JP3170458U - 後頭蓋プレート - Google Patents

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英俊 持田
英俊 持田
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株式会社ベアーメディック
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Abstract

【課題】大後頭孔側のように骨厚が薄い領域であっても、ホールを覆うように取り付け、その位置をしっかりと固定することができる後頭蓋プレートを提供する。【解決手段】後頭蓋プレート10は、このプレート10の縁部10aから内側に形成されるスリット16と、スリット16の両側に位置し、プレート面に対し直交方向にそれぞれ逆方向に折り曲げ可能な折り曲げ部18,20とを有することを特徴とする。折り曲げ部18,20は、後頭蓋の端部を挟み込み、プレート10の位置を固定することができる。【選択図】図1

Description

本考案は、後頭蓋のホールを覆うように、後頭蓋に取り付けられる後頭蓋プレートに関する。
脳神経外科手術においては、例えば聴神経腫瘍、顔面痙攣または三叉神経痛などの治療のために後頭蓋の開頭手術を行うことがある。この開頭手術は、例えば後頭の頭皮及び筋層を切開して、頭蓋骨の一部をホール形状に開口させ、このホールを通して内部操作により髄液排出などの治療を行った後、ホール形状を塞いで、頭皮の傷を縫い合わせるという手順で行われる。
下記特許文献1には、金属プレートで形成され、開頭手術の際に頭蓋骨に形成されるバーホールを覆うとともに、その部分の頭蓋骨の形状に適合する三次元形状をなす骨弁保持用プレートが記載されている。この骨弁保持用プレートは、例えばチタン、チタン合金、ステンレス等の生体適合性のある金属で形成され、複数の孔を有する。これらの孔には、頭蓋骨本体に固定するためのネジが挿入される。また、この骨弁保持用プレートには、このプレートの周縁から突出して設けられた爪部を有する。骨弁保持用プレートは、この爪部を頭蓋骨に設けられた孔に差し込むことによって、頭蓋骨に対するずれを防止して固定配置される。
特開2004−283575号公報
上記特許文献1には、上述のように、頭蓋骨に形成されたバーホールを覆う骨弁保持用プレートが開示されている。このプレートは、これに設けられる爪部を頭蓋骨の孔に差し込むことにより、頭蓋骨に対するずれを防止している。しかしながら、頭蓋骨には、その骨の厚みが薄い領域がある。このような骨厚が薄い領域、例えば後頭蓋の大後頭孔側においては、骨厚の薄さに基づく脆さから、爪部用の孔を開口することが困難になってしまう。そして、このような領域においては、当然に、ネジによってプレートを頭蓋骨に固定することも困難である。
本考案の目的は、大後頭孔側のように骨厚が薄い領域であっても、ホールを覆うように取り付け、その位置をしっかりと固定することができる後頭蓋プレートを提供することにある。
本考案は、後頭蓋のホールを覆うように、後頭蓋に取り付けられる後頭蓋プレートにおいて、前記プレートの縁部から内側に形成されるスリットと、スリットの両側に位置し、プレート面に対し直交方向にそれぞれ逆方向に折り曲げ可能な折り曲げ部と、を有し、折り曲げ部は、後頭蓋の端部を挟み込み、プレートの位置を固定することを特徴とする。
また、前記プレートの縁部であって、折り曲げ部が形成される領域以外の縁部に、前記プレートを後頭蓋に固定するためのネジが貫通する貫通孔を形成することが好適である。
また、前記プレートに、プレートの形を変形可能なように複数の開口を設けることができる。
また、前記プレートは、生体適合性のある材質で形成されることが好適である。
本考案の後頭蓋プレートによれば、大後頭孔側のように骨厚が薄い領域であっても、ホールを覆うように取り付け、その位置をしっかりと固定することができる。
本実施形態に係る後頭蓋プレートの構成を示す図である。 別の態様の後頭蓋プレートの構成を示す図である。
以下、本発明に係る後頭蓋プレートの実施形態について、図を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る後頭蓋プレートの構成を示す図であり、図2は、別の態様の後頭蓋プレートの構成を示す図である。
後頭蓋プレート10は、チタン合金からなる薄板状のプレートであり、厚さは例えば0.5mmである。そして、なお、後頭蓋プレート10がチタン合金からなる場合について説明したが、本考案はこの構成に限定されず、生体適合性のある材質であれば、後頭蓋プレート10が純チタン、ステンレス等であってもよい。
図1,2に示される後頭蓋プレートは、後頭蓋のホールを塞ぐものであり、そのホールの大きさ及び形状に対応するように形成される。後頭蓋プレート10の大きさは、図1に示されるものが例えば幅26mm×長さ40mmであり、図2に示されるものが例えば幅26mm×長さ30mmである。なお、後頭蓋プレートの大きさ及び形状は一例であって、ホールを覆うことができれば、本発明は図1,2に示される後頭蓋プレートの大きさ及び形状に限定されない。
後頭蓋プレート10は、複数の開口12を有する。図に示されるように、開口12が複数形成されて後頭蓋プレート10がメッシュ状になっていることにより、このプレート10の形を、図に示されるような平面形状から三次元形状へとある程度変形させることができる。したがって、後頭蓋プレート10を後頭蓋の曲面、特にホール形状付近の局面に対応させた三次元形状へと変形させることができる。
後頭蓋プレート10の縁部10aには、貫通孔14が7個形成される。貫通孔14は、後頭蓋プレート10を後頭蓋に固定するためのネジ(図示せず)が貫通する。貫通孔14は、皿ネジに対応するように皿孔であることが好適である。なお、貫通孔14の数は一例であって、本考案は貫通孔14の数7個に限定されない。
従来技術でも述べたように、頭蓋骨には、その骨の厚みが薄い領域、例えば後頭蓋の大後頭孔側がある。この大後頭孔側のように骨厚が薄い領域においては、骨厚の薄さに基づく脆さから、ネジによってプレートを頭蓋骨に固定することが困難である。
そこで、本実施形態の後頭蓋プレート10は、縁部10aから後頭蓋プレート10の内側に形成されるスリット16と、スリット16の両側に位置し、プレート面に対し直交方向にそれぞれ逆方向に折り曲げ可能な折り曲げ部18,20とを有することを特徴とする。プレート面とは、図1,2に示される後頭蓋プレート10を含む面であり、未だ三次元形状へと変形させていない状態の後頭蓋プレート10を含む面である。後頭蓋プレート10の内側とは、プレート面上における内側である。
このような構成により、後頭蓋プレート10が固定される骨の厚みが薄く、そこへネジ留めが困難な場合であっても、折り曲げ部18,20を、ホールの縁である骨の端部に挟み込み、後頭蓋プレート10の位置をしっかりと固定することができる。具体的には、一方の折り曲げ部18が骨の表面側に位置し、他方の折り曲げ部20が骨の裏面側に位置して骨の表裏面を挟みつけることにより、後頭蓋プレート10の位置を固定することができる。
一方で、充分な骨厚がある領域においては、貫通孔14を貫通させたネジにより後頭蓋プレート10を頭蓋骨に固定することができる。
よって、ホール周囲の骨の厚さを考慮し、骨厚が薄い領域に固定される後頭蓋プレート10の縁部10aには、折り曲げ部18,20が形成され、骨厚が厚い領域に固定される後頭蓋プレート10の縁部、言い換えれば折り曲げ部18,20が形成される領域以外の縁部10aには、貫通部14が形成されることが好適である。なお、本考案はこの構成に限定されず、手術中の柔軟性を考慮し、折り曲げ部18,20にも貫通部14が形成されてもよく、折り曲げ部18,20を形成するスリット16が複数形成されてもよい。
10 後頭蓋プレート、12 開口、14 貫通孔、16 スリット、18,20 折り曲げ部。

Claims (4)

  1. 後頭蓋のホールを覆うように、後頭蓋に取り付けられる後頭蓋プレートにおいて、
    前記プレートの縁部から内側に形成されるスリットと、
    スリットの両側に位置し、プレート面に対し直交方向にそれぞれ逆方向に折り曲げ可能な折り曲げ部と、
    を有し、
    折り曲げ部は、後頭蓋の端部を挟み込み、プレートの位置を固定する、
    ことを特徴とする後頭蓋プレート。
  2. 請求項1に記載の後頭蓋プレートにおいて、
    前記プレートの縁部であって、折り曲げ部が形成される領域以外の縁部には、前記プレートを後頭蓋に固定するためのネジが貫通する貫通孔が形成される、
    ことを特徴とする後頭蓋プレート。
  3. 請求項1または2に記載の後頭蓋プレートにおいて、
    前記プレートには、プレートの形を変形可能なように複数の開口が設けられる、
    ことを特徴とする後頭蓋プレート。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の後頭蓋プレートにおいて、
    前記プレートは、生体適合性のある材質で形成される、
    ことを特徴とする後頭蓋プレート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021500165A (ja) * 2017-10-24 2021-01-07 デピュイ・シンセス・プロダクツ・インコーポレイテッド プレート部分及びメッシュ部分を有するインプラントを含む骨固定システム

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JP7271533B2 (ja) 2017-10-24 2023-05-11 デピュイ・シンセス・プロダクツ・インコーポレイテッド プレート部分及びメッシュ部分を有するインプラントを含む骨固定システム

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