JP3170702U - 冷風扇風機、冷風扇風機用ケース - Google Patents

冷風扇風機、冷風扇風機用ケース Download PDF

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Abstract

【課題】事前に冷却した着脱自在な冷却材を使用し、長時間にわたって所望の方向に冷風を送風することができる、冷風扇風機を提供する。【解決手段】送風機11は、前記送風機の風下側に設置された冷却材スタンド21と、前記送風機の風下側に取り付けられ、前記冷却材スタンドを保持し、かつ覆うことができるケース31より成る。前記送風機は、ファン12と、前記ファンを回転駆動するモータ13を少なくとも備える。また、前記冷却材スタンドは、200cm3〜3000cm3の密封容器である冷却材41を出し入れ自在に保持できる保持部材22と、前記ケースとの連結部材とを有する。さらに、前記ケースは、前記送風機のファンから送給される風を吸気でき、少なくとも1つの排気口33を有して、冷風扇風機を構成する。【選択図】図1

Description

本考案は、冷風扇風機に関する。詳しくは、冷却材を内部に設置可能なケースを送風機の風下側に配置した扇風機に関する。より詳しくは、扇風機のファンよりも風下側に冷却材を設置し、排出口以外から空気が漏れないようにケースを設置し、そのケース内部に冷却材と冷却材スタンドを設置することにより、冷却材によって冷やされたスタンドと冷却材そのもので、ケース内部の空気の温度を下げ、ケースの排出口の方向に排出させることができる、冷風扇風機に関する。
近年、地球環境保護の観点から低炭素消費社会への転換が求められており、また環境意識の高まりから電化製品の節電化への転換が求められてきている。さらに近年では、日中の電力消費のピーク時において電力供給量を超える可能性がある場合には、数時間程度にわたって地域ごとに計画的に停電がなされる可能性があり、日中の電力消費のピーク時における消費電力を節電することが求められている。特に夏季などの人間にとって過ごしにくい気温となる季節には、温度調整のためにエアーコンディショナー(以下、エアコンと言う)による電力使用が多くなるものの、エアコンの使用が必要となる時間帯は各家庭や各事業所などで必然的に一致してしまうため、計画的な停電が実施されやすいと予想されている。しかしながら、健康維持などの観点からは人体をある程度冷やす必要があり、また事業所などでは円滑な業務遂行のために人体に加えてPCなどの電子機器も局所的に冷やす必要がある。
扇風機は、ある空間の全体の温度を調節可能なエアコンと比べて一般的に電力消費が少なく、安価で設備が簡易であることから、従来から一般家庭内や事業所等でよく用いられている。しかし、従来の扇風機を居室内に設置して居室内に向けて使用した場合には、単に室内の後方の空気を前方に送風するだけであるため、例えば人体に向けて送風しても皮膚表面の人体によって暖められた高温の空気を移動させて表面温度が僅かに低下する程度の効果しか得られず、その送風はあまり涼しさを提供できるものではなかった。また、高温高湿の環境下において、エアコンを全く使用しない場合やその設定温度を高めに設定して節電して稼動させた場合には、扇風機を用いても送風される風の温度や湿度は高く、提供される涼しさは満足のいくものではなかった。
従来、冷風を提供できる扇風機として、例えば特許文献1や2に記載の扇風機が知られている。特許文献1に記載の扇風機は、水などの溶液を含ませた吸水樹脂を冷凍庫で冷却冷凍したシート状の蓄冷装置を、送風ファン後部の空気取り込み口に設置し、蓄冷装置と接触させて冷却された送風ファン後方の空気を送風ファンの前方へ送り出すものである。特許文献2に記載の扇風機は、波形状に配設された金属製パイプに金属製の冷却時の放熱を大きくして冷却効果を増加させるための冷却塊を固着した冷却部材を送風ファン後部に設置し、金属製パイプに水等の流体を注入しながら送風ファンを作動させることで、冷却部材と接触して冷却された送風ファン後方の空気を送風ファンの前方へ送り出すものである。
また、特許文献3には、送風機本体と、送風機本体に着脱自在に設けた冷気発生部を送風機の風下側に備えた携帯用扇風機であり、冷気発生部は、所望の排気口を有し、冷凍庫等で冷却した保冷材を出し入れ可能に収容する収容容器を備えた携帯用扇風機が記載されている。
一方、特許文献4にはエアコン自体の熱伝導効率を高めて消費電力を下げることができる熱エネルギーの伝導方法が記載されており、一例として、エアコンのハウジング内に特定の方法で製造したフィンを有する高熱伝導体とエネルギー交換装置を設置し、送風機からの送風がハウジング内を通過するときに直ちに冷却できるエアコンが記載されている。
実公平6−48244号公報 実公平3−5775号公報 実登3165503号公報 特開2002−147786号公報
このような状況のもと、本考案者が特許文献1や2に記載の扇風機を検討したところ、ファン後方に冷却材を設置すると後方の空気を大量に冷却する必要がある割には冷風が拡散してしまい、特定の方向を冷却し、涼感を得る観点からは効率が劣る方法であることがわかった。
さらに、特許文献1などでは後方の空気を大量に冷却する場合に液体の気化熱も利用しているが、気化熱を利用する方法では室内の湿度が上がる問題があり、かえって不快に感じることもあることがわかった。また、気化熱を利用する方法で効率を上げるにはフィルターを使用する必要が生じるが、フィルターに細菌等が発生して不衛生となったり、頻繁にフィルターを交換する手間がかかったりするなどの問題も生じてしまうことがわかった。
一方、特許文献2に記載の扇風機は、金属製パイプに水等の流体を注入して冷却しているため、上記のとおり冷風が拡散することに加えて、家庭や事業所の身近の材料で使用すると冷却部材自体の温度があまり低くならなりため、涼感を得る観点からは満足いくものではないことがわかった。また、金属製パイプへの流体の注入のための配管も必要となり、装置が大掛かりなものとなる問題もあることがわかった。
特許文献3には携帯用扇風機が開示されているが、携帯用であるために小型の保冷材しか用いることができず、その保冷材の有効冷却期間は約20分〜約30分程度であると記載されている。そのため、涼感を得るためには扇風機を使用する毎に冷却した保冷材と交換する必要があり、保冷材の交換の手間が著しくかかるという問題があることがわかった。また、ファンや保冷材が小型であるため、得られる涼感も満足がいくものではなかった。
特許文献4に記載のエアコン用ハウジングは、作動時の消費電力が通常の扇風機と比べると依然として高く、また、作動時に排熱も発生する問題があった。また、この文献に記載のエアコンも通常のエアコンと同様、冷却体による熱交換を作動時に行う方式であるため、日中のピーク時における消費電力を節電する観点からは不満が残るものであった。
本考案は、上記実情に鑑みてなされたものであり、本考案が解決しようとする課題は、簡易な構成であり、事前に冷却した着脱自在な冷却材を使用でき、長時間にわたって所望の方向に冷風を送風することができる、冷風扇風機を提供することにある。
本考案者は、扇風機のファンよりも風下側に冷却材を設置し、排出口以外から空気が漏れないようにケースを設置し、そのケース内部に冷却材と冷却材スタンドを設置することにより、冷却材によって冷やされたスタンドと冷却材そのもので、ケース内部の空気の温度を下げ、ケースの排出口の方向に排出させることができ、上記課題を解決できることを見出すに至った。
すなわち、前記課題を解決するための具体的手段である本考案は以下のとおりである。
第1の考案は、送風機と、
前記送風機の風下側に設置された冷却材スタンドと、
前記送風機の風下側に取り付けられ、前記冷却材スタンドを保持し、かつ覆うことができるケースを含み;
前記送風機が、ファンと、前記ファンを回転駆動するモータを少なくとも備え;
前記冷却材スタンドが、200cm3〜3000cm3の密封容器である冷却材を出し入れ自在に保持できる保持部材と、前記ケースとの連結部材とを備え;
前記ケースが、前記送風機のファンから送給される風を吸気でき、少なくとも1つの排気口を有することを特徴とする冷風扇風機である。
第2の考案は、第1の考案の冷風扇風機において、前記冷却材スタンドが、金属製であることを特徴とする。
第3の考案は、第1または第2の考案の冷風扇風機において、前記冷却材スタンドの保持部材が、枠部と、前記枠部から枠の中心に向かって伸びる複数のフィンを含むことを特徴とする。
第4の考案は、第3の考案の冷風扇風機において、前記冷却材スタンドの保持部材の複数のフィンが、円筒または角柱形状を有する冷却材を保持できるように配置されていることを特徴とする。
第5の考案は、第1〜第4の考案の冷風扇風機において、前記冷却材スタンドの保持部材が、450cm3〜2000cm3の液体を密封可能なボトル型容器である冷却材を出し入れ自在に保持できることを特徴とする。
第6の考案は、第1〜第5の考案の冷風扇風機において、前記ケースの排気口がケースとの接続部から排気口の先端部に向かって開口部の面積が絞られた形状であり、かつ前記排気口の先端部の形状が水平方向に長辺を有する長方形であることを特徴とする。
第7の考案は、第1〜第6の考案の冷風扇風機において、前記ケースが、前記送風機のファンから送給される風以外の気体がケース内部に流入できないように前記送風機の風下側に密閉して取り付けてあることを特徴とする。
第8の考案は、第1〜第7の考案の冷風扇風機において、前記モータに電力を供給することができる乾電池用ケース、または、前記モータに電力を供給することができる蓄電池を備えることを特徴とする。
第9の考案は、第1〜第8の考案の冷風扇風機において、前記ケースが、脚部を底面に有することを特徴とする。
第10の考案は、冷却材スタンドを保持し、かつ覆うことができる冷風扇風機用ケースであり;
前記冷却材スタンドが、冷却材を出し入れ自在に保持できる保持部材と、前記ケースとの連結部材とを備え;
前記ケースが、送風機に着脱自在であり、前記送風機のファンから送給される風を吸気でき、少なくとも1つの排気口を有することを特徴とする冷風扇風機用ケースである。
本考案の冷風扇風機によれば、事前に冷却した着脱自在な冷却材を使用でき、長時間にわたって所望の方向に冷風を送風することができる。
具体的には、第1の考案の冷風扇風機によれば、送風機の風下側に設置された冷却材スタンドと、前記送風機の風下側に取り付けられ、前記冷却材スタンドを保持し、かつ覆うことができるケースを含むことにより、冷却材自体が低温であることで、ケース内の空気を冷やすことができる。また、冷却材自体に加え、冷却材スタンドも低温になることで低温である部材の合計表面積を増やし、よりケース内の空気を冷やすことができる。さらに、前記冷却材スタンドが、200cm3〜3000cm3の密封容器である冷却材を出し入れ自在に保持できる保持部材を備えることにより、冷却材が液体の状態で漏れたり、気体の状態へ気化したりすることを防いで冷風の湿度を抑制することができ、さらに事前に冷却した冷却材を容易に設置することができる。前記冷却材スタンドが、前記ケースとの連結部材とを備えることにより、安定して長時間にわたって作動させることができる。前記ケースが、前記送風機のファンから送給される風を吸気でき、少なくとも1つの排気口を有しすることで、前記送風機のファンから送給される風を、前記冷却材スタンドを設置した前記ケース内を通過させて、前記排気口から前記ケース外へ送風することができる。
第2の考案の冷風扇風機によれば、前記冷却材スタンドが、金属製であることにより、さらに冷却材スタンドの熱伝導率を高めて低温になりやすくし、冷却材と同程度に低温である部材の合計表面積を増やし、ケース内の空気をより効率的に冷やすことができる。
第3の考案の冷風扇風機によれば、前記冷却材スタンドの保持部材が、枠部と、前記枠部から枠の中心に向かって伸びる複数のフィンを含むことにより、さらに冷却材スタンドの熱伝導率を高めて低温になりやすくし、冷却材と同程度に低温である部材の合計表面積を増やし、ケース内の空気をより効率的に冷やすことができる。
第4の考案の冷風扇風機によれば、前記冷却材スタンドの保持部材の複数のフィンが、円筒または角柱形状を有する冷却材を保持できるように配置されていることにより、冷却材スタンドの熱伝導率を高めつつ、冷却材を安定して保持することができる。
第5の考案の冷風扇風機によれば、前記冷却材スタンドの保持部材が、450cm3〜2000cm3の液体を密封可能なボトル型容器である冷却材を出し入れ自在に保持できることにより、身近にあり、安価であり、個人で再利用可能な冷却材を使用することができる。
第6の考案の冷風扇風機によれば、前記ケースの排気口がケースとの接続部から排気口の先端部に向かって開口部の面積が絞られた形状であり、かつ前記排気口の先端部の形状が水平方向に長辺を有する長方形であることにより、より特定の所望の方向に冷風を送風することができ、涼感を得やすくすることができる。
第7の考案の冷風扇風機によれば、前記ケースが、前記送風機のファンから送給される風以外の気体がケース内部に流入できないように前記送風機の風下側に密閉して取り付けてあることにより、ケース内の冷気が排気口以外の外部へ漏れにくくすることができる。また、送風機のファンを作動させていない状態においても、ケース内の冷気が排気口以外の外部へ漏れにくくすることができる。
第8の考案の冷風扇風機によれば、前記モータに電力を供給することができる乾電池用ケース、または、前記モータに電力を供給することができる蓄電池を備えることにより、停電時においても事前に冷却した着脱自在な冷却材を使用することで、所望の方向に冷風を送風することができ、涼感を得ることができる。
第9の考案の冷風扇風機によれば、前記ケースが、脚部を底面に有することにより、安定して長時間にわたって所望の方向に冷風を送風することができる。
第10の考案の冷風扇風機用ケースによれば、任意の扇風機に対して冷風扇風機用ケースを装着させることにより、第1の考案の冷風扇風機を得ることができる。
本考案の冷風扇風機の一例の実施態様における、断面概略図である。 本考案の冷風扇風機の一例の実施態様における、送風機の風下方向からの正面概略図である。 本考案の冷風扇風機の一例の実施態様における、冷却材スタンドの送風機の風下方向からの正面概略図である。 本考案の冷風扇風機の他の一例の実施態様における、送風機の風下方向からの正面概略図である。 本考案の冷風扇風機の他の一例の実施態様における、送風機の風下方向からの正面概略図である。 本考案の冷風扇風機の他の一例の実施態様における、断面概略図である。 本考案の冷風扇風機の他の一例の実施態様における、冷却材スタンドの送風機の風下方向からの正面概略図である。 本考案の冷風扇風機の他の一例の実施態様における、冷却材スタンドの送風機の風下方向からの正面の断面概略図である。
以下、本考案の冷風扇風機について、詳細に説明する。
以下に記載する構成要件の説明は、本考案の代表的な実施態様に基づいてなされることがあるが、本考案はそのような実施態様に限定されるものではない。なお、本明細書において「〜」を用いて表される数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値を下限値および上限値として含む範囲を意味する。
以下、図面を参照して本考案の冷風扇風機の実施形態の一例について説明する。
図1は、本考案の一実施形態の冷風扇風機を示す。図1に示すように、本考案の冷風扇風機は、送風機11と、前記送風機11の風下側に設置された冷却材スタンド21と、前記送風機11の風下側に取り付けられ、前記冷却材スタンド21を保持し、かつ覆うことができるケース31を含み;
前記送風機11が、ファン12と、前記ファンを回転駆動するモータ13を少なくとも備え;
前記冷却材スタンド21が、200cm3〜3000cm3の密封容器である冷却材を出し入れ自在に保持できる保持部材22と、前記ケース31との連結部材23とを備え;
前記ケース31が、前記送風機11のファン12から送給される風を吸気でき、少なくとも1つの排気口33を有することを特徴とする。
このような構成により、前記送風機のファンから送給される風を、前記冷却材スタンドを設置した前記ケース内を通過させて、前記排気口から前記ケース外へ送風できる。
実際の使用態様では、冷却材スタンド21の保持部材22に接触させて冷却材21を設置する。このとき、扇風機のファンよりも風下側に冷却材を設置し、排出口以外から空気が漏れないようにケースを設置し、そのケース内部に冷却材と冷却材スタンドを設置することにより、冷却材によって冷やされたスタンドと冷却材そのものによって、ケース内部の空気の温度を下げ、ケースの排出口の方向に冷風を排出させることができる。
以下、本考案の冷風扇風機の各部材の好ましい構成などについて詳細に説明する。
(送風機)
前記送風機は、ファンと、前記ファンを回転駆動するモータを少なくとも備える。
送風機11は、適当な大きさの枠またはケースを備えていてもよく、例えば図1では四角形の薄形の箱形状に形成されている。送風機11の枠またはケースの材質は特に限定されないが、例えばプラスチック等を採用するのが好ましい。
送風機11内には、ファン12と、ファン12を回転駆動するモータ13とが設けてある。また、モータ12に電力を供給する方法は特に制限はなく、交流電源や直流電源の利用の他、電池を利用してもよい。前記モータ12は適当部に固定して設けてある。図1では、ファン12としてシロッコファン等の多翼ファン(図1ではシロッコファン)を採用している。この場合、ファン12は上記以外の他の型式のファンを採用してもよいことは勿論である。
図1の実施態様の一例では、電池14をケース10の底部側に配置して設けてある。前記電池としては、乾電池や充電式電池(蓄電池とも言う)を採用することができる。図1では蓄電池を採用した例が開示されている。送風機11の枠またはケース底部側の背面には、電池交換口を設けると共に、その交換口を開閉する蓋を備えることも好ましい(不図示)。
本考案の冷風扇風機は、充電式や低消費電力タイプであるか、乾電池でも利用可能なタイプであることが、より節電できる観点から好ましい。低消費電力タイプのものとしては、例えば3〜50W程度の送風機を用いることができ、3〜40Wの送風機を用いることがより好ましく、5〜30Wの送風機を用いることが特に好ましい。また、高消費電力の強風を送風できる扇風機よりも、充電式、低消費電力または乾電池で利用可能なタイプの微風タイプの方が、冷却材および冷却材スタンドによりケース内の空気をより十分に冷やしてからケースの排気口から送風することができ、本考案のメカニズム上も好ましい。
なお、市販の扇風機を商業的に調達して、前記送風機11として用いてもよい。その場合、ケース31は、送風機11に着脱可能に取付けることができるように、接合部を有していることが好ましい。また、送風機11は市販の扇風機のようにモータへの電力供給を制御するスイッチや、風力切り替えスイッチなどを採用してもよい。また、本考案の冷風扇風機は、首振り機能を有する送風機を排除するものではない。
また、送風機11はファン12を1つのみ有していても、複数有していてもよい。また、送風機の形状についても特に制限はないが、例えば断面が略正方形の枠またはケース内に1つのファンが設置されたものを用いることができる。
送風機11がファン12を1つのみ有する本考案の冷風扇風機の一例を、そのファン12の風下側から観察した正面概略図を図2に示す。また、送風機11がファン12を2つ有する本考案の冷風扇風機の他の一例を、そのファン12の風下側から観察した正面概略図を図4に示す。なお、送風機11がファン12を2つ有する場合、図4に示すように2つのファンが水平方向に横に並ぶように並列して設置することが涼感を得やすい観点から好ましいが、2つのファンが鉛直方向に縦に並ぶように並列して設置してもよい。
また、送風機11がファン12を1つのみ有する場合、図5のようにスタンド型として、ケース31の排気口33が高い位置に配置されるようにする実施態様も好ましい。
なお、送風機11は、任意に折り畳み可能なスタンドを備え、これにより送風機11を立て掛けて使用できるように構成してあってもよい。なお、前記スタンドは所望に応じて設けるもので、省略してもよいものである。
上記構成により、モータ13を駆動してファン12を回転すると、外気はケース31の吸気口32からケース31内に吸気され、ファン12により風が発生し、この風により冷却材41や冷却材スタンド21によって冷されたケース31内の空気をケースの排気口33から外に排出させることができる。
ここで、従来の気化熱を利用する冷風扇風機は、ある空間全体、例えば部屋全体の温度を下げることを重視しており、送風機の風上に冷却材を置いて広範囲の空気を冷やし、その冷却された高湿度の空気を大量に吸い込んで風下に送っていた。それに対し、本考案では、冷却材として200cm3〜3000cm3の密封容器である冷却材を用いるため、気化熱を主として利用するものではない。そのため、本考案の冷風扇風機1は、ケース31内の十分に冷された空気を動かせるように、冷却材41を送風機11のファン12の前方に配置できるように冷却材スタンド21およびケース31をファン12の風下側に設置してある。
(冷却材スタンド)
本考案の冷風扇風機1は、前記送風機11の風下側に設置された冷却材スタンド21を有し、前記冷却材スタンド21が、200cm3〜3000cm3の密封容器である冷却材を出し入れ自在に保持できる保持部材22と、前記ケースとの連結部材23とを備える。
前記冷却材スタンド21の保持部材22は、200cm3〜3000cm3の密封容器である冷却材を出し入れ自在に保持できれば、特にその形状は限定されるものではない。前記保持部材22は、円筒形状または角柱形状の空間、あるいは、凹部が設けられた形状であるか、棚状であることが好ましい。
円筒形状や角柱形状を含むPETボトルなどのようなボトル形状の冷却材41を支える観点からは、前記冷却材スタンド21の保持部材22が図3に記載のように枠部22aと前記枠部22aから枠の中心に向かって伸びる複数のフィン22bを含む形状とすることが好ましい。
ボトル形状の冷却材41を用いる場合、ボトルを横置き(長軸が送風機11の正面方向)ができるように保持することが好ましい。また、冷却材スタンド21は円筒形または角柱形状の空間が設けられた形状として、ボトルを容易に挿入できるようにすることが好ましい。挿入したボトルを多数のフィン22bで支えることにより、冷却材スタンド21自体を冷却材によって冷却でき冷却材スタンド21の表面積も含めてケース31内の空気を冷却することができる。また、冷却材スタンド21と冷却材41の間に冷却空気が効率的に溜めることもできる。1個の冷却材スタンド21あたりの前記フィン22bの個数は特に制限はないが、冷却材41を支える観点からは複数であることが好ましく、3個以上であることがより好ましく、4個以上であることが特に好ましい。また、さらに冷却材41から冷却材スタンド21への熱伝導の効率を高める観点からはよりフィン22bがさらに多数である方が好ましく、例えば6個以上としてもよい。なお、フィン22bの形状についても特に制限はなく、平板状であっても、波打ったデザインであってもよい。
前記冷却材スタンド21は、ケース31内に1個設置しても、複数個設置してもよい。例えば1L以上のサイズのボトルを用いる場合は1個設置することが好ましい。一方、500ml程度のサイズのPETボトルを用いる場合は2〜4個、より好ましくは3個設置することが好ましい。図8に前記冷却材スタンド21を3個設置した態様を示すが、本考案はこのような冷却材スタンドの配置に限定されるものではない。
但し、卓上設置用など、限られたスペースに本考案の冷風扇風機を設置する場合は、ボトルを横置きせず、縦置きできるように保持してもよい。その場合、例えば前記冷却材スタンド21の保持部材22を後述する図6および図7に記載の棚状にして、ボトルを縦置きすることができる。
一方、クーラーボックス用冷却材などのように底面がほぼ平らである平板状の冷却材を支える観点からは、前記冷却材スタンド21の保持部材22が図6および7に記載のように枠部22aと棚部を有する棚状であることが好ましい。
但し、前記冷却材スタンド21を棚状とした場合でも、図7に示すようにフィン22bをさらに設置することを妨げるものではない。
前記冷却材スタンド21の保持部材22が有する枠部22aは、送風機11からの風を通すことができることが、冷却材の近くのより冷却された空気を運ぶことができる観点から好ましい。但し、本考案では冷却材および冷却材スタンド21によって、ケース31内部の空気全体を冷すことができるため、枠部22aは冷却材を封入できるような蓋付きの箱としてもよい。
前記ケースとの連結部材23については特に制限はない。例えば、ねじや溶接などの公知の方法により、両者を接続することができるようなものを用いることができる。
冷却材スタンド21の材質は特に制限されるものではなく、金属やプラスチックを用いることができる。その中でも、冷却材スタンド21も冷却材41によって冷却され、ケース31内の空気を冷却材スタンド21でも冷却できるようにする観点から、冷却材スタンド21が金属製であることが好ましい。金属の中でも熱伝導性の良い金属を用いることが好ましく、価格の観点などからアルミニウムを用いることがより好ましい。
(冷却材)
本考案の冷風扇風機1には、冷却材41は必須の構成ではない。
但し、使用時には冷却材41として、200cm3〜3000cm3の密封容器であり、冷却材自体が外気よりも十分に低温であってケース31内の空気を冷やすことができるものを、前記冷却材スタンド21に設置することとなる。前記冷却材41として、例えば、ペットボトルに水を入れて凍らせたもの、クーラーボックス用の冷却材などを好ましく用いることができる。すなわち、本考案の冷風扇風機では、身近にあり、安価な、家庭内で再利用可能な冷却材を使用できる。
前記冷却材は扇風機を使用する毎に冷却したものと交換して使用するものである。本考案では、200cm3〜3000cm3の密封容器である冷却材を用いることができるため、前記冷却材の有効冷却期間は冷却材の体積や内容物の種類や温度、外気温度によっても異なるが例えば約30分〜約10時間程度であり、冷却材を交換することなく十分に電力消費のピーク時間を回避することができる。また、予想される地域ごとの計画的な停電の長さも数時間から10時間程度であるため、蓄電池を備えた扇風機へ電池を充電したり、乾電池ケースを備えた扇風機へ乾電池を装着させたりすることにより、そのような短期間の停電下でも冷風を提供することができる。なお、前記冷却材の有効冷却時間経過後は、通常の扇風機と同様の外気風が送風される。
なお、本考案において、液体を気化させる(水から水蒸気など)ときの気化熱の利用を阻害するものではなく、補助的に併用してもよい。
前記冷却材41は、水などの液体よりも、氷などより低温の固体として用いることが、融解熱も利用して長時間使用ができるようにする観点から、好ましい。なお、融解熱も空気を冷却する効果自体は小さいため、本考案の熱交換のメカニズムでは、ケース31内の空気を十分に冷却することができる程度に体積が大きく、温度が冷たい冷却材を用いることが重要となる。
また、冷却材41は固体から液体に変わったときにケース内に漏れないように密閉容器に入れてある。本考案は得られる冷風の湿度を上げず、空間内の湿度が高まることを抑制できる点で、より体感温度を涼しくすることができる。気化した液体を利用するものではないため、フィルターの使用も不要となり、衛生面や手入れが不要となる点も好ましい特徴である。
前記冷却材41は、200cm3〜3000cm3の密封容器であることが好ましく、450cm3〜2000cm3の密封容器であることが好ましい。
前記冷却材41の容器は、PETボトルのようなプラスチック容器であっても、アルミボトルやスチールボトルなどの金属容器であってもよい。また、クーラーボックス用の水以外の冷媒が封入された容器や、大型の公知の洋菓子用の保冷剤パックなどであってもよい。その中でも、入手が容易である観点から、PETボトルを用いることが好ましい。
(ケース)
前記ケース31は、前記送風機の風下側に取り付けられ、前記冷却材スタンドを保持し、かつ覆うことができる。また、前記ケース31は前記送風機11のファン12から送給される風を吸気でき、少なくとも1つの排気口33を有する。
前記ケース31の形状は前記冷却材スタンド21を保持し、かつ覆うことができれば特に定めるものでもないが、例えば直方体とすることができる。また、前記ケース31の大きさについても、所望の体積の冷却材および対応する冷却材スタンドを覆うことができれば特に定めるものではない。前記ケース31の素材についても特に限定されないが、例えば金属やプラスチック等を採用することができる。前記金属としては、例えばアルミニウムなどを用いることができる。また、安価に生産する観点からは、プラスチックを用いることが好ましい。
但し、本考案は、ケース31の形状や大きさ、素材に限定されるものではない。
前記ケース31と冷却材スタンド21の接続方法については特に制限はない。例えば、ねじや溶接などの公知の方法により、両者を接続することができる。
前記ケース31は、図1のように吸気口32を備えることが好ましい。但し、ケース31と送風機11との間が完全に密着している場合や、ケース31が送風機11を覆っている場合には、明確に部位を特定できるような吸気口32は必ずしも必要ではない。図1の実施態様において、吸気口32は、ケース31の風上側(後方)の壁面に設けてある。その中でも、前記ケース31が、前記送風機11のファン12から送給される風(図1ではファン12と冷却材スタンド21の間に矢印で図示してある)以外の気体がケース31内部に流入できないように前記送風機11の風下側に密閉して取り付けてあることが好ましい。
前記ケース31と送風機11の接続部については特に制限はないが、両者を密着させて空気の漏れを無くすことが好ましい。例えば、送風機11のファン12の枠に形成された凹溝に対し、前記31の端部にその凹溝に係合する案内摺動用の係合凸部と固定用部材を形成して、両者を接続することができる。
また、前記ケース31と送風機11の接続方法についても特に制限はなく、例えば送風機11のファン12の枠がプラスチックである場合、ねじ穴を形成してねじ止めするなど、公知の方法により両者を接続することができる。
前記ケース31は所望部に少なくとも1つの排気口33を有している。前記排気口33は、1つであっても、複数であってもよいが、涼感を得やすくする観点からは、1つであることが好ましい。
前記排気口33の形状については、特に制限はなく、単にケース31の1面を円形にくりぬいただけの穴部であってもよく、排気口としての部材を別に設置してもよい。その中でも、前記ケースの排気口33として、ケース31との接続部から排気口の先端部に向かって開口部の面積が絞られた形状(いわゆるドライヤーの排気口のように絞られた形状)の部材を設けることが、特定方向への冷却性能を高める観点から好ましい。
前記排気口33の先端部における開口部の形状は、特に制限はないが、図2に記載のように水平方向が長辺である(すなわち、鉛直方向が短辺である)長方形であることが、特定方向への冷却性能を高める観点から好ましい。なお、本明細書中において「水平方向」とは、完全に水平である態様に限定されるものではなく、水平方向±5°程度のずれも許容されるものである。また、「鉛直方向」についても同様に、±5°程度のずれも許容されるものである。
また、ケース31の排気口33は1個としても複数としてもよい。例えば、図4に記載のように送風機11としてファン12を2個有するものを用いる実施態様では、ケース31の排気口33は1個として水平方向により広く開口部の長さを長くとることが、より涼感を得やすくする観点から好ましい。
前記ケース31は、脚部34を底面に有することが好ましい。脚部の形状については後述する本考案の冷風扇風機の使用方法に応じて任意に設計することができ、例えば、図1、図2、図4〜図7に記載のような形状および配置とすることができ、1つのみであっても、2以上であってもよい。但し、地面や床面に対して水平に設置できることが好ましい。特に、図5はケース31の脚部34を、底面と首部を有するようなスタンド式とした実施態様の一例であり、任意の高さに冷風を送風でき、好ましい。なお、前記脚部の形状は、本考案を限定するものではない。
一方、前記ケース31は任意の場所にストラップを着けてもよい。すなわち、本考案の冷風扇風機は、ケース31が脚部34を有するか否かによらず、携帯して使用したり、壁面などに掛けて使用したりすることを妨げるものではない。
(使用方法)
本考案の冷風扇風機は、事前に冷却した冷却材をケース内に挿入して使用する。ケース内への冷却材の挿入の仕方については特に制限はないが、例えばケースに開閉自在な扉を設けてもよく、送風機11との接合部が開閉自在となっていてもよく、排気口から挿入してもよい。
本考案の冷風扇風機は、図2または図4に記載の構成として、寝室内において就寝時に足元に設置して体の一部に微冷風が当たるようにする使用することができる。また、事業所内において、図2に記載の構成として卓上に置いたり、図5に記載の高い脚部を有する構成として設置したりして、顔の辺りに微冷風が当たるように使用したりすることができる。
以下に実施例を挙げて本考案の特徴をさらに具体的に説明する。
以下の実施例に示す材料、使用量、割合、処理内容、処理手順等は、本考案の趣旨を逸脱しない限り適宜変更することができる。したがって、本考案の範囲は以下に示す具体例により限定的に解釈されるべきものではない。
[実施例1]
市販の送風機11を用いて、図1〜図3に記載の構成の冷風扇風機を製造した。ここで、冷却材スタンド21の枠部22a、フィン22b、ケースとの連結部材23はいずれもアルミニウム製とした。
[比較例1]
実施例1で製造した冷風扇風機1を、ケース31の脚部34と、送風機11が床面に接するように、水平に設置した。
その後、市販の送風機11に付属の充電済みの充電池14を装着し、不図示のスイッチにより送風機11を作動させた。冷却材スタンド21の保持部材に何ら冷却材を設置しない状態で作動させたところ、ケースの排気口より送風された空気は、外気と同程度であり、送風により体感温度は低く感じられたものの、十分な涼感は得ることができなかった。
[実施例2]
次に、冷却材として、底面が円形のPETボトル(内容量1L)に水道水を詰めて栓をし、家庭用冷凍庫で凍らせたものを用意した。上記にて用意した冷却材1本を、比較例1と同様に設置した図1〜図3に記載の冷風扇風機のケース31の不図示の扉を開けて、冷却材スタンド21の保持部材22に相当する4本のフィン22bの間に挿入し、ケース31を閉じた。
その後、比較例1と同様に送風機を作動させたところ、冷風扇風機のケースの排気口より送風された空気は、明確に涼感を感じることができた。
[実施例2]
充電池の代わりに、直流電源を用いて扇風機11のファンを作動させた以外は実施例1と同様にして、冷風を得た。その結果、実施例1と同様の傾向の涼感が得られた。
本考案の構成の冷風扇風機は、冷却材としてペットボトルに水を入れて凍らせたものや、クーラーボックス用の冷却材などを用いることができる。すなわち、本考案の構成の冷風扇風機は、身近にあり、安価な、家庭内で再利用可能な冷却材を使用して、簡易に扇風機から冷風を送風することができる。
本考案の冷風扇風機は、冷却材を日中の電力消費のピーク時以外に事前に用意しておくことにより、日中の電力消費ピーク時に節電が求められる状況下において、低い消費電力で冷風を提供することができる。また、エアーコンディショナーの設定温度を比較的高めに設定したビル内において、特定の場所のみに冷風を提供した場合に低い消費電力で冷風を提供することができる。
さらに、送風機のファンのモータを作動させる電源として蓄電池や乾電池などを用いることにより、停電下で冷風を提供することもできる。このような本考案の冷風扇風機は、地域ごとの計画的な停電の可能性が予想されている近年の夏季において、健康維持に有効であり、産業上の利用可能性が高い。
1 冷風扇風機;
11 送風機; 12 ファン; 13 モータ; 14 蓄電池;
21 冷却材スタンド; 22 保持部材; 22a 保持部材の枠部; 22b フィン 23 連結部材;
31 ケース; 32 吸気口; 33 排気口; 34 脚部;
41 冷却材

Claims (10)

  1. 送風機と、
    前記送風機の風下側に設置された冷却材スタンドと、
    前記送風機の風下側に取り付けられ、前記冷却材スタンドを保持し、かつ覆うことができるケースを含み;
    前記送風機が、ファンと、前記ファンを回転駆動するモータを少なくとも備え;
    前記冷却材スタンドが、200cm3〜3000cm3の密封容器である冷却材を出し入れ自在に保持できる保持部材と、前記ケースとの連結部材とを備え;
    前記ケースが、前記送風機のファンから送給される風を吸気でき、少なくとも1つの排気口を有することを特徴とする冷風扇風機。
  2. 前記冷却材スタンドが、金属製であることを特徴とする請求項1に記載の冷風扇風機。
  3. 前記冷却材スタンドの保持部材が、枠部と、前記枠部から枠の中心に向かって伸びる複数のフィンを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の冷風扇風機。
  4. 前記冷却材スタンドの保持部材の複数のフィンが、円筒または角柱形状を有する冷却材を保持できるように配置されていることを特徴とする請求項3に記載の冷風扇風機。
  5. 前記冷却材スタンドの保持部材が、450cm3〜2000cm3の液体を密封可能なボトル型容器である冷却材を出し入れ自在に保持できることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の冷風扇風機。
  6. 前記ケースの排気口がケースとの接続部から排気口の先端部に向かって開口部の面積が絞られた形状であり、かつ前記排気口の先端部の形状が水平方向に長辺を有する長方形であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の冷風扇風機。
  7. 前記ケースが、前記送風機のファンから送給される風以外の気体がケース内部に流入できないように前記送風機の風下側に密閉して取り付けてあることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の冷風扇風機。
  8. 前記モータに電力を供給することができる乾電池用ケース、または、前記モータに電力を供給することができる蓄電池を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の冷風扇風機。
  9. 前記ケースが、脚部を底面に有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の冷風扇風機。
  10. 冷却材スタンドを保持し、かつ覆うことができる冷風扇風機用ケースであり;
    前記冷却材スタンドが、冷却材を出し入れ自在に保持できる保持部材と、前記ケースとの連結部材とを備え;
    前記ケースが、送風機に着脱自在であり、前記送風機のファンから送給される風を吸気でき、少なくとも1つの排気口を有することを特徴とする冷風扇風機用ケース。
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