JP3169009U - 帯エプロン - Google Patents

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Abstract

【課題】見た目が美しく、かつ、腰を保護する機能を有する帯エプロンを提供する。【解決手段】帯エプロン10は、腰から下を覆うスカート部11と、該スカート部11の上端に設けられた帯部12とを備え、帯部12を体に巻いて着用する。帯部12は、表側生地と、裏側生地と、それらの間に挿入された芯地とを有し、帯部12の幅は、8cm以上20cm以下の範囲内とされることが好ましい。帯部12の長さは、体を1.3周以上2周以下の範囲内で巻回可能な長さとすることが好ましい。【選択図】図1

Description

本考案は、衣服の汚れを防ぐ等の目的で着用されるエプロンに関する。
エプロンとしては、例えば、胸からひざ、または腰から下を覆うものが広く知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなエプロンでは、例えば、腰から下を覆うスカート部の上端に腰紐を設け、この腰紐を体に巻きつけて結ぶことにより着用される。しかし、現在用いられているエプロンは、デザイン重視又はコストの面からエプロンの腰紐が細いものもあり、そのため腰紐がずれて結ばれてしまい、だらしなく見えてしまうという問題があった。
また、エプロンを着用して作業をする際には、腰に負担がかかる場合も多く、腰を保護することができれば好ましい。例えば、和服を着るときに用いる帯は、腰を保護するのに非常に優れているが、現在は洋服が主として着用されているので、帯を日常的に用いるのは難しい。
登録実用新案第3105048号公報
本考案は、このような問題に基づきなされたものであり、見た目が美しく、かつ、腰を保護する機能を有する帯エプロンを提供することを目的とする。
本考案の帯エプロンは、スカート部の上端に設けた帯部を体に巻いて着用するものであって、帯部は、表側生地と、裏側生地と、それらの間の芯地とを有し、帯部の幅は、8cm以上20cm以下の範囲内のものである。
本考案の帯エプロンによれば、帯部の幅を広くし、芯地を入れたので、腰をしっかり締めることができ、腰を保護することができると共に、帯部がずれにくくなり、見た目も美しくすることができる。また、腰を保護するという帯の長所を生かしながら、帯のように長くないので、簡単に着用することができる。
本発明の一実施の形態に係る帯エプロンの構成を表す図である。 図1に示した帯エプロンを着用した状態を表す前から見た図である。 図1に示した帯エプロンを着用した状態を表す後から見た図である。 本発明の変形例を表す図である。
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本考案の一実施の形態に係る帯エプロン10の構成を表すものであり、図2は、帯エプロン10を着用した状態を前から見たものであり、図3は、帯エプロン10を着用した状態を後ろから見たものである。この帯エプロン10は、腰から下を覆うスカート部11と、スカート部11の上端に設けられた帯部12とを備え、帯部12を体に巻いて着用するものである。スカート部11は、少なくとも体の前側の一部を覆うように設けられていればよいが、前から脇にかけて覆うようにしてもよく、更に、後ろまで覆うようにしてもよい。スカート部11は、どのような材料により構成されていてもよく、用途に応じて適宜選択される。材料としては、例えば、綿又は化学繊維などよりなる布地や、ビニールなどの高分子樹脂が挙げられ、それらを複合して用いてもよい。
帯部12は、例えば、表側生地と、裏側生地と、それらの間に挿入された芯地とを有している。芯地により腰を支える力を大きくし、帯部12の見た目も美しくするためである。表側生地と裏側生地とは、別布で構成して縫い合わせるようにしてもよく、また、一枚の布を折り返して縫い合わせるようにしてもよい。表側生地及び裏側生地は、例えば、綿により構成することが好ましい。通気性がよく、むれを防止することができるからである。芯地は、例えば、綿により構成することが好ましい。汗を吸収することができるからである。また、芯地は1枚でもよいが、2枚以上を重ねて用いてもよい。例えば、芯地を二重にして入れるようにすれば、よりしっかりと腰を保護することができるので好ましい。
帯部12の幅W1は、8cm以上20cm以下の範囲内であることが好ましく、10cm以上18cm以下の範囲内、更には、12cm以上16センチ以下の範囲内、更には、13cmから15cmの範囲内であればより好ましい。幅W1が狭いと、腰を支える効果が小さく、幅W1が広すぎると、おなかを圧迫してしまうからである。
帯部12の長さL1は、例えば、体(具体的には胴部)を1.3周以上の範囲で巻回可能な長さとすることが好ましい。帯部12を腰の後ろで重ね合わせることにより、腰をしっかりと保護することができるからである。また、帯部12の長さL1は、例えば、体を2周以下の範囲で巻回可能な長さとすればより好ましい。あまり長いと簡単に着用することが難しくなるからである。なお、帯部12の長さL1は、例えば、体を1.5周以上2周以下の範囲内で巻回可能な長さとすればより好ましい。また、具体的には、体型により異なるが、帯部12の長さL1は、例えば、80cm以上160cm以下の範囲内とすることが好ましい。
帯部12の両端部には、例えば、帯部12を延長するように、芯材を備えていない紐部13が設けられている。紐部13は、結ぶことにより、帯部12を体に固定するためのものである。紐部13は、表側生地と裏側生地とを有していてもよいが、表側生地のみにより構成されていてもよい。また、紐部13は、帯部12と同一の生地により構成されていてもよいが、異なる生地により構成されていてもよい。紐部13の幅W2は、例えば、5cmから10cm程度とすることが好ましい。結びやすくかつ帯部12とのバランスもよいからである。紐部13の長さL2は、例えば、10cmから40cm程度とすることが好ましい。
帯部12には、紐部13を通すための孔14が設けられている。帯部12を体に巻いたときに、体側になった紐部13を表側に出すためである。孔14は、着用したときに、体の脇又はその近傍に位置する箇所に設けることが好ましい。着用したときに前側から孔が見えにくいので、見た目を美しくすることができるからである。孔14は、1つ設ければよいが、左右の脇又はその近傍に1つずつ設け、利き手によりどちらかを選んで利用することができるようにすることが好ましい。孔14の大きさ(長さ)は、例えば、4cmから8cm程度とすることが好ましい。
また、スカート部11には、ギャザーを入れても入れなくてもよく、ポケット15を必要に応じて設けるようにしてもよい。ポケット15は、例えば、前側に設けてもよいが、後ろ側に設けることが好ましい。携帯電話等は、揚げ物を上げる時等、作業により前側のポケットでは危ない場合があるからである。
この帯エプロン10では、エプロン部11の位置を体に合わせ、帯部12を前から後ろに回し、片方の紐部13を帯部12の孔14に通して前側に出し、もう片方の紐部13はそのまま後ろから前に回して、前側または脇で紐部13を結ぶ。
このように本実施の形態の帯エプロン10によれば、帯部12の幅を広くし、芯地を入れたので、腰をしっかり締めることができ、腰を保護することができると共に、帯部12がずれにくくなり、見た目も美しくすることができる。また、腰を保護するという帯の長所を生かしながら、帯のように長くないので、簡単に着用することができる。
以上、実施の形態を挙げて本考案を説明したが、本考案は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変形可能である。例えば、上記実施の形態では、スカート部11を有する帯エプロン10について説明したが、例えば、図4に示したように、帯部12の上に胸当部16及び肩紐17を設けるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、紐部13を結ぶことにより固定する場合について説明したが、紐部13に替えて、面状ファスナーやスナップなどの固定具により帯部12を固定するようにしてもよい。
エプロンに用いることができる。
10…帯エプロン、11…スカート部、12…帯部、13…紐部、14…孔、15…ポケット、16…胸当部、17…肩紐

Claims (2)

  1. スカート部の上端に設けた帯部を体に巻いて着用する帯エプロンであって、
    前記帯部は、表側生地と、裏側生地と、それらの間の芯地とを有し、
    前記帯部の幅は、8cm以上20cm以下の範囲内である
    ことを特徴とする帯エプロン。
  2. 前記帯部は、体を1.3周以上2周以下の範囲内で巻回可能な長さを有し、
    前記帯部の両端には、前記帯部を延長するように、芯材を備えていない紐部が設けられ、
    前記帯部には、前記紐部を通すための孔が設けられた
    ことを特徴とする請求項1記載の帯エプロン。
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