JP3168191U - 防水シート - Google Patents

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Abstract

【課題】 貼合の工程が簡易で、好ましい接着の強度が得られ、かつ平坦な表面の得られとともに、有機溶剤を用いることなく、環境に対する汚染を低減させることのできる防水シートを提供する。【解決手段】 上表面と下表面とを有するベース層と、第1表面と第2表面と具え、かつ防水性を有するフィルム層と、を熱圧着によって接合し、複合構造を有する防水シートを形成する。【選択図】図4

Description

この考案は、布、皮革などの表面に貼合して防水効果を具えた複合層構造を構成する防水シートに関する。
日常用いられる物品には、水に接触する機会が多く、材質の防水性を要求されるものがある。例えば、レインコートなどの雨具、もしくは登山に用いるヤッケ、ジャケットなど、もしくはウエットスーツなどで、特に線ファスナーが設けられている場合、線ファスナーの務歯を固定するテープについても、良好な防水特性が要求される。別途、ソファーなどの家具、もしくはマットなどの家庭で使用するもの、またはトランク、書類かばんなどのかばんについても、水拭きをする場合もあれば、予期せず水がかかる場合もあることから、防水性を具えることが求められる。
前記の防水性を要求される物品は、主に布、皮革によってなるか、もしくは表面を布、皮革で覆う。しかしながら、これら布、皮革などの材質自体は防水性を具えない。よって、防水性を具えるフィルムを貼合して、防水性を有する複合層構造とする。
従来の複合層構造を有する防水シートは、図1、2に開示するように、例えば、布、または皮革であって、防水性を具えないベース層10の表面100に、接着剤を塗布してなる粘着層11を形成する。さらに防水性を有する防水層12でベース層10の表面100を覆い、粘着層11で接着させる。
しかしながら、前述する従来の複合層構造を有する防水シートは、粘着層11を介してベース層10と防水層12とを接着することから、接着の強度が好ましくなく、かつ粘着層11の貼合面から湿気が進入して防水層12が容易に剥離する。また、ベース層10の表面100に凹凸が存在する場合、防水層12の上表面120が平坦になりにくい。さらに、防水層12に模様を形成することが難しく、外観が単調になるという欠点をも有する。
また、前述する従来の複合層構造を有する防水シートは、製造工程が複雑で、時間がかかる。しかも、粘着層11を形成する粘着剤は揮発性で毒性の強い有機溶剤を用いる。このため、生活環境に対する重大な汚染を構成する。
この考案は、貼合の工程が簡易で、好ましい接着の強度が得られ、かつ平坦な表面の得られる防水シートを提供することを課題とする。
また、この考案は有機機溶剤を用いることがなく、環境に対する汚染を低減させることのできる防水シートを提供することを課題とする。
そこで本考案者は、上表面と下表面とを有するベース層と、第1表面と第2表面と具え、かつ防水性を有するフィルム層と、を熱圧着によって接合し、複合層構造を形成した防水シートによって課題を解決できる点に着眼し、かかる知見に基づいて本考案を完成させた。
以下、この考案について説明する。
請求項1に記載する防水シートは 上表面と下表面とを有するベース層と、 第1表面と第2表面と具え、かつ防水性を有するフィルム層と、によって形成される複合層構造を有する防水シートであって、
該外フィルム層が該ベース層に溶着される。
請求項2に記載する防水シートは、請求項1におけるフィルム層を加熱して表面を熔融状態とし、該ベース層上に熱圧着する。
請求項3に記載する防水シートは、請求項1におけるフィルム層を熱風を吹き付けて熔融状態とする。
請求項4に記載する防水シートは、請求項1におけるベース層とフィルム層とを重ね合わせ、連動して回転する上ローラと下ローラとの間に挟み押し圧して圧着することを特徴とする請求項3に記載の防水シート。
請求項5に記載する防水シートは、請求項1におけるフィルム層で前記ベース層の上表面を覆い、
連動して回転する上ローラと下ローラの内、該上ローラを加熱して高温にし、
重ね合わせた該フィルム層と該ベース層とを該高温にした上ローラと、該上ローラに連動して回転する該下ローラの間に挟み押し圧して熱圧着する。
請求項6に記載する防水シートは、請求項1におけるベース層を、連動して回転する上ローラと下ローラとの間に挟み押し圧するとともに、押出し機を該上ローラの上方に設け、熔融状態の熱可塑性材を該押出し機で該上ローラの上側面に押出して該熱可塑性材を該上ローラによって該ベース層の上表面に運んで該上ローラと該下ローラとの間に挟み押し圧することによって、熔融された熱可塑性材を該ベース層の上表面に該フィルム層を形成し、該フィルム層の第1表面と該ベース層の上表面とを熱圧着する。
請求項7に記載する防水シートは、請求項4乃至請求項6のいずれか一項における上ローラに凹凸状の図案を形成し、該フィルム層と該ベース層とを該凹凸状の図案を形成した上ローラで熱圧着する場合に、該フィルム層の第2表面に凹凸状の図案34を形成する。
請求項8に記載する防水シートは、請求項1乃至請求項6のいずれか一項におけるフィルム層の第2表面に、少なくとも1以上の図案をプリントする。
請求項9に記載する防水シートは請求項1乃至請求項6のいずれか一項におけるベース層が布である。
請求項10に記載する防水シートは、請求項1乃至請求項6のいずれか一項におけるベース層が皮革である。
請求項11に記載する防水シートは請求項1乃至請求項6のいずれか一項における、ベース層が発泡料である。
従来の防水性を有する複合層構造を示した説明図である。 図1に開示する複合層構造の断面の局部拡大図である。 この考案による防水シートの構造を示した説明図である。 図3に開示する防水シートの断面の局部拡大図である。 この考案における防水シートの製造方法を示した説明図である。 この考案における防水シート他の製造方法を示した説明図である。 この考案における防水シートその他の製造方法を示した説明図である。 図案を形成した防水シートの外観を示した説明図である。 他の図案を形成した防水シートの外観を示した説明図である。
この考案は、貼合の工程が簡易で、好ましい接着の強度が得られ、かつ平坦な表面が得られるとともに、有機溶剤を用いることなく、環境に対する汚染を低減させることのできる防水シートを提供するものであって、上表面と下表面とを有するベース層と、第1表面と第2表面と具え、かつ防水性を有するフィルム層と、を熱圧着によって接合し、複合構造を形成する。かかる防水シートの構造と特徴を詳述するために好ましい実施例を挙げ、図面を参照にして以下に説明する。
ベース層20は布か、皮革か、もしくは発泡材によってなり、上表面22と、下表面21とを具える。フィルム層30は、防水性を有する熱可塑性材によってなり、第1表面31と第2表面32とを具える。
ベース層20とフィルム層30とを接合する場合は、フィルム層30の第1表面31と、ベース層20の上表面22とを熔着する。即ち、フィルム層30にベース層20を貼合する場合は、加熱してフィルム層30の表面に圧力を加える。
図5に、この考案による複合層構造を有する防水シートの製造工程を開示する。フィルム層30の第1表面31に熱風を吹き付けて表面が熔融した状態としてベース層20の上表面22を覆い、連動して回転する上ローラ40と下ローラ41との間に挟み押し圧する。よって、フィルム層30の第1表面31とベース層20の上表面22とが好ましい接着強度を以って貼合される。
図6に、この考案による複合層構造を有する防水シートの他の製造工程を開示する。図面によれば、フィルム層30でベース層20の上表面22を覆い、連動して回転する上ローラ40と下ローラ41との間に挟み押し圧する。この場合、上ローラ40は加熱して高温にして、高温の上ローラで40フィルム層30の第2表面32に圧力を加え、下ローラ41でベース層20の下表面21を押し圧する。よって、上ローラ40と下ローラ41とによって挟み、回転させながら圧力を加えることにより、フィルム層30の第1表面31とベース層20の上表面22とが熱圧着される。
図7に、この考案による複合層構造を有する防水シートのその他の製造工程を開示する。図面によれば、ベース層20を連動して回転する上ローラ40と下ローラ41との間に挟み押し圧する。この場合、押出し機50を上ローラ40の上方に設け、熔融状態の熱可塑性材30aを押出し機50で上ローラ40の上側面に押出す。熱可塑性材30aは上ローラ40によってベース層20の上表面22に運ばれ、上ローラ40と下ローラ41との間に挟み押し圧されることによって、熔融された熱可塑性材30aがベース層20の上表面22にフィルム層30を形成し、フィルム層30の第1表面31とベース層20の上表面22とが堅牢に熱圧着される。
この考案においては、フィルム層30とベース層20とを熱圧着するが、その場合、上述するローラを利用した熱圧着以外に、シート全体の面を平坦に押し圧するか、もしくはその他熱圧着の方法をもちいてフィルム層30の第2表面32を押し圧してもよい。
図8に開示するように、フィルム層30とベース層20とを接合する前、もしくは後に、フィルム層30の第2表面32に、少なくとも1以上の図案33をプリントすることができる。
図9に開示するように、上述する製造過程における上ローラ40に予め凹凸状の図案(図示しない)を形成しておくと、フィルム層30とベース層20とを上ローラ40で熱圧着する場合に、フィルム層30の第2表面32に凹凸状の図案34を形成することができる。
この考案においては、フィルム層30の第1表面31とベース層20の上表面22とを熱圧着させる。熱圧着する場合、フィルム層30とベース層20の一部の化学分子に高温による連鎖が発生し、さらに一部のフィルム層30の材質がベース層20の毛細孔、もしくは繊維間の隙間に浸透して、フィルム層30とベース層20とが堅牢に熱接合される。
また、フィルム層30の第1表面31とベース層20の上表面22とを熱圧着する場合、同時にフィルム層30の第2表面32も亦、考案によって半熔融状態となる。この場合、フィルム層30の第2表面32をローラなどで押し圧するか、加熱したローラで押し圧するか、平坦に押し圧することによって、フィルム層30の第2表面32が平坦になる。かかる製造工程は簡易でかつ短時間で行うことができる。
別途、この考案によるフィルム層30とベース層20の接合方式は熱圧着によるものであって、従来の複合層構造に見られるように揮発性で毒性を有する有機溶剤を粘着剤として用いることがない。よって環境に対する汚染を低減させることができる。
また、この考案においては、上ローラ40を利用してフィル層30の半熔融状態の第2表面32に図案34を形成することができる。よって、外観に変化を与えることができる。
10 ベース層
100 表面
11 粘着層
12 防水層
120 上表面
20 ベース層
21 下表面
22 上表面
30 フィルム層
30a 熱可塑材
31 第1表面
32 第2表面
33 図案
34 図案
40 上ローラ
41 下ローラ
50 押出し機

Claims (11)

  1. 上表面と下表面とを有するベース層と、
    第1表面と第2表面とを具え、かつ防水性を有するフィルム層と、によって形成される複合層構造を有する防水シートであって、
    該フィルム層が該ベース層に溶着されていることを特徴とする防水シート。
  2. 前記フィルム層を加熱して表面を熔融状態とし、前記ベース層上に熱圧着されていることを特徴とする請求項1に記載の防水シート。
  3. 前記フィルム層に熱風を吹き付けて表面を熔融状態とし、前記ベース層上に熱圧着されていることを特徴とする請求項1に記載の防水シート。
  4. 前記ベース層とフィルム層とを重ね合わせ、連動して回転する上ローラと下ローラとの間に挟み押し圧して圧着されていることを特徴とする請求項1に記載の防水シート。
  5. 前記フィルム層で前記ベース層の上表面を覆い、
    連動して回転する上ローラと下ローラの内、該上ローラを加熱して高温にし、
    重ね合わせた該フィルム層と該ベース層とを該高温にした上ローラと、該上ローラに連動して回転する該下ローラの間に挟み押し圧して熱圧着されていることを特徴する請求項1に記載の防水シート。
  6. 前記ベース層を、連動して回転する上ローラと下ローラとの間に挟み押し圧するとともに、押出し機を該上ローラの上方に設け、熔融状態の熱可塑性材を該押出し機で該上ローラの上側面に押出して該熱可塑性材を該上ローラによって該ベース層の上表面に運んで該上ローラと該下ローラとの間に挟み押し圧することによって、熔融された熱可塑性材を該ベース層の上表面に該フィルム層を形成し、該フィルム層の第1表面と該ベース層の上表面とを熱圧着されていることを特徴する請求項1に記載の防水シート。
  7. 前記上ローラに凹凸状の図案を形成し、該フィルム層と該ベース層とを該凹凸状の図案を形成した上ローラで熱圧着し、該フィルム層の第2表面に凹凸状の図案が形成されていることを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか一項に記載の防水シート。
  8. 前記フィルム層の第2表面に、少なくとも1以上の図案がプリントされていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の防水シート。
  9. 前記ベース層が布であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の防水シート。
  10. 前記ベース層が皮革であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の防水シート。
  11. 前記ベース層が発泡材であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の防水シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014171435A1 (ja) * 2013-04-15 2014-10-23 日東電工株式会社 防水シート、施工方法および施工構造

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