JP3166692U - リード係留フック - Google Patents

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木村 将
将 木村
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有限会社総建ホーム
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Abstract

【課題】動的機構を要しない簡素な構造で、犬などペットに取り付けたリードの係留の着脱を片手の操作で容易にでき、強度とデザインの自由度に優れたリード係留フックを提供する。【解決手段】リード輪30を通過させて挿脱させる先端部11aと係留部11bとその基部11cが連続した部材で成る係留部材本体11に閉じた略環状の逸脱防止部材12が固着され、基礎に固定する手段とともに表示プレート保持部14を備えてリード係留フックを形成する。【選択図】図1

Description

本考案は、犬などの愛玩動物に取り付けたリードを係留するフックに関する。
犬などの愛玩動物に取り付けたリードの輪状の持ち手を係留するフックとして、特許文献1が開示されている。
実用新案登録第3126443号(図1)
特許文献1のフック金具は、フックの開口部を閉鎖するためのフック本体とは別の2次的な動的機構である留め金を必要とする。リードを取り外すためには、留め金の弾性に逆らって開口部の閉鎖を解除する必要がある。このため、操作性と留め金の強度及びデザインに制限があるという課題がある。
閉じた略環状の逸脱防止部材と、該逸脱防止部材にリード輪を通過させて挿脱させる先端部と該リード輪を係留する係留部とその基部が連続した部材で成る係留部材本体と、前記基部が固着されかつ基礎に固定する手段を備えた固定部材とで構成され、前記逸脱防止部材の環状部内側で成る面が垂直方向に投影する一方側の範囲内に前記係留部材本体の先端部が該逸脱防止部材の内側から突出して配置され、かつ、前記面が垂直方向に投影する他方側又は該脱防止部材環状部内側の近傍に前記係留部が配置されるように、前記逸脱防止部材が前記係留部と前記基部の間に直接又は適宜部材を介して固着されて形成されることを特徴とするリード係留フックとする。
また、前記逸脱防止部材の環状内側で成る面から突出した前記係留部材本体の先端部までの長さが該逸脱防止部材の内径の0.5〜2倍であることを特徴とするリード係留フックとする。
また、前記固定部材が、基礎に固定する手段を備え、かつ表示プレートを保持するプレート保持部を備えたことを特徴とするリード係留フックとする。
また、前記係留部材本体が、略J字形であることを特徴とするリード係留フックとする。
また、前記表示プレートが、フォトプレート、名札、表札のいずれかであることを特徴とするリード係留フックとする。
本考案は、リードの係留の着脱を片手の操作で容易にできる。また、本考案は係留部の開閉のための動的機構を要しない構造であって、このために強度とデザインの自由度に優れる。
本考案の実施例1の左側面図である。 図1の正面図である。 図1の平面図である。 本考案の実施例2の右側面図である。 本考案の実施例3の右側面図である。
リードを係留する場合は、リード先端側を片手で持ち、リード先端側のリード輪を逸脱防止部材の環内側を通して係留部材本体先端部にリード輪の輪を通し、リードを引き付けることにより、リード輪は係留部材本体の係留部の定位置で係止される。開放する場合は、リードを片手で持ち逸脱防止部材を通したリード輪を先方に移動させて係留部材本体先端部から外した後、リードを引くだけで解除される。係留されたリードは犬などの愛玩動物の激しい動作によって振り回されても逸脱防止部材によってリード輪の動きが制限され係留部材本体先端部から逸脱するのを防ぐことができる。
表示プレートは、固定部材左右のコ字形状空間部位のプレート保持部に、表示プレート左右部を挿入することにより装着でき、表示プレートの着脱は自在である。
実施例1について、図1〜図3を用いて詳細に説明する。この例は係留部材本体11が略J字形の場合であって、係留部材本体先端部11a、係留部材本体係留部11b、係留部材本体基部11cは一体で成り、係留部材本体係留部11bの基部側から基部11cにかけての部位を水平に、係留部材本体先端部11aを上側に配置され、係留部材本体11の基部11cは板状の固定部材13に固着される。
逸脱防止部材12は、閉じた略環状であって、逸脱防止部材上側端が固定部材13から離れる側に傾斜して設けられ、逸脱防止部材12の環状内側で成る面が垂直方向に投影する一方側、この例では上側範囲内に係留部材本体先端部11aが逸脱防止部材の内側から突出して配置されるように、逸脱防止部材下側端は係留部11bと基部11cの間で係留部材本体11に固着される。
この例では、J字形を横向きに配置したが、横向きに限定せず、例えば係留部材本体先端部11aを上方にして縦向きであっても、また傾斜した向きの配置でも可能である。
係留されたリードは犬などの愛玩動物の激しい動作によって振り回されても逸脱防止部材によってリード輪近傍の振れ回りなどの動きを制限しリード輪が係留部から逸脱するのを防ぐことができる。
前記逸脱防止部材の環状内側で成る面から突出した前記係留部材本体の先端部までの長さは、該逸脱防止部材の内径Dの0.5〜2倍とした。Lが略0.5Dより短いと犬などの愛玩動物の激しい動作によってリードが振り回されてリード輪が係留部材本体の先端部から外れやすく、Lが略2Dを超えるとリードを片手で持ってリード輪を逸脱防止部材を通して係留部材本体の先端部から挿脱する操作が困難になることによる。
実施例1の例では、固定部材13は板材で構成され、固定手段16である取り付け孔を利用してネジなどで壁などの基礎部(図示せず)に固定される。
また、この例では、正面から見て左右端部位に、上から見てそれぞれがコ字形のプレート保持部14とプレート保持部の下端に脱落防止の底部15が設けられ、両端のコ字形の空間に上側から表示プレートが着脱自在に装着される。
表示プレートは、フォトプレート、名札、表札などであって、屋外に設置するために防水性、耐候性を考慮したものが適当である。愛玩動物の写真や名前を入れた表示プレートが好まれる。
図4にその他の実施例の一つとして、ポール型の例を実施例2として示す。逸脱防止部材22は適宜傾斜した例であり、逸脱防止部材22の環状部内側で成る面が垂直方向に投影する一方側の範囲内に係留部材本体先端部21aが逸脱防止部材の内側から突出して配置され、先端部21aの適宜下方に適宜部材28を介して逸脱防止部材22が固着され、これによりリード輪の係留部21bは係留部材本体と適宜部材28の交点上部になる。基部21cは固定部材であるポール23に固定される。ポール23は地面などの基礎27にベースプレートや埋め込み基礎など適宜固定手段(図示せず)により固定される。この例では先端部21aを球状にしたが、先端部をその他の形状、例えばもう一つの環状部材で構成するなどデザインは自由である。
図5にその他の実施例の一つとして、住宅基礎取り付け型の例を実施例3として示す。この例では逸脱防止部材22は水平の例で示した。逸脱防止部材22の環状部内側で成る面が垂直方向に投影する上側範囲内に係留部材本体先端部21aが逸脱防止部材の内側から突出して配置し、先端部21aの適宜下方に適宜部材28を介して逸脱防止部材22が固着される。リード輪の係留部21bは係留部材本体と適宜部材28の交点上部になる。基部21cは固定部材23である取り付け基板33に固着され、取り付け基板33は住宅基礎37の側面に埋め込みボルトなど適宜固定手段(図示せず)で固定される。
1 実施例1
2 実施例2
3 実施例3
11 係留部材本体
11a 係留部材本体先端部
11b 係留部材本体係留部
11c 係留部材本体基部
12 逸脱防止部材
13 固定部材(プレート)
14 プレート保持部
16 固定手段(ネジ取り付け穴)
20 表示プレート
21 係留部材本体
21a 係留部材本体先端部
21b 係留部材本体係留部
21c 係留部材本体基部
23 固定部材(ポール)
30 リード

Claims (5)

  1. 閉じた略環状の逸脱防止部材と、該逸脱防止部材にリード輪を通過させて挿脱させる先端部と該リード輪を係留する係留部とその基部が連続した部材で成る係留部材本体と、前記基部が固着されかつ基礎に固定する手段を備えた固定部材とで構成され、前記逸脱防止部材の環状部内側で成る面が垂直方向に投影する一方側の範囲内に前記係留部材本体の先端部が該逸脱防止部材の内側から突出して配置され、かつ、前記面が垂直方向に投影する他方側又は該脱防止部材環状部内側の近傍に前記係留部が配置されるように、前記逸脱防止部材が前記係留部と前記基部の間に直接又は適宜部材を介して固着されて形成されることを特徴とするリード係留フック。
  2. 前記逸脱防止部材の環状内側で成る面から突出した前記係留部材本体の先端部までの長さが該逸脱防止部材の内径の0.5〜2倍であることを特徴とする請求項1に記載のリード係留フック。
  3. 前記固定部材が、基礎に固定する手段を備え、かつ表示プレートを保持するプレート保持部を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリード係留フック。
  4. 前記係留部材本体が、略J字形であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のリード係留フック。
  5. 前記表示プレートが、フォトプレート、名札、表札のいずれかであることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のリード係留フック。
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