JP3170709U - ウェーブ形成材 - Google Patents
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Abstract
【課題】理美容院のほか、自分でウェーブを形成する利用者にとってコスト負担が小さく、高度な技術を必要とせず頭髪のウェーブの大きさに変化をもたせることができ、保管場所の確保を要せず、携帯可能でとくに整備をする必要がないウェーブ形成材を提供する。【解決手段】厚さが1,5mm〜2,0mmの主にフェルト生地からなるウェーブ形成材本体2と、頭髪を巻き付けることができ、その上から前記ウェーブ形成材本体を巻き付けられるように円筒状に成形されたロッド3と、このロッドに巻き付けられた頭髪5及びウェーブ形成材1を保持できる主に輪ゴムからなる保持材とでウェーブ形成材を構成する。【選択図】図2
Description
本考案は頭髪にパーマネントウェーブ等のウェーブをかける際に、頭髪に巻き付けるウェーブ形成材に関する。
従来から、理美容院で頭髪にパーマネントウェーブ、ドライセット及び自在性カーラーをかける場合においては、頭髪を筒状のロッドに巻きつけ、輪ゴム等で頭髪を保持することでウェーブを形成している。ロッドが円筒状であるので、規則的なウェーブができるが、どうしてもロッドの直径に比べ大幅に大きいウェーブとなってしまう。より小さいウェーブを作るためには、ロッドの頭髪巻付け部の表面を樹脂状にしたり、変形部材を使用したりして、頭髪をロッドにきつく巻付けていた。また、ウェーブに変化をつけようとする場合には円錐状のロッドを使用し、その形状に合わせて頭髪を巻付けることで、例えば、毛先は小さいウェーブで、根元に近づくに従い大きいウェーブとすることができる。あるいはその逆のウェーブをつくることができる。
しかし、上記ロッドの頭髪巻付け部を樹脂状や変形部材にすると、ロッドのコストが上がり、しかも、異なるウェーブの大きさを形成するためには、直径の異なるロッドを複数用意しなければならずコスト負担が増大していた。また、上記円錐状のロッドは一定のウェーブの変化を付けられるが、形状が不安定なので作業者は扱いづらく、熟練した作業者でなければ変化をつけたウェーブを作ることは困難であった。さらに、異なるウェーブの大きさにしようとすると、ロッドの大きさが異なる円錐状ロッドを複数用意することとなるが、形状が不安定なので保管場所の確保が困難となり、清潔に保つための整備も大変であった。
本考案は、上記のような従来の欠点に鑑み、理美容院のほか、自分でウェーブを形成する利用者にとってコスト負担が小さく、高度な技術を必要とせず頭髪のウェーブの大きさに変化をもたせることができ、保管場所の確保を要せず、携帯可能でとくに整備をする必要がないウェーブ形成材を提供することを目的としている。
本考案の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本考案の技術的範囲を限定するものではない。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本考案の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本考案は、厚さが1,5mm〜2,0mmの主にフェルト生地からなるウェーブ形成材本体と、このウェーブ形成材本体を巻き付け、さらにその上から頭髪を巻き付けることができるように成形されたロッドと、このロッドに巻き付けられた頭髪及びウェーブ形成材を保持できる主に輪ゴムからなるロッドとでウェーブ形成材を構成している。
本考案は厚さが1,5mm〜2,0mmの主にフェルト生地からなるウェーブ形成材本体と、このウェーブ形成材本体に設けられ、あるいは当該ウェーブ形成材本体に均一に配置されるように複数設けられ、主にプラスチックからなる支持材と、この支持材の両端に引っ掛けることにより、巻き付けられた頭髪及びウェーブ形成材を保持できる主に輪ゴムからなる保持具とでウェーブ形成材を構成している。
以上の説明から明らかなように、本考案にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)厚さが1,5mm〜2,0mmの主にフェルト生地からなるウェーブ形成材本体と、頭髪を巻き付けることができ、その上から前記ウェーブ形成材本体を巻き付けられるように円筒状に成形されたロッドと、このロッドに巻き付けられた頭髪及びウェーブ形成材を保持できる主に輪ゴムからなる保持材とでウェーブ形成材を構成しているので、安価に作ることができ、コスト負担が小さい。
(1)厚さが1,5mm〜2,0mmの主にフェルト生地からなるウェーブ形成材本体と、頭髪を巻き付けることができ、その上から前記ウェーブ形成材本体を巻き付けられるように円筒状に成形されたロッドと、このロッドに巻き付けられた頭髪及びウェーブ形成材を保持できる主に輪ゴムからなる保持材とでウェーブ形成材を構成しているので、安価に作ることができ、コスト負担が小さい。
(2)前記(1)によって、小さいウェーブから大きいウェーブへ、さらに小さいウェーブへとウェーブの大きさを自在に変化させることができるので、高度な技術を必要とせずウェーブの大きさに変化をもたせることができる。
(3)請求項2も前記(1)、(2)と同様な効果が得られるとともに、保管場所の確保に困ることなく、携帯が容易なので、清潔に保つための整備が不要である。
(4)請求項3も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、大きいウェーブからより大きいウェーブへとウェーブの大きさを自在に変化させることができるので、容易に変化を持たせた大きいウェーブを形成することができる。
(5)請求項4も前記(1)〜(4)と同様な効果が得られるとともに、とくにパーマネントウェーブをする際にパーマネント液が浸透しやすく、形成したウェーブを長時間保つことができる。
以下、図面に示す考案を実施するための最良の形態により本考案を詳細に説明する。
図1ないし図3の本考案を実施するための最良の第1の形態において、1は、本考案のウェーブ形成材で、このウェーブ形成材1は厚さが1,5mm〜2,0mmの主にフェルト生地を利用して成形されたウェーブ形成材本体2と、頭髪5を巻き付けることができ、その上から前記ウェーブ形成材本体2を巻き付けられるように円筒状に成形されたロッド3と、このロッド3に巻き付けられた頭髪5及びウェーブ形成材本体2を保持でき主に輪ゴムからなる保持材4とで構成されている。
上記ウェーブ形成材本体2は、図2乃至図3に示すとおり、ロッド3に巻付けたときほぼ1周する程度の長さを有するとともに、フェルト生地などの弾性繊維素材からなる。頭髪5にこのウェーブ形成材本体2表面をあてながら前記ロッド3の外周に沿って巻き付けていくと、図2乃至図3に示すとおり、頭髪5がウェーブ形成材本体2に食い込むように巻付けられ、ロッド3に、よりきつく巻きつけることができる。ロッド3に何周か頭髪を巻付けたのち、図1のとおりロッド3の両端部に保持材4を引っ掛け、頭髪5をロッド3に保持することで、均一な大きさのウェーブを形成することができる。
また、図2に示すとおり、頭髪5にウェーブ形成材本体2を巻きつけた後、さらにあらたなウェーブ形成材本体2を順次重ね合わせることで、一定の割合で大きさが変化したウェーブを形成することができる。
なお、当該ウェーブ形成材本体2の長さは、ロッド3に巻付けたときほぼ2周あるいはほぼ3周する長さに成形してもよく、長くすればより大きいウェーブを形成することができる。
また、ウェーブ形成材本体2の素材は、ロッド3に巻き付けることができ、摩擦力と弾性を有する素材であれば合成ゴムや合成樹脂であってもよい。
また、ウェーブ形成材本体2の素材は、ロッド3に巻き付けることができ、摩擦力と弾性を有する素材であれば合成ゴムや合成樹脂であってもよい。
上記構成のウェーブ形成材1は、フェルト生地などで安価に作ることができ、ウェーブ形成材本体2を重ね合わせたり又は長くなどして巻き付けたり、巻き付ける力の強弱を調整することで、小さいウェーブから大きいウェーブへ、さらに小さいウェーブへとウェーブの大きさを自在に変化させることができるので、多様なウェーブを作ることができる。
次に、図4乃至図10に示す本考案を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本考案を実施するための異なる形態の説明にあたって、前記本考案を実施するための最良の第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図4乃至図6に示す本考案を実施するための第2の形態において、前記本考案を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、ウェーブ形成材本体2a表面上に1cm〜1,5cm等間隔に支持材6、6、6を配置するとともに、この支持材6、6、6はおもに耐熱性プラスチックからなり、ウェーブ形成材本体2aの幅とほぼ同じ長さを有し、直径1,5mm〜2,0mmとした点で、このように構成したウェーブ形成材1Aにしても、前記本考案を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、パーマネントウェーブはもちろん、就寝前や外出前など手軽にドライセットや自在性カーラーをすることができる。加えて、小さく折りたたむことができるので、保管場所を選ばず、バッグなどに容易に携帯できるので持ち運びに便利である。
なお、図6に示すとおり、上記ウェーブ形成材本体2a上に、支持材6、6、6を挟み込むように別のウェーブ形成材本体2aを取り付けることもでき、より安定したウェーブを形成できる。
また、支持材6、6、6はひとつであってもよいし、支持材6の直径が2,0mmを超えるものでもよい。
また、支持材6、6、6はひとつであってもよいし、支持材6の直径が2,0mmを超えるものでもよい。
図7乃至図9に示す本考案を実施するための第3の形態において、前記本考案を実施するための第2の形態と主に異なる点は、ウェーブ形成材本体2内に 主にフェルト生地からなる弾性体7を挟み込んだ点で、このように形成したウェーブ形成材1Bにしても、前記本考案を実施するための第2の形態と同様な効果が得られるとともに、大きいウェーブからより大きいウェーブへとウェーブの大きさを自在に変化させることができるので、容易に変化を持たせた大きいウェーブを形成することができる。
また、図9に示すとおり、巻き付け方向によって、弾性体7の厚みを変えることで、大きいウェーブからさらに大きいウェーブへ、若しくはさらに大きいウェーブから大きいウェーブへとウェーブの大きさを容易に変化させることができる。
なお、弾性体7は弾性を有するものであれば、合成ゴムや合成樹脂であってもよい。
なお、弾性体7は弾性を有するものであれば、合成ゴムや合成樹脂であってもよい。
図10に示す本考案を実施するための第4の形態において、前記本考案を実施するための第3の形態と主に異なる点は、ウェーブ形成材本体2bに小孔8、8、8、8、8、8、8、8、8を設けた点で、このように形成したウェーブ形成材1Cにしても、前記本考案を実施するための第3の形態と同様な効果が得られるとともに、とくにパーマネントウェーブをする際にパーマネント液が浸透しやすく、形成したウェーブを長時間保つことができる。
なお、前記本考案を実施するための最良の第1の形態乃至第4の形態のウェーブ形成材本体2、2aには、小孔8、8、8、8、8、8、8、8、8を設けていないものについて説明したが、本考案はこれに限らずこれらのウェーブ形成材本体2、2aにも小孔8、8、8、8、8、8、8、8、8を設けてもよい。
また、保持材4は、ロッド3に巻き付けられた頭髪5を保持できれば、輪ゴムなどの伸縮素材ではなくプラスチック等で成形されたものでもよい。
また、保持材4は、ロッド3に巻き付けられた頭髪5を保持できれば、輪ゴムなどの伸縮素材ではなくプラスチック等で成形されたものでもよい。
本考案は頭髪にパーマネントウェーブ等のウェーブをかける産業で利用される。
1、1A、1B、1C:ウェーブ形成材、
2、2a、2b:ウェーブ形成材本体、
3:ロッド
4:保持材
5:頭髪
6:支持材
7:弾性体
8:小孔
2、2a、2b:ウェーブ形成材本体、
3:ロッド
4:保持材
5:頭髪
6:支持材
7:弾性体
8:小孔
Claims (4)
- 厚さが1,5mm〜2,0mmの主にフェルト生地からなるウェーブ形成材本体と、頭髪を巻き付けることができ、その上から前記ウェーブ形成材本体を巻き付けられるように円筒状に成形されたロッドと、このロッドに巻き付けられた頭髪及びウェーブ形成材を保持できる主に輪ゴムからなる保持材とで構成されたウェーブ形成材。
- 厚さが1,5mm〜2,0mmの主にフェルト生地からなるウェーブ形成材本体と、このウェーブ形成材本体に設けられ、あるいは当該ウェーブ形成材本体に均一に配置されるように複数設けられた主にプラスチックからなる支持材と、この支持材の両端に引っ掛けることにより、巻き付けられた頭髪及びウェーブ形成材を保持できる主に輪ゴムからなる保持材とで構成されたウェーブ形成材。
- 前記ウェーブ形成材本体内に、主にフェルト生地からなる弾性体を挟み込んだことを特徴とする請求項1乃至請求項2いづれかに記載のウェーブ形成材。
- 前記ウェーブ形成材本体にパーマネント液が浸透しやすいよう多孔を設けたことをと特徴とする請求項1乃至請求項3いづれかに記載のウェーブ形成材。
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