JP3166638U - 大型道路照明鋼管柱安定器取付口補修用箱セット - Google Patents

Abstract

【課題】取付作業が簡単で溶接が不要であり、強度を保ち、安全に使用できる大型道路照明鋼管柱安定器取付口の蓋の補修用箱セットを提供する。【解決手段】ビス穴付の長方形鉄板蓋１と、直方体で後面は空き面、前面は開口と蓋を止めるためのビス穴を設け、上面は空き面で周りに水切りツバを設け、下面は鋼管柱に合わせる開口を設け、左右両面にはビス穴を有する箱体２と、箱体を鋼管柱に止めるためのビス３と、蓋を箱体に止めるためのビス４を備える。【選択図】図５

Description

本考案は、大型道路照明等の鋼管柱安定器取付口の腐食補修に関するもの。

大型道路照明独立柱の鋼管柱下部柱内に、安定器或いは開閉スイッチ等が付いています、それらを取替るために鋼管柱に開口部が設けられていて、そこに蓋がビス止めで付いています。しかし経年劣化で蓋とビスが錆びているのはかなり多く見られます、さらに腐食が進むと、鋼管柱のビス止め穴も腐食して、ビスが止められなくなったり、開口部の周りが腐食して、欠け落ちたりしています。新しい蓋とビスを交換することもできない状態の照明柱が多数あるのが現状です。（図１、図２）

腐食した安定器取付口をそのまま放置すると雨水が内部に侵入し、すると、内部の電気部品が漏電したりして、照明が付かなくなります。腐食がもっと進行したら、鋼管柱の強度が弱くなり、道路の美観にも悪い。しかし、局部の腐食が進むと、照明柱全体を取替るしかないのが現状です。照明柱全体を取替るには、費用も掛り、資源の浪費にもつながります。

この課題を解決するための請求項１の発明は、現在の蓋を使わない、鋼管柱安定器取付口の腐食している既存ビス穴も利用しないで、新たに箱体と蓋をセットで作り、鋼管柱安定器取付口の両側にビス穴を開けるだけで、箱セットが強固に取付けできる。箱セットはシンプルで、鋼管柱に取付ける現場作業も簡単で熔接は不要です。しかも箱セットは既設の安定器取付口に取付けることで、強度を保ち、安全に使用できます。（図３、４、５、６、７）

箱セットの製作については、材料は既存鋼管柱と同等の鋼材を使用します。
箱体▲２▼は既存鋼管柱安定器取付口に合わせて寸法を取る。図４に示すよう箱体の前面に内部操作できるよう大きめの開口を設け、上下に蓋止め用ビス穴（φ６ｍｍ）二つを設ける。左右側面にも箱体を鋼管柱に取付け用ビス穴（φ６ｍｍ）片面三つづつを設ける。下面は鋼管柱に嵌めるために鋼管柱のサイズに合わせて開口を開ける。上面と後面は空き面で、ほかの４面を熔接にて箱体を作り、その上部周りに１０ｍｍ位の水切りツバを熔接する。
蓋▲１▼は箱体▲２▼の前面に合わせ、両側を１５ｍｍくらい折り曲げ、上下に箱体のビス穴と合うよう二つ穴を設ける。（図３）
蓋▲１▼と、箱体▲２▼と箱体止めビス▲３▼（６本）と蓋止めビス▲４▼（２本）と整え、箱セットになります。（図５）

箱セットの取付けについて、既存鋼管柱安定器取付口の蓋を取外して、サビをすり落し、取付口及びその内部を掃除してから、安定器取付口の左右側に箱体を取付け用ビス穴（φ６ｍｍ）三つづつを開けます、それから箱体をビスで取付口にはめこみ取付け、最後に蓋をビスで箱体に取付けます。
（図６、図７）

本考案の箱セットを利用して、現状腐食した蓋取替不能の鋼管柱の安定器取付口を補修することによって、取付口の雨漏りを解消し、漏電などによる照明不点等の不具合も解決できます。箱体が取付口周りの腐食部分を全体カバーできるので、腐食の進行を食い止め、鋼管柱の強度を保つことができますし、美観にもなります。こうして安定器取付口の腐食部分だけの補修で、照明柱はまだ長期に使用できるようになり、照明柱を全交換するより、コスト面でも、資源面でも、ＣＯ_２の削減にも役に立つ。地球にやさしいエコな補修工法です。

箱セットの製作ポイントは大型道路照明鋼管柱のサイズに合わせて作ること。
取付け時は、箱体の雨切りツバを既存鋼管柱の水切り鉄板と突き合わせるように、箱体のビス穴に合わせて、鋼管柱安定器取付口の両側に穴を開けること。

既存道路照明鋼管柱 既存鋼管柱開口部詳細図 補修用蓋 補修用箱体 補修用箱セット 補修用箱体取付図 補修用箱セット取付図

１ 蓋
２ 箱体
３ 箱体止めビス
４ 蓋止めビス

Claims (1)

1. ビス穴付の長方形鉄板蓋▲１▼と、鉄製箱体▲２▼と、箱体を止める用ビス▲３▼と、蓋を止めるビス▲４▼を整えた箱セット。
   箱体▲２▼は長方体で、後面は空き面、前面は開口と蓋止めビス穴を設ける、上面は空き面で周りに水切りツバを設ける、下面は鋼管柱に合わせる開口を設ける、左右両面にはビス穴付です。

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