JP3170003U - タオル地 - Google Patents
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Abstract
【課題】高い吸水性を持ち、肌ざわりが柔らかく、しかも耐洗濯性や乾燥性に優れたタオルを提供する。
【解決手段】タオルは、セルロース系繊維、特に天然繊維である綿及びレーヨンを原料としたループが長いパイル系1とポリエステルマイクロファイバー糸すなわち極細ポリエステル繊維で繊度0.9デニール以下のものを原料としたループが短いパイル系2からなる。その混用重量比は、長いパイル糸であるセルロース系繊維が25〜75重量%、短いパイル糸であるポリエステルマイクロファイバーが75〜25重量%である。
【選択図】図1
【解決手段】タオルは、セルロース系繊維、特に天然繊維である綿及びレーヨンを原料としたループが長いパイル系1とポリエステルマイクロファイバー糸すなわち極細ポリエステル繊維で繊度0.9デニール以下のものを原料としたループが短いパイル系2からなる。その混用重量比は、長いパイル糸であるセルロース系繊維が25〜75重量%、短いパイル糸であるポリエステルマイクロファイバーが75〜25重量%である。
【選択図】図1
Description
本考案は、タオル、シーツ、カバー、バスローブ、ハンカチ、雑巾、モップなどに使用されるタオル地に関するものである。
従来のタオル地は天然繊維である綿で作られたものが殆どであった。綿は安価で手に入り易くまた古くから綿のタオルは広く日本人に愛されてきた。一方で近年技術革新が進み、吸水性の優れたセルロース系繊維のレーヨンのタオル地や綿とレーヨンが混紡された、柔らかい風合いを持ったタオル地、吸水性の高いポリエステルの異形断面糸を使ったタオル地などが開発され優れた機能商品が登場してきた。
本考案のタオル地はポリエステルマイクロファイバー(極細ポリエステル繊維で繊度0.9デニール以下のもの)で構成されたパイル糸2と吸水性の高いセルロース系繊維である綿及びレーヨンで構成されたパイル糸1の2つの異なったタイプの糸で構成され、かつループの長いパイル糸1とループの短いパイル糸2で構成されており、その混用重量比は、長いパイル糸であるセルロース系繊維が25〜75重量%、短いパイル糸であるポリエステルマイクロファイバー(極細ポリエステル繊維で繊度0.9デニール以下のもの)が75〜25重量%の特徴を有するタオル生地である。
タオル地は、風合いが柔らかく、肌触りも良く、快適な使用感を有し、また高い吸水性があり、洗濯後も乾燥時間が短くなおかつ軽く取扱いやすいものが好まれる。
綿100%のタオル地は、吸水性や水分の保持性が高いため洗濯後の乾燥時間がかかることに難点がある。特に梅雨の時期などは、湿気が多くなかなか乾かずカビなどが発生することもある。
また綿のタオル地は繰り返し使用し洗濯していると繊維がやせてきて、綿自身が持っている水分も少なくなりカサカサ・ゴワゴワした状態になり、特に洗顔用のタオルにとっては適しない状態となる。しかも、綿100%のタオルは重く、水分を吸うとなおさら重量が増すことになり不便である。また、吸水性のあるポリエステルを使用したタオル地は、繊維自体の表面にある溝に水分を保持する性質を持っているが、ポリエステル自体には吸水性がないためベタ付き感がありタオル地には適していない。
綿100%のタオル地は、吸水性や水分の保持性が高いため洗濯後の乾燥時間がかかることに難点がある。特に梅雨の時期などは、湿気が多くなかなか乾かずカビなどが発生することもある。
また綿のタオル地は繰り返し使用し洗濯していると繊維がやせてきて、綿自身が持っている水分も少なくなりカサカサ・ゴワゴワした状態になり、特に洗顔用のタオルにとっては適しない状態となる。しかも、綿100%のタオルは重く、水分を吸うとなおさら重量が増すことになり不便である。また、吸水性のあるポリエステルを使用したタオル地は、繊維自体の表面にある溝に水分を保持する性質を持っているが、ポリエステル自体には吸水性がないためベタ付き感がありタオル地には適していない。
本考案のタオル地は、パイル糸1の組成はセルロース系繊維、特に天然繊維である綿及びレーヨンを原料とした糸であり、パイル糸2の組成はポリエステルのマイクロファイバー糸(極細ポリエステル繊維で繊度0.9デニール以下のもの)で、かつ長いパイル糸1と短いパイル糸2の高低の2層で構成されており、その混用重量比は、長いパイル糸であるセルロース系繊維が25〜75重量%、短いパイル糸であるポリエステルマイクロファイバー(極細ポリエステル繊維で繊度0.9デニール以下のもの)が75〜25重量%であるタオル生地である。セルロース系繊維は、綿、レーヨン、テンセル、リヨセル、キュプラ、アセテート、ポリノジックなどがあげられる。
具体的には長短のパイルが交互に配列され長いパイル糸1と短いパイル糸2が片面或いは両面にループの状態で表面に構成されているもの。
本考案による効果として、ポリエステルのマイクロファイバーヤーンは繊度が0.9デニール以下であり、その糸とセルロース系の繊維と交互に糸を配列することによって吸水性が高く、軽くて柔らかい風合いを有するタオル地を得られることができる。また、地組織をポリエステル100%にするとセルロース系繊維と比べて強い物性があるため、本考案によるタオル地は綿100%のタオル地と比べて耐久性の優れたものとなる。また、地組織をポリエステルとセルロース系繊維の混紡にするとより優れた風合いのタオル地が得られることになる。
本考案の長パイル1と短パイル2を交互に織る場合の配列比率は1対1、2対1或いは1対2の経糸重複平織りを特徴とするものです。
図1において、符号1は長パイル糸すなわちその組成はセルロース系繊維、特に天然繊維である綿及びレーヨンを原料とした糸であり、符号2は短パイル糸すなわちその組成はポリエステルのマイクロファイバー糸(極細ポリエステル繊維で繊度0.9デニール以下のもの)で構成された片面或いは両面のパイル地である。
本考案は、優れた吸水性と速乾性と耐久性を備え、かつ柔らかい風合いとやさしい肌触りを持った、タオル(おしぼり用、洗顔用、バス用、スポーツ用など)、シーツ、カバー、バスローブ、ハンカチ、雑巾、モップなどに使用されるタオル地に関するものである。
1.長パイル
2.短パイル
3.地組織
2.短パイル
3.地組織
Claims (1)
- 本考案はポリエステルマイクロファイバー(極細ポリエステル繊維で繊度0.9デニール以下のもの)を組成としたパイル糸2と吸水性の高いセルロース系繊維すなわち綿及びレーヨンで構成されたパイル糸1の2つの異なったタイプの糸で構成され、かつループの長いパイル糸1とループの短いパイル2で構成されており、その混用重量比は、長いパイル糸1であるセルロース系繊維が25〜75重量%、短いパイル糸2であるポリエステルマイクロファイバー(極細ポリエステル繊維で繊度0.9デニール以下のもの)が75〜25重量%であるタオル生地。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US13/425,827 US8578972B2 (en) | 2011-04-08 | 2012-03-21 | Fabrics having double layers of terry or pile |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3170003U true JP3170003U (ja) | 2011-09-01 |
Family
ID=
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2534987A1 (en) * | 2011-06-15 | 2012-12-19 | Tricol. Japan Co., Ltd. | Pile fabric |
JP2016026607A (ja) * | 2015-09-04 | 2016-02-18 | 有限会社G.P. | 転写印刷用縦編みパイル生地および転写印刷タオル |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2534987A1 (en) * | 2011-06-15 | 2012-12-19 | Tricol. Japan Co., Ltd. | Pile fabric |
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