JP3167015U - ドラムカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】感光体ドラムや現像ローラの摩耗を低減できるドラムカートリッジを提供すること。【解決手段】ドラムカートリッジ20の筐体25に押圧部材40を設ける。押圧部材40は、感光体ドラム21に対して進退する方向Xにスライド可能な可動部41を有する。可動部41は、ドラムカートリッジ20を画像形成装置1に装着して開閉部材2cを閉じたときに、開閉部材2cによって移動を規制され、現像ローラ35を感光体ドラム21に対して押圧する。このように、ドラムカートリッジ20は、印刷に必要な場合にのみ現像ローラ35を感光体ドラム21に対して押圧するので、感光体ドラム21や現像ローラ35の摩耗を低減できる。【選択図】図1

Description

本考案は、感光体ドラムを回転可能に支持する筐体に、現像カートリッジを着脱可能に収容するドラムカートリッジに関する。
画像形成装置には、トナーなどの現像剤を用いて用紙に印刷するものがある。現像剤は、印刷を重ねる毎に減少する。そのため、画像形成装置は、現像剤を備えるプロセスユニットを画像形成装置本体に着脱自在に装着し、現像剤の補充等のメンテナンスを容易にしている。プロセスユニットは、構成部品の消耗期間の相違から、感光体ドラムを備えるドラムカートリッジと、現像ローラを備える現像カートリッジとを分離可能に設けている。
従来より、ドラムカートリッジ等は、現像カートリッジを収容する筐体の収容部に、現像ローラを感光体ドラムに対して押圧するための押圧部材を配置し、現像ローラから感光体ドラムに供給する現像剤の量を安定させている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−250378号公報
しかしながら、従来のドラムカートリッジは、使い勝手が悪い点があった。
本考案は、上記問題点を解決するように改良したドラムカートリッジを提供するものである。
本考案に係るドラムカートリッジは、次のような構成を有している。
(1)感光体ドラムを回転可能に支持する筐体に、現像ローラを備える現像カートリッジを着脱可能に収容する収容部と、前記現像カートリッジを前記収容部に収容した場合に前記現像ローラを前記感光体ドラムに向けて押圧する押圧部材とが設けられたものであって、開閉部材によって開閉される画像形成装置の開口部を介して前記画像形成装置に着脱自在に装着されるドラムカートリッジにおいて、前記押圧部材は、前記感光体ドラムに対して進退する方向にスライド可能に設けられ、前記開閉部材によって移動を規制されたときに前記現像ローラを前記感光体ドラムに対して押圧する可動部を有する。
(2)(1)に記載の考案において、前記押圧部材は、前記筐体に固定され、前記可動部を前記感光体ドラムに対して進退する方向にガイドするハウジング部を有する。
(3)(2)に記載の考案において、前記ハウジング部および前記可動部のいずれか一方に、前記感光体ドラムに対して進退する方向に沿って溝を設ける一方、前記可動部および前記ハウジング部のいずれか他方に、前記溝に摺動可能に挿通される凸部を設ける。
(4)(1)乃至(3)の何れか1つに記載の考案において、前記筐体は、前記開閉部材側に開口して前記可動部を前記開閉部材側に開放する開放部を有する。
(5)(1)乃至(4)の何れか1つに記載の考案において、前記可動部は、前記現像カートリッジに接触する第1部材と、前記開閉部材に接触する第2部材と、前記第1部材と前記第2部材との間に配置されて前記第2部材を前記第1部材から離間する方向に付勢する付勢部材と、を有するユニットである。
(6)(5)に記載の考案において、前記第1部材と前記第2部材に前記溝又は前記凸部を設ける。
(7)(1)乃至(6)の何れか1つに記載の考案において、前記可動部は、第1開閉部材によって位置決めされる第1位置決め位置と、第2開閉部材によって位置決めされる第2位置決め位置との間で移動可能なものである。
ドラムカートリッジは、現像カートリッジを収容する収容部に押圧部材を配置する。例えば、ドラムカートリッジを画像形成装置に装着して使用する前から、押圧部材が現像ローラを感光体ドラムに対して押圧し続けていると、感光体ドラムや現像ローラが摩耗する虞がある。
これに対して、本考案のドラムカートリッジは、画像形成装置に装着されてない間は、押圧部材の可動部が開閉部材によって移動を規制されないため、収容部に収容した現像カートリッジが備える現像ローラを感光体ドラムに対して押圧しない。一方、ドラムカートリッジは、画像形成装置に装着されると、押圧部材の可動部が開閉部材により移動を規制され、現像ローラを感光体ドラムに対して押圧する。よって、本考案のドラムカートリッジによれば、印刷に必要な場合にのみ現像ローラを感光体ドラムに対して押圧するので、感光体ドラムや現像ローラの摩耗を低減できる。
また、本考案のドラムカートリッジは、筐体に固定したハウジング部が感光体ドラムに対して進退する方向に可動部をガイドするので、可動部が開閉部材に移動を規制される位置にかかわらず、現像ローラを感光体ドラムに対して押圧する方向が安定する。
ここで、押圧部材は、ハウジング部又は可動部に感光体ドラムに対して進退する方向に沿って設けた溝に、可動部又はハウジング部に設けた凸部を摺動可能に挿通し、可動部をスライド可能に支持することが望ましい。これによれば、コンパクトな構造で可動部の移動方向を安定させることができる。
本考案のドラムカートリッジは、筐体に設けた開放部を介して可動部を開閉部材側に開放し、開閉部材が可動部に直接接触できるようにしているので、開閉部材の開閉によって可動部の移動の許容と規制を簡単に行うことができる。
可動部は、感光体ドラム側に配置されて現像カートリッジに接触する第1部材と、開閉部材に接触する第2部材との間に付勢部材を配置して、ユニット化することが望ましい。このような可動部は、第2部材が開閉部材に接触して第1部材を現像カートリッジに接触させる位置までスライドしたときに付勢部材が第1及び第2部材の間で生じる反発力を、第1部材から現像カートリッジに伝達し、現像ローラを感光体ドラムに対して押圧する。よって、本考案のドラムカートリッジは、第1部材が現像カートリッジに接触する位置と第2部材が開閉部材に接触する位置により、現像ローラを感光体ドラムに対して押圧する押圧力を調整することができる。
可動部を上記のようにユニット化する場合には、第1部材と第2部材に溝又は凸部を設ければ、第1部材と第2部材をスムーズに移動させることができる。
本考案のドラムカートリッジは、可動部が第1開閉部材によって第1位置決め位置に位置決めされる一方、第2開閉部材によって第2位置決め位置に位置決めされるので、可動部を第1又は第2位置決め位置に簡単に位置調整することができる。
本考案の実施形態に係り、画像形成装置の概略構成を示す図である。 図1に示すプロセスユニットの構成及びドラムカートリッジとカバーとの位置関係を示す図である。 図2に示す押圧部材周辺の外観斜視図である。 図3に示す可動部とハウジング部の分解斜視図である。 図2に示す押圧部材の断面図であって、可動部を第1位置決め位置に配置して現像カートリッジをドラムカートリッジに装着した状態を示す。 図5に示す押圧部材の凸部と溝の位置関係を示す図である。 図2に示す押圧部材の断面図であって、可動部を第2位置決め位置に配置して図5に示す現像カートリッジと異なる機種の現像カートリッジをドラムカートリッジに装着した状態を示す。 図7に示す押圧部材の凸部と溝の位置関係を示す図である。
次に、本考案に係るドラムカートリッジの一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、「画像形成装置」の一例であるレーザプリンタ1の概略構成を示す図である。尚、図1の括弧内数字は、プリンタ1と異なる機種のプリンタ100の構成要素を示す。プリンタ100は、本体ケーシング102を除き、プリンタ1と同一構造である。
レーザプリンタ1は、本体ケーシング2に給紙カセット3が着脱自在に装着されている。給紙カセット3には用紙4が積層状態で収容されている。プリンタ1は、図中一点鎖線に示すように、給紙部5によって給紙カセット3から画像形成部6へ用紙4を搬送し、画像形成部6において画像を形成した用紙4を排紙部7から排紙トレイ2aへ排出する。
画像形成部6は、露光ユニット11からプロセスユニット12の感光体ドラム21に向けてレーザ光を照射し、感光体ドラム21の表面に静電潜像を形成する。プロセスユニット12は、感光体ドラム21の表面に「現像剤」の一例であるトナー31を供給して可視像を形成し、その可視像を転写した用紙4を定着部13へ送る。定着部13は用紙4に可視像を熱定着させる。
本体ケーシング2は、前面に開口部2bが設けられている。開閉部材2cは、本体ケーシング2にヒンジ部8を介して回動可能に支持され、開口部2bを開閉する。プロセスユニット12は、トナー31の補充等のメンテナンスを容易にするために、開口部2bを介して本体ケーシング2に着脱自在に装着されている。
<プロセスユニットの構成>
プロセスユニット12は、消耗品の消耗期間の相違から、感光体ドラム21を備えるドラムカートリッジ20と、トナー31を収容する現像カートリッジ30とに分離されている。プロセスユニット12は、例えば、ドラムカートリッジ20を本体ケーシング2に装着した後に現像カートリッジ30を着脱しても良いし、予め現像カートリッジ30を装着したドラムカートリッジ20を本体ケーシング2に装着しても良い。
<現像カートリッジの構成>
現像カートリッジ30は、樹脂製の現像側筐体32を備える。現像側筐体32は、現像カートリッジ30をドラムカートリッジ20に装着したときに、感光体ドラム21に接触する現像ローラ35を回転可能に支持している。現像側筐体32は、現像ローラ35と平行に供給ローラ34を配置している。供給ローラ34は、現像ローラ35に接触して現像ローラ35と同一方向に回転する。
現像側筐体32には、トナー31を収納するトナー室32aが形成されている。トナー室32aの内部には、アジテータ33が回転自在に配置され、トナー31が攪拌されるようになっている。現像側筐体32は、トナー室32aからトナー31を排出する排出口32bが現像ローラ35及び供給ローラ34と平行に開設され、トナー31を供給ローラ34を介して現像ローラ35に供給するようになっている。現像側筐体32は、現像ローラ35に付着した余分なトナー31を掻き落としてトナー31の厚みを均一にするとともにトナー31を帯電させるブレード36を備える。
<ドラムカートリッジの構成>
一方、ドラムカートリッジ20は、樹脂製のドラム側筐体25を備える。ドラム側筐体25には感光体ドラム21が回転可能に支持されている。ドラム側筐体25は、感光体ドラム21の軸線に沿って長く入射開口部14が設けられ、露光ユニット11のレーザ光を感光体ドラム21の表面に照射させる。
ドラム側筐体25は、感光体ドラム21の表面を帯電させる帯電器22を入射開口部14の隣に配置している。ドラム側筐体25は、感光体ドラム21の図中下側に転写ローラ23を回転可能に配置している。転写ローラ23は、感光体ドラム21との間に搬送された用紙4に可視像を転写するための転写デバイスが印加される。転写ローラ23の隣には、異物除去ブラシ24が配置され、感光体ドラム21から異物を除去する。
<ドラムカートリッジと現像カートリッジの装着構造>
図2は、図1に示すプロセスユニット12の構成及びドラムカートリッジ20と開閉部材2cとの位置関係を示す図である。尚、図2に示すドラムカートリッジ20と現像カートリッジ30と開閉部材2cは、図面を見やすくするために、記載を簡略化している。本実施形態では、ドラムカートリッジ20と現像カートリッジ30はプリンタ1の正規品であるとする。また、現像カートリッジ130は、プリンタ1の非正規品であり、プリンタ100の正規品であるため、現像カートリッジ30に対して被押圧部132cの配置が異なるものとする。
ドラム側筐体25は、上壁25cを除く部分の上方が開放され、現像カートリッジ30を上方から着脱可能に収容する収容部25aが形成されている。収容部25aの左右側壁25d,25dには、案内溝25bがそれぞれ設けられている。案内溝25b,25bは、現像カートリッジ30を収容部25aに装着するときに、現像側筐体32の左右側壁32d,32dから突出する現像ローラ軸35aを摺動可能に支持して案内し、現像ローラ35を感光体ドラム21に対して平行に近接させるように、設けられている。
ドラム側筐体25は、感光体ドラム21と反対側の側壁25gに、押圧部材40を配置するための配置部25hが、感光体ドラム21に対して進退する進退方向Xに延設されている。配置部25hには、開閉部材2c側に開口して、押圧部材40の可動部41を開閉部材2c側に開放する開放部25iが形成されている。ドラム側筐体25は、配置部25h,25hが、感光体ドラム21の軸方向L1の中心を通り軸方向L1に対して垂直な垂線L2を挟んで対称に設けられ、押圧部材40を収容部25aの両側に配置している。
一方、現像側筐体32は、パイプ状の第1被押圧部32cが、押圧部材40に当接して押圧されるように左右側壁32d,32dにそれぞれ立設されている。尚、現像カートリッジ130は、プリンタ1と異なる機種のプリンタ100の正規品であって、第2被押圧部132cが第1被押圧部32cより斜め下方に設けられている点を除き、現像カートリッジ30と構成が共通している。
開閉部材2c(102c)は、内壁の両側に突起2d(102d)が立設されている。突起2d(102d)は、開閉部材2c(102c)が本体ケーシング2(102)の開口部2b(102b)を閉じたときに(図1参照)、ドラム側筐体25の開放部25iを介して押圧部材40の可動部41に接触するように設けられている。突起2d(102d)は、先端部が球面状に設けられ、可動部41に点接触して片当たりしないようにされている。突起2d(102d)は、可動部41を進退方向Xに押圧して被押圧部32c(132c)に接触させるのに必要な高さ分だけ、開閉部材2c(102c)の内壁から突出している。
<押圧部材の構成>
図3は、図2に示す押圧部材40の周辺を示す外観斜視図である。図4は、可動部とハウジング部の分解斜視図である。図5は、図2に示す押圧部材40の断面図であって、可動部41を第1位置決め位置に配置して現像カートリッジ30をドラムカートリッジ20に装着した状態を示す。図6は、図5に示す押圧部材40の凸部42a,42b,43aと溝45a,45b,45cの位置関係を示す図である。
図3、図4、図5、図6に示すように、押圧部材40は、可動部41とハウジング部45を有する。可動部41は、進退方向Xにスライド可能に設けられて開閉部材2c(102c)によって移動を規制されたときに現像ローラ35(135)を感光体ドラム21に対して押圧するものである。一方、ハウジング部45は、ドラム側筐体25に固定され、可動部41を進退方向Xにガイドするものである。
図3、図4、図5に示すように、ハウジング部45は、ポリスチレン等の樹脂を材質とし、可動部41を摺動可能に収容するための中空部45dを備える。中空部45dは、上側と開放部25i側に開口している。図5及び図6に示すように、ハウジング部45は、底面がドラム側筐体25の底壁25eの傾斜に倣って傾斜し、底壁25eに底面を面接触させてネジや溶接、接着剤などで固定されている。図3、図4、図6に示すように、ハウジング部45は、感光体ドラム21の軸L1に対して直交する一対の側面に第1,第2,第3溝45a,45b,45cが進退方向Xに長く形成されている。図4及び図6に示すように、第1〜第3溝45a,45b,45cは、底面に対して平行に形成されている。
一方、図5に示すように、可動部41は、第1部材42と第2部材43と付勢部材44とを有するユニットである。第1部材42は、ポリスチレン等の樹脂を材質とし、現像側筐体32の被押圧部32cに接触するものである。第2部材43は、ポリスチレン等の樹脂を材質とし、開閉部材2cに接触するものである。付勢部材44は、第1部材42と第2部材43との間に配置されて第2部材43を第1部材42から離間する方向に付勢するものである。
図4に示すように、第1部材42は、ハウジング部45に摺接する一対の側面に第1凸部42aと第2凸部42bがそれぞれ突設されている。第1及び第2凸部42a,42bは、第1及び第2溝45a,45bに摺接可能に挿通されるように設けられている。第1部材42は、底面がハウジング部45の底面に倣って傾斜している。このような第1部材42は、底面をハウジング部45の底面に面接触させる一方、第1及び第2凸部42a,42bを第1及び第2溝45a,45bに嵌合させることにより、進退方向Xに案内される。
図5に示すように、第1部材42は、被押圧部32cに当接する当接面42cが、現像カートリッジ30の浮き上がりを防止しつつ現像ローラ35を感光体ドラム21に対して押圧するために、底面に対して鈍角を形成するように設けられている。更に、第1部材42は、第2部材43と対向する側面に付勢部材44を収容するための凹部42dが設けられている。
第2部材43は、ハウジング部45に摺接する一対の側面に凸部43aがそれぞれ突設されている。凸部43aは、第3溝45cに摺接可能に挿通されるように設けられている。第2部材43の底部には、第1部材42側に突き出すように係合部43bが突設されている。第2部材43は、係合部43bをハウジング部45の底面に面接触させると共に凸部43aを第3溝45cに嵌合させることにより、進退方向Xに安定して移動する。
そして、第2部材43は、第1部材42の底面に設けた係合溝42eに係合部43bを係合させることにより、第1部材42に対する位置決めが行われている。また、第2部材43は、付勢部材44を位置決め保持するための保持部43dが第1部材42に対向する側面に設けられている。
図3に示すように、可動部41は、ハウジング部45の開口部分を広げるようにして中空部45dに挿入され、凸部42a,42b,43aを第1〜第3溝45a,45b,45cに嵌合させてハウジング部45に脱落しないように装着される。
<動作説明>
続いて、ドラムカートリッジ20及びそれを使用するプリンタ1の動作を説明する。
ドラムカートリッジ20を交換する場合には、使用者は、プリンタ1の開閉部材2cを開き、プロセスユニット12を開口部2bから取り出す。そして、使用者は、使用済みの現像カートリッジ30をドラムカートリッジ20の収容部25aから外す。
そして、使用者は、新品の現像カートリッジ30が備える現像ローラ軸35aの両端を案内溝25b,25bに摺接させながら、現像カートリッジ30を収容部25aに装着する。この時点では、押圧部材40は、可動部41が移動を規制されず、現像ローラ35を感光体ドラム21に対して押圧しない。
その後、使用者は、ドラムカートリッジ20を開口部2bから本体ケーシング2に挿入して装着する。使用者が開閉部材2cを閉じると、図5に示すように、開閉部材2cの突起2dがドラム側筐体25の開放部25iとハウジング部45の開口部分を介して可動部41に接触する。
可動部41は、第1部材42が被押圧部32cに接触する一方、第2部材43が突起2dに接触し、進退方向Xの移動を規制される。このとき、第1及び第2部材42,43の間では付勢部材44が押し縮められて反発力を生じる。第1部材42は、付勢部材44の反発力を被押圧部32cから現像側筐体32を介して現像ローラ35に伝達し、現像ローラ35を感光体ドラム21に向けて押圧する。
プリンタ1は、印刷データを印刷するときに、現像ローラ35から感光体ドラム21にトナー31を適正量付着させて良好な可視像を形成し、印刷を行うことができる。
図7は、図2に示す押圧部材40の断面図であって、可動部41を第2位置決め位置に配置して図5に示す現像カートリッジ30と異なる機種の現像カートリッジ130をドラムカートリッジ20に装着した状態を示す。図8は、図7に示す押圧部材40の凸部42a,42b,43aと溝45a,45b,45cの位置関係を示す図である。
ところで、例えば、ユーザの誤った購入によって、ドラムカートリッジ20と現像カートリッジ130のように、ドラムカートリッジと現像カートリッジとが正規の関係とならないことがある。この場合、使用者は、ドラムカートリッジ20の収容部25aに、プリンタ100用現像カートリッジ130を収容して、ドラムカートリッジ20を本体ケーシング102に装着し、開閉部材102cを閉じる(図1参照)。
開閉部材102cの内壁には、図2に示すように、突起102dが開閉部材2cの突起2dより高く設けられている。そのため、開閉部材102cを閉じ、突起102dが押圧部材40の可動部41に接触すると、可動部41は、プリンタ1にドラムカートリッジ20を装着した場合より感光体ドラム21側へ移動する。そして、可動部41は、第1部材42を被押圧部132cに接触させる一方、第2部材43を突起102dに接触させ、移動を規制される。
この場合でも、付勢部材44は、第1及び第2部材42,43の間で反発力を生じる。可動部41は、付勢部材44の反発力を第1部材42から被押圧部132c、現像側筐体132を介して現像ローラ135へ伝達し、現像ローラ135を感光体ドラム21に対して押圧する。特に、プリンタ1,100が、第1及び第2部材42,43の位置関係を同一にするように突起2d,102dを開閉部材2c,102cに設けていれば、現像ローラ35を感光体ドラム21に対して押圧する押圧力を等しくできる。
よって、本実施形態のドラムカートリッジ20は、正規の関係にない異なる機種の現像カートリッジ130を収容部25aに収容してプリンタ100に装着されても、感光体ドラム21に良好な可視像を形成することができ、プリンタ100の印字性能の低下を防止できる。
<作用効果>
以上説明したドラムカートリッジ20は、プリンタ1に装着されてない間は、押圧部材40の可動部41が開閉部材2cによって移動を規制されないため、収容部25aに収容した現像カートリッジ30が備える現像ローラ35を感光体ドラム21に対して押圧しない。一方、ドラムカートリッジ20は、プリンタ1に装着されると、押圧部材40の可動部41が開閉部材2cにより移動を規制され、現像ローラ35を感光体ドラム21に対して押圧する。このように、本実施形態のドラムカートリッジ20は、印刷に必要な場合にのみ現像ローラ35を感光体ドラム21に対して押圧するので、感光体ドラム21や現像ローラ35の摩耗を低減できる。
特に、例えば、ドラムカートリッジ20と現像カートリッジ30とを組み合わせたプロセスユニット12が市場に流通する間、押圧部材40によって現像ローラ35を感光体ドラム21に対して押圧していると、感光体ドラム21や現像ローラ35の摩耗や、付勢部材44の特性が変化する等の不具合を生じる虞がある。この点、本実施形態のように、ドラムカートリッジ20をプリンタ1に装着して始めて押圧部材40が現像ローラ35を感光体ドラム21に対して押圧するようにすれば、付勢部材44の劣化等を防止し、現像ローラ35を感光体ドラム21に対して押圧する力をより厳密に管理することができる。
また、本考案のドラムカートリッジ20は、ドラム側筐体25に固定したハウジング部45が進退方向Xに可動部41をガイドするので、可動部41が開閉部材2cに移動を規制される位置にかかわらず、現像ローラ35を感光体ドラム21に対して押圧する方向が安定する。
ここで、押圧部材40は、ハウジング部45に対して進退方向Xに沿って設けた溝45a,45b,45cに、可動部41に設けた凸部42a,42b,43aを摺動可能に挿通し、可動部41をスライド可能に支持するので、コンパクトな構造で可動部41の移動方向を安定させることができる。
本実施形態のドラムカートリッジ20は、ドラム側筐体25に設けた開放部25iを介して可動部41を開閉部材2c側に開放し、開閉部材2cの突起2dが可動部41に直接接触できるようにしているので、開閉部材2cの開閉によって可動部41の移動の許容と規制を簡単に行うことができる。
可動部41は、第2部材43が開閉部材2cに接触して第1部材42を現像カートリッジ30の被押圧部32cに接触させる位置までスライドしたときに付勢部材44が第1及び第2部材42,43の間で生じる反発力を、第1部材42から被押圧部32cに伝達し、現像ローラ35を感光体ドラム21に対して押圧する。よって、本実施形態のドラムカートリッジ20は、第1部材42が現像カートリッジ30の被押圧部32cに接触する位置と第2部材43が開閉部材2cの突起2dに接触する位置により付勢部材44の圧縮量を調整し、現像ローラ35を感光体ドラム21に対して押圧する押圧力を調整できる。
また、第1部材42と第2部材43に凸部42a,42b,43aを設けているので、第1部材42と第2部材43をスムーズに移動させることができる。
本実施形態のドラムカートリッジ20は、可動部41がプリンタ1の開閉部材2cによって第1位置決め位置に位置決めされる一方、プリンタ100の開閉部材102cによって第2位置決め位置に位置決めされるので、可動部41を第1又は第2位置決め位置に簡単に位置調整することができる。
尚、本考案の実施の形態について説明したが、本考案は、上記実施の形態に限定されることなく、色々な応用が可能である。
例えば、ハウジング部45に形成した溝45a,45b,45cを凸部にし、第1及び第2部材42,43にハウジング部45に設けた凸部に摺動可能に嵌合する溝を形成しても良い。
例えば、上記実施形態では、突起2d,102dを開閉部材2c,102cに一体に設けた。これに対して、長さの異なる突起を開閉部材に選択的に装着してもよい
2 本体ケーシング
2b 開口部
2c 第1開閉部材
2d 突起
20 ドラムカートリッジ
21 感光体ドラム
25 ドラム側筐体
25a 収容部
25i 開放部
30 現像カートリッジ
31 現像剤
40 押圧部材
41 可動部
42 第1部材
42a,42b 凸部
43 第2部材
43a 凸部
44 付勢部材
45 ハウジング部
45a,45b,45c 溝
102c 第2開閉部材
X 進退方向

Claims (7)

  1. 感光体ドラムを回転可能に支持する筐体に、現像ローラを備える現像カートリッジを着脱可能に収容する収容部と、前記現像カートリッジを前記収容部に収容した場合に前記現像ローラを前記感光体ドラムに向けて押圧する押圧部材とが設けられたものであって、開閉部材によって開閉される画像形成装置の開口部を介して前記画像形成装置に着脱自在に装着されるドラムカートリッジにおいて、
    前記押圧部材は、前記感光体ドラムに対して進退する方向にスライド可能に設けられ、前記開閉部材によって移動を規制されたときに前記現像ローラを前記感光体ドラムに対して押圧する可動部を有する
    ことを特徴とするドラムカートリッジ。
  2. 請求項1に記載するドラムカートリッジにおいて、
    前記押圧部材は、
    前記筐体に固定され、前記可動部を前記感光体ドラムに対して進退する方向にガイドするハウジング部を有する
    ことを特徴とするドラムカートリッジ。
  3. 請求項2に記載するドラムカートリッジにおいて、
    前記ハウジング部および前記可動部のいずれか一方に、前記感光体ドラムに対して進退する方向に沿って溝を設ける一方、
    前記可動部および前記ハウジング部のいずれか他方に、前記溝に摺動可能に挿通される凸部を設ける
    ことを特徴とするドラムカートリッジ。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載するドラムカートリッジにおいて、
    前記筐体は、前記開閉部材側に開口して前記可動部を前記開閉部材側に開放する開放部を有する
    ことを特徴とするドラムカートリッジ。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載するドラムカートリッジにおいて、
    前記可動部は、前記現像カートリッジに接触する第1部材と、前記開閉部材に接触する第2部材と、前記第1部材と前記第2部材との間に配置されて前記第2部材を前記第1部材から離間する方向に付勢する付勢部材と、を有するユニットである
    ことを特徴とするドラムカートリッジ。
  6. 請求項5に記載するドラムカートリッジにおいて、
    前記第1部材と前記第2部材に前記溝又は前記凸部を設ける
    ことを特徴とするドラムカートリッジ。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れか1つに記載するドラムカートリッジにおいて、
    前記可動部は、第1開閉部材によって位置決めされる第1位置決め位置と、第2開閉部材によって位置決めされる第2位置決め位置との間で移動可能なものである
    ことを特徴とするドラムカートリッジ。
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