JP3170779U - 団扇 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストが削減された団扇を提供する。【解決手段】扇部1に、柄部2が連接された板状の部材からなる団扇S1であって、柄部2の下端部U上の点5Aから、扇部1の外縁部上の点5Bまで、円弧状折り曲げ線5の円弧の凸部分が中心Pに対向するように形成される円弧状折り曲げ線5と、柄部2の下端部U状の点6Aから、扇部の外縁部上の点6Bまで、円弧状折り曲げ線6の円弧の凸部分が中心Pに対向するように形成される円弧状折り曲げ線6の各円弧部が互いに対向するように配置される。【選択図】図1

Description

本考案は、団扇の構造等に関する。
古くから、手軽に涼をとることができる道具として団扇(うちわ)が広く使用されている。一般的に、団扇は、竹や樹脂材料の柄に連なった骨に、和紙やフィルム(プラスチックフィルム)の地紙が貼り付けられている。
また、近年、製造コスト削減及び環境性等の観点から、例えば、一枚の紙(段ボール)を折り曲げ、接着することにより製造される紙製の団扇が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開平8−24021号公報
しかしながら、特許文献1に開示される団扇を製造するためには、接着という工程を踏まなければならず、十分に製造コストを削減するものではなかった。
そこで、本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的の一例は、製造コストを削減することができる団扇を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の考案は、扇部に、柄部が連接された板状の部材からなる団扇であって、前記柄部の下端部から、前記扇部の外縁部まで、各円弧部が互いに対向するように配置される一対の円弧状の円弧状折り曲げ線が形成されることを特徴とする。
この考案によれば、製造コストが削減された団扇を提供することができる。
また、請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の団扇であって、前記一対の円弧状の円弧状折り曲げ線は、前記柄部の下端部で交わることを特徴とする。
この考案によれば、製造コストが削減された団扇を提供することができる。
また、請求項3に記載の考案は、請求項1又は2の何れか一項に記載の団扇であって、前記扇部には、前記扇部と前記柄部の連接部から、前記扇部の中心方向に向かって、略円弧状の補助折り曲げ線がさらに形成されることを特徴とする。
この考案によれば、扇部の形状がより凹形状へと変形し易くなるため、より製造コストが削減された団扇を提供することができる。
また、請求項4に記載の考案は請求項1乃至3の何れか1項に記載の団扇であって、前記団扇は、1枚の板状の部材で構成されることを特徴とする。
以上のように、本考案によれば、製造コストが削減された団扇を提供することができる。
第1実施形態に係る団扇S1の展開図である。 第1実施形態に係る団扇S1の使用前の状態を示す斜視図である。 第1実施形態に係る団扇S1の使用時の状態を示す斜視図である。 第1実施形態に係る団扇S1の使用前の状態から使用時の状態への遷移を横方向から示す概念図である。 円弧状折り曲げ線5の扇部1の外縁部上の点5Bと、円弧状折り曲げ線6の扇部の外縁部上の点6Bの設定例を示す概念図である。 第2実施形態に係る団扇S2の展開図である。 第2実施形態に係る団扇S2の使用時の状態を示す斜視図である。 第3実施形態に係る団扇S3の展開図である。 第3実施形態に係る団扇S3の使用時の状態を示す斜視図である。
以下に、本願の最良の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
[1.第1実施形態]
図1〜図5を参照して、第1実施形態に係る団扇について説明する。
まず、図1を参照して、第1実施形態に係る団扇S1の形状について説明する。
図1は、第1実施形態に係る団扇S1の展開図である。
ここで説明の便宜上、座標軸200を定義する。座標軸200において、Y軸方向(紙面の鉛直方向)を総称して長手方向と、X軸方向(紙面の水平方向)を短手方向と定義する。さらに、Y軸の矢印が示す方向を上方(上端)と、これと対向する方向を下方(下端)と定義する。また、X軸の矢印が示す方向を右と、これと対向する方向を左と定義する。さらに、紙面側を表側と、紙面と対向する側を裏側と定義する。
図1に示すように、団扇S1(本願の団扇の一例)は、紙、上質紙、ボール紙やPET材等の薄型樹脂製板材等の折り曲げ可能な板状の部材(本願の板状の部材の一例)を素材とし、扇部1(本願の扇部の一例)に、連接部3及び連接部4を介して、柄部2(本願の柄部の一例)が連接されている。
団扇S1は、上述した板状の部材を、この団扇S1と略同じ形の金型(例えば、いわゆるビク型等)により打ち抜いて形成される。打ち抜かれる際に、図1における実線部分の切断が行われる。
なお、このような板状の部材を形成する金型は、合成樹脂により構成される製品を形成する金型のようにキャビティ型及びコア型から構成されるいわゆる二枚構造ではなく、また、イジェクタピン等の機構を備える必要がないため、低価格で製作することができる。
扇部1は、略円弧状の外形を示し、柄部2の往復運動に伴って、団扇S1の使用者に風(涼風)を提供する(いわゆる、使用者の「団扇を扇ぐ」動作によって、使用者に風が提供される)。なお、本考案の一例として、扇部1の外形は略円弧状を示しているが、これに限定されず、略矩形、多角形、又はハート型(heart-shaped)等、種々の外形を適用することができる。
柄部2は、団扇S1の使用者に把持され、使用者によって加えられる往復運動による動力(力)を、扇部1へ伝達する。そして、柄部2は、扇部1の略円弧状の外形部の終端部分から延出される連接部3及び連接部4を介して、扇部1に連接されている。
この扇部1又は柄部2に、例えば、商品又は役務等の商品名(標章)、効能、使用方法等を示す宣伝広告文字、写真等を表示(例えば、印刷等)することによって、団扇S1を、商品又は役務等の宣伝広告媒体として機能させることもできる。
また、扇部1と柄部2(即ち、団扇S1)には、一対の円弧状の円弧状折り曲げ線5(本願の一対の円弧状の円弧状折り曲げ線の一例)、及び(一対の)円弧状の円弧状折り曲げ線6(本願の一対の円弧状の円弧状折り曲げ線の一例)がそれぞれ形成される。
円弧状折り曲げ線5、及び円弧状折り曲げ線6は、柄部2の下端部の頂点を下端部頂点Uとする下端部から、扇部1の外縁部まで、各円弧部が互いに対向するように配置される。
具体的には、円弧状折り曲げ線5は、柄部2の下端部上の点5Aから、扇部1の外縁(外形)部上の点5Bまで、円弧状折り曲げ線5の円弧の凸部分が中心Pに対向するように形成される円弧状の曲線である。また、円弧状折り曲げ線6は、柄部2の下端部上の点6Aから、扇部の外縁部上の点6Bまで、円弧状折り曲げ線6の円弧の凸部分が中心Pに対向するように形成される円弧状の曲線である。そして、円弧状折り曲げ線5の円弧の凸部分と、円弧状折り曲げ線6の円弧の凸部分が互いに対向するように配置されている。
この円弧状折り曲げ線5、及び円弧状折り曲げ線6は、中心P(本願の中心方向の一例)を基準に、団扇S1を凸形状にするための折り曲げ線であり、例えば、上述した板状の部材に、筋付け(筋押し、又は筋入れ)、リード罫(ミシン目)、連続するパンチ穴の集合、又はハーフカット等の各処理を施すことにより形成される。なお、円弧状折り曲げ線5、及び円弧状折り曲げ線6は、リード罫のように、板状の部材(団扇S1)の一部を残して打ち抜かれるようにすることにより、強度を維持することができる。
以下に示す実施形態において、他に示す折り曲げ線(例えば、後述する略円弧状の補助折り曲げ線7等)は、特に説明する場合を除き、図面中において点線で示し、上述した特性を有する。
なお、円弧状折り曲げ線5、及び円弧状折り曲げ線6は、中心Pを基準に凸形状に折り曲げ可能に連結したものでもよく、例えば、団扇S1を、円弧状折り曲げ線5、及び円弧状折り曲げ線6で、線状に打ち抜き(スリット状に打ち抜き)、分割された団扇S1を事後的にテープ等で接合して連結するようにしてもよい。
この団扇S1の柄部2が、円弧状折り曲げ線5、及び円弧状折り曲げ線6で山折りされると、扇部1の左右の外縁部(5Bと6Bを含む)は、互いに近接する方向(中心Pの方向)へ引っ張られる。すると、扇部1は、円弧状折り曲げ線5、及び円弧状折り曲げ線6を介して、表側へ湾曲する(即ち山折り方向へ湾曲する)。すると、扇部1は、中心Pを基準として、凸形状となるようになっている。
また、本実施形態においては、円弧状折り曲げ線5、及び円弧状折り曲げ線6は、所定の間隔Sを隔てて形成されている。
この所定の間隔Sは、作業性向上及び使用上の観点から、3〜4mm程度の間隔を設定することにより、団扇S1の使用者が、柄部2を折り曲げ易く、かつ、つまみ易い(持ち易い)形状となる。この所定の間隔Sは、任意の間隔を設定することができる。
次に、図2〜図4を参照して、団扇S1の使用状態について説明する。
図2は第1実施形態に係る団扇S1の使用前の状態を示す斜視図であり、図3は第1実施形態に係る団扇S1の使用時の状態を示す斜視図であり、図4は第1実施形態に係る団扇S1の使用前の状態から使用時の状態への遷移を示す概念図である。なお、図4では、団扇S1の使用時の状態を、図3の斜視図に示す矢印X−X方向から見た断面図にて示している。
図2及び図4に示す団扇S1の使用前の状態において、例えば、団扇S1の使用者の指等によって、柄部2がつままれると、柄部2が、円弧状折り曲げ線5、及び円弧状折り曲げ線6で山折りされ、扇部1の左右の外縁部が、互いに近接する方向(中心Pの方向)へ引っ張られる。すると、扇部1は、円弧状折り曲げ線5、及び円弧状折り曲げ線6を介して、表側へ湾曲する。すると、扇部1は、中心Pを基準として、凸形状となる(換言すれば、略扇型の凸形状となる)。すなわち、図4に示すように、柄部2が、円弧状折り曲げ線5、及び円弧状折り曲げ線6で山折りされると、団扇S1は、図4の矢印Q方向へ変形する。
なお、以下に示す実施形態(第1実施形態〜第3実施形態)において、図4に示す団扇の断面形状は略同一であるためその説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態によれば、扇部1に、柄部2が連接された板状の部材からなる団扇S1であって、柄部2の下端部上の点5Aから、扇部1の外縁部上の点5Bまで、円弧状折り曲げ線5の円弧の凸部分が中心Pに対向するように形成される円弧状折り曲げ線5と、柄部2の下端部上の点6Aから、扇部の外縁部上の点6Bまで、円弧状折り曲げ線6の円弧の凸部分が中心Pに対向するように形成される円弧状折り曲げ線6の各円弧部が互いに対向するように配置される一対の円弧状折り曲げ線5及び円弧状折り曲げ線6が形成されるように構成したため、円弧状折り曲げ線5及び円弧状折り曲げ線6を折り曲げることにより、団扇S1が凸形状となり、一の折り曲げ動作で団扇S1を製造することができるため製造コストが削減された団扇を提供することができる。さらに、一の板状の部材から団扇S1を製造することができるため、製造コストが削減された団扇を提供することができる。また、扇部1が凹形状となるため、団扇S1の使用者に、十分な涼風を提供することができる。
なお、以上説明した実施形態は実用新案登録請求の範囲に係る考案を限定するものではない。そして、上記実施形態の中で説明されている構成の組み合わせ全てが考案の課題解決に必須の手段であるとは限らない。
具体的には、例えば、円弧状折り曲げ線5及び円弧状折り曲げ線6は、連続した形状を示す折り曲げ線として形成される場合に限定されない。具体的には、円弧状折り曲げ線5及び円弧状折り曲げ線6は、上述したリード罫のように板状の部材(扇部1又は柄部2)の一部を残して打ち抜かれる(すなわち、分断されたスリット状に打ち抜かれる)ようにしても良いし、円弧状折り曲げ線5及び円弧状折り曲げ線6(略円弧状の形状)の一部に対して、上述した筋付けを施すようにしても良い。
また、本実施形態において、円弧状折り曲げ線5の扇部1の外縁部上の点5Bと、円弧状折り曲げ線6の扇部の外縁部上の点6Bは、中心Pを基準として、扇部1の外縁部上の点のうち長手方向の上方に設けられているが、これに限定されず、任意に設定することができる。
ここで、図5を参照して、円弧状折り曲げ線5の扇部1の外縁部上の点5Bと、円弧状折り曲げ線6の扇部の外縁部上の点6Bの設定例について説明する。
図5は、円弧状折り曲げ線5の扇部1の外縁部上の点5Bと、円弧状折り曲げ線6の扇部の外縁部上の点6Bの設定例を示す概念図である。なお、図5において、説明の便宜上、中心Pを通り長手方向に設定された軸をY´軸と、中心Pを通り短手方向に設定された軸をX´軸とする。また、図5に示す例では、円弧状折り曲げ線5の扇部1の外縁部上の点5Bと、円弧状折り曲げ線6の扇部の外縁部上の点6Bの設定例を概念的に複数(図5に示す例では、円弧状折り曲げ線5´、5´´、及び円弧状折り曲げ線6´、6´´)示している。これらの複数の円弧状折り曲げ線の設定例のうち、少なくとも一対の円弧状折り曲げ線(例えば、円弧状折り曲げ線5´及び円弧状折り曲げ線6´)が適用された場合に、本実施形態に係る団扇S1の円弧状折り曲げ線の機能及び効果を奏する。
図5に示すように、円弧状折り曲げ線5の扇部1の外縁部上の点5Bと、円弧状折り曲げ線6の扇部1の外縁部上の点6Bは、中心Pを基準として、扇部1の外縁部上の点のうち長手方向の上方に設けられている。この円弧状折り曲げ線5の扇部1の外縁部上の点と、円弧状折り曲げ線6の扇部の外縁部上の点は、扇部1の外縁部上であれば任意に設定することができる。
具体的には、例えば、円弧状折り曲げ線5の扇部1の外縁部上の点5Bを、中心Pを基準として、長手方向(Y´軸方向)のさらに上方である5B´に設定し、円弧状折り曲げ線6の扇部1の外縁部上の点6Bを、中心Pを基準として、長手方向のさらに上方である6B´に設定するようにしても良い。この場合、上述した一対の円弧状折り曲げ線として、柄部2の下端部U上の点5Aと5B´を結ぶ円弧状折り曲げ線5´と、柄部2の下端部U上の点6Aと6B´を結ぶ円弧状折り曲げ線6´が、それぞれ形成されることとなる。
また、円弧状折り曲げ線5の扇部1の外縁部上の点5Bを、中心Pを基準として、長手方向(Y´軸方向)の下方である5B´´に設定し、円弧状折り曲げ線6の扇部1の外縁部上の点6Bを、中心Pを基準として、長手方向の下方である6B´´に設定するようにしても良い。この場合、上述した一対の円弧状折り曲げ線として、柄部2の下端部U上の点5Aと5B´´を結ぶ円弧状折り曲げ線5´´と、柄部2の下端部U上の点6Aと6B´´を結ぶ円弧状折り曲げ線6´´が、それぞれ形成されることとなる。
[2.第2実施形態]
次に、図6及び図7を参照して、第2実施形態に係る団扇について説明する。
第2実施形態に係る団扇S2が、第1実施形態に係る団扇S1と異なる点は、上述した一対の円弧状折り曲げ線5及び円弧状折り曲げ線6を、柄部2の下端部Uで交わるようにしたことである。なお、以下に示す図面において、既に説明した図面と同一の部材名又は部材番号を示す部材は、少なくとも同一の機能を有するものとして、その部材の構成、作用及び効果の詳しい説明については省略する。
まず、図6を参照して、第2実施形態に係る団扇S2の形状について説明する。
図6は、第2実施形態に係る団扇S2の展開図である。
図6に示すように、円弧状折り曲げ線5及び円弧状折り曲げ線6は、柄部2の下端部頂点Uで交わっている。具体的には、円弧状折り曲げ線5における柄部2の下端部上の点5Aと、円弧状折り曲げ線6における柄部2の下端部上の点6Aは、下端部頂点Uで交わっている。
次に、図7を参照して、団扇S2の使用状態について説明する。
図7は、第2実施形態に係る団扇S2の使用時の状態を示す斜視図である。
例えば、団扇S2の使用者の指等によって、柄部2がつままれると、柄部2は、円弧状折り曲げ線5、及び円弧状折り曲げ線6で山折りされ、扇部1の左右の外縁部は、互いに近接する方向へ引っ張られる。すると、扇部1は、円弧状折り曲げ線5、及び円弧状折り曲げ線6を介して、表側へ湾曲する。すると、扇部1は、中心Pを基準として、凸形状となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、一対の円弧状折り曲げ線5及び円弧状折り曲げ線6は、柄部2の下端部頂点Uで交わるように構成したため、円弧状折り曲げ線5及び円弧状折り曲げ線6を折り曲げることにより、団扇S2が凸形状となり、一の折り曲げ動作で団扇S2を製造することができるため製造コストが削減された団扇を提供することができる。さらに、一の板状の部材から団扇S2を製造することができるため、製造コストが削減された団扇を提供することができる。また、扇部1が凹形状となるため、団扇S2の使用者に、十分な涼風を提供することができる。
なお、以上説明した実施形態は実用新案登録請求の範囲に係る考案を限定するものではない。そして、上記実施形態の中で説明されている構成の組み合わせ全てが考案の課題解決に必須の手段であるとは限らない。
[3.第3実施形態]
次に、図8及び図9を参照して、第3実施形態に係る団扇について説明する。
第3実施形態に係る団扇S3が、第1実施形態に係る団扇S1及び第2実施形態に係る団扇S2と異なる点は、補助折り曲げ線7(本願の略円弧状の補助折り曲げ線の一例)、及び補助折り曲げ線8(本願の略円弧状の補助折り曲げ線の一例)を設けたことである。
まず、図8を参照して、第3実施形態に係る団扇S3の形状について説明する。
図8は、第3実施形態に係る団扇S3の展開図である。
図8に示すように、扇部1には、扇部1と柄部2の連接部3及び連接部4から、扇部1の中心Pに向かって、それぞれ略円弧状の補助折り曲げ線7、及び補助折り曲げ線8が形成されている。
具体的には、補助折り曲げ線7は、連接部3と柄部2の外縁部との接続部3Aを基端部7Aとし、扇部1の外縁部上の点7Bまで、扇部1の中心Pに向かって、補助折り曲げ線7の円弧の凸部分が中心Pに対向するように形成されている。また、補助折り曲げ線8は、連接部4と柄部2の外縁部との接続部4Aを基端部8Aとし、扇部1の外縁部上の点8Bまで、扇部1の中心Pに向かって、補助折り曲げ線8の円弧の凸部分が中心Pに対向するように形成されている。
この補助折り曲げ線7、及び補助折り曲げ線8を設けることによって、団扇S3の使用者が柄部2つまむ(把持する)際の負荷が軽減されるようになっている。
具体的には、上述したように、団扇S3の使用者が、柄部2をつまむと、柄部2が、円弧状折り曲げ線5、及び円弧状折り曲げ線6で山折りされ、扇部1の左右の外縁部が、互いに近接する方向へ引っ張られて、扇部1は、中心Pを基準として、凸形状となるのであるが、この際、扇部1に発生する反力(弾性力)により、扇部1は、引っ張られる前の形状に戻ろうとする。補助折り曲げ線7、及び補助折り曲げ線8は、上記反力を軽減する役割を果たす。
次に、図9を参照して、団扇S3の使用状態について説明する。
図9は、第3実施形態に係る団扇S3の使用時の状態を示す斜視図である。
例えば、団扇S3の使用者の指等によって、柄部2がつままれると、柄部2は、円弧状折り曲げ線5、及び円弧状折り曲げ線6で山折りされ、扇部1の左右の外縁部は、互いに近接する方向へ引っ張られる。すると、扇部1は、円弧状折り曲げ線5、及び円弧状折り曲げ線6を介して、表側へ湾曲する。すると、扇部1は、中心Pを基準として、凸形状となる。この際、上述したように、補助折り曲げ線7、及び補助折り曲げ線8によって、扇部1における引っ張られる前の形状に戻ろうとする反力が軽減されるのである。
以上説明したように、扇部1には、扇部1と柄部2の連接部3及び連接部4から、扇部1の中心Pに向かって、それぞれ略円弧状の補助折り曲げ線7、及び補助折り曲げ線8が形成されるように構成したため、扇部1の形状がより変形し易くなるため、より製造コストが削減された団扇S3を提供することができる。また、一の折り曲げ動作で団扇S3を製造することができるため製造コストが削減された団扇を提供することができる。さらに、一の板状の部材から団扇S3を製造することができるため、製造コストが削減された団扇を提供することができる。そして、扇部1が凹形状となるため、団扇S3の使用者に、十分な涼風を提供することができる。
なお、以上説明した実施形態は実用新案登録請求の範囲に係る考案を限定するものではない。そして、上記実施形態の中で説明されている構成の組み合わせ全てが考案の課題解決に必須の手段であるとは限らない。
具体的には、例えば、補助折り曲げ線7、及び補助折り曲げ線8は、連続した形状を示す折り曲げ線として形成される場合に限定されない。具体的には、補助折り曲げ線7、及び補助折り曲げ線8は、上述したリード罫のように板状の部材の一部を残して打ち抜かれるようにしても良いし、補助折り曲げ線7、及び補助折り曲げ線8の一部に対して、上述した筋付けを施すようにしても良い。
1 扇部
2 柄部
3 連接部
4 連接部
5 円弧状折り曲げ線
6 円弧状折り曲げ線
7 補助折り曲げ線
8 補助折り曲げ線
S1 団扇
S2 団扇
S3 団扇

Claims (4)

  1. 扇部に、柄部が連接された板状の部材からなる団扇であって、
    前記柄部の下端部から、前記扇部の外縁部まで、各円弧部が互いに対向するように配置される一対の円弧状の円弧状折り曲げ線が形成されることを特徴とする団扇。
  2. 請求項1に記載の団扇であって、
    前記一対の円弧状の円弧状折り曲げ線は、前記柄部の下端部で交わることを特徴とする団扇。
  3. 請求項1又は2の何れか一項に記載の団扇であって、
    前記扇部には、前記扇部と前記柄部の連接部から、前記扇部の中心方向に向かって、略円弧状の補助折り曲げ線がさらに形成されることを特徴とする団扇。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の団扇であって、
    前記団扇は、1枚の板状の部材で構成されることを特徴とする団扇。
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