JP3167545U - マットレスおよびx線透視撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】患者の脱落を防止し、カーボン板の保管場所の確保の必要がないマットレスおよびX線透視撮影装置を提供する。【解決手段】X線透視撮影装置は、X線管と、それに対向して配置されたX線検出器と、それらの間に患者を横臥させるための天板と、この天板と患者の間に挿入され患者の身体的負担を軽減するマットレスを備える。マットレスは、一方の端の幅が狭くなり、他方の端の幅が広くなっており、少なくともこの他方の端に、患者の脱落を防止する機械的強度を持つとともにX線を透過する材料からなる補強板を内蔵する。【選択図】図1

Description

本考案は放射線を使用した透視撮影に使用されるマットレスおよびX線透視撮影装置に関する。
X線透視撮影装置は、天板と称される台上に横臥した被検者に、X線管からのX線を照射し、X線検出器によって被検者を透過したX線像を撮影記録し、被検者(以下、患者と称す)の検査情報を得るものである。天板には撮影全般を管理する術者の操作により、撮影部位に応じて天板を最適の位置に移動するための構造が設けられる。
X線管およびX線検出器は患者をはさんで、Cアームと呼ばれるC字形状をしたアームの両端部にそれぞれ配設される(たとえば特許文献1参照)。両者相互の距離は必要に応じて術者によって調節される。
Cアームはその中央部にある水平方向の回転軸の周りに回転するので、X線管およびX線検出器を結ぶ方向の角度や上下関係は必要に応じて変更される。天板の形状は、局部血管撮影等を考慮し、X線検出器が患者の撮影部位にできるだけ密着できるように、X線検出器側、すなわち天板の先端側で水平方向の幅が狭くなっている。
下肢の血管造影撮影などが行われる際に、患者がCアーム側に頭部を向けた姿勢(以下、この方向を順方向と称す)では下肢まで透視・撮影領域が届かない。この場合は患者を頭足逆向きに天板に横臥させる(以下、逆方向横臥と称す)ことで下肢の透視・撮影が行われる。以下、順方向横臥時の撮影を順方向撮影、逆方向横臥時の撮影を逆方向撮影と称する。
図5に装置の主要な構成を示す。天板101は基台102上に配設される。マットレス103は可撓性材料で作製されており、高硬度材料の天板101と患者Mの中間に置かれて患者Mの身体的負担を軽減する。天板101には術者110(図5には図示せず、図6参照)が撮影操作を行うための操作盤104が側面に配設される。
Cアーム105の端部にはX線管106およびX線検出器107が装着される。Cアーム105はアーム軸108を介してアーム台109に取り付けられ、必要によりアーム軸108を中心に回転する。
図6は逆方向撮影時の患者Mと装置の位置関係を横方向から示している。天板101の水平方向の形状は図5に示すようにCアーム105側では幅狭、基台102側では幅広である。類似形状のマットレス103も通常、天板101と同じ向きに設置されるので、患者Mの下肢部は上記の幅狭の部分になる。
逆方向に横臥している患者Mの下肢部は天板101およびマットレス103の幅から左右外方に出ているので、カーボン板111が挿入されていない場合は患者Mの下肢部は天板101から脱落するが、カーボン板111の挿入により脱落は防止される。カーボン板111にはX線減衰の障害が少なく剛性と機械強度が大きい炭素加工品が主材料として使用される。
図7に逆方向撮影時のマットレス103へのカーボン板111の配設位置を斜視図で示した。なおマットレス103は前記のように可撓性材料で作製されているので、逆方向撮影時にたとえマットレス103を逆方向に設置しても、マットレス103のみでは患者Mの脱落を防止することはできない。
特開2008−104491号公報
天板およびマットレスは前記のように、X線検出器が患者の撮影部位にできるだけ密着できるようにX線検出器側、すなわち天板の先端側で幅が狭くなっており、患者を逆方向横臥させると狭い部分に下肢部が載置されるため、下肢部が天板から脱落する危険がある。
従来の装置では、逆方向横臥の場合に前記のようにカーボン板を天板の狭くなった部分に置いて、下肢部が載置される箇所の剛性と機械強度を補助的に改善して使用していた。
しかしこの方法は、カーボン板の適切な固定がなされていないため、撮影中および撮影前後のカーボン板の位置ずれによって患者の支持が不安定になり、患者が天板面から脱落する危険が充分除去できない。
また、カーボン板を使用しない期間の保管場所を設ける必要があり、保管中の紛失や損傷も発生するため、術者や装置の保守関係者の負担が増加していた。
本考案が提供するマットレスは、X線透視撮影装置用に使用され、身体的負担を軽減するために患者の下側に敷くマットレスであって、一方の端の幅が狭くなり、他方の端の幅が広くなっており、少なくともこの他方の端側に、患者の脱落を防止する機械的強度を持つとともにX線を透過する材料からなる補強板を内蔵する。
また、本考案が提供するX線透視撮影装置は、X線管と、それに対向して配置されたX線検出器と、それらの間に患者を横臥させるための天板と、この天板と患者の間に挿入され患者の身体的負担を軽減するマットレスを備え、前記X線管から発生し前記患者を透過したX線を前記X線検出器で検出することによりX線透視撮影を行うX線透過撮影装置において、一方の端の幅が狭くなり、他方の端の幅が広くなっており、少なくともこの他方の端に、患者の脱落を防止する機械的強度を持つとともにX線を透過する材料からなる補強板を内蔵する前記マットレスを備える。
本考案のマットレスに内蔵された補強板は、患者全身の体重によってマットレスとともに天板に安定に保持されるので、逆方向横臥の検査中に何らかの外力が働いたとしても、患者が天板からずり落ちる危険はない。従来使用されていた独立したカーボン板を挿入する必要が無く、本考案のマットレスを敷くだけで使用することができる。また患者の頭部をCアーム側に向けた通常使用時も、補強板がマットレスの中にあるので取り外す必要がなく、紛失や損傷の心配もないので、撮影準備や装置の保守を含め、作業が簡単化される。
本考案のマットレスおよびX線透視撮影装置を示す斜視図である。 本考案のマットレスの構造を示す断面図である。 本考案のマットレスの、逆方向撮影時の使用状況を示す斜視図である。 本考案のマットレスの、順方向撮影時の使用状況を示す斜視図である。 従来の透視撮影装置の主要構成を示す斜視図である。 従来の透視撮影装置の逆方向撮影を示す図である。 従来の透視撮影装置の逆方向撮影時のマットレスとカーボン板の組み合わせを示す斜視図である。
X線透視撮影装置(以下、装置と称す)は、装置の要素である透視撮影台の天板上に患者を横臥させ、患者をはさむように相対してX線管およびX線検出器を配設し、患者にX線を照射し、X線検出器によって患者を透過した放射線像を撮影記録し、患者の検査情報を得るものである。天板には撮影全般を管理する術者の操作により、撮影部位に応じて天板を最適の位置に移動するための構造が設けられる。
図1は本考案のX線透視撮影装置である。天板1と患者Mの中間には、患者Mの身体的負担を軽減するために、補強板2aを内蔵した可撓性材料のマットレス2が挿入される。補強板2aの主材料には剛性および機械強度が大きく、且つX線透過率の良い材料、たとえば炭素加工品などが使用される。なお、図1では患者Mを後記の逆方向横臥で示している。
天板1は基台4の上部に配設され、基台4に対して長手方向にスライド可能である。天板1の側面には、術者110が患者Mの側方で撮影操作をするための操作盤3が設けられる。X線管5およびX線検出器6は患者Mの撮影部位をはさんで、C字形状をしたCアーム7の両端部にそれぞれ配設される。
X線管5およびX線検出器6相互の距離は、必要に応じて術者110によって調整される。Cアーム7はアーム台8に支持され、アーム軸9を回転軸として回転するので、必要によってX線管5とX線検出器6を結ぶ方向の床面に対する角度や、X線管5とX線検出器6の上下関係は変更される。
天板1およびマットレス2の形状は、局部血管造影撮影等を考慮し、X線検出器6が患者Mの撮影部位にできるだけ密着できるように、Cアーム7側、すなわち天板1の先端側で水平方向の幅が狭くなっている。
下肢の血管造影撮影などが行われる際に、患者がCアーム7側に頭部を向けた姿勢(以下、この方向を順方向と称す)では下肢まで透視・撮影領域が届かない。この場合は図1に示したように、患者を頭足逆向きに天板1に横臥させる(以下、逆方向横臥と称す)ことで下肢の透視・撮影が行われる。
以下、順方向横臥時の撮影を順方向撮影、逆方向横臥時の撮影を逆方向撮影と称する。マットレス2は、補強板2aが常に患者Mの下肢部を支持するように、患者Mの向きに応じて向きを定める。
図2(a)は本考案のマットレス2の斜視図である。また図2(b)および(c)はその断面図である。図2(b)は図2(a)のB−B断面図で、補強板2aおよび、スポンジなどの柔軟性材料で作製された緩衝材2bが、防水性の外皮2cで被覆されている。また図2(c)は図2(a)のC−C断面図で、緩衝材2bのみが外皮2cで被覆されている。マットレス2は全長およそ2.5mで、補強板2aはその下肢側端部からおよそ0.7mの部分に内蔵されている。炭素材料の補強板2aの厚さはおよそ10mmである。
図3はマットレス2上の逆方向横臥の患者Mを示している。また、図4はマットレス2上の順方向横臥の患者Mを示している。どちらの場合も、患者Mの下肢部はマットレス2の幅の広い、かつ補強板2aが内蔵された剛性および機械強度の大きい側に載置されている。
本考案は上記の形態に限定されるものではなく、種々の変形形態が可能である。たとえば補強板2aの材料は剛性および機械強度が大きく、且つX線透過率の良い材料であればカーボンには限定されない。また、マットレス2の頭部側と下肢部側の厚さを揃えるために頭部側で図2(b)の緩衝材2bの厚みを増加するか、緩衝材2bを複数枚使用しても良い。前記図2(a)の説明では補強板2aはマットレス2の下肢側端部からおよそ0.7mの部分に内蔵されるとしたが、本考案は補強板2aの寸法が限定されるものではない。さらには、補強板はマットレスの全長に入っていても良い。また本考案のマットレス2を矩形状の天板を備えたX線透視撮影装置に適用することも可能である。本考案はこれらをすべて包含する。
1 天板
2 マットレス
2a 補強板
2b 緩衝材
2c 外皮
3 操作盤
4 基台
5 X線管
6 X線検出器
7 Cアーム
8 アーム台
9 アーム軸
101 天板
103マットレス
105 Cアーム
106 X線管
107 X線検出器
110 術者
111 カーボン板
M 患者

Claims (2)

  1. X線透視撮影装置用に使用され、身体的負担を軽減するために患者の下側に敷くマットレスであって、一方の端の幅が狭くなり、他方の端の幅が広くなっており、少なくともこの他方の端側に、患者の脱落を防止する機械的強度を持つとともにX線を透過する材料からなる補強板を内蔵することを特徴とするマットレス。
  2. X線管と、それに対向して配置されたX線検出器と、それらの間に患者を横臥させるための天板と、この天板と患者の間に挿入され患者の身体的負担を軽減するマットレスを備え、前記X線管から発生し前記患者を透過したX線を前記X線検出器で検出することによりX線透視撮影を行うX線透過撮影装置において、前記マットレスは、一方の端の幅が狭くなり、他方の端の幅が広くなっており、少なくともこの他方の端に、患者の脱落を防止する機械的強度を持つとともにX線を透過する材料からなる補強板を内蔵することを特徴とするX線透視撮影装置。
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