JP3166040B2 - 磁気現像ローラ - Google Patents

磁気現像ローラ

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  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真技術を用いた
複写機等の磁気現像ローラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真技術を用いた複写は、回転する
感光体ドラム、あるいは循環移動する感光体ベルト等の
表面を、先ず均一に帯電させ、原稿画像に対応した光を
照射して静電潜像を形成した後、その潜像に対しトナー
を付着させて現像を行なう。次に、そのトナー像を記録
紙に転写し、加熱定着して、コピーを得る。
【0003】上記プロセスの中で、静電潜像にトナーを
付ける現像ローラの役割としては、 トナーに適当な電荷を与える。 トナー保持部より搬送されてきたトナーを最終的に
感光体に供給する。 その際に、トナーを薄層化し、薄層状態で感光体に
供給する。 などである。
【0004】現製品に多く使用されている現像ローラ
は、図6((b)図は(a)図のA部拡大図)に示したように、
支持部材1の周りに、ゴム2中に磁性粒体3を分散させ
たゴムマグネット層4を設け、その表面に着磁を行な
い、かつゴムマグネット層4自体に誘電体層としての機
能を持たせている。これにより、磁性トナーを静電的に
も磁気的にもローラ表面に吸着させ、感光体への供給の
機能を果たしている。
【0005】その他の現像ローラとしては、ローラに磁
性材料を使用し、永久磁化微粒子からなるトナーと組み
合わせたもの(特開昭59−52257号公報)、周面に繊維状
の永久磁石を植毛したもの(特開昭60−24571号公報)等
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ゴムマ
グネット層を用いたものは、磁気的機能を得るための着
磁は表層のみであるのに対し、層全体にわたって磁性体
を分散させているので無駄が多いこと、また、磁性体は
誘電率が小さく、その分ゴムマグネット層全体の誘電率
が下がり、トナーへ必要な電荷を与えるための十分なチ
ャージ量を確保するには層厚を厚くする必要があるこ
と、磁性体として用いるフェライト粒子は導電性に富
み、チャージ量の確保には不利であるので、磁性体粒子
の周りをゴム層で覆いそのゴム層の絶縁性を出すような
配合が必要であり、ローラの設計、作製が困難であるこ
と、そのためトナーの性能を十分引き出すことが難しい
場合があるなどの問題があった。
【0007】また、現像の分解能を上げるためにトナー
を薄層化して感光体に供給する必要があるが、そのため
にはローラ表面を非常に滑らかにして現像ローラとして
十分な着磁分解能を持っていなければならない。しか
し、ゴム中にフェライト粒子を分散させた構成では、十
分な高着磁分解能や表面平滑性が得られていなかった。
【0008】さらに、特開昭59−52257号公報に記載の
ものは、誘電特性についての配慮がなされておらず、前
記の機能の確保が困難であり、また、特開昭60−2457
1号公報に記載されたものは、低コスト化が困難である
などの問題があった。
【0009】本発明は、上記従来技術の問題点を解決し
ようとするもので、より高性能の磁気現像ローラを提供
することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の磁気現像ローラは、磁性薄膜層が誘電体を
含む層の表層に断続的若しくは島状に形成されているも
である
【0011】
【作用】上記構成によれば、磁性薄膜が表層に形成され
ることにより、薄い層でも十分な表面漏洩磁界を発生さ
せることができるようになって、微細な着磁が可能とな
上、磁性薄膜層が誘電体を含む層の表層に断続的若し
くは島状に形成されることにより、十分な電気絶縁性が
得られるようになって、高分解能画像形成が実現され
。また、誘電体を含む層は、十分なチャージ量が確保
できるようになって、高分解能トナーに十分な電荷を与
えることができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して実施例を詳細に説明す
る。まず、図5は、本発明が実施される複写機の要部を
示したものである。5は感光体(OPC)ベルトで、矢印
方向に循環移動する。この感光体ベルト5は、図示しな
い帯電手段により予め一様に帯電され、露光手段により
原稿画像に対応して露光が行なわれ、静電潜像が形成さ
れる。静電潜像は、現像部へ移動したとき、現像ローラ
6により磁性トナー7が供給されて現像され、次いでト
ナー像は記録紙8に転写されて、定着の後、コピーとし
て得られる。
【0013】図1は、本発明の一実施例の現像ローラ6
を示したもので、11は表層の磁性体分散層、12は深層の
誘電体分散層、13は磁性体及び誘電体が共存する層であ
る。磁性体としては、バリウムフェライト、アルニコ金
属磁石、サマリウムコバルト磁石等の微粒子を用い、ま
た、誘電体としては、チタン酸バリウム等の微粒子を用
いる。これらの微粒子をプラスチックに分散させ、支持
部材14の外周に層状に形成し、ローラの表層より着磁を
行なう。
【0014】このように構成された本実施例は、磁気現
像ローラとしての所要の特性を有し、図4に示したよう
に、磁性トナー7を磁気的に吸着した後、摩擦帯電ブラ
シ9によってトナーを(この場合、負に)帯電させ、感光
体に供給する。図4における15は電荷、16は帯電したト
ナーである。
【0015】図2は、本発明の他の実施例の磁気現像ロ
ーラを示したもので、支持部材14の外周に、下地層とし
て、PLZT,PZT,チタン酸バリウム等の粒子をプ
ラスチックに分散させた誘電体層21を形成した後、表層
として磁性薄膜層22、例えばバリウムフェライトなどの
酸化物系の磁性薄膜を真空成膜法(スパッタ法)により形
成したものである。その後、表層より着磁し、磁気現像
ローラとしての所要の特性を持たせる。現像ローラとし
ての動作は、図1のものと同様である。
【0016】図3は、本発明の更に他の実施例の磁気現
像ローラを示したものであり、表層の磁性薄膜層24が断
続的若しくは島状に形成されたものである。磁性薄膜と
しては、金属系(アルニコ、サマリウムコバルト等)材料
も良好な特性を持つが、酸化物系(バリウムフェライト
等)も勿論良好である。現像ローラとしての動作は、図
1のものと同様である。
【0017】
【発明の効果】本発明による磁気現像ローラは、以上の
ように構成され、磁性体層が表層に集中しているため、
薄い層でも十分な表面漏洩磁界を発生させることがで
き、また、微細な着磁が可能となり、また、誘電体層に
ついても、薄い層ではあっても誘電体を用いているの
で、十分なチャージ量が確保でき、従って、高分解能ト
ナーに対し十分な電荷を与えることができる。その結
果、高分解能現像による画像形成に寄与することができ
る。
【0018】磁性体層を薄くすることで、上記のような
優れた特性を得ることができるが、十分なる電気絶縁性
が必要な場合は、磁性薄膜を島状に分離することは有効
な手段となり、さらに高分解能画像形成が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の磁気現像ローラの断面図で
ある。
【図2】本発明の他の実施例の磁気現像ローラの断面図
である。
【図3】本発明のさらに他の実施例の磁気現像ローラの
断面図及び側面図である。
【図4】本発明の磁気現像ローラの動作説明図である。
【図5】本発明が実施される複写機の要部構成図であ
る。
【図6】従来例の磁気現像ローラの断面図である。
【符号の説明】
6 … 現像ローラ、 11 … 磁性体分散層、 12 … 誘
電体分散層、 21 … 誘電体層 22,24 …磁性薄膜層。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体上に形成した静電潜像に磁性トナ
    ーを用いて現像する電子写真複写機等の現像ローラであ
    って、磁性薄膜層が誘電体を含む層の表層に断続的若し
    くは島状に形成されていることを特徴とする磁気現像ロ
    ーラ。
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