JP3166928U

JP3166928U - Ｕｓｂ扇風機

Info

Publication number: JP3166928U
Application number: JP2010008257U
Authority: JP
Inventors: 高吉菅野; 正浩古川
Original assignee: シグマ，エー，ピー，オーシステム販売株式会社
Priority date: 2010-12-20
Filing date: 2010-12-20
Publication date: 2011-03-31
Anticipated expiration: 2020-12-20

Abstract

【課題】長寿命で静音性が高く、様々な用途に用いることができる、ＵＳＢ扇風機を提供する。【解決手段】ＰＣのＵＳＢ端子に接続して使用するＵＳＢ扇風機であって、ケースと、ケース本体に収容するファン及びファンモーターとからなり、前記ファンモーターはブラシレスモーターであることを特徴とする。ファンモーターにブラシレスモーターを用いることにより、長寿命にすることができ、奥行きを薄くし、コンパクトなＵＳＢ扇風機とすることができる。【選択図】図１

Description

本考案はＰＣのＵＳＢ端子に接続して利用する扇風機に関する。

近年、オフィスにおいてＰＣのＵＳＢ端子に接続し、机上で使用する小型扇風機が用いられている。
従来のＵＳＢ扇風機は一般的に以下のような特徴を有する。
（１）ファンを回転させるモーターには、安価なブラシモーターを用いる。
（２）ファンに接触して事故とならないように、ファンを変形しやすいウレタン製とする。
（３）従来の扇風機と同様に、机上に置いて使用する。

これらの特徴を有する従来のＵＳＢ扇風機には以下のような問題点があった。
（１）ブラシモーターはブラシの摩耗により寿命となるため短寿命である。しかし、オフィスで使用するＵＳＢ扇風機は運転時間が長時間となるため、ブラシモーターを用いた従来のＵＳＢ扇風機は数日から数ヶ月で壊れてしまう。
（２）ブラシモーターはブラシを配置するために軸方向に長い構造となるため、ブラシモーターを用いた従来のＵＳＢ扇風機は奥行きを薄くすることができない。
（３）ウレタン製のファンは厚みがあるため、モーターの回転に対して風量が少なく、風切り音も大きい。
（４）ウレタン製のファンは変形しやすく、変形すると風向が偏ってしまい風切り音も大きくなってしまう。
（５）机上に置いて使用することを前提に作られているため、机上以外の場所で用いることができない。

本考案は、長寿命で静音性が高く、様々な用途に用いることができる、ＵＳＢ扇風機を提供することを目的とする。

上記の目的を達成するために、本願の第一考案は、ＰＣのＵＳＢ端子に接続して使用するＵＳＢ扇風機であって、ケースと、前記ケース本体に収容するファン及びファンモーターと、を組み合わせて構成し、前記ファンモーターはブラシレスモーターであることを特徴とする、ＵＳＢ扇風機を提供する。
本願の第二考案は、第一考案のＵＳＢ扇風機において、前記ケースの両側面を回動可能に挟持して支承する架台を有することを特徴とする、ＵＳＢ扇風機を提供する。
本願の第三考案は、第一考案又は第二考案のＵＳＢ扇風機において、前記架台の底面に磁石を設けることを特徴とする、ＵＳＢ扇風機を提供する。

本考案は、上記した課題を解決するための手段により、次のような効果の少なくとも一つを得ることができる。
（１）ファンモーターにブラシレスモーターを用いることにより、長寿命のＵＳＢ扇風機とすることができる。
（２）ファンモーターにブラシレスモーターを用いることにより、奥行きを薄くし、コンパクトなＵＳＢ扇風機とすることができる。
（３）ファンをケース内に収容するため、ファンを堅強にすることができる。
（４）ファンが堅強であるため、ファンを薄くすることができ、風量を大きくできるとともに、風切り音を抑えることができる。
（５）ファンが堅強であるため、変形することが無く、一定の風向を維持できる。
（６）ケースを架台によって支承するため、必要に応じた角度で使用することができる。
（７）架台の底面に磁石を設けるため、スチール面であれば、あらゆるスペースに設置でき、机上以外にも用いることが出来る。

本考案のＵＳＢ扇風機の斜視図ケースと架台の連結部分の説明図（１）ケースと架台の連結部分の説明図（２）本考案のＵＳＢ扇風機の使用状態の説明図（１）本考案のＵＳＢ扇風機の使用状態の説明図（２）本考案のＵＳＢ扇風機の使用状態の説明図（３）

以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。

＜１＞本考案の構成
本考案のＵＳＢ扇風機１０は、ケース１１と、ケース１１に収容するファン１２及びファンモーター１３、ケース１１を支承する架台１４及び制御部１５とからなる。（図１）
制御部１５にはＵＳＢ端子１５１及びスイッチ１５２を設け、ＵＳＢケーブル２０を介してＰＣのＵＳＢ端子からファンモーター１３用の電源を供給可能とすることにより、ＰＣと接続してスイッチ１５２を入／切するだけで使用することができる。

＜２＞ケース
ケース１１は、角形状または円形状の筺体であり、前部１１１及び後部１１２を組み合わせてなる。
ケース１１は、前部１１１及び後部１１２間の収容空間に、ファン１２、ファンモーター１３及び制御部１５を収容する。
ケース１１の前面及び後面は、ファン１２の風量を確保するとともに、回転するファン１２に接触して事故が起こることがないように、格子状とする。

＜３＞ファン、ファンモーター
ファン１２及びファンモーター１３はケース１１に収容して保持する。
ファン１２はケース１１によって外部からの接触を防ぐことができるため、ＡＢＳ等の堅強な材質によって形成する。
ファン１２を堅強にすることができるため、羽根１２１を薄くすることができる。羽根１２１を薄くすることにより、風切り音を抑えながら、大きな風量を確保することができる。
ファンモーター１３はファンケーシング１３１に取り付け、ファン１２はファンケーシング１３１に収容する。

ファンモーター１３は、安価なブラシモーターではなく、ブラシレスモーターとする。ブラシモーターはブラシの摩耗により寿命となるため短寿命だが、ブラシレスモーターは軸受の摩耗により寿命となるため、長寿命なＵＳＢ扇風機１０とすることができる。
ファン１２及びファンモーター１３にはＰＣ用のケースファンが好適である。
また、ブラシレスモーターはブラシモーターよりも奥行きが薄いため、ＵＳＢ扇風機１０をコンパクトにすることができる。

＜４＞架台
架台１４は、ケース１１を保持するための部材である。
架台１４は、コの字状とし、ケース１１の両側面を挟持した状態で、ケース１１に連結する。
ケース１１と架台１４の連結部は、回動可能とする。
例えば、架台１４から先端に固定片１４２を設けた回転軸１４１を立設する。そして、ケース１１に設けた軸穴１１３に回転軸１４１を内挿し、固定片１４２により回転軸１４１の抜け出しを防止することにより、回転軸１４１を中心にしてケース１１が回動可能となる。（図２）

また、架台１４の回転軸１４１の周囲には、複数本の固定軸１４３を円状に等間隔に立設し、ケース１１には、固定軸１４３に対応する固定穴１１４を形成する。（図２、図３）
そして、回転軸１４１の、固定片１４２とケース１１の間にバネ１６を配置することにより、バネ１６が固定片１４２及びケース１１との間で伸び、ケース１１が架台１４に押しつけられて、ケース１１の固定穴１１４と架台１４の固定軸１４３とが嵌合し、ケース１１が固定される。（図２ａ）
ケース１１を回転すると、固定軸１４３が固定穴１１４から抜け出してバネ１６が縮み（図２ｂ）、さらにケース１１を回転して固定軸１４３が隣接する固定穴１１４と嵌合すると、再度バネ１６の伸びによりケース１１が固定される。
このようにケース１１と架台１４を連結することにより、架台１４が固定軸１４３及び固定穴１１４の間隔に合わせて、架台１４に対するケース１１の角度を調節可能（チルトスタンド）となる。（図４）

架台１４の底面には磁石１７を一個又は複数個設ける。磁石１７は架台１４に内蔵してもよいし、架台１４の外周に設けても良い。
ＵＳＢ扇風機の架台１４に磁石１７を設けることにより、スチール面であれば、あらゆるスペースに設置できる。
例えば、オフィスデスク３０のサイドワゴン３１の側面に取り付けて足元への送風や、ＰＣ４０背面に取り付けてＰＣ排気コントロール等、様々な用途に用いることができる。（図５、図６）

１１ケース
１１１ケース前部
１１２ケース後部
１１３軸穴
１１４固定穴
１２ファン
１３ファンモーター
１３１ファンケーシング
１４架台
１４１回転軸
１４２固定片
１４３固定軸
１５制御部
１５１ＵＳＢ端子
１５２スイッチ
１６バネ
１７磁石
２０ＵＳＢケーブル
３０デスク
３１サイドワゴン
４０ＰＣ

Claims

ＰＣのＵＳＢ端子に接続して使用するＵＳＢ扇風機であって、
ケースと、前記ケース本体に収容するファン及びファンモーターと、を組み合わせて構成し、
前記ファンモーターはブラシレスモーターであることを特徴とする、
ＵＳＢ扇風機。
請求項１に記載のＵＳＢ扇風機において、前記ケースの両側面を回動可能に挟持して支承する架台を有することを特徴とする、ＵＳＢ扇風機。
請求項１又は請求項２に記載のＵＳＢ扇風機において、前記架台の底面に磁石を設けることを特徴とする、ＵＳＢ扇風機。