JP3166810U - 鉄筋連結用シール構造 - Google Patents
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Abstract
Description
特に、特許文献1のように継手にねじ込まれるボルトにより鉄筋の周面を押し付ける構成を採用する場合には、鉄筋が継手およびシール部材と同軸の位置から径方向に偏移するため、シール部材の鍔部の一部(ボルト側の部位)と鉄筋とのシール性が、上記同軸位置と比べて減じられる。それを補うためにも、上記鍔部の内径と鉄筋外径の差を大きくする必要がある。
鉄筋連結用の筒状継手の端部内周と鉄筋の外周との間をシールして、継手内部に充填される充填材の漏出を禁じるシール構造において、 上記継手の端部に形成された環状の受部と、この受部に装着される環状のシール部材とを備え、
上記受部は、環状をなし継手の軸方向外側を向く受面と、この受面の外側に位置して受面と対峙するとともに所定の角度領域を占める係止壁とを有し、これら係止壁と受面との間に支持溝が形成され、係止壁が形成されていない角度領域が受入口として提供され、
上記シール部材は、剛性の保持部材と、弾性材料からなる少なくとも1つの膜部材とを備え、
上記保持部材は円環部とこの円環部から径方向外方向に突出する少なくとも1つの突出部とを有し、上記膜部材は円環部を有し、
上記膜部材の円環部の外周側の部位が上記保持部材の円環部の側面に固着され、この円環部の内周側の部位が保持部材の円環部から径方向内方向に突出しており、
上記シール部材は、上記保持部材の円環部と上記膜部材の円環部の外周側の部位とを含む円環状の基部と、上記保持部材の突出部を含む耳部と、上記膜部材の円環部の内周側の部位からなり鉄筋の外周に接する鍔部とを有し、
上記耳部を上記継手の受部の受入口から挿入して上記受面に沿って周方向に移動させ、上記支持溝に位置させることにより、上記シール部材が上記継手の受部に装着されることを特徴とする。
また、シール部材の耳部を継手の受部の受入口から挿入して受面に沿って周方向に移動させることにより、シール部材を継手の受部に容易に装着することができる。
この構成によれば、弾性材料からなる膜部材の突出部と継手の受面または係止壁との間に摩擦が働くため、耳部の周方向移動を規制でき、耳部を安定して支持溝に位置させることができる。
この構成によれば、2枚の鍔部によりシール性をより一層良好に行うことができる。また、耳部が受面と係止壁の両方に対して摩擦接触するため、シール部材をより一層安定して受部に支持することができる。
これによれば、複数の耳部と複数の係止壁の係止作用により、シール部材をより一層確実に支持することができる。
上記継手5の軸方向長さの中央と上記注入口5bの間、および同中央と排出口5cとの間には、継手5の周壁を貫通するねじ穴5dが形成されている。
上記注入口5b、排出口5cおよびねじ穴5dは、継手5の軸芯Lと平行をなす直線上に配置されている。
上記の仮固定状態において、シール構造6は、鉄筋2,3の外周と継手5の端部内周との間をシールする。
この際、継手5と鉄筋2、3との間は、継手5の両端部に配置されたシール構造6によりシールされており、両者の間からのモルタル8の漏出が防止される。
上記2つの係止壁12は、略90°の角度範囲にわたって周方向に延び円弧形状をなしており、互いに周方向に略90°にわたって離間している。
上記係止壁12は上記受面と僅かなギャップを介して離間対峙しており、両者の間には、支持溝14が形成されている。
上記保持板21の円環部21aの外径は上記係止壁12の内接円径とほぼ等しい(若干小さい)。なお、当該円環部21aの内径は挿入される鉄筋2,3と干渉しない大きさに設定されている。
上記突出部21bの外接円径は、上記受面11より軸方向外側に位置する継手5の端部の内径および上記支持溝14の径と略等しい(若干小さい)。
本考案は、継手の両端部のうち、一方の端部に装着されるシール構造にのみ適用してもよい。
本考案は、一方の鉄筋と継手がネジ結合され、他方の鉄筋と継手がモルタルを介して連結される場合にも適用できる。
2,3 鉄筋
5 継手
8 モルタル(充填材)
10 受部
11 受面
12 係止壁
13 受入口
14 支持溝20 シール部材
20a 基部
20b 耳部
20c 鍔部
21 保持板(保持部材)
20a 円環部
20b 突出部
22 平膜(膜部材)
22a 円環部
22b 突出部
Claims (4)
- 鉄筋連結用の筒状継手の端部内周と鉄筋の外周との間をシールして、継手内部に充填される充填材の漏出を禁じるシール構造において、 上記継手の端部に形成された環状の受部と、この受部に装着される環状のシール部材とを備え、
上記受部は、環状をなし継手の軸方向外側を向く受面と、この受面の外側に位置して受面と対峙するとともに所定の角度領域を占める係止壁とを有し、これら係止壁と受面との間に支持溝が形成され、係止壁が形成されていない角度領域が受入口として提供され、
上記シール部材は、剛性の保持部材と、弾性材料からなる少なくとも1つの膜部材とを備え、
上記保持部材は円環部とこの円環部から径方向外方向に突出する少なくとも1つの突出部とを有し、上記膜部材は円環部を有し、
上記膜部材の円環部の外周側の部位が上記保持部材の円環部の側面に固着され、この円環部の内周側の部位が保持部材の円環部から径方向内方向に突出しており、
上記シール部材は、上記保持部材の円環部と上記膜部材の円環部の外周側の部位とを含む円環状の基部と、上記保持部材の突出部を含む耳部と、上記膜部材の円環部の内周側の部位からなり鉄筋の外周に接する鍔部とを有し、
上記耳部を上記継手の受部の受入口から挿入して上記受面に沿って周方向に移動させ、上記支持溝に位置させることにより、上記シール部材が上記継手の受部に装着されることを特徴とするシール構造。 - 上記膜部材は更に、その円環部から径方向外方向に延びて上記保持部材の突出部に取り付けられた突出部を有し、上記シール部材の耳部は、上記保持部材の突出部と上記膜部材の突出部を含むことを特徴とする請求項1に記載のシール構造。
- 上記保持部材が板形状をなし、その両側面に上記膜部材が取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載のシール構造。
- 上記継手の受部の係止壁が複数形成され、これら係止壁は周方向に等しい長さを有して円弧形状をなすとともに周方向に等間隔をなして離れており、
上記シール部材の耳部も複数形成され、これら耳部は周方向に等しい長さを有して円弧形状をなすとともに周方向に等間隔をなして離れていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のシール構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011000078U JP3166810U (ja) | 2011-01-11 | 2011-01-11 | 鉄筋連結用シール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011000078U JP3166810U (ja) | 2011-01-11 | 2011-01-11 | 鉄筋連結用シール構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3166810U true JP3166810U (ja) | 2011-03-24 |
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ID=54877952
Family Applications (1)
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JP2011000078U Expired - Lifetime JP3166810U (ja) | 2011-01-11 | 2011-01-11 | 鉄筋連結用シール構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3166810U (ja) |
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2011
- 2011-01-11 JP JP2011000078U patent/JP3166810U/ja not_active Expired - Lifetime
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