JP3166436U

JP3166436U - ノートパソコンの着脱式筺体

Info

Publication number: JP3166436U
Application number: JP2010008326U
Authority: JP
Inventors: 建邦郭; 應昇鄭
Original assignee: 藍天電腦股▼ふん▲有限公司
Priority date: 2009-12-30
Filing date: 2010-12-22
Publication date: 2011-03-03
Anticipated expiration: 2020-12-22
Also published as: US20110154647A1; US8482911B2; TWM382516U

Abstract

【課題】着脱が容易且つ緊密に固定されるノートパソコンの着脱式筺体を提供する。【解決手段】ノートパソコンの着脱式筺体は第一カバー２１及び第二カバー２２を備え、前記第一カバーはノートパソコン上に固定されており、前記第二カバーは第一カバー上に着脱可能である。前記第一カバーは複数の第一挿入部、複数の第二挿入部及び複数のストッパーを有し、前記第二カバーは複数の第一係合部及び複数の第二係合部を有する。これにより、前記第二カバーは第一カバーへの着脱を容易にし、取付け時には緊密に固定される。【選択図】図２

Description

本考案は、ノートパソコンの筺体に関し、特に外観を変えることができるノートパソコンの筺体に関する。

近年、ノートパソコンの性能は大幅に向上しており、また、外観設計においても明確な進歩を見せ、その外観は益々魅力あるものとなっている。ノートパソコンの外観は消費者の購買欲を高める要因の一つとなり、時に製品の性能をも超える購買の動機となることがある。

しかし、ノートパソコンを使用する時間の増加とともに、消費者はノートパソコンの外観に飽きてしまうこともある。

そこで、筺体を交換できるノートパソコンが考案されている。台湾実用新案第Ｍ２３９１９５号「ノートパソコン保護ケース」では、消費者がノートパソコンの外観に飽きた場合に、自分で保護ケースを取外し、異なるデザインや色の保護ケースを取付け、ノートパソコンに新しい外観を持たせる発明が開示されている。

台湾実用新案第Ｍ２３９１９５号公報

しかしながら、上記保護ケースや筺体は、両者のサイズ差による噛み合わせの力によって結合されており、その力が大きすぎると着脱が難しく、その力が小さすぎると結合後に外れやすくなる。従って、本考案は、着脱が容易且つ緊密に固定されるノートパソコンの着脱式筺体を提供することを目的とする。

本考案は、第一カバーと第二カバーを備える筺体であって、前記第一カバーは第一主部材、前記第一主部材の周りに設けられる第一上部材及び２つの第一側部材、前記第一側部材上に設けられる複数の繋がった第一挿入部、第二挿入部及びその間に設けられるストッパーを有し、前記第二カバーは第二主部材、前記第二主部材の周りに設けられる第二上部材及び２つの第二側部材、前記第二側部材の内側に設けられる複数の第一係合部及び前記第一係合部の内側に設けられ第一係合部より短い第二係合部を有し、前記第二カバーは前記第一カバー上に結合可能であり、前記第一挿入部は前記第二係合部を挿入可能であり、前記第二挿入部は前記第一係合部を挿入可能であり、前記第一係合部及び前記第二係合部が挿入された際、前記第一係合部は前記第一主部材の内側に、前記第二係合部は前記ストッパーの内側に位置することを特徴とする着脱式筺体に関する。

本考案によれば、使用者は、自分の好みに合ったデザインや色を有する第二カバーを第一カバー上に取付け、ノートパソコンの外観を変えることができる効果がある。また、取付けの際は、第二カバーを第一カバーに嵌め込み、少しスライドさせ、第一係合部が第一主材部の内側に、第二係合部がストッパーの内側に位置するようにすることで結合し固定され、外れてしまうことはない。

本考案の着脱式筺体が結合状態であるノートパソコンを示す斜視図である。本考案の着脱式筺体が分解状態であるノートパソコンを示す斜視図である。本考案の着脱式筺体を分解状態で示す斜視図である。図３の局部拡大図である。図３の局部拡大図である。図３の局部拡大図である。図３Ｃの正面図である。本考案の着脱式筺体を分解状態で示す斜視図である。図４の局部拡大図である。図４の局部拡大図である。本考案の着脱式筺体を結合状態で示す斜視図である。図５の局部拡大図である。図５の局部拡大図である。本考案の着脱式筺体の係合部及び挿入部の結合構造を示す斜視図である。本考案の着脱式筺体の係合部及び挿入部の結合構造を示す斜視図である。

以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。

図１は本考案の着脱式筺体を結合状態で示す斜視図であり、図２は本考案の着脱式筺体を分解状態で示す斜視図である。

図１及び図２に示すように、本考案のノートパソコンの着脱式筺体の実施例であるノートパソコンは、本体１及びディスプレイ装置２を備え、ディスプレイ装置２は本体１の後側に連結される。本体１は基板、ハードディスク、キーボード等のユニットを備えるが、これらについては周知であるので、ここでは説明を省略する。

ディスプレイ装置２は、第一カバー２１、第二カバー２２、第三カバー２３、ディスプレイパネル２４及び雄ねじ２５を有する。第一カバー２１は、第三カバー２３上に固定され、その間にある空間にはディスプレイパネル２４が設置される。第二カバー２２は第一カバー２１上に着脱可能に取り付けられる。

第二カバー２２及び第一カバー２１の結合時に、雄ねじ２５は第三カバー２３を通り、第二カバー上の雌ねじ２２８（図３に示す）に固定され、第二カバー２２及び第一カバー２１は密接に固定される。

以下、第一カバー２１及び第二カバー２２の構造について詳細な説明を行う。以下の説明において、「上」「下」「左」「右」「前」「後」の記述があった場合はディスプレイ装置２が直立した状態での位置関係を表し、「内」「外」の記述があった場合は第一カバー２１及び第二カバー２２が結合状態にある時、使用者から見える部分を「外」、見えない部分を「内」とする。

図３及び図４は本考案の着脱式筺体を分解状態で示す斜視図である。図３及び図４に示すように、第一カバー２１は第一主部材２１１、２つの第一側部材２１２、第一上部材２１３、複数の第一挿入部２１４、複数の第二挿入部２１５、２つの第三挿入部２１６、複数の第四挿入部２１７、複数の第五挿入部２１８、複数のストッパー２１９及び複数の対になった係合板２１９ａを有する。

第一主部材２１１は長方形であり、２つの第一側部材２１２はそれぞれ第一主部材２１１の左右両側に設置され、第一上部材２１３は第一主部材２１１の上側に設置され、第一側部材２１２及び第一上部材２１３はコの字型になっており、第一主部材２１１に対してほぼ垂直に設置される。つまり、第一主部材２１１の周りに２つの第一側部材２１２及び第一上部材２１３が存在することになる。

第一主部材２１１の左右両側にはそれぞれ長方形の第一挿入部２１４が複数設けられ、第一主部材２１１上部の左右両側には２つの楕円形の第三挿入部２１６が設けられ、第一主部材２１１下部には長方形の第五挿入部２１８が複数設けられる。

２つの第一側部材２１２上にはそれぞれ長方形の第一挿入部２１４及び第一挿入部２１４より長い長方形の第二挿入部２１５が複数設けられ、第一上部材２１３には凸の字型の第四挿入部２１７が複数設けられる。

ストッパー２１９は第一挿入部２１４の中に設けられ、第一挿入部２１４及び第二挿入部２１５は繋がっている。対になった係合板２１９ａは第五挿入部２１８の中に設けられ、対になった係合板２１９ａ間には一定の間隔がある。

第二カバー２２は第一カバー２１より大きく、第一カバー２１を完全に覆うことができる。第二カバー２２は第二主部材２２１、２つの第二側部材２２２、第二上部材２２３、複数の第一係合部２２４、複数の第二係合部２２５、２つの第三係合部２２６、複数の第四係合部２２７、２つの雌ねじ２２８及び複数の挿入突起２２９を備える。

第二主部材２２１は長方形であり、２つの第二側部材２２２はそれぞれ第二主部材２２１の左右両側に設置され、第二上部材２２３は第二主部材２２１の上側に設置され、第二側部材２２２及び第二上部材２２３はコの字型になっており、第二主部材２２１に対してほぼ垂直に設置される。つまり、第二主部材２２１の周りに２つの第二側部材２２２及び第二上部材２２３が存在することになる。

第一係合部２２４は第二係合部２２５より長く、第一係合部２２４は第二側部材２２２の内側に垂直に設けられ、第二係合部２２５は第一係合部２２４の内側に設けられる。つまり、第二側部材２２２の内側には第一係合部２２４及び第二係合部２２５が複数存在し、第二係合部２２５は第一係合部２２４の内側に設けられる。図３Ｄに示すように、第二側部材２２２の内側とは右側であるので、第二側部材２２２の右側には第一係合部２２４及び第二係合部２２５が設けられ、第一係合部２２４の内側も右側であるので、第二係合部２２５は第一係合部２２４の右側に設けられる。

第三係合部２２６は第二側部材２２２の内側、且つ第一係合部２２４及び第二係合部２２５の上部に垂直に設けられる。第一係合部２２４、第二係合部２２５及び第三係合部２２６はＬ字型になる。

第四係合部２２７は第四挿入部２１７の形に対応した構造をしており、第二上部材２２３の内側に設けられる。２つの雌ねじは、それぞれねじ穴２２８１（図５Ａに示す）を備え、第二上部材２２３の内側、且つ第二主部材２２１上部の左右両側に設けられる。挿入突起２２９は上から見ると凸字型を成しており、第二主部材２２１の内側に垂直に設けられる。

以上が第一カバー２１及び第二カバー２２の構造である。続いて第一カバー２１がどのように第二カバー２２上に結合するかを説明する。図５は本考案の着脱式筺体を結合状態で示す斜視図であり、図６及び図７は本考案の着脱式筺体の係合部及び挿入部の結合構造を示す斜視図である。

図５乃至図７に示すように、まず第二カバー２２を第一カバー２１の外側にかぶせ、第二カバー２２の複数の第一係合部２２４を対応する第二挿入部２１５の中へ移動させ、複数の第二係合部２２５及び第三係合部２２６を対応する第一挿入部２１４の中へ移動させ、２つの雌ねじ２２８を対応する第三挿入部２１６の中へ移動させ、複数の挿入突起２２９を対応する第五挿入部２１８の中へ移動させる。

そして、第二カバー２２を下方向へ動かすと、第一係合部２２４及び第二係合部２２５が結合位置に移動する。この時、第一係合部２２４は第一主部材２１１の内側に、第二係合部２２５はストッパー２１９の内側へ移動する。第三係合部２２６はストッパー２１９の上側に接触し、第二カバー２２がこれよりも下に移動することを制限する。第四係合部２２７は第四挿入部２１７の中へ移動し、挿入突起２２９は係合板２１９ａの内側へ移動する。

このように、第二カバー２２は第一カバー２１に結合され、後ろ向きに外れることはない。そして雄ねじ２５を第三カバー２３を通して第二カバー２２上の雌ねじ２２８にあるねじ穴２２８１に固定することで、第二カバー２２はさらに緊密に固定される。

また、第一係合部２２４は第一斜面２２４１を有し、第一側部材２１２は第二斜面２１２１を有する。第二斜面２１２１は第二挿入部２１５の中に位置し、第一斜面２２４１と合わせられる。第二係合部２２５は第三斜面２２５１を有する。以上の構造により、第一係合部２２４及び第二係合部２２５をスムーズに第一主部材２１１及びストッパー２１９の内側に移動することができる。

第二カバー２２を第一カバー２１から取り外す場合、まず、雄ねじ２５をねじ穴２２８１から取外し、第二カバー２２を上方向に移動させ、最後に後ろに移動させることで取り外すことができる。そして、第一カバー２１にはまた別の第二カバー２２を取付けることができる。

上述のように、本考案は使用者の好みに合った第二カバーを第一カバーに取付けることができる。また、取付けは容易であり、取付け後もカバー同士は緊密に固定され、外れてしまうことはない。

１本体
２ディスプレイ装置
２１第一カバー
２１１第一主部材
２１２第一側部材
２１２１第二斜面
２１３第一上部材
２１４第一挿入部
２１５第二挿入部
２１６第三挿入部
２１７第四挿入部
２１８第五挿入部
２１９ストッパー
２１９ａ係合板
２２第二カバー
２２１第二主部材
２２２第二側部材
２２３第二上部材
２２４第一係合部
２２４１第一斜面
２２５第二係合部
２２５１第三斜面
２２６第三係合部
２２７第四係合部
２２８雌ねじ
２２８１ねじ穴
２２９挿入突起
２３第三カバー
２４ディスプレイパネル
２５雄ねじ

Claims

第一カバーと第二カバーを備え、
前記第一カバーは第一主部材と、前記第一主部材の周りに設けられる第一上部材及び２つの第一側部材と、前記第一側部材上に設けられる複数の繋がった第一挿入部、第二挿入部及びその間に設けられるストッパーと、を有し、
前記第二カバーは第二主部材と、前記第二主部材の周りに設けられる第二上部材及び２つの第二側部材と、前記第二側部材の内側に設けられる複数の第一係合部及び前記第一係合部の内側に設けられ第一係合部より短い第二係合部と、を有し、
前記第二カバーは前記第一カバー上に結合可能であり、前記第一挿入部は前記第二係合部を挿入可能であり、前記第二挿入部は前記第一係合部を挿入可能であり、前記第一係合部及び前記第二係合部が挿入された際、前記第一係合部は前記第一主部材の内側に、前記第二係合部は前記ストッパーの内側に位置することを特徴とするノートパソコンの着脱式筺体。
前記第一係合部はそれぞれ第一斜面を有し、前記第一側部材は第二斜面を有し、前記第二斜面は前記第二挿入部の中で前記第一斜面と合わせられることを特徴とする、
請求項１に記載のノートパソコンの着脱式筺体。
前記第二カバーは複数の第三係合部を有し、前記第三係合部はそれぞれ前記第二側部材の内側、且つ前記第一係合部及び前記第二係合部の上方に設けられることを特徴とする、
請求項１又は２に記載のノートパソコンの着脱式筺体。