JP3165979U - 水準器 - Google Patents

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顕侑 島
顕侑 島
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Abstract

【課題】接着剤を使用することなく、磁石を収納したキャップを、気泡管部や設置穴に簡単にしかも堅固に取り付け、そのキャップが長年の使用によっても外れてしまうこともなく、しかも磁石の磁力を強いものにしても、そのキャップが気泡管部や設置穴から外れることがないようにした水準器を提供する。【解決手段】透明の合成樹脂製とした直方体形状のレベル本体の内部に垂直度または/および水平度を測定するための透明の気泡管部2を設け、この気泡管部2の外方部の空間Sbの開口端に嵌合凸部4を設け、さらに合成樹脂製のキャップ3に磁石Mを収納し、このキャップ3の頭部3h周端に嵌合凹部5を設け、気泡管部2の空間Sbにキャップ3を充填して、空間Sbの開口端の嵌合凸部4とキャップ3の頭部3h周端の嵌合凹部5とを凹凸嵌合させ、キャップ3の頭部3h外面をレベル本体の側壁面と面一になるようにした。【選択図】図3

Description

この考案は、電気工事や建築工事等において、被測定面の水平度や垂直度を測定するための水準器に関するものである。
従来、この種の水準器としては、例えば、図16に示したようなものが存在する。この水準器は、透明の合成樹脂製とした直方体形状のレベル本体21の内部に短手方向と長手方向に沿って垂直度、水平度を測定するための透明の気泡管部2、2を互いに直交する方向に設けたものとしている(特許文献1)。
そして、前記気泡管部2の内方部の空間Saは、中央部両側に水平状態を確認するためのマークとなる環状線K、Kが設けられ、その空間Saには気泡を残して液体を充填し、合成樹脂製の止栓Pで密閉している。前記気泡管部2の外方部の空間Sbは、磁石Mを収納した合成樹脂製のキャップ3を充填して、このキャップ3の外周面3oを前記空間部Sbの内周面Siに接着させ、さらに前記キャップ3の頭部3h外面を前記レベル本体21の側壁面と面一になるようしたものとしている。
このように構成された従来の水準器は、被測定面が金属面で水平、垂直、直角の測定を行う場合に、この金属面に吸着させることにより、測定作業の利便性が図れるとしている。
さらに、この種の水準器としては、例えば、図17(a)(b)に示したようなものが存在する。この水準器は、透明の合成樹脂製とした縦長の平坦な略直方体形状の二個のレベル本体31、32を組み合わせてなるものとしている(特許文献2)。
そして、一方のレベル本体31は、このレベル本体31の短手方向の内部に、水平度を測定するための透明の気泡管部2を水平方向に設けたものとしており、前記気泡管部2と直交する方向のレベル本体31の側壁面に、磁石M1 を取り付けたものとしている。
前記気泡管部2の内方部の空間Saは、中央部両側に水平状態を確認するためのマークとなる環状線K、Kが設けられ、その空間Saには気泡を残して液体を充填し、合成樹脂製の止栓Pで密閉している。前記気泡管部2の外方部の空間Sbは、磁石M1 を収納した合成樹脂製のキャップ3を充填して、このキャップ3の外周面3oを前記空間部Sbの内周面Siに接着させ、さらに前記キャップ3の頭部3h外面を前記レベル本体31の側面壁と面一になるようにしたものとしている。さらに、前記レベル本体31は、気泡管部2を設けた側壁面の他の部分や、上側壁面または下側壁面の適当な部分には、これら側壁面や上側壁面または下側壁面から内部にかけてそれぞれ磁石M1 の設置穴6を設けたものとしている。これらの設置穴6には、磁石M1 を収納した合成樹脂製のキャップ3をそれぞれ充填して、これらキャップ3の外周面3oを前記設置穴6の内周面6iに接着させ、さらに前記キャップ3の頭部3h外面を前記レベル本体31の各側壁面と面一になるようにしたものとしている。
他方のレベル本体32は、このレベル本体32の長手方向の内部に、垂直度を測定するための透明の気泡管部2を垂直方向に設けたものとしており、前記気泡管部2と平行な方向のレベル本体32の側壁面に、前記レベル本体31に取り付けた磁石M1 に対向して、この磁石M1 と引き合う磁石M2 を取り付けたものとしている。
前記気泡管部2の内方部の空間Saは、中央部両側に水平状態を確認するためのマークとなる環状線K、Kが設けられ、その空間Saには気泡を残して液体を充填し、合成樹脂製の止栓Pで密閉している。前記気泡管部2の外方部の空間Sbは、磁石M2 を収納した合成樹脂製のキャップ3を充填して、このキャップ3の外周面3oを前記空間部Sbの内周面Siに接着させ、さらに前記キャップ3の頭部3h外面を前記レベル本体32の上側壁面または下側壁面と面一になるようにしたものとしている。さらに、前記レベル本体32は、左右側壁面の一方の側壁面の適当な部分には、この側壁面から内部にかけて磁石M2 の設置穴6を設けたものとしている。これらの設置穴6には、磁石M2 を収納した合成樹脂製のキャップ3をそれぞれ充填して、これらキャップ3の外周面3oを前記設置穴6の内周面6iに接着させ、さらに前記キャップ3の頭部3h外面を前記レベル本体32の側壁面と面一になるようにしたものとしている。
このように構成された従来の水準器は、図18に示したように、電線、ケーブルなどのダクトの配設を行う場合に用いられる。すなわち、前記ダクトDの分割体D1 の外側面にレベル本体31をあてがうと共に、この分割体D1 の内側面にレベル本体32をあてがって、レベル本体31の磁石M1 とレベル本体32の磁石M2 を引き付け合わせることにより、ダクトDの分割体D1 にこの考案の水準器を設置し、このダクトDの分割体D1 の垂直度や水平度を測定できるとしている。
実用新案登録第3152031号公報 実用新案登録第3161116号公報
上記従来の水準器では、磁石を収納したキャップの外周面を、前記空間部Sbの内周面Siや設置穴6の内周面6iに接着させるには、接着剤を使用するが、この接着剤を使用する接着作業は、作業性が悪いうえに、前記空間部Sbや設置穴6から接着剤が食み出して、レベル本体21の側壁面を汚してしまうことがあるという問題点を有していた。
さらに、上記従来の水準器では、磁石M、M1 、M2 を収納したキャップ3の外周面3oを、前記空間部Sbの内周面Siや設置穴6の内周面6iに接着させるには、接着剤を使用しているため、自動車内などの昼夜における温度差の激しい場所に放置しておくと、ヒートサイクルによって接着剤が劣化し、磁石M、M1 、M2 を収納したキャップ3が外れてしまうことがあるという問題点を有していた。
また、上記従来の図16に示した水準器では、磁石Mの磁力を強いものにしないと、被測定面である金属面にしっかりと吸着させることができず、被測定面から浮いたり、ずれたりして正確な測定作業を行うことができない。しかしながら、この水準器では、測定作業が終わり、金属面に吸着した磁石Mをその金属面から取り去るときに、大きな吸引力が作用するので、長年の使用においては、キャップ3の外周面3oと空間部Sbの内周面Siとの接着が外れてしまうことがあるため、磁石Mの磁力をあまり強いものにすることができないという問題点を有していた。
さらに、上記従来の図17(a)(b)に示した水準器でも、磁石M1 と磁石M2 の磁力を強いものにしないと、ダクトDを挟んで磁石M1 と磁石M2 をしっかりと引き付け合わせることができず、ダクドDの測定面から浮いたり、ずれたりして正確な測定作業を行うことができない。しかしながら、この水準器でも、測定作業が終わり、磁石M1 と磁石M2 をダクトDから取り去るときに、大きな吸引力が作用するので、長年の使用においては、キャップ3の外周面3oと空間部Sbの内周面Siとの接着が外れたり、キャップ3の外周面3oと設置穴6の内周面6iとのそれぞれの接着が外れてしまうことがあるため、磁石M1 と磁石M2 の磁力をあまり強いものにすることができないという問題点を有していた。
そこで、この考案は、上記従来の問題点を解決することをその課題としており、接着剤を使用することなく、磁石を収納したキャップを、気泡管部や設置穴に簡単にしかも堅固に取り付けることができるようにすると共に、レベル本体の側壁面を汚してしまうことがなく、ヒートサイクルによっても劣化せず、磁石を収納したキャップが長年の使用によっても外れてしまうことがなく、しかも磁石の磁力を強いものにしても、その磁石を収納したキャップが気泡管部や設置穴から外れることがないようにし、被測定面からレベル本体が浮いたり、ずれたりすることがなく、正確な測定作業を行うことができる水準器を提供することを目的としてなされたものである。
この考案の水準器は、透明の合成樹脂製とした直方体形状のレベル本体1の内部に垂直度または/および水平度を測定するための透明の気泡管部2を設け、この気泡管部2の外方部の空間Sbの開口端に嵌合凸部4を設けたものとし、さらに合成樹脂製のキャップ3に磁石Mを収納し、このキャップ3の頭部3h周端に嵌合凹部5を設けたものとし、前記気泡管部2の空間Sbに前記キャップ3を充填して、前記空間Sbの開口端の嵌合凸部4と前記キャップ3の頭部3h周端の嵌合凹部5とを凹凸嵌合させ、前記キャップ3の頭部3h外面を前記レベル本体1の側壁面と面一になるようにしたものとしている。
さらに、この考案の水準器は、透明の合成樹脂製とした直方体形状のレベル本体11の内部に垂直度または/および水平度を測定するための透明の気泡管部2を設け、この気泡管部2を設けたレベル本体11の側壁面またはレベル本体11の他の側壁面からレベル本体11の内部にかけて設置穴6を設けたものとし、前記気泡管部2の外方部の空間Sbの開口端に嵌合凸部4を設けると共に、前記設置穴6の開口端に嵌合凸部4を設け、さらに合成樹脂製のキャップ3に磁石M1 を収納し、このキャップ3の頭部3h周端に嵌合凹部5を設け、前記気泡管部2の空間Sbおよび前記設置穴6に前記キャップ3をそれぞれ充填して、前記空間Sbの開口端の嵌合凸部4および設置穴6の開口端の嵌合凸部4と、前記キャップ3の頭部3h周端の嵌合凹部5とを凹凸嵌合させ、さらに前記キャップ3の頭部3h外面を前記レベル本体11の側壁面と面一になるようにしたものとしている。
そして、この考案の水準器は、透明の合成樹脂製とした縦長の平坦な略直方体形状の二個のレベル本体11、12を組み合わせてなるものとしている。
一方のレベル本体11には水平度を測定するための透明の気泡管部2を設け、この気泡管部2を設けたレベル本体11の側壁面またはレベル本体11の他の側壁面からレベル本体11の内部にかけて設置穴6を設けたものとし、前記気泡管部2の外方部の空間Sbの開口端に嵌合凸部4を設けると共に、前記設置穴6の開口端に嵌合凸部4を設け、さらに合成樹脂製のキャップ3に磁石M1 を収納し、このキャップ3の頭部3h周端に嵌合凹部5を設け、前記気泡管部2の空間Sbおよび前記設置穴6に前記キャップ3をそれぞれ充填して、前記空間Sbの開口端の嵌合凸部4および設置穴6の開口端の嵌合凸部4と、前記キャップ3の頭部3h周端の嵌合凹部5とを凹凸嵌合させ、さらに前記キャップ3の頭部3h外面を前記レベル本体11の側壁面と面一になるようにしたものとしている。
さらに、他方のレベル本体12には垂直度を測定するための透明の気泡管部2を設け、この気泡管部2を設けたレベル本体12の側壁面またはレベル本体12の他の側壁面からレベル本体12の内部にかけて設置穴6を設けたものとし、前記気泡管部2の外方部の空間Sbの開口端に嵌合凸部4を設けると共に、前記設置穴6の開口端に嵌合凸部4を設け、さらに合成樹脂製のキャップ3に、前記磁石M1 に対向して、この磁石M1 と引き合う磁石M2 を収納し、このキャップ3の頭部3h周端に嵌合凹部5を設け、前記気泡管部2の空間Sbおよび前記設置穴6に前記キャップ3をそれぞれ充填して、前記空間Sbの開口端の嵌合凸部4および設置穴6の開口端の嵌合凸部4と、前記キャップ3の頭部3h周端の嵌合凹部5とを凹凸嵌合させ、さらに前記キャップ3の頭部3h外面を前記レベル本体12の側壁面と面一になるようにしたものとしている。
そして、この考案の水準器は、前記レベル体1、11、12を硬質の合成樹脂製とし、前記キャップ3を前記レベル体1、11、12より軟質の合成樹脂製としている。
この考案の水準器は、以上に述べたように構成されているので、接着剤を使用することなく、磁石を収納したキャップを、気泡管部や設置穴に簡単にしかも堅固に取り付けることができるものとなると共にレベル本体の側壁面を汚してしまうことがなくなり、さらにヒートサイクルによっても劣化せず、磁石を収納したキャップが長年の使用によっても外れてしまうことがなくなり、いつまでも正確な測定作業を行うことができるものとなった。
また、この考案の水準器は、磁石の磁力を強いものにしても、その磁石を収納したキャップが気泡管部や設置穴から外れることがなくなり、被測定面からレベル本体が浮いたり、ずれたりすることがなく、正確な測定作業を行うことができるものとなった。
この考案の水準器の第一実施形態を示す斜視図である。 図1に示すこの考案の水準器の正面図である。 (a)は図2中のA−A線によるこの考案の水準器の断面面であり、(b)は(a)の円で囲んだ部分の拡大断面図である。 図3に示したこの考案の水準器の要部分解斜視図である。 この考案の水準器の第二実施形態を示す斜視図である。 図5に示すこの考案の水準器の一方のレベル本体の正面図である。 (a)は図6中のB−B線によるこの考案の水準器の断面面であり、(b)は(a)の円で囲んだ部分の拡大断面図である。 図7に示したこの考案の水準器の要部分解斜視図である。 (a)は図6中のC−C線によるこの考案の水準器の断面図であり、(b)は(a)の円で囲んだ部分の拡大断面図である。 図9に示したこの考案の水準器の要部分解斜視図である。 図5に示すこの考案の水準器の他方のレベル本体の正面図である。 (a)は図11中のD−D線によるこの考案の水準器の断面図であり、(b)は(a)の円で囲んだ部分の拡大断面図である。 図12に示したこの考案の水準器の要部分解斜視図である。 (a)は図11中のE−E線によるこの考案の水準器の断面面であり、(b)は(a)の円で囲んだ部分の拡大断面図である。 図14に示したこの考案の水準器の要部分解斜視図である。 従来の水準器の一例を示す分解斜視図である。 従来の水準器の他の例を示しており、二個一組とした水準器であり、その水準器の一方の分解斜視図である。 図17aに示す従来の水準器の他方の分解斜視図である。 図17a、図17bの従来の水準器の使用状態を示す説明図である。
以下、この考案の水準器を実施するための形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
第一実施形態としたこの考案の水準器は、図1〜4に示したように、透明の合成樹脂製とした直方体形状のレベル本体1の内部に短手方向に沿って垂直度を測定するための透明の気泡管部2と、前記レベル本体1の内部に長手方向に沿って水平度を測定するための透明の気泡管部2とを互いに直交する方向に設けている。なお、この考案の水準器は、前記レベル本体1の内部に垂直度または水平度を測定するための透明の気泡管部2の一方のみを設けたものとしてもよい。
前記レベル本体1は、前壁面1a、後壁面1b、上側壁面1c、下側壁面1d、左側壁面1e、右側壁面1fを有したものとしており、図示したものの実寸は、短手方向の寸法を50〜60mmとし、長手方向の寸法を90〜100mmとし、厚さを10〜20mmとしているが、特に限定されるものではない。また、前記レベル本体1は、前壁面1aの中央から後壁面1bの中央にかけて罫書き用の孔Hを貫通させたものとしているが、この孔Hも必要に応じて設ければよい。さらに、前記レベル本体1には、必要に応じ、前壁面1aの少なくとも互いに直交する端縁に寸法測定用の目盛り(図示せず)を設けておくこともできる。
前記気泡管部2は、レベル本体1の互いに直交する側壁面(図示したものでは下側壁面1dと右側壁面1f)から内部にかけて穿設されており、それぞれ内方部の空間Saと外方部の空間Sbとが連設されたものとしており、内方部の空間Saは中央部がわずかに膨らんだ円柱形状に形成しており、外方部の空間Sbは内方部の空間Saより少し径の大きい円柱形状に形成している。
前記気泡管部2の内方部の空間Saは、中央部両側に水平状態を確認するためのマークとなる環状線K、Kが設けられ、その空間Saには気泡Bを残して液体Lを充填し、合成樹脂製の止栓Pで密閉している。
前記気泡管部2の外方部の空間Sbは、その開口端に嵌合凸部4を設けたものとし、さらに合成樹脂製のキャップ3に磁石Mを収納し、このキャップ3の頭部3h周端に嵌合凹部5を設けたものとし、前記気泡管部2の空間Sbに前記キャップ3を充填して、前記空間Sbの開口端の嵌合凸部4と前記キャップ3の頭部3h周端の嵌合凹部5とを凹凸嵌合させたものとしている。そして、前記キャップ3の頭部3h外面を前記レベル本体1の側壁面と面一になるようしたものとしている。
第二実施形態としたこの考案の水準器は、図5〜15に示したように、透明の合成樹脂製とした縦長の平坦な略直方体形状の二個のレベル本体11、12を組み合わせてなるものとしている。なお、一方のレベル本体11は、他方のレベル本体12より大きくしているが、逆に他方のレベル本体12より小さくすることも、他方のレベル本体12と同じ大きさにすることもできる。また、この考案の水準器は、前記レベル本体11、12を組み合わせてなるものとすることなく、レベル本体11を単独とした第三実施例として実施することも、レベル本体12を単独とした第四実施例として実施することもできる。
一方のレベル本体11は、このレベル本体11の短手方向の内部に、水平度を測定するための透明の気泡管部2を水平方向に設けたものとしており、前記気泡管部2と直交する方向のレベル本体11の側壁面に、磁石M1 を取り付けたものとしている。さらに、前記レベル本体11は、必要に応じて、略直方体形状の任意の角部において、45度の角度に傾斜させて透明の気泡管部2を設けたものとしている。また、前記レベル本体11は、必要に応じて、前記水平度を測定するための気泡管部2と平行な方向のレベル本体11の側壁面に、磁石M1 を取り付けたものとしている。なお、前記レベル本体11は、このレベル本体11の長手方向の内部に、垂直度を測定するための透明の気泡管部2を垂直方向に設けたものとすることもできる。
他方のレベル本体12は、このレベル本体12の長手方向の内部に、垂直度を測定するための透明の気泡管部2を垂直方向に設けたものとしており、前記気泡管部2と平行な方向のレベル本体12の側壁面に、前記レベル本体11に取り付けた磁石M1 に対向して、この磁石M1 と引き合う磁石M2 を取り付けたものとしている。さらに、前記レベル本体12は、必要に応じて、前記気泡管部2と直交する方向のレベル本体12の側壁面に、前記レベル本体11に取り付けたそれぞれの磁石M1 と引き合う磁石M2 を取り付けたものとしている。なお、前記レベル本体12は、このレベル本体12の短手方向の内部に、水平度を測定するための透明の気泡管部2を水平方向に設けたものとすることもできる。
前記レベル本体11は、前壁面11a、後壁面11b、上側壁面11c、下側壁面11d、左側壁面11e、右側壁面11fを有したものとしており、図示したものの実寸は、短手方向の寸法を40〜60mm、好ましくは50mmとし、長手方向の寸法を90〜110mm、好ましくは100mmとし、厚さを10〜20mm、好ましくは15mmとしているが、特に限定されるものではない。また、前記レベル本体11は、前壁面11aの中央から後壁面11bの中央にかけて罫書き用の孔Hを貫通させたものとしているが、この孔Hは必要に応じて設ければよい。さらに、前記レベル本体11には、必要に応じ、前壁面11aまたは後壁面11bの端縁に寸法測定用の目盛り(図示せず)を設けておくこともできる。
前記レベル本体12は、前壁面12a、後壁面12b、上側壁面12c、下側壁面12d、左側壁面12e、右側壁面12fを有したものとしており、図示したものの実寸は、短手方向の寸法を20〜40mm、好ましくは30mmとし、長手方向の寸法を60〜80mm、好ましくは70mmとし、厚さを10〜20mm、好ましくは15mmとしているが、特に限定されるものではない。
前記レベル本体11に設けた気泡管部2は、レベル本体11の左右側壁面11e、11fの一方の側壁面から内部にかけて水平方向に穿設されており、内方部の空間Saと外方部の空間Sbとが連設されたものとしており、内方部の空間Saは中央部がわずかに膨らんだ円柱形状に形成しており、外方部の空間Sbは内方部の空間Saより少し径の大きい円柱形状に形成している。
前記気泡管部2の内方部の空間Saは、中央部両側に水平状態を確認するためのマークとなる環状線K、Kが設けられ、その空間Saには気泡Bを残して液体Lを収容し、合成樹脂製の止栓Pで密閉している。
前記気泡管部2の外方部の空間Sbは、その開口端に嵌合凸部4を設けたものとし、さらに合成樹脂製のキャップ3に磁石M1 を収納し、このキャップ3の頭部3h周端に嵌合凹部5を設けたものとし、前記気泡管部2の空間Sbに前記キャップ3を充填して、前記空間Sbの開口端の嵌合凸部4と前記キャップ3の頭部3h周端の嵌合凹部5とを凹凸嵌合させたものとしている。さらに、前記キャップ3の頭部3h外面を前記レベル本体11の側壁面と面一になるようしたものとしている。
前記レベル本体11に45度の角度に傾斜させて設けた気泡管部2は、レベル本体11の左側壁面11eまたは右側壁面11fの一方と、上側壁面11cまたは下側壁面11dの一方が交差する角部を落として傾斜壁面11gとし、この傾斜壁面11gから内部にかけて穿設されており、内方部の空間Saと外方部の空間Sbとが連設されたものとしており、内方部の空間Saは中央部がわずかに膨らんだ円柱形状に形成しており、外方部の空間Sbは内方部の空間Saより少し径の大きい円柱形状に形成している。
前記気泡管部2は、内方部の空間Saには、中央部両側に水平状態を確認するためのマークとなる環状線K、Kが設けられ、気泡Bを残して液体Lを収容し、外方部の空間Sbには、合成樹脂製の止栓Pを充填して、この止栓Pで密閉している。
さらに、前記レベル本体11は、気泡管部2を設けた側壁面や他の側壁面である上側壁面11cまたは下側壁面11dから内部にかけてそれぞれ磁石M1 の設置穴6を設けたものとしている。これらの設置穴6には、その開口端に嵌合凸部4を設けたものとし、さらに合成樹脂製のキャップ3に磁石M1 を収納し、このキャップ3の頭部3h周端に嵌合凹部5を設け、前記設置穴6に前記キャップ3をそれぞれ充填して、前記設置穴6の開口端の嵌合凸部4と前記キャップ3の頭部3h周端の嵌合凹部5とを凹凸嵌合させたものとしている。そして、前記キャップ3の頭部3h外面を前記レベル本体11の側壁面と面一になるようしたものとしている。
前記レベル本体12に設けた気泡管部2は、レベル本体12の上側壁面12cまたは下側壁面12dから内部にかけて垂直方向に穿設されており、内方部の空間Saと外方部の空間Sbとが連設されたものとしており、内方部の空間Saは中央部がわずかに膨らんだ円柱形状に形成しており、外方部の空間Sbは内方部の空間Saより少し径の大きい円柱形状に形成している。
前記気泡管部2の内方部の空間Saは、中央部両側に水平状態を確認するためのマークとなる環状線K、Kが設けられ、その空間Saには気泡Bを残して液体Lを収容し、合成樹脂製の止栓Pで密閉している。
前記気泡管部2の外方部の空間Sbは、その開口端に嵌合凸部4を設けたものとし、さらに合成樹脂製のキャップ3に磁石M2 を収納し、このキャップ3の頭部3h周端に嵌合凹部5を設けたものとし、前記気泡管部2の空間Sbに前記キャップ3を充填して、前記空間Sbの開口端の嵌合凸部4と前記キャップ3の頭部3h周端の嵌合凹部5とを凹凸嵌合させたものとしている。さらに、前記キャップ3の頭部3h外面を前記レベル本体12の側壁面と面一になるようしたものとしている。
さらに、前記レベル本体12は、左右側壁面12e、12fの一方の側壁面から内部にかけて磁石M2 の設置穴6を設けたものとしている。これらの設置穴6には、その開口端に嵌合凸部4を設けたものとし、さらに合成樹脂製のキャップ3に磁石M2 を収納し、このキャップ3の頭部3h周端に嵌合凹部5を設け、前記設置穴6に前記キャップ3をそれぞれ充填して、前記設置穴6の開口端の嵌合凸部4と前記キャップ3の頭部3h周端の嵌合凹部5とを凹凸嵌合させたものとしている。さらに、前記キャップ3の頭部3h外面を前記レベル本体12の側壁面と面一になるようしたものとしている。
なお、この考案において「透明」とは、レベル本体1、11、12の内部に設けた気泡管部2が視認できたり、この気泡管部2内の気泡Bが視認できる程度の透明度であればよい。
さらに、この考案において前記レベル体1、11、12は、アクリル樹脂等の硬質の合成樹脂製とし、前記キャップ3は、ポリプロピレン等の前記レベル体1、11、12より軟質の合成樹脂製とするのが、このキャップ3と、前記空間Sbまたは設置穴6との凹凸嵌合がし易いものとなるので好ましい。
また、この考案において前記磁石M、M1 、M2 は、ボタン形の磁石体としており、例えば直径が10mm程度で、厚さが5mm程度のものが使用できる。
さらに、この考案において前記気泡管部2に収容される液体Lは、これらの気泡管部2に直に充填することにより収容したものとしてもよいが、中央部がわずかに膨らんだ円柱形状のチューブ(図示せず)に液体Lを収容してから、このチューブを気泡管部2にそれぞれ充填することにより収容したものとしてもよい。この場合には、前記環状線K、Kもこのチューブに設けたものとすることもできる。
したがって、この考案の水準器は、磁石M、M1 、M2 を収納したキャップ3を気泡管部2の空間Sbおよび設置穴6に簡単にしかも堅固に取り付けることができるものとなり、その取り付けの作業性が良くなる。また、接着剤を使用していないので、レベル本体1、11、12の側壁面を汚してしまうことがなくなり、さらにヒートサイクルによっても劣化せず、磁石M、M1 、M2 を収納したキャップ3が長年の使用によっても外れてしまうこともなく、いつまでも正確な測定作業を行うことができるものとなる。
なお、この考案の水準器は、前記キャップ3の頭部3h外面を前記レベル本体1、11、12の側壁面と面一になるようにするには、バフ研磨するが、このバフ研磨をする場合にも、前記キャップ3は気泡管部2の空間Sbおよび設置穴6から非常に外れ難いものとなっているので、レベル本体1、11、12から磁石M、M1 、M2 を収納したキャップ3が外れてしまうようなこともないものとなる。
1 レベル本体
2 気泡管部
3 キャップ
3h 頭部
4 嵌合凸部
5 嵌合凹部
6 設置穴
11 レベル本体
12 レベル本体
M 磁石
M1 磁石
M2 磁石
Sa 空間
Sb 空間

Claims (4)

  1. 透明の合成樹脂製とした直方体形状のレベル本体(1)の内部に垂直度または/および水平度を測定するための透明の気泡管部(2)を設け、この気泡管部(2)の外方部の空間(Sb)の開口端に嵌合凸部(4)を設けたものとし、さらに合成樹脂製のキャップ(3)に磁石(M)を収納し、このキャップ(3)の頭部(3h)周端に嵌合凹部(5)を設けたものとし、前記気泡管部(2)の空間(Sb)に前記キャップ(3)を充填して、前記空間(Sb)の開口端の嵌合凸部(4)と前記キャップ(3)の頭部(3h)周端の嵌合凹部(5)とを凹凸嵌合させ、前記キャップ(3)の頭部(3h)外面を前記レベル本体(1)の側壁面と面一になるようにしたことを特徴とする水準器。
  2. 透明の合成樹脂製とした直方体形状のレベル本体(11)の内部に垂直度または/および水平度を測定するための透明の気泡管部(2)を設け、この気泡管部(2)を設けたレベル本体(11)の側壁面またはレベル本体(11)の他の側壁面からレベル本体(11)の内部にかけて設置穴(6)を設けたものとし、前記気泡管部(2)の外方部の空間(Sb)の開口端に嵌合凸部(4)を設けると共に、前記設置穴(6)の開口端に嵌合凸部(4)を設け、さらに合成樹脂製のキャップ(3)に磁石(M1 )を収納し、このキャップ(3)の頭部(3h)周端に嵌合凹部(5)を設け、前記気泡管部(2)の空間(Sb)および前記設置穴(6)に前記キャップ(3)をそれぞれ充填して、前記空間(Sb)の開口端の嵌合凸部(4)および設置穴(6)の開口端の嵌合凸部(4)と、前記キャップ(3)の頭部(3h)周端の嵌合凹部(5)とを凹凸嵌合させ、さらに前記キャップ(3)の頭部(3h)外面を前記レベル本体(11)の側壁面と面一になるようにしたことを特徴とする水準器。
  3. 透明の合成樹脂製とした縦長の平坦な略直方体形状の二個のレベル本体(11、12)を組み合わせてなるものとし、
    一方のレベル本体(11)に水平度を測定するための透明の気泡管部(2)を設け、この気泡管部(2)を設けたレベル本体(11)の側壁面またはレベル本体(11)の他の側壁面からレベル本体(11)の内部にかけて設置穴(6)を設けたものとし、前記気泡管部(2)の外方部の空間(Sb)の開口端に嵌合凸部(4)を設けると共に、前記設置穴(6)の開口端に嵌合凸部(4)を設け、さらに合成樹脂製のキャップ(3)に磁石(M1 )を収納し、このキャップ(3)の頭部(3h)周端に嵌合凹部(5)を設け、前記気泡管部(2)の空間(Sb)および前記設置穴(6)に前記キャップ(3)をそれぞれ充填して、前記空間(Sb)の開口端の嵌合凸部(4)および設置穴(6)の開口端の嵌合凸部(4)と、前記キャップ(3)の頭部(3h)周端の嵌合凹部(5)とを凹凸嵌合させ、さらに前記キャップ(3)の頭部(3h)外面を前記レベル本体(11)の側壁面と面一になるようにしたものとし、
    さらに他方のレベル本体(12)に垂直度を測定するための透明の気泡管部(2)を設け、この気泡管部(2)を設けたレベル本体(12)の側壁面またはレベル本体(12)の他の側壁面からレベル本体(12)の内部にかけて設置穴(6)を設けたものとし、前記気泡管部(2)の外方部の空間(Sb)の開口端に嵌合凸部(4)を設けると共に、前記設置穴(6)の開口端に嵌合凸部(4)を設け、さらに合成樹脂製のキャップ(3)に、前記磁石(M1 )に対向して、この磁石(M1 )と引き合う磁石(M2 )を収納し、このキャップ(3)の頭部(3h)周端に嵌合凹部(5)を設け、前記気泡管部(2)の空間(Sb)および前記設置穴(6)に前記キャップ(3)をそれぞれ充填して、前記空間(Sb)の開口端の嵌合凸部(4)および設置穴(6)の開口端の嵌合凸部(4)と、前記キャップ(3)の頭部(3h)周端の嵌合凹部(5)とを凹凸嵌合させ、さらに前記キャップ3の頭部(3h)外面を前記レベル本体(12)の側壁面と面一になるようにしたことを特徴とする水準器。
  4. 前記レベル体(1、11、12)を硬質の合成樹脂製とし、前記キャップ(3)を前記レベル体(1、11、12)より軟質の合成樹脂製としたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の水準器。
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