JP3170052U - 頭髪整形具 - Google Patents

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JP2011003421U
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恭子 稲本
Original Assignee
株式会社コジット
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Abstract

【課題】頭髪のカール付けが容易に行えるとともに、頭髪のボリュームアップなどにも利用することのできる頭髪整形具を提供する。
【解決手段】基材層2aの一面に頭髪保持用の多数のループ状係合子8を植設するとともに、中央部に基材層2aの一面側から他面側へ貫通する頭髪挿通用のスリット5,6を形成してなる基体シート2を備える構成とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、頭髪のカール付けやボリュームアップなどのために使用される頭髪整形具に関するものである。
従来、髪に寝ぐせがついてしまった場合などにおいて、髪の一部を捻じって整形するために、捻回した髪の先端部をヘアークリップで挟着したり、あるいは弾性紐で結束することが行われている。
しかしながら、このようなヘアークリップや弾性紐などの髪留め具では、例えば前髪の寝ぐせをとる場合に、片方の手の指先で髪の所要部をつまんで捻じり、もう片方の手の指先でその捻じった髪を前頭部の髪と一緒に髪留め具で固定するという動作が必要であり、この動作が極めて煩雑で、時間がかかるとともに、なかなか思い通りのカール付けができないという問題点がある。
ところで本願考案に関連する先行技術として、化粧する際に前髪を持ち上げて髪留めする簡易的な髪留め具として、特許文献1に記載の髪留めシートが提案されている。この髪留めシートは、柔軟性のある基体シートの表面に絡み部を設けた多数の突起を林立してなり、この絡み部を頭髪と絡み合わせて髪留めするように構成されたものである。
しかしながら、上記特許文献1に開示された髪留め具は、化粧する際に前髪が邪魔にならないように持ち上げて留めるという機能を備えているに過ぎず、髪の一部を捻じって成形するという課題を解決するものではない。
特開2009−82691号公報
本考案は、前述のような問題点に鑑みてなされたもので、頭髪のカール付けが容易に行えるとともに、頭髪のボリュームアップなどにも利用することのできる頭髪整形具を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、本考案による頭髪整形具は、
基材層の一面に頭髪保持用の多数の係合子を植設するとともに、中央部に前記基材層の一面側から他面側へ貫通する頭髪挿通用のスリットを形成してなる基体シートを備えることを特徴とするものである。
本考案において、前記基材層の他面側に中間層を介して該基材層と同形状の装飾シートが貼着されるのが好ましい。
本考案によれば、基体シート(基材層)の中央部に形成されたスリットに頭髪の先端部を挿通した後、基体シートを捻じると、頭髪先端部を容易にカール付けすることができ、このカール付けの後に、基材層の一面に植設された多数の係合子を頭部に押し付けることで、カール付けされた状態で基体シートを頭部に確実に保持することができる。したがって、髪の捻じりによる整形動作と頭部への保持動作とを片手で容易に行うことができる。また、この頭髪整形具を頭頂部の髪に利用することで、頭髪のボリュームアップに役立てることもでき、さらには、落ちてきたカールを復活させる用途にも利用することができる。
本考案において、基材層の他面側に装飾シートを貼着するようにすれば、装飾シートの意匠効果によって、外観上の見栄えを向上させることができる。
本考案の一実施形態に係る頭髪整形具の表面側の斜視図(a)、裏面側の斜視図(b)および(b)のA−A断面図(c) 頭髪のカール付け動作説明図 前髪をカール付けした状態を示す図 頭頂部をボリュームアップした状態を示す図 係合子の変形例を示す図 全体形状およびスリット形状の変形例を示す図
次に、本考案による頭髪整形具の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1(a)(b)には、本考案の一実施形態に係る頭髪整形具の斜視図が示され、図1(c)には、図1(b)のA−A断面図が示されている。
本実施形態の頭髪整形具1は、楕円形状の基体シート2と、この基体シート2に中間層3を介して貼着される該基体シート2と同形同大の装飾シート4とにより構成されている。基体シート2の中央部には長軸方向に沿ってスリット5が形成され、中間層3および装飾シート4にも、スリット5に対応する位置にスリット6が形成されている。こうして、頭髪整形具1の中央部にはスリット5,6による貫通孔が形成される。
ここで、基体シート2、中間層3および装飾シート4は、中間層3がホットメルト接着シート7に包まれた状態で、言い換えれば基体シート2と中間層3との間および中間層3と装飾シート4との間にホットメルト接着シート7を挟んだ状態で配置されて熱圧着されることにより、ホットメルト接着シート7を介して相互に熱融着されている。なお、熱融着部は、基体シート2および装飾シート4の外周縁と、スリット5,6の外周部のみに設けられる。このため、装飾シート4は、外周縁およびスリット6の外周部を除く部分が中間層3によって全体として膨らんだ形状となっており、これによって装飾シート4の立体感が醸し出されている。
前記基体シート2は、雌型面フアスナー(面ファスナーの雌型部分)と同様の構成であって、織布、編布、プラスチックシートなどからなる基材層2aの一面に、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリオレフイン繊維、ポリ塩化ビニル系繊維などの繊維よりなる多数のループ状係合子8を製編織して得た編製または織製の雌型面フアスナー、またはポリエステル、ポリアミド、ポリオレフイン、オレフイン共重合体、塩化ビニル系重合体、ポリウレタン、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、その他の熱可塑性重合体、熱硬化性重合体などの合成樹脂よりなる多数のループ状係合子8を一体成形して得た雌型面フアスナーである。なお、基体シート2に設けられるループ状係合子8は、柔軟性を有し、2〜4mm程度の高さで、基材層2aの表面に多列に規則的に植設されている。
前記装飾シート4は、ポリウレタンよりなり、前記基体シート2(基材層2a)の他面側(係合子8を設けた側と反対側)に中間層3を介して貼着され、表面に絵柄がプリントされて構成されている。また、中間層3もポリウレタンにて形成されている。
次に、このように構成された頭髪整形具1を用いて、例えば前髪の頭髪先端部をカール付け(または寝ぐせ解消)する際の使用手順について、図2,図3を参照しつつ説明する。
まず、カール付けする部分の頭髪9の一部をつまんで軽く捻じり、このつまんだ頭髪9を、図2(a)に示されるように、頭髪整形具1のスリット5,6に挿入する。この後、図2(b)に示されるように、頭髪整形具1を指でつまんでカール付けしたい方向に頭髪先端部と共に矢印Bにて示されるように所要回数捻回し、この捻回した状態のまま、図3に示されるように、ループ状係合子8の面を前頭部に押し付け、そのループ状係合子8を前頭部の頭髪に絡ませることにより頭髪整形具1を頭部に固定する。このとき、ループ状係合子8は頭髪間に入り込み、頭髪上にしっかりと固定される。この固定状態で数分間(例えば15分〜20分)保持させれば、前髪のカール付けが完了する。なお、このカール付けの待ち時間の間に顔の化粧等を行うことができる。
また、本実施形態の頭髪整形具1を頭髪のボリュームアップに用いる場合には、図4に示されるように、ボリュームアップする部分の頭髪の一部を掴み上げ、この掴み上げた頭髪の内側にある頭髪を頭髪整形具1のスリット5,6に挿入し、前述と同様にして頭髪整形具1を指でつまんで所要回数捻回してカール付けした後、ループ状係合子8を頭部側の頭髪上に保持させる。この後、掴み上げていた頭髪をカール付けした頭髪の上面(外周面)を覆うように降ろすことにより、図4に示されるように頭髪のボリュームアップが完了する。
また、本実施形態の頭髪整形具1は、上述のように前髪のカール付けや頭髪のボリュームアップという用途のほか、側部の頭髪に用いて、落ちてきたカールを復活させるという用途にも用いることができる。
本実施形態の頭髪整形具1によれば、髪の捻じりによる整形動作と頭部への保持動作とを片手で容易に行うことができるという利点がある。また、頭髪整形具1が全体として軽量であり、頭部への負担が小さく、頭皮が傷付いたり、毛や毛根にダメージを与えることがない。また、頭髪整形具1そのものが撓むことによって利用者の頭部形状にフィットさせることができるとともに、頭部に対して確実に装着・保持することができる。
本実施形態では、基材層2aの表面に比較的柔軟性のあるループ状係合子(雌型面ファスナー)8を植設したものについて説明したが、このようなループ状係合子7に代えて、図5(a)〜(e)に示されるようなフック状係合子(雄型面ファスナー)10,11,12,13,14を用いることもできる。ここで、図5(a)(b)に示されるのは、膨頭部を有する係合子、図5(c)(d)に示されるのは、鉤型の頭部を有する係合子、図5(e)に示されるのは、逆錨型の頭部を有する係合子である。これらいずれの係合子を用いても、本実施形態と同様の効果を得ることができる。勿論、その他の面ファスナー形状であっても良い。
また、本実施形態では、頭髪整形具1の全体形状として、楕円形のものを説明したが、この形状としては、図6(a)に示されるようなリボン形状の頭髪整形具1Aや、図6(b)に示されるようなハート形状の頭髪整形具1Bを用いることができ、こうすることで、より意匠効果を高めることができる。勿論、それ以外の形状であっても良い。
また、スリットの形状としては、本実施形態の直線状のものに代えて、図6(c)に示される波形のスリット6Aを有する頭髪整形具1Cや、図6(d)に示されるV字形のスリット6Bを有する頭髪整形具1Dや、図6(e)に示される短軸方向に設けた直線状スリット6Cを有する頭髪整形具1Eや、図6(f)に示される楕円形のスリット(開口部)6Dを有する頭髪整形具1Fや、図6(g)に示される長方形のスリット(開口部)6Eを有する頭髪整形具1Gなどを用いることもできる。
本考案の頭髪整形具は、髪に寝ぐせがついてしまった場合などのカール付けや髪をボリュームアップした状態に整形するのに簡易に利用でき、しかも安価に提供できるので、産業上の利用可能性が大きい。
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G 頭髪整形具
2 基体シート
2a 基材層
3 中間層
4 装飾シート
5,6,6A,6B,6S,6D,6E スリット
7 ホットメルト接着シート
8 ループ状係合子
9 頭髪
10,11,12,13,14 フック状係合子

Claims (2)

  1. 基材層の一面に頭髪保持用の多数の係合子を植設するとともに、中央部に前記基材層の一面側から他面側へ貫通する頭髪挿通用のスリットを形成してなる基体シートを備えることを特徴とする頭髪整形具。
  2. 前記基材層の他面側に中間層を介して該基材層と同形状の装飾シートが貼着される請求項1に記載の頭髪整形具。
JP2011003421U 2011-06-17 頭髪整形具 Expired - Lifetime JP3170052U (ja)

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JP3170052U true JP3170052U (ja) 2011-09-01

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016050366A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 株式会社アートネイチャー かつら止着部材、かつら、かつらの修繕方法及びかつらの装着方法

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JP2016050366A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 株式会社アートネイチャー かつら止着部材、かつら、かつらの修繕方法及びかつらの装着方法

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