JP3171167B2 - 消費電力計算装置及び方法 - Google Patents

消費電力計算装置及び方法

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JP3171167B2
JP3171167B2 JP15001398A JP15001398A JP3171167B2 JP 3171167 B2 JP3171167 B2 JP 3171167B2 JP 15001398 A JP15001398 A JP 15001398A JP 15001398 A JP15001398 A JP 15001398A JP 3171167 B2 JP3171167 B2 JP 3171167B2
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/30Circuit design
    • G06F30/32Circuit design at the digital level
    • G06F30/33Design verification, e.g. functional simulation or model checking

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、論理シミュレー
ションによる消費電力計算方法に係り、詳しくは、論理
シミュレーションによるトグル情報を基にしてCM0S
(ComplementaryMetal Oxide Semiconductor)回路の消
費電力を計算するための消費電力計算装置及び方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】集積回路の製品化を行なう際には、例え
ばCAD(Computer Aided Design )による回路設計の
終了後、その消費電力が設計値以内であることを確認す
るために、実際に半導体集積回路を製作する以前に、論
理シミュレーションによって、集積回路の消費電力を見
積もる方法が知られている(例えば、特開平5−128
192号公報参照)。
【0003】上記公報記載の従来技術では、集積回路を
構成する複数のセルにおける、それぞれ複数の入力信号
の組み合わせに対応する消費電力情報を各セルごとに用
意しておき、各セルの複数の入力信号の組み合わせにつ
いて論理シミュレーションを施して信号変化の情報を
得、用意されている消費電力情報を参照して、信号変化
の情報に応じた消費電力を計算するようにしている。こ
こで、信号状態変化とは、ある時刻におけるセルの入力
ピンの信号レベルがどのような値になっているかを示す
ものにすぎない。そして、上記従来の消費電力計算方法
において、入力信号パターンの状態に対応して各セルの
消費電力を加算する際に、時刻ごとの消費電力を予め用
意されている消費電力情報から求め、各時刻の消費電力
を加算することによって求めるものである。各セルに入
力される入力信号パターンが、各時刻でどのように順次
変化するかは考慮されていない。したがって、それぞれ
の入力信号状態の継続期間中における、それぞれのセル
の消費電力は一定であるとしている。このように、上記
従来の消費電力計算方法にあっては、入力信号パターン
の状態変化に対応して各セルの消費電力を計算する際
に、それぞれの入力信号状態の継続期間中における、そ
れぞれのセルの消費電力は一定であるとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の消費電力計算方法にあっては、CMOS特性を有す
る素子からなる集積回路の場合は、その消費電力を求め
ることができないという問題があった。
【0005】図10は、CMOS回路における電力消費
の発生を説明する図である。例えば、図10(a)に示
すようなPチャネルトランジスタP1と、Nチャネルト
ランジスタN1とからなるインバータ回路では、入力状
態のハイレベル(以下、Hと略す)とローレベル(以
下、Lと略す)とに応じて、トランジスタP1,N1
は、図10(b)に示すようなオン,オフの状態変化を
生じる。入力状態のHからLへの変化時には、図10
(c)に示すように、出力状態がLからHに変化する。
この際、電源VDDからの出力側の負荷容量C1に対す
る充電電流I1によって、トランジスタP1にその内部
抵抗に応じた電力消費が発生するが、充電が終了した後
は、電源VDDからの電流流入は極めて小さく、無視す
ることができる。一方、入力状態のLからHへの変化時
には、出力状態がHからLに変化する。この際、電源V
DDからの電流流入はないが、負荷容量C1から接地に
対する放電電流I2によって、トランジスタN1にその
内部抵抗に応じた電力消費が発生するが、放電が終了し
た後は、電源VDDからの電流流入は極めて小さく、無
視することができる。
【0006】このように、集積回路がCMOS回路から
なる場合には、入力信号状態の継続期間中における消費
電力は一定ではなく、状態変化時の過渡的な電力消費が
大部分であって、定常状態における消費電力は極めて小
さい。したがって、CMOS回路における電力消費は、
入力(出力)状態の変化の頻度すなわち動作周波数に比
例するのに対し、上記従来の消費電力計算方法では、入
力信号状態の継続期間中における消費電力は一定として
いるので、原理的に、消費電力は周波数に依存しないと
する結果しか得られず、そのため、CMOS回路からな
る集積回路に対しては適用することができない。
【0007】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
ものであって、CMOS素子からなる集積回路の消費電
力を、論理シミュレーションによって求めることが可能
な、消費電力計算装置及び方法を提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、消費電力計算装置に係り、
論理回路を構成する各論理プリミティブの状態変化時の
消費電力を、該各論理プリミティブの入力信号間におけ
る入力信号の状態及び入力信号状態の変化と、出力信号
の状態との組み合わせに応じて付与されたIDと該各論
理プリミティブの負荷容量とに対応して格納する消費電
力ライブラリ手段と、論理回路における論理プリミティ
ブの構成と各論理プリミティブの接続状態との情報を格
納する論理回路情報格納手段と、該論理回路の情報に応
じて見積もられた各論理プリミティブの負荷容量の情報
を格納する容量格納手段と、該論理回路における入力信
号パターンの情報を格納する入力パターン格納手段と、
前記論理回路の情報と入力信号パターンの情報とから論
理シミュレーションを行なって各論理プリミティブにお
ける状態変化の情報を前記IDによって求める論理シミ
ュレーション手段と、該論理回路を形成する各論理プリ
ミティブについて前記論理シミュレーション結果のID
を収集し、該IDの遷移情報と前記負荷容量の情報とか
ら前記消費電力ライブラリ手段を参照して各論理プリミ
ティブの消費電力を求めるとともに、該各論理プリミテ
ィブの消費電力を加算して該論理回路の消費電力を求め
る消費電力計算手段とを備えてなることを特徴としてい
る。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の消
費電力計算装置に係り、上記論理プリミティブが、CM
OS回路からなる論理素子を表すものであることを特徴
としている。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の消費電力計算装置に係り、上記負荷容量が、当該論
理プリミティブの出力側配線容量と後段の各論理プリミ
ティブの入力端子容量とから見積もられたものであるこ
とを特徴としている。
【0011】また、請求項4記載の発明は、請求項1,
2又は3記載の消費電力計算装置に係り、上記負荷容量
が、任意数の段階に見積もられたものであることを特徴
としている。
【0012】また、請求項5記載の発明は、請求項1,
2,3又は4記載の消費電力計算装置に係り、上記消費
電力計算手段において、上記論理シミュレーション結果
の状態変化について消費電力を求めた後、該消費電力計
算結果に基づいて該状態変化の時系列と異なる任意の時
系列の各時間幅について消費電力を求めることを特徴と
している。
【0013】請求項6記載の発明は、消費電力計算装置
に係り、論理回路を構成する各論理プリミティブへの
力信号間における入力信号の状態及び入力信号状態の変
化と、出力信号の状態との組み合わせに対応する各論理
プリミティブの消費電力を予め求めて前記入出力信号状
態の各変化に対応して格納するライブラリ手段と、前記
論理回路の論理シミュレーション結果より前記論理プリ
ミティブの入出力信号の状態変化をとらえ、前記ライブ
ラリ手段より消費電力を読み出し、各論理プリミティブ
ごとの時系列の消費電力を求め、該求められた消費電力
より前記論理回路の消費電力を求める消費電力算出手段
とを備えてなることを特徴としている。
【0014】また、請求項7記載の発明は、消費電力計
算方法に係り、論理回路を構成する各論理プリミティブ
の状態変化時の消費電力を該各論理プリミティブの入力
信号間における入力信号の状態及び入力信号状態の変化
と、出力信号の状態との組み合わせに応じて付与された
IDと該各論理プリミティブの負荷容量とに対応して格
納する消費電力ライブラリを用意するともに、論理回
路における各論理プリミティブの構成と各論理プリミテ
ィブの接続状態との情報から見積もられた各論理プリミ
ティブの負荷容量の情報を求めておき、前記論理回路の
情報と入力信号パターンの情報とから論理シミュレーシ
ョンを行なって各論理プリミティブにおける状態変化の
情報を前記IDによって求め、該論理回路を構成する各
論理プリミティブについて前記論理シミュレーション結
果のIDを収集し、該IDの遷移情報と前記負荷容量の
情報とから前記消費電力ライブラリを参照して各論理プ
リミティブの時系列の消費電力を求めるとともに、該各
論理プリミティブの消費電力を加算して該論理回路の消
費電力を求めることを特徴としている。
【0015】また、請求項8記載の発明は、請求項7記
載の消費電力計算方法に係り、上記論理プリミティブ
が、CMOS回路からなる論理素子を表すものであるこ
とを特徴としている。
【0016】請求項9記載の発明は、請求項7又は8記
載の消費電力計算方法に係り、上記負荷容量を、当該論
理プリミティブの出力側配線容量と後段の各論理プリミ
ティブの入力端子容量とから見積もることを特徴として
いる。
【0017】請求項10記載の発明は、請求項7,8又
は9記載の消費電力計算方法に係り、上記負荷容量を、
任意数の段階に見積もることを特徴としている。
【0018】請求項11記載の発明は、請求項7,8,
9又は10記載の消費電力計算方法に係り、上記論理シ
ミュレーション結果の状態変化について消費電力を求め
た後、該消費電力計算結果に基づいて該状態変化の時系
列と異なる任意の時系列の各時間幅について消費電力を
求めることを特徴としている。
【0019】請求項12記載の発明は、消費電力計算方
法に係り、論理回路を構成する各論理プリミティブへの
入力信号間における入力信号の状態及び入力信号状態の
変化と、出力信号の状態との組み合わせに対応する各論
理プリミティブの消費電力を予め求めてが変化する際の
各論理プリミティブの消費電力を予め求めて前記入出力
信号状態の各変化に応じてライブラリへ格納するライブ
ラリ化ステップと、前記論理回路の論理シミュレーショ
ン結果より前記論理プリミティブの入出力信号の状態変
化をとらえるステップと、該状態変化に対応する消費電
力を前記ライブラリより読み出し、各論理プリミティブ
ごとの時系列の消費電力を求め、該求めた消費電力より
前記論理回路の消費電力を求めるステップとを有してな
ることを特徴としている。
【0020】
【作用】この発明の構成では、論理回路を構成する各論
理プリミティブの状態変化時の消費電力を、該各論理プ
リミティブの入力信号状態の組み合わせに応じて付与さ
れたIDと該各論理プリミティブの負荷容量とに対応し
て消費電力ライブラリ手段に格納し、論理回路における
論理プリミティブの構成と各論理プリミティブの接続状
態との情報を論理回路情報格納手段に格納し、該論理回
路の情報に応じて見積もられた各論理プリミティブの負
荷容量の情報を容量格納手段に格納し、該論理回路にお
ける入力信号パターンの情報を入力パターン格納手段に
格納し、論理シミュレーション手段によって、上記論理
回路の情報と入力信号パターンの情報とから論理シミュ
レーションを行なって各論理プリミティブにおける状態
変化の情報を上記IDによって求め、消費電力計算手段
によって、該論理回路を形成する各論理プリミティブに
ついて上記論理シミュレーション結果のIDを収集し、
該IDの遷移情報と上記負荷容量の情報とから上記消費
電力ライブラリ手段を参照して各論理プリミティブの消
費電力を求めるとともに、該各論理プリミティブの消費
電力を加算して該論理回路の消費電力を求めるようにし
たので、CMOS素子からなる集積回路の消費電力を、
論理シミュレーションによって求めることが可能な、消
費電力計算装置を提供することができる。
【0021】また、この発明の別の構成では、論理回路
を構成する各論理プリミティブの状態変化時の消費電力
を該各論理プリミティブの入力信号状態の組み合わせに
応じて付与されたIDと該各論理プリミティブの負荷容
量とに対応して格納する消費電力ライブラリを用意する
ともに、論理回路における各論理プリミティブの構成と
各論理プリミティブの接続状態との情報から見積もられ
た各論理プリミティブの負荷容量の情報を求めておき、
上記論理回路の情報と入力信号パターンの情報とから論
理シミュレーションを行なって各論理プリミティブにお
ける状態変化の情報を上記IDによって求め、該論理回
路を構成する各論理プリミティブについて上記論理シミ
ュレーション結果のIDを収集し、該IDの遷移情報と
上記負荷容量の情報とから上記消費電力ライブラリを参
照して各論理プリミティブの消費電力を求めるととも
に、該各論理プリミティブの消費電力を加算して該論理
回路の消費電力を求めるようにしたので、CMOS素子
からなる集積回路の消費電力を、論理シミュレーション
によって求めることが可能な、消費電力計算方法を提供
することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行なう。図1は、この発明の一実施例の消費
電力計算装置の構成を示すブロック図、図2は、消費電
力ライブラリの作成方法を示すフローチャート、図3
は、論理プリミティブにおける消費電力計算モデルを説
明する図、図4は、論理プリミティブの消費電力に対す
る内部負荷の影響を説明する図、図5は、消費電力ルッ
クアップ・テーブルの作成例(1)を示す図、図6は、
消費電力ルックアップ・テーブルの作成例(2)を示す
図、図7は、消費電力計算方法を示すフローチャート、
図8は、消費電力計算例(1)を示す図、図9は、消費
電力計算例(2)を示す図である。この例の消費電力計
算装置は、図1に示すように、消費電力ライブラリ作成
部1と、消費電力ライブラリ2と、論理回路情報ファイ
ル3と、容量見積ツール4と、負荷容量ファイル5と、
入力パターン情報ファイル6と、論理シミュレータ7
と、シミュレーション結果格納ファイル8と、消費電力
計算ツール9と、消費電力計算結果格納ファイル10と
から概略構成されている。
【0023】消費電力ライブラリ作成部1は、論理プリ
ミティブの実デバイス又はデバイスモデルの情報を格納
する論理プリミティブのデバイス情報格納ファイル11
と、論理プリミティブのデバイス特性を測定し又はデバ
イス特性をシミュレートするデバイス測定/デバイスシ
ミュレーション部12と、論理プリミティブの消費電力
を論理プリミティブの入力信号の組み合わせ状態を示す
IDごとに、論理プリミティブの任意数の段階の負荷容
量値に対応して記述するテーブルを格納する論理プリミ
ティブの消費電力ルックアップ・テーブル格納ファイル
13とからなっている。消費電力ライブラリ2は、論理
回路におけるすべての論理プリミティブの消費電力ルッ
クアップ・テーブルを、すべてのIDについて、各負荷
容量値に対応して格納する。論理回路情報ファイル3
は、論理回路におけるそれぞれの論理プリミティブとそ
の接続状態の情報とを格納する。容量見積ツール4は、
論理回路を構成する各論理プリミティブごとに、出力側
配線容量と後段の論理プリミティブの入力端子容量とか
らなるその負荷容量を複数段階に見積もる。負荷容量フ
ァイル5は、論理プリミティブごとに見積もられた負荷
容量値を格納する。入力パターン情報ファイル6は、論
理プリミティブごとに、各入力ピンにおける入力信号パ
ターンの情報を格納する。論理シミュレータ7は、各論
理プリミティブにおける、入力信号パターンに対応する
状態変化を示すトグル情報を、各IDごとに求める。シ
ミュレーション結果格納ファイル8は、入力信号パター
ンに対応する各論理プリミティブのトグル情報をIDご
とに格納する。消費電力計算ツール9は、入力信号パタ
ーンに応じて、論理回路を構成する各論理プリミティブ
のトグル情報のIDを収集するID収集部91と、各論
理プリミティブごとに、収集されたIDと、当該論理プ
リミティブについて見積もられた負荷容量値に応じて、
消費電力ライブラリ2を参照して消費電力を算出し、さ
らに、算出された各論理プリミティブの消費電力を加算
して、論理回路全体の消費電力を求める消費電力計算部
92とからなっている。
【0024】次に、図1乃至図9を参照して、この例の
消費電力計算装置の動作についてを説明する。この例の
消費電力計算装置においては、論理シミュレーションに
よって論理回路の消費電力を計算する際に、論理回路の
各部の動作を表現するために、論理プリミティブの概念
を用いる。この論理プリミティブは、論理回路を構成す
る各素子を、物理的構成によらずその論理動作特性に応
じて抽象化したものであって、例えば、信号の反転動作
を行なうインバータや、論理積動作を行なうアンド回
路、論理和動作を行なうオア回路等がある。この例にお
いては、論理プリミティブはCMOS回路の特性を有す
るものとする。論理シミュレーション時には、論理プリ
ミティブを用いて、論理回路における状態変化の情報、
すなわちトグル情報を求める。この場合の状態変化の発
生時点すなわちエッジの検出は、出力信号を対象とする
場合と、入力信号を対象とする場合とがある。さらに論
理回路の消費電力を計算する際には、論理プリミティブ
を単位として各論理プリミティブごとに、その入出力信
号の実測値又は論理値に応じて、電力計算パラメータと
して、論理プリミティブの消費電力を求めてライブラリ
化しておき、論理シミュレーションによって求められた
トグル情報に応じて消費電力ライブラリを参照すること
によって、各論理プリミティブの消費電力を求め、この
ようにして求められた各論理プリミティブの消費電力を
加算して論理回路全体の消費電力を求めるようにする。
【0025】まず、図2を参照して、消費電力ライブラ
リの作成について説明する。論理シミュレーションによ
る論理回路の消費電力計算のための、消費電力ライブラ
リの作成は、図1に示された消費電力ライブラリ作成部
1によって行なわれる。図2に示すように、最初、論理
プリミティブのデバイス情報格納ファイル11におけ
る、論理プリミティブの実デバイス又はデバイスモデル
について、出力信号の変化によって電力消費を生じる入
力信号の組み合わせを定義し(ステップS1)、定義し
た入力信号組み合わせについて、それぞれに排他なID
を設定する(ステップS2)。そしてデバイス測定/デ
バイスシミュレーション部12において、IDを設定し
た入力信号の組み合わせについて、単数又は複数の、任
意数の段階の負荷容量を設定して、それぞれの負荷容量
値における論理プリミティブの消費電力を実測またはデ
バイスシミュレーションによって決定する(ステップS
3)。次に、決定した消費電力を基に、負荷容量ごとの
消費電力のルックアップ・テーブルを作成し、これを各
IDにおけるライブラリとして、論理プリミティブの消
費電力ルックアップ・テーブル格納ファイル13に格納
する(ステップS4)。このような手順を繰り返して、
すべてのIDにおけるルックアップ・テーブルを作成し
て、これを論理プリミティブの消費電力ライブラリ2と
して使用する(ステップS5)。
【0026】次に、論理プリミティブの消費電力を計算
する際の、消費電力計算モデルについて説明する。い
ま、図3に示す論理プリミティブAが、消費電力計算対
象の論理プリミティブである場合、論理プリミティブA
における状態変化時の消費電力は、論理プリミティブA
の出力側配線の容量Cnと、論理プリミティブAの後段
の論理プリミティブである論理プリミティブB,C,D
の入力端子容量Cb,Cc,Cdに対する充放電電流に
依存して定まる。
【0027】さらに、論理プリミティブの消費電力の決
定に際しては、その入力信号又は出力信号の状態によっ
て変化する駆動力(=内部負荷)を考慮することが必要
である。例えば、図4に示すような、アンドゲートa1
とオアゲートo1とからなる論理プリミティブL1の消
費電力は、その内部の各ゲートの駆動状態によって異な
る。いま、論理プリミティブL1の出力out1に0→
1の変化を生じた場合の消費電力としては、入力in
1,in2,in3のそれぞれの変化に対応して、次の
3つの場合が存在する。 P11:in1の0→1の変化に起因する、out1の
0→1の変化に基づく電力消費 P21:in2の0→1の変化に起因する、out1の
0→1の変化に基づく電力消費 P31:in3の0→1の変化に起因する、out1の
0→1の変化に基づく電力消費
【0028】図4の場合、上記の3つの場合の消費電力
の大きさの間には、P11=P21>P31の関係があ
ることは明らかである。このように論理プリミティブに
おいて同一の状態変化を生じる場合であっても、入力変
化の状態に応じて、論理プリミティブの消費電力は変化
する。したがって、論理プリミティブにおける入力信号
の組み合わせまで考慮することによって、より実際のデ
バイスの動作状態に近い電力計算モデルを作成すること
ができる。すなわち、消費電力ライブラリの作成に当た
っては、それぞれの論理プリミティブにおける、入力信
号の組み合わせの状態を反映させることが必要である。
【0029】以下、論理プリミティブの消費電力ルック
アップ・テーブルの作成例について説明する。図5は、
消費電力ルックアップ・テーブルの作成例(1)を示し
ている。図5(a)に示す論理プリミティブL2がイン
バータi1からなるものとすると、その入力信号in1
と出力信号out1のそれぞれのスイッチング変化に
は、次の2通りが存在する。 (1)in1の1→0の変化に基づく、out1の0→
1の変化 (2)in1の0→1の変化に基づく、out1の1→
0の変化 これに対して、それぞれ次のようにIDを設定する。 (1)のスイッチング変化のID=0 (2)のスイッチング変化のID=1
【0030】最初に、ID=0の場合に、インバータi
1の負荷容量Cと消費電力Pとの関係を、実測またはデ
バイスシミュレーションによって求めることによって、
図5(b)に示すように、負荷容量C1,C2,C3,
C4における消費電力P1,P2,P3,P4を決定
し、これによって、論理プリミティブL2のID=0に
対応する負荷容量−消費電力のルックアップ・テーブル
を作成する。次に、ID=1の場合に対応する負荷容量
−消費電力のルックアップ・テーブルも同様に作成する
ことによって、論理プリミティブL2に対する消費電力
ルックアップ・テーブルの作成を終了する。
【0031】図6は、消費電力ルックアップ・テーブル
の作成例(2)を示している。図6(a)に示す論理プ
リミティブL3が、アンドゲートa2とオアゲートo2
とからなるものとすると、その出力信号out1と入力
信号in1.in2,in3のそれぞれのスイッチング
変化は、図6(b)に示されるようになる。ここでRは
ライズ(0→1の変化)を示し、Fはフォール(1→0
の変化)を示している。また−は、入力信号の変化に無
関係(ドント・ケア)であることを示している。これら
の各スイッチング変化に対して、図6(b)に示すよう
にIDを設定する。負荷容量−消費電力のルックアップ
・テーブルは、これら各IDに対応して作成する。
【0032】次に、消費電力の計算方法について説明す
る。論理シミュレーションによる、論理回路の消費電力
の計算は、図1に示された消費電力計算装置(方法)に
よって実行される。図7に示すように、論理回路情報フ
ァイル3に格納されている、論理回路を構成する論理プ
リミティブとその接続状態の情報から、容量見積ツール
4によって、論理回路を構成する論理プリミティブごと
にその負荷容量を複数段階に見積もって、負荷容量ファ
イル5に格納する。一方、論理回路情報ファイル3に格
納されている、論理回路を構成する論理プリミティブと
その接続状態の情報と、入力パターン情報ファイル6に
格納されている論理プリミティブごとの、各入力ピンに
おける入力信号パターンの情報とから、論理シミュレー
タ7によって、論理回路に対して論理シミュレーション
を行って、シミュレーション結果として、論理プリミテ
ィブごとの状態変化を示すトグル情報を取得し(ステッ
プP1)、論理回路の各論理プリミティブについて、そ
の入出力信号変化を基に、消費電力ライブラリ2に定義
されたIDを求めて(ステップP2)、シミュレーショ
ン結果格納ファイル8に格納する。消費電力計算ツール
9では、ID収集部91によって、信号変化におけるI
D取得をシミュレーション終了時刻まで行なって、ID
の時系列の遷移情報として収集し(ステップP3)、消
費電力計算部92によって、論理プリミティブごとに、
IDと負荷容量とに応じて、消費電力ライブラリ2に予
め用意されている各論理プリミティブの消費電力の情報
をを参照して、それぞれの論理プリミティブの消費電力
を計算し(ステップP4)、求められた各論理プリミテ
ィブの消費電力値を加算することによって論理回路の総
消費電力を求め、得られた消費電力計算結果を、消費電
力計算結果格納ファイル10に格納する。
【0033】以下、消費電力の計算例を説明する。図8
は、消費電力計算例(1)を示し、出力信号の変化点
(エッジ)ごとに消費電力を求める場合を例示してい
る。図8(a)に示す、インバータi2からなる論理プ
リミティブaと、アンドゲートa3,オアゲートo3か
らなる論理プリミティブbとからなる論理回路X1に対
して、図8(b)に示す入力パターンin1,in2,
in3を用いて、論理シミュレーションを行なって、論
理プリミティブaの出力信号out1と、論理プリミテ
ィブbの出力信号out2とを含む論理シミュレーショ
ン結果を得た場合、論理シミュレーション結果をトレー
スして、T1,T2,T3,T,4,T5,T6におけ
る、↑で示す出力信号out1,out2のエッジに対
して、該当するIDを検出する。図8(b)から、論理
プリミティブaのID遷移情報としては、out1の矢
印のごとくT1−1→T4−0→T6−1が得られる。
また、論理プリミティブbのID遷移情報としては、o
ut2の矢印のごとくT1−0→T2−1→T3−0→
T4−1→T5−0が得られる。このようにして求めら
れID情報を基に、別途求められている負荷容量(配線
容量と入力端子容量)から、各プリミティブの消費電力
を計算する。さらに、求められた各論理プリミティブの
消費電力の合計を求めて、論理回路X1の全体の消費電
力を得る。
【0034】図9は、消費電力計算例(2)を示し、出
力信号のエッジと異なる、別のある時間幅系列で消費電
力を求める場合を例示している。消費電力計算例(2)
では、図8の場合と同じ論理回路X1に対して、図9
(a)に示すように、図8の場合と同様にして、T1,
T2,T3,T,4,T5,T6における、↑で示す出
力信号out1,out2のエッジに対して、IDの遷
移情報を求める。次に、図9(b)に示すような等間隔
の別の時刻系列ta,tb,tc,td,teによって
定まる時間幅単位ごとの消費電力分布は、図9(a)で
求められた時刻系列T1,T2,T3,T,4,T5,
T6に対する消費電力分布に対して、それぞれの時間幅
ta−tb,tb−tc,tc−td,td−teによ
って区分したときの、それぞれの区分内の消費電力とし
て求めることができる。例えば、時間幅ta−tbに対
しては、T1−1とT1−0のID遷移に対応する消費
電力が、時間幅tb−tcに対しては、T2−1とT3
−0のID遷移に対応する消費電力が、時間幅tc−t
dに対しては、T4−0,T4−1とT5−0のID遷
移に対応する消費電力が、時間幅td−teに対して
は、T6−1のID遷移に対応する消費電力がそれぞれ
求められる。
【0035】このように、この例の消費電力計算装置に
よれば、CMOS素子からなる集積回路の消費電力を、
論理シミュレーションによって求めることが可能な、消
費電力計算装置及び方法を提供することができる。この
例の消費電力計算装置及び方法は、論理プリミティブの
入出力端子における状態変化を消費電力の計算対象とす
るので、論理シミュレータとの親和性がよい。また消費
電力計算を、各論理プリミティブの状態変化に対応して
予め求められた消費電力とトグル情報とによって求める
ようにしているので、消費電力の情報を必要とする他の
装置との消費電力情報のインタフェースが可能であると
ともに、消費電力値や配線負荷等が変更された場合で
も、再度、論理シミュレーションを行なう必要がない。
さらに論理シミュレーション結果をIDの遷移情報とし
て収集するので、時系列での消費電力の解析が可能であ
るとともに、詳細な消費電力計算も可能であり、また論
理回路におけるトグル数の抽出も可能である。
【0036】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られたもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、この発明
が適用される集積回路は、CMOS素子からなるものに
限らず、非導通状態の内部抵抗が高い素子からなる集積
回路であれば、適用可能である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の消費電
力計算装置及び方法によれば、CMOS素子からなる集
積回路の消費電力を、論理シミュレーションによって求
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である消費電力計算装置の
電気的構成を示すブロック図である。
【図2】消費電力ライブラリの作成方法を示すフローチ
ャートである。
【図3】論理プリミティブにおける消費電力計算モデル
を説明する図である。
【図4】論理プリミティブの消費電力に対する内部負荷
の影響を説明する図である。
【図5】消費電力ルックアップ・テーブルの作成例
(1)を示す図である。
【図6】消費電力ルックアップ・テーブルの作成例
(2)を示す図である。
【図7】消費電力計算方法を示すフローチャートであ
る。
【図8】消費電力計算例(1)を示す図である。
【図9】消費電力計算例(2)を示す図である。
【図10】CMOS回路における電力消費の発生を説明
する図である。
【符号の説明】
1 消費電力ライブラリ作成部 2 消費電力ライブラリ(消費電力ライブラリ手
段) 3 論理回路情報ファイル(論理回路情報格納手
段) 4 容量見積ツール 5 負荷容量ファイル(容量格納手段) 6 入力パターン情報ファイル(入力パターン格納
手段) 7 論理シミュレータ(論理シミュレーション手
段) 8 シミュレーション結果格納ファイル 9 消費電力計算ツール(消費電力計算手段) 10 消費電力計算結果格納ファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−213019(JP,A) 特開 平6−317616(JP,A) 特開 平5−126872(JP,A) 特開 平5−35812(JP,A) 特開 平8−314992(JP,A) 特開 平5−128192(JP,A) 特開 平5−165912(JP,A) 特開 平2−136755(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50 666

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 論理回路を構成する各論理プリミティブ
    の状態変化時の消費電力を、該各論理プリミティブの
    力信号間における入力信号の状態及び入力信号状態の変
    化と、出力信号の状態との組み合わせに応じて付与され
    たIDと該各論理プリミティブの負荷容量とに対応して
    格納する消費電力ライブラリ手段と、論理回路における
    論理プリミティブの構成と各論理プリミティブの接続状
    態との情報を格納する論理回路情報格納手段と、該論理
    回路の情報に応じて見積もられた各論理プリミティブの
    負荷容量の情報を格納する容量格納手段と、該論理回路
    における入力信号パターンの情報を格納する入力パター
    ン格納手段と、前記論理回路の情報と入力信号パターン
    の情報とから論理シミュレーションを行なって各論理プ
    リミティブにおける状態変化の情報を前記IDによって
    求める論理シミュレーション手段と、該論理回路を形成
    する各論理プリミティブについて前記論理シミュレーシ
    ョン結果のIDを収集し、該IDの遷移情報と前記負荷
    容量の情報とから前記消費電力ライブラリ手段を参照し
    て各論理プリミティブの消費電力を求めるとともに、該
    各論理プリミティブの消費電力を加算して該論理回路の
    消費電力を求める消費電力計算手段とを備えてなること
    を特徴とする消費電力計算装置。
  2. 【請求項2】 前記論理プリミティブが、CMOS回路
    からなる論理素子を表すものであることを特徴とする請
    求項1記載の消費電力計算装置。
  3. 【請求項3】 前記負荷容量が、当該論理プリミティブ
    の出力側配線容量と後段の各論理プリミティブの入力端
    子容量とから見積もられたものであることを特徴とする
    請求項1又は2記載の消費電力計算装置。
  4. 【請求項4】 前記負荷容量が、任意数の段階に見積も
    られたものであることを特徴とする請求項1、2又は3
    記載の消費電力計算装置。
  5. 【請求項5】 前記消費電力計算手段において、前記論
    理シミュレーション結果の状態変化について消費電力を
    求めた後、該消費電力計算結果に基づいて該状態変化の
    時系列と異なる任意の時系列の各時間幅について消費電
    力を求めることを特徴とする請求項1、2、3又は4記
    載の消費電力計算装置。
  6. 【請求項6】 論理回路を構成する各論理プリミティブ
    への入力信号間におけ る入力信号の状態及び入力信号状
    態の変化と、出力信号の状態との組み合わせに対応する
    各論理プリミティブの消費電力を予め求めて前記入出力
    信号状態の各変化に対応して格納するライブラリ手段
    と、前記論理回路の論理シミュレーション結果より前記
    論理プリミティブの入出力信号の状態変化をとらえ、前
    記ライブラリ手段より消費電力を読み出し、各論理プリ
    ミティブごとの時系列の消費電力を求め、該求められた
    消費電力より前記論理回路の消費電力を求める消費電力
    算出手段とを備えてなることを特徴とする消費電力計算
    装置。
  7. 【請求項7】 論理回路を構成する各論理プリミティブ
    の状態変化時の消費電力を該各論理プリミティブの入力
    信号間における入力信号の状態及び入力信号状態の変化
    と、出力信号の状態との組み合わせに応じて付与された
    IDと該各論理プリミティブの負荷容量とに対応して格
    納する消費電力ライブラリを用意するともに、論理回
    路における各論理プリミティブの構成と各論理プリミテ
    ィブの接続状態との情報から見積もられた各論理プリミ
    ティブの負荷容量の情報を求めておき、前記論理回路の
    情報と入力信号パターンの情報とから論理シミュレーシ
    ョンを行なって各論理プリミティブにおける状態変化の
    情報を前記IDによって求め、該論理回路を構成する各
    論理プリミティブについて前記論理シミュレーション結
    果のIDを収集し、該IDの遷移情報と前記負荷容量の
    情報とから前記消費電力ライブラリを参照して各論理プ
    リミティブの時系列の消費電力を求めるとともに、該各
    論理プリミティブの消費電力を加算して該論理回路の消
    費電力を求めることを特徴とする消費電力計算方法。
  8. 【請求項8】 前記論理プリミティブが、CMOS回路
    からなる論理素子を表すものであることを特徴とする請
    求項7記載の消費電力計算方法。
  9. 【請求項9】 前記負荷容量を、当該論理プリミティブ
    の出力側配線容量と後段の各論理プリミティブの入力端
    子容量とから見積もることを特徴とする請求項7又は8
    記載の消費電力計算方法。
  10. 【請求項10】 前記負荷容量を、任意数の段階に見積
    もることを特徴とする請求項7,8又は9記載の消費電
    力計算方法。
  11. 【請求項11】 前記論理シミュレーション結果の状態
    変化について消費電力を求めた後、該消費電力計算結果
    に基づいて該状態変化の時系列と異なる任意の時系列の
    各時間幅について消費電力を求めることを特徴とする請
    求項7,8,9又は10記載の消費電力計算方法。
  12. 【請求項12】 論理回路を構成する各論理プリミティ
    ブへの入力信号間における入力信号の状態及び入力信号
    状態の変化と、出力信号の状態との組み合わせに対応す
    る各論理プリミティブの消費電力を予め求めてが変化す
    る際の各論理プリミティブの消費電力を予め求めて前記
    入出力信号状態の各変化に応じてライブラリへ格納する
    ライブラリ化ステップと、前記論理回路の論理シミュレ
    ーション結果より前記論理プリミティブの入出力信号の
    状態変化をとらえるステップと、該状態変化に対応する
    消費電力を前記ライブラリより読み出し、各論理プリミ
    ティブごとの時系列の消費電力を求め、該求めた消費電
    力より前記論理回路の消費電力を求めるステップとを有
    してなることを特徴とする消費電力計算方法。
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