JP3169930U - ボール - Google Patents
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Abstract
Description
その結果、ソフトバレーボールはあくまでも屋内のスポーツであり、広く、公園、砂浜等のアウトドアで、誰しもが手軽に楽しめるスポーツではなかった。
その結果、簡単にはボールは落下することなく、投げられた時の投擲力に応じ所定距離に亘って投げられた方向に直進する。
従って、請求項2記載の考案にあっては、ボールの表皮材の表面には複数のドーム状の膨出部が形成されている。
ジャックニクラウスが創案した、いわゆる「ケイマンゴルフ」で使用されるゴルフボールには発泡性の合成樹脂が使用され、一般のゴルフボールと比較した場合、重量は半分である一方、ボール表面部には多数の小さな凸部が形成され、空気抵抗を受けることにより、飛距離は通常のゴルフボールに比して約半分程度になるように設計されている。
これに対して、本考案に係るボールは、同様に表面部には多数の膨出部が形成されているが、合成樹脂製の表皮材のみからなり中空であって内部に空気を封入することにより形成されることから軽量であり、上記多数の膨出部は空気抵抗を受けて揚力を発生させ、飛距離を伸ばすように機能するものであり、「ケイマンゴルフ」のボールに比して逆転の発想といえる。
膨出部の直径寸法がボール本体の円周寸法の5.6%以下であるとボール本体に作用する充分な揚力を得られることが実験の結果判明している。
上記膨出部の直径寸法は、円周寸法の5.6%以下であることを前提にして48個の膨出部を形成することによりボール本体への充分な揚力が得られることが実験の結果判明している。
その結果、簡単にはボールは落下することなく、投げられた時の投擲力に応じ所定距離に亘って投げられた方向に直進する。
また、本考案に係るボールは、合成樹脂製の表皮材のみからなり中空であって内部に空気を封入することにより形成されるボールであることから、一般に使用されるバレーボール、サッカーボール、ハンドボール等に比して非常に軽量であり、投げる際、受ける際にも全く力を必要とせず、また、受け損じて身体に当たった場合でも衝撃を受けないことから、老若男女を問わず、広く球技を楽しむことができる。
図1に示すように、本実施の形態に係るボール10は、合成樹脂製の表皮材11のみからなり中空であって内部に空気を封入することにより形成されており、上記表皮材11の表面に複数の膨出部12を有している。
また、本実施の形態に係るボール10は、適宜手段により図示外の空気栓から内部に空気を吹込み、膨らませることによりボール10として使用することができるように構成されている。
本実施の形態にあっては、上記表皮材11は、PVC(ポリ塩化ビニル)製であって、本実施の形態に係るボール10を製作するためには以下の手順による。
図2に示すように、ボール10を形成する6枚の平面略長円状の構成パネル13aを型抜きにより形成する。その後、図3に示すように、上記構成パネル13bに膨出部12を形成するための開口部14を形成する。本実施の形態にあっては、各構成パネル13bには夫々8個の開口部14が形成されている。
また、図4(2)に示すように、上記開口部14に配設する膨出部形成部材16を型抜きして作製する。その後、上記頭部形成部材15に空気栓17を溶着固定する。
その後、夫々の膨出部形成部材16を各構成パネル13bの8個の開口部14に夫々溶着するか、又は面付けされた上型により一回の溶着加工により溶着させる。この場合には、各膨出部形成部材16を上型の所定位置に相互にずれないように配置することが必要となる。
上記構成パネル13a、13aを2枚上下に重ねて平らな所定の板材の上に載置すると共に円筒状の金型を配置した上型を準備し、上記上型を構成パネル13a上に圧接することにより、上記2枚の構成パネル13a,13aを溶着すると共に膨出部形成部16を形成することもできる。
また、上記膨出部12は、全体として48個形成されている場合を例に説明したが、膨出部12の個数は本実施の形態に限定されない。また、膨出部の直径寸法はボール本体の円周寸法の5.6%以上であればよく、5cmには限定されない。
11 表皮材
12 膨出部
13 構成パネル
15 頭部形成部材
16 膨出部形成部材
17 空気栓
18 開口部
19 底部形成部材
Claims (5)
- 合成樹脂製の表皮材のみからなり中空であって内部に空気を封入することにより形成されるボールであって、上記表皮材の表面に複数の膨出部を有することを特徴とするボール。
- 上記膨出部は平面円形状であって全体薄型ドーム状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のボール。
- 上記膨出部の直径寸法は、円周寸法の5.6%以下であることを特徴とする請求項2記載のボール。
- 上記膨出部は、全体として48個形成されていることを特徴とする請求項3記載のボール。
- 円周寸法は890mmであると共に重量は54gであることを特徴とする請求項4記載のボール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011003312U JP3169930U (ja) | 2011-06-14 | 2011-06-14 | ボール |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011003312U JP3169930U (ja) | 2011-06-14 | 2011-06-14 | ボール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3169930U true JP3169930U (ja) | 2011-08-25 |
Family
ID=54880725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011003312U Expired - Lifetime JP3169930U (ja) | 2011-06-14 | 2011-06-14 | ボール |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3169930U (ja) |
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2011
- 2011-06-14 JP JP2011003312U patent/JP3169930U/ja not_active Expired - Lifetime
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