JP3167828B2 - 中空リベットによる締結方法 - Google Patents

中空リベットによる締結方法

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JP3167828B2 JP11981593A JP11981593A JP3167828B2 JP 3167828 B2 JP3167828 B2 JP 3167828B2 JP 11981593 A JP11981593 A JP 11981593A JP 11981593 A JP11981593 A JP 11981593A JP 3167828 B2 JP3167828 B2 JP 3167828B2
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貞夫 ▲ひじ▼方
邦昌 都築
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高島屋日発工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被締結品の厚みが異な
る複数の箇所であっても長さが同一のリベットで確実な
締結を行なうことができる中空リベットによる締結方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車用ドアトリム製品等では
二種類の部材を重ね合わせて複数本の中空リベットによ
り締結一体化することが行われている。(例えば、実開
昭58−44613号公報参照)
【0003】ところが、従来のこの種中空リベットによ
る締結方法においては、被締結品の板厚が部分的に異な
っている場合、中空リベットの中空部に残る被締結品の
容積量の大小と密度差により板厚に応じた長さを有する
複数の中空リベットを選択したうえで締結せねば満足な
締結力を確保することができないうえにリベット頭部と
被締結品の面を出すことができず、このために板厚部分
に応じたリベットの選択および供給等の煩わしい作業を
強いられ作業効率を著しく低下させるという問題点があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解決して、被締結品の厚みが異なる複数
の箇所であっても、各締結箇所毎にリベットを選択する
ことなく同一の長さの中空リベットにより確実な締結を
行なうことができる中空リベットによる締結方法を提供
することを目的として完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の中空リベットによる締結方法は、
ロールセット上に配置された被締結品の表側より中空リ
ベットをプレスして前記被締結品の締結を行なう中空リ
ベットによる締結方法において、先ず、被締結品を貫通
した中空リベットがリベット貫通孔内で若干上下摺動で
きる程度の長さ方向の余裕を残してリベット先端が一次
カールされるまでプレスした後、このプレス力より強い
力でプレスして中空リベットの中間部を中膨らみさせて
被締結品のリベット貫通孔の孔縁に食い込ませるととも
にリベット先端を被締結品の裏面に密着させることを特
徴とするものである。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図示の自動車用ドアトリム製
品の基材を中空リベットにより締結する場合について詳
細に説明する。図中、1は締結すべき2種類の木質系ボ
ード等の被締結品、2は該被締結品1の下面側にあって
セットブロック3の所定位置に固定されたロールセッ
ト、4は該ロールセット3に対応して上部より中空リベ
ット5を被締結品1に対してプレスするハンマーであ
る。
【0007】本発明においては、前記ロールセット2上
に配置された被締結品1に対して上部よりハンマー4で
中空リベット5をプレスして締結を行なうものである点
は従来のこの種中空リベットによる締結方法と同一であ
るが、本発明では前記の中空リベット5を二段階からな
るプレス工程を連続的に施してリベット締結する点に特
徴を有するものである。即ち、本発明においては図2に
示されるように前段階として、前記中空リベット5が被
締結品1を貫通したのちリベット先端が被締結品の裏面
に密着しない程度までロールセット2の案内溝6に沿っ
て若干カールする程度の弱い力でプレスする。この時、
前記の中空リベット5の内部にはスプリング7の弾発下
で上向きに作用するロールピン8により抜きカス9が圧
縮された状態で充填されるとともに、頭部は被締結品1
内に完全に埋没することなく若干突出され、中空リベッ
ト5はリベット貫通孔内で上下摺動できる長さ方向の余
裕が残されて被締結品1の裏面に密着することはない。
なお、このようなプレスは従来のプレス圧に比べて約8
0〜90%程度の若干弱い力で行なわれるものである。
【0008】次に、前記したプレス力より強い力でプレ
スすると、図2に示されるように、前記の中空リベット
5はその頭部が被締結品1内に完全に埋没されるととも
に中間部が中膨らみされて被締結品1のリベット貫通孔
の孔縁に食い込み、また、リベット先端は被締結品1の
裏側においてロールセット2の案内溝6に沿って完全カ
ールすることとなり、被締結品1の裏面に密着してリベ
ット締結が終了する。なお、中空リベット5の中間部が
中膨らみされるのはリベット先端が前段階で予め予備カ
ールされているうえに中空部に充填された抜きカス9の
内圧により膨出し易い状態となっているからである。ま
た、この仕上段階での強いプレス圧とは前段階のプレス
圧よりは強い力という意味であり、この仕上段階のプレ
ス工程を前段階のプレス工程後に連続的に施すことによ
り中空リベット5の中間部を座屈・変形させつつ被締結
品1の板厚よりも若干長めの中空リベットであっても完
全なカシメを達成するものである。
【0009】この時、前記の中空リベット5の先端部に
おけるカールは被締結品1の厚みが小さくても十分に吸
収できるよう、従来に比べて案内溝6の深さが十分に深
いロールセット2を用いて行なわれ、また、中空リベッ
ト5の中間部における座屈・変形が容易となるよう従来
品に比べて肉厚を0.1mm程度薄くした中空リベット5
を用いて締結を行うことが好ましい。更には、被締結品
1の厚みの外、密度のバラツキがある場合においても、
中空リベット5内に収容される抜きカス9の圧力差を前
記リベットの中膨らみ部分において十分に吸収できるよ
うに、実施例ではロールピン8の下端に例えばウレタン
ゴム等の弾性体10を配置し、この弾性体10の圧縮に
よってロールピン8のストロークが延長された状態とな
って仕上段階のプレス圧により抜きカス9の圧力が十分
に吸収されつつ確実なカシメが行なわれるように構成し
てある。
【0010】このように本発明においては、被締結品の
厚みにバラツキがあってもその最大厚みに合わせた一種
類の中空リベットのみを用いて締結を行なえば、被締結
品の厚みの薄い部分や密度の大きい部分等においても中
空リベットが二段プレスされて中膨らみにより確実な締
結を達成することができ、同一形状のリベットのみを用
いて複数箇所の締結が可能となる。更には、板厚の部分
的な差が僅かであれば中空リベット5の中膨らみ量でそ
の差を吸収できるので、複数個の中空リベット5の締結
をひとつの動力源で複数のハンマー4が駆動される多軸
プレス機構を採用すれば、一層作業の効率化が計れイニ
シャルコストおよびランニングコストの低下が可能とな
るが、板厚の部分的な差が大きい場合などに便利である
から従来同様各ハンマー4が各別の動力源で駆動される
一軸プレス機構でプレスするようにしてもよく、この場
合でも板厚部分に応じたリベットの選択および供給等の
煩わしい作業を強いられことはなくなるので、充分作業
の効率化およびコストダウンが可能となる。
【0011】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように本発明
においては、被締結品の厚みが異なる複数の箇所であっ
ても、各締結箇所毎にリベットを選択することなく同一
のリベットにより確実な締結を行なうことができるうえ
に動力源がひとつである多軸締結装置によるリベットの
確実かつ効率的な締結をも行なうことができ、コストダ
ウンが可能となる。よって、本発明は従来の問題点を一
掃した中空リベットによる締結方法として、産業の発展
に寄与するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するリベット締結装置の要部を示
す一部切欠正面図である。
【図2】図1の作動状態を示す一部切欠正面図である。
【図3】図1の他の作動状態を示す一部切欠正面図であ
る。
【符号の説明】
1 被締結品 2 ロールセット 4 ハンマー 5 中空リベット 6 案内溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21J 15/00 - 15/04 B21J 15/10 F16B 19/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロールセット上に配置された被締結品の
    表側より中空リベットをプレスして前記被締結品の締結
    を行なう中空リベットによる締結方法において、先ず、
    被締結品を貫通した中空リベットがリベット貫通孔内で
    若干上下摺動できる程度の長さ方向の余裕を残してリベ
    ット先端が一次カールされるまでプレスした後、このプ
    レス力より強い力でプレスして中空リベットの中間部を
    中膨らみさせて被締結品のリベット貫通孔の孔縁に食い
    込ませるとともにリベット先端を被締結品の裏面に密着
    させることを特徴とする中空リベットによる締結方法。
  2. 【請求項2】 ひとつの動力源で複数のハンマーが駆動
    される多軸プレス機構によりプレスする請求項1に記載
    の中空リベットによる締結方法。
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