JP3168928U - 物差し分度器付下敷き - Google Patents

Abstract

【課題】効率的な測定・マーキングなどを行うことができる物差し・分度器付き下敷きを提供する。【解決手段】不透明シート表面に彩色で方眼、放射線および同心円を印刷し、一定間隔で線幅を変化させ、最外周に目盛りを加える。【選択図】図１

Description

本考案は直線的な寸法や角度を測ることを主目的とする物差し及び分度器に関する。

従来の物差し・分度器はそれ自体が透明で被測定物の上に重ねることで目盛を読む。また従来の物差しは一度に２点間の距離を直線的に１回しか測定できない。

物差しと分度器は全く異なる形状で、単体の製品として両方を兼ね備えられない。従って長さ・距離を測りながら同時に角度も測定することはできない。

特開２００９−１６６４６７号

同一平面上にあり一定の角度で交わる、複数の線分の特定部分間距離及び角度を少ない操作回数で読み取れること。

長さ・距離及び角度を測定するだけでなく、あらかじめ設定された寸法にマーキングする作業を無理のない力と少ない操作回数で実現すること。

Ｂ５判ノート以上の大きさの不透明シート表面に明確な彩色で５ｍｍ方眼と、５度間隔の放射線、及びその交点を中心とする５ｍｍ間隔の同心円を作図し印刷する。なお方眼は10ｍｍ及び50ｍｍ及び100ｍｍ間隔、放射線は10度及び90度間隔で線幅を変化させる。更に方眼の最外周と上下・左右の中心線上に１ｍｍ間隔の寸法目盛、及び同心円の最外周に１度間隔で全周360度の角度目盛を加える。以上を物差し・分度器としての本考案の要件とする。

方眼状の物差し部分と分度器部分は同一面に印刷するため、彩色を変えて明確に区別させる。

不透明シートの印刷面は、更に0.5ｍｍ以下の厚さの樹脂製透明シートでカバーし、傷や摩耗から保護する。

透明シートは圧着固定する場合と、２枚の透明シートで不透明シートをはさみ差替え式とする場合の両方を考慮する。

本考案により例えば長方形の縦横方向の長さ、２点が直角の台形の各辺の長さと２辺の成す角度などは、たった一度の被測定物の取り回し操作で測ることができる。複雑な形状に対する測定・マーキングなどにおいてもより少ない取り回し操作で済む。

従来の物差しまたは分度器（以後スケールと呼ぶ）では片手でマーキングのためのペンなどを持ってしまったら、もう一方の手はスケールと被測定物の両方を動かないように保持しておかねばならなかったが、本考案では被測定物を押さえる力で同時にスケールも押さえつけられるので、スケールの取り回しが楽になる。

片面のみ不透明シートと透明シートを圧着固定すれば片面スケールの下敷きとなる。不透明シートに両面印刷し、表裏とも透明シートを圧着固定すれば両面で異なるスケールを持った下敷きとなる。

２枚の透明シートを圧着固定せず、不透明シートをはさむ形とし、表裏２面を使った多様なスケールの仕様とする展開も可能となる。

図１はスケールの基本図面である。（実施例）

図１のように方眼スケールを黒、図ではグレーで示した分度器スケール部分を赤で印刷し明瞭に区別する。

Claims (4)

1. 
   不透明シート表面に明確な彩色で方眼と、放射線、及びその交点を中心とする同心円を作図、印刷し、方眼と放射線と同心円は一定度間隔で線幅を変化させ、更に方眼の最外周と上下・左右の中心線上に寸法目盛、及び同心円の最外周に角度目盛を加えたことを特徴とする物差し・分度器付き下敷き。
2. 物差しと分度器を不透明シートの同一面に印刷する際に、それぞれ線及び目盛の色を変えて明確に区別した請求項１に記載の物差し・分度器付き下敷き。
3. 印刷面を0.5ｍｍ以下の厚さの樹脂製透明シートでカバーし、印刷インク面を摩耗や傷から保護することを目的とする請求項１〜２に記載の物差し・分度器付き下敷き。
4. 製品用途により２枚の透明シートで不透明シートをはさむ差替え式とする場合を考慮し、不透明シートを２枚又は１枚で両面印刷し、表裏２面で多様な物差しの仕様とする請求項１〜３に記載の物差し・分度器付き下敷き。