JP3166244U - リフトを備えた靴のヒールおよびこれを備えた靴ならびに靴のリフト - Google Patents

リフトを備えた靴のヒールおよびこれを備えた靴ならびに靴のリフト Download PDF

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Abstract

【課題】製造が容易で、しかも衝撃吸収性および耐摩耗性に優れたリフトを備えたヒールを提供する。【解決手段】 靴のヒール1は、ヒール本体2が、底面側から上方に向けて設けられた孔2aを有し、リフト3が、リフト本体11と、リフト本体から上方に向けて突出する軸部12とを一体に有し、軸部12をヒール本体2の孔2aに嵌め入れることにより、ヒール本体2とリフト3とを取り外し可能に結合できる。リフト本体11と軸部12とが硬質ウレタン樹脂で形成され、ヒール本体2とリフト本体11との間に、板状に形成された軟質ウレタン樹脂製のクッション部材13が配置されるとともに、リフトの軸部12に、筒状に形成した硬質合成樹脂製の緩衝部材14が密接に装着され、その緩衝部材14を装着した状態で、リフトの軸部12がヒール本体2の孔2aに嵌め込まれる。【選択図】図1

Description

本考案は、リフトを備えた靴のヒールおよびこれを備えた靴ならびに靴のリフトに関し、特に、ヒールに着脱可能で衝撃吸収性に優れたリフトを備えた靴のヒールおよびこれを備えた靴ならびに靴のリフトに関する。
従来、靴のヒールには、歩くときに路面から足に伝わる衝撃を吸収するため、ヒール底面にヒールより軟質の材料で形成したリフトを設けているものがある。このようなヒールに、たとえば特許文献1に記載のものがある。特許文献1に記載された靴のヒールは、合成樹脂からなるヒールの底部に差し込み孔を設け、その孔に、ヒールより軟質の合成樹脂で形成したリフトの軸を嵌めて、リフトをヒールに固定する構成を有する。
また、特許文献2には、特許文献1に記載のものと同様に、軸部をヒール底部の孔に嵌め込んでヒールに固定するリフトが記載されている。このリフトは、アルミニウム製の軸部の基端部を、硬質ウレタンで形成した固定板部に植設し、さらに、その固定板部の底面および側面を、軟質ウレタンで形成したカバー部で覆っている。
実開平2−28605号公報 実登3117268号公報
特許文献1に記載のリフトは、ヒールより軟質であるものの、歩くときにかかる荷重や耐摩耗性を考慮するとある程度の強度が必要になる。したがって、衝撃吸収性はあまり大きくない。
また、特許文献2に記載のリフトは、リフトの底面および側面に設けた軟質ウレタンのカバー部が衝撃を吸収する効果を有するが、金属製の軸部を固定部に植設するなど、構成が複雑で製造コストが高くなりがちである。また、路面に接触する面が軟質ウレタンで形成されているため、耐摩耗性に難点があった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、製造が容易で、しかも衝撃吸収性および耐摩耗性に優れたリフトを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明に係る靴のヒールは、 ヒール本体とリフトとからなり、ヒール本体が、底面側から上方に向けて設けられた孔を有し、リフトが、リフト本体と、リフト本体から上方に向けて突出する軸部とを一体に有し、リフトの軸部をヒール本体の孔に嵌め入れることにより、ヒール本体とリフトとを取り外し可能に結合できる靴のヒールであって、
前記リフト本体と軸部とが硬質ウレタン樹脂で形成され、前記ヒール本体と前記リフト本体との間に、板状に形成された軟質ウレタン樹脂製のクッション部材が配置されるとともに、前記リフトの軸部に、筒状に形成した硬質合成樹脂製の緩衝部材が密接に装着され、その緩衝部材を装着した状態で、前記軸部が前記ヒール本体の孔に嵌め込まれることを特徴とする。
このように構成された靴のヒールによれば、ヒール本体とリフトとの間のクッション部材と、軸部に装着した緩衝部材とが、靴を履いて歩くときの上下方向および横方向の衝撃を吸収性する。したがって、靴を履いている人の足への負荷を軽減することができる。
また、軸部に装着した緩衝部材には、軸部の保護・強化作用もあるので、衝撃を吸収するときの変形による軸部の損傷を防ぐことができる。緩衝部材は、軸部に対して交換可能に装着しているので、修理を簡単に、かつ経済的に行える。
路面と接する部分のリフトは、硬質ウレタン樹脂で形成されているので、軟質ウレタン樹脂で形成する場合と比較して耐摩耗性に優れている。さらに、リフト本体と軸部とが一体に形成されているので、リフトの製造が容易である。
請求項2に係る靴のヒールは、前記クッション部材が、前記リフトの軸部に対応する位置に貫通孔を有し、軸部を貫通孔に通すことによりリフトに取り付け可能である。
このような靴のヒールであれば、クッション部材をリフトの軸部に通すだけでリフト本体の上面に取り付けることが可能である。その際、接着剤等により、リフト本体に固定するとよい。インサート成型などの工程が不要であるため、ヒール製造コストの削減につながる。また、リフトのみ、クッション部材のみの交換も可能である。
請求項3に係る靴のヒールは、前記リフトの軸部の先端に、テーパ面が形成されている。このように構成された靴のヒールは、クッション部材や緩衝部材を軸部に通しやすいという利点がある。
請求項4に係る靴のヒールは、前記リフト本体の底面に滑り止めの溝が形成されているので、底面が硬質ウレタン樹脂であっても滑りにくく、好ましい。
請求項5に係る靴のヒールは、前記ヒール本体の孔の周囲に空洞部が設けられている。ここでいう孔の周囲とは、孔の外側から2〜3mm以上離れた部分をいう。このような靴のヒールによれば、ヒールの強度を保持しつつ、靴の軽量化や材料コストの削減が可能になる。
請求項6に係る靴のリフトは、ヒール本体が、底面側から上方に向けて設けられた孔を有し、リフトが、リフト本体と、リフト本体から前記ヒール本体の孔に嵌合可能に上方に向けて突出する軸部とを一体に有し、前記リフトの軸部を前記ヒール本体の孔に嵌合することにより、ヒール本体とリフトとを取り外し可能に結合できる靴のリフトであって、
前記リフト本体と軸部とが硬質ウレタン樹脂で形成され、前記リフト本体の上に、板状に形成された軟質ウレタン樹脂製のクッション部材が配置されるとともに、前記リフトの軸部に、筒状に形成した硬質合成樹脂製の緩衝部材が密接に装着され、その緩衝部材を装着した状態で、前記軸部が前記ヒール本体の孔に嵌め込まれることを特徴とする。
請求項7に係る靴は、請求項1から請求項5のいずれか1項記載のヒールを備えることを特徴とする。
以上のように、本考案に係る靴のヒールによれば、歩くときに路面から受ける衝撃を大幅に緩和できるとともに、底面の摩耗を軽減できる。また、製造の手間やコストの抑制につながる。
本考案の一実施形態に係る靴のヒール1の内部構造を表す側面図である。 ヒール本体2を底面側からみた斜視図である。 図3(a)は、ヒール1を構成するリフト3の鳥瞰図である。 図4(a)は、リフト3のリフト本体11を示す平面図、同(b)は、その側面図、同(c)は、その底面図である。 図5(a)は、クッション部材13の平面図、同(b)は、その側面図である。 リフト3の緩衝部材14を示す鳥瞰図である。
以下、本考案に係る実施形態を図面により説明するが、本考案はこの実施形態に限定されるものではない。
本考案に係る一実施形態であるヒール1は、図1に示すように、ヒール本体2と、ヒール本体2に着脱可能なリフト3とからなる。なお、図1において、ヒール本体2内の孔2aおよび空洞部2cを点線で示し、リフト3に設けた突部(軸部12、緩衝部材14)を波線で示す。
ヒール本体2は、硬質合成樹脂を材料とし、図2に示すように、底面2bから上方へ向けて、3つの孔2aを形成している。また、各孔2aから2〜3mm以上の厚みを残して上方へ向かう空洞部2cを設けている。
リフト3は、図1および図3に示すように、リフト本体11と、リフト本体11に一体に形成された軸部12(図4)と、リフト本体11の上面11aに配置されたクッション部材13と、軸部12に装着された緩衝部材14とで構成している。このようなリフト3は、緩衝部材14を装着した状態の軸部12を、ヒール本体2の孔2aに嵌め入れることにより、ヒール本体2に着脱可能に取り付けられる。
リフト本体11と軸部12とは硬質ウレタン樹脂を材料とし、図4(a)・(b)に示すように、リフト本体11から3本の軸部12が突出するよう、一体に形成している。軸部12は、ヒール本体2の孔2aに対応する位置に設けている。各軸部12の先端には、テーパ面12aをそれぞれ形成している。さらに、リフト本体11の底面11bには、図4(c)に示すように、滑り止めの溝15を設けている。
クッション部材13は、軟質ウレタン樹脂を材料とし、図5(a)・(b)に示すように、リフト本体11の3本の軸部12の位置に対応する位置に、3つの貫通孔13aを形成している。クッション部材13の各貫通孔13aを、対応する位置の軸部12にそれぞれ通し、リフト本体11の上面11aに重ねて接着剤で固定している。
緩衝部材14は、ポリスチレンを材料とし、図6に示すように、円筒状に形成している。緩衝部材14の内径は、リフト3の軸部12の外周面に密に接する寸法であり、外径は、ヒール本体2の孔2aの内周面に密に接する寸法である。緩衝部材14を各軸部12に1個ずつ嵌めた状態で、ヒール本体2の孔2aに挿入し、ヒール本体2とリフト3とを結合させている。
以上のとおり、図面を参照しながら本考案の好適な実施形態を説明したが、本考案の趣旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。とくに、ヒールの形状や、軸部の本数はこの限りでなく、靴の大きさや用途に合わせて、ヒールがもっと低くてもよく、また、軸部の本数がもっと多くてもよい。ヒール本体の空洞部の形状に関しても、強度が維持できる範囲であれば他の形状でもよい。したがって、そうしたものも本考案の範囲内に含まれる。
1 ヒール
2 ヒール本体
3 リフト
11 リフト本体
12 軸部
13 クッション部材
14 緩衝部材
15 溝

Claims (7)

  1. ヒール本体とリフトとからなり、ヒール本体が、底面側から上方に向けて設けられた孔を有し、リフトが、リフト本体と、リフト本体から上方に向けて突出する軸部とを一体に有し、リフトの軸部をヒール本体の孔に嵌め入れることにより、ヒール本体とリフトとを取り外し可能に結合できる靴のヒールであって、
    前記リフト本体と軸部とが硬質ウレタン樹脂で形成され、
    前記ヒール本体と前記リフト本体との間に、板状に形成された軟質ウレタン樹脂製のクッション部材が配置されるとともに、
    前記リフトの軸部に、筒状に形成した硬質合成樹脂製の緩衝部材が密接に装着され、その緩衝部材を装着した状態で、前記軸部が前記ヒール本体の孔に嵌め込まれることを特徴とする靴のヒール。
  2. 請求項1において、前記クッション部材が、前記リフトの軸部に対応する位置に貫通孔を有し、軸部を貫通孔に通すことによりリフトに取り付け可能な靴のヒール。
  3. 請求項2において、前記リフトの軸部の先端にテーパ面が形成されている靴のヒール。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項において、前記リフト本体の底面に滑り止めの溝が形成されている靴のヒール。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項において、前記ヒール本体の孔の周囲に空洞部が設けられている靴のヒール。
  6. ヒール本体が、底面側から上方に向けて設けられた孔を有し、
    リフトが、リフト本体と、リフト本体から前記ヒール本体の孔に嵌合可能に上方に向けて突出する軸部とを一体に有し、前記リフトの軸部を前記ヒール本体の孔に嵌合することにより、ヒール本体とリフトとを取り外し可能に結合できる靴のリフトであって、
    前記リフト本体と軸部とが硬質ウレタン樹脂で形成され、
    前記リフト本体の上に、板状に形成された軟質ウレタン樹脂製のクッション部材が配置されるとともに、
    前記リフトの軸部に、筒状に形成した硬質合成樹脂製の緩衝部材が密接に装着され、その緩衝部材を装着した状態で、前記軸部が前記ヒール本体の孔に嵌め込まれることを特徴とする靴のリフト。
  7. 請求項1から請求項5のいずれか1項記載のヒールを備えることを特徴とする靴。
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