JP3167718B2 - 炭酸水を種々製造する流体混合装置 - Google Patents
炭酸水を種々製造する流体混合装置Info
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Description
(carbonation of beverages)を制御する装置に関す
る。飲料分与装置から得られる飲料は通常、該分与装置
内において各種のブランドのシロップと単一の供給源か
らの炭酸水とを混合して形成する。多くの標準型ブラン
ドのソフトドリンクは果汁系の飲料よりも高い炭酸ガス
濃度の炭酸水を製造する分与装置を必要とする。果汁系
の低炭酸量ブランドはそれ自体の炭酸水製造装置から供
給されるか又は標準型ブランドの高炭酸水製造装置を使
用せねばならない。同様に地方的な人気が全飲料におい
て低炭酸量にあるところでは、標準型炭酸水製造装置自
体が置換されねばならない。
の趣味に適合せしめるように制御することが重要である
が、従来の分与装置はこの機能を持っていない。通常、
公衆食堂、軽食堂、スナック店などに配置されている飲
料分与装置は単一の供給源からの炭酸水を各分与ヘッド
のノズル内部の各種ブランドのシロップに混合する。こ
の例が米国特許第3892235号明細書に記載されている。
基本的には分与装置外部の供給源からの炭酸水とシロッ
プとは装置の内部で冷却されてノズルから出る。各種ブ
ランドのシロップのために別々のラインが設けられ、単
一の炭酸水ラインが連結具によって各分与ヘッドに連結
される。従って各飲料に均一な炭酸濃度が与えられる。
そこで各飲料についての炭酸濃度を個別に調節可能な分
与装置が要望される。
炭酸水の濃度を調節可能とする装置を得るにある。
れる水と炭酸水との混合比率を調節する混合装置に関し
ている。水と炭酸水とは2つのニードル弁の設定による
予め定めた比率で混合され混合室に入る。水と炭酸水と
の混合物は混合室から装置を出て、シロップと混合して
飲料が形成される。
可能の関係で有しておりワッシャを通る流れを制御す
る。該流れ制御ワッシャは水と炭酸水との供給源の供給
圧力が変化しても比較的一定の流れを維持するに適して
いる。従って、分与装置は供給圧力が変化しても所望の
一定の混合比を維持する。
照する以下の説明により明らかとなされる。
の縦断面図、 図2は図1の装置の分解斜視図、 図3は本発明による飲料分与装置の図2の線A−Aに
沿う断面図で、図3aはポンプランプとハウジングとの間
の間隙を示す図3の概略図である。
水製造装置10の断面図を示す。装置10は基本的に2つの
流路、すなわち第1の入口通路20と第2の入口通路30と
を有し、無炭酸飲料水と炭酸水との流れを制御して共通
の混合室40に送る。各入口通路20、30はそれぞれ円筒形
の孔98、99として複合ハウジング60内に限定される。孔
98は孔99と平行であり、それぞれ逆止弁22と、流れを調
節する調節可能のニードル弁31とを有している。第1の
入口通路20と第2の入口通路30とは同等であるが、各通
路の流れは独立に調節可能である。
ライン51は入口通路20に適当な給水源から単純な飲料水
を供給するように連結される。実施例において適当な給
水源は図示しないポンプとなされている。また、ライン
52は入口つうろ30に連結され図示しない炭酸水タンクか
ら炭酸水を供給する。単純飲料水と炭酸水とは入口通路
20、30を経て装置10に入る。
くの同等な部品には同一の参照数字を付して説明を簡略
化する。
を含み、これがOリング23にばね偏倚されてそれぞれの
通路内の逆流を防止する。該Oリング23はハウジング60
と一体で内方に突出するフランジ59と、環状円筒形部材
91と一体で内方に突出するフランジ94との間に保持され
る。環状円筒形部材91は各入口通路の孔98、99内に同心
的にぴったり嵌合して、中央空間内に球24を収容する。
ばね25がニードル27と球24とに圧縮係合し、球24をOリ
ング23に向って偏倚する手段として作用する。ばね25の
ばね定数は後述する外側ばね35のばね定数よりも実質的
に少なく、混合室40に向う積極的な流れが作用すると
き、ばね25は球24のに作用する流体力によって圧縮さ
れ、外側ばね35は圧縮されない。そこでニードル27は静
止しており、各入口通路を通る積極的な流れは球24をニ
ードル27に向って押すことによって逆止弁を開く。図1
は各入口通路20、30の逆止弁22の開位置を示し、球24は
混合室40の方向に移動している。流れのないときには球
24はOリング23などの座面に着座して逆流を防止する。
のニードル弁31を経て混合室40に流れる。ニードル弁31
はニードル27とワッシャ26とこれらの間の開口の大きさ
を制御する手段とを含む。該ニードル27は円錐形部材81
と環状部材82とを有する。円錐形部材81は各入口通路2
0、30の中央部に位置しており、環状部材82はハウジン
グ60のそれぞれの孔に滑動可能に係合する。ニードル27
の一体のリブ付きケージ83(詳細は図2に示す)には多
数の開口があって、ニードル27を通る流れを許容する。
リブ付きケージ83は、ばね25を収容する円筒形中央空所
も限定する。
有するピストン状の組立体85内に組立てられている。組
立体85はほぼ円筒形であり、入口通路20、30のそれぞれ
の孔98、99内で軸方向に滑動可能である。組立体85はさ
らに、周縁にOリング88を有する。組立体85は該組立体
85の円周方向フランジ89とニードル27の環状部分82との
間に圧縮される外側ばね35によってニードル27から離れ
る方向に偏倚される。またニードル27の下方表面は逆止
弁22のソケットを限定する環状部材91の上方表面に当接
する。組立体85の下流方向(図1の上方)の運動はプラ
ンジャ92の下端またはヘッド93によって制限される。ヘ
ッド93はねじ94(図2参照)の頭部で、該ねじ94はハウ
ジング60にねじこまれ、固定されている。
わらず、各入口通路を通る一定の流れを保証するもので
あって、これは圧力が増加するとオリフィスの寸法が小
となることによる。この形式の流れ制御ワッシャは、例
えば米国オハイオ州のベルネイ社(verney Laboratori
es; Ohio)から入手可能である。ワッシャ26の特徴部
分である凹入した部分は、下流方向に面しており、良好
な特性を得るためには、ニードル27の円錐形部分81がワ
ッシャ26の上流側に位置される。
との間の開口の大きさを調節する手段を構成して、ニー
ドル弁31を通る流量が調節される。このプランジャ92
は、ハウジング60に固着的に連結されたねじインサート
97とねじ係合するねじ部分39を有する軸方向部材であ
る。プランジャ92の下方端は組立体85の上方表面に回転
可能に当接し、外側ばね35によって作用する力に抗し、
これによってニードル27に相対的な組立体85の位置をセ
ットする。プランジャ92の下方端には2つの直径方向の
切欠きが互いに直交して設けられて円周方向に間隔をお
かれた4つの半径方向開口57を限定して、組立体85の中
心孔86を通る流れが混合室40に入ることを可能とする。
プランジャ92の上方端には切欠き38が設けられて、ねじ
ドライバの先端を収容してプランジャ92の位置調節を可
能とする。プランジャ92は組立体85と同軸で、孔86の直
径より大きい外径を有する。Oリング96がプランジャ92
を囲んで設けられ混合室40からの漏洩を防止する。
から積極的流れを混合室40に導き、それぞれのワッシャ
26の固有の特性と、ニードル27に相対的なワッシャ26の
位置とによって流量を制御する。入口通路20、30のいず
れかを通る流量を調節するためには、ワッシャ組立体85
をニードル27に相対的に上昇または下降せしめる。ワッ
シャ組立体85の上昇または下降は単にねじドライバをね
じ部分39の端部の切欠き38に挿入してねじ部分39を該当
する方向に回転させればよい。組立体85を可能な最大の
範囲で下降せしめるとワッシャ26は円錐形部分81の表面
の円周方向の棚58に封止的に係合して、その入口通路を
通る流れを完全に遮断する。棚58は遮断を可能とすると
共に、円錐形部分81がワッシャ26のオリフィスに入りこ
み挟まることを防止する。プランジャ92を入口通路30に
関して最上方位置に上昇せしめると組立体85の上方表面
はヘッド93に当接して混合室40の下方表面と同一平面と
なる。この位置においてニードル弁31は最大流量を可能
とする。
量が選定されると、部分39を適当に回転することによっ
てワッシャ26を該当する位置に調節する。例えば低い炭
酸ガス量が所望されると、入口通路20のニードル弁31を
部分39を回転してニードル27に相対的に流れ制御ワッシ
ャ26を上昇せしめることによって開いて、単純水の大量
の流れを可能とする。逆に、他方の入口通路30のニード
ル弁31を部分的に閉鎖して炭酸水の流れを制限し、これ
によって同等な目的を達成することもできる。単純水と
炭酸水とは混合室40に入り、得られた混合物は2つの流
れの比によって定まる炭酸量を有する。それぞれのニー
ドル弁31を調節することによって調節装置10は完全に炭
酸のない水とライン52内の炭酸水との間の範囲に変化す
る炭酸濃度の混合物を生産することができる。さらに、
流れ制御ワッシャ26は供給圧力が変化しても一定の流れ
を維持することができ、所望の混合比をライン51、52内
の圧力変動に無関係に維持することが可能である。
下方部材62とが互いにねじ手段63、64によって連結さ
れ、その間に混合室40(図1参照)を限定する。Oリン
グ65が上方部材61の円周方向溝内に配置されて混合室40
からの漏洩を防止する。ライン51、52がそれぞれの通路
20、30の下端に適切に挿入されると、クリップ66が直角
方向に挿入されてライン51、52を所定の位置に固定す
る。クリップ66の横方向端部67、68が接続具70の溝69内
に滑動可能に収容され、クリップはライン51、52と係合
する位置まで滑動して、ライン51、52を取外し不能に連
結する。クリップ66の爪71はライン51、52と係合したと
きに取外しを防止し、Oリング72(図1参照)はこの連
結の封止を行う。類似のクリップおよび接続具を装置10
の出口通路に設けて飲料分与機のラインとの接続を容易
としてもよい。
の室で、入口通路20からの単純水と入口通路30からの炭
酸水とが混合される。単純水と炭酸水との混合物は出口
18を通って混合室40から出る。出口18は2つの入口通路
20、30から等距離にあり、混合室40内で単純水と炭酸水
との流れの適切な混合が生じて出口18に流れることを保
証する。導管31(図3参照)が炭酸水混合物を装置10か
ら搬送する。
可変の炭酸を有する炭酸水を飲料分与装置17の分与ヘッ
ド16に供給する。飲料分与装置17の各分与ヘッドにはシ
ロップのラインと炭酸水のラインとが連結され、通常の
ようにノズルを経て混合液が分与される。図において、
単純水のライン51と炭酸水のライン52とがそれぞれ外部
供給源から調節装置10の下方に連結される。装置10内で
希釈された炭酸水は導管31を通って分与ヘッド16に流れ
て、そこで導管15からの飲料シロップと混合されてノズ
ル14を経て分与される。図3に示す実施例において単一
の分与ヘッド、すなわち分与ヘッド16のみが調節可能の
装置10に連結されて示されているが、1つの装置10を各
分与ヘッドに連結することも、それぞれの分与ヘッドに
それぞれ別個の混合装置10を設けることも勿論できる。
後者の場合には各分与ヘッドについて炭酸量を各別に調
節することが出来る。
各種の変形、改変および改造を容易に実施可能である。
本発明は請求の範囲の記載によって限定され、その精神
内に属する変形、改変および改造は本発明の範囲内であ
る。
Claims (6)
- 【請求項1】異なる炭酸量の炭酸水を生産する調整可能
の炭酸水製造装置にして、 単純水及び炭酸水のそれぞれの流れを受取る混合室(4
0)、単純水を混合室へ送る第1の入口通路(20)、炭
酸水を混合室へ送る第2の入口通路(30)、及び混合室
から炭酸水を送り出す出口(18)を含むハウジング(6
0)、並びに第1及び第2の入口通路の少なくとも一方
に設けられ、通過する流れを調節可能に制御する入口弁
(26、27)を含み、 前記入口弁は、オリフィスを有し流れ圧力の変化に関係
なく比較的一定の流れを維持する圧力応答流れ制御ワッ
シャ(26)、流れ制御ワッシャのオリフィスを通る流れ
を制御するニードル(27)、及び前記ワッシャ(26)と
ニードル(27)との近接関係を調節して該ワッシャのオ
リフィスを通る流れを制限する程度を調節する手段を含
み、 各入口通路(20,30)内に逆流を防止する逆止弁が設け
られており、該逆止弁は、ばね(25)によって封止手段
に偏倚される球(24)を含み、前方への流れの圧力が球
を離座せしめるに不充分であるとき入口通路を通る流れ
を防止することを特徴とする炭酸水製造装置。 - 【請求項2】前記調節する手段は、ニードルに相対的な
ワッシャの位置を調節するねじ部材を含む請求項1の炭
酸水製造装置。 - 【請求項3】各入口通路の出口は、混合室内の前記出口
から等距離にある請求項1又は2の炭酸水製造装置。 - 【請求項4】前記ニードルは、流れ制御ワッシャの上流
側に配置される請求項1乃至3のいずれか1項の炭酸水
製造装置。 - 【請求項5】前記逆止弁は、ニードルの上流側に配置さ
れる請求項1乃至6のいずれか1項の炭酸水製造装置。 - 【請求項6】請求項1の炭酸水製造装置であって、前記
ワッシャは、ワッシャ組立体として組立てられ、前記調
節手段は、前記ワッシャ組立体と同軸に係合するプラン
ジャを含み、更にハウジングとワッシャ組立体との間に
圧縮係合して該ワッシャ組立体を前記プランジャに向か
って偏倚する第2のばねが設けられる炭酸水製造装置。
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