JP3168212U - ソケットレンチ用ラチェットハンドル - Google Patents

ソケットレンチ用ラチェットハンドル Download PDF

Info

Publication number
JP3168212U
JP3168212U JP2011001533U JP2011001533U JP3168212U JP 3168212 U JP3168212 U JP 3168212U JP 2011001533 U JP2011001533 U JP 2011001533U JP 2011001533 U JP2011001533 U JP 2011001533U JP 3168212 U JP3168212 U JP 3168212U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
operation head
contact
rotation
locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011001533U
Other languages
English (en)
Inventor
智宏 呉
智宏 呉
Original Assignee
智宏 呉
智宏 呉
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 智宏 呉, 智宏 呉 filed Critical 智宏 呉
Priority to JP2011001533U priority Critical patent/JP3168212U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3168212U publication Critical patent/JP3168212U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

【課題】複数の操作ヘッドを選択的に使用することができるソケットレンチ用ラチェットハンドルを提供する。【解決手段】ハンドルの先端が一対の枢接アームになるように分岐しており、該一対の枢接アームの間に、回動本体20が、該一対の枢接アームを通過する所定の直線を軸線として回転することができるように枢支されており、回動本体には、複数の操作ヘッド30が、それぞれ回動本体から突出し、且つ、所定の直線と直交する直線を回動軸として回動することができると共に、ラチェット構造により一方向に制限されうるように構成されている。【選択図】図4

Description

本考案はソケットレンチ用ラチェットハンドルに関し、特に、ソケットと連結するための操作ヘッドを複数有し、ソケットの選択が拡大されるソケットレンチ用ラチェットハンドルに関する。
ソケットレンチとは、ソケットとハンドルが一体になった従来のレンチをハンドルと該ハンドルに取り付けられるサイズの異なる複数のソケットに分けることによって、大きさが異なる各種のボルトやナットに対応して締め/緩めを行うことができ、少ない工具で多くの作業状況に対応することができる手工具である。
従来から、このようなソケットレンチにおけるハンドルには、ラチェットレンチから逆回転を制限する発想を取り込むことによって、往復運動のみでボルトの締め・緩めを行うことができるラチェットハンドルがある。
しかし、従来のラチェットハンドルでは、ソケットと連結するための操作ヘッドと使用するソケットとの間のサイズの差が大きすぎると、加えた力を効果的に作用させることができない(特に操作ヘッドの方が大きすぎる場合)だけでなく、操作ヘッドの磨耗も激しくなる(特にソケットの方が大きすぎる場合)ので、使用するソケットのサイズが広範であれば、やはりそれらに応じて数本のサイズが異なるラチェットハンドルを用意しなければならず、これでは工具の数を減らすソケットレンチの発明主旨に反することになる。
上記問題点に鑑みて、本考案は、ソケットと連結するための操作ヘッドを複数有し、該複数の操作ヘッドで、ソケットの選択使用を拡大することができるソケットレンチ用ラチェットハンドルを提供する。
上記目的を達成すべく、本考案は、ハンドルの先端が一対の枢接アームになるように分岐しており、該一対の枢接アームの間に、回動本体が、該一対の枢接アームを通過する所定の直線を軸線として回転することができるように枢支されており、前記回動本体には、複数の操作ヘッドが、それぞれ該回動本体から突出し、且つ、前記所定の直線と直交する直線を回動軸として回動することができると共に、ラチェット構造により一方向に制限されうるように構成されていることを特徴とするソケットレンチ用ラチェットハンドルを提供する。
上記ソケットレンチ用ラチェットハンドルにおいて、前記複数の操作ヘッドは、それらの前記回動軸が前記所定の直線と直交する同一の平面にあるように配置されており、前記一対の枢接アームにおける少なくとも1つの枢接アームには、係止突起が、前記回動本体に向けて突出しており、前記回動本体には、少なくとも前記操作ヘッドと同じ数の係止凹部が、前記係止突起を受け入れると、前記回動本体の前記所定の直線を軸線とする回転を係止することができるように形成されていることが好ましい。
上記ソケットレンチ用ラチェットハンドルにおいて、前記回動本体には、前記複数の操作ヘッドと対応している位置にそれぞれ開口が形成されており、各操作ヘッドはそれぞれ1つの前記開口に挿し込まれており、各前記ラチェット構造は、何れも対応している操作ヘッドの前記開口内に挿し込まれている部分の周面から張り出しになっている歯車面と、前記歯車面と前記開口の内周面との間に、前記操作ヘッドの前記回動を一方向に制限することができるように介在している制限手段と、前記開口を覆い、且つ前記操作ヘッドと同軸的に回動して前記制限手段を制御することができるように取り付けられている制御キャップとを備えており、前記制限手段は、一対のラックユニットと、前記一対のラックユニットの間に、両端がそれぞれ前記一対のラックユニットに当接しながら該一対のラックユニットを離間させる付勢力を与えることができるように配置構成されている付勢ユニットとからなっており、且つ、前記一対のラックユニットは、前記付勢ユニットからの付勢力により前記付勢ユニットに臨んでいない端部で前記開口の内周面と当接していると共に、前記歯車面と噛み合っており、前記制御キャップには、2つの制御棒が突出している上、前記開口内に挿し込んでおり、該2つの制御棒は、前記一対のラックユニットに1つずつ対応しており、且つ、前記制御キャップの回動に応じて、それぞれが対応している1つの前記ラックユニットに当接してから前記付勢ユニットからの付勢力に抗し、該対応している1つの前記ラックユニットの位置を移動させて前記歯車面との噛み合いを解除することによって、前記操作ヘッドの前記回動を一方向のみに制限することができるように配置構成されていることが好ましい。
上記ソケットレンチ用ラチェットハンドルにおいて、前記回動本体の各前記開口の周縁近くには、係止ボールが、付勢されて常に該回動本体表面から突出するように取り付けられており、各前記制御キャップには、前記操作ヘッドとの同軸的な回動の角度に応じてそれぞれ前記係止ボールを受け入れることができる第1の係止孔と第2の係止孔と第3の係止孔とが形成されており、更に、前記第1の係止孔と第2の係止孔と第3の係止孔と前記係止ボールは、前記制御キャップが回動されて前記第1の係止孔内に前記係止ボールが嵌まる角度に回動すると、前記2つの制御棒は何れも前記一対のラックユニットを動かせず、該一対のラックユニットは何れも前記歯車面と噛み合い、前記操作ヘッドの前記回動が全て制限され、前記制御キャップが回動されて前記第2の係止孔内に前記係止ボールが嵌まる角度に回動すると、前記2つの制御棒における1つが対応している1つのラックユニットに当接して該ラックユニットの前記歯車面との噛み合いを解除することによって、他の1つのラックユニットのみが前記歯車面と噛み合い、前記操作ヘッドの時計方向への回動のみが可能になり、前記制御キャップが回動されて前記第3の係止孔内に前記係止ボールが嵌まる角度に回動すると、前記2つの制御棒における前記他の1つが対応している他の1つのラックユニットに当接して該ラックユニットの前記歯車面との噛み合いを解除することによって、前記1つのラックユニットのみが前記歯車面と噛み合い、前記操作ヘッドの反時計方向への回動のみが可能になるように配置構成されていることが好ましい。
上記ソケットレンチ用ラチェットハンドルにおいて、前記回動本体は、前記所定の直線に沿って前記一対の枢接アーム及び該回動本体を摺動可能に挿通している枢支軸によって、前記一対の枢接アームに枢支されており、また、各前記操作ヘッドは、対応している開口外に露出している周面に当接突起が取り付けられている上、それぞれの前記回動軸に沿って延伸し、一端が前記操作ヘッドの先端に露出し、他端に当接ボールが取り付けられ、且つ、常に付勢されて前記当接ボールを介して前記枢支軸の表面に当接している一本の貫通棒により摺動可能に挿通されており、各前記操作ヘッドに取り付けられている各前記貫通棒及び各前記当接突起は互いに対応し、前記貫通棒が前記操作ヘッドの先端から突出している距離が長い第1の位置に摺動すると、前記当接突起が前記操作ヘッドの表面内へ没入する方向へ移動し、そして前記貫通棒が前記操作ヘッドの先端から突出している距離が比較的に短い第2の位置に摺動すると、前記当接突起が前記操作ヘッドの表面外へ突出する方向へ移動するように配置構成されており、更に、前記枢支軸の前記回動本体内に挿入している部分には、小径部と大径部と、該小径部と大径部とを繋ぐ円錐面部とが形成されており、前記枢支軸と各前記貫通棒は互いに対応し、各前記貫通棒の前記他端に取り付けられている前記当接ボールが前記小径部の表面に当接している時は各前記貫通棒は前記第2の位置に配置され、そして前記枢支軸が前記回動本体に対して摺動して各前記貫通棒の前記他端に取り付けられている前記当接ボールが前記大径部の表面に当接すると、各前記貫通棒は前記第1の位置に配置されることができるように配置構成されていることが好ましい。
上記構成により、本考案はソケットと連結するための操作ヘッドを複数有し、ソケットの選択が拡大されるソケットレンチ用ラチェットハンドルを提供すると共に、各操作ヘッドが制限される回転操作方向を選択することができるソケットレンチ用ラチェットハンドルをも提供する。
本考案のソケットレンチ用ラチェットハンドルの斜視図である。 本考案のソケットレンチ用ラチェットハンドルの先端部分の分解図である。 本考案のソケットレンチ用ラチェットハンドルの先端部分の側面図である。 回動本体と1つの操作ヘッドとラチェット構造との分解図である。 図3におけるV−V線に沿って切った断面図である。 制御キャップ及び制限手段の作動状態が示されている断面図である。 制御キャップ22及び制限手段は32の作動状態が示されている断面図である。 図3におけるVIII−VIII線に沿って切った断面図である。 図8におけるIX−IX線に沿って切った断面図である。 枢支軸と貫通棒の対応関係が示されている断面図である。 図10におけるXI−XIに沿って切った断面図である。
以下は各図面を参照しながら、本考案の好ましい実施形態について詳しく説明する。
図1に示されているように、本考案のソケットレンチ用ラチェットハンドルは、その直棒形のハンドル10の先端がハンドル10自体の軸線方向の両側に対称的に延伸する一対の枢接アーム11A(裏側)、11B(表側)になるように分岐し、該分岐している一対の枢接アーム11A、11Bの間に回動本体20が該一対の枢接アーム11A、11Bを通過する所定の直線L1を軸線として回転することができるように枢支されている。この回動本体20には、サイズが異なる3つの操作ヘッド30がそれぞれ該回動本体20から突出するように取り付けられている。
この構成により、本考案のソケットレンチ用ラチェットハンドルはサイズが異なる3つの操作ヘッド30から適切なサイズを持つ操作ヘッド30を選択してソケットと接続させてソケットレンチとして使用することができる。
また、図2では本考案のソケットレンチ用ラチェットハンドルの先端部分の分解図が示されている。
図示されているように、回動本体20は、直線L1に沿って一対の枢接アーム11A、11Bにそれぞれ形成されている通過孔113、115及び回動本体20に形成されているトンネル211を摺動可能に挿通している枢支軸40によって、一対の枢接アーム11A、11Bに枢支されている。この枢支軸40の一端にフランジ416が形成され、該フランジ416の枢接アーム11に臨んでいる面と裏側の枢接アーム11Aの該フランジ416に臨んでいる面との間に圧縮コイルばね44が取り付けられている。
更に、枢支軸40の他端には当接子414が突起するように形成されている。当接子414は通過孔113の内表面に当接して枢支軸40の位置を決めることができる。
一対の枢接アーム11における表側の枢接アーム11Bには、係止突起114が回動本体20側に向けて突出しており、回動本体20には、係止突起114に対応している複数の係止凹部214が、係止突起114を受け入れることによって、回動本体20の直線L1を軸線とする回転を図3に示されているように、一時的に係止することができるように形成されている。この実施形態において係止凹部214は8つ形成されているが、各操作ヘッド30をそれぞれ使用しやすい位置に一時的に固定するためには、少なくとも前記操作ヘッドと同じ数の係止凹部214が必要とされる。
各操作ヘッド30の前記回動本体20から突出している部分は、前記所定の直線L1と直交する線を線対称の中心とする上、回動軸として回動本体20に対して回動することができ、ラチェット構造によりこの回動を一方向のみに制限されうるように構成されている。
ちなみに、この実施形態において、各の操作ヘッド30は、それらの回動軸が前記直線L1と直交する同一の平面にあるように配置されている。
各操作ヘッド30の回動を制限するラチェット構造に関する構成は、以下である。
図4では、回動本体20と、該回動本体20に取り付けられている操作ヘッド30の一つと、該操作ヘッド30の回動を制限するラチェット構造との分解図が示されている。
図示されているように、回動本体20には、各操作ヘッド30と対応する位置にそれぞれ開口21が形成されており、各操作ヘッド30はそれぞれ1つの開口21に挿し込まれている。
各操作ヘッド30にはそれぞれ専属のラチェット構造が付設されているが、それらの構成はほぼ同じになっているので、以下では図4〜図7を参照しながら1つの操作ヘッド30の回動を制御する該当のラチェット構造のみ説明する。
各ラチェット構造は、何れも対応している操作ヘッド30の開口21内に挿し込まれている部分の周面31から張り出している歯車面311と、歯車面311と開口21の内周面212との間に、操作ヘッド30の回動を制限する制限手段32と、開口21を覆い、且つ操作ヘッド30と同軸的に回動することによって制限手段32を制御することができるように取り付けられている制御キャップ22とを備えている。
制限手段32は、一対のラックユニット321、321と、一対のラックユニット321、321の間に、両端がそれぞれ一対のラックユニット321、321に当接しながら該一対のラックユニット321、321を離間させる付勢力を与えることができるように配置構成されている付勢ユニット322としての圧縮コイルばねとからなっている。
この一対のラックユニット321、321は、断面図である図5に示されているように、付勢ユニット322からの付勢力により付勢ユニット322に臨んでいない端部で開口21の内周面212と当接していると共に、歯車面311と噛み合っている。
制御キャップ22は、開口21を覆っている平面部221と、平面部221の周縁から開口21側へ突出するように形成されている環状のフェンス部222と、平面部221から開口21内に挿し込むように形成されている2つの制御棒223A、223Bとを有していると共に、操作ヘッド30の回動と同軸的に回動することができるように回動本体20に取り付けられている。
2つの制御棒223A、223Bの形成位置については、図5〜図7に示されているように、制限手段32における一対のラックユニット321、321に1つずつ対応して、該一対のラックユニット321、321のそれぞれ開口21の内周面212と当接している端部側に配置されていると共に、図5に示されている状況から制御キャップ22の回動に応じて、それぞれが対応している1つのラックユニット321に当接して図6または図7に示されているように、付勢ユニット322からの付勢力に抗して当接しているラックユニット321の位置を移動させて歯車面311との噛み合いを解除することができるように配置形成されている。
この構成により、制限手段32は一対のラックユニット321、321が図5に示されている状態において、歯車面311と噛み合うと共に付勢ユニット322からの付勢力により開口21の内周面212と当接することによって、操作ヘッド30の両方向への回動を制限することができる。
また、制御キャップ22が回されて例えば図6または図7に示されているように、1つのラックユニット321の歯車面311との噛み合いが解除され、他の1つのラックユニット321が歯車面311と噛み合いながら開口21の内周面212と当接している状態になると、操作ヘッド30の回動本体20に対する一方向(図6に示されている状態では時計方向/図7に示されている状態では反時計方向)への回動のみを可能にすることができる。
更に、図9に示されているように、回動本体20の各開口21の周縁近くには、係止ボール231が、圧縮コイルばねにより付勢されて常に回動本体20表面から突出するように取り付けられており、各制御キャップ22のフェンス部222には、第1の係止孔232と第2の係止孔233と第3の係止孔234とが形成されている。
この第1の係止孔232と第2の係止孔233と第3の係止孔234とは、制御キャップ22の回動角度に応じてそれぞれ係止ボール231を受け入れることができるように形成されていると共に、その配置位置については、制御キャップ22の制限手段32に対する制御状態に対応している。
つまり、図5に示されているように、制御キャップ22が回動されて第1の係止孔内232に係止ボール231が嵌まる角度に回動すると、2つの制御棒223A、223Bは何れも前記一対のラックユニット321を動かせず、該一対のラックユニット321、321は何れも歯車面311と噛み合って操作ヘッド30の両方向への回動が全て制限されるようになる。
そして、図6に示されているように、制御キャップ22が回動されて第2の係止孔233内に係止ボール231が嵌まる角度に回動すると、2つの制御棒223A、223Bにおける1つ223Aが対応しているラックユニット321に当接して該ラックユニット321の歯車面311との噛み合いを解除することによって、他の1つのラックユニット321のみが歯車面311と噛み合い、操作ヘッド30の時計方向への回動のみが可能になるようになる。
更に、図7に示されているように、制御キャップ22が回動されて第3の係止孔234内に係止ボール231が嵌まる角度に回動すると、2つの制御棒223A、223Bにおける前記他の1つ223Bが対応しているラックユニット321に当接して該ラックユニット321の歯車面311との噛み合いを解除することによって、前記1つのラックユニット321のみが歯車面311と噛み合い、操作ヘッド30の反時計方向への回動のみが可能になるようになる。
ちなみに、本考案において、回動本体20の開口21周縁近くにはガイド溝213が形成されており、そして制御キャップ22には更に平面部221からガイド溝213に挿しこむことができるように形成されているガイドピン224が形成されており、図6及び図7に示されているように、制御キャップ22が回動されて第2の係止孔内232に係止ボール231が嵌まる角度に回動すると、ガイドピン224はガイド溝213の一端部に当接して制御キャップ22の更なる回動を阻止し、そして制御キャップ22が回動されて第3の係止孔内232に係止ボール231が嵌まる角度に回動すると、ガイドピン224はガイド溝213の他端部に当接して制御キャップ22の更なる回動を阻止することができる。
また、本考案のソケットレンチ用ラチェットハンドルは、取り付けられるソケットを取り外しやすい構成を更に備えている。
図8〜図11に示されているように、各操作ヘッド30は、対応している開口21外に露出している周面302にボール状の当接突起313が取り付けられている上、それぞれの回動軸に沿って延伸する一本の貫通棒42が摺動可能に挿通されている。
当接突起313が操作ヘッド30の周面302から突出すると該操作ヘッド30に取り付けられるソケットに当接または係止することで該ソケットを固定することができる。また、当接突起313が操作ヘッド30の周面302へ没入するように移動すると、その当接または係止は解除されて該ソケットを取り外すことができる。
貫通棒42は一端が操作ヘッド30の先端に露出し、他端に当接ボール422が取り付けられていると共に、圧縮コイルばね43により常に付勢されて当接ボール422を介して枢支軸40の表面に当接している。
各操作ヘッド30に取り付けられている各貫通棒42には当接突起313を受け入れることができる凹孔421が形成されており、各凹孔421の形成位置は各当接突起313と互いに対応し、貫通棒42が図11に示されているように操作ヘッド30の先端から突出している距離が長い第1の位置に摺動すると、凹孔421は貫通棒42の摺動と共に当接突起313を受け入れることができる位置に移動することによって、当接突起313は操作ヘッド30の表面内へ没入する方向へ移動し、そして、貫通棒42が図9に示されているように、操作ヘッド30の先端から突出している距離が比較的に短い第2の位置に摺動すると、凹孔421は貫通棒42の摺動と共に当接突起313から離れる位置に移動することによって、当接突起313が操作ヘッド30の表面外へ突出する方向へ移動するように配置構成されている。
また、各貫通棒42の摺動は、枢支軸40により制御される。図8、図10に示されているように、枢支軸40の回動本体20内に挿入している部分には、小径部411と大径部412と、該小径部411と大径部412とを繋ぐ円錐面部413とが形成されており、枢支軸40と各貫通棒42は互いに対応し、各貫通棒42の前記他端に取り付けられている当接ボール422が図8、図9に示されているように、小径部411の表面に当接している時は、各貫通棒42は前記第2の位置に配置されるようになり、そして枢支軸40のフランジ416が枢接アーム11A側に押されて回動本体20に対して摺動し、各貫通棒42の前記他端に取り付けられている当接ボールが図10、図11に示されるように大径部412の表面に当接すると、各貫通棒42は大径部412により押し出されて第1の位置に配置されるようになる。
この構成により、使用者は枢支軸40のフランジ416を枢接アーム11Aへ押す操作で当接突起313の位置を制御して該操作ヘッド30に取り付けられるソケットへ対する当接または係止を解除することができると共に、該ソケットの構造によっては貫通棒42が操作ヘッド30の先端から突き出す動きもソケットの取り外しに役立たせることができる。
上記構成により、本考案はソケットと連結するための操作ヘッドを複数有し、ソケットの選択が拡大されるソケットレンチ用ラチェットハンドルを提供すると共に、各操作ヘッドが制限される回転操作方向を選択することができ、且つ簡単な操作で使用されるソケットを取り外すことができるソケットレンチ用ラチェットハンドルをも提供する。
10 ハンドル
113 通過孔
114 係止突起
115 通過孔
11A 枢接アーム
11B 枢接アーム
20 回動本体
21 開口
211 トンネル
212 内周面
214 係止凹部
22 制御キャップ
221 平面部
222 フェンス部
223A、223B 制御棒
231 係止ボール
232 第1の係止孔
233 第2の係止孔
234 第3の係止孔
30 操作ヘッド
302 周面
31 周面
311 歯車面
313 当接突起
32 制限手段
321 ラックユニット
322 付勢ユニット
40 枢支軸
411 小径部
412 大径部
413 円錐面部
414 当接子
416 フランジ
42 貫通棒
421 凹孔
43 圧縮コイルばね
44 圧縮コイルばね

Claims (5)

  1. ハンドルの先端が一対の枢接アームになるように分岐しており、
    該一対の枢接アームの間に、回動本体が、該一対の枢接アームを通過する所定の直線を軸線として回転することができるように枢支されており、
    前記回動本体には、複数の操作ヘッドが、それぞれ該回動本体から突出し、且つ、前記所定の直線と直交する直線を回動軸として回動することができると共に、ラチェット構造により前記回動を一方向に制限されうるように構成されていることを特徴とするソケットレンチ用ラチェットハンドル。
  2. 前記複数の操作ヘッドは、それらの前記回動軸が前記所定の直線と直交する同一の平面にあるように配置されており、
    前記一対の枢接アームにおける少なくとも1つの枢接アームには、係止突起が、前記回動本体に向けて突出しており、
    前記回動本体には、少なくとも前記操作ヘッドと同じ数の係止凹部が、前記係止突起を受け入れると、前記回動本体の前記所定の直線を軸線とする回転を係止することができるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のソケットレンチ用ラチェットハンドル。
  3. 前記回動本体には、前記複数の操作ヘッドと対応している位置にそれぞれ開口が形成されており、各操作ヘッドはそれぞれ1つの前記開口に挿し込まれており、
    各前記ラチェット構造は、何れも、
    対応している操作ヘッドの前記開口内に挿し込まれている部分の周面から張り出しになっている歯車面と、
    前記歯車面と前記開口の内周面との間に、前記操作ヘッドの前記回動を一方向に制限することができるように介在している制限手段と、
    前記開口を覆い、且つ前記操作ヘッドと同軸的に回動して前記制限手段を制御することができるように取り付けられている制御キャップとを備えており、
    前記制限手段は、一対のラックユニットと、前記一対のラックユニットの間に、両端がそれぞれ前記一対のラックユニットに当接しながら該一対のラックユニットを離間させる付勢力を与えることができるように配置構成されている付勢ユニットとからなっており、且つ、前記一対のラックユニットは、前記付勢ユニットからの付勢力により前記付勢ユニットに臨んでいない端部で前記開口の内周面と当接していると共に、前記歯車面と噛み合っており、
    前記制御キャップには、2つの制御棒が突出している上、前記開口内に挿し込んでおり、該2つの制御棒は、前記一対のラックユニットに1つずつ対応しており、且つ、前記制御キャップの回動に応じて、それぞれが対応している1つの前記ラックユニットに当接してから前記付勢ユニットからの付勢力に抗し、該対応している1つの前記ラックユニットの位置を移動させて前記歯車面との噛み合いを解除することによって、前記操作ヘッドの前記回動を一方向のみに制限することができるように配置構成されていることを特徴とする請求項2に記載のソケットレンチ用ラチェットハンドル。
  4. 前記回動本体の各前記開口の周縁近くには、係止ボールが、付勢されて常に該回動本体表面から突出するように取り付けられており、
    各前記制御キャップには、前記操作ヘッドとの同軸的な回動の角度に応じてそれぞれ前記係止ボールを受け入れることができる第1の係止孔と第2の係止孔と第3の係止孔とが形成されており、
    更に、前記第1の係止孔と第2の係止孔と第3の係止孔と前記係止ボールは、
    前記制御キャップが回動されて前記第1の係止孔内に前記係止ボールが嵌まる角度に回動すると、前記2つの制御棒は何れも前記一対のラックユニットを動かせず、該一対のラックユニットは何れも前記歯車面と噛み合い、前記操作ヘッドの前記回動が全て制限され、
    前記制御キャップが回動されて前記第2の係止孔内に前記係止ボールが嵌まる角度に回動すると、前記2つの制御棒における1つが対応している1つのラックユニットに当接して該ラックユニットの前記歯車面との噛み合いを解除することによって、他の1つのラックユニットのみが前記歯車面と噛み合い、前記操作ヘッドの時計方向への回動のみが可能になり、
    前記制御キャップが回動されて前記第3の係止孔内に前記係止ボールが嵌まる角度に回動すると、前記2つの制御棒における前記他の1つが対応している他の1つのラックユニットに当接して該ラックユニットの前記歯車面との噛み合いを解除することによって、前記1つのラックユニットのみが前記歯車面と噛み合い、前記操作ヘッドの反時計方向への回動のみが可能となるように配置構成されていることを特徴とする請求項3に記載のソケットレンチ用ラチェットハンドル。
  5. 前記回動本体は、前記所定の直線に沿って前記一対の枢接アーム及び該回動本体を摺動可能に挿通している枢支軸によって、前記一対の枢接アームに枢支されており、
    また、各前記操作ヘッドは、対応している開口外に露出している周面に当接突起が取り付けられている上、それぞれの前記回動軸に沿って延伸し、一端が前記操作ヘッドの先端に露出し、他端に当接ボールが取り付けられ、且つ、常に付勢されて前記当接ボールを介して前記枢支軸の表面に当接している一本の貫通棒により摺動可能に挿通されており、
    各前記操作ヘッドに取り付けられている各前記貫通棒及び各前記当接突起は互いに対応し、前記貫通棒が前記操作ヘッドの先端から突出している距離が長い第1の位置に摺動すると、前記当接突起が前記操作ヘッドの表面内へ没入する方向へ移動し、そして前記貫通棒が前記操作ヘッドの先端から突出している距離が比較的に短い第2の位置に摺動すると、前記当接突起が前記操作ヘッドの表面外へ突出する方向へ移動するように配置構成されており、
    更に、前記枢支軸の前記回動本体内に挿入している部分には、小径部と大径部と、該小径部と大径部とを繋ぐ円錐面部とが形成されており、前記枢支軸と各前記貫通棒は互いに対応し、各前記貫通棒の前記他端に取り付けられている前記当接ボールが前記小径部の表面に当接している時は各前記貫通棒は前記第2の位置に配置され、そして前記枢支軸が前記回動本体に対して摺動して各前記貫通棒の前記他端に取り付けられている前記当接ボールが前記大径部の表面に当接すると、各前記貫通棒は前記第1の位置に配置されることができるように配置構成されていることを特徴とする請求項3に記載のソケットレンチ用ラチェットハンドル。
JP2011001533U 2011-03-23 2011-03-23 ソケットレンチ用ラチェットハンドル Expired - Fee Related JP3168212U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011001533U JP3168212U (ja) 2011-03-23 2011-03-23 ソケットレンチ用ラチェットハンドル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011001533U JP3168212U (ja) 2011-03-23 2011-03-23 ソケットレンチ用ラチェットハンドル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3168212U true JP3168212U (ja) 2011-06-02

Family

ID=54879217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011001533U Expired - Fee Related JP3168212U (ja) 2011-03-23 2011-03-23 ソケットレンチ用ラチェットハンドル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3168212U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5155375B2 (ja) 往復式自在スパナ
US7182003B1 (en) Palm type spanner
US3779107A (en) Ratchet wrench tool head positioner
US7261022B1 (en) Insertion type hand tool
US8276485B1 (en) Pivot head wrenching tool
US10335934B2 (en) Tool having dual flex heads
US8511206B2 (en) Ratchet wrench with rotatable driving head
US20110072941A1 (en) Hand tool with an adjusting device
JP4585626B1 (ja) モンキーレンチ
US20150000476A1 (en) Drive tool device having connectable arms
JP2007537889A (ja) 正転/逆転アクチュエータ付き空気ラチェット
JP5232264B2 (ja) ラチェットレンチ
US20140208897A1 (en) Ratchet wrench
JP4916291B2 (ja) ハンドル回転用工具
US20110162486A1 (en) Open end ratchet wrench
JP3168212U (ja) ソケットレンチ用ラチェットハンドル
TWI541108B (zh) A torque adjusting device and a tool having the torque adjusting device
TWM528834U (zh) 具定位裝置的棘輪扳手
JP5393430B2 (ja) ソケットレンチ
JP6459604B2 (ja) 間接ラチェットレンチ姿勢保持具
JP2017007084A (ja) 六角ナットを連続回転ロック、回転リリース可能な開口レンチ
JP3135810U (ja) 電動回転工具用の方向制御継手
CN108262711B (zh) 可调式扳手
JP3208792U (ja) キャスタ装置および収納ラック
TWM528833U (zh) 具快速釋放結構的棘輪扳手

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140511

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees