JP3169664U

JP3169664U - ハンガーの構造

Info

Publication number: JP3169664U
Application number: JP2011003025U
Authority: JP
Inventors: 趙家呈
Original assignee: 趙家呈
Priority date: 2011-05-30
Filing date: 2011-05-30
Publication date: 2011-08-11
Anticipated expiration: 2021-05-30

Abstract

【課題】利便性をより向上させたハンガーの構造を提供する。【解決手段】主に一つのロッド１と少なくとも一つのスライド部品２で構成するハンガーの構造である。前記ロッドに固定部１１を設置し、前記固定部の両側にそれぞれ支持１２を設け、前記支持部に被連結部を設置する。少なくとも一つのスライド部品の中央に穴２１を設け、前記穴にはロッドを貫設する。前記スライド部品の両側にそれぞれ収束部２２を設け、前記収束部の一端に連結部を設置し、前記連結部はロッドの支持部にある被連結部と接続する。前記スライド部品をロッドのフック１５方向にスライドする際、前記被連結部と前記連結部が連動可能に連結されていることにより、前記収束部は支持部を外側に伸展させ、素早く衣服の肩部分を広げることができる。前記ロッドは一定の長さを有しかつ伸縮ポールを更に追加することもできる。【選択図】図４

Description

本考案はハンガーの構造に関し、特に衣服の襟口が広げられて伸びたり、変形したりするのを防止するハンガーの構造である。また、ユーザーが直接前記ハンガーを持ち、洗濯物を比較的高い場所にある物干し竿に掛けることができ、竿がけポールを探しまわらなくても済む上、洗濯物を干す或いは取り込む時間を減らし、利便性を高めるハンガーの構造に関する。

図１に示すように、ハンガー８はフック８３と連結し、かつ前記ハンガー８の両側にある右端８１と左端８２にそれぞれ衣服９の右肩９２および左肩９４をかける。図２に示すように、前記「ハンガー」にフック８３を設けることで、ハンガー８及び衣服９を物干し竿８４の竿８５にかけることができ、衣服９を干す目的に達する。

前記「ハンガー」は衣服９を干す目的に達することができるが、図１に示すように、前記ハンガー８の両側にある右端８１と左端８２の幅が衣服９の襟口９１より大きいと、ユーザーはハンガー８を衣服９の中に入れようとすると、必ず前記ハンガー８を傾けてから、前記ハンガー８の右端８１を前記衣服９の襟口９１に入れ、更に衣服９の右肩９２の方向にずらし、前記衣服９の右袖９３にかけてから、衣服９の襟口９１を広げ、前記ハンガー８の左端８２を前記衣服９の襟口９１に入れ、更に衣服９の左肩９４の方向にずらし、前記衣服９の左袖９５をかける。前記衣服９の襟口９１は衣服９を干すたびに広げられるため、前記衣服９の襟口９１は伸び易く変形しやすい。更に図２に示すように、往々にして物干し竿８４の竿８５はある一定の高さにあるうえ、前記「ハンガー」の高さが足りないため、ユーザーは別途竿がけポール９６を購入する必要がある上、度々前記竿がけポール９６を探すことにもなりやすい。また、前記竿がけポール９６の挟持部９７を介し、各ハンガー８及び衣服９をあげるため、ユーザーが衣服９を一枚干すたびに、竿がけポール９６をあげて、衣服９を物干し竿８４の竿８５に掛けてから竿がけポール９６をおろす。ユーザーは衣服９を一枚干すたびに竿がけポール９６を一度上げおろす必要があるため、衣服９を干すのにかかる時間が増え、かつ不便であることを鑑みて、更なる改善が必要であった。

関連する先行技術として、特許文献１に開示されている衣類ハンガーがある。この衣類ハンガーは、辺の長さが異なる二つの二等辺三角形の底辺を共有させて構成する四辺形の各頂点を結ぶ対角線は互いに直交し、該短辺が構成する内角を鋭角から鈍角まで連続的に変化させると共に、四頂点は直交する対角線上を移動する幾何学上の原理を活用し、ハンガーアームの開閉操作、衣類懸架時のハンガーアームの展伸保持、及び、ハンガーの安定的な懸架性を改善しようするものである。

しかしながら、特許文献１のハンガーは衣服を洗濯して干す際に、衣服を高い位置にある物干し竿にかけることは困難であり、また高い位置で乾かした衣類を取り込むことも容易ではなかった。

特開２００６−２４７３０３号公報

前記公知構造の欠点を解決するため、本考案は衣服の襟口が頻繁に広げられて伸びたり、変形したりするのを防止する。また、ユーザーが直接前記ポールを握り、衣服を比較的高い位置にある物干し竿にかけることができ、洗濯物を干す或いは取り込む時間を短縮し、便利に衣服を干す及び取り込むことができるハンガーの構造を提供することを主な目的とする。

上述の目的を解決するために、本考案はハンガーの構造を提供するものである。それに含まれるのは、ロッド及び少なくとも一つのスライド部品である。

前記ロッドに固定部を設置し、前記固定部の両側にそれぞれ支持部を設け、前記支持部に被連結部を設け、前記ロッドの一端にフックを設置する。

少なくとも一つのスライド部品の中央に穴を設け、前記穴にはロッドを貫設する。前記スライド部品の両側にそれぞれ収束部を設け、前記収束部の一端に連結部を設置し、前記連結部はロッドの支持部にある被連結部と接続する。

前記スライド部品をロッドのフック方向にスライドする際、互いに接続する前記支持部にある被連結部と、前記スライド部品の収束部にある連結部により、前記収束部は支持部を外側に伸展させ、素早く衣服の肩部分を広げることができ、衣服の襟口が頻繁に広げられて伸びたり変形したりするのを避けることができる。前記ロッドは一定の長さを具有するため、ユーザーは直接前記ロッドを握り、衣服を比較的高い場所にある物干し竿に掛けることができるため、竿がけポールを探すこともなく、衣服を干す及び取り込む時間を節約し、便利にできる目的を果たす。

本考案はロッド及び少なくとも一つのスライド部品、支持部、フックを設置することで、衣服の裾よりハンガーを挿入し、フックを衣服の襟口の外に露出してからスライド部品をフック方向に移動して固定すると、二つの支持部が伸展し、衣服の肩部を広げることができるため、衣服の襟口が頻繁に広げられて伸びたり変形したりするのを避けることができる。また、前記ロッドは一定の長さを具有するため、ユーザーは直接前記ロッドを握り、衣服を比較的高い場所にある物干し竿に掛けることができるため、竿がけポールを探すこともなく、衣服を干す及び取り込む時間を節約し、便利である。

従来例のハンガーの動作図である。従来例のハンガーの別の動作図である。本考案の一実施例のハンガー構造の主要部分の分解図である。本考案の一実施例のハンガー構造の立体組立図である。本考案の一実施例のハンガー構造の収束状態の略図である。本考案の一実施例のハンガーを衣服の中に挿入する動作図である。本考案の一実施例のハンガーのスライド部品を変位する動作図である。本考案の一実施例のハンガーを使って衣服を吊す動作図である。本考案の一実施例のハンガーを使って衣服を取り込む動作図である。本考案の一実施例のハンガー構造の伸縮ポールを伸長するために下向きに変位させる動作図である。

[実施例]
本考案によるハンガーの構造を明確に示すために図に沿って詳細な説明を行う。
図３及び図４に示すのは、本考案のハンガーの構造である。それに含まれるのは一つのロッド１及び少なくとも一つのスライド部品２である。

前記ロッド１に固定部１１を設置し、前記固定部１１の両側にそれぞれ支持部１２を設け、前記支持部１２の一端はボルト１１１によって固定部１１と連結する。前記支持部１２は被連結部１２１を設け、前記被連結部１２１は穴或いは凸ブロックとすることができる。前記支持部に接続部品１３を具有し、前記接続部品１３は被連結部１２１に通し、前記接続部品１３は止め金とすることができる。また、前記支持部１２内に凹部１４を設置し、前記凹部は溝とすることができる。前記ロッド１のサイドに穴１０を設け、該ロッド１の先端のほうにフック１５を設ける。フック１５はロッド１に一体成形して設けられてもよいし、ロッド１の先端に別部品として設置されてもよい。前記ロッド１のサイドに弾性組立部品１６を設置し、前記弾性組立部品１６に含まれるのは押さえ部品１６１、凸部１６３、弾性部品１６４、固定部品１６５及びコントロール部品１６６である。前記押さえ部品１６１は斜め凸ブロックの形状とし、一端に穴１６２を設置する。前記凸部１６３は押さえ部品１６１の一端とリベットによって接続する、或いは押さえ部品１６１と一体成形することができる。また、前記凸部１６３はリベットとすることができ、前記弾性部品１６４を前記凸部１６３に通す。前記弾性部品１６４はスプリングとすることができる。前記固定部品１６５を押さえ部品１６１の穴１６２に通してからロッド１の穴１０に固定する。前記固定部品１６５はリベットとすることができる。前記コントロール部品１６６は紐或いは長い棒状の金属体、または長い棒状のプラスティックのものとし、コントロール部品１６６の一端を押さえ部品１６１と接続する。前記ロッド１の下方一端に少なくとも一つの弾性凸部１７を設け、前記弾性凸部１７はアーク型とすることができる。また、前記ロッド１の下方に伸縮ポール１８を設置し、前記伸縮ポール内に収納部１８１を設置し、前記収納部１８１にロッド１を挿入することができる。前記伸縮ポール１８に穴とすることのできる少なくとも一つの調整穴１９を設置し、ロッド１にある弾性凸部１７が前記調整穴１９と嵌合する。前記伸縮ポール１８の片側に溝とすることのできる導引溝１９１を設けることができる。

少なくとも一つのスライド部品２の中央に穴２１を設け、前記穴２１にはロッド１を貫設する。前記スライド部品２の両側にそれぞれ収束部２２を設け、前記収束部２２の一端に連結部２２１を設置し、前記連結部２２１はロッド１の支持部１２にある被連結部１２１と接続する。つまり、前記支持部に接続部品１３を有し、前記支持部１２の被連結部１２１及び収束部２２の連結部２２１を接続する。また、前記連結部２２１は穴とし、前記スライド部品２は軸受とし、前記収束部２２は収束棒とすることができる。

図４及び図５に示すように、前記弾性組立部品１６の押さえ部品１６１を押すと、図４に示す前記スライド部品２は下向きにスライドして移動し、前記スライド部品２に上下動可能に連結した収束部２２は図５に示すように収束した状態となる。前記ロッド１の固定部１１に上下動可能に連結した支持部１２内に設けられた凹部１４は、前記スライド部品２の収束部２２を収納することで、本考案が束状を呈し、収納しやすくなる。また、前記支持部１２内に凹部１４を設けるため、重さを減らし、軽量化することができる。

図５及び図６に示すように、本考案を収束すると束状になるため、本考案のロッド１を素早く衣服３の裾３１より挿入し、襟口３２の方向へ移動し、ロッド１のフック１５を衣服３の襟口３２から外に露出することができる。図３及び図７に示すように、前記被連結部１２１と前記連結部２２１が接続することにより、前記スライド部品２をロッド１のフック１５の方向に向かって移動すると、前記スライド部品２の収束部２２は支持部１２を外側に伸展させ、素早く衣服３の肩部分３３を開くことができ、衣服３の襟口３２が頻繁に広げられて伸びる或いは変形するのを避けることができる。また、前記ロッド１に設ける弾性組立部品１６により、スライド部品２の下方と抵触し、スライド部品２が下向きに滑るのを防止することができる。図８に示すように、前記ロッド１は一定の長さを具有し、ユーザー４はロッドを直接手４１で握り、衣服３を比較的高い場所にある物干し竿５に掛けて干すことができる。前記ロッド１のフック１５及び衣服３は直接物干し竿３の竿５１に吊るすことになるため、竿がけポール９６を探す必要がなく、衣服３を干す時間を短くし、便利に衣服３を干すことができる。

図８及び図１０に示すように、前記ロッド１の長さが物干し竿５の竿まで届かない場合、ロッド１下方に伸縮ポール１８を設け、前記伸縮ポール１８は少なくとも一つの調整穴１９を設け、前記伸縮ポール１８を手４１で下向きに引っ張ると、前記ロッド１にある弾性凸部１７は導引溝１９１に沿って移動し、伸縮ポール１８の上方にある調整穴１９に嵌合することで、大幅に前記ロッド１のトータルの長さを伸ばす。ユーザー４はロッド１のフック１５及び衣服３を更に高い物干し竿５の竿５１に掛けることができ、異なる高さの物干し竿５に適用することができる。

図３及び図９に示すように、ユーザー４が衣服３を取り込む際、前記弾性組立部品１６の押さえ部品１６１及びコントロール部品１６６を互いに接続するため、ユーザー４は前記コントロール部品１６６を引っ張ると、押さえ部品１６１が内側に変位し、それにより凸部１６３が弾性部品１６４を押すため、押さえ部品１６１はスライド部品２の下方を抵触せず、引力により前記スライド部品２はロッド１の下方にスライドし、収束部２２と支持部１２がロッド１の方向に束状に収束する。よって、前記支持部１２の幅が衣服３の襟口３２の口径より小さくなり、衣服３は前記支持部１２に沿って自ら下に滑り落ちるため、衣服３を取り込む時間を節約し、便利に取り込むことができる。

図７及び図８に示すように、本考案のスライド部品２をロッド１のフック１５方向にスライドする際、被連結部１２１と連結部２２１が互いに接続するため、収束部２２は支持部１２を外側に伸展させ、素早く衣服３の肩部分３３を広げることができ、衣服３の襟口３２が頻繁に広げられて伸びたり変形したりするのを避けることができる。前記ロッド１は一定の長さを具有するため、ユーザーは直接前記ロッド１を握り、衣服３を比較的高い場所にある物干し竿５に掛けることができるため、竿がけポール９６を探すこともなく、衣服３を干す及び取り込む時間を節約し、便利にできる目的を果たす。

本考案を従来技術と比較する
従来技術：
１、衣服の襟口が伸びる或いは変形しやすい。

２、ユーザーは頻繁に竿がけポールを探す必要がある。

３、洗濯物を干す時間が長くかかり、不便である。

本考案のメリット：
１、衣服の襟口が頻繁に広げられて伸びる或いは変形するのを防止することができる。

２、ユーザーが前記ロッドを握って、直接衣服を比較的高い物干し竿に掛けることができ、竿がけポールを探す必要がない。

３、洗濯物を干す或いは取り込む時間を減らし、更に便利である。

４、収納しやすく、軽量化できる。

５、前記ロッドのトータルの長さを長く伸ばすことができ、異なる高さの物干し竿に適用し、適用性が高い。

１、ロッド
１０、穴
１１、固定部
１１１、ボルト
１２、支持部
１２１、被連結部
１３、接続部品
１４、凹部
１５、フック
１６、弾性組立部品
１６１、押さえ部品
１６２、穴
１６３、凸部
１６４、弾性部品
１６５、固定部品
１６６、コントロール部品
１７、弾性凸部
１８、伸縮ポール
１８１、収納部
１９、調整穴
１９１、導引溝
２、スライド部品
２１、穴
２２、収束部
２２１、連結部
３、衣服
３１、裾
３２、襟口
３３、肩部
４、ユーザー
４１、手
５、物干し竿
５１、竿
８、ハンガー
８１、右端
８２、左端
８３、フック
８４、物干し竿
８５、竿
９、衣服
９１、襟口
９２、右肩
９３、右袖
９４、左肩
９５、左袖
９６、竿がけポール
９７、挟持部

Claims

ロッド及びスライド部品を含み、
前記ロッドに固定部を設置し、前記固定部の両側にそれぞれ支持部を設け、前記支持部は連結部を設け、また、前記ロッドの一端にフックを設置し、前記ロッドのサイドに弾性組立部品を設置し、
少なくとも一つのスライド部品の中央に穴を設け、前記穴にはロッドを貫設し、前記スライド部品の両側にそれぞれ収束部を設け、前記収束部の一端に連結部を設置し、前記連結部はロッドの支持部にある被連結部と接続することを特徴とするハンガーの構造。
前記ロッドの固定部から伸びる支持部に被連結部を設置し、且つ前記支持部に接続部品を具有し、前記接続部品は支持部の被連結部及び収束部の連結部に通し、
前記ロッドの固定部から伸びる支持部内に凹部を設置し、スライド部品の収束部を収納することができ、及び、
前記ロッドの先端とサイドにそれぞれ穴を設置し、前記ロッドのサイドに弾性組立部品を設置し、前記弾性組立部品に含まれるのは押さえ部品、凸部、弾性部品、固定部品及びコントロール部品であり、
前記押さえ部品の一端に穴を設け、且つ前記凸部は押さえ部品の一端とリベットによって接続、或いは押さえ部品と一体成形することができ、
前記弾性部品を前記凸部に通し、前記固定部品を押さえ部品の穴に通してからロッドの穴に固定し、
前記コントロール部品の一端を押さえ部品と接続することを特徴とする請求項１記載のハンガーの構造。
前記ロッドの下方一端に少なくとも一つの弾性凸部を設け、前記ロッドの下方に伸縮ポールを設置し、前記伸縮ポール内に収納部を設置し、前記収納部にロッドを挿入することができ、
前記伸縮ポールに調整穴を設置し、ロッドにある弾性凸部が前記調整穴と嵌合し、前記伸縮ポールの片側に導引溝を設けることを特徴とする請求項１記載のハンガーの構造。