JP3171016U - 携帯電話による通話用ブース - Google Patents

携帯電話による通話用ブース Download PDF

Info

Publication number
JP3171016U
JP3171016U JP2011004022U JP2011004022U JP3171016U JP 3171016 U JP3171016 U JP 3171016U JP 2011004022 U JP2011004022 U JP 2011004022U JP 2011004022 U JP2011004022 U JP 2011004022U JP 3171016 U JP3171016 U JP 3171016U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
call
space
booth
plate
partition member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011004022U
Other languages
English (en)
Inventor
輝雄 島方
輝雄 島方
正之 武井
正之 武井
Original Assignee
輝雄 島方
輝雄 島方
正之 武井
正之 武井
今井 哲也
今井 哲也
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 輝雄 島方, 輝雄 島方, 正之 武井, 正之 武井, 今井 哲也, 今井 哲也 filed Critical 輝雄 島方
Priority to JP2011004022U priority Critical patent/JP3171016U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3171016U publication Critical patent/JP3171016U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Abstract

【課題】防音性を有しながら開放感を確保するとともに、部品点数も少なく組み立て及び移動が簡単で、設置時における作業効率の向上と製造コストの低減が図られる屋内設置用の通話ブースを提供する。【解決手段】携帯電話での通話の際に利用される通話用ブース1Cであって、鉛直方向の空間が仕切られることなく、ほぼ鉛直方向に延びる壁部2a,3aにより包囲され、少なくとも通話者の頭部又はその一部が収容可能な通話スペースSを備え、通話スペースSは、壁部2a,3aの水平方向における両端部同士を離間して形成された通話者が出入り可能な開口部Eを介して外部に通じるとともに、吸音性を有する所定の吸音部材Kを壁部2a,3aに備えている。【選択図】図4

Description

本考案は、携帯電話による通話の際に利用可能な通話用ブースに関し、特に、駅やホール、デパート等の公共施設などの屋内設置に適した通話用ブースに関する。
携帯電話で通話を行うときには、その通話音により周囲の人々に迷惑が掛かることがある。特に、駅やホール、デパートなどの公共の場では、大きな声での通話は、周りの人々を不快にさせるだけでなく、通話している本人も、周囲の雑音により音声が聞き取りにくく、周りへの配慮から遠慮がちに小声で通話をしなければならない。
また、会話の内容によっては他人に知られたくないこともあることから、何ら囲いのない場所では秘匿性の確保が困難であった。
このような携帯電話での通話に係る問題を解決するために、例えば、特許文献1に、防音性を備えた携帯電話用の通話ボックスが提案されている。
特開2008−38342号公報
ところが、特許文献1に提案されている通話ボックスは、多くの部品から構成され、組み立てや設置が手軽に行えるものではなかった。
また、携帯電話はそもそも開放的な環境で通話可能なことが最大の利点であるにもかかわらず、通話スペースを扉等で覆い通話者に閉塞感を与えることは、その特長を阻害することになりかねない。
また、通話スペースを扉等で覆い密室化することは、防犯上好ましくなく、特に、女性から敬遠されるおそれがあった。
以上のような問題を解決すべく、本願考案者らは、鋭意研究の結果、部品点数も少なく簡易な形状で構成されるとともに、設置の容易性、移動の簡便性を追及しつつ、防音性を確保しながら、しかも開放的に通話可能な携帯電話用の通話用ブースを考案するに至ったものである。
すなわち、本考案は、上述したような現状の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、防音性を確保しつつも開放感を損なうことなく、さらには設置や移動の容易性とコストの低減を追求した携帯電話用の通話用ブースの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本考案に係る携帯電話用の通話用ブースは、携帯電話による通話の際に利用される通話用ブースであって、鉛直方向の空間が仕切られることなく、ほぼ鉛直方向に延びる壁部により包囲され、少なくとも通話者の頭部又はその一部が収容可能な通話スペースを備え、前記通話スペースは、前記壁部の水平方向における両端部同士を離間して形成された通話者が出入り可能な開口部を介して外部に通じるとともに、吸音性を有する所定の吸音部材を前記壁部に備える構成としてある。
このように、本発明に係る携帯電話用の通話用ブースは、鉛直方向の空間が仕切られることなく、ほぼ鉛直方向に延びる壁部により包囲され、少なくとも通話者の頭部の一部又は全部が収容可能な空間となる通話スペースを備え、この通話スペースは、壁部の水平方向における両端部同士を離間して形成された通話者が出入り可能な開口部を介して外部に通じるとともに、吸音部材を壁部に有しているので、吸音部材による防音効果と開口部による開放感の双方が担保されることになる。
また、携帯電話用の通話用ブースは、鉛直方向に延びる壁部を形成するための部材と吸音部材とで形成可能であることから、部品点数も少なく、組み立て及び移動が簡単になるとともに、低コストでの製造が可能となる。
なお、本発明の通話用ブースは、鉛直方向に延びる壁部により包囲されるとともに、壁部の水平方向における両端部同士を離間して形成された通話者が出入り可能な開口部を介して外部に通じる通話スペースを有することを特徴とするものの、その外観(外形)を特に限定するものではない。
以上、本考案の携帯電話用の通話用ブースによれば、防音性を確保しつつも開放感を損なうことがないので女性も気軽に利用できるとともに、部品点数も少なく組み立て及び移動が容易なので、設置作業の効率向上と製造コストの低減が図られる。
本考案の第一実施形態に係る通話用ブースの外観斜視図である。 本考案の第二実施形態に係る通話用ブースの外観斜視図である。 本考案の第二実施形態に係る通話用ブースを横に並べて配置したときの外観斜視図である。 本考案の第三実施形態に係る通話用ブースの外観斜視図であり、(a)は、閉じた状態を示し、(b)は、開いた状態を示す図である。
以下、本考案に係る携帯電話による通話用ブースの好ましい実施形態について、図1〜図4を参照しながら説明する。
まず、各実施形態に係る通話用ブース1A〜1Cに共通する特徴について説明する。
各実施形態に係る通話用ブース1A〜1Cは、図1〜図4に示すように、携帯電話による通話の際に利用される通話用ブースであって、鉛直方向の空間が仕切られることなく、ほぼ鉛直方向に延びる壁部2a,3aにより包囲され、少なくとも通話者の頭部又はその一部が収容可能な通話スペースSを備え、通話スペースSは、壁部2a,3aの水平方向における両端部同士を離間して形成された通話者が出入り可能な開口部Eを介して外部に通じるとともに、吸音性を有する所定の吸音部材Kを壁部2a,3aに備えている。
このように通話スペースSを、鉛直方向の空間が仕切られることなく、ほぼ鉛直方向に延びる壁部2a,3aにより包囲するように構成したのは、鉛直方向の空間を開放させることで閉塞感が軽減されるとともに、鉛直方向の空間を仕切ってしまうと、通話者の身長によっては頭をもたげたり身を屈めたりするなど不自然な姿勢で通話することにもなりかねないが、鉛直方向に延びる壁部2a,3aだけで包囲されることになれば、壁部2a,3aに向かって、自然な立ち姿や椅子を用いた自然な座り姿で通話することができるからである。
また、通話スペースSを、少なくとも頭部の一部又は全部が収容可能な空間としたのは、これにより少なくとも通話者の口と左右の耳の部分が外部空間から仕切られるため、音声を発する口から外部への通話音の漏れと、外部からの雑音の耳への到達が壁部2a,3aにより阻害されるからである。
また、壁部2a,3aに吸音性を有する所定の吸音部材Kを設けることにより、通話音がこの吸音部材Kにより吸音されることになるため、外部への通話音の漏れが防止され、周囲の人々を不快にさせることがなくなるとともに、通話者も周囲を気にすることなく通話することができるのである。
このような作用効果を発揮する吸音部材Kを壁部2a,3aに備える構成としては、吸音性を有する素材を、壁部2a,3a内に内蔵(収納、充填)する構成の他、屈曲する取り付け面にも密着して固定可能に変形するシート状に形成し、これを壁部2a,3aに取り付ける構成とすることもできる。
吸音性を有する素材としては、例えば、綿、布、化学繊維、グラスウール、羊毛系断熱材、木質系繊維材などを用いることができる。
また、シート状に形成する場合には、上記のような吸音性を有する素材を、弾性変形可能な材質(例えば、発泡系ウレタン、ゴム、シリコン、合成樹脂など)で形成された有底又は無底の枠体内に充填するとともに、これらを伸縮可能な所定の被覆材(例えば、綿、麻、絹、化学繊維、皮、紙など)で覆うことで製造することもできる。
また、通話スペースSを、壁部2a,3aの水平方向における両端部同士を離間させて形成した通話者が出入り可能な開口部Eを介して外部に通じるように構成したのは、開口部Eを介して通話スペースSを直接外部空間と通じさせることで、出入りの際のスムーズな移動と開放感とを確保するためである。これにより、通話者は気軽に出入りできるとともに、閉塞感が軽減され、外部からも通話スペースSが視認可能となることから、防犯性が向上し、女性も気軽に利用できるという効果を発揮することになる。
次に、各実施形態に係る通話用ブース1A〜1Cの個々の特徴について説明する。
[第一実施形態]
図1は、第一実施形態に係る通話用ブース1Aの外観斜視図である。
本実施形態に係る通話用ブース1Aは、図1に示すように、通話者の全身をほぼ収容可能な空間を有するとともに、水平方向に切断したときの断面形状が略コの字状をなす凹状の仕切り部材2と、その内側の壁部2aに取り付けられる吸音部材Kと、から構成されている。
本実施形態に係る凹状の仕切り部材2は、例えば、ステンレス製の板状部材を筒状に湾曲形成したワンパーツ構造からなり、その内側には、通話者の全身をほぼ収容可能な空間(例えば、縦2200mm×直径1000mm)となる通話スペースSが形成されている。
また、凹状の仕切り部材2は、断面形状が略コの字状としてあるので、その底部2cを設置面に載置させることで自立させることができる。
このように、ワンパーツ構造で形成することにより、通話用ブース1Aを単に設置面に載置するだけで設置が完了することから、作業性が向上するとともに、簡単に移動することができる。
また、凹状の仕切り部材2は、開口部Eとの境界となる水平方向の両端部が内側空間(通話スペースS)に向けて屈曲した屈曲部2dを有し、吸音部材Kを屈曲部2dと壁部2aとの間で支持(例えば、挟持)するようになっている。
このような屈曲部2dを設けることで、開口部Eからの出入りに際して、通話者が接触可能となるのは屈曲部2dの最も張り出した部分となり、縁端部に直接接触することがなくなるので、通話者を怪我等から保護することができる。
特に、本実施形態のように、凹状の仕切り部材2をステンレスなどの金属製とした場合には、その縁端部を内側空間に向けて折り返すだけで屈曲部2dを簡単に形成することができる。
さらに、屈曲部2dと壁部2aとの間で吸音部材Kを支持することで、吸音部材Kを壁部2aに固定するための固定部材を新たに設ける必要がないことから、製造コストの低減が図られるとともに、吸音部材Kの取り付け部分を目隠しすることができる。
また、本実施形態の吸音部材Kはシート状に形成され、通話者の少なくとも頭部に対応する高さ位置を含みながら、壁部2aの一部(例えば、上部側)を覆うように取り付けてあるが、壁部2aの全面を覆うように取り付けることもできる。
また、通話用ブース1Aは、鉛直方向の空間が仕切られることなく上部2b側が開口されているので、凹状の仕切り部材2による閉塞感が軽減される。
また、本実施形態に係る通話用ブース1Aは、底部2cも開口させてある。これにより、軽量化が図られ設置のための移動が容易になるとともに、材料費の低減が図られる。
なお、設置面を傷つけないようするために、底部2cの全周に渡って、ゴム等の緩衝材を取り付けることもできる。
また、本実施形態に係る通話用ブース1Aの底部2cは、空間的に仕切られた設置面に接しており、新たに空間を仕切ることにならないことから、所定の床材を敷設するなどして閉口させることもできる。
また、本実施形態では、通話用ブース1Aを、その底部2cを設置面に載置させることで自立可能に形成したが、凹状の仕切り部材2(背面側)を所定の取り付け面に取り付け可能(ネジ固定用の孔を穿設するなど)に形成することで、底部2cを設置面から離間させて設置することもできる。
この場合は、通話者の全身をほぼ収容可能な空間を有する必要はなく、少なくとも通話者の頭部又はその一部や、上半身を収容可能な空間を有すれば足りる。
なお、上記の底部2cを設置面から離間させて設置する構成として、凹状の仕切り部材2を所定の取り付け面に取り付け可能に構成する他に、底部2cから垂下する脚部(少なくとも1本)を設け、この脚部で凹状の仕切り部材2で支持する構成とすることもできる。
また、水平方向に切断したときの断面形状が略コの字状とは、コの字形状そのものを含むのはもちろんのこと、それ以外の形状として、例えば、V字、U字、C字など、開口部Eを形成しながら通話スペースSを確保可能な形状をすべて含む概念を意味する。
[第二実施形態]
図2は、第二実施形態に係る通話用ブース1Bの外観斜視図である。
本実施形態に係る通話用ブース1Bは、図2に示すように、端部同士が水平方向に開閉自在に軸支された、少なくとも二つの板状の仕切り部材2,3と、それらの内側の壁部2a,3aに設けられる吸音部材Kとから構成されている。
板状の仕切り部材2,3は、例えば、合成樹脂(例えば、ABS、ポリカーボネート)等で成形された枠体と、この枠体内に内蔵(収納、充填)された吸音部材Kと、これらを覆う所定の被覆材(布など、抗菌加工が施されているものが望ましい)と、を備えるパネル(例えば、縦2200mm×横800mm×板厚30mm)からなり、これらのパネルの縁端部同士をヒンジ4により水平方向に開閉自在に軸支した、つい立形状を有している。
このような構成により、板状の仕切り部材2,3を、ヒンジ4を支点に所定の開度で開くことにより、仕切り部材2と仕切り部材3との間に、通話者の全身をほぼ収容可能な通話スペースSが形成されることになる。
また、通話用ブース1Bは、板状の仕切り部材2,3を、ヒンジ4を支点に所定の開度で開くことにより、その底部2c,3cを設置面に載置させることで自立させることができる。
これにより、設置面に簡単に設置できるだけでなく、移動も簡単となり、さらに、板状に形成されることで収納時にはヒンジ4を支点に閉じることにより、少ないスペースに収容することができる。
また、鉛直方向の空間が仕切られることなく上部2b,3b側が開口されているので、板状の仕切り部材2,3による閉塞感が軽減される。
さらに、板状の仕切り部材2,3の間に形成される通話スペースSは、仕切り部材2,3の開閉操作により、拡縮可能となることから、通話音の大きさや会話の内容に応じて通話者自らが通話スペースSの大きさを調整することができる。
なお、吸音部材Kは、通話者の少なくとも頭部に対応する高さ位置を含みながら、壁部2aの全面又は一部(例えば、上面)に内蔵(収納、充填)することもできる。
また、通話用ブース1Bは、図3に示すように、複数の通話用ブース1Bを横方向に並べて設置することができる。
これにより、例えば、イベント会場等において、少ない設置作業時間により、しかも必要最小限の設置面積で多くの利用者に通話用ブースを提供することができる。
この場合には、例えば、鉛直方向に切断したときの断面形状がコの字形状を有するとともに上方から見た形状が略L字状の連結具を、隣り合う各仕切り部材2,3の上下端部(上端部、又は下端部)同士にそれぞれ嵌入させることで、複数の通話用ブース1Bを連結することもできる。
また、複数の通話用ブース1Bは、横方向に並べて設置するだけでなく、それぞれの背面を背中合わせに配置することで、上方から見たときの形状が、例えば、十字形や星形になるように設置することもできる。
また、本実施形態に係る通話用ブース1Bは、二つの板状の仕切り部材2,3で構成したが、端部同士をそれぞれ開閉自在に軸支した三つ以上の板状の仕切り部材で構成し、いわゆる屏風状に形成することもできる。
[第三実施形態]
図4は、第三実施形態に係る通話用ブース1Cの外観斜視図である。
本実施形態に係る通話用ブース1Cは、図4(a)、(b)に示すように、第二実施形態と同様、端部同士を開閉自在に軸支した少なくとも二つの板状の仕切り部材2,3と、それらの内側の壁部2a,3aに設けられる吸音部材Kとから構成されているものの、二つの板状の仕切り部材2,3のうちの一方の仕切り部材2を所定の取り付け面に係止可能に形成し、他方の仕切り部材3を水平方向に開閉自在に構成してあることが、第二実施形態と異なる。
さらに、本実施形態の板状の仕切り部材2,3は、第二実施形態の板状の仕切り部材2,3とは異なり、通話者の上半身がほぼ収容可能な大きさ(例えば、縦1000mm×横500mm×板厚30mm)に形成してある。
また、本実施形態の板状の仕切り部材2,3は、第二実施形態と同様な構成からなるパネルで形成することもできるが、合成樹脂を平板状に成形したものとし、これに吸音部材Kを固着(貼付)するように構成することもできる。
このような構成により、板状の仕切り部材2,3を、ヒンジ4を支点に所定の開度で開くことにより、仕切り部材2と仕切り部材3との間に、鉛直方向の空間が仕切られることのない通話スペースSが形成されることになる。
また、図4(b)に示すように、通話用ブース1Cは、仕切り部材2の壁部2aに凹部2eを形成してある。
この凹部2eは、閉じた状態の仕切り部材3が収容可能に形成され、仕切り部材3が仕切り部材2の板厚内に収まるようになっている。これにより、通話用ブース1Cは、ヒンジ4を支点に閉じた状態において、所定の取り付け面からの突出量が抑えられ、省スペース化が図られる。
さらに、仕切り部材3の開閉を補助するための把手5も手前側に突出しないように仕切り部材3の一部を切り欠いて形成し、取り付け面からの突出量を最小限に抑えるようにしてある。
また、板状の仕切り部材2,3の間に形成される通話スペースSは、仕切り部材3の開閉操作により、拡縮可能となることから、通話音の大きさや会話の内容に応じて通話者自らが通話スペースSの大きさを調整することができる。
また、仕切り部材2を所定の取り付け面に係止する構成例として、例えば、仕切り部材2の少なくとも上端部に孔を穿設し、この孔を介して所定の取り付け面に係止(ネジ固定、吊下げ固定など)させることができる。
また、仕切り部材2の背面に鉤状の引掛部を設け、この引掛部を介して仕切り部材2を取り付け面に取り付けることもできる。
なお、本実施形態に係る通話用ブース1Cは、二つの板状の仕切り部材2,3で構成したが、端部同士をそれぞれ開閉自在に軸支した三つの板状の仕切り部材で構成することもできる。
例えば、板状の仕切り部材2の左右両端部にヒンジ4を設けるとともに、このヒンジ4を介して二つの板状の仕切り部材2をそれぞれ軸支する構成とした、いわゆる観音開き状に形成することもできる。
以上説明したように、各実施形態に係る通話用ブース1A〜1Cによれば、防音性を確保しつつも出入り容易かつ開放感を損なうことがないので気軽に利用できるとともに、部品点数も少なく組み立て及び移動が簡単なので設置時における作業効率の向上と製造コストの低減が図られる。
以上、本考案の通話用ブースの好ましい実施形態について説明したが、本考案に係る通話用ブースは上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本考案の範囲で種々の変更実施が可能であることはいうまでもない。
例えば、第二及び第三実施形態に係る仕切り部材2,3は、それぞれ板状の仕切り部材で形成したが、各仕切り部材2,3を第一実施形態に係る凹状の仕切り部材2とし、各仕切り部材2,3を閉じたときの内側空間を通話スペースSとすることもできる。
また、通話用ブース1A〜1Cに、近在の基地局との間で電磁波を送受可能な外部アンテナとケーブル接続された内部アンテナや、ネットワーク接続用コネクタを設けることもできる。これにより安定した通話・通信が可能となる。
また、通話スペースSに、携帯電話への電力を供給可能な外部電源とケーブル接続された接続端子(コンセント)を設けることもできる。これにより電池切れを危惧することなく通話・通信が可能となる。
また、通話用ブース1A,1Bでは、通話者の出入りを検知可能なセンサ、通話用ブース1Cでは、仕切り部材3の開閉を検知可能なセンサを設けるとともに、さらに、これらのセンサが通話者の利用(進入又は開放)を検出すると、点灯するとともにそれ以外(退出又は閉塞)は消灯する照明手段(例えば、LED)を設けることもできる。
また、各実施形態に係る通話用ブース1A〜1Cでは、吸音部材Kを、内側の壁部2a,3aのみに設けたが、周囲の雑音を吸音すべく外側壁部にも配置することもできる。
また、通話用ブース1Aでは、通話スペースSが上方に向かうに従ってその開口面積が徐々に小さくなるように形成することもできる。これにより、開放感を確保しながら遮音性を高めることができる。
また、吸音性を高めるために壁部2a,3aに凹凸を設けることもできる。
また、外側壁部に、企業の宣伝広告を貼付可能な広告貼付面を形成することもできる。
また、各実施形態に係る通話用ブース1A〜1Cは、携帯電話による通話のみならず、移動体通信機器(ハンディ型のパソコンなど)による通信のための通信用ブースとしても利用できる。
本考案は、携帯電話による通話の際に利用可能な通話用ブースであって、特に、駅やホール、デパートなどの公共施設に設置可能な屋内用の通話ブースとして広く利用することができる。
1 (1A〜1C) 通話用ブース
2、3 仕切り部材
2a、3a 壁部
2c、3c 底部
2d 屈曲部
2e 凹部
4 ヒンジ
5 把手
E 開口部
K 吸音材
S 通話スペース

Claims (6)

  1. 携帯電話による通話の際に利用される通話用ブースであって、
    鉛直方向の空間が仕切られることなく、ほぼ鉛直方向に延びる壁部により包囲され、少なくとも通話者の頭部又はその一部が収容可能な通話スペースを備え、
    前記通話スペースは、
    前記壁部の水平方向における両端部同士を離間して形成された通話者が出入り可能な開口部を介して外部に通じるとともに、吸音性を有する所定の吸音部材を前記壁部に備える
    ことを特徴とする通話用ブース。
  2. 前記通話スペースは、少なくとも二つの板状仕切り部材で仕切られた内側空間からなり、
    前記板状仕切り部材は、その端部同士が水平方向に開閉自在に軸支された
    ことを特徴とする請求項1記載の通話用ブース。
  3. 前記二つの板状仕切り部材は、二つの板状仕切り部材のうちの一方の板状仕切り部材を所定の取り付け面に係止可能に形成し、他方の板状仕切り部材を開閉自在とした
    ことを特徴とする請求項2記載の通話用ブース。
  4. 前記一方の板状仕切り部材の前記壁部に、閉じた状態における前記他方の板状仕切り部材を収容可能な凹部を形成した
    ことを特徴とする請求項3記載の通話用ブース。
  5. 前記通話スペースは、水平方向に切断したときの断面形状が略コの字状をなす凹状仕切り部材の内側空間からなる
    ことを特徴とする請求項1記載の通話用ブース。
  6. 前記凹状仕切り部材は、前記壁部の水平方向における両端部が前記通話スペースに向けて屈曲した屈曲部を有し、前記吸音部材を前記屈曲部と前記壁部との間で支持する
    ことを特徴とする請求項5記載の通話用ブース。
JP2011004022U 2011-07-12 2011-07-12 携帯電話による通話用ブース Expired - Fee Related JP3171016U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011004022U JP3171016U (ja) 2011-07-12 2011-07-12 携帯電話による通話用ブース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011004022U JP3171016U (ja) 2011-07-12 2011-07-12 携帯電話による通話用ブース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3171016U true JP3171016U (ja) 2011-10-13

Family

ID=54881408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011004022U Expired - Fee Related JP3171016U (ja) 2011-07-12 2011-07-12 携帯電話による通話用ブース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3171016U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014043765A (ja) * 2012-07-31 2014-03-13 Interman Corp 携帯端末用ブース
WO2015012379A1 (ja) * 2013-07-25 2015-01-29 インターマン株式会社 携帯端末用ブース
JP2015158054A (ja) * 2014-02-24 2015-09-03 インターマン株式会社 携帯端末用ブースの組み立て方法および組み立てキット

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014043765A (ja) * 2012-07-31 2014-03-13 Interman Corp 携帯端末用ブース
JP2016020628A (ja) * 2012-07-31 2016-02-04 インターマン株式会社 携帯端末用ブース
WO2015012379A1 (ja) * 2013-07-25 2015-01-29 インターマン株式会社 携帯端末用ブース
US9523191B2 (en) 2013-07-25 2016-12-20 Interman Corporation Mobile terminal booth
JP2015158054A (ja) * 2014-02-24 2015-09-03 インターマン株式会社 携帯端末用ブースの組み立て方法および組み立てキット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3029221B1 (en) Booth for portable terminal
US8919048B2 (en) Mobile terminal booth
US20070186490A1 (en) Sound resistant enclosure
EP2736269A1 (en) Self-resonating sound emitting speaker and method for installing self-resonating sound emitting speaker
US7409058B2 (en) Display cover for a communication device
JP3171016U (ja) 携帯電話による通話用ブース
CA2507674A1 (en) Display cover for a communication device
US20140169580A1 (en) Broadband active quiet pillow
US10483775B1 (en) Privacy charging station for electronic devices
JP7283743B2 (ja) マスキング機能を備えた携帯端末用ブース
CN204390738U (zh) 声音隔离和控制装置、以及系统
JP3222055U (ja) ワークブース
CN210858126U (zh) 一种智能共享屋
US20080107257A1 (en) Pillow Telephone
JP2008038342A (ja) 携帯電話用防音ボックス
JP2016017379A (ja) ボックス
KR100966003B1 (ko) 휴대폰용 집음기
US20150304469A1 (en) Personal communication device
KR200405572Y1 (ko) 욕실용 설치제품 어셈블리
ITPR20030013U1 (it) Struttura verticale con all'interno un telaio mobile avente funzioni di sedia e/o separe'.
KR200269408Y1 (ko) 무선통신기용방음장치
JP2000078678A (ja) 音声漏洩防止型通信装置
KR970051463U (ko) 마이크 및 스피커를 내장한 인사이드미러의 구조
CN1514630A (zh) 电话隔音帽
KR20170092402A (ko) 욕실용 수납장

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110819

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110818

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3171016

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140921

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees