JP3168358U - スクラバー - Google Patents

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道雄 笹沼
道雄 笹沼
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株式会社協立製作所
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Abstract

【課題】ノズルおよび洗浄液供給パイプの詰まり等による洗浄液の供給低下を防ぎ、長期に亘って洗浄効率を維持できるスクラバーを提供すること。【解決手段】タワー2内上部にタワーの水平断面全面を覆うように洗浄液溜め13を形成するとともに、該洗浄液溜め13の底板11に、ほぼ全域に亘って複数個の洗浄液流出筒12を貫設し、洗浄液溜め13の洗浄液を前記洗浄液流出筒12の上端からオーバーフローさせてタワー2内に流出させ、その洗浄液をタワー2の中間部で気液接触させて排気ガスを洗浄することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案は、スクラバーに関するもので、詳しくは、湿式のスクラバーに関するものである。
湿式のスクラバーでは、排気ガスをタワーの下部からタワー内に排出するとともに、タワーの上方からノズルによって洗浄液をタワー全面に噴霧し、タワーの中間部で気液接触させて排気ガスを洗浄し、その洗浄された排気ガスをタワーの上部から外部に放出させている(例えば、特許文献1)。
特開2009−82799号公報
このようなスクラバーでは、洗浄後の液をタワー下部のタンクに貯留し、その液を再度洗浄液として循環使用している。その場合、タンクに貯留された洗浄後の液は、排気ガス中の塵埃等を含んでいるため、循環使用していると、ノズルおよび洗浄液供給パイプが詰まる虞がある。
本考案は、上述した背景技術が有する課題に鑑みなされたものであって、ノズルおよび洗浄液供給パイプの詰まり等による洗浄液の供給低下を防ぎ、長期に亘って洗浄効率を維持できるスクラバーを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、請求項1のスクラバーは、排気ガスをタワーの下部からタワー内に排出するとともに、タワーの上方から洗浄液をタワーの水平断面ほぼ全面に亘って流出させ、その洗浄液をタワーの中間部で気液接触させて排気ガスを洗浄し、洗浄後の洗浄液をタワー下部に設置したタンクに貯留し、その貯留された洗浄液を再度タワー上方へ送給するスクラバーにおいて、前記タワー内上部にタワーの水平断面全面を覆うように洗浄液溜めを形成するとともに、前記洗浄液溜めの底板に、ほぼ全域に亘って複数個の洗浄液流出筒を貫設し、前記洗浄液溜めの洗浄液を前記洗浄液流出筒の上端からオーバーフローさせてタワー内に流出させるようにしたことを特徴とする。
この場合、上記洗浄液流出筒の数は、全域に亘って均一な量の洗浄液を散布するためには多いことが好ましいが、洗浄液流出筒間の洗浄液通路が狭くなると、洗浄液が洗浄液溜めの奥まで十分に流れ込まなくなって、水位が均一にならなくなる虞があるため、洗浄液溜めの面積に対して適宜な数に設定することが好ましい。
また、請求項2のスクラバーは、前記請求項1に記載の考案において、前記タワーの中間部に、水平断面全面に亘って気液接触用充填物によって形成された気液接触手段を配設したことを特徴とする。
また、請求項3のスクラバーは、前記請求項1または2に記載の考案において、前記洗浄液流出筒を均等間隔で配置したことを特徴とする。
また、請求項4のスクラバーは、前記請求項1〜3のいずれかに記載の考案において、前記洗浄液流出筒の上端周縁に切欠きを形成したことを特徴とする。
また、請求項5のスクラバーは、前記請求項4に記載の考案において、前記切欠きが、下方に行くにしたがって狭くなるように形成されていることを特徴とする。
上記した請求項1のスクラバーによれば、洗浄液溜めの洗浄液が洗浄液流出筒からタワー内部に流出させる、即ち、ノズル,それらのノズルに洗浄液を配給する細いパイプを使用しないため、塵埃等が詰ることなく洗浄液を散布することができ、長期に亘って洗浄効率を維持することができる。
また、上記した請求項2のスクラバーによれば、気液接触効率をより高めることができる。
また、上記した請求項3のスクラバーによれば、タワーの水平断面全面に散布することができるので、洗浄効率をより高めることができる。
また、上記した請求項4のスクラバーによれば、切欠きによって洗浄液が制御されて流出するため、全体の洗浄液流出筒から均一な量の洗浄液を流出させることができる。
また、上記した請求項5のスクラバーによれば、水位に対応して洗浄液が制御されて流出するので、全体の洗浄液流出筒からより均一な量の洗浄液を流出させることができる。
本考案に係るスクラバーの一実施の形態を概念的に示した断面側面図である。 図1のスクラバーにおける要部断面図で、(a)はその平面図、(b)は正面図である。 図2における洗浄液流出筒を示した斜視図である。
以下、本考案に係るスクラバーを、図面に示した一実施の形態に基づいて、詳細に説明する。
図1に示したスクラバー1は、角筒形のタワー2を備えている。このタワー2の上端壁には排気口3が形成され、上部側壁には洗浄液供給口4が形成され、下部側壁には排気ガス供給口5が形成されている。そして、タワー2の下部には洗浄液タンク6が設置されている。
そして、タワー2内の上部には洗浄液流出手段10が設置され、タワー2内の中間部には気液接触手段20が設置され、タワー2内の洗浄液流出手段10と排気口2との間にはミストセパレータ30が設置されている。
上記洗浄液流出手段10は、タワー2の水平断面全面を覆うように張設された底板11と、該底板11のほぼ全域に亘って貫設された複数個の洗浄液流出筒12とを備えている。そして、底板11とタワー2の周壁2aとによって洗浄液溜め13が形成されている。
なお、本実施の形態では、図2に示すように、100mmφの円筒形の洗浄液流出筒12を16個使用し、それらを750×750mmの底板11にピッチ180mmで等間隔に配置している。
洗浄液流出筒12の上端には、図3に示すように、その全周縁に亘ってV字形の切欠き12aが形成されている。
そして、この洗浄液流出手段10では、洗浄液溜め13に溜められた洗浄液Wの水位が洗浄液流出筒12の切欠き12aに達すると、該切欠き12aから中空部12bへ溢れ出る。
上記気液接触手段20は、タワー2内を塞ぐように配設された籠体21と、該籠体21内に充填された図示しないテラレット(商標)等の気液接触用充填物とによって構成されている。
そして、この気液接触手段20では、気液接触用充填物に洗浄液Wが付着される。
また、このスクラバー1は、タワー2の外部に、洗浄液供給手段40を備えている。洗浄液供給手段40は、一端が洗浄液タンク6に接続された配管41と、一端が洗浄液供給口4を介して洗浄液溜め13に接続された配管42と、前記配管41と配管42とを互いに接続するポンプ43とによって構成されている。
そして、洗浄液タンク6内の洗浄液Wは、ポンプ43によって洗浄液溜め13に送給される。
また、このスクラバー1は、タワー2の外部に、排気ガス供給手段50を備えている。排気ガス供給手段50は、ブロアー51を備えており、該ブロアー51の排気ガス吐出ダクト52は、排気ガス供給口4を介してタワー2内に挿入されている。
そして、図示しない装置から排出されたガスは、ブロアー51によって排気ダクト52を介してタワー1の下部に供給される。
このように構成されたスクラバー1では、洗浄液タンク6内の洗浄液Wが洗浄液供給手段40によって洗浄液溜め13に送給される。洗浄液Wが洗浄液溜め13に溜められ、その水位が洗浄液流出筒12の切欠き12aに達すると、洗浄液Wは切欠き12aから溢出され気液接触手段20に落下し、図示しない気液接触用充填物を濡らす。
一方、図示しない装置で発生される排気ガスは、排気ガス供給手段50によってタワー2内に供給され、その排気ガスはタワー2内を上昇して気液接触手段20の図示しない気液接触充填物に接触し、そこで洗浄される。そして、洗浄された排気ガスは、洗浄液流出筒12の中空部12bを経て上昇し、ミストセパレータ30を経て排気口3から外部へ排出される。そして、洗浄に供された洗浄液Wは、タワー2の下方に設置された洗浄液タンク6に落下貯留される。
上記実施の形態では、タワー2の水平断面形状が正方形であるが、長方形,その他の多角形、円形等であってもよいことは勿論である。
1 スクラバー
2 タワー
2a 周壁
3 排気口
4 洗浄液供給口
5 排気ガス供給口
6 洗浄液タンク
6 邪魔板
10 洗浄液流出手段
11 底板
12 洗浄液流出筒
12a 切欠き
12b 中空部
13 洗浄液溜め
20 気液接触手段
21 籠体
30 ミストセパレータ
40 洗浄液供給手段
41,42 配管
43 ポンプ
50 排気ガス供給手段
51 ブロアー

Claims (5)

  1. 排気ガスをタワーの下部からタワー内に排出するとともに、タワーの上方から洗浄液をタワーの水平断面ほぼ全面に亘って流出させ、その洗浄液をタワーの中間部で気液接触させて排気ガスを洗浄し、洗浄後の洗浄液をタワー下部に設置したタンクに貯留し、その貯留された洗浄液を再度タワー上方へ送給するスクラバーにおいて、
    前記タワー内上部にタワーの水平断面全面を覆うように洗浄液溜めを形成するとともに、前記洗浄液溜めの底板に、ほぼ全域に亘って複数個の洗浄液流出筒を貫設し、前記洗浄液溜めの洗浄液を前記洗浄液流出筒の上端からオーバーフローさせてタワー内に流出させるようにしたことを特徴とする、スクラバー。
  2. 前記タワーの中間部に、水平断面全面に亘って気液接触用充填物によって形成された気液接触手段を配設したことを特徴とする、請求項1に記載のスクラバー。
  3. 前記洗浄液流出筒を均等間隔で配置したことを特徴とする、請求項1または2に記載のスクラバー。
  4. 前記洗浄液流出筒の上端周縁に切欠きを形成したことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のスクラバー。
  5. 前記切欠きは、下方に行くにしたがって狭くなるように形成されていることを特徴とする、請求項4に記載のスクラバー。
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