JP3167547U - 金属混合液ノズル - Google Patents

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Abstract

【課題】金属錯体と溶媒との混合を適切且つ効率よく行うと共に、混合された金属混合液を用いて基板上に金属膜を適切且つ効率よく形成することができる金属混合液ノズルを提供する。【解決手段】基板上に金属混合液302を吐出する金属混合液ノズル350において、金属錯体300を供給する手段に接続され、金属錯体300を通流する金属錯体流路352と、溶媒301を供給する手段に接続され、溶媒301を通流する溶媒流路351と、金属錯体流路352と溶媒流路351とを一体にする合流路353と、合流路353に連通する吐出部356と、合流路353に形成され、金属錯体300と溶媒301とを混合して金属混合液を生成する金属混合液生成部例えば合流路353の流路径を絞って形成される細径部354と、を具備する。【選択図】図3

Description

本考案は、金属錯体と溶媒とを混合した金属混合液を基板上に吐出する金属混合液ノズルに関する。
例えば半導体デバイスなどに使用されている配線や電極の材料としては、例えば金属アルミニウムが知られている。従来、アルミニウムの配線や電極を形成するには、例えば基板上に所定のパターンを形成して配線又は電極となるべき部位にトレンチを形成し、当該トレンチ内を含む基板上にアルミニウム膜を形成した後、余剰の部分を化学機械研磨等により除去する方法が一般的に採用されていた。また、このアルミニウム膜を形成する方法としては、例えばスパッタ法、蒸着法、化学気相成長法などの真空プロセスが主流であった。
ところで、近年、半導体デバイスのさらなる高集積化を図るため、配線や電極の構造の微細化、複雑化が進んでおり、これらの形状に関する精度の向上が要求されている。かかる場合、基板上のトレンチの開口幅が小さくなり、またトレンチのアスペクト比(トレンチの深さをトレンチの表面開口部の最小距離で除した値)が大きくなる。このため、基板上にアルミニウム膜を形成する際に、従来のスパッタ法、蒸着法、化学気相成長法などを採用すると、トレンチの開口に近い領域に堆積したアルミニウムがトレンチの開口を閉塞し、その結果としてトレンチの内部にアルミニウムが充填されない欠陥部分が生じるおそれがある。
これに対し最近、アルミニウム膜を形成する方法として、アルミニウム原子を有する金属錯体、例えばアミン化合物と水酸化アルミニウムの錯体を溶媒に溶解した金属混合液を基板上に塗布した後、所定の温度で基板を熱処理して、基板上にアルミニウム膜を形成する方法が提案されている。かかる場合、金属混合液が流動性を有するため、基板上のトレンチが微小の場合でも、当該トレンチ内に金属混合液が流入し、アルミニウム膜の欠陥の発生を抑制できる。また、基板とアルミニウム膜との定着性を向上させるため、金属混合液を基板上に塗布する前に、基板上に有機金属化合物の下地膜を形成することも提案されている。この下地膜は、例えばチタン原子を含む有機金属化合物の溶液を基板上に塗布した後、所定の温度で基板を熱処理して形成される(特許文献1)。
特開2009−227864号公報
特許文献1の方法を用いて基板上にアルミニウム膜を形成する場合、金属混合液は金属であるアルミニウムが析出し易いため、一旦混合された金属混合液は所定時間内に基板に対して塗布される必要がある。すなわち、金属混合液においてアルミニウムの濃度が均一な状態である時間は短く、金属錯体を溶媒に溶解して金属混合液とした後は速やかに金属混合液を基板に対して塗布しなければ、得られるアルミニウム膜の膜厚が基板面内または複数の基板間でばらついてしまうおそれがある。また、所定時間が経過してしまった金属混合液は、液の貯留手段、配管、吐出手段から速やかに排出されると共に、金属混合液が付着していたこれらの貯留手段、配管、吐出手段内は、次の金属混合液の形成の前に洗浄される必要がある。
本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであり、金属錯体と溶媒との混合を適切且つ効率よく行うことを目的とすると共に、こうして混合された金属混合液を用いて基板上に金属膜を適切且つ効率よく形成することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案の金属混合液ノズルは、基板上に金属混合液を吐出する金属混合液ノズルであって、金属錯体を供給する手段に接続され、前記金属錯体を通流する金属錯体流路と、溶媒を供給する手段に接続され、前記溶媒を通流する溶媒流路と、前記金属錯体流路と前記溶媒流路とを一体にする合流路と、前記合流路に連通する吐出部と、前記合流路に形成され、前記金属錯体と前記溶媒とを混合して金属混合液を生成する金属混合液生成部と、を具備することを特徴とする。この場合、前記金属混合液生成部を、前記合流路の流路径を絞った細径部によって形成するか、あるいは、前記合流路の内周面に設けられたスパイラル形状部によって形成することができる。
このような構成とすることによって、基板に供給される直前に金属混合液ノズル内で金属混合液が生成され、生成後の金属混合液を直ちに基板に塗布することができる。したがって、金属混合液の金属が析出する前に、適切な金属混合液を基板上に供給することができ、得られる金属膜の膜厚を基板面内及び複数の基板間で均一化することができる。また、金属混合液ノズル内の合流路の一部に合流路の流路径を絞った細径部を設けるか、あるいは、合流路の内周面にスパイラル形状部を形成することで、金属錯体と溶媒との混合効率を向上させることができ、2液の混合時間も短縮化することができる。
また、本考案の金属混合液ノズルにおいて、前記金属混合液ノズル内に洗浄液を供給する手段に接続され、前記洗浄液を通流する洗浄液流路をさらに備え、当該洗浄液流路は、前記金属錯体流路と前記溶媒流路とが合流する箇所に連通されている構成とする方が好ましい。
このような構成とすることによって、金属混合液の流路を効率よく洗浄することができる。さらに、基板上に金属混合液を塗布する直前に金属混合液ノズル内で金属錯体と溶媒とを混合しているため、洗浄領域が比較的狭くて済み、洗浄液の使用量を低減できると共に洗浄時間も短くできる。
前記金属錯体はアルミニウム原子を有していても良い。
以上説明したように、本考案によれば、金属錯体と溶媒との混合を適切且つ効率よく行うことができると共に、混合された金属混合液を用いて基板上に金属膜を適切且つ効率よく形成することができる。
本考案に係る金属混合液ノズルを有する金属混合液塗布ユニットを備えた金属膜形成システムの構成の概略を示す平面図である。 前記金属混合液塗布ユニットの構成を示す縦断面図である。 本考案の第1実施形態に係る金属混合液ノズルを示す拡大断面図である。 金属膜形成処理の主な工程を示すフローチャートである。 本考案の第2実施形態に係る金属混合液ノズルを示す拡大断面図である。 本考案の第3,4実施形態に係る金属混合液ノズルを示す拡大断面図である。
以下、本考案の実施の形態について説明する。図1は本実施の形態に係る金属膜形成システム1の構成の概略を示す平面図である。なお、基板としてのウエハW上には、予め所定のパターン(図示せず)が形成されている。また、本実施の形態の金属膜形成システム1では、金属膜として、アルミニウム膜をウエハW上に形成する。
金属膜形成システム1は、図1に示すように例えば複数のウエハWをカセット単位で外部と金属膜形成システム1との間で搬入出したり、カセットCに対してウエハWを搬入出したりする搬入出ステーション2と、ウエハW上に下地膜を形成するため、ウエハWに対して所定の処理を施す複数の処理ユニットを備えた前処理ステーション3と、下地膜が形成されたウエハW上に金属膜を形成するため、ウエハWに対して所定の処理を施す複数の処理ユニットを備えた主処理ステーション4とを有している。搬入出ステーション2と前処理ステーション3との間には、第1のロードロックユニット10が配置されている。第1のロードロックユニット10は、ゲートバルブ11を介して搬入出ステーション2に接続されると共に、ゲートバルブ12を介して前処理ステーション3に接続されている。また、前処理ステーション3と主処理ステーション4との間には、第2のロードロックユニット13が配置されている。第2のロードロックユニット13は、ゲートバルブ14を介して前処理ステーション3に接続されると共に、ゲートバルブ15を介して主処理ステーション4とに接続されている。金属膜形成システム1は、これら搬入出ステーション2,第1のロードロックユニット10,前処理ステーション3,第2のロードロックユニット13,主処理ステーション4をY方向(図1中の左右方向)にこの順で並べて配置して、一体に接続した構成を有している。
なお、前処理ステーション3と主処理ステーション4は、後述するように、それぞれ内部を例えば窒素ガスなどの不活性ガスの大気圧雰囲気又は減圧雰囲気に切り替え可能に構成されている。
搬入出ステーション2には、カセット載置台20が設けられている。カセット載置台20は、複数のカセットCをX方向(図1中の上下方向)に一列に載置自在になっている。すなわち、搬入出ステーション2は、複数のウエハWを保有可能に構成されている。
搬入出ステーション2には、X方向に延伸する搬送路21上を移動可能なウエハ搬送体22が設けられている。ウエハ搬送体22は、水平方向に伸縮自在、且つ鉛直方向及び鉛直周り(θ方向)にも移動自在であり、カセットCと第1のロードロックユニット10との間でウエハWを搬送できる。
前処理ステーション3は、ウエハWと金属膜との定着性を向上させるための前処理液をウエハW上に塗布する前処理液塗布ユニット30と、前処理液が塗布されたウエハWを熱処理する熱処理ユニット31と、前処理液塗布ユニット30、熱処理ユニット31,第1のロードロックユニット10及び第2のロードロックユニット13に接続され、各ユニットにウエハWを搬送する第1の搬送ユニット32とを有している。前処理液塗布ユニット30は、第1の搬送ユニット32のX方向負方向側において、ゲートバルブ33を介して第1の搬送ユニット32に接続されている。熱処理ユニット31は、第1の搬送ユニット32のX方向正方向側において、ゲートバルブ34を介して第1の搬送ユニット32に接続されている。なお、前処理液には、例えばウエハWと金属膜との定着性を向上させるための液、例えば有機金属化合物を溶媒に溶解させた溶液が用いられる。本実施の形態においては、有機金属化合物として例えばチタンオキサイドが用いられる。また、溶媒としては、有機金属化合物を溶解させるものであれば限定されないが、例えばエーテル類や炭化水素類が用いられる。
第1の搬送ユニット32の内部には、ウエハWを搬送する基板搬送機構としてのウエハ搬送機構35が設けられている。ウエハ搬送機構35は、ウエハWを支持するための一対の搬送アーム36、36を有している。ウエハ搬送機構35は、水平方向に伸縮自在、且つ鉛直方向及び鉛直周り(θ方向)に移動自在であり、前処理液塗布ユニット30,熱処理ユニット31,第1のロードロックユニット10及び第2のロードロックユニット13にウエハWを搬送できる。
また、第1の搬送ユニット32には、内部に例えば窒素ガスなどの不活性ガスを供給するガス供給管(図示せず)と、内部の雰囲気を真空引きする吸気管(図示せず)が接続されている。すなわち、第1の搬送ユニット32は、その内部を不活性ガスの大気圧雰囲気又は減圧雰囲気に切り替え可能に構成されている。
主処理ステーション4は、前処理ステーション3で下地膜が形成されたウエハW上に金属混合液を塗布する金属混合液塗布ユニット40と、金属混合液が塗布されたウエハWを熱処理する前熱処理ユニット41と、前熱処理ユニット41で熱処理されたウエハWをさらに熱処理する後熱処理ユニット42と、金属混合液塗布ユニット40,前熱処理ユニット41,後熱処理ユニット42及び第2のロードロックユニット13に接続され、各ユニットにウエハWを搬送する第2の搬送ユニット43とを有している。金属混合液塗布ユニット40は、第2の搬送ユニット43のX方向負方向側において、ゲートバルブ44を介して第2の搬送ユニット43に接続されている。前熱処理ユニット41は、第2の搬送ユニット43のY方向正方向側において、ゲートバルブ45を介して第2の搬送ユニット43に接続されている。後熱処理ユニット42は、第2の搬送ユニット43のX方向正方向側において、ゲートバルブ46を介して第2の搬送ユニット43に接続されている。
第2の搬送ユニット43の内部には、ウエハWを搬送する基板搬送機構としてのウエハ搬送機構47が設けられている。ウエハ搬送機構47は、ウエハWを支持するための一対の搬送アーム48、48を有している。ウエハ搬送機構47は、水平方向に伸縮自在、且つ鉛直方向及び鉛直周り(θ方向)に移動自在であり、金属混合液塗布ユニット40,前熱処理ユニット41,後熱処理ユニット42及び第2のロードロックユニット13にウエハWを搬送できる。
また、第2の搬送ユニット43には、内部に例えば窒素ガスなどの不活性ガスを供給するガス供給管(図示せず)と、内部の雰囲気を真空引きする吸気管(図示せず)が接続されている。すなわち、第2の搬送ユニット43は、その内部を不活性ガスの大気圧雰囲気又は減圧雰囲気に切り替え可能に構成されている。
次に、主処理ステーション4の金属混合液塗布ユニット40の構成について説明する。金属混合液塗布ユニット40は、図2に示すように内部を密閉可能なケーシング130を有している。ケーシング130の側面にはウエハWの搬入出口(図示せず)が形成され、当該搬入出口には上述したゲートバルブ44が設けられている。
ケーシング130の天井面には、当該ケーシング130の内部に例えば窒素ガスなどの不活性ガスを供給するガス供給口131が形成されている。ガス供給口131には、ガス供給源132に連通するガス供給管133が接続されている。ガス供給管133には、不活性ガスの流れを制御するバルブや流量調節部等を含む流量制御部134が介設されている。
ケーシング130の内部には、ウエハWを吸着保持するスピンチャック140が設けられている。スピンチャック140は、水平な上面を有し、当該上面には、例えばウエハWを吸引する吸引口(図示せず)が設けられている。この吸引口からの吸引により、ウエハWをスピンチャック140上に吸着保持できる。
スピンチャック140には、シャフト141を介して、ケーシング130の外部に設けられた駆動機構142が取り付けられている。駆動機構142は例えばモータなどを備え、この駆動機構142によりスピンチャック140は所定の速度に回転できる。また、駆動機構142にはシリンダなどの昇降駆動源が設けられており、スピンチャック140は昇降自在になっている。なお、シャフト141がケーシング130を挿通する部分には、ケーシング130の内部を密閉するために例えばOリングやグリス(図示せず)が設けられている。
スピンチャック140の下方側には断面形状が山形のガイドリング150が設けられており、このガイドリング150の外周縁は下方側に屈曲して延びている。前記スピンチャック140、スピンチャック140に保持されたウエハW及びガイドリング150を囲むようにカップ151が設けられている。カップ151は、ウエハWから飛散又は落下する液体を受け止め、回収することができる。
このカップ151は上面にスピンチャック140が昇降できるようにウエハWよりも大きい開口部が形成されていると共に、側周面とガイドリング150の外周縁との間に排出路をなす隙間152が形成されている。カップ151の下方側は、ガイドリング150の外周縁部分と共に屈曲路を形成して気液分離部を構成している。カップ151の底部の内側領域には、カップ151内の雰囲気及びケーシング130内の雰囲気を所定の真空度まで減圧するための吸気口153が形成されている。吸気口153には、例えば真空ポンプ154に連通する吸気管155が接続されている。さらに前記カップ151の底部の外側領域には、回収した液体を排出する排液口156が形成されており、この排液口156には排液管157が接続されている。かかる構成により、金属混合液塗布ユニット40は、その内部を不活性ガスの大気圧雰囲気又は減圧雰囲気に切り替え可能に構成されている。
ケーシング130の内部であってスピンチャック140の上方には、ウエハW上に金属混合液を吐出する金属混合液ノズル350が配置されている。金属混合液ノズル350には、金属錯体供給源162に連通する供給管163と、溶媒供給源170に連通する供給管171とが接続されており、後述するように、金属錯体供給源162からの金属錯体300と溶媒供給源170からの溶媒301が金属混合液ノズル350内に供給される。金属混合液ノズル350内では、後述する混合機構を有する金属混合液生成部によって金属錯体300と溶媒301が混合され、金属混合液302が生成される。このように生成された金属混合液302は、金属混合液ノズル350からウエハW上に吐出される。なお、金属錯体300には、アルミニウム原子を有する錯体が用いられる。本実施の形態においては、例えばアミン化合物と水酸化アルミニウムの錯体が用いられる。また、金属錯体300を溶解させる溶媒301としては、金属錯体300を溶解させるものであれば限定されないが、例えばエーテル類や炭化水素類が用いられる。
ここでエーテル類としては、例えばジエチルエーテルを挙げることができ、炭化水素類としては、例えばシクロペンタン等の脂肪族炭化水素やベンゼン等の芳香族炭化水素を挙げることができる。これらエーテル類、炭化水素類は、一つの物質のみを使用することに限らず、複数の物質を混合して使用する場合もある。また、金属錯体300と溶媒301とを混合して金属混合液302を生成するときには、添加成分として、例えばチタン化合物等を含有させても良い。ここでチタン化合物は、金属錯体300と溶媒301とが混合しやすくなるための触媒のような役割を果たす。なお、チタン化合物の添加成分は、予め溶媒301に添加させても良く、金属混合液ノズル350で添加しても良い。
金属混合液ノズル350は、移動機構(図示せず)に接続されている。金属混合液ノズル350は、移動機構により、ケーシング130の長さ方向(Y方向)に沿って、カップ151の一端側(図2の右側)の外側に設けられた待機領域173からカップ151の一端側に向かって移動できると共に、上下方向に移動できる。
以上の金属膜形成システム1には、図1に示すように制御部250が設けられている。制御部250は、例えばコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、金属膜形成システム1におけるウエハWの金属膜形成処理を実行するプログラムが格納されている。なお、このプログラムは、例えばコンピュータ読み取り可能なハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルデスク(MO)、メモリーカードなどのコンピュータに読み取り可能な記憶媒体Hに記録されていたものであって、その記憶媒体Hから制御部250にインストールされたものであってもよい。
ここで、金属混合液ノズル350の内部構成について説明する。図3に示すように金属混合液ノズル350の内部には、金属錯体供給源162に連通する供給管163に接続されて金属錯体300を通流する金属錯体流路352と、溶媒供給源170に連通する供給管171に接続されて溶媒301を通流する溶媒流路351と、金属錯体流路352と溶媒流路351とを一体にする合流路353と、合流路353に連通する金属混合液吐出部356とが形成されている。合流路353には、金属錯体300と溶媒301とを混合して金属混合液302を生成する金属混合液生成部である細径部354が形成されている。この細径部354は、合流路353の流路径を絞った断面略鼓状に形成されており、合流路353の上流側大径部353aと細径部354及び細径部354の下流側大径部353bは、金属錯体300と溶媒301とを混合する混合機構の役目を果たしている。また、細径部354の内径は、上流側大径部353a及び下流側大径部353bの内径よりも小さく形成されており、例えば上流側大径部353a及び下流側大径部353bの内径1mmに対し、細径部354の内径0.5mmであり、流路径を絞って圧損をつけることで、金属錯体300と溶媒301とのさらなる混合効率を上げている。このようにして金属錯体300と溶媒301とは、金属混合液ノズル350内で混合されて金属混合液302を生成し、生成された金属混合液302は金属混合液吐出部356からウエハW上に吐出される。
なお、金属錯体供給源162に連通する供給管163には、金属錯体300の流れを制御するバルブや流量調節部等を含む流量制御部164が介設されている。また、溶媒供給源170に連通する供給管171には、溶媒301の流れを制御するバルブや流量調節部等を含む流量制御部172が介設されている。
本実施の形態に係る金属膜形成システム1は以上のように構成されている。次に、その金属膜形成システム1で行われる金属膜を形成する処理について説明する。図4は、かかる金属膜形成処理の主な工程を示すフローチャートである。
なお、金属膜形成処理中、前処理ステーション3の前処理液塗布ユニット30、熱処理ユニット31及び第1の搬送ユニット32の内部と、主処理ステーション4の金属混合液塗布ユニット40,前熱処理ユニット41,後熱処理ユニット42及び第2の搬送ユニット43の内部は、それぞれ不活性ガスが充満されて大気圧に維持されている。
先ず、ウエハ搬送体22によって、搬入出ステーション2のカセット載置台20上のカセットCからウエハWが取り出され、第1のロードロックユニット10に搬送される。その後、ゲートバルブ11,12を閉じた状態で真空ポンプ(図示せず)を作動させ、第1のロードロックユニット10の内部の雰囲気を所定の真空度、例えば13.3Paに減圧する。その後、不活性ガス供給源(図示せず)から第1のロードロックユニット10の内部に不活性ガスを供給し、内部を不活性ガスで充満させて大気圧に均圧する(図4の工程S1)。なお、第1のロードロックユニット10の内部の雰囲気を減圧するのは、当該第1のロードロックユニット10の内部の雰囲気を迅速に不活性ガス雰囲気にするためである。このため、雰囲気の減圧は厳格に真空雰囲気にすることまでは要求されず、上述の通り例えば13.3Paの真空度まで減圧すればよい。したがって、極めて短時間、例えば10秒間で第1のロードロックユニット10の内部の雰囲気を所定の真空度まで減圧することができる。
その後、ゲートバルブ12,33を順に開き、第1の搬送ユニット32のウエハ搬送機構35によって、ウエハWが前処理液塗布ユニット30に搬送され、例えばスピン塗布により、ウエハWの表面全面に前処理液300が塗布される(図4の工程S2)。このとき、前処理液300は流動性を有するため、ウエハW上に所定のパターンが形成されていても、前処理液300は当該パターンのトレンチ内に適切に流入する。なお、この前処理液の塗布処理中、前処理液塗布ユニット30の内部には、ガス供給源(図示せず)から不活性ガスが供給されると共に、真空ポンプ(図示せず)によって内部の雰囲気が吸気される。そして、前処理液塗布ユニット30の内部は、大気圧の不活性ガス雰囲気に維持されている。
その後、ゲートバルブ33、34を順に開き、第1の搬送ユニット32のウエハ搬送機構35によって、ウエハWが熱処理ユニット31に搬送される。熱処理ユニット31内に搬送されたウエハWは、熱処理板(図示せず)上に載置され、例えば400℃で5分間加熱され、ウエハW上に所定のパターンに沿った下地膜が形成される(図4の工程S3)。なお、この熱処理中、熱処理ユニット31の内部には、ガス供給源(図示せず)から不活性ガスが供給されると共に、真空ポンプ(図示せず)によって内部の雰囲気が吸気される。そして、熱処理ユニット30の内部は、大気圧の不活性ガス雰囲気に維持されている。
その後、ゲートバルブ34,14を順に開き、第1の搬送ユニット32のウエハ搬送機構35によって、ウエハWが第2のロードロックユニット13に搬送される。その後、ゲートバルブ14,15を閉じた状態で真空ポンプ125を作動させ、第2のロードロックユニット13の内部の雰囲気を所定の真空度、例えば13.3Paに減圧する。その後、不活性ガス供給源(図示せず)から第2のロードロックユニット13の内部に不活性ガスを供給し、内部を不活性ガスで充満させて大気圧に均圧する。また、第2のロードロックユニット13内に設けられた温度調節機構(図示せず)によって、ウエハWを例えば常温まで冷却する(図4の工程S4)。
その後、ゲートバルブ15、44を順に開き、第2の搬送ユニット43のウエハ搬送機構47によって、ウエハWが金属混合液塗布ユニット40に搬送される。金属混合液塗布ユニット40内に搬送されたウエハWは、スピンチャック140に吸着保持される。このとき、ゲートバルブ44が閉じられる。次に、スピンチャック140によってウエハWを所定の位置まで下降させ、当該ウエハWを所定の回転数で回転させる。そして、回転中のウエハWに対して、金属混合液ノズル350から金属混合液302が吐出される。金属混合液302は、金属混合液ノズル350内に別々に供給される金属錯体300と溶媒301とを金属混合液ノズル350内で混合して生成される。ここで、金属混合液302は、金属であるアルミニウムが析出し易いため、一旦混合された後少なくとも90秒以内にウエハW上に塗布する必要がある。本実施の形態では、ウエハWに供給される直前に金属混合液ノズル350内で金属混合液302が生成されるので、当該金属混合液302の金属(アルミニウム)が析出せず、適切な金属混合液302をウエハW上に供給することができる。そして、供給された金属混合液302は遠心力によってウエハW上を拡散し、ウエハWの表面全面に金属混合液302が塗布される(図4の工程S5)。このとき、金属混合液302は流動性を有するため、ウエハW上に所定のパターンが形成されていても、金属混合液302は当該パターンのトレンチ内に適切に流入する。なお、この金属混合液の塗布処理中、金属混合液塗布ユニット40の内部には、ガス供給源(図示せず)から不活性ガスが供給されると共に、真空ポンプ(図示せず)によって内部の雰囲気が吸気される。そして、金属混合液塗布ユニット40の内部は、大気圧の不活性ガス雰囲気に維持されている。
その後、ゲートバルブ44,45を順に開き、第2の搬送ユニット43のウエハ搬送機構47によって、ウエハWが前熱処理ユニット41に搬送される。前熱処理ユニット41内に搬送されたウエハWは、第1の温度である、例えば150℃で5分間加熱される(図4の工程S6)。そうすると、金属混合液302中の有機成分が揮発し、ウエハW上にコロイド状のアルミニウムが析出する。なお、この熱処理中、前熱処理ユニット41の内部には、ガス供給源(図示せず)から不活性ガスが供給されると共に、真空ポンプ(図示せず)によって内部の雰囲気が吸気される。そして、前熱処理ユニット41の内部は、大気圧の不活性ガス雰囲気に維持されている。
その後、ゲートバルブ45、46を順に開き、第2の搬送ユニット43のウエハ搬送機構47によって、ウエハWが後熱処理ユニット42に搬送される。後熱処理ユニット42内に搬送されたウエハWは、第1の温度よりも高い第2の温度である、例えば400℃で5分間加熱される(図4の工程S7)。そうすると、コロイド状のアルミニウムが金属化し、ウエハW上にアルミニウム膜の金属膜が形成される。なお、この熱処理中、後熱処理ユニット42の内部には、ガス供給源(図示せず)から不活性ガスが供給されると共に、真空ポンプ(図示せず)によって内部の雰囲気が吸気される。そして、後熱処理ユニット42の内部は、大気圧の不活性ガス雰囲気に維持されている。
その後、ゲートバルブ46,15を順に開き、第2の搬送ユニット43のウエハ搬送機構47によって、ウエハWが第2のロードロックユニット13に搬送される。その後、ゲートバルブ14、15を閉じた状態で真空ポンプ(図示せず)を作動させ、第2のロードロックユニット13の内部の雰囲気を所定の真空度、例えば13.3Paに減圧する。その後、不活性ガス供給源(図示せず)から第2のロードロックユニット13の内部に不活性ガスを供給し、内部を不活性ガスで充満させて大気圧に均圧する。また、このとき、温度調節機構(図示せず)によって、ウエハWを所定の温度まで冷却する(図4の工程S8)。
その後、ゲートバルブ14,12を順に開き、第1の搬送ユニット32のウエハ搬送機構35によって、ウエハWが第1のロードロックユニット10に搬送される。第1のロードロックユニット10では、温度調節機構(図示せず)によって、ウエハWを例えば常温まで冷却する。その後、ウエハ搬送体22によって、搬入出ステーション2のカセット載置台20上のカセットCにウエハWが搬送される(図4の工程S9)。こうして、金属膜形成システム1における一連の金属膜形成処理が終了する。
以上の実施の形態によれば、金属混合液ノズル350内に別々に供給される金属錯体300と溶媒301とを金属混合液ノズル350内で混合して金属混合液302を生成しているので、生成後の金属混合液302を直ちにウエハWに塗布することができる。金属混合液302は、金属であるアルミニウムが析出し易いため、混合された後少なくとも90秒以内にウエハW上に塗布される必要があるが、この塗布方法であれば確実に90秒以内にウエハW上に金属混合液302を供給することができる。このため、得られるアルミニウム膜の膜厚をウエハW面内及び複数のウエハW間で均一化することができる。
また、金属混合液ノズル350に導入された金属錯体流路352と溶媒流路351とが一体となる合流路353には、金属錯体300と溶媒301とを混合する混合機構としての金属混合液生成部である細径部354の上下流側に上流側大径部353a及び下流側大径部353bが形成されている。ここで細径部354は上流側大径部353a及び下流側大径部353bに対して内径が十分に小さく、流路径を絞って圧損をつけてあるので、金属錯体300と溶媒301との混合効率を向上することができる。2液を十分に混合するためには流路長を長くすることも考えられるが、これでは金属混合液ノズル350、ひいては金属膜形成システム1全体が大型化してしまうため、金属混合液ノズル350内の流路長には自ずと限界が生じる。以上の実施形態によれば、限られた大きさのノズル内で、十分に2液の混合を行うことができる。また、上述のように、金属錯体300と溶媒301との混合には、2液混合後少なくとも90秒以内にウエハWへ供給するという時間的制約があるが、以上の実施形態では流路径を絞って圧損をつけ、2液の混合効率を向上させているため、2液の混合時間も短縮化することができる。
以上の実施形態の金属混合液ノズル350では、金属錯体300と溶媒301との混合効率を向上させるため、金属錯体流路352と溶媒流路351とが一体となる合流路353の一部の流路径(内径)を小さくすることで圧損をつけていたが、図5に示すように金属混合液ノズル350内で金属錯体流路352と溶媒流路351とが一体となった合流路353の一部をスパイラル形状の金属混合液生成部としてもよい。このスパイラル形状部357において、金属錯体300と溶媒301とは、混合効率を向上した状態で混合されるため、金属混合液ノズル350内で、金属錯体300及び溶媒301から迅速に金属混合液302を生成することができる。また、この実施形態においても金属混合液302は生成後直ちにウエハWに塗布されるため、得られるアルミニウム膜の膜厚をウエハW面内及び複数のウエハW間で均一化することができる。
また、例えば図6に示すように、金属混合液ノズル350内に洗浄液303を供給できる構成としてもよい。かかる場合、洗浄液303は、洗浄液供給源180に連通する供給管181に接続された洗浄液流路358を経て金属混合液ノズル350内に通流される。なお、洗浄液供給源180に連通する供給管181には、洗浄液303の流れを制御するバルブや流量調節部等を含む流量制御部182が介設されている。
図6(a)は金属錯体300と溶媒301とを混合する混合機構を有する金属混合液生成部に細径部354を用いる場合に洗浄液303を供給する例であり、図6(b)は混合機構を有する金属混合液生成部にスパイラル形状部357を用いる場合に洗浄液303を供給する例である。どちらの例においても、金属錯体流路352と溶媒流路351とが一体となる合流路353に対して洗浄液303を供給できるように、洗浄液流路358は、金属錯体流路352と溶媒流路351とが合流する箇所に接続されている。これは、ウエハW上に金属混合液302を塗布した後、次のウエハWに対して金属混合液302を塗布する前に、金属錯体流路352と溶媒流路351とが一体となった合流路353を洗浄しておくためである。
金属混合液302は、上述のように混合された後、時間が経過するにつれて金属であるアルミニウムが析出し易くなる。そのため制御部250は、ウエハW上に所定量の金属混合液302を塗布した後、金属混合液ノズル350を待機領域173に移動し、そこで金属混合液ノズル350から、ノズル内に残った金属錯体300、溶媒301及び金属混合液302を全て吐出させると共に洗浄液303を吐出させる。このようにして、金属錯体流路352と溶媒流路351とが一体となった合流路353及び金属混合液の吐出部356は、洗浄液303で洗浄される。本考案においては、上述のようにウエハW上に金属混合液302を塗布する直前に金属混合液ノズル350内で金属錯体300と溶媒301とを混合しているため、洗浄液303で洗浄するべき部位、すなわち洗浄領域が比較的狭くて済み、洗浄液303の使用量を低減できると共に洗浄時間も短くできる。また、混合効率を向上することを目的として金属錯体流路352と溶媒流路351とが一体となる合流路353に用いた、金属混合液生成部である細径部354またはスパイラル形状部357の構成によれば、洗浄液303での洗浄効率も向上することができ、洗浄液303の使用量削減及び洗浄時間の短縮に、より一層効果的である。また、洗浄時間が短くなれば、次のウエハWに対する処理に移行する時間も早くなる。したがって、金属膜形成システム1において、複数のウエハWに対し、連続して効率よく金属膜形成処理を行うことができる。
以上の実施の形態の金属膜形成システム1では、主処理ステーション4の内部を不活性ガスの大気圧雰囲気又は減圧雰囲気に切り替え可能に構成されているので、例えばメンテナンス時に主処理ステーション4の内部を大気に開放した場合でも、メンテナンス終了後、主処理ステーション4内の雰囲気を一旦真空引きして減圧することで、迅速に不活性ガスの大気圧雰囲気にすることができる。したがって、メンテナンス後、直ぐに金属膜形成システム1を立ち上げてウエハWを処理することができる。
さらに、主処理ステーション4は、ウエハW上に金属混合液302を塗布した後、前熱処理ユニット41と後熱処理ユニット42において2段階でウエハWを熱処理している。かかる場合、1つの熱処理ユニットでウエハWを所定の温度まで熱処理する場合に比べて、各熱処理ユニット41、42でのウエハWの熱処理の時間を短縮できる。したがって、複数のウエハWを連続して効率よく熱処理することができる。
以上の実施の形態では、金属錯体300はアルミニウム原子を有していたが、他の金属原子、例えば銅原子や金原子、銀原子などを有していてもよい。また、前処理液についても、チタンオキサイドに限定されず、他のパラジウム酸化物やアルミニウム酸化物を用いてもよい。さらに、前処理液の種類によっては、上述の前処理ステーション3内の雰囲気を窒素ガス雰囲気にせず、大気に開放してもよい。かかる場合、上述の第1のロードロックユニット10を省略することができる。
また、以上の実施の形態の前処理液塗布ユニット30と金属混合液塗布ユニット40は、ウエハWの裏面を洗浄するバックリンスノズルを備えていてもよく、またカップ151を洗浄するカップリンスノズルを備えていてもよい。
また、以上の実施の形態では、基板としてウエハWを用いた場合について説明したが、本考案は、基板がウエハ以外のFPD(フラットパネルディスプレイ)、フォトマスク用のマスクレチクルなどの他の基板である場合にも適用できる。さらに、本考案は、例えば有機太陽電池の製造プロセスや低酸素雰囲気下での成膜プロセスにも適用することができる。
162 金属錯体供給源
163 供給管
170 溶媒供給源
171 供給管
180 洗浄液供給源
181 供給管
300 金属錯体
301 溶媒
302 金属混合液
350 金属混合液ノズル
351 溶媒流路
352 金属錯体流路
353 合流路
353a 上流側大径部
353b 下流側大径部
354 細径部(金属混合液生成部)
356 金属混合液吐出部
357 スパイラル形状部(金属混合液生成部)
W ウエハ(基板)

Claims (5)

  1. 基板上に金属混合液を吐出する金属混合液ノズルであって、
    金属錯体を供給する手段に接続され、前記金属錯体を通流する金属錯体流路と、
    溶媒を供給する手段に接続され、前記溶媒を通流する溶媒流路と、
    前記金属錯体流路と前記溶媒流路とを一体にする合流路と、
    前記合流路に連通する吐出部と、
    前記合流路に形成され、前記金属錯体と前記溶媒とを混合して金属混合液を生成する金属混合液生成部と、を具備することを特徴とする金属混合液ノズル。
  2. 請求項1に記載の金属混合液ノズルにおいて、
    前記金属混合液生成部が、前記合流路の流路径を絞った細径部によって形成されていることを特徴とする金属混合液ノズル。
  3. 請求項1に記載の金属混合液ノズルにおいて、
    前記金属混合液生成部が、前記合流路の内周面に設けられたスパイラル形状部によって形成されていることを特徴とする金属混合液ノズル。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の金属混合液ノズルにおいて、
    洗浄液を供給する手段に接続され、洗浄液を通流する洗浄液流路をさらに備え、当該洗浄液流路は、前記金属錯体流路と前記溶媒流路とが合流する箇所に連通されていることを特徴とする金属混合液ノズル。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の金属混合液ノズルにおいて、
    前記金属錯体はアルミニウム原子を有することを特徴とする金属混合液ノズル。
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