JP3166515U - カメラのストロボ光拡散板 - Google Patents
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Abstract
【課題】ストロボ光源が内蔵されているカメラ用のストロボ光拡散板を提供する。【解決手段】前部支持部1B、後部支持部1C、開口部が形成された中間支持部1Dおよびストロボ光拡散部1Eを有した拡散板本体1Aを備え、この拡散板本体1Aをカメラ2に着脱自由に装着して使用する簡単な構造と形状のストロボ光拡散板1を設けた。従って、カメラ2で撮影する場合、ストロボ光が拡散板本体1Aを透過して拡散するため、ソフトで自然な照明効果が得ることができる。【選択図】図3
Description
本考案は、カメラに内蔵されたストロボ光源から発せられたストロボ光を拡散するための拡散板に関し、特に、カメラとは別部品であって、該カメラに対して着脱が可能な簡単な構造および形状のストロボ光拡散板に関する。
カメラによって被写体を撮影する際に、被写体にストロボ光を照射して照明効果を得ようとした場合、例えば、被写体とストロボ光とが近いと、被写体にストロボ光を直射すると、良好な照明効果が得られないことが多い。例えば、カメラのレンズ鏡筒の影が被写体と重なって写真に写り込んでしまったり、ストロボ光によって出来る被写体の影の輪郭が写真に悪影響を与え、ソフトで自然な照明効果が得ることが難しい。
このため、ストロボ光源や撮影ライトなどの光をいったん天井や壁などの反射物に当て、その拡散反射光を利用して被写体を照明するバウンス方式の撮影を行うことが多い。しかし、屋外では反射物となるものがないため、バウンス方式の撮影は行えないのは当然であるが、ストロボ光源が内蔵されているカメラでは、ストロボ光源が定位置にセットされ、ストロボ光が被写体に向けて照射されるため、ストロボ光を反射物に向けられず、バウンス方式の撮影は行えない。
ここで、特許文献1においては、カメラを携帯していないときでも、手軽に写真撮影が行えるレンズ付きフィルムユニットにおいて、その本体基部の前面を覆うように取り付けられた前カバーにおいて、前記本体基部に組み付けられたストロボの発光部を覆う一部を予めストロボ光の拡散面とした技術が開示されている。
この従来技術では、レンズ付きフィルムユニットにおいては、ストロボ光の拡散手段が設けられているため、ストロボ光を拡散させた撮影が可能であるが、ストロボ光の拡散手段がカメラとは別部品ではないため、レンズ付きフィルムユニット以外の、ストロボ光源が内蔵されている通常のカメラにおいては、依然としてストロボ光を拡散させた撮影は不可能であり、従来の問題を何ら解決できる技術とは言えない。
解決しようとする問題点は、ストロボ光源が内蔵されているカメラにおいて、ストロボ光を拡散させた撮影を行えず、良好な照明効果が得られない点である。
請求項1に係る考案のカメラのストロボ光拡散板は、カメラに内蔵されたストロボ光源から発せられたストロボ光を拡散するための着脱自由な構造の拡散板であって、弾性を有する素材からなる板状の拡散板本体を備え、該拡散板本体は、その前端部に前記カメラの一部分に支持される前部支持部を、その後端部に前記カメラの他の部分に支持される後部支持部を、前記前部支持部と後部支持部との間の部分に位置し、前記ストロボ光源が前方に露出して臨む開口部が形成された中間支持部と、前記前部支持部と前記中間支持部との間の部分に位置し、ストロボ光が拡散して透過可能なストロボ光拡散部を、それぞれ有し、前記拡散板本体は、前部支持部および後部支持部をカメラに支持した使用状態で、弾性力に抗して上方向に延びて湾曲変形して前記ストロボ光拡散部が前記開口部から露出して臨むストロボ光源と間隔をもって対面し、該前部支持部と該後部支持部とが離間する方向の弾性反発力によりカメラに保持されることを特徴とする。
請求項2に係る考案は、前記カメラは、その本体上部に、前記ストロボ光源を先端前面に支持するストロボ光源支持部を、伏せたストロボ光源未使用位置と立ち上がったストロボ光源使用位置との間を揺動可能に備えると共に、前記伏せたストロボ光源未使用位置へと揺動させたストロボ光源支持部を格納する格納凹部を備えたことを特徴とする。
請求項3に係る考案は、前記前部支持部には、前記カメラの一部分としての前記格納凹部の先端部に嵌め込み係合される係合孔が形成されていることを特徴とする。
請求項4に係る考案は、前記係合孔は、その内縁から内方に張り出す抜け止め用突起片を備えていることを特徴とする。
請求項5に係る考案は、前記後部支持部には、前記カメラの一部分としての前記格納凹部の後部に係合される係合溝が形成されていることを特徴とする。
請求項6に係る考案は、前記中間支持部は、使用状態の湾曲変形の際の曲率が連続的に変化して、前記ストロボ光拡散部との境部付近で急激なカーブを描くような逆U字形状をなすように、その開口部の形状を設定したことを特徴とする。
請求項7に係る考案は、前記開口部の形状を、前縁を底部、後縁を頂部の略台形状に設定したことを特徴とする。
請求項8に係る考案は、前記拡散板本体は、前記中間支持部を長く形成することにより、前記使用状態において前方に傾斜して延び、前記ストロボ光拡散部の上端部が被写体寄りに位置することを特徴とする。
請求項9に係る考案は、前記拡散板本体は、前部支持部とストロボ光拡散部との境部に、該境部の内面側が凸、外面側が凹となるように折り曲げるための折り曲げ線を備えたことを特徴とする。
請求項10に係る考案は、前記拡散板本体は、1mm以下、好ましくは、0.5〜0.6mmの範囲の厚さの1枚の色付き樹脂製シートから形成したことを特徴とする。
請求項1に係る考案に係るカメラのストロボ光拡散板によれば、カメラにストロボ光拡散板を装着した状態で撮影すると、ストロボ光源から発せられたストロボ光がストロボ光拡散板を透過して上下・左右の広い範囲に拡散する、つまり、発光面が拡がる。
このため、ストロボ光源が内蔵されているカメラであって、ストロボ光源が定位置にセットされてストロボ光が被写体に向けて直射されものにおいても、ストロボ光源から発せられたストロボ光がストロボ光拡散板を透過して広い範囲に拡散されるため、良好な照明効果が得られ、例えば、カメラのレンズ鏡筒の影が被写体と重なって写真に写り込むことがなく、また、ストロボ光によって出来る被写体の影の輪郭が写真に悪影響を与えることがなく、ソフトで自然な照明効果が得ることができる。
さらに、屋外で反射物となるものなく、バウンス方式の撮影が行えない場合にも、良好な照明効果が得られる。また、カメラに対して着脱が可能な簡単な構造および形状であり、携帯が容易にでき、しかも、板部材を加工するだけで良いため、製作性に優れ、製作コストも安価である。
請求項2〜5に係る考案によれば、ストロボ光源を先端前面に支持するストロボ光源支持部と、該ストロボ光源支持部を格納する格納凹部を備えたカメラに対して、拡散板本体の前部支持部と後部支持部とを容易かつ確実に支持して、カメラにストロボ光拡散板を保持することができる。
特に、請求項4に係る考案のように、前部支持部の係合孔に抜け止め用突起片を設ければ、確実な抜け止め効果が得られる。
請求項6および7に係る考案によれば、中間支持部の開口部の形状を、例えば、略台形状に設定すれば、略台形の頂部によって、開口部から露出するストロボ光源がストロボ光拡散部と間隔をもって対面するように、該ストロボ光源を確実に保持できると共に、略台形の底部近傍の両側に位置する、拡散板本体の細い部分により、湾曲変形の際の曲率が連続的に変化して、ストロボ光拡散部との境部付近で急激なカーブを描くような逆U字形状をなすため、ストロボ光の拡散範囲が拡がると共に、前部支持部と後部支持部とが離間する方向の弾性反発力が的確に発生し、ストロボ光拡散板のカメラへの保持力が確実に得られる。
請求項8に係る考案によれば、拡散板本体の中間支持部を長く形成すれば、前方に傾斜して延び、ストロボ光拡散部の上端部が被写体寄りに位置するため、ストロボ光の拡散効果が高い。
請求項9に係る考案によれば、折り曲げ線に沿って、前部支持部とストロボ光拡散部との境部を折り曲げるようにしたため、ストロボ光拡散板の各部の形状が安定し、例えば、拡散板本体の前部支持部における係合孔がカメラ本体の格納凹部の先端部から抜けることがないなど、ストロボ光拡散板のカメラへの保持力がより増す。
請求項10に係る考案によれば、拡散板本体を1mm以下、好ましくは、0.5〜0.6mmの範囲の厚さの1枚の色付き樹脂製シートから形成したことにより、適正な弾性力が得られると共に、保管や携帯もし易く、例えば、プレス型により1回で打抜成形できるため、より製作性に優れ、製作コストも安価になる。
ストロボ光源が内蔵されているカメラにおいて、ストロボ光を拡散させた撮影を行って、良好な照明効果を得ようとする目的を、カメラとは別部品であって、該カメラに対して着脱が可能な簡単な構造および形状のストロボ光拡散板により実現した。
図1は、本考案に係るカメラのストロボ光拡散板の実施例1の正面図を示している。この実施例1のストロボ光拡散板1は、カメラとしての、後述するデジタル1眼レフカメラ(以下、単にカメラと略称する)にて、ストロボ光を拡散させた撮影を行って、良好な照明効果を得るために、該カメラに対して着脱可能に装着されるものである。
この図において、ストロボ光拡散板1の本体(以下、拡散板本体)1Aは、弾性を有する素材、例えば、1mm以下、好ましくは、0.5〜0.6mmの範囲の厚さの略長方形(例えば、175mm×92mmの寸法)の板状、すなわち、色付き樹脂製シートから形成され、樹脂としては、例えば、ポリプロピレン(PP)が選ばれ、白色をなしている。拡散板本体1Aの長手方向の両端部(前端部と後端部)の縁部は、それぞれ台形状に形成され、拡散板本体1Aにおいて、これらの台形部分と両側縁との境部は、それぞれR形状に形成されている。
かかる拡散板本体1Aは、その前端部にカメラの一部分に支持される前部支持部1Bを、その後端部にカメラの他の部分に支持される後部支持部1Cを、前記前部支持部1Bと後部支持部1Cとの間の部分に位置し、後述するストロボ光源が前方に露出して臨む開口部1dが形成された中間支持部1Dを、前記前部支持部1Cと前記中間支持部1Dとの間の部分に位置し、ストロボ光が透過して拡散可能なストロボ光拡散部1Eを、それぞれ有している。
これらの各部を詳細に説明するが、その前にカメラの構造について、図2に基づいて説明しておく。カメラ2は、その本体(以下、カメラ本体)2Aの前部にレンズ鏡筒2Bを備え、該カメラ本体2Aの上部の後側に折り畳み収納可能なストロボ光源2cを備えている。すなわち、カメラ本体2A上部には、前記ストロボ光源2cを先端前面に支持しているストロボ光源支持部2Cが、伏せたストロボ光源2c未使用位置とやや前方に傾斜して立ち上がったストロボ光源2c使用位置との間を揺動可能に備えられている。
一方、カメラ本体2Aの上部の前側には、前記伏せたストロボ光源2c未使用位置へと揺動させたストロボ光源支持部2Cを格納する格納凹部2Dが設けられている。この格納凹部2Dの前端部は、例えば、台形状に形成され、カメラ本体2Aからは若干突出(突出部2d)している。例えば、突出部2dの前面には、カメラ製造会社のロゴなどが表示されている。
そして、図1において、拡散板本体1Aの前部支持部1Bの中央部分には、図2のカメラ2の一部分としての、カメラ本体2Aの格納凹部2Dの突出部2dに嵌め込み係合される係合孔1bが形成されている。本実施例においては、この係合孔1bは、前縁が長辺で、後縁が短辺の台形状に形成されており、その内縁から内方に張り出す方形状の抜け止め用突起片1b1が形成されている。
前記後部支持部1Cの縁部には、図2のカメラ2の他の部分としての、カメラ本体2Aの格納凹部2Dの後部に係合される係合溝1cが切欠形成されている。この係合溝1cは、左右にずれないような形状にしてあり、本実施例においては、前記カメラ本体2Aの格納凹部2Dの後部の形状に合わせて、拡散板本体1Aの長手方向と直交する方向に延びる横縁が若干湾曲形成されている。
前記中間支持部1Dの開口部1dは、その形状を適宜設定することにより、後述するところの使用状態の湾曲変形の際の曲率が連続的に変化して、前記ストロボ光拡散部1Eとの境部付近で急激なカーブを描くような逆U字形状をなすようにしてあり、本実施例においては、前縁が底部1d1(長辺)で、後述するがストロボ光源2cが位置する側の後縁が頂部1d2(短辺)の略台形状に形成されており、長辺が内側に若干湾曲形成されている。
前記拡散板本体1Aには、前部支持部1Bとストロボ光拡散部1Eとの境部には、該境部の内面側が凸、外面側が凹となるように折り曲げるための湾曲した折り曲げ線1fが形成されている。
次に、かかるストロボ光拡散板1のカメラ2に装着しての使用方法について、図3に基づいて説明する。すなわち、ストロボ光拡散板1を保管や携帯するときには、拡散板本体1Aを平面状態にしておく。そして、ストロボ光拡散板1を使用する際には、拡散板本体1Aの前部支持部1Bにおける係合孔1bを、カメラ本体2Aの格納凹部2Dの突出部2dに嵌め込み係合する。
この場合、抜け止め用突起片1b1が湾曲変形して前記格納凹部2Dの突出部2d外周面に当たり、抜け止めがなされる。そして、折り曲げ線1fに沿って、前部支持部1Bとストロボ光拡散部1Eとの境部を折り曲げる。一方、後部支持部1Cにおける係合溝1cを、カメラ本体2Aの格納凹部2Dの後部に係合する。
拡散板本体1Aは、このように前部支持部1Bおよび後部支持部1Cをカメラ2に支持すると、その弾性力に抗して上方向に延びて湾曲変形し、前部支持部1Bと後部支持部1Cとが離間する方向Fの弾性反発力によりカメラ2に保持される。
この際、カメラ本体2Aのストロボ光源2cが中間支持部1Dにおける開口部1dから露出して臨んで、ストロボ光拡散部1Eと間隔をもって対面する。
このようにして、カメラ2にストロボ光拡散板1を装着した状態で撮影すると、ストロボ光源2cから発せられたストロボ光がストロボ光拡散板1を透過して図3のSの如く上下・左右の広い範囲に拡散する、つまり、発光面が拡がる。
このため、ストロボ光源2cが内蔵されているカメラ2であって、ストロボ光源2cが定位置にセットされてストロボ光が被写体に向けて直射されるものにおいても、ストロボ光源2cから発せられたストロボ光がストロボ光拡散板1を透過して広い範囲に拡散されるため、良好な照明効果が得られる。
例えば、カメラ2のレンズ鏡筒2Bの影が被写体と重なって写真に写り込むことがなく、ストロボ光によって出来る被写体の影の輪郭が写真に悪影響を与えることがなく、ソフトで自然な照明効果が得ることができる。また、屋外で反射物となるものがなく、バウンス方式の撮影が行えない場合にも、良好な照明効果が得られる。さらに、カメラ2に対して着脱が可能な簡単な構造および形状であり、携帯が容易にでき、しかも、板部材を加工するだけで良いため、製作性に優れ、製作コストも安価である。
前記中間支持部1Dの開口部1dの位置や形状は、ストロボ光源2cから発せられるストロボ光がストロボ光拡散部1Eに直接届くように考慮して設計すれば良いが、本実施例の場合、中間支持部1Dの開口部1dの形状を略台形状に設定してあるため、略台形の頂部1d2によって、開口部1dから露出するストロボ光源2cがストロボ光拡散部1Eと間隔をもって対面するように、該ストロボ光源2cを確実に保持できる。
また、略台形の底部1d1近傍の両側に位置する、拡散板本体1Aの細い部分1aにより、湾曲変形の際の曲率が連続的に変化して、ストロボ光拡散部1Eとの境部付近で急激なカーブを描くような逆U字形状をなすため、ストロボ光の拡散範囲が拡がると共に、前部支持部1Bと後部支持部1Cとが離間する方向の弾性反発力が的確に発生し、ストロボ光拡散板1のカメラ2への保持力が確実に得られる。
なお、開口部1dはこの形状にかかわらず、装着するカメラの機種やサイズに合わせて適宜設定すれば良く、前述した拡散板本体1Aの細い部分1aの幅が変化するため、拡散板本体が、カメラの機種やサイズに合った適正な曲率に変化する。
また、この実施例の場合は、拡散板本体1Aの中間支持部1Dを長く形成してあるため、前方に傾斜して延び、ストロボ光拡散部1Eの上端部が被写体寄りに位置するため、ストロボ光の拡散効果が高い。
さらに、本実施例においては、抜け止め用突起片1b1を設け、これが湾曲変形してカメラ本体2Aの格納凹部2Dの突出部2d外周面に当たるため、確実な抜け止め効果が得られる。また、折り曲げ線1fに沿って、前部支持部1Bとストロボ光拡散部1Eとの境部を折り曲げるようにしたため、ストロボ光拡散板1の各部の形状が安定し、例えば、拡散板本体1Aの前部支持部1Bにおける係合孔1bがカメラ本体2Aの格納凹部2Dの突出部2dから抜けることがないなど、ストロボ光拡散板1のカメラ2への保持力がより増す。
また、本実施例においては、拡散板本体1Aを1枚の色付き樹脂製シートから形成したことにより、適正な弾性力が得られると共に、保管や携帯もし易く、例えば、プレス型により1回で打抜成形できるため、より製作性に優れ、製作コストも安価になる。この実施例では、拡散板本体1Aの色を白色としたが、例えば、オレンジ色にすれば、温かみのある色の写真が撮れるなど、写真表現の幅が広がる利点があり、勿論、他の色でも構わない。
さらに、本考案のストロボ光拡散板1は、ストロボ光の拡散手段がカメラ2とは着脱可能な別部品であるため、レンズ付きフィルムユニット以外の、ストロボ光源が内蔵されているカメラにおいて容易に使用でき、先に述べた従来技術の問題点を解決することができる。
なお、ストロボ光拡散板1をカメラ2から外す際には、拡散板本体1Aの係合孔1bを、カメラ本体2Aの格納凹部2Dの突出部2dから外し、係合溝1cを、カメラ本体2Aの格納凹部2Dの後部から外せば良い。
図4は、本考案に係るストロボ光拡散板の実施例2の正面図を示している。この実施例2のストロボ光拡散板10は他の機種やサイズなどのカメラに装着するためのものであり、拡散板本体10Aは、例えば、185mm×92mmの寸法の色付き樹脂製シートから形成される。
そして、その形態において、実施例1のストロボ光拡散板1と相違する点は、拡散板本体10Aの係合孔10bは、抜け止め用突起片が形成されていない点と、係合溝10cが単なる台形状に形成されている点とであり、他は、実施例1のストロボ光拡散板1と同様である。
カメラに対して着脱が可能な簡単な構造および形状で、保管や携帯もし易いストロボ光拡散板であり、ストロボ光の拡散手段がカメラとは別部品であるため、1眼レフカメラに係わらず、レンズ付きフィルムユニット以外の、ストロボ光源が内蔵されているカメラ全般において容易に使用できる。
1 ストロボ光拡散板
1A 拡散板本体
1B 前部支持部
1b 係合孔
1b1 抜け止め用突起片
1C 後部支持部
1c 係合溝
1D 中間支持部
1d 開口部
1E ストロボ光拡散部
2 カメラ
2A カメラ本体
2C ストロボ光源支持部
2c ストロボ光源
2D 格納凹部
1A 拡散板本体
1B 前部支持部
1b 係合孔
1b1 抜け止め用突起片
1C 後部支持部
1c 係合溝
1D 中間支持部
1d 開口部
1E ストロボ光拡散部
2 カメラ
2A カメラ本体
2C ストロボ光源支持部
2c ストロボ光源
2D 格納凹部
Claims (10)
- カメラに内蔵されたストロボ光源から発せられたストロボ光を拡散するための着脱自由な構造の拡散板であって、弾性を有する素材からなる板状の拡散板本体を備え、該拡散板本体は、その前端部に前記カメラの一部分に支持される前部支持部を、その後端部に前記カメラの他の部分に支持される後部支持部を、前記前部支持部と後部支持部との間の部分に位置し、前記ストロボ光源が前方に露出して臨む開口部が形成された中間支持部と、前記前部支持部と前記中間支持部との間の部分に位置し、ストロボ光が拡散して透過可能なストロボ光拡散部を、それぞれ有し、前記拡散板本体は、前部支持部および後部支持部をカメラに支持した使用状態で、弾性力に抗して上方向に延びて湾曲変形して前記ストロボ光拡散部が前記開口部から露出して臨むストロボ光源と間隔をもって対面し、該前部支持部と該後部支持部とが離間する方向の弾性反発力によりカメラに保持されることを特徴とするカメラのストロボ光拡散板。
- 前記カメラは、その本体上部に、前記ストロボ光源を先端前面に支持するストロボ光源支持部を、伏せたストロボ光源未使用位置と立ち上がったストロボ光源使用位置との間を揺動可能に備えると共に、前記伏せたストロボ光源未使用位置へと揺動させたストロボ光源支持部を格納する格納凹部を備えたことを特徴とする請求項1記載のカメラのストロボ光拡散板。
- 前記前部支持部には、前記カメラの一部分としての前記格納凹部の先端部に嵌め込み係合される係合孔が形成されていることを特徴とする請求項2記載のカメラのストロボ光拡散板。
- 前記係合孔は、その内縁から内方に張り出す抜け止め用突起片を備えていることを特徴とする請求項3記載のカメラのストロボ光拡散板。
- 前記後部支持部には、前記カメラの一部分としての前記格納凹部の後部に係合される係合溝が形成されていることを特徴とする請求項2〜4のうちいずれか1つに記載のカメラのストロボ光拡散板。
- 前記中間支持部は、使用状態の湾曲変形の際の曲率が連続的に変化して、前記ストロボ光拡散部との境部付近で急激なカーブを描くような逆U字形状をなすように、その開口部の形状を設定したことを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1つに記載のカメラのストロボ光拡散板。
- 前記開口部の形状を、前縁を底部、後縁を頂部の略台形状に設定したことを特徴とする請求項6記載のカメラのストロボ光拡散板。
- 前記拡散板本体は、前記中間支持部を長く形成することにより、前記使用状態において前方に傾斜して延び、前記ストロボ光拡散部の上端部が被写体寄りに位置することを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか1つに記載のカメラのストロボ光拡散板。
- 前記拡散板本体は、前部支持部とストロボ光拡散部との境部に、該境部の内面側が凸、外面側が凹となるように折り曲げるための折り曲げ線を備えたことを特徴とする請求項1〜8のうちいずれか1つに記載のカメラのストロボ光拡散板。
- 前記拡散板本体は、1mm以下、好ましくは、0.5〜0.6mmの範囲の厚さの1枚の色付き樹脂製シートから形成したことを特徴とする請求項1〜9のうちいずれか1つに記載のカメラのストロボ光拡散板。
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JP2010008379U JP3166515U (ja) | 2010-12-24 | 2010-12-24 | カメラのストロボ光拡散板 |
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