JP3156568U - 頭髪整形具 - Google Patents
頭髪整形具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3156568U JP3156568U JP2009007529U JP2009007529U JP3156568U JP 3156568 U JP3156568 U JP 3156568U JP 2009007529 U JP2009007529 U JP 2009007529U JP 2009007529 U JP2009007529 U JP 2009007529U JP 3156568 U JP3156568 U JP 3156568U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hair
- peripheral surface
- outer peripheral
- head
- shaping tool
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Abstract
【課題】軽量で頭部に対して容易に装着することができ、しかも頭部への負担を軽減できて安全性の高い頭髪整形具を提供する。【解決手段】円弧状の外周面3とその外周面3よりも曲率の大きな円弧状の内周面4とを有し、弾性材料よりなる正面視三日月形状の整形具本体2と、この整形具本体2の外周面3上および内周面4上にそれぞれ貼着される第1のシート6、第2のシートとを備え、これらの第1、第2のシートの表面に頭髪保持用の多数の係合子10,12を植設する。【選択図】図1
Description
本考案は、頭髪をボリュームアップした状態に整形するために、あるいは化粧する際に前髪を上げるために使用される頭髪整形具に関するものである。
従来、頭髪をボリュームアップするための頭髪整形具として、図4に示されるような形状のものが知られている(特許文献1参照)。この頭髪整形具50は、ABS樹脂のような合成樹脂により一体成形されたものであって、曲率の大きな円弧状部51と、その上に配される曲率の小さな円弧状部52とを両端部分で連結してなる本体部53と、この本体部53の上面および下面にそれぞれ一体形成される頭髪保時部54,55とを備えて構成されている。ここで、本体部53は、図4の紙面に直交する方向に分割された2つの割形片が連結されてなり、各割形片に頭髪保時部54,55が組み付けられている。また、上部の円弧状部52の上面に形成される頭髪保持部54は、先端が2重の鏃形をした板状突片が複数個等間隔に配され、隣接する板状突片間に頭髪が保持されるように構成されている。一方、下部の円弧状部51は、櫛歯が垂下されてその櫛歯間に頭髪が保持されるように構成されている。なお、両円弧状部51,52の中間部分には、横リブ56と、この横リブ56を支えるように配される複数個の縦リブ57とが設けられている。
しかしながら、上記従来の頭髪整形具50では、熱硬化性樹脂(硬質樹脂)により成形されていて、その形状が固定されているために、利用者の頭部形状にフィットしない場合があり、また、櫛歯によって頭髪に保持するように構成されているために、頭部への装着・保持が確実に行えないという問題点がある。さらに、頭部への負担が大きく、装着状態で他物が当接した際にその衝撃が頭髪整形具を介して直に頭部に伝達され、頭皮が傷付いたり、毛や毛根にダメージを与えてしまうという問題点がある。
本考案は、前述のような問題点に鑑みてなされたもので、軽量で頭部に対して容易に装着することができ、しかも頭部への負担を軽減できて安全性の高い頭髪整形具を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、本考案による頭髪整形具は、
円弧状の外周面とその外周面よりも曲率の大きな円弧状の内周面とを有し、弾性材料よりなる正面視三日月形状の整形具本体と、前記整形具本体の外周面上および内周面上にそれぞれ貼着されるシートとを備え、各シートには、表面に頭髪保持用の多数の係合子が植設されていることを特徴とするものである。
円弧状の外周面とその外周面よりも曲率の大きな円弧状の内周面とを有し、弾性材料よりなる正面視三日月形状の整形具本体と、前記整形具本体の外周面上および内周面上にそれぞれ貼着されるシートとを備え、各シートには、表面に頭髪保持用の多数の係合子が植設されていることを特徴とするものである。
本考案によれば、整形具本体が弾性材料により形成されているので、軽量であるとともに、利用者の頭部形状にフィットさせることができ、頭部への負担も小さく、装着状態で他物が当接したとしてもその衝撃を緩和することができ、頭皮が傷付いたり、毛や毛根にダメージを与えるのを防止することができる。また、多数の係合子が植設されたシートが整形具本体の表面に貼着された構成を採用しているので、頭部に対して確実に装着・保持することができ、しかも安価で容易に製造することができるという利点がある。
次に、本考案による頭髪整形具の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1には、本考案の一実施形態に係る頭髪整形具の斜視図が示され、図2には、図1のA−A断面で、頭髪整形具の外周部拡大断面図(a)および内周部拡大断面図(b)がそれぞれ示されている。
本実施形態の頭髪整形具1は、発泡ポリエチレン、ゴムスポンジ等の弾性材料よりなる整形具本体2を備えている。この整形具本体2は、所定幅の円弧状の外周面3とその外周面3よりも曲率の大きな同幅の円弧状の内周面4とを有し、外周面3と内周面4とが両端部で会合することにより全体として正面視三日月形状に形成されている。
図2に示されるように、整形具本体2の外周面3上には接着剤層5を介して第1のシート6が貼着され、また内周面4上には接着剤層7を介して第2のシート8が貼着される。第1のシート6は、織布、編布、プラスチックシートなどからなる基材層9の一面に多数のループ状係合子10が製織されて構成された雌型面ファスナーとされ、第2のシート8は、織布、編布、プラスチックシートなどからなる基材層11の一面に多数のフック状係合子12が製織されて構成された雄型面ファスナーとされている。
ここで、第1のシート6に設けられるループ状係合子10は、ポリプロピレンなどの紡績糸を用いて柔軟性を有し、基材層9の表面に多列に規則的に植設されてなり、2〜4mm程度の高さに形成されている。一方、第2のシート8に設けられるフック状係合子12は、ナイロンなどの紡績糸を用いて剛直性を有し、基材層11の表面に多列に規則的に植設されてなり、ループ状係合子10と同等もしくは若干高く形成されている。なお、これらループ状係合子10およびフック状係合子12の材質は、上記のものに限定されず、他のいろいろな樹脂を用いることができる。
次に、以上のように構成された頭髪整形具1を用いて、頭髪13をボリュームアップする際の使用手順について、図3を参照しつつ説明する。
まず、ボリュームアップする部分の頭髪13の一部を掴み上げ、この掴み上げた頭髪13と残された頭髪13との間に頭髪整形具1を挿入し、内周面4のフック状係合子12を頭部側に残された頭髪13の上に保持させる。このとき、フック状係合子12は頭髪13間に入り込み、頭髪13上にしっかりと固定される。
この後、掴み上げていた頭髪13を頭髪整形具1の上面(外周面)を覆うように降ろし、この降ろした頭髪13を外周面3のループ状係合子10によって保持させる。このとき、ループ状係合子10は降ろした頭髪13間に入り込んで保持され、図3に示されるように頭髪13のボリュームアップが完了する。
この後、掴み上げていた頭髪13を頭髪整形具1の上面(外周面)を覆うように降ろし、この降ろした頭髪13を外周面3のループ状係合子10によって保持させる。このとき、ループ状係合子10は降ろした頭髪13間に入り込んで保持され、図3に示されるように頭髪13のボリュームアップが完了する。
また、本実施形態の頭髪整形具1は、上述のように頭髪13をボリュームアップさせるという用途のほか、化粧をする際等に、前髪を上げて保持するという用途にも使用することができる。この場合には、前髪を掴み上げた状態でその前髪を頭部側の頭髪13の上に被せて、その上から頭髪整形具1の内周面4で頭髪13を抑えつけるようにしてフック状係合子12で頭髪13を保持するようにする。こうすることで、前髪が邪魔になることなく化粧をすることができる。
本実施形態の頭髪整形具1によれば、整形具本体2が発泡ポリエチレン等の弾性材料にて形成されており、しかも整形具本体2の表面にループ状係合子10またはフック状係合子12を植設したシート6,8を貼着して構成されているので、全体として軽量であり、頭部への負担が小さく、装着状態で他物が当接したとしてもその衝撃を緩和することができ、頭皮が傷付いたり、毛や毛根にダメージを与えるのを防止することができる。また、整形具本体2が撓むことによって利用者の頭部形状にフィットさせることができるとともに、頭部に対して確実に装着・保持することができるという優れた効果を奏するものである。
本実施形態では、内周面側の係合子を、比較的剛直性のあるフック状係合子12とし、外周面側の係合子を、比較的柔軟性のあるループ状係合子10とした例について説明したが、フック状係合子とループ状係合子とを逆に用いても良いし、両者ともフック状係合子にしたり、両者ともループ状係合子にしたりする実施形態も可能である。また、雄型係合子の形状は上述のフック状に限定されず、その他、鉤状、鏃状、マッシュルーム状等の形状であっても良い。
また、整形具本体2の形状は本実施形態のような三日月状のものに限る必要はなく、略台形形状であっても良い。なお、本発明において、「三日月形状」とは、これらの変形形状を含むものである。
本考案の頭髪整形具は、頭髪をボリュームアップした状態に整形するために、あるいは化粧する際に前髪を上げるために使用される器具を軽量化でき、しかも安価に提供できるので、産業上の利用可能性が大きい。
1 頭髪整形具
2 整形具本体
3 外周面
4 内周面
5,7 接着剤層
6 第1のシート
8 第2のシート
9,11 基材層
10 ループ状係合子
12 フック状係合子
13 頭髪
2 整形具本体
3 外周面
4 内周面
5,7 接着剤層
6 第1のシート
8 第2のシート
9,11 基材層
10 ループ状係合子
12 フック状係合子
13 頭髪
Claims (1)
- 円弧状の外周面とその外周面よりも曲率の大きな円弧状の内周面とを有し、弾性材料よりなる正面視三日月形状の整形具本体と、前記整形具本体の外周面上および内周面上にそれぞれ貼着されるシートとを備え、各シートには、表面に頭髪保持用の多数の係合子が植設されていることを特徴とする頭髪整形具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009007529U JP3156568U (ja) | 2009-10-23 | 2009-10-23 | 頭髪整形具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009007529U JP3156568U (ja) | 2009-10-23 | 2009-10-23 | 頭髪整形具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3156568U true JP3156568U (ja) | 2010-01-07 |
Family
ID=54860344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009007529U Expired - Fee Related JP3156568U (ja) | 2009-10-23 | 2009-10-23 | 頭髪整形具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3156568U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011234761A (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-24 | Yutsuku Corp:Kk | 頭髪整形補助具 |
JP2015134038A (ja) * | 2014-01-16 | 2015-07-27 | 株式会社貝印刃物開発センター | ヘアセット用器具 |
-
2009
- 2009-10-23 JP JP2009007529U patent/JP3156568U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011234761A (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-24 | Yutsuku Corp:Kk | 頭髪整形補助具 |
JP2015134038A (ja) * | 2014-01-16 | 2015-07-27 | 株式会社貝印刃物開発センター | ヘアセット用器具 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5520421B1 (ja) | ブラジャーのカップ及びブラジャー並びにその製造方法 | |
US5803792A (en) | Anti-slipping brassiere strap bridging and support member | |
JP2020529874A (ja) | 汗誘導用ヘアバンド | |
WO2020191992A1 (zh) | 胶皮组件、头梳以及头梳的制作方法 | |
JP3156568U (ja) | 頭髪整形具 | |
ES2765733T3 (es) | Base de peluca y peluca | |
US9861510B2 (en) | Cervical orthosis | |
JP5516875B2 (ja) | 頭髪整形補助具 | |
JP6173392B2 (ja) | 頭部用のクッション | |
US20130298928A1 (en) | Hair piece device | |
CN206182079U (zh) | 宠物梳 | |
TW201720337A (zh) | 假髮底網 | |
KR200438231Y1 (ko) | 인조손톱 부착장치 | |
KR101443247B1 (ko) | 팔자주름 교정기구 | |
JP6023997B2 (ja) | 頚椎装具 | |
KR101215583B1 (ko) | 가발 | |
CN106417069B (zh) | 宠物梳 | |
US6247983B1 (en) | Adjusting strap structure for swim fins | |
JP5189220B1 (ja) | 睡眠用枕 | |
JP4113498B2 (ja) | 額と頭髪に帽子を被った跡がない帽子 | |
JP5080821B2 (ja) | かつらベース及びかつら | |
US20160045021A1 (en) | Attachable brush for footwear | |
KR20190082380A (ko) | 가발 | |
CN215581648U (zh) | 头带结构及头戴式耳机 | |
JP5720044B1 (ja) | 靴カバー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20091026 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121209 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121209 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131209 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |