JP3167894U - 靴用遠心脱水保持具 - Google Patents

Abstract

【課題】靴を水洗いした後に遠心脱水機で、脱水を効率よく行うために靴を保持するための靴用遠心脱水保持具を提供する。【解決手段】伸縮可能な押さえ棒３と、該押さえ棒の両端に一対となって取り付け可能な２つの籠１を備え、該２つの籠は、それぞれ靴を収納し、伸縮可能な押さえ棒によって遠心脱水機の槽内に固定して靴用遠心脱水保持具を構成する。また、前記２つの籠は、それぞれその背面にＬ字アングル金属２が取り付けられており、伸縮可能な押さえ棒は、その両端にそれぞれ磁石が取り付けられており、前記２つの籠は、それぞれ前記金属を前記磁石に付けることにより、伸縮可能な押さえ棒の両端に取り付け可能とする。【選択図】図２

Description

本考案は、靴を水洗いした後に遠心脱水機で、脱水を効率よく行うために靴を保持するための靴保持具に関するものである。

上履きやスニーカー等、布を使用した靴を水洗いした場合、乾燥させるために靴のつま先部分を上向きに傾斜させた状態で天日干ししたり、ドライヤーの熱風を長時間当てたりし、靴の乾燥に長時間、そして大きな手間を費やしていた。
そこで、遠心脱水機の槽内に保持板による脱水やカバーに入れて脱水するものが提案されていた。

実開昭６４−５０７８７号公報 実開平８−１２３４９１号公報 実開平８−７８８８６号公報 実開平１−１４５３９０号公報 実開平２−４０３８８号公報

個々に遠心脱水槽に靴を入れて脱水を行うことは、靴表面及び靴の底の布部分まで十分脱水を行えず、且つ靴の重みでバランスが悪く、変心による異音や振動の発生原因にもなるものであった。
そこで、短時間での遠心脱水機の稼動で効率良く、且つ変心による異音や振動の発生原因を防止するための課題があった。

本考案は、靴を収納する籠にゴムを取り付け収納した靴の脱落防止を図り、その２つの籠を伸縮可能な棒で固定する。この棒の先端には磁石を設け、籠の底面に取り付けられた金属に張り付き棒を伸縮させて脱水槽に固定する。箱型の籠で靴を保持し伸縮可能な棒で固定することで、籠が脱水槽の湾曲面に当たり容易に遠心脱水機の対角線沿いに位置させることができ、重みの偏りによる遠心脱水機の変動を防止することができる。また、靴の表面を遠心脱水機の壁面に向くように収納籠で矯正ができることで問題点を解決している。

上述の様に、本考案は、籠の底面と靴底を合わせた状態で遠心脱水槽に入れ、磁石付きの伸縮可能なで棒を伸ばし、２つの籠を固定するため、容易に遠心脱水機に固定することが可能となり、且つ大きさの異なる遠心脱水機に適合することが出来る。また、靴底と籠の底を合わせた状態で収納することで、遠心力効果が十分発揮することができ、乾燥時間の短縮を図ることが出来る。

靴を収納する籠は２個一対となり、形状と重さが同等のものを使用する。この籠にＬ字アングルの付いた金属を取り付ける。取り付け位置は、一対となる籠と籠が互いに、横幅の中心ライン上の同じ高さに取り付ける。靴を収納するための開口部には、伸縮可能なゴム紐を取り付け、靴の脱落防止を図る。

以下、添付図面に沿って一実例を説明する。１は耐久性のプラスチックもしくはステンレス等の適宜素材にて一体形成された籠本体、２は磁石を付けるため、及びその位置決めを行うためのＬ字アングル金属であり、その金属は磁石の形状に合わせた凹みを持たせた金属でも実施可能である。３は先端に磁石を付加した伸縮可能な押さえ棒で、遠心脱水機に籠を入れ、遠心脱水機の内径に合わせて伸縮させ、それぞれの籠を遠心脱水機の槽に固定するために使用する。また、伸縮可能な押さえ棒の先端形状と１の取り付け部の形状を差込型、もしくは挿入型の形状に合わせることで、金属と磁石の吸着力を利用する方策の代用として使用することも出来る。

Claims (2)

1. 靴を収納する籠にゴムを取り付けることで、収納した靴の脱落防止と靴底の面を遠心脱水機の内側に向けることが可能となる。籠の背面には金属を備え付け、先端に磁石の付いた伸縮可能な押さえ棒で、籠同士を遠心脱水機の槽内に固定し、脱水を行う。また、伸縮可能な押さえ棒の先端形状と籠の底面の形状を差込型、もしくは挿入型の形状に合わせることで、金属と磁石の吸着力を利用する方策の代用として使用することも出来る。伸縮可能な棒で押さえることで、内径の異なる遠心脱水機にも適合することができ、且つ籠を磁石で付ける構造で、遠心脱水機槽内に入れやすくすることが特徴である。
2. 籠は上面が開口した長方体を使用することで、遠心脱水機に固定した際に変心による遠心脱水機の偏りによる変動を防止する。

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