JP3168418U - 足脚トレーニング装置 - Google Patents

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千加志 中村
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Abstract

【課題】簡単な構造でしかも短時間で運動者の足脚を中心とする部分の効果的な運動を可能にする足脚トレーニング装置を提供する。【解決手段】足脚トレーニング装置1は、床面2上に載置され、支持される平面長方形状のフレーム体からなる基台3を備えている。基台3はX方向に沿って配設されるフレーム体3AとY方向に沿って配設されるフレーム体3Bとを全体長方形状の枠状となるようにして形成される。基台3に対しては、運動者が左右の脚の足の部分を載せる一対のステップ板4A,4Bが備えられる。運動者は、ステップ板4Aの上面に右脚の足の部分を、ステップ板4Bの上面に左脚の足の部分を載せ、足のかかと部分に対応する部分を中心に足のつま先側を各ステップ板4A,4Bを踏むようにし、各ステップ板4A,4Bを上下θ1方向で揺動させることで足脚部の筋肉を鍛練する。【選択図】図1

Description

本考案は、運動者が足脚部を中心とする筋肉を鍛練するため、使用する足脚トレーニング装置に関する。
従来、運動者が足脚部を中心とする筋肉を鍛練するため、使用する足脚トレーニング装置には、様々なタイプのものが存在し、例えば下記特許文献1に示す足脚トレーニング装置は、運動者が手でハンドルを握り、立ったままの状態で左右の脚の足の部分を載せるステップ板に載せ、足で左右のステップ板を踏むようにして運動者が足脚部の筋肉を鍛練するものとされる。またこの足脚トレーニング装置にあっては、左右のステップ板のつま先側が回転支持部に軸支されてなり、運動者にあってはハンドルを握り、立ったままの状態で体をツイストさせ、足脚部の筋肉はもちろん上半身の筋肉も含めて鍛練することを可能にしている。
また下記特許文献2に示す足脚トレーニング装置にあっては、上記特許文献1と同様に運動者の左右の脚の足の部分を載せる各ステップ板を備えることとし、ステップ板をクランク機構等により上下あるいは前後に動かすようにし、足脚部分にある様々な筋肉を鍛練可能としている。
登録実用新案公報第3060544号 登録実用新案公報第3133265号
ところで、出願人は、上記従来の足脚トレーニング装置に加えて、さらに足脚の多くの筋肉を鍛練可能とするトレーニング装置を開発すべく、日夜研究を重ねていたところ、簡単な構造でしかも短時間で効果的な運動を可能とする足脚トレーニング装置を完成するに至ったものである。
すなわち本考案は、簡単な構造でしかも短時間で運動者の足脚を中心とする部分の効果的な運動を可能にすることを目的とするものである。
上述のような本考案の目的を達成するために、本願の請求項1に記載の考案は、 運動者が椅子に座った状態あるいは立ったままの状態で左右の脚の足の部分をそれぞれ載せるステップ板を備え、該ステップ板上で運動者が足脚部の筋肉を鍛練する足脚トレーニング装置であって、床面上に載置され、支持される基台と、基台に対して支持される揺動軸受に対し、揺動可能に支持される揺動体とを備え、上記各ステップ板は、揺動体に対し、載せられる足のかかと部分に対応する部分を中心に足のつま先側を上下θ1方向で揺動可能に支持し、かつ各ステップ板に足が載せられるかかとの対応部分にあって、上記揺動軸受の軸線方向と交差する方向にその軸線を上記揺動体にそれぞれ支持する回動軸受を中心に、各ステップ板を、載せられる足のかかと部分に対してつま先側を基台の外方θ2方向に開くことを可能に揺動体に回動可能に支持することとし、上記各ステップ板は、運動者がかかと部分に対してつま先側を下方θ1方向に揺動すべく運動する状態にあって、これに抗する付勢力をステップ板に付与する第1付勢体を基台と揺動体との間に介装させ、また左右の足を載せる各ステップは、運動者が足のかかと部分に対応する部分を中心につま先側を外方θ2方向に開くべく運動する状態にあって、これに抗する付勢力をステップ板に付与する第2付勢体を揺動体の各回動軸受の対応部分と対応するステップ板との間に介装させることを特徴とするものである。
また、本願の請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の考案に加え、第1付勢体を、揺動軸受における基台と揺動体との間に支持され、各ステップ板が載せられる足のかかと部分に対してつま先側を上方に揺動する付勢力を各ステップ板に付与する圧縮スプリンングとしたものである。
また、本願の請求項3に記載の考案は、請求項1に記載の考案に加え、第2付勢体を、各回動軸受における揺動体と各ステップ板との間に支持され、各ステップ板が載せられる足のかかと部分に対してつま先側が内方に閉じる付勢力を各ステップ板に付与する圧縮スプリンングとしたものである。
また、本願の請求項4に記載の考案は、請求項1に記載の考案に加え、左右の各ステップ板の間において基台に支持され、各ステップ板に載せられる足のかかと部分に対してつま先側が閉じられるステップ板が回動端に位置される状態にあって、左右の各ステップ板をかかと部分に対してつま先側が所定の傾斜角度状態で高くなるよう位置決めするよう、左右の各ステップ板を上下方向から挟持し、基台に固定状態で支持する位置決め体を備えるようにしたものである。
また、本願の請求項5に記載の考案は、請求項4に記載の考案に加え、位置決め体を、左右の各ステップ板の足が載せられる内側に備えられる段部をその上下方向から挟持し、基台に固定状態で支持するようにしたものである。
さらに、本願の請求項6に記載の考案は、請求項5に記載の考案に加え、上記段部を、左右の各ステップ板の足が載せられる内側において、足が載せられるつま先とかかとの部分間において複数備えられ、基台に支持される位置決め体が各段部を選択的に挟持することで左右の各ステップ板をかかと部分に対してつま先側が所定の傾斜角度状態で設定し、位置決めするようにしたものである。
本考案に係る足脚トレーニング装置によれば、運動者は椅子に座った状態あるいは立ったままの状態で左右の脚の足の部分をステップ板に載せ、運動者はこの状態で載せられる足のかかと部分に対応する部分を中心に足のつま先側を第1付勢体の付勢力に抗して上下θ1方向で揺動させて運動することが可能となる。また運動者は各ステップ板に足が載せ、各ステップ板を載せられる足のかかと部分に対してつま先側を基台の外方θ2方向に第2付勢体の付勢力に抗して開くようにして運動することが可能となる。この結果、簡単な構造でしかも短時間で運動者の足脚を中心とする部分の効果的な運動を行うことができる効果がある。
本考案の実施形態に係る足脚トレーニング装置の前方より観た斜視図である。 本考案の実施形態に係る足脚トレーニング装置のステップ板のうち、図1と異なる揺動状態を示す斜視図である。 本考案の実施形態に係る足脚トレーニング装置のステップ板を、運動者が足のかかと部分に対応する部分を中心につま先側を外方θ2方向に開く状態を示す平面図である。 左右の各ステップ板について、運動者が足のかかと部分に対応する部分を中心につま先側を外方θ2方向に開く状態を示す平面図である。 左右の各ステップ板をかかと部分に対してつま先側が所定の傾斜角度状態で高くなるよう各ステップ板を基台に固定状態で支持する状態を示す斜視図である。 図5に示す状態より、さらにつま先側を高くなるよう各ステップ板を基台に固定状態で支持する状態を示す斜視図である。 図5に対応する足脚トレーニング装置の側面図である。 図6に対応する足脚トレーニング装置の側面図である。 左右の各ステップ板間において、基台に対して支持される位置決め体を示す斜視図である。 位置決め体の構成を示す図9のX−X線に沿う端面図である。 位置決め体により、ステップ板をその上下方向から挟持した状態を示す端面図である。 足脚トレーニング装置を前方より観た状態に係り、左右のステップ板の基台に対する支持状態を示す斜視図である。 図12のXIII−XIII線に沿う部分断面図である。 運動者が椅子に座った状態で足脚トレーニング装置を用い、足脚部の筋肉を鍛練する状態を示す側面図である。 運動者が立ったままの状態で足脚トレーニング装置を用い、足脚部の筋肉を鍛練する状態を示す側面図である。 運動者が椅子に座った状態で足脚トレーニング装置を用い、ストレッチ運動を行う状態を示す側面図である。 図14に示す通常の状態と異なる対応でステップ板に脚の足を載せ、運動者が椅子に座った状態で足脚トレーニング装置を用い、足脚部の筋肉を鍛練する状態を示す側面図である。
図1ないし図13に示す本考案の実施形態に係る足脚トレーニング装置1は、図1および図2に示すように、床面2上に載置され、支持される平面長方形状のフレーム体からなる基台3を備えている。すなわち、基台3はX方向に沿って配設されるフレーム体3AとY方向に沿って配設されるフレーム体3Bとを全体長方形状の枠状となるようにして形成される。基台3に対しては、運動者が左右の脚の足の部分を載せる一対のステップ板4A,4Bが備えられ、運動者5においては図14(A),(B)に示すように、椅子に座った状態で左右の脚の足の部分を対応するステップ板4A,4Bの上に載せることを可能にしている。また運動者5においては図15(A),(B)に示すように、立ったままの状態で左右の脚の足の部分を対応するステップ板4A,4Bの上に載せることとし、これにより運動者5は足脚部の各筋肉を鍛練することが可能にしている。
足脚トレーニング装置1には、図5あるいは図6に示すように基台3のフレーム体3Bにその両端部を固定し、支持する固定軸6が備えられる。軸線方向をX方向に配設して構成される固定軸6には、揺動軸受としての固定ブラケット7A,7Bが備えられ、支持される。固定軸6に支持される各固定ブラケット7A,7Bと基台3のY方向に沿って配設される各フレーム体3Bとの間には、基軸8(図13参照)がその軸線をX方向とする状態で配設され、支持される。基軸8の各端部はナット9を用いて、固定ブラケット7あるいは基台3のフレーム体3Bに固着される。
この基軸8には、基軸8の中心に対して矢印θ1方向に揺動可能とされる揺動体10が支持される(図13参照)。揺動体10は、図12に示すように基台3の左右において一対備えられ、各揺動体10には上記運動者5が足を載せるステップ板4A,4Bがその上部に支持される。すなわち、各ステップ板4A,4Bはかかと側が載る部分の下面位置を、対応する揺動体10の上面に備えられる回動軸受11に支持させるようにしている(図13参照)。各ステップ板4A,4Bは、図1および図2に示すようにY方向での各端部を、丸みをもって形成した全体小判形状をなし、その上面には足裏を刺激するための多数の突起を備えるようにしている。
ここで各ステップ板4A,4Bにおいては、図14(A),(B)あるいは図15(A),(B)に示すように、運動者5が椅子に座った状態あるいは立ったままの状態でステップ板4Aの上面に右脚の足の部分を、またステップ板4Bの上面に左脚の足の部分を載せ、運動者5が足脚部の筋肉を鍛練して用いるようにしている。すなわち、運動者5においては、載せられる足のかかと部分に対応する部分を中心に足のつま先側を各ステップ板4A,4Bを踏むようにして揺動体10を基軸8に対して揺動し、こうして運動者5は足脚トレーニング装置1により、各ステップ板4A,4Bを上下θ1方向で揺動させることで足脚部の筋肉を鍛練するようにしている。ここで、各ステップ板4A,4Bには、載せられる足のかかとの部分と当接可能とする立上げ部12が一端の周部に備えられる(図1,図2参照)。
左右の各ステップ板4A,4Bは、図13の実線に示す位置と2点鎖線に示す位置をそれぞれ揺動端とする状態で、運動者5が各ステップ板4A,4Bを踏むようにしてストロークS1(図13参照)の間をθ1方向に往復揺動することを可能にしている。運動者5が各ステップ板4A,4Bを踏み、かかと部分に対してつま先側を下方θ1方向に揺動すべく運動する状態にあって、これに抗する付勢力をステップ板4A,4Bに付与するためのコイル状の圧縮スプリンング13(第1付勢体)が基軸8の軸回りに配設される(図13参照)。この圧縮スプリンング13は、一方の端部に備えられるピン13Aを揺動体10の下部に衝合して支持させ、また他方の端部に備えられるピン13Bを固定軸6の下部に衝合して支持させ、揺動体10と基台3側との間に介装させるようにしている。なお、固定軸6の軸回りには、揺動体10が図13の実線に示す揺動端に揺動される状態において、その下面と衝合する合成樹脂製の当接クリップ14が備えられる。すなわち、運動者5においては、図1および図2の矢印θ1A方向に各ステップ板4A,4Bを踏む場合に、各ステップ板4A,4Bにはこれに反する矢印θ1B方向の付勢力が作用されることとなり、運動者5にあってはかかと部分に対してつま先側を下方θ1A方向に揺動すべく運動する状態にあって、これに抗する圧縮スプリンング13の付勢力により、左右の足脚部を中心にその部分の筋肉を鍛練することが可能となる。この運動において鍛練される主な筋肉としては、前脛骨筋(スネの筋肉)、腓腹筋(ふくらはぎ)、大腿二頭筋(膝上の筋肉)、内転筋(内もも)のそれぞれがある。
また足脚トレーニング装置1は、図14(A),(B)あるいは図15(A),(B)に示すように、運動者5が椅子に座った状態あるいは立ったままの状態でステップ板4Aの上面に右脚の足の部分を、ステップ板4Bの上面に左脚の足の部分を載せ、各ステップ板4A,4Bを、載せられる足のかかと部分に対してつま先側を基台3の外方θ2方向に開くように回動することを可能にしている(図3,図4参照)。すなわち、各ステップ板4A,4Bは、かかと側が載る部分の下面位置を対応する揺動体10の上面に備えられる回動軸受11に支持させ、これにより図3あるいは図4に示す各ストロークS2間を、対応する揺動体10に対してそれぞれθ2方向に回動させることを可能にしている。
左右の各ステップ板4A,4Bは、図3あるいは図4に示す各ストロークS2間で示す位置をそれぞれ回動端とする状態で、運動者5が各ステップ板4A,4Bを載せられる足のかかと部分に対してつま先側を基台の外方θ2方向に開くようにしてストロークS2の間をθ2方向に往復回動することを可能にしている。ここでθ2方向に往復回動は、図3に示すように左右片方ずつの足を交互に回動させても、また図4に示すように左右両方の足を同時に回動させて行うこととしてもよい。また運動者5が図14に示すように椅子に座った状態で足脚トレーニング装置1を用いて運動する場合に、図14(A)に示すように装置1を椅子に近づける場合は筋肉に対する負荷を小さくすることが可能となり、逆に図14(B)に示すように装置1を椅子から遠ざける場合は筋肉に対する負荷を大きくすることが可能となる。
こうして運動者5が各ステップ板4A,4Bをかかと部分に対してつま先側をθ2方向に外方に開く往復回動を行う場合に、各ステップ板4A,4Bにはステップ板4A,4Bを開く方向に反する内方に閉じる方向(矢印θ2B)の付勢力が作用されることとなる(図3,図4参照)。ここでステップ板4A,4Bに該付勢力を作用させるための手段は、図13に示すコイル状の圧縮スプリンング15(第2付勢体)とされる。この圧縮スプリンング15は、一方の端部に備えられるピン15Aを対応するステップ板4A,4Bの下部に支持させ、また他方の端部に備えられるピン15Bを揺動体10の上部に支持させ、各揺動体10と対応するステップ板4A,4Bとの間に介装させるようにしている。この結果、運動者5にあってはかかと部分に対してつま先側を外方θ2A方向に回動すべく運動する状態にあって、これに抗し、反する矢印θ2B方向で作用する圧縮スプリンング15の付勢力により、左右の足脚部を中心にその部分の筋肉を鍛練することが可能となる。この運動において鍛練される筋肉としては、前脛骨筋(スネの筋肉),中臀筋(お尻の筋肉),内転筋(内もも),大腿直筋(太腿の前の筋肉),内側広筋(太腿の前の筋肉),外側広筋(太腿の前の筋肉)のそれぞれである。
なお、図13において、揺動体10の上面にはガイド用の突起16が備えられ、この突起16は各ステップ板4A,4Bが回動軸受11を中心にθ2方向に往復回動する際に、各ステップ板4A,4Bの下面対応位置に備えられるU字状のガイド溝(不図示)に案内されることとなる。
左右の各ステップ板4A,4Bの間においては、一端部を固定軸6に、他端部を一方のフレーム体3Aに固定する状態で基台3に支持される中間軸17が備えられる。この中間軸17のY方向における中間位置には、アームブラケット18が備えられ、該アームブラケット18には矢印P方向に回動可能とされる挟持アーム19が軸支される(図10,図11参照)。この挟持アーム19の先端には、左右の各ステップ板4A,4Bに載せられる足のかかと部分に対して、つま先側が閉じられるステップ板4A,4Bが回動端に位置される状態(図5,図6参照)で、左右の各ステップ板4A,4Bをかかと部分に対してつま先側が所定の傾斜角度状態で高くなるよう位置決めするための挟持体20(位置決め体)が備えられる。挟持体20は、左右の各ステップ板4A,4Bに対して下方側より当接して挟持する当接軸21と、上方側より当接して挟持するスライド体22を備える。スライド体22は挟持アーム19に対して矢印C方向に進退動可能に支持されるスライドロッド23の先端側に備えられ、当接軸21とスライド体22との間のスライドロッド23には圧縮スプリング24が外挿される(図10,図11参照)。この圧縮スプリング24は、スライドロッド23の先端に取り付けられるスライド体22が挟持アーム19に対して常時進出する方向の付勢力を作用している。さらに、スライドロッド23の先端のスライド体22には、スライド体22と摺接するカム機構25が備えられる。このカム機構25は、レバー26を図10の矢印D方向に回動操作することにより、圧縮スプリング24の付勢力により当接軸21に対して進出状態にあるスライド体22を、スライドロッド23とともに挟持アーム19に対し退動させるようにスライドさせることを可能とし、図11の矢印Eに示すようにスライド体22を当接軸21に近接させることを可能にしている。
逆にカム機構25は、レバー26を図11に示す状態から矢印F方向に回動操作することで、圧縮スプリング24の付勢力により当接軸21に対してスライドロッド23を離隔する進出状態(図10の状態)にすることを可能にしている。
こうした構成からなる上記位置決め体としての挟持体20は、左右の各ステップ板4A,4Bに載せられる足のかかと部分に対して、つま先側が閉じられるステップ板4A,4Bの回動端に対する位置決め状態(図5,図6参照)において、ステップ板4A,4Bをその上下方向から挟持し、基台3に所定の固定状態で支持し、ステップ板4A,4Bをつま先側が所定の傾斜角度状態で高くなるよう基台3に位置決めすることを可能にしている。ここで、左右の各ステップ板4A,4Bの足が載せられる内側においては、その上方位置に凹状の上方段部27A,27Bが備えられる。すなわち、上方段部27A,27Bは、載せられる足のかかと部分とつま先の部分間において相互に離隔する状態で2つ備えられる。また、左右の各ステップ板4A,4Bの足が載せられる内側においては、その下方位置に凹状の下方段部28A,28Bが上記上方段部27A,27Bに上下に対応する状態で備えられる。
上記挟持体20は、図5および図7に示すように、まず左右の各ステップ板4A,4Bの下方段部28Aに当接軸21を係合するようにし、この状態でカム機構25のレバー26を図10の矢印D方向に回動操作することにより、当接軸21に対して進出状態にあるスライド体22を、スライドロッド23とともに挟持アーム19に対し退動させるようにスライドさせることが可能となる。これにより、図11に示すようにスライド体22を当接軸21に近接させ、スライド体22を上方段部27Aに係合させて左右の各ステップ板4A,4Bをスライド体22と当接軸21間で上下方向から挟持することを可能にしている。この左右の各ステップ板4A,4Bのつま先側が高くなる位置決め状態(図5および図7に示す状態)は、足脚トレーニング装置1が載置される床面2に対する傾斜角度Q1を約25度に固定設定するものとされ(図7参照)、基台3に対し左右の各ステップ板4A,4Bを固定状態で位置決めし、支持することを可能にしている。
また上記挟持体20は、図6および図8に示すように、まず左右の各ステップ板4A,4Bの下方段部28Bに当接軸21を係合するようにし、この状態でカム機構25のレバー26を図10の矢印D方向に回動操作することにより、当接軸21に対して進出状態にあるスライド体22を、スライドロッド23とともに挟持アーム19に対し退動させるようにスライドさせることが可能となる。これによりスライド体22を当接軸21に近接させ、スライド体22を上方段部27Bに係合させて左右の各ステップ板4A,4Bをスライド体22と当接軸21間で上下方向から挟持することを可能にしている。この左右の各ステップ板4A,4Bのつま先側が高くなる位置決め状態(図5および図7に示す状態)は、足脚トレーニング装置1が載置される床面2に対する傾斜角度Q2を約30度に固定設定するものとされ(図8参照)、基台3に対し左右の各ステップ板4A,4Bを固定状態で位置決めし、支持することを可能にしている。
すなわち、足脚トレーニング装置1は、左右の各ステップ板4A,4Bを図7に示す載置される床面2に対し傾斜角度を約25度に固定設定した状態、あるいは左右の各ステップ板4A,4Bを図8に示す載置される床面2に対し傾斜角度を約30度に固定設定した状態を選択し、こうして傾斜状態が設定された左右の各ステップ板4A,4B上に図15(A)の壁に手をついた状態で足を載せ、あるいは図15(B)に示すように運動者5が自立する状態で立つようにして足を載せ、一定時間静止してストレッチを行うことが可能となる。このようなかかと部分に対してつま先側を高くする静止状態を保持する運動を行うことで、左右の足脚部を中心にその部分の筋肉を鍛練することが可能となる。この運動において鍛練される主な筋肉としては、前脛骨筋(スネの筋肉),腓腹筋(ふくらはぎ),ハムストリングス (太腿の裏の筋肉群)のそれぞれがある。同様に、こうしたかかと部分に対してつま先側を高くする静止状態から図16に示すような前屈運動を行うことで、さらに左右の足脚部を中心とした筋肉を鍛練することが可能となる。
足脚トレーニング装置1は、各ステップ板4A,4Bにおいて図14(A),(B)あるいは図15(A),(B)に示すように、運動者5が椅子に座った状態あるいは立ったままの状態でステップ板4Aの上面に右脚の足の部分を、ステップ板4Bの上面に左脚の足の部分を載せ、かかと部分に対してつま先側を高くした状態で運動者5が足脚部の筋肉を鍛練するのに対し、足脚トレーニング装置1の運動者5に対する向きを逆にし、例えば図17の(A),(B)に示す状態で使用してもよい。すなわち、この状態においては、ステップ板4Bの上面に右脚の足の部分を、ステップ板4Aの上面に左脚の足の部分を載せ、かかと部分に対してつま先側を低くした状態で運動者5が足脚部の筋肉を鍛練する運動(各ステップ板4A,4Bのθ1方向の揺動、各ステップ板4A,4Bのθ2方向の回動を行うことが可能となる。この運動において鍛練される主な筋肉としては、前脛骨筋(スネの筋肉),中臀筋(お尻の筋肉),内転筋(内もも),大腿直筋(太腿の前の筋肉),内側広筋(太腿の前の筋肉),外側広筋(太腿の前の筋肉)のそれぞれがある。なお運動者5が図17に示すように椅子に座った状態で足脚トレーニング装置1を用いて運動する場合に、図17(A)に示すように装置1を椅子に近づける場合は筋肉に対する負荷を小さくすることが可能となり、逆に図17(B)に示すように装置1を椅子から遠ざける場合は筋肉に対する負荷を大きくすることが可能となる。
このように上記実施形態に係る足脚トレーニング装置1は、運動者5が椅子に座った状態あるいは立ったままの状態で左右の脚の足の部分を、対応するステップ板4A,4Bの上に載せ、足脚部の筋肉を鍛練する運動を行うことが可能となる。この際、運動者5は載せられる足のかかと部分に対応する部分を中心に足のつま先側を圧縮スプリング13の付勢力に抗して上下θ1方向で揺動させて運動することが可能となる。また運動者5は各ステップ板4A,4Bに足が載せ、各ステップ板4A,4Bを載せられる足のかかと部分に対してつま先側を基台の外方θ2方向に圧縮スプリング15の付勢力に抗して開くようにして運動することが可能となる。この結果、簡単な構造でしかも短時間で運動者の足脚を中心とする部分の効果的な運動を行うことができる効果がある。
また、上記実施形態に係る足脚トレーニング装置1は、挟持体20により、基台3に対し左右の各ステップ板4A,4Bを固定状態で位置決めし、足脚トレーニング装置1が載置される床面2に対し、左右の各ステップ板4A,4Bを所定の傾斜角度Q1,Q2(約25度あるいは30度:図7あるいは図8参照)にする状態でストレッチ運動を行うことが可能とされ、簡単な構造でしかも短時間で運動者の足脚を中心とする部分の効果的な運動を行うことができる効果がある。
さらに、上記実施形態に係る足脚トレーニング装置1においては、図14(A),(B)あるいは図15(A),(B)に示す状態に対し、足脚トレーニング装置1の運動者5に対する向きを逆にし、例えば図17の(A),(B)に示す状態で使用し、かかと部分に対してつま先側を低くした状態で運動者5が足脚部の筋肉を鍛練する運動を行うことも可能とされ、バリエーションに富んだ様々な運動を行うことが可能となる。
なお、上記実施形態においては、足脚トレーニング装置1に使用する第1付勢体をコイル状の圧縮スプリンング13とし、また第2付勢体をコイル状の圧縮スプリンング15としているが、本発明に係る各付勢体はこのような構成のものに限定されるものではなく、例えば油圧シリンダ、空圧シリンダ、カム機構など様々な手段を用いることが可能とされる。
以上のように、本考案は、簡単な構造でしかも短時間で運動者の足脚を中心とする部分の各筋肉を鍛練することが可能となり、スポーツジム、学校などに設置される運動器具として、あるいは家庭用の運動器具として提供することが可能となる。
1 足脚トレーニング装置
2 床面
3 基台
3A,3B フレーム体
4A,4B ステップ板
5 運動者
6 固定軸
7A,7B 固定ブラケット(揺動軸受)
8 基軸
9 ナット
10 揺動体
11 回動軸受
12 立上げ部
13 圧縮スプリンング(第1付勢体)
13A,13B,15A,15B ピン
14 当接クリップ
15 圧縮スプリンング(第2付勢体)
16 突起
17 中間軸
18 アームブラケット
19 挟持アーム
20 挟持体(位置決め体)
21 当接軸
22 スライド体
23 スライドロッド
24 圧縮スプリング
25 カム機構
26 レバー
27A,27B 上方段部
28A,28B 下方段部

Claims (6)

  1. 運動者が椅子に座った状態あるいは立ったままの状態で左右の脚の足の部分をそれぞれ載せるステップ板を備え、該ステップ板上で運動者が足脚部の筋肉を鍛練する足脚トレーニング装置であって、
    床面上に載置され、支持される基台と、基台に対して支持される揺動軸受に対し、揺動可能に支持される揺動体とを備え、上記各ステップ板は、揺動体に対し、載せられる足のかかと部分に対応する部分を中心に足のつま先側を上下θ1方向で揺動可能に支持し、かつ各ステップ板に足が載せられるかかとの対応部分にあって、上記揺動軸受の軸線方向と交差する方向にその軸線を上記揺動体にそれぞれ支持する回動軸受を中心に、各ステップ板を、載せられる足のかかと部分に対してつま先側を基台の外方θ2方向に開くことを可能に揺動体に回動可能に支持することとし、
    上記各ステップ板は、運動者がかかと部分に対してつま先側を下方θ1方向に揺動すべく運動する状態にあって、これに抗する付勢力をステップ板に付与する第1付勢体を基台と揺動体との間に介装させ、また左右の足を載せる各ステップは、運動者が足のかかと部分に対応する部分を中心につま先側を外方θ2方向に開くべく運動する状態にあって、これに抗する付勢力をステップ板に付与する第2付勢体を揺動体の各回動軸受の対応部分と対応するステップ板との間に介装させることを特徴とする足脚トレーニング装置。
  2. 第1付勢体は、揺動軸受における基台と揺動体との間に支持され、各ステップ板が載せられる足のかかと部分に対してつま先側を上方に揺動する付勢力を各ステップ板に付与する圧縮スプリンングである請求項1に記載の足脚トレーニング装置。
  3. 第2付勢体は、各回動軸受における揺動体と各ステップ板との間に支持され、各ステップ板が載せられる足のかかと部分に対してつま先側が内方に閉じる付勢力を各ステップ板に付与する圧縮スプリンングである請求項1に記載の足脚トレーニング装置。
  4. 左右の各ステップ板の間において基台に支持され、各ステップ板に載せられる足のかかと部分に対してつま先側が閉じられるステップ板が回動端に位置される状態にあって、左右の各ステップ板をかかと部分に対してつま先側が所定の傾斜角度状態で高くなるよう位置決めするよう、左右の各ステップ板を上下方向から挟持し、基台に固定状態で支持する位置決め体を備えてなる請求項1に記載の足脚トレーニング装置。
  5. 位置決め体は、左右の各ステップ板の足が載せられる内側に備えられる段部をその上下方向から挟持し、基台に固定状態で支持するものである請求項4に記載の足脚トレーニング装置。
  6. 上記段部は、左右の各ステップ板の足が載せられる内側において、足が載せられるつま先とかかとの部分間において複数備えられ、基台に支持される位置決め体が各段部を選択的に挟持することで左右の各ステップ板をかかと部分に対してつま先側が所定の傾斜角度状態で設定し、位置決めするようにした請求項5に記載の足脚トレーニング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101580412B1 (ko) * 2014-10-06 2015-12-28 주식회사 케이테크 발목펌프운동기구
KR20160145539A (ko) * 2015-05-14 2016-12-20 가부시키 가이샤 하머니 하지 운동 보조 장치

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