャスター40に傾斜スイッチを付設し、乾燥機の傾斜を検知して、モーター・ファンの稼働を停止可能とした簡易組立式送風型衣類乾燥機をも提供する。
本考案によれば、特別の広い場所を新たに確保する必要とすることなく、一般の家庭でも洗濯後の大型の衣類の乾燥を確実に行なうことができ、しかも簡易組立可能とした送風型衣類乾燥機を提供する。
本考案によれば、衣類乾燥機は、直管、継手管によりケースフレームを簡単に組立てることができ、またこのケースフレームに対し、前記同様直管、継手管により強制送風するモーター・ファン搭載フレーム、洗濯物を吊り下げる棚フレームを組み付けることにより簡単に組立が可能である。
本考案の簡易組立可能とした送風型衣類乾燥機によれば、ファンモーターとして、コンデンサーモーター(100V22W)の小型モーターを利用することによっても、衣類乾燥に要する所望の性能を確保できることを見出し、これにより、消費電力の少ない、廉価な乾燥機を提供することができ、さらに、省エネ効果を上げることができ、CO2の削減に資する装置を提供するということができる。このことは、環境に優しい風力主体の乾燥装置でもあるといえる。
以下、図面に基づいて簡易組立式送風型衣類乾燥機についてさらに詳細に説明する。
本考案によれば、衣類乾燥機は、直管、継手管によりケースフレームを簡単に組立てることができ、またこのケースフレームに対し、前記同様直管、継手管により強制送風するモーター・ファン搭載フレーム、洗濯物を吊り下げる棚フレームを組み付けることにより簡単に組立が可能である。
本考案の簡易組立可能とした送風型衣類乾燥機によれば、ファンモーターとして、コンデンサーモーター(100V22W)の小型モーターを利用することによっても、衣類乾燥に要する所望の性能を確保できることを見出し、これにより、消費電力の少ない、廉価な乾燥機を提供することができ、さらに、省エネ効果を上げることができ、CO2の削減に資する装置を提供するということができる。このことは、環境に優しい風力主体の乾燥装置でもあるといえる。
以下、図面に基づいて簡易組立式送風型衣類乾燥機についてさらに詳細に説明する。
本考案は、相互に着脱自在な3方口又は4方口等の継手管及び直管、キャスター部品を利用して、パイプケース本体としての枠組みを簡単に組立てることができると共に、当該パイプケース本体に、カバー本体を被冠し、天井部にファンモーターを搭載して簡単に据付けることができる。これにより、狭い空間用のコンパクトな乾燥機として迅速な組立が可能であり、組立後の乾燥機使用時においては、乾燥のための吊し洗濯物に対し洗濯物重力に逆らわない順方向として、上方から下方に強制送風し、その際内部に幾分加圧状態を保持しながらカバー全周からも誹風しつつ主として下方キャスター脚部から排出し、これによりシワのない衣類乾燥を行うことができる。
図1において、本考案に係る簡易組立式送風型衣類乾燥機の分解図が示される。
この簡易組立式送風型衣類乾燥機は、大略、継手管及び直管によりパイプ組みされたパイプケース本体1、ケース本体1に被冠する通気性カバー2、ケース本体天井に搭載し下方に強制送風するモーター・ファン3、ケース本体下端に装着のキャスター4及びファン駆動をする操作盤5から構成される。
ここで、先ずパイプケース本体1について説明する。
この簡易組立式送風型衣類乾燥機は、大略、継手管及び直管によりパイプ組みされたパイプケース本体1、ケース本体1に被冠する通気性カバー2、ケース本体天井に搭載し下方に強制送風するモーター・ファン3、ケース本体下端に装着のキャスター4及びファン駆動をする操作盤5から構成される。
ここで、先ずパイプケース本体1について説明する。
図1において、パイプケース本体1は、概略、支柱部11、天井フレーム部12及び底部フレーム部13の六面体の稜線を形成する箱型ケースフレーム10と、箱型ケースフレーム10に追加的に組込まれるパイプ組み手段としてのモーター・ファン搭載パイプフレーム14、ハンガーパイプフレーム15及び底補強パイプ16とから構成される。
言い換えれば、相互に着脱自在な継手管及び直管を使用して4本の支柱部11及びその上部に接続される天井フレーム部12及びその底部に接続される底部フレーム部13を含んで六面体の稜線を形成するパイプ材組立の箱型ケースフレーム10を基礎とし、この箱型ケースフレーム10にさらに、別途接続追加可能な相互に着脱自在な継手管及び直管のパイプ材を使用して、後述するモーター・ファン搭載パイプフレーム14、ハンガーパイプフレーム15及び、底補強パイプ16を接続することによって組立てられる。
以下、各構成部材にさらに詳細に説明する。
言い換えれば、相互に着脱自在な継手管及び直管を使用して4本の支柱部11及びその上部に接続される天井フレーム部12及びその底部に接続される底部フレーム部13を含んで六面体の稜線を形成するパイプ材組立の箱型ケースフレーム10を基礎とし、この箱型ケースフレーム10にさらに、別途接続追加可能な相互に着脱自在な継手管及び直管のパイプ材を使用して、後述するモーター・ファン搭載パイプフレーム14、ハンガーパイプフレーム15及び、底補強パイプ16を接続することによって組立てられる。
以下、各構成部材にさらに詳細に説明する。
(モーター・ファン搭載フレーム)
図1及び図4に示すように、当該箱型ケースフレーム10の天井フレーム部12において、この天井フレーム部12と同一平面内に、別途継手管及び直管を追加使用して梯子状に接続されるモーター・ファン搭載フレーム14が組立てられる。梯子状のモーター・ファン搭載フレーム14は、その長手方向の中間に挿入開口14aが形成されている。この挿入開口14aに対して、モーター・ファン3の円筒状胴部34が挿入され、フランジ33にて受け止めモーター・ファン3を箱型ケースフレーム10の頂部に支持し搭載可能されている。
図1及び図4に示すように、当該箱型ケースフレーム10の天井フレーム部12において、この天井フレーム部12と同一平面内に、別途継手管及び直管を追加使用して梯子状に接続されるモーター・ファン搭載フレーム14が組立てられる。梯子状のモーター・ファン搭載フレーム14は、その長手方向の中間に挿入開口14aが形成されている。この挿入開口14aに対して、モーター・ファン3の円筒状胴部34が挿入され、フランジ33にて受け止めモーター・ファン3を箱型ケースフレーム10の頂部に支持し搭載可能されている。
(補強フレーム)
図1に示すように、当該箱型ケースフレーム10の底部フレーム13は、上記同様、別途継手管及び直管を使用して、底部フレーム13の内側平面内に、長手方向に並列状に接続される底補強フレーム16を接続・組付けすることができる。
図1に示すように、当該箱型ケースフレーム10の底部フレーム13は、上記同様、別途継手管及び直管を使用して、底部フレーム13の内側平面内に、長手方向に並列状に接続される底補強フレーム16を接続・組付けすることができる。
(ハンガーフレーム)
本考案において、図1に示すように、さらに、前記箱型ケースフレーム10の高さ方向中間に、洗濯物をハンガーH使用によって吊下可能とするためハンガーパイプフレーム15が追加的に組立てられる。具体的には前記箱型ケースフレーム10の4本の支柱部12に、別途継手管及び直管を使用して、図示構造を有する水平面状にハンガーパイプフレーム15が接続組立てられる。水平面内中央横方向に1本のハンガー用パイプを渡して組立付設される。この一群のハンガーパイプフレーム15は、図1の例では、天井フレーム12に寄せた位置に上段ハンガーフレーム15Aを備え、支柱部12の略中間位置に、中段ハンガーフレーム15Bを備えて示される。
ハンガーフレーム15は、長い洗濯物のみの場合には段数は1段としたものでもよく、長い洗濯物と、短い洗濯物の両者を収容して使用する場合には、2段目はハンガーパイプに長さを半分としたものを接続したものでも差し支えない。
本考案において、図1に示すように、さらに、前記箱型ケースフレーム10の高さ方向中間に、洗濯物をハンガーH使用によって吊下可能とするためハンガーパイプフレーム15が追加的に組立てられる。具体的には前記箱型ケースフレーム10の4本の支柱部12に、別途継手管及び直管を使用して、図示構造を有する水平面状にハンガーパイプフレーム15が接続組立てられる。水平面内中央横方向に1本のハンガー用パイプを渡して組立付設される。この一群のハンガーパイプフレーム15は、図1の例では、天井フレーム12に寄せた位置に上段ハンガーフレーム15Aを備え、支柱部12の略中間位置に、中段ハンガーフレーム15Bを備えて示される。
ハンガーフレーム15は、長い洗濯物のみの場合には段数は1段としたものでもよく、長い洗濯物と、短い洗濯物の両者を収容して使用する場合には、2段目はハンガーパイプに長さを半分としたものを接続したものでも差し支えない。
(カバー本体)
カバー本体2は、図1、図2及び図3に示すように、前記ケース本体1全体をその上部から被冠して覆う好ましくは不織布製のカバー本体である。カバー本体2は、図1に示すように、その上部に挿通口21を有し、また、図3に示すように、その前面にカーテン状に吊下され横方向開閉可能であると共に、その閉鎖時にカバー本体前面の開口を覆う垂れ幕状の開閉カバー22備えている。また、前記開閉カバー22の側面と開口の側面には適宜位置には面ファスナー(図示省略)を備え、乾燥作業時には開口をこの開閉カバーより閉鎖する。
図2及び図3に示すように、カバー本体2の底は開放され、後述するように、組立てられた前記箱型ケースフレームに被冠された前記通気性カバー下端と床面との間に上方から強制された乾燥風を排出する逃げ道を構成するため、排風空間を形成する丈に寸取りされている。
カバー本体2は、図1、図2及び図3に示すように、前記ケース本体1全体をその上部から被冠して覆う好ましくは不織布製のカバー本体である。カバー本体2は、図1に示すように、その上部に挿通口21を有し、また、図3に示すように、その前面にカーテン状に吊下され横方向開閉可能であると共に、その閉鎖時にカバー本体前面の開口を覆う垂れ幕状の開閉カバー22備えている。また、前記開閉カバー22の側面と開口の側面には適宜位置には面ファスナー(図示省略)を備え、乾燥作業時には開口をこの開閉カバーより閉鎖する。
図2及び図3に示すように、カバー本体2の底は開放され、後述するように、組立てられた前記箱型ケースフレームに被冠された前記通気性カバー下端と床面との間に上方から強制された乾燥風を排出する逃げ道を構成するため、排風空間を形成する丈に寸取りされている。
(モーター・ファン)
モーター・ファン3は、図4に示すように、送風機としてのモーター及びファンを収容する胴部34を有し、前記不織布製カバー本体2の挿通口21に当該胴部34が挿通可能とされ、挿通後そのフランジ33にてモーター・ファン3が搭載支持される。その後、カバー本体2の挿通口21を挿通して載置されたモーター・ファン3は、外面にファンカバー32が嵌合等により適宜手段により取着される。なお、前記した梯子状モーター・ファン搭載フレーム14の挿通開口14aに胴部34を挿通し搭載するに際して、モーター・ファンフランジ33の裏面には、図4(b)に示すようにL字突起35を有し、このL字突起35を前述の挿通開口14aの4隅に各嵌合させることにより非回転的に位置決めた装着が可能となる。
モーター・ファン3は、図4に示すように、送風機としてのモーター及びファンを収容する胴部34を有し、前記不織布製カバー本体2の挿通口21に当該胴部34が挿通可能とされ、挿通後そのフランジ33にてモーター・ファン3が搭載支持される。その後、カバー本体2の挿通口21を挿通して載置されたモーター・ファン3は、外面にファンカバー32が嵌合等により適宜手段により取着される。なお、前記した梯子状モーター・ファン搭載フレーム14の挿通開口14aに胴部34を挿通し搭載するに際して、モーター・ファンフランジ33の裏面には、図4(b)に示すようにL字突起35を有し、このL字突起35を前述の挿通開口14aの4隅に各嵌合させることにより非回転的に位置決めた装着が可能となる。
(キャスター)
図1及び図5に示すように、キャスター4は、3方継手管構造のキャスター継手40とコーナー板41裏面に備えた図示4個の台座42に対し、市販の車輪を回動自在軸支する取付座板付きキャスター部材43をねじ止着し組立てられた部品を総称するものとする。
本考案においては、このキャスター4が、前記パイプケース本体1の各支柱部11下端に底部フレーム部13と共に組立てられる。この組立状態において、前記通気性カバー下端と床面との間に排風空間が形成される。
図1及び図5に示すように、キャスター4は、3方継手管構造のキャスター継手40とコーナー板41裏面に備えた図示4個の台座42に対し、市販の車輪を回動自在軸支する取付座板付きキャスター部材43をねじ止着し組立てられた部品を総称するものとする。
本考案においては、このキャスター4が、前記パイプケース本体1の各支柱部11下端に底部フレーム部13と共に組立てられる。この組立状態において、前記通気性カバー下端と床面との間に排風空間が形成される。
前記キャスター4は上記したように直交する3方向継手管を含むキャスター継手部材40はコーナー基盤41を有し、このコーナー基盤41の下端にキャスター部材43の取付座板44を取外し自在に接続したキャスターであって、キャスター部材43の取付座板44を、キャスター継手部材40のコーナー基盤41の4隅に形成した台座を介して接続可能とされる。4隅の台座は、コーナー基盤41における3方向継手基部のみの1穴台座とし残りの3隅を2穴の台座となっている。これによって、キャスター部材43の取付座板44が長方形の場合には、その取付け位置を、取付座板44の形状に適合させるべく、回転方向に90度位置変更して取り付けつけることができる。
(操作盤)
図1に示すように、前記支柱部11の任意の1本、好ましくは簡易組立式送風型衣類乾燥機カバー本体2の前面開閉カバー22近傍に内側の適宜の高さ位置に、モーター・ファンを操作するための操作盤5が設置される。
図1に示すように、前記支柱部11の任意の1本、好ましくは簡易組立式送風型衣類乾燥機カバー本体2の前面開閉カバー22近傍に内側の適宜の高さ位置に、モーター・ファンを操作するための操作盤5が設置される。
(乾燥作業)
簡易組立式送風型衣類乾燥機に使用に当っては、先ず、組立てられた通気性カバー被冠され且つモーター・ファンの搭載された簡易組立式送風型衣類乾燥機において、図3に示すように、不織布等で製作された前面の開閉カバー22を開いて、ハンガーフレーム15に洗濯物をハンガーHにより吊下し内部の乾燥室空間内に収容し、次いで操作盤5を操作してモーター・ファン3を稼働し、図2に示すように、開閉カバー22を閉じる。この状態で、モーター・ファン3の稼働により天井フレーム部12から底フレーム13へ向けて下方に強制送風される。これによりカバー本体2内に収容した洗濯物に下方への風流を与えながら洗濯物を乾燥させる。この送風乾燥時において、主として下部四方の排風空間を通じて排出されるが、同時に通気性カバーの周囲からも、適宜量の送気の排出が行なわれる。このカバー周囲からの排出量は下方への風量よりも少ない。
簡易組立式送風型衣類乾燥機に使用に当っては、先ず、組立てられた通気性カバー被冠され且つモーター・ファンの搭載された簡易組立式送風型衣類乾燥機において、図3に示すように、不織布等で製作された前面の開閉カバー22を開いて、ハンガーフレーム15に洗濯物をハンガーHにより吊下し内部の乾燥室空間内に収容し、次いで操作盤5を操作してモーター・ファン3を稼働し、図2に示すように、開閉カバー22を閉じる。この状態で、モーター・ファン3の稼働により天井フレーム部12から底フレーム13へ向けて下方に強制送風される。これによりカバー本体2内に収容した洗濯物に下方への風流を与えながら洗濯物を乾燥させる。この送風乾燥時において、主として下部四方の排風空間を通じて排出されるが、同時に通気性カバーの周囲からも、適宜量の送気の排出が行なわれる。このカバー周囲からの排出量は下方への風量よりも少ない。
実際、乾燥に供する収容洗濯物として、洗濯終了後脱水機により7〜10分掛けて脱水し、その後、脱水処理済み洗濯物をハンガーなどの各種干し物用具を用いて簡易組立式送風型衣類乾燥機内に吊下収納した。
その後、吊し収納した洗濯物(半乾物3〜4Kg)に、モーター・ファン毎時800m3の送風量を以って、上方より下方に向かって送風し水分を蒸発させた。このときコンデンサーモーター(100V22W)使用において、洗濯物は風圧により殆どシワをなくすることができた。
その後、吊し収納した洗濯物(半乾物3〜4Kg)に、モーター・ファン毎時800m3の送風量を以って、上方より下方に向かって送風し水分を蒸発させた。このときコンデンサーモーター(100V22W)使用において、洗濯物は風圧により殆どシワをなくすることができた。
なお、継手管、直管等の管材としてステンレスパイプを使用するので、湿気に強く錆びの問題が生じる虞はない。ケース全体は、市販のパイプ材を使用して簡単に組立ができ、下部4隅に自在キャスターを設置し、狭い室内でも自由に移動させることができる。
パイプ組立の箱型ケースフレーム10に関しては、図1に示すように、上下2段継ぎ足しになる上段支柱部群、下段支柱部群、天井フレーム部群、底部フレーム群の4分割に組立・分解可能な構造とすることができ、この場合における箱型ケースフレーム10係る寸法(単位cm)は、高さ1900×奥行き530×幅810であり、畳1畳の1/3位のスペースで済むものとすることができるものであった。
パイプ組立の箱型ケースフレーム10に関しては、図1に示すように、上下2段継ぎ足しになる上段支柱部群、下段支柱部群、天井フレーム部群、底部フレーム群の4分割に組立・分解可能な構造とすることができ、この場合における箱型ケースフレーム10係る寸法(単位cm)は、高さ1900×奥行き530×幅810であり、畳1畳の1/3位のスペースで済むものとすることができるものであった。
被冠するカバー体は、吸湿性、通気性に優れた材質の不織布を使用することにより、カバー自体にも多くの保水性を保たせ、衣類の湿気を強制送風に載せて速やか吸収し、乾燥を促進することができる。
またカバー材質について、テストの結果、送風機の風量が800m3(H)と大風量になるため、上記した不織布よりポリエステル100%の通気性の大きな布地が好都合であった。
本考案は、衣類乾燥機本体内にこれに吊下されている洗濯物の上方から下方に強制送風し排出するようにしたので、洗濯物の重力に逆らって風を流した場合に生じる、洗濯物のシワが形成されることがないので、乾燥すべき洗濯物にシワが生じることはなく、むしろシワを伸ばす効果がある。
そして、前記衣類乾燥機本体の下部に移動可能するキャスターを簡単に組付け可能に設けてあるので、組立設置が簡単であると共に当該衣類乾燥機を所望の場所に自由に容易に移動させうる効果がある。
また、前記モーター・ファン装置を搭載フレームに非回転的に配設し、支柱部に操作盤を設置し全体的にコンパクトな配置を可能とする効果がある。
また、衣類乾燥機本体の下方全周から排出するようにしたので、内部に収容された洗濯物を効率よく、ほぼ均等に乾燥させることができる。
またカバー材質について、テストの結果、送風機の風量が800m3(H)と大風量になるため、上記した不織布よりポリエステル100%の通気性の大きな布地が好都合であった。
本考案は、衣類乾燥機本体内にこれに吊下されている洗濯物の上方から下方に強制送風し排出するようにしたので、洗濯物の重力に逆らって風を流した場合に生じる、洗濯物のシワが形成されることがないので、乾燥すべき洗濯物にシワが生じることはなく、むしろシワを伸ばす効果がある。
そして、前記衣類乾燥機本体の下部に移動可能するキャスターを簡単に組付け可能に設けてあるので、組立設置が簡単であると共に当該衣類乾燥機を所望の場所に自由に容易に移動させうる効果がある。
また、前記モーター・ファン装置を搭載フレームに非回転的に配設し、支柱部に操作盤を設置し全体的にコンパクトな配置を可能とする効果がある。
また、衣類乾燥機本体の下方全周から排出するようにしたので、内部に収容された洗濯物を効率よく、ほぼ均等に乾燥させることができる。
(傾斜スイッチ)
本考案において、前記キャスター4に傾斜スイッチ45を付設し、これによって、乾燥機の傾斜を検知して、モーター・ファンの稼働を停止可能とした。本考案によれば、簡易組立式送風型衣類乾燥機は常に垂直方向維持された状態で乾燥作業が行われ、傾斜した場合に吊下された洗濯物が密着して偏り通路を塞ぐ惧れがないので、これによって、前記モーター・ファン装置からの送風方向を常に鉛直方向に維持する送風通路を確保できているので、衣類の乾燥を円滑に行い、シワのない衣類乾燥処理を実行することが可能となる。
本考案において、前記キャスター4に傾斜スイッチ45を付設し、これによって、乾燥機の傾斜を検知して、モーター・ファンの稼働を停止可能とした。本考案によれば、簡易組立式送風型衣類乾燥機は常に垂直方向維持された状態で乾燥作業が行われ、傾斜した場合に吊下された洗濯物が密着して偏り通路を塞ぐ惧れがないので、これによって、前記モーター・ファン装置からの送風方向を常に鉛直方向に維持する送風通路を確保できているので、衣類の乾燥を円滑に行い、シワのない衣類乾燥処理を実行することが可能となる。
1 パイプケース本体
10 箱型ケースフレーム
11 支柱部
12 天井フレーム部
13 底フレーム部
14 モーター・ファン搭載フレーム
14a 挿入開口
15 ハンガーフレーム
15A 上部ハンガーフレーム
15B 中段ハンガーフレーム
16 補強フレーム
2 通気性カバー
21 挿通口
22 開閉カバー
3 モーター・ファン
31 ファンモーター
32 ファンカバー
33 フランジ
34 胴部
35 L字突起
4 キャスター
40 キャスター継手
41 コーナー板
42 台座
43 車輪部材
44 取付け座板
45 傾斜スイッチ
5 操作盤
10 箱型ケースフレーム
11 支柱部
12 天井フレーム部
13 底フレーム部
14 モーター・ファン搭載フレーム
14a 挿入開口
15 ハンガーフレーム
15A 上部ハンガーフレーム
15B 中段ハンガーフレーム
16 補強フレーム
2 通気性カバー
21 挿通口
22 開閉カバー
3 モーター・ファン
31 ファンモーター
32 ファンカバー
33 フランジ
34 胴部
35 L字突起
4 キャスター
40 キャスター継手
41 コーナー板
42 台座
43 車輪部材
44 取付け座板
45 傾斜スイッチ
5 操作盤
Claims (3)
- 相互に着脱自在な継手管及び直管を使用して、少なくとも1組の4本組支柱部11及びその上部に接続される天井フレーム部12及びその底部に接続される底フレーム部13を含んで六面体の稜線を形成するパイプ材組立の箱型ケースフレーム10と、当該箱型ケースフレーム10の天井フレーム部12に、これと同一平面内に継手管及び直管を使用して梯子状に接続されるモーター・ファン搭載フレーム14と、当該箱型ケースフレームの底部フレーム部内に継手管及び直管を使用して並列状に接続される底補強フレーム16と、前記箱型ケースフレーム10の前記天井フレーム部12及び底フレーム部13の間の4本の支柱部に継手管及び直管を使用して水平面状に接続され、中央部長手方向にハンガーパイプを有してパイプ材組立により付設される、少なくとも一組のハンガーフレーム15とからなるパイプケース本体1と、上記パイプケース本体1全体を、底部フレーム部を除いて上部から被冠して覆い、上部にモーター・ファン挿通口21を有すると共にその前面に開閉可能な垂れ幕状の開閉カバー22備えた通気性カバー本体2と、前記モーター・ファン搭載フレーム14に、カバー本体2の挿通口21を挿通して搭載設置されるモーター・ファン3と、前記パイプケース本体1の下端にキャスター継手40を介して組立てられるキャスター4と、前記支柱部の任意の1つに取付けたモーター・ファンを作動する操作盤5とを備え、天井フレーム部12に接続されたモーター・ファン搭載フレームに搭載のモーター・ファンから底移フレームを通じて下方に送風し、底フレーム部13にキャスター継手接続前記通気性カバー本体2の下端と床面との間に形成した排風空隙を通じて排風可能とし、これによりハンガーフレームに懸架しカーテンを閉じカバー本体内に収容した洗濯物を下方への加圧した風流により通気性カバー本体の側面から送風排出可能とすると共に、主として下部四方の排風空間を通じて排出し、収容した洗濯物を乾燥するようにした簡易組立式送風型衣類乾燥機。
- 請求項1において、前記キャスター4は直交する3方向継手管を含むキャスター継手部材40の下端にキャスター部材43を取外し自在に接続したキャスターであって、キャスター部材43の取付板44を、キャスター継手部材40のコーナー基盤41の4隅に形成した台座を介して接続可能とし、コーナー基盤41における3方向継手基部のみの1穴台座とし残りの3隅を2穴の台座とし、キャスター部材43の取付け位置を直角に変更可能とした簡易組立式送風型衣類乾燥機。
- 請求項1又は2において、前記キャスター4は直交する3方向継手管を含むキャスター継手部材の下端にキャスター部材を取外し自在に接続したキャスターであって、当該キャスターに傾斜スイッチ45を付設し、乾燥機の傾斜を検知して、モーター・ファンの稼働を停止可能とした簡易組立式送風型衣類乾燥機。
Priority Applications (1)
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JP2011004778U JP3171353U (ja) | 2011-08-15 | 2011-08-15 | 簡易組立式送風型衣類乾燥機 |
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---|---|---|---|---|
CN107558130A (zh) * | 2017-10-18 | 2018-01-09 | 法狮龙建材科技有限公司 | 吊顶式烘干机 |
WO2019196310A1 (zh) * | 2018-04-10 | 2019-10-17 | 深圳市绿创青芒科技有限公司 | 多用途折叠暖风干衣装置 |
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2011
- 2011-08-15 JP JP2011004778U patent/JP3171353U/ja not_active Expired - Fee Related
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