JP3167778U - 弱者見守りシステム - Google Patents

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野原 博
博 野原
誠 寺田
誠 寺田
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Abstract

【課題】設備投資が不要な携帯端末により弱者の行動監視・見守りが容易にできる弱者見守りシステムを提供する。【解決手段】弱者側携帯端末Q1と、保護者側携帯端末Q2もしくは管理者・保護者のパソコンPとを通信網NWを介して双方向通信可能に接続する。弱者側携帯端末Q1は、GPS衛星通信機能からの弱者の居場所を検知し、位置情報を予め登録したデータベース上の登録位置と比較する比較手段と、弱者の異常行動を検知した際に弱者側携帯端末Q1に警告と同時に電子地図を表示する警告表示手段と、弱者側携帯端末Q1によりビデオ撮影または音声集音等の実況収録を行い、予め登録した保護者側携帯端末Q2またはパソコンPにこれら実況収録情報を自動メール添付して通報するメール通報手段と、弱者側携帯端末Q1から保護者側携帯端末Q2へ自動接続を行う自動電話発信手段とを備える。【選択図】図1

Description

本考案は、例えば子供、身体障害者、一人暮らしの高齢者、徘徊老人・徘徊者等(以下、これらを「弱者」と称す)をリアルタイムで見守り、異常行動時・非常時の緊急事態に直ちに対応できるようにした弱者見守りシステムに関するものである。
従来、弱者の位置を携帯電話機やパソコン(パーソナルコンピュータ)の電子地図で確認できるようGPS衛星と携帯電話基地局とを使った位置検索システムが既に使用されている。
また、弱者の転倒等による非常時、異常行動時に、その弱者が携帯している携帯電話機の3軸センサ・加速センサ検知から、関係者の携帯電話機に通報する異常事態通報システムがある。
さらに、監視カメラの設置により、人感センサの感知から携帯電話機による異常事態発生のメール通知や遠隔場所からのカメラ監視による閲覧ができる監視システムがある。
特に、近年においては、一人暮らしの高齢者の人口が増える傾向に伴い、その介護に携わる被介護者の必要数はますます増加し、その結果、介護者の絶対数が不足して、全ての高齢者宅を頻繁に訪問することは困難となってきている。
このため、従来では、例えば特許文献1に開示されているように、特に一人暮らしの高齢者や病人等に発生した異常事態を人手を要することなく監視センタへ通報可能とする異常事態通報システムがある。この異常事態通報システムは、被監視者の居住するトイレに設置され且つトイレの使用を検知すると所定の信号を出力するセンサユニットと、トイレに設置され且つセンサユニットからの信号を受信すると所定の信号を出力する第1の通信手段と、第1の通信手段からの信号を受信すると計時を開始する監視タイマを備え第1の通信手段からの信号が所定時間以上にわたって途切れると監視センタに異常事態の発生を通報する第2の通信手段とを備えている。
また、特許文献2に開示されているように、特に病人や疾患のある人が携帯して緊急事態の補助をする無線移動端末の緊急連絡方法もある。この無線移動端末の緊急連絡方法は、無線移動体通信システムにおける携帯用の無線移動端末の本体部と、この本体部に接続され体調のチェックをするための各種のセンサを備えた付加機能部とを有し、センサが病人や疾患をもつ人の身体に取り付けられ、体温や脈拍や心拍等のデータを測定して監視し、データが予め設定された許容値を越えた場合に警報音を発生して通知し、操作により警報音を停止させるものである。
特開2001−67576号公報 特開2002−9683号公報
しかしながら、このような従来の通報システム、緊急連絡方法においては、高価で特殊な監視カメラを設置しなければ弱者の異常行動時・非常時の状況を確実に把握することができなかった。特に、介護施設、就学児童等の子供放課後施設等の運用管理者は、このような監視カメラを各施設のいたる所に設置しなければ、対象者のリアルな行動監視や行動履歴等の把握ができなかった。
また、弱者の行動がその予定のルートから離れたり、危険スポットに近づいたりした場合は、本人に警告すると同時に保護者等関係者に通報することが要求されるが、現状ではこのようなシステムは未だ実現されていない。しかも、従来では室外遠隔地や自宅等に弱者が居る場合、これらの弱者の保護者等にとっては、弱者の異常行動時の現地の状況等の様子が映像によってリアルに知ることもできなかった。
一方、従来のGPSによる位置検知端末や3軸センサ検知端末は、弱者が携帯するためには高価で特殊な構造であるために、取り扱いが面倒であった。しかも、弱者の自宅内での行動監視においては、ドア開閉状況の把握が必要であるにもかかわらず、その監視・記録が不可能であり、保護者等関係者への通報もできないという問題点を有していた。
そこで、本考案は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創案されたもので、高価で特殊な監視カメラを設置しなくても弱者の異常行動時・非常時等であるときに、これを直ちに把握できてその安全性、安心さの確保ができ、また弱者の居場所のGPS位置情報から、その場所と関連する情報閲覧誘導すなわちURLリンクから更に自身への周辺情報が入手できてきめ細かな弱者の安全性と保護者等の安心感との確保が可能となり、さらに保護者・管理者等にとって新規な設備投資は不要で例えばスマートフォン等の市販の携帯端末の利活用により弱者の行動監視・見守りが容易にできる弱者見守りシステムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本考案にあっては、弱者側の弱者側携帯端末Q1と、管理者・保護者側の保護者側携帯端末Q2もしくはパソコンPとが携帯電話・インターネットによる通信網NWを介して双方向通信可能に接続してなる弱者見守りシステムであって、弱者側携帯端末Q1は、室外においてGPS衛星通信機能によって随時検知する弱者の居場所を、行動ルートや危険スポットの位置情報が予め登録されたデータベース上の登録位置と随時比較する比較手段と、弱者が行動ルートから離れたり、危険スポット内に入ったりしたことを弱者側携帯端末Q1が検知した際に当該弱者側携帯端末Q1に警告と同時に電子地図を表示させる警告表示手段と、弱者側携帯端末Q1により取得した静止画・動画による映像、または音声の実況収録を行い、予め登録した保護者側携帯端末Q2もしくはパソコンPにこれら実況収録情報を自動メール添付して通報するメール通報手段もしくは弱者側携帯端末Q1から保護者側携帯端末Q2へ電話連絡の自動接続を行う自動電話発信手段とを備えたものである。
弱者側携帯端末Q1は、室内において定時に安否メッセージ確認と併せて前記実況収録を行い、短距離無線通信による玄関・トイレ・冷蔵庫に設置されているドア開閉センサ端末Q3との随時通信から得られたドア開閉状況や記録情報を前記実況収録情報と共に、予め登録した保護者側携帯端末Q2もしくはパソコンPに前記メール通報手段によって自動メール添付して通報するか、または前記自動電話発信手段により、弱者側携帯端末Q1から保護者側携帯端末Q2へ電話連絡を行うものとすることができる。
弱者側携帯端末Q1は、弱者の非常時における自身の操作により、また転倒時には前記実況収録を行い、この実況収録情報を、予め登録した保護者側携帯端末Q2もしくはパソコンPに前記メール通報手段によって自動メール添付して通報するか、または前記自動電話発信手段により、弱者側携帯端末Q1から保護者側携帯端末Q2へ電話連絡の自動接続を行うものとすることができる。
保護者側携帯端末Q2もしくはパソコンPは、介護施設や就学児童放課後施設での多人数の高齢者・児童の弱者集団におけるこれらの行動監視において、弱者側携帯端末Q1からの各メール受信から、電子地図での弱者の各居場所が分かるとともに、付帯行動状況の実況収録情報、センサ感知値記録を閲覧可能とした記録手段を備えたものとできる。
保護者側携帯端末Q2もしくはパソコンPは、保護者・管理者側からの遠隔操作により、弱者側携帯端末Q1における前記実況収録機能、短距離無線通信によるセンサ状況機能を起動させる遠隔起動手段を備え、前記メール通報手段は、自身の保護者側携帯端末Q2もしくはパソコンPへ自動メール添付で返信させ、また前記自動電話発信手段は、自身の保護者側携帯端末Q2から弱者側携帯端末Q1へ電話連絡の自動接続を行うものとすることができる。
以上のように構成された本考案に係る弱者見守りシステムにあって、比較手段は、弱者自身が携帯する弱者側携帯端末Q1のGPS衛星通信機能から検知された弱者自身の居場所と、行動ルートや危険スポットの位置情報が予め登録されたデータベース上の登録位置とを随時比較させる。
警告表示手段は、弱者が行動ルートから離れたり、危険スポット内に入ったりしたことを検知すると、自身の弱者側携帯端末Q1に警告と同時に電子地図を表示させる。
メール通報手段は、弱者側携帯端末Q1によって取得した静止画・動画による映像、または音声の実況収録情報を、予め登録した保護者側携帯端末Q2もしくはパソコンPに自動メール添付して通報させる。
自動電話発信手段は、弱者側携帯端末Q1から保護者側携帯端末Q2への自動接続による電話連絡を行わせる。
記録手段は、付帯行動状況の前記実況収録情報、センサ感知値記録を保護者側携帯端末Q2、パソコンPによって閲覧可能とさせる。
遠隔起動手段は、保護者側携帯端末Q2もしくはパソコンPからの遠隔操作により、弱者側携帯端末Q1における実況収録機能、短距離無線通信によるセンサ状況機能を起動させる。これと同時に保護者側携帯端末Q2もしくはパソコンPへ自動メール添付返信や、自動電話発信を行わせる。
本考案によれば、高価で特殊な監視カメラを設置しなくても弱者の異常行動時・非常時等の安全性や保護者による安心感等の確保ができ、また弱者のGPS位置情報から、その場所と関連する情報閲覧誘導すなわちURLリンクから更に自身への周辺情報が入手できてきめ細かな弱者の安全性と保護者の安心感との確保が可能となり、さらに保護者・管理者等にとっても新規な多額の設備投資は不要で例えばスマートフォン等の市販の携帯端末の利活用により弱者の行動監視・見守りが容易にできる。
すなわち、これは本考案が、弱者側の弱者側携帯端末Q1は、室外においてGPS衛星通信機能によって随時検知する弱者の居場所を、行動ルートや危険スポットの位置情報が予め登録されたデータベース上の登録位置と随時比較する比較手段と、弱者が行動ルートから離れたり、危険スポット内に入ったりしたことを弱者側携帯端末Q1が検知した際に当該弱者側携帯端末Q1に警告と同時に電子地図を表示させる警告表示手段と、弱者側携帯端末Q1により取得した静止画・動画による映像、または音声の実況収録を行い、予め登録した保護者側の保護者側携帯端末Q2もしくはパソコンPにこれら実況収録情報を自動メール添付して通報するメール通報手段もしくは弱者側携帯端末Q1から保護者側携帯端末Q2へ電話連絡の自動接続を行う自動電話発信手段とを備えているからであり、これにより、弱者がその行動予定のルートから離れたり、危険スポットに近づいたりした場合は、弱者本人に警告すると同時に保護者等関係者に通報することができる。すなわち、比較手段に基づく警告表示手段によって弱者は自身が行動ルートから離れたり、危険スポット内に入ったりしたことを瞬時に認識でき、管理者・保護者側においては、メール通報手段により室外における弱者の異常行動時・非常時の状況をリアルで確実に把握することができ、弱者に対する安全性、安心感の確保が十分に可能となる。しかも、弱者が携帯する弱者側携帯端末Q1には、GPSによる位置検知端末や3軸センサ検知端末等の特殊で高価な端末は使用しなくても、例えば市販のスマートフォン等を利活用することで、安価な弱者見守りシステムが構築可能となる。
弱者側携帯端末Q1は、室内において定時に安否メッセージ確認と併せて前記実況収録を行い、短距離無線通信による玄関・トイレ・冷蔵庫に設置されているドア開閉センサ端末Q3との随時通信から得られたドア開閉状況や記録情報を前記実況収録情報と共に、予め登録した保護者側携帯端末Q2もしくはパソコンPに前記メール通報手段によって自動メール添付して通報するか、または前記自動電話発信手段により、弱者側携帯端末Q1から保護者側携帯端末Q2へ電話連絡の自動接続を行うものとしたので、弱者の自宅内における例えばスマートフォン等の弱者側携帯端末Q1での例えばブルーツース(Bluetooth:登録商標)通信等の短距離無線通信により、ドア開閉センサ端末Q3との連携からドア開閉状況や記録が保護者等関係者に容易に通報させることができる。
弱者側携帯端末Q1は、弱者の非常時における自身の操作により、また転倒時には前記実況収録を行い、この実況収録情報を、予め登録した保護者側携帯端末Q2もしくはパソコンPに前記メール通報手段によって自動メール添付して通報するか、または前記自動電話発信手段により、弱者側携帯端末Q1から保護者側携帯端末Q2へ電話連絡の自動接続を行うものとしたので、室外遠隔地・自宅等に弱者が居る場合、遠隔場所に居る保護者・管理者等であっても、弱者の異常行動時の現地の状況等のリアルな様子が映像もしくは電話連絡によって知ることができる。
保護者側携帯端末Q2もしくはパソコンPは、介護施設や就学児童放課後施設での多人数の高齢者・児童の弱者集団におけるこれらの行動監視において、弱者側携帯端末Q1それぞれからの各メール受信から、電子地図での多人数の弱者の各居場所が分かるとともに、付帯行動状況の実況収録情報、センサ感知値記録を閲覧可能とした記録手段を備えたものとしたので、介護施設や就学児童放課後施設の運用管理者は、弱者集団の各個人のリアルな行動監視や行動履歴等を容易に把握することができる。
保護者側携帯端末Q2もしくはパソコンPは、保護者・管理者側からの遠隔操作により、弱者側携帯端末Q1における前記実況収録機能、短距離無線通信によるセンサ状況機能を起動させる遠隔起動手段を備え、前記メール通報手段は、保護者・管理者自身の保護者側携帯端末Q2もしくはパソコンPへ自動メール添付で返信させ、また前記自動電話発信手段は、自身の保護者側携帯端末Q2から弱者側携帯端末Q1へ電話連絡の自動接続を行うものとしたので、弱者側携帯端末Q1からメール通報手段が行えなくても保護者・管理者側からの遠隔操作によって、弱者のリアルな行動監視や行動履歴等を容易に把握することができる。
尚、上記の課題を解決するための手段、考案の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付したもので、図面中の符号によって示された構造・形状に本考案が限定されるものではない。
本考案の実施の形態における通信網を介しての弱者見守りシステムの一例を示す構成図である。 同じく携帯端末のハード構成の一例を示す構成図である。 同じくシステム構成の一例を示すブロック図である。 弱者の行動ルートや危険スポット位置等を登録した位置マスターテーブルであるデータベース上の登録位置の一例を示す説明図である。 屋外での弱者の行動監視・見守りを行うためのシステム動作を説明するフローチャートである。 屋内での弱者の行動監視・見守りを行うためのシステム動作を説明するフローチャートである。 弱者の非常時での見守りを行うためのシステム動作を説明するフローチャートである。 保護者・管理者等による弱者の監視・見守りや受信閲覧を行うためのシステム動作を説明するフローチャートである。 保護者・管理者等の遠隔操作による弱者の監視・見守りや受信閲覧を行うためのシステム動作を説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して本考案の実施の形態を詳細に説明すると、図において示される符号Sは、本考案に係る弱者見守りシステムであり、この弱者見守りシステムSは、図1に示すように、弱者自身が所持、携帯する弱者側携帯端末Q1と、保護者・管理者側で携帯、所持、設置等する保護者側携帯端末Q2またはパソコンPの少なくともいずれか1つとが携帯電話・インターネットによる通信網NWを介して双方向通信可能に接続することで構成されている。
弱者側携帯端末Q1、保護者側携帯端末Q2としては、携帯電話・PHSと携帯情報端末(PDA)を融合させた携帯端末である例えばスマートフォンを有効利用している。特に、このスマートフォンは、例えばブルーツース(Bluetooth:登録商標)通信等の短距離無線通信が可能となっている。しかも、このスマートフォンは、通常の音声通話や携帯電話・PHS単独で使用可能な通信機能だけでなく、本格的なネットワーク機能、PDAが得意とするスケジュール・個人情報の管理等、多種多様な機能を備えている。例えば、第3世代携帯電話機(3G)の無線アクセス方式の1つであるワイドバンドコード分割多重アクセス(WCDMA)機能、PHS用ベースバンドLSIであるSIO/I2C/UART、SDRAMコントローラ、3Dグラフィックエンジン等、その他の機能を搭載している。
すなわち、弱者側携帯端末Q1、保護者側携帯端末Q2は、図1に示すように、携帯電話送受信用アンテナ1、GPS衛星受信による位置取得用アンテナ2、ブルーツースドア開閉・人感センサとの通信用アンテナ3、案内ナビ・警告音用のスピーカ4、周辺集音用マイク5を搭載している。そして、電話番号を特定するための固有のID番号が記録されたICカード6、動画(MPEG4)・静止画(JPEG)用のビデオカメラ7、タッチ入力兼液晶ディスプレイ8、ビデオ映像等データ記録用カード9それぞれが挿入もしくは接続されて使用可能となっている。さらに、後述する位置マスターテーブルMTを記憶させるためのROM10、各種データを高速処理可能としたSDRAMコントローラ11、およびこれらを統括的に制御するCPU12等を搭載している。
弱者側携帯端末Q1、保護者側携帯端末Q2のさらに具体的なハード構成としては、例えば図2に示すように、携帯電話送受信用アンテナ1に接続されるワイドバンドコード分割多重アクセス(WCDMA)13、位置取得用アンテナ2に接続されるGPS−BB14、通信用アンテナ3に接続されるPHS用ベースバンド(SIO/I2C/UART)15等が搭載されており、その他、ICカード6が挿入されるUSIMインターフェース16、ビデオカメラ7が接続されるカメラインターフェース17、タッチ入力兼液晶ディスプレイ8が接続されるLCDC18、ビデオ映像等データ記録用カード9が挿入されるSDインターフェース19、3Dグラフィックエンジン20等が搭載されている。
さらにまた、弱者側携帯端末Q1は、例えば玄関・トイレ・冷蔵庫等に設けられているドアの開閉を検知するドア開閉センサ端末Q3と上記ブルーツース通信によって接続されている。ドア開閉センサ端末Q3は、アナログセンサ21と汎用マイクロプロセッサ22と、RFチップ23とセンサ用アンテナ24とから構成され、弱者側携帯端末Q1の通信用アンテナ3を通じてセンサ信号が送られる。ブルーツース通信は、携帯情報機器等で数m程度の機器間接続に使われる短距離無線通信技術の1つであり、ノートパソコンやPDA、携帯電話および周辺機器等をケーブルを使わずに接続し、音声やデータをやりとりすることができるものである。例えば、ブルーツースは、免許なしで自由に使うことのできる2.45GHz帯の電波を利用し、最高24Mbpsの速度で通信を行うことができるものである。
次に、弱者見守りシステムSのアプリケーションプログラムとしての各種機能について、図3に基づき説明する。
尚、本実施形態における弱者見守りシステムSにおいては、ブルーツース各センサ受信、3軸転倒センサ、異常感知・検知、GPS位置、振動、警告音、ビデオ撮影、音声集音、Eメール、電話発信、ビデオディスプレイ表示、地図座標位置表示、スピーカ、テキスト・音声変換、液晶ディスプレイ・タッチ入力、稼働時刻管理、メール先データ管理、ビデオ記録管理、ルート・危険場所座標管理、セキュリティ管理等々の各種アプリケーションをスマートフォン・OS・Androidレイヤー構成と関連付けさせてある。
屋外での弱者の行動監視・見守り手段Aは、弱者の居場所と位置マスターテーブルMTにおける登録位置との比較手段、警告表示手段、メール通報手段、自動電話発信手段それぞれによって構成されている。尚、比較手段、警告表示手段、メール通報手段、自動電話発信手段それぞれは上記CPU12によって制御される。
すなわち、弱者に対する屋外での行動監視・見守りにおいては、弱者自身が所持、携帯するスマートフォン等の携帯端末Q1の位置取得用アンテナ2を介して、GPS衛星通信機能からの居場所を随時検知する。この検知情報は、比較手段によって、位置マスターテーブルMTとして行動ルートや危険場所等のスポット位置情報が緯度・経度等によって予め登録されたデータベース上の登録位置と随時比較される。そして、予定の行動ルートから離れたり、危険箇所等のスポット内に入ったりした際には、警告表示手段により、弱者自身の携帯する弱者側携帯端末Q1に警告音を発し且つ電子地図を画面表示する。電子地図の表示例としては、例えば図5に示すような例えば歩道等のルートおよび例えば溜池や河川等の危険スポット等での位置行動の許容範囲(区域)あるいは行動禁止・不可範囲(区域)のチェックイメージとして弱者の弱者側携帯端末Q1の画面に表示され、これによって弱者の行動位置がルートまたは危険スポットの許容エリアからどのくらい離れているかが判明する。これと同時に、弱者周辺の実況収録、例えば周辺を自動ビデオで静止画または動画等の映像として撮影し且つ音声の集音を行い、メール通報手段によって、予め登録した保護者側携帯端末Q2あるいはパソコンP等に自動メール添付によって通報したり、自動電話発信手段の自動接続により電話連絡を行ったりする。
このため図4に示すように、位置マスターテーブルMTには、例えば行動ルート・危険場所等のスポット位置としての緯度・経度・行動許容範囲あるいは行動禁止(不可)範囲・場所位置関連情報リンク先等の各情報が統合化ファイルとして収集し蓄積されている。
例えば、通常の買い物のためのルートである「Eスーパ買い物」に関しては、区分を「ルート」とした場合、例えば自宅であるスタート地図座標位置は緯度が「33.6066641」、経度が「130.42585325」、例えば経由地1であるルート上の地図座標位置1は緯度が「33.6066642」、経度が「130.42585326」、例えば経由地2であるルート上の地図座標位置2は緯度が「33.6066643」、経度が「130.42585327」とし、以下同様にして例えば経由地nであるルート上の地図座標位置nは緯度が「33.606664n」、経度が「130.4258532n」として登録される。そして、行動許容範囲は各座標位置からの検知範囲距離を例えばmで表して「30」、場所位置関連情報リンク先として「http://www.yyyycom/」という各情報が登録される。
また、例えば各種の会合等に出席のための一例としてのルートである「集会場」に関しては、区分を「ルート」とした場合、同様に例えば自宅であるスタート地図座標位置は緯度が「33.6066641」、経度が「130.42585329」、例えば経由地1であるルート上の地図座標位置1は緯度が「33.6066640」、経度が「130.42585328」、例えば経由地2であるルート上の地図座標位置2は緯度が「33.6066640」、経度が「130.42585327」とし、以下同様にして例えば経由地nであるルート上の地図座標位置nは緯度が「33.606664n」、経度が「130.42585327n」として登録される。そして、行動許容範囲は各座標位置からの検知範囲距離を例えばmで表して「50」、場所位置関連情報リンク先として「http://www.xxx.co.jp/」という各情報が登録される。
一方、例えば危険場所として存在している「溜池」に関しては、区分を「スポット」とした場合、その危険場所であるスポットの地図座標位置は緯度が「33.6066844」、経度が「130.42585164」として登録される。そして、危険場所への行動不可範囲は各座標位置からの検知範囲距離を例えばmで表して「50」、場所位置関連情報リンク先として「http://www.e−sares.co.ip/」という各情報が登録される。
尚、上記した位置マスターテーブルMTは一例に過ぎず、使用者それぞれにおいて任意の内容で登録が可能であり、例えば知人宅それぞれへのルート、交通量が多い交差点・急峻な坂道その他の危険スポット等を事前登録しておくのである。このような事前登録に際し、例えば緯度・経度による地図座標位置は、表示された電子地図上での表示点の指示によって入力することも可能であるようにしてある(図5における「ルート及びスポット位置行動許容範囲チェックイメージ」参照)。
次に、この屋外の弱者の行動監視・見守り手段Aについて図5に示すフローに基づき説明する。
見守りが開始されると、ステップS1でGPS衛星通信による現在位置における緯度・経度の取得が実行される。
ステップS2では、データベース検索を行う。すなわち、行動ルートや危険場所等のスポット位置情報データが予め格納管理されている位置マスターテーブルMTからGPS取得位置の検索が行われ、GPS位置および行動許容範囲、行動禁止・不可範囲を加味した位置を検索する。
ステップS3では、GPSの取得位置が位置マスターテーブルMTの値内の範囲か否かの判定を行う。GPSの取得位置が位置マスターテーブルMTの値の行動許容範囲内あるいは行動不可範囲外であるものと判定されれば、ステップS1に戻って当該ステップS1からステップS3までと同じ動作が繰り返され、以後はGPSの取得位置が位置マスターテーブルMTの値の範囲内あるいは範囲外でないものと判定されるまでループ待機する。尚、ステップS3が前記比較手段として機能する。
GPSの取得位置が位置マスターテーブルMTの値内の範囲でなくなるとステップS4に移行して、ルート位置から行動許容範囲を超え、あるいは危険スポット位置への行動不可範囲内に入ったものとの確認が行われ、ステップS5にて弱者自身の弱者側携帯端末Q1に対して振動・警告音処理が行われる。尚ステップS4が前記警告表示手段として機能する。
ステップS6では、現在位置の電子地図表示処理、自動ビデオ撮影または音声集音等の実況収録処理、場所位置関連の情報リンク先表示処理、事前登録されたメール先にコンテンツ添付通報処理、事前登録された電話に自動発信処理が行われる。尚、ステップS6が前記自動電話発信手段として機能する。
ステップS7に移行して、見守りが終了したか否かを判定し、終了すれば上記した各ステップは終了する。終了しなければステップS1に戻って上記した各ステップによるフローが再度実行される。
また、室内での弱者の行動監視・見守り手段Bは、例えばブルーツース通信等の短距離無線通信が可能なドア開閉センサ端末Q3、メール通報手段、自動電話発信手段によって構成される。すなわち、弱者に対する室内での行動監視・見守りにおいては、定時に安否メッセージ確認と併せて室内の状況を例えば自動ビデオで撮影したり音声の集音を行ったりする等の実況収録が実施される。例えばスマートフォン等の弱者側携帯端末Q1のブルーツース通信等による、例えば玄関・トイレ・冷蔵庫等のドア開閉センサ端末Q3との随時通信から、ドア開閉状況や実況収録情報をメール通報手段によって、予め登録した保護者側携帯端末Q2あるいはパソコンP等に自動メール添付にて通報したり、自動電話発信手段の自動接続による電話連絡を行ったりする(図6参照)。
次に、この屋内の弱者の行動監視・見守り手段Bについて図6に示すフローに基づき説明する。
見守りが開始されると、ステップS11で定時の安否確認か否かを判定する。この判定は定時の安否確認と判定されるまでループ待機する。
ステップS11で定時の安否確認であるものと判定された場合には、ステップ12に移行して安否確認画面表示および振動と確認音メッセージ処理が実行される。
ステップS13では、ブルーツース通信による各ドア開閉センサ端末Q3が取得したドア開閉記録の時系列整理処理が実行される。このとき、ブルーツース通信による各ドア開閉センサ端末Q3のチェックが行われ、弱者の弱者側携帯端末Q1等へドア開閉ありとして送信される。
ステップS14では、自動ビデオ撮影または音声集音等の実況収録処理、事前登録されているメール先にコンテンツ添付通報処理、事前登録された保護者側携帯端末Q2、パソコンP等への自動発信処理が実行される。
ステップS15に移行して、見守りが終了したか否かを判定し、終了すれば上記した各ステップによるフローが終了する。終了しなければステップS11に戻って上記した各ステップによるフローが再度実行される。
また、弱者に対する非常時の見守り手段Cは、3軸センサや加速センサ、メール通報手段、自動電話発信手段によって構成される。すなわち、弱者に対する非常時での見守りにおいては、弱者の非常時に、例えばスマートフォン等の弱者側携帯端末Q1を弱者自身が操作することにより、あるいはまた弱者の転倒時に3軸センサや加速センサが検知された時にはその状況を自動ビデオによって撮影したり、音声の集音を行ったりする等の実況収録が実施される。そして、これら実況収録情報をメール通報手段によって、予め登録した保護者・管理者等が携帯等している例えばスマートフォン等の保護者側携帯端末Q2、パソコンPに自動メール添付にて通報したり、自動電話発信手段の自動接続による電話連絡を行ったりする。
次に、この弱者自身の非常時における見守り手段Cについて図7に示すフローに基づき説明する。
見守りが開始されると、ステップS21で弱者の弱者側携帯端末Q1の操作による非常事態か否かを判定する。
弱者側携帯端末Q1の操作による非常事態であるものと判定した場合は、ステップS22に移行する。一方、弱者側携帯端末Q1の操作による非常事態でない場合は、ステップS23に移行して3軸センサや加速センサ検知による転倒か否かを判定する。
3軸センサや加速センサ検知による転倒であるものと判定した場合には、ステップS22に移行する。一方、3軸センサや加速センサ検知による転倒でないものと判定した場合には、ステップS21に戻って、弱者側携帯端末Q1の操作による非常事態か否かを再度判定する。
ステップS22では、弱者自身の弱者側携帯端末Q1等の機器に対し非常時画面の表示・振動・警告音の各処理が実行される。尚ステップS22が前記警告表示手段として機能する。
ステップS24では、自動ビデオ撮影または音声集音等の実況収録処理、事前登録されているメール先にコンテンツ添付通報処理、事前登録された保護者側携帯端末Q2、パソコンPへの自動発信処理が実行される。尚、ステップS24が前記自動電話発信手段として機能する。
ステップS25に移行して、見守りが終了したか否かを判定し、終了すれば上記した各ステップによるフローは終了する。終了しなければステップS21に戻り、以降の各ステップによるフローが再度実行される。
また、保護者・管理者等による弱者の見守り監視・受信閲覧手段Dは、記録手段、メール通報手段、自動電話発信手段によって構成される。すなわち、保護者・管理者等は、例えば介護施設や就学児童放課後施設での多人数の高齢者・児童、あるいは高齢者・児童対象の公共集会場等の弱者集団の見守りにおいて、弱者の例えばスマートフォン等の弱者側携帯端末Q1から、保護者の例えばスマートフォン等の保護者側携帯端末Q2あるいはパソコンP等への各メール受信から、電子地図に弱者の各居場所が分かるとともに、記録手段により、付帯行動状況の例えばビデオ撮影記録、音声集音記録等の実況収録情報、さらにはセンサ感知値記録等がそれぞれ閲覧できるものとなっている。
この場合における電子地図の表示例としては、例えばAndroid携帯電話機等の弱者の所有する弱者側携帯端末Q1からのメール受信により、弱者の居場所が色付きポインタで電子地図上に表示されたイメージとして保護者側携帯端末Q2あるいはパソコンPの画面に表示される((図8における「居場所電子地図表示イメージ」、「ビデオ映像表示イメージ」、「Android携帯電話見守りシステム パソコン管理システム画面イメージ」参照)。また、その電子地図の例えば横欄には、弱者の行動履歴として、月日・時刻の経過に伴う緯度・経度による位置座標の各値がタイムリーに表示され、且つ何時ごろ警告したかも同時に表示される。そして、その下欄には行動履歴の最新情報としての弱者自身の画像または弱者の現在位置周辺の画像が月日・時刻と緯度・経度による位置座標とともに表示される。さらにその下欄には現在の警告音が確認できるようになっている。尚、記録手段は上記CPU12によって制御される。
次に、この保護者・管理者等の弱者に対する見守り監視・受信手段Dについて図8に示すフローに基づき説明する。
見守り監視・受信が開始されると、ステップS31で電話受信か否かを判定する。電話受信と判定されれば自動発信による電話連絡後にステップS34に移行する。
一方、電話受信と判定されなければ、ステップS32に移行してメール受信か否かを判定する。
ステップS32にてメール受信と判定されれば、ステップS33に移行して各居場所の電子地図画面表示処理、ビデオ映像表示処理またはスピーカ発音処理等の実況収録表示処理、各ドア開閉センサ等記録表示処理が行われる。尚、ステップS33が前記記録手段として機能する。
一方、ステップS32にてメール受信と判定されなければステップS34に移行する。
ステップS34では見守り監視が終了したか否かを判定し、終了と判定されればフローが終了し、終了と判定されなければステップS31に戻り、以降の各ステップによるフローが再度実行される。
また、保護者・管理者等の遠隔操作による弱者の見守り閲覧・監視手段Eは、遠隔起動手段、記録手段、メール通報手段、自動電話発信手段によって構成される。すなわち、保護者・管理者等は、遠隔起動手段によって弱者の弱者側携帯端末Q1の例えばビデオ撮影、音声集音等の実況収録、例えばブルーツース通信等の短距離無線通信によるセンサ状況機能等の見守りに要する全てのシステムを起動し、前記メール通報手段により保護者の例えばスマートフォン等の保護者側携帯端末Q2またはパソコンPに自動メール添付にて返信したり、自動電話発信手段の自動接続による電話連絡を行うことができる。尚、遠隔起動手段は上記CPU12によって制御される。
次に、この保護者・管理者等の弱者に対する遠隔操作による見守り監視・受信手段Eについて図9に示すフローに基づき説明する。
遠隔操作による見守り監視・受信が開始されると、ステップS41にて保護者・管理者等は、監視対象の弱者における弱者側携帯端末Q1等の見守りシステムである自動ビデオ撮影または音声集音等の実況収録機能、ブルーツース通信によるセンサ状況機能等の各種の機能を遠隔操作により起動させ、監視対象との連携が行われる。このとき、監視各種データが保護者・管理者側のパソコンPもしくは保護者側携帯端末Q2にメール送信される。尚、ステップS41が前記遠隔起動手段として機能する。
その後、ステップS42にてパソコンPもしくは保護者側携帯端末Q2にメール受信されたか否かを判定する。メール受信されたと判定されれば、ステップS43に移行して各居場所の電子地図画面表示処理、ビデオ映像表示処理またはスピーカ発音処理等の実況収録表示処理、各ドア開閉センサ等記録表示処理が行われる。一方、メール受信されないと判定されれば、ステップS44に移行する。尚、ステップS42が前記メール通報手段として機能し、ステップS43が記録手段として機能する。
ステップS44では遠隔操作による見守り監視・閲覧が終了したか否かを判定し、終了と判定されればフローが終了し、終了と判定されなければステップS41に戻り、以降の各ステップによるフローが再度実行される。
Q1…弱者側携帯端末 Q2…保護者側携帯端末
Q3…ドア開閉センサ端末 P…パソコン
MT…位置マスターテーブル NW…通信網
A…屋外での弱者の行動監視・見守り手段 B…室内での弱者の行動監視・見守り手段
C…弱者自身の非常時の見守り手段 D…保護者・管理者等による弱者の見守り監視・受信閲覧手段
E…保護者・管理者等の遠隔操作による弱者の見守り閲覧・監視手段
1…携帯電話送受信用アンテナ 2…位置取得用アンテナ
3…通信用アンテナ 4…スピーカ
5…マイク 6…ICカード
7…ビデオカメラ 8…タッチ入力兼液晶ディスプレイ
9…ビデオ映像等データ記録用カード 10…ROM
11…SDRAMコントローラ 12…CPU
13…ワイドバンドコード分割多重アクセス(WCDMA)
14…GPS−BB 15…PHS用ベースバンド(SIO/I2C/UART)
16…USIMインターフェース 17…カメラインターフェース
18…LCDC 19…SDインターフェース
20…3Dグラフィックエンジン 21…アナログセンサ
22…汎用マイクロプロセッサ 23…RFチップ
24…センサ用アンテナ

Claims (5)

  1. 弱者側の弱者側携帯端末と、管理者・保護者側の保護者側携帯端末もしくはパソコンとが携帯電話・インターネットによる通信網を介して双方向通信可能に接続してなる弱者見守りシステムであって、弱者側携帯端末は、室外においてGPS衛星通信機能によって随時検知する弱者の居場所を、行動ルートや危険スポットの位置情報が予め登録されたデータベース上の登録位置と随時比較する比較手段と、弱者が行動ルートから離れたり、危険スポット内に入ったりしたことを弱者側携帯端末が検知した際に当該弱者側携帯端末に警告と同時に電子地図を表示させる警告表示手段と、弱者側携帯端末により取得した静止画・動画による映像または音声の実況収録を行い、予め登録した保護者側携帯端末もしくはパソコンにこれら実況収録情報を自動メール添付して通報するメール通報手段もしくは弱者側携帯端末から保護者側携帯端末へ電話連絡の自動接続を行う自動電話発信手段とを備えたことを特徴とする弱者見守りシステム。
  2. 弱者側携帯端末は、室内において定時に安否メッセージ確認と併せて前記実況収録を行い、短距離無線通信による玄関・トイレ・冷蔵庫に設置されているドア開閉センサ端末との随時通信から得られたドア開閉状況や記録情報を前記実況収録情報と共に、予め登録した保護者側携帯端末もしくはパソコンに前記メール通報手段によって自動メール添付して通報するか、または前記自動電話発信手段により、弱者側携帯端末から保護者側携帯端末へ電話連絡の自動接続を行う請求項1記載の弱者見守りシステム。
  3. 弱者側携帯端末は、弱者の非常時における自身の操作により、また転倒時には前記実況収録を行い、この実況収録情報を、予め登録した保護者側携帯端末もしくはパソコンに前記メール通報手段によって自動メール添付して通報するか、または前記自動電話発信手段により、弱者側携帯端末から保護者側携帯端末へ電話連絡の自動接続を行う請求項1または2記載の弱者見守りシステム。
  4. 保護者側携帯端末もしくはパソコンは、介護施設や就学児童放課後施設での多人数の高齢者・児童の弱者集団におけるこれらの行動監視において、弱者側携帯端末からの各メール受信から、電子地図での弱者の各居場所が分かるとともに、付帯行動状況の実況収録情報、センサ感知値記録を閲覧可能とした記録手段を備えた請求項1ないし3のいずれか記載の弱者見守りシステム。
  5. 保護者側携帯端末もしくはパソコンは、保護者・管理者側からの遠隔操作により、弱者側携帯端末における前記実況収録機能、短距離無線通信によるセンサ状況機能を起動させる遠隔起動手段を備え、前記メール通報手段は、自身の保護者側携帯端末もしくはパソコンへ自動メール添付で返信させ、また前記自動電話発信手段は、自身の保護者側携帯端末から弱者側携帯端末へ電話連絡の自動接続を行う請求項1ないし4のいずれか記載の弱者見守りシステム。
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