JP3167044U - 一部発光可能なキーボード - Google Patents

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Abstract

【課題】キーボードの一部を発光できるようにすることにより、ボタンキャップの位置を容易に識別できるキーボードを提供する。【解決手段】本一部発光可能なキーボードによると、底板と、該底板に対して上下動可能な複数のボタンキャップ15と、前記底板と複数の前記ボタンキャップとの間に、複数の前記ボタンキャップの上下動によって触発されて指令信号を発生する回路板12が設けられたキーボード部10と、複数の前記ボタンキャップの下に設けられ、透光区域211と非透光区212域とが設けられた遮光板21と、該遮光板の下面に延びるように設けられた少なくとも一つの発光源22とからなり、該発光源からの光線を、遮光板21の下に伝導させて、遮光板21の透光区域211によりキーボード部10を経由して外部に放射する発光部20とを含む。【選択図】図1

Description

本考案は、一部発光可能なキーボードに関し、特に、一部を発光できるようにすることにより、ボタンキャップの位置を容易に識別できるキーボードに関するものである。
情報技術の発展に従って、コンピュータは国民の生活に不可欠なものになり、各産業はコンピュータを利用して作業を補助する。デスクトップコンピュータ或いはノートブックコンピュータは、使用する場所及びタイミングが極めて広範であるが、暗い環境において利用する場合には、光量が不足するため、キーボードを正確に入力することができない。このような問題を解決するために、例えば、特許文献1の米国特許第6179432号、特許文献2の米国特許第6199996号、特許文献3の米国特許第6284988号、特許文献4の米国特許第6322229号及び特許文献5の米国特許第6554442号の「発光機能付きキーボード」が提案された。これらの発光機能付きキーボードは、キーボードの内部に発光シートを設けて、前記発光シートからの光線がボタンキャップに投射されるため、暗い環境においても、キーボードを正確に入力することができる。
しかしながら、前記発光機能付きキーボードは、発光子とボタンキャップとの間には、弾性体と連動機構とだけが設けられる。前記発光機能付きキーボードの多くは、ボタンキャップ、弾性体と連動機構が透光材料で作製され(前記発光機能付きキーボードの一部は、ボタンキャップが非透光材料で作製されるが、ボタンキャップにあるキャラクターなどが透光材料で作製される)、発光シートの全面から光線を放射するときには、キーボードが均一な背光状態となる。発光機能付きキーボードは、暗い環境、例えば飛行機や自動車の内部など、において利用することが多いが、発光機能付きキーボードからの光線が強いため、周囲の人に迷惑を掛ける可能性がある。また、暗い環境において、ユーザはボタンキャップにあるキャラクターなどを識別する能力が低下し、キーボードの全面が発光する場合には、ユーザはボタンキャップにあるキャラクターなどを識別することが更に困難である。また、ボタンキャップにあるキャラクターなどが非透光材料で作製され、或いはボタンキャップが非透光材料で作製されボタンキャップにあるキャラクターなどが透光材料で作製されても、隣接するボタンキャップ同士の間の隙間から漏れる光線により、ユーザはボタンキャップにあるキャラクターなどを識別することが困難である。そうすると、ユーザはキーボードを正確に入力することができない。
米国特許第6179432号公報 米国特許第6199996号公報 米国特許第6284988号公報 米国特許第6322229号公報 米国特許第6554442号公報
本考案の主な目的は、キーボードの一部を発光できるようにすることにより、ボタンキャップの位置を容易に識別できるキーボードを提供することにある。
本考案の一部発光可能なキーボードによると、底板11と、前記底板11に対して上下動可能な複数のボタンキャップ15と、前記底板11と複数の前記ボタンキャップ15との間に、複数の前記ボタンキャップ15の上下動によって触発されて指令信号を発生する回路板12が設けられたキーボード部10と、
複数の前記ボタンキャップ15の下に設けられ、透光区域211と非透光区域212とが設けられた遮光板21と、前記遮光板21の下面に延びるように設けられた少なくとも一つの発光源22とからなり、前記発光源22からの光線を、前記遮光板21の下に伝導させて、前記遮光板21の前記透光区域211により前記キーボード部10を経由して外部に放射する発光部20と、を含むことを特徴とする。
本考案の一部発光可能なキーボードによると、前記遮光板21は前記底板11の下に設けられることを特徴とする。
本考案の一部発光可能なキーボードによると、前記遮光板21は前記回路板12と前記底板11との間に設けられ、前記底板11には、前記発光源22を収容する収容穴111が設けられることを特徴とする。
本考案の一部発光可能なキーボードによると、前記遮光板21は前記回路板12の上に設けられ、前記回路板12には、前記発光源22を収容する収容穴121が設けられることを特徴とする。
本考案の一部発光可能なキーボードによると、前記キーボード部10は、前記ボタンキャップ15と前記回路板12との間に、上板13と、前記上板13と前記ボタンキャップ15とを連結する連動機構14と、が設けられることを特徴とする。
本考案の一部発光可能なキーボードによると、前記遮光板21は前記上板13と前記ボタンキャップ15との間に設けられ、前記上板13には、前記発光源22を収容する収容穴131が設けられることを特徴とする。
本考案の一部発光可能なキーボードによると、前記連動機構14は、前記上板13と前記ボタンキャップ15とに連接する自在具141と、前記ボタンキャップ15を支持し前記ボタンキャップ15の回復力を提供する弾性体142と、を含むことを特徴とする。
本考案の一部発光可能なキーボードによると、前記キーボード部10は、前記連動機構14によって前記底板11と前記ボタンキャップ15とを連結することを特徴とする。
本考案の一部発光可能なキーボードによると、前記連動機構14は、前記底板11と前記ボタンキャップ15とに連接する自在具141と、前記ボタンキャップ15を支持し前記ボタンキャップ15の回復力を提供する弾性体142と、を含むことを特徴とする。
本考案の一部発光可能なキーボードによると、前記発光源22は発光ダイオードであることを特徴とする。
本考案の一部発光可能なキーボードによると、前記透光区域211は貫通孔であることを特徴とする。
本考案の一部発光可能なキーボードによると、前記透光区域211は光を伝導可能な材料で作製されることを特徴とする。
本考案の一部発光可能なキーボードによると、前記透光区域211は、前記ボタンキャップ15の下方と前記ボタンキャップ15の隙間16の下方とのうちの一つに設けられることを特徴とする。
本考案の一部発光可能なキーボードによれば、キーボードの一部を発光できるようにすることにより、ボタンキャップの位置を容易に識別できるという効果を有する。
本考案の第1実施例を示す断面図である。 本考案の第2実施例を示す断面図である。 本考案の第3実施例を示す断面図である。 本考案の第4実施例を示す断面図である。 本考案の第5実施例を示す断面図である。 本考案の第6実施例を示す断面図である。 本考案の第7実施例を示す断面図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
まず、図1を参照する。図1は、本考案の第1実施例を示す断面図である。本考案の一部発光可能なキーボードは、キーボード部10と、キーボード部10に設けられる発光部20と、を含む。キーボード部10は、底板11と、回路板12と、複数のボタンキャップ15と、を有する。底板11、回路板12と複数のボタンキャップ15の順序で下から上に設けられる。本実施例のキーボード部10は、更に、回路板12とこれらのボタンキャップ15との間に、上板13と、上板13とボタンキャップ15とを連結する連動機構14と、が設けられる。連動機構14は、上板13とボタンキャップ15とに連接する自在具141と、ボタンキャップ15を支持しボタンキャップ15の回復力を提供する弾性体142と、を含む。連動機構14によってボタンキャップ15が打たれて上下動するときには、回路板12が弾性体142に接触されて指令信号を発生する。
発光部20は、これらのボタンキャップ15の下に設けられる遮光板21を有する。遮光板21に透光区域211と非透光区域212とが設けられ、且つ遮光板21の下面に少なくとも一つの発光源22(例えば発光ダイオード)が延びるように設けられる。本実施例では、遮光板21が上板13とボタンキャップ15との間に設けられ、上板13には、発光源22を収容する収容穴131が設けられる。透光区域211はボタンキャップ15の下に位置する貫通孔であり、前記貫通孔は弾性体142を収容できる。発光源22からの光線は、遮光板21の下に伝導されて、前記貫通孔で形成される透光区域211によりボタンキャップ15を経由してキーボード部10から外部に放射される。非透光区域212により、発光源22からの光線はボタンキャップ15同士の間にある隙間16まで伝導されないため、ボタンキャップ15の位置だけを発光でき、隙間16の位置は発光されない。
(第2実施例)
図2を参照する。図2は、本考案の第2実施例を示す断面図である。本実施例の第1実施例と相違する点は、遮光板21は、回路板12の上に設けられ、上板13と回路板12との間に位置し、回路板12には、発光源22を収容する収容穴121が設けられ、発光源22からの光線は、遮光板21の下に伝導されて、透光区域211によりボタンキャップ15から外部に放射されることにある。これにより、各ボタンキャップ15の位置を容易に識別できる。
(第3実施例及び第4実施例)
ボタンキャップ15が発光する実施例の他、ボタンキャップ15の隙間16が発光しても、上記と同じ効果を達成することができる。図3及び図4を参照する。図3は本考案の第3実施例を示す断面図であり、図4は本考案の第4実施例を示す断面図である。図3に示すように、遮光板21は回路板12と底板11との間に設けられ、底板11には、発光源22を収容する収容穴111が設けられる。図4に示すように、遮光板21が底板11の下に設けられる。図3及び図4に示す遮光板21の透光区域211はボタンキャップ15の隙間16の下に位置する。透光区域211は、貫通孔又は、光を伝導できる材料で作製されてもよい。発光源22からの光線は、遮光板21の下に伝導されて、透光区域211によりボタンキャップ15の隙間16から外部に放射される。これにより、ボタンキャップ15が発光せず、隙間16が発光し、そうすると、各ボタンキャップ15の位置を容易に識別できる。
(第5実施例乃至第7実施例)
本実施例では、キーボードの厚さを減少するために、上板13を省略した。図5乃至図7を参照する。図5は本考案の第5実施例を示す断面図であり、図6は本考案の第6実施例を示す断面図であり、図7は本考案の第7実施例を示す断面図である。これらの実施例のキーボード部10は、連動機構14によって底板11とボタンキャップ15とを連結する。連動機構14は、上板13とボタンキャップ15とに連接する自在具141と、ボタンキャップ15を支持しボタンキャップ15の回復力を提供する弾性体142と、を含む。第5実施例では、図5に示すように、遮光板21が回路板12の上に設けられ、透光区域211がボタンキャップ15の下に位置し、発光源22からの光線は、透光区域211を経由してボタンキャップ15から外部に放射される。第6実施例では、図6に示すように、遮光板21が回路板12と底板11との間に設けられる。第7実施例では、図7に示すように、遮光板21が底板11の下に設けられ、遮光板21の透光区域211がボタンキャップ15の隙間16の下に位置し、発光源22からの光線は、遮光板21の下に伝導されて、透光区域211によりボタンキャップ15の隙間16から外部に放射される。
なお、本考案は前記実施の形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本考案の実用新案登録請求の範囲から排除するものではない。
本考案は、キーボードに適用することができる。
10 キーボード部
11 底板
12 回路板
13 上板
14 連動機構
15 ボタンキャップ
16 隙間
20 発光部
21 遮光板
22 発光源
111 収容穴
121 収容穴
131 収容穴
141 自在具
142 弾性体
211 透光区域
212 非透光区域

Claims (13)

  1. 底板(11)と、前記底板(11)に対して上下動可能な複数のボタンキャップ(15)と、前記底板(11)と複数の前記ボタンキャップ(15)との間に、複数の前記ボタンキャップ(15)の上下動によって触発されて指令信号を発生させる回路板(12)が設けられたキーボード部(10)と、
    複数の前記ボタンキャップ(15)の下に設けられ、透光区域(211)と非透光区域(212)とが設けられた遮光板(21)と、前記遮光板(21)の下面に延びるように設けられた少なくとも一つの発光源(22)とからなり、前記発光源(22)からの光線を、前記遮光板(21)の下に伝導させて、前記遮光板(21)の前記透光区域(211)により前記キーボード部(10)を経由して外部に放射する発光部(20)と、
    を含むことを特徴とする一部発光可能なキーボード。
  2. 前記遮光板(21)は前記底板(11)の下に設けられることを特徴とする、請求項1に記載の一部発光可能なキーボード。
  3. 前記遮光板(21)は前記回路板(12)と前記底板(11)との間に設けられ、前記底板(11)には、前記発光源(22)を収容する収容穴(111)が設けられることを特徴とする、請求項1に記載の一部発光可能なキーボード。
  4. 前記遮光板(21)は前記回路板(12)の上に設けられ、前記回路板(12)には、前記発光源(22)を収容する収容穴(121)が設けられることを特徴とする、請求項1に記載の一部発光可能なキーボード。
  5. 前記キーボード部(10)は、前記ボタンキャップ(15)と前記回路板(12)との間に、上板(13)と、前記上板(13)と前記ボタンキャップ(15)とを連結する連動機構(14)と、が設けられることを特徴とする、請求項1に記載の一部発光可能なキーボード。
  6. 前記遮光板(21)は前記上板(13)と前記ボタンキャップ(15)との間に設けられ、前記上板(13)には、前記発光源(22)を収容する収容穴(131)が設けられることを特徴とする、請求項5に記載の一部発光可能なキーボード。
  7. 前記連動機構(14)は、前記上板(13)と前記ボタンキャップ(15)とに連接する自在具(141)と、前記ボタンキャップ(15)を支持し前記ボタンキャップ(15)の回復力を提供する弾性体(142)と、を含むことを特徴とする、請求項5に記載の一部発光可能なキーボード。
  8. 前記キーボード部(10)は、前記連動機構(14)によって前記底板(11)と前記ボタンキャップ(15)とを連結することを特徴とする、請求項1に記載の一部発光可能なキーボード。
  9. 前記連動機構(14)は、前記底板(11)と前記ボタンキャップ(15)とに連接する自在具(141)と、前記ボタンキャップ(15)を支持し前記ボタンキャップ(15)の回復力を提供する弾性体(142)と、を含むことを特徴とする、請求項8に記載の一部発光可能なキーボード。
  10. 前記発光源(22)は発光ダイオードであることを特徴とする、請求項1に記載の一部発光可能なキーボード。
  11. 前記透光区域(211)は貫通孔であることを特徴とする、請求項1に記載の一部発光可能なキーボード。
  12. 前記透光区域(211)は光を伝導可能な材料で作製されることを特徴とする、請求項1に記載の一部発光可能なキーボード。
  13. 前記透光区域(211)は、前記ボタンキャップ(15)の下方と前記ボタンキャップ(15)の隙間(16)の下方とのうちの一つに設けられることを特徴とする、請求項1に記載の一部発光可能なキーボード。
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